JP2016205033A - 鉄筋継手用スリーブ - Google Patents

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真大 虻川
洋徳 濱田
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Abstract

【課題】本発明は、注入口と排出口の両者の充填材導管の挿入口となる注入筒体及び排出筒体の筒状立壁の内径寸法を同一とすることにより、1種類の同一径の充填材導管のみで充填材の注入、排出に対応できるようにしたものである。
【解決手段】両端開口部を鉄筋挿入口、該両端開口部間を鉄筋挿入口から挿入された両鉄筋の配置空間並びに該両鉄筋の先端相互間及び該両鉄筋周囲と筒状内壁との間の該両鉄筋を固定するための充填材の充填空間とし、一端部側の側壁に充填材の注入口、他端部側の側壁に充填材の排出口を設けた鉄筋継手用スリーブにおいて、側壁に設けた開口部は該排出口を該注入口より小とし、且つ、該注入口及び該排出口は、該開口部を囲むようにして該側壁より突出した筒状立壁を形成した注入筒体及び排出筒体とし、該筒状立壁の各々の有効内径寸法を同一としたことを特徴とする鉄筋継手用スリーブ。
【選択図】図1

Description

本発明は、対向する鉄筋相互を筒体内で連結する鉄筋継手用スリーブにおいて、鉄筋を所定位置に誘導してその位置に留め、且つ、充填材の入出口となる充填材注入口と排出口の充填材導管の挿入口の内側口径を同一径としたものに関する。
鉄筋継手用スリーブは、筒体の内部に2本の鉄筋端部を対向する位置より挿入し、両者を筒体の略中央となる位置に留め、その位置で筒体の内部に注入した充填材により鉄筋を固定するものであるが、下記特許文献1に示すように、充填材の注入作業は筒体の一端部に設けた注入口より行うが、その作業の効率化のため口径を大きく形成し、他方、筒体の他端部に設けた排出口は該充填材により押し込まれた空気の排出と同時に、注入した該充填材を筒体内の隅々まで十分に行き渡らせる稠密化を向上させるためにその口径を小さく形成している。
上記理由により、充填材を筒体の一端部に設けた注入口へ導入するための塩ビパイプ等の筒状合成樹脂管よりなる弾力性を有する充填材導管は、その内径を大きくし、筒体の他端部に設けた排出口は充填材により排出される空気及び筒体内を充満させた余剰の充填材を排出するための塩ビパイプ等の上記と同様の充填材導管は、その内径を小さくすることで筒体内から充填材が外部へ流出してしまうことを防止している。従って、同一厚で形成しているそれら充填材導管の外形寸法は、注入口側は大きく、排出口側を小さく形成している。
例えば、注入口側の充填材導管の内径は22mmφ、外形は24mmφを使用し、排出口側の充填材導管の内径は14mmφ、外形は16mmφを使用している。
このため予め口径の異なる充填材導管を準備し、それらを間違えることなく注入口及び排出口に挿入しなければならず、異なる大きさの充填材導管の管理が必要となり、作業性が悪く、管理も煩雑なものとなっていた。
また、鉄筋継手用スリーブ内に誘導された鉄筋は、場合によっては内壁に接する位置に留まり、その状態で充填材が注入されて鉄筋が固定されると鉄筋の内壁側に充填材が回り込むことが阻止されるおそれがあり、更に、他方側から挿入された鉄筋との芯を大きくずらしてしまう要因ともなっていた。
また、図6に示すように、内壁に鉄筋誘導突起を設けたものがあるが、鉄筋載置部の幅が狭いため小径の鉄筋の場合、該鉄筋載置部から脱落してしまうことがあり、上記と同様の状態となることがあった。
更に、鉄筋継手用スリーブに挿入した鉄筋の先端に当接してその位置に留めるための突起が中央部側に設けられているが、突起の出が大きいと充填材の充填に支障をきたすことになるので、図7に示すように、内壁の対向位置に断面二等辺台形状の鉄筋停止突起を設けたものがあるが、小径の鉄筋の場合、鉄筋停止突起間を通過して他方側へ抜け出てしまうことがあった。
特開2008−63729号公報
本発明は、上記欠点を解決したもので、注入口と排出口の両者の充填材導管の挿入口となる注入筒体及び排出筒体の筒状立壁の内径寸法を同一とすることにより、1種類の同一径の充填材導管のみで充填材の注入、排出に対応できるようにしたものである。
また、鉄筋継手用スリーブの内壁より芯方向へ鉄筋載置部の幅の広い鉄筋誘導突起を設けることにより、小径から大径に至る径の異なる鉄筋が脱落することなくスリーブの内壁に接する位置より離す芯方向へ誘導し、充填材が鉄筋周囲に所定厚をもって行き渡るようにすると同時に、両端部より挿入された鉄筋相互の芯を一致させる方向へ導くことができるようにしたものである。
更に、小径の鉄筋が停止位置より他方側へ通過してしまうことを充填材の流動性を阻止することなく対応することができるようにしたものである。
本発明は、両端開口部を鉄筋挿入口、該両端開口部間を鉄筋挿入口から挿入された両鉄筋の配置空間並びに該両鉄筋の先端相互間及び該両鉄筋周囲と筒状内壁との間の該両鉄筋を固定するための充填材の充填空間とし、一端部側の側壁に充填材の注入口、他端部側の側壁に充填材の排出口を設けた鉄筋継手用スリーブにおいて、側壁に設けた開口部は該排出口を該注入口より小とし、且つ、該注入口及び該排出口は、該開口部を囲むようにして該側壁より突出した筒状立壁を形成した注入筒体及び排出筒体とし、該筒状立壁の各々の有効内径寸法を同一とした鉄筋継手用スリーブを特徴とする。
また、上記排出口の側壁に設けた開口部の断面形状は、該側壁の周方向側を長く、長手方向側を短くした楕円形状又はそれに近似した形状とした鉄筋継手用スリーブを特徴とする。
更に、上記排出筒体の筒状立壁は、その内壁の対向位置に、該排出筒体に挿入される別体の弾力性の有る筒状の充填材導管との固定力を増加させるための突出部を設け、該突出部は該排出筒体の芯方向に突出する摩擦力増加手段とした鉄筋継手用スリーブを特徴とする。
また、上記筒状内壁は、鉄筋継手用スリーブの長手方向内側に鉄筋をスリーブ芯方向へ誘導し載置する鉄筋誘導突起を設け、該鉄筋誘導突起は該内壁よりスリーブの周方向において断続状に突出した突起とし、隣接する突起間の間隔は、少なくとも小径の鉄筋が脱落することなく載置できる寸法とし、且つ、載置された該鉄筋と内壁との間に十分な充填材流動空間が生じる一部のみを幅広の載置面とし、対向する突起間の間隔は、大径の鉄筋が通過可能な寸法としてなる鉄筋継手用スリーブを特徴とする。
更に、上記筒状内壁は、鉄筋継手用スリーブの長手方向略中央部に鉄筋通過を阻止する鉄筋先端停止部となる突起を設け、該鉄筋先端停止部は該内壁の対向位置よりスリーブ芯方向へ突出した断面二等辺台形の突起とし、その上辺にスリーブ芯方向へ突出した少なくとも2個の小突起を設けてなる鉄筋継手用スリーブを特徴とする。
本発明の鉄筋継手用スリーブは、充填材の注入口及び排出口に形成された充填材導管を挿入する挿入口となる筒体の内径寸法を同一としたので、1種類の充填材導管のみで注入及び排出のための充填材導管の取着作業が可能となり、このための施工及び管理が簡単となった。
また、径の異なる鉄筋を脱落することなく鉄筋継手用スリーブ内壁より芯方向へ誘導し、充填材が鉄筋周囲に所定厚をもって行き渡るようにすることができ、且つ、両端部から挿入された鉄筋相互の芯を一致させる方向へ導くことが可能となった。
更に、鉄筋継手用スリーブの長手方向略中央の対向位置に小突起を形成した鉄筋先端停止部を設け、充填材の流動性を阻害することなく小径の鉄筋の通過を防ぐことを可能とした。
本発明の鉄筋継手用スリーブの長手方向中央の略断面図。 (a)本発明の鉄筋継手用スリーブの注入口側の短手方向略断面図、(b)注入筒体の正面図、(c)注入筒体の断面図。 (a)本発明の鉄筋継手用スリーブの排出口側の短手方向略断面図、(b)排出筒体の正面図、(c)排出筒体の断面図。 (a)本発明の鉄筋継手用スリーブの鉄筋誘導突起の長手方向断面図、(b)鉄筋誘導突起の短手方向断面図。 本発明の鉄筋継手用スリーブの鉄筋先端停止部の短手方向断面図。 従来の鉄筋誘導突起の長手方向断面図。 従来の鉄筋先端停止部の短手方向断面図。
以下、図面を参考に本発明を実施するための最良の形態について、その実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の鉄筋継手用スリーブ1の長手方向中央の略断面図を示すもので、該鉄筋継手用スリーブ1は、筒状の本体よりなり、その筒体の外形を形成する周側壁2、該周側壁2の両端部の開口部を鉄筋挿入口3、4、その両端部間を鉄筋挿入口3、4から挿入された両鉄筋の配置及び充填材充填のための空間5、該空間5の周側壁2の内壁に形成した複数個の補強用突起6、その内壁の略中央部に形成した挿入した鉄筋が反対側へ抜け出るのを防止する鉄筋先端停止部7、挿入した鉄筋を鉄筋継手用スリーブの芯方向に誘導するための鉄筋誘導突起8、該周側壁2の一端部に形成した充填材の注入口9、該周側壁2の他端部に形成した充填材の排出口10とより構成している。
該注入口9は、図2に示すように、該周側壁2の一端部より直交方向外方へ注入筒体11を突出形成し、その突出側開口部12の開口径は大きく形成し、周側壁側開口部13の開口径は小さく形成している。
該注入筒体11は、筒状立壁の内壁を突出側開口部12の開口径とし、図2(b)、(c)の二点鎖線で示すように、該筒状立壁の内壁に沿って、塩ビパイプ等の筒状合成樹脂管よりなる弾力性を有する充填材導管Aを挿入固定することになる。周側壁側開口部13の位置で先端部が停止するようにしている。
上記注入筒体11の筒状立壁の内壁と該充填材導管Aとの固定状態を良好とするために、該筒状立壁の内壁より該注入筒体11の口芯に向けて係止突起14を突出形成しておく。
従来、注入筒体11の筒状立壁の内壁と充填材導管Aとの固定状態を高めるために該注入筒体11の開口径を大きめに製造しておき、挿入する側の充填材導管Aの挿入端部にビニールテープ等を巻き付けて太さを調整し、且つ、接着剤を併用して該注入筒体11へ押し込むようにして嵌合固定していた。これは該注入筒体11の製造時の内径の寸法誤差及び/又は充填材導管Aの寸法誤差に対処するための手段でもあった。
上記施工は、充填材導管Aへのビニールテープ等の太さ調整をしながらの巻き付け作業及び接着剤を使用する作業等を伴なうものであり、該充填材導管Aの嵌合作業に精度と時間を必要とするものであった。
上記筒状立壁からの係止突起14は、図2(b)に示すように、対向位置に数箇所設けることになるが、山形状の突起、筒状立壁の長手方向に沿った突起、或いはそれらの併用突起等の様々な対応が可能である。また、突起先端側を鋭角状にして充填材導管Aに喰い込む形状にすることも効果的である。これら摩擦力増加手段により、上記従来の煩雑な作業をする必要がなく、施工時の振動等に対しての充填材導管Aの抜け止めを達成することができ、作業効率が格段と上昇させることが可能となった。また、充填材導管Aの密着固定度が増加し、コンクリート打設時に該注入筒体11より該充填材導管Aが外れることがなくなった。
該排出口10は、図3に示すように、該周側壁の他端部より直交方向外方へ排出筒体15を突出形成し、その突出側開口部16の開口径は大きく形成し、周側壁側開口部17の開口径は小さく形成している。該開口部17の開口径は、注入口9側の開口部13より小さく形成している。
該排出筒体15は、筒状立壁の内壁を突出側開口部16の開口径とし、図3(b)、(c)の二点鎖線で示すように、該筒状立壁の内壁に沿って弾力性を有する充填材導管Bを挿入固定することになる。周側壁側開口部17の位置で先端部が停止するようにしている。
周側壁側の小さく形成した開口部17の形状は、図3(b)に示すように、周側壁の周方向側を長く、長手方向側を短くした楕円形状のもの、半円形の上方に小さな半円形状のものを乗せたお供え餅の形状のものとその形状を反転したものとを結び付けた形状のもの、小さな半円形のものの円弧の両端部から垂直上に立ち上げ、その両端部から更に小さな円弧を形成したもの、或いはそれらに近似した形状のものとしている。いずれの形状にしても注入口9の周側壁側開口部13の開口面積より小さく形成している。充填材により押し込まれた空気の出口と同時に、注入した充填材が鉄筋継手用スリーブ内の隅々まで行き渡らせる稠密化を向上させるためである。
従来の排出口の周側壁の開口部は、単なる円形に形成して稠密化を行っていたので、鉄筋継手用スリーブ内に挿入した鉄筋が排出口側の内側壁に片寄った場合、挿入鉄筋により該排出口を閉塞してしまうことになり、充填材が排出されない又は排出されにくい状態を生じさせていた。
この弊害を防ぐために、上記の通り、周側壁の開口部17を周側壁の周方向側に開口が大きくなるようにし、大径の鉄筋が排出口側へ片寄った場合でも鉄筋から外れた位置に開口部が得られ、該開口部より充填材の排出を良好に行うことを可能とした。
上記排出筒体15の内壁と該充填材導管Bとの固定状態を良好とするために、該筒状立壁の内壁より該排出筒体15の口芯に向けて抜け止め突起18を突出形成しておく。
従来、排出筒体15の内壁と充填材導管Bとの固定状態を高めるために該排出筒体15の開口径を大きめに製造しておき、挿入する側の充填材導管Bの挿入端部にビニールテープ等を巻き付けて太さを調整し、且つ、接着剤を併用して該排出筒体15へ押し込むようにして嵌合固定していた。これは該排出筒体15の製造時の内径の寸法誤差及び/又は充填材導管Bの寸法誤差に対処するための手段でもあった。
上記施工は、充填材導管Bへのビニールテープ等の太さ調整をしながらの巻き付け作業及び接着剤を使用する作業等を伴なうものであり、該充填材導管Bの嵌合作業に精度と時間を必要とするものであった。
上記筒状立壁の抜け止め突起18は、図3(b)に示すように、対向位置に数箇所設けることになるが、山形状の突起、筒状立壁の長手方向に沿った突起、或いはそれらの併用突起等の様々な対応が可能である。また、突起先端側を鋭角状にして充填材導管Bに喰い込むような形状にすることも効果的である。これら摩擦力増加手段により、上記従来の煩雑な作業をする必要がなく、施工時の振動等に対しての抜け止めを達成することができ、作業効率を格段と上昇させることが可能となった。また、充填材導管Bの固定度が増加し、コンクリート打設時に該排出筒体15より該充填材導管Bが外れることがなくなった。
特に、該排出筒体15は、鉄筋継手用スリーブ1の空間5を充填材により充填したことにより押し出された空気及び余剰の充填材の排出方向となる充填材導管Bが抜け出る方向へ力が作用することになり、その力に対抗するために抜け止め突起18は有効な手段となる。
鉄筋誘導突起8は、従来は、図6に示すように、上部の幅寸法の狭い突起Dが形成され、その突起Dの上面に鉄筋が乗ることで該鉄筋を内壁より浮かせるようにしていたが、例えば、内径を62φの鉄筋継手用スリーブとすると、該スリーブに挿入される鉄筋には38φ乃至51φ等の様々な径の鉄筋の挿入を想定しており、径が小さな鉄筋の場合、該鉄筋は該鉄筋誘導突起Dの狭い上部の小幅部より外れ内壁に接することが生じ、鉄筋が位置する内壁側の空間を閉塞すると同時に、充填材が鉄筋の周囲を均等に充填固定するという充填材本来の役割を達成できないことがあった。
そこで、図1及び図4の断面図に示すように、鉄筋の挿入側となる鉄筋挿入口3側を内壁に連続して低く、スリーブの奥側を高くなるようにテーパー面19を形成し、周側壁2の内壁からの立ち上がりを鉄筋挿入口3側を頂点とし奥側を底部としたほぼ四角錐体形状20とし、テーパー面19の反対面側を内壁側に位置させる形状とすることにより挿入された鉄筋がテーパー面19に沿って鉄筋を持ち上げることのできる鉄筋誘導面を形成している。
上記テーパー面19の立ち上がり端部側には周側壁の周方向側が幅広となる鉄筋載置面21が形成されることになる。この幅広の鉄筋載置面21及び該鉄筋誘導突起8を、図4(b)に示すように、少なくとも内壁の内側の対向する面に等間隔で4箇所設けることで該鉄筋載置面21間の空間部を狭くすることができ、この構成により細径の鉄筋であっても該鉄筋誘導突起8から内壁側へ脱落することはない。
図7は、従来の挿入鉄筋Fの鉄筋先端停止部Eを示しているが、挿入された鉄筋Fの先端部を停止するための形状を断面二等辺台形形状としており、その上辺が平坦部のため細径の鉄筋Fの場合、その間に嵌まり込んで動かなくなってしまったり、該鉄筋先端停止部E間を通過し、他方側へ抜け出てしまうことがあり、ストッパーとしての役割を達成できないことがあった。
これに対し、本発明の図5に示す鉄筋先端停止部7は、断面二等辺台形形状をした上辺の平坦部に小突起22a、22bを設けることで鉄筋Fの嵌まり込み及び通過を確実に防止できるようにしたものである。
図5に示す実施例は、平坦部に2個の小突起22a、22bを設け、その間に凹部を形成したものを対向位置に設けたものである。該小突起22a、22bにより、図5の上方又は下方に位置するいずれの鉄筋もその先端側が小突起22a、22bのいずれかに当接することになり、他方側へ通過することを阻止することができる。
1 鉄筋継手用スリーブ
2 周側壁
3、4 鉄筋挿入口
5 空間
6 突起
7 鉄筋先端停止部
8 鉄筋誘導突起
9 注入口
10 排出口
11 注入筒体
12、16 突出側開口部
13、17 周側壁側開口部
14 係止突起
15 排出筒体
18 抜け止め突起
19 テーパー面
20 四角錐体形状
21 鉄筋載置部
22a、22b 小突起

Claims (5)

  1. 両端開口部を鉄筋挿入口、該両端開口部間を鉄筋挿入口から挿入された両鉄筋の配置空間並びに該両鉄筋の先端相互間及び該両鉄筋周囲と筒状内壁との間の該両鉄筋を固定するための充填材の充填空間とし、一端部側の側壁に充填材の注入口、他端部側の側壁に充填材の排出口を設けた鉄筋継手用スリーブにおいて、側壁に設けた開口部は該排出口を該注入口より小とし、且つ、該注入口及び該排出口は、該開口部を囲むようにして該側壁より突出した筒状立壁を形成した注入筒体及び排出筒体とし、該筒状立壁の各々の有効内径寸法を同一としたことを特徴とする鉄筋継手用スリーブ。
  2. 排出口の側壁に設けた開口部の断面形状は、該側壁の周方向側を長く、長手方向側を短くした楕円形状又はそれに近似した形状としたことを特徴とする請求項1記載の鉄筋継手用スリーブ。
  3. 排出筒体の筒状立壁は、その内壁の対向位置に、該排出筒体に挿入される別体の弾力性の有る筒状の充填材導管との固定力を増加させるための突出部を設け、該突出部は該排出筒体の芯方向に突出する摩擦力増加手段としたことを特徴とする請求項1又は2記載の鉄筋継手用スリーブ。
  4. 筒状内壁は、鉄筋継手用スリーブの長手方向内側に鉄筋をスリーブ芯方向へ誘導し載置する鉄筋誘導突起を設け、該鉄筋誘導突起は該内壁よりスリーブの周方向において断続状に突出した突起とし、隣接する突起間の間隔は、少なくとも小径の鉄筋が脱落することなく載置できる寸法とし、且つ、載置された該鉄筋と内壁との間に十分な充填材流動空間が生じる一部のみを幅広の載置面とし、対向する突起間の間隔は、大径の鉄筋が通過可能な寸法としてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の鉄筋継手用スリーブ。
  5. 筒状内壁は、鉄筋継手用スリーブの長手方向略中央部に鉄筋通過を阻止する鉄筋先端停止部となる突起を設け、該鉄筋先端停止部は該内壁の対向位置よりスリーブ芯方向へ突出した断面二等辺台形の突起とし、その上辺にスリーブ芯方向へ突出した少なくとも2個の小突起を設けてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の鉄筋継手用スリーブ。
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