JP2016205239A - 内燃機関の過給システム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、内燃機関の過給システムに関し、電動コンプレッサの過給応答性に留まらず、ターボチャージャの過給応答性をも改善することを目的とする。【解決手段】電動コンプレッサ16と直列にターボチャージャ26のコンプレッサ28を配置する。電動コンプレッサ16及びターボチャージャ26のコンプレッサ28をバイパスして吸気通路14と内燃機関10を連通させる循環路34を設ける。循環路34に循環弁36を設ける。電動コンプレッサ16、ターボチャージャ26、及び循環路34を還流する循環流(4)が生じるように電動コンプレッサ16及び循環弁36を制御することにより、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26の双方に予回転を生じさせる。【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の過給システムに係り、特に、車載用内燃機関との組み合わせに適した過給システムに関する。
特許文献1には、電動コンプレッサを用いた内燃機関の過給システムが開示されている。このシステムは、吸気通路に配置された電動コンプレッサを備えている。吸気通路には、電動コンプレッサをバイパスするバイパス路と、バイパス路に配置されたバイパス弁を備えている。
上記従来のシステムでは、過給の必要がない場合には、バイパス弁が開かれ、かつ電動コンプレッサが停止状態とされる。この場合、空気はバイパス弁を流通して内燃機関に供給されることになる。一方、過給が必要な場面では、バイパス弁が閉じられた状態で電動コンプレッサが作動させられる。この場合、内燃機関には、電動コンプレッサの吐出空気が供給されることになる。
ところで、上記従来のシステムは、内燃機関の運転状態が過給領域に移行する前に、過給の応答性を高めるべく、電動コンプレッサの予回転制御を実行することができる。予回転制御では、バイパス弁が開かれた状態で電動コンプレッサが作動させられる。この場合、電動コンプレッサから吐出された空気の一部は、バイパス路を逆流して電動コンプレッサの吸入側に循環する。
このように、予回転制御によれば、電動コンプレッサに予回転を与え、かつ、電動コンプレッサを通過する循環流を発生させておくことができる。過給の開始に先立ってこのような状態を作り出しておくと、過給の開始に伴って優れた応答性をもって内燃機関に圧縮空気を供給し始めることができる。このため、上記従来のシステムによれば、優れた過給応答性を実現することができる。
特開2007−187080号公報 特開2008−280923号公報 特開2007−182795号公報 特開2003−227342号公報
内燃機関の過給機としては、上述した電動コンプレッサの他に、例えばターボチャージャが知られている。そして、所謂ターボラグを解消する手法としては、電動コンプレッサとターボチャージャとを直列に配置して用いることが考えられる。このような構成によれば、加速要求が生じた後、排気圧が立ち上がるまでの期間中、電動コンプレッサにより過給をアシストすることができ、優れた過給応答性を得ることができる。
更に、ターボチャージャと組み合わせる電動コンプレッサについて、上述した予回転制御を行うこととすれば、電動コンプレッサによる過給アシストの応答性を高めることができる。従って、このような組み合わせによれば、内燃機関に対して、優れた加速応答性を付与することができる。
しかしながら、上記従来の予回転制御は、電動コンプレッサの過給応答性を改善するに留まり、ターボチャージャの過給応答性を改善する機能は有していない。この点、上記従来の過給システムは、ターボチャージャと組み合わせた場合に、必ずしも最適なシステムを実現し得るものではない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電動コンプレッサの過給応答性に留まらず、ターボチャージャの過給応答性をも改善することのできる内燃機関の過給システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の過給システムであって、
電動コンプレッサと、
前記電動コンプレッサと直列に配置されるコンプレッサを備えるターボチャージャと、
前記電動コンプレッサ及び前記コンプレッサをバイパスして吸気通路と内燃機関とを連通させる循環路と、
前記循環路の通気面積を調整する循環弁と、を備え、
前記電動コンプレッサをバイパスして前記吸気通路と前記コンプレッサとを連通させるバイパス路と、
前記バイパス路の通気面積を調整するバイパス弁と、を備え、
前記電動コンプレッサと前記ターボチャージャに予回転を生じさせる予回転モードを実行する予回転モード制御手段をさらに備え、
前記予回転モード制御手段は、前記電動コンプレッサを作動させ、前記バイパス弁を閉じ、かつ前記循環弁を開くことにより前記予回転モードを実行することを特徴とする。
第1の発明において予回転モードが実行されると、電動コンプレッサの吐出空気によって、電動コンプレッサ、ターボチャージャのコンプレッサ、及び循環路を還流する循環流が生成される。このような循環流が生成されると、その流速によりターボチャージャに予回転が与えられる。つまり、本発明によれば、予回転モードによって、電動コンプレッサ及びターボチャージャの双方に予回転を与え、かつ、それら双方を流通する循環流を発生させることができる。これらの予回転及び循環流が発生した状態で過給を開始すれば、極めて優れた過給応答性を実現することができる。このため、本発明によれば、内燃機関に対して極めて優れた加速応答性を付与することができる。
本発明の実施の形態1の構成を示す図である。 図1に示す構成の基本動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態1で用いられる予回転領域を説明するための図である。 本発明の実施の形態1において実行されるルーチンのフローチャートである。 図4に示すルーチンにより実現される動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は本発明の実施の形態1の構成を説明するための図である。図1に示すように、本実施形態は、内燃機関10を備えている。内燃機関10の吸気マニホールド12には吸気通路14が連通している。
吸気通路14は、電動コンプレッサ16を備えている。電動コンプレッサ16は、コンプレッサ18と電動機20を備えている。コンプレッサ18は、電動機20に駆動されることにより、図示しないエアクリーナ側から吸入した空気を吐出口から吐出することができる。
吸気通路14には、電動コンプレッサ16をバイパスするバイパス路22が設けられている。バイパス路22には、バイパス弁24が設けられている。バイパス弁24は、外部からの信号を受けて開閉することで、バイパス路22を導通状態又は遮断状態とすることができる。
電動コンプレッサ16の吐出口は、バイパス路22と共に、ターボチャージャ26のコンプレッサ28に連通している。コンプレッサ28は、ターボチャージャ26のタービン30に連結されている。タービン30は、内燃機関10の排気通路31に配置されており、排気マニホールド32に連通している。コンプレッサ28は、タービン30に駆動されることにより、吸入した空気を圧縮して吐出することができる。コンプレッサ28の吐出口は、インタークーラ33を介して、内燃機関10の吸気マニホールド12に連通している。
吸気通路14には、直列に配置されている電動コンプレッサ16とコンプレッサ28の双方をバイパスする循環路34が設けられている。循環路34は、より具体的には、インタークーラ33の出口と、電動コンプレッサ16の吸入口とを連通するように設けられている。また、循環路34には、外部からの信号を受けて開閉する循環弁36が設けられている。循環弁36によれば、循環路34の導通状態と遮断状態とを切り替えることができる。
本実施形態のシステムは、電子制御ユニット(ECU)40を備えている。ECU40は、入出力インターフェース、CPU、メモリ等のハードウェアを備えると共に、後述するルーチンを実行するためのプログラムを記憶している。ECU40には、図1に示すように、機関回転速度センサ(NEセンサ)42、アクセル開度センサ(Accセンサ)44、過給圧センサ(Pinセンサ)46など、内燃機関10に搭載される各種センサが接続されている。ECU40は、それらのセンサから供給される各種情報に基づいて、バイパス弁24及び循環弁36に対して開度指令を与えることができ、更に、電動コンプレッサ16に駆動信号を与えることができる。
[図1に示す構成の基本動作]
図2は、図1に示す構成の基本動作を説明するための図である。図2中に符号(1)を付して示す矢印は、通常時に用いられる吸気流を示す。吸気流(1)は、下記の条件1により発生させることができる。
≪条件1≫
バイパス弁24 :開弁
循環弁36 :閉弁
電動コンプレッサ16:停止
条件1の下では、内燃機関10に対して、ターボチャージャ26が単独で生成した過給空気を供給することができる。
図2中に符号(2)を付して示す矢印は、電動コンプレッサ16によるアシストが働いている場合に生ずるアシスト流を示す。アシスト流(2)は、下記の条件2により発生させることができる。
≪条件2≫
バイパス弁24 :閉弁
循環弁36 :閉弁
電動コンプレッサ16:作動
この条件2の下では、電動コンプレッサ16によるアシスト流(2)がターボチャージャ26のコンプレッサ28に供給される。従って、内燃機関10には、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26の双方で圧縮された過給空気を供給することができる。
図2中に符号(3)を付して示す矢印は、電動コンプレッサ16に予回転を与えるための循環流を示す。循環流(3)は、下記の条件3により発生させることができる。
≪条件3≫
バイパス弁24 :開弁
電動コンプレッサ16:作動
上記の条件3によれば、内燃機関10に対して過給空気を供給することなく、電動コンプレッサ16に予回転を与え、かつ、電動コンプレッサ16内を順方向に流通する空気の流れを発生させることができる。内燃機関10に対して加速要求が生じた場合、その後速やかに過給圧を上昇させ得ることが望ましい。特に、電動コンプレッサ16によるアシストを必要とする状態で加速要求が生じた際には、その後速やかに、電動コンプレッサ16によるアシスト流(2)を立ち上げ得ることが望ましい。電動コンプレッサ16に予回転を与えておき、かつ、その内部に循環流(3)を発生させておけば、上記の条件2への切り替えの後、即座にアシスト流(2)を発生させることができる。この点、上記条件3は、内燃機関10の過給応答性を改善するうえで有用である。
図2中に符号(4)を付して示す矢印は、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26の双方に予回転を与えるための循環流を示す。循環流(4)は、下記の条件4により発生させることができる。
≪条件4≫
バイパス弁24 :閉弁
循環弁36 :開弁
電動コンプレッサ16:作動
上記の条件4によれば、電動コンプレッサ16から吐出された空気はターボチャージャ26のコンプレッサ28に流入する。この空気は、ターボチャージャ26に予回転を与えた後、循環路34を通って電動コンプレッサ16の吸入口に循環する。つまり、上記の条件4によれば、電動コンプレッサ16に予回転を与え、その内部に吸気の流を発生させておくことに加えて、ターボチャージャ26にも予回転を与え、かつ、その内部にも吸気の流を発生させることができる。内燃機関10は、電動コンプレッサ16のみに予回転が与えられている場合に比して、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26の双方に予回転が与えられている場合の方が優れた過給応答性を示す。この点、本条件4による循環流(4)は、上記条件3による循環流(3)に比して、加速応答性の改善を図るうえで更に優れている。そこで、本実施形態では、電動コンプレッサ16によるアシスト流(2)を素早く立ち上げることが要求される運転領域では、加速要求の発生に先立って、本条件4により循環流(4)を発生させることとした。以下、循環流(4)を発生させる運転領域を「予回転領域」と称す。また、循環流(4)を発生させるモードを「予回転モード」と称す。
[実施の形態1の動作]
図3は、本実施形態における予回転領域を説明するための図である。上述した通り、予回転モードは、電動コンプレッサ16によるアシスト流(2)を素早く立ち上げることが要求される領域で実行すべきモードである。ターボチャージャ26は、排気圧がある程度高圧であれば電動コンプレッサ16によるアシストをさほど要せずに十分な過給圧を発生する能力を有している。このため、本実施形態では、図3に示す低負荷低回転領域を予回転領域として設定している。
図4は、本実施形態においてECU40が実行するルーチンのフローチャートである。図4に示すルーチンは、内燃機関10の始動と共に起動される。このルーチンが起動されると、先ず、バイパス弁24及び循環弁36が初期状態とされる。具体的には、バイパス弁24が開弁され、一方、循環弁36が閉弁される(ステップ100)。これにより、上記条件1が満たされ、内燃機関10にターボチャージャ26の過給圧が供給される状態が形成される。
次に、内燃機関10の運転領域が予回転領域であるかが判別される(ステップ102)。具体的には、現在の機関回転速度NE及びトルク(アクセル開度)が、図3に示す予回転領域に属しているか否かが判別される。
上記の判別が肯定された場合は、以後、循環流(4)を発生させるための処理が行われる。具体的には、電動コンプレッサ16に予回転の指令が発せられ、かつ、バイパス弁24に閉弁指令が、循環弁36に開弁指令が、それぞれ発せられる(ステップ104)。これにより、上記条件4が満たされ、直列に配置された2つのコンプレッサ18、28の双方を流れる循環流(4)が生成される。
上記の処理が終わると、次に、内燃機関10に加速要求が生じているかが判別される(ステップ106)。加速要求の有無は、例えばアクセル開度Accに基づいて公知の手法で判断することができる。本ステップ106にて加速要求が生じていないと判定された場合は、過給圧を高める必要がないと判断できる。この場合は、以後、ステップ100に戻って上記の処理が繰り返される。
一方、ステップ106にて加速要求が有ると判定された場合は、次に、電動コンプレッサ16によるアシスト要求が発生しているか否かが判定される(ステップ108)。ECU40は、目標過給圧のマップを記憶している。このマップには、内燃機関10の運転状態毎に、加速要求時に発生させるべき過給圧の目標値が定められている。本ステップ108では、現状の目標過給圧に対する過給圧Pin(実測値)の不足量が判定値を超えているか否かに基づいてアシスト要求の有無が判断される。
即ち、実測された過給圧Pinの不足量が判定値を超えている場合は、速やかに過給圧Pinを立ち上げる必要があると判断できる。この場合、電動コンプレッサ16によるアシスト要求が有ると判定され、バイパス弁24と循環弁36が共に閉弁される(ステップ110)。その結果、上述した条件2が成立し、ターボチャージャ26にアシスト流(2)が供給され始める。
この際、本実施形態のシステムでは、電動コンプレッサ16及びターボチャージャ26の双方に予回転が与えられている。また、直列に配置された2つのコンプレッサ18、28並びに循環路34を含む大きな経路内に循環流(4)が発生していることから、システムの内部には大きな循環エネルギーが蓄積されている。このため、上記ステップ110の処理が実行されると、その後速やかにターボチャージャ26の回転速度が上昇し、内燃機関10の過給圧Pinが極めて速やかに上昇する。
以後、アシストオフの判定がされるまで、ステップ110の設定状態が維持される(ステップ112)。ここで、アシストオフの判定は、過給圧Pinの実測値が十分に目標過給圧に近づいた時点でなされるものとする。
アシストオフが判定された場合は、電動コンプレッサ16によるアシストが最早必要でないと判断できる。この場合、初期状態に戻すべく、バイパス弁24が開弁され、かつ、循環弁36が閉弁される。その結果、ターボチャージャ26の過給圧が内燃機関10に供給される状態が再び形成される。
図4に示すルーチン中、ステップ108において、電動コンプレッサ16によるアシスト要求が無いと判断された場合は、ステップ110及び112の処理がジャンプされ、その後速やかにステップ114の処理が実行される。この場合、以後、ターボチャージャ26による過給が行われることになる。
この場合も、ステップ114の実行に先立って、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26双方の予回転が実行されており、かつ、大きな循環流(4)が発生している。このため、この場合においても、加速要求の発生後、内燃機関10の過給圧を極めて速やかに立ち上げることができる。
内燃機関10の運転領域が、図3に示す予回転領域を超えている場合は、ステップ102において、予回転領域の判定が否定される。この場合、初期状態(バイパス弁24開、循環弁36閉)が維持されたまま、加速要求の有無が判定される(ステップ116)。ここで、加速要求の有無は、上述したステップ106の場合と同様に判定される。
その結果、加速要求がないと判定された場合は、過給圧を立ち上げる必要がないため、以後、ステップ100移行の処理が再び実行される。一方、加速要求が有ると判定された場合は、ステップ116に続いて、電動コンプレッサ16によるアシスト要求が有るかが判別される(ステップ118)。ここで、アシスト要求の有無は、上記ステップ108の場合と同様に判定される。
予回転領域を超える運転領域でも、現実の過給圧Pinが目標過給圧から大きく乖離してしまう事態は生じ得る。このような場合には、上記ステップ118にて、電動コンプレッサ16によるアシストが必要であると判定される。この場合、以後、上述したステップ110以降の処理により、過給圧Pinが立ち上げられる。
一方、上記ステップ118において、電動コンプレッサ16によるアシスト要求は存在しないと判定された場合は、以後、初期状態を維持したまま今回のルーチンが終了される。この場合、内燃機関10には、ターボチャージャ26による過給空気が供給されることになる。
図5は、上記のルーチンが実行されることにより実現される本実施形態の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。図5は、時刻t1に予回転領域の判定がなされ(B)、バイパス弁24が閉(E)、循環弁36が開(F)、電動コンプレッサ16のアシスト信号がオン(D)とされた例を示している。その結果、時刻t1において、電動コンプレッサ16の回転速度は予回転の回転速度に上昇している(C)。
図5は、また、時刻t2においてアクセルが全開とされ(A)、電動コンプレッサ16によるアシスト要求と共に(D)、加速要求が生じた状態を示している。その結果、時刻t2以降、電動コンプレッサ16の回転速度は最大となり(C)、バイパス弁24及び循環弁36が共に閉弁されている。これによりアシスト流(2)がターボチャージャに供給され、速やかな過給圧上昇が図られている。
図5は、更に、時刻t3において、過給圧が十分に目標過給圧に近づきアシストオフの判定がなされたことを示している。これにより、電動コンプレッサ16によるアシストが終了され(C,D)、バイパス弁24及び循環弁36が共に初期状態に戻されている(E,F)。
以上説明したとおり、本実施形態のシステムによれば、内燃機関10が予回転領域にある場合に、加速要求の発生に先立って、電動コンプレッサ16とターボチャージャ26の双方に予回転を与えることができる。同時に、このシステムによれば、大きな循環エネルギーの蓄積を伴う循環流(4)を発生させることができる。このため、本実施形態のシステムによれば、予回転領域で加速要求が生じた場合に、その後極めて速やかに過給圧Pinを立ち上げることができる。
ところで、上述した実施の形態1においては、電動コンプレッサ16及びバイパス路22を、ターボチャージャ26のコンプレッサ28より上流側に配置することとしているが、本発明の構成はこれに限定されるものではない。即ち、電動コンプレッサ16及びバイパス路22は、コンプレッサ28と内燃機関10の間に配置することとしてもよい。
10 内燃機関
16 電動コンプレッサ
22 バイパス路
24 バイパス弁
26 ターボチャージャ
28 コンプレッサ
34 循環路
36 循環弁
40 電子制御ユニット(ECU)

Claims (1)

  1. 電動コンプレッサと、
    前記電動コンプレッサと直列に配置されるコンプレッサを備えるターボチャージャと、
    前記電動コンプレッサ及び前記コンプレッサをバイパスして吸気通路と内燃機関とを連通させる循環路と、
    前記循環路の通気面積を調整する循環弁と、を備え、
    前記電動コンプレッサをバイパスして前記吸気通路と前記コンプレッサとを連通させるバイパス路と、
    前記バイパス路の通気面積を調整するバイパス弁と、を備え、
    前記電動コンプレッサと前記ターボチャージャに予回転を生じさせる予回転モードを実行する予回転モード制御手段をさらに備え、
    前記予回転モード制御手段は、前記電動コンプレッサを作動させ、前記バイパス弁を閉じ、かつ前記循環弁を開くことにより前記予回転モードを実行する内燃機関の過給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102020203049A1 (de) * 2019-03-27 2020-10-01 Ford Global Technologies, Llc Aufgeladene Brennkraftmaschine mit elektrisch antreibbarem Verdichter und Verfahren zum Betreiben einer derartigen Brennkraftmaschine

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DE102020203049B4 (de) * 2019-03-27 2021-05-20 Ford Global Technologies, Llc Aufgeladene Brennkraftmaschine mit elektrisch antreibbarem Verdichter und Verfahren zum Betreiben einer derartigen Brennkraftmaschine

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