JP2016203479A - シリアルドットプリンタ及びその印刷制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを低下させることなく、騒音が発生するのを抑制することができるようにする。【解決手段】印字データに基づいて各印字ワイヤを媒体に打ち付けて印字を行う印字ヘッド16と、キャリッジ17と、キャリッジ17を走行させることによって印字ヘッド16を移動させる駆動源と、印字データに基づいて印字デューティを算出する印字デューティ算出部23と、印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数を設定する制御方法決定部24と、印字速度及び分割パス数に基づいて駆動源を駆動し、印字データに基づいて印字ヘッドを駆動することによって印字を行う印刷制御部26とを有する。印字データに基づいて印字デューティが算出され、印字速度及び分割パス数が設定されるので、スループットを低下させることなく、騒音が発生するのを抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、シリアルドットプリンタ及びその印刷制御方法に関するものである。
従来、シリアルドットプリンタ(印刷装置)においては、キャリッジに印字ヘッドが搭載され、キャリッジを移動させながら印字ヘッドを主走査方向に移動させて駆動することによって、副走査方向に搬送される媒体としての用紙に対して印字が行われるようになっている。
すなわち、用紙が搬送され、用紙上の印字領域が印字ヘッドとプラテンとの間に置かれると、印字ヘッドの印字ワイヤが、選択的に前進させられ、インクリボンを介して用紙に打ち付けられ、インクリボンのインクが用紙に転写されることによって印字が行われる。
ところが、この種のシリアルドットプリンタにおいては、印字ワイヤを用紙に打ち付けることによって印字が行われるので、騒音が発生する。
そこで、騒音が発生するのを抑制するために、1行分の印字データを分割し、印字ヘッドを主走査方向に複数回移動させて印字を行うようにしたり、行間において所定のドットを間引いたりするようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−104781号公報
しかしながら、前記従来のシリアルドットプリンタにおいては、一律に、1行分の印字データを分割したり、行間において所定のドットを間引いたりして印字が行われるので、無用にスループットが低下してしまう。
本発明は、前記従来のシリアルドットプリンタの問題点を解決して、スループットを低下させることなく、騒音が発生するのを抑制することができるシリアルドットプリンタ及びその印刷制御方法を提供することを目的とする。
そのために、本発明のシリアルドットプリンタにおいては、複数の印字ワイヤを備え、印字データに基づいて各印字ワイヤを媒体に打ち付けて印字を行う印字ヘッドと、該印字ヘッドが搭載されたキャリッジと、該キャリッジを走行させることによって印字ヘッドを移動させる駆動源と、印字データに基づいて印字デューティを算出する印字デューティ算出部と、印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数を設定する制御方法決定部と、前記印字速度及び分割パス数に基づいて前記駆動源を駆動し、印字データに基づいて印字ヘッドを駆動することによって、印字を行う印刷制御部とを有する。
本発明によれば、シリアルドットプリンタにおいては、複数の印字ワイヤを備え、印字データに基づいて各印字ワイヤを媒体に打ち付けて印字を行う印字ヘッドと、該印字ヘッドが搭載されたキャリッジと、該キャリッジを走行させることによって印字ヘッドを移動させる駆動源と、印字データに基づいて印字デューティを算出する印字デューティ算出部と、印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数を設定する制御方法決定部と、前記印字速度及び分割パス数に基づいて前記駆動源を駆動し、印字データに基づいて印字ヘッドを駆動することによって、印字を行う印刷制御部とを有する。
この場合、印字データに基づいて印字デューティが算出され、印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数が設定され、印字速度及び分割パス数に基づいて駆動源が駆動され、印字データに基づいて印字ヘッドが駆動されて印字が行われるので、スループットを低下させることなく、騒音が発生するのを抑制することができる。
しかも、操作者が印字速度及び分割パス数を設定する必要がないので、極めて容易に騒音が発生するのを抑制することができる。
本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの概念図である。 本発明の実施の形態における騒音の発生状態を説明するための第1の図である。 本発明の実施の形態における騒音の発生状態を説明するための第2の図である。 本発明の実施の形態における印字ヘッドの動作を説明するためのタイムチャートである。 本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの動作を示す第1のフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの動作を示す第2のフローチャートである。 本発明の実施の形態における分割パス印字の第1の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態における分割パス印字の第2の例を説明するための図である。 本発明の実施の形態における分割パス印字の第3の例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、印刷装置としてのシリアルドットプリンタについて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの概念図である。
図において、10はシリアルドットプリンタ、12は上位装置としての図示されないホストコンピュータと有線、又は無線で接続された受信部、11はシリアルドットプリンタ10の全体の制御を行う印刷制御装置、15は印刷機構、20は該印刷機構15の制御を行う印刷機構制御部、31はキーボード、操作パネル等から成る操作部、32はディスプレイ、液晶画面等から成る表示部である。
操作者は、前記操作部31を操作することによって、表示部32に形成された画面において各種の印刷設定を行うことができる。なお、表示部32が液晶画面から成り、該液晶画面がタッチスクリーンで形成される場合は、表示部32を操作部として機能させることができる。
前記受信部12は、図示されない受信バッファを備え、ホストコンピュータから印刷データを受信すると、印刷データを、ダイレクトメモリアクセス(DMA)によってハード的に受信バッファに記録するか、又は割込処理によって受信バッファに記録する。なお、受信部12における印刷データの受信及び印刷データの受信バッファへの記録は、印刷制御装置11における各制御と並列処理で行われる。
前記印刷制御装置11は、編集部21、ドット数カウント部22、印字デューティ算出部23、制御方法決定部24、印刷制御部26、印字速度変更部27、分割パス制御部28等を備える。
また、前記印刷機構15は、印字ヘッド16、該印字ヘッド16を搭載した状態で主走査方向に走行させられるキャリッジ17、該キャリッジ17を走行させるためのベルト機構18、該ベルト機構18を作動させて前記印字ヘッド16を移動させるための駆動源としてのスペーシングモータ40、該スペーシングモータ40の回転位置を検出するための位置検出器としてのエンコーダ44、印字ヘッド16を駆動するための印字ヘッド駆動回路45、スペーシングモータ40を駆動するためのモータ駆動回路60等を備える。
そして、前記ベルト機構18は、第1の回転体としての駆動プーリr1、第2の回転体としての従動プーリr2、及び駆動プーリr1と従動プーリr2との間に張設されたベルト部材としてのタイミングベルト49を備え、前記スペーシングモータ40の出力軸47に前記駆動プーリr1が取り付けられ、前記タイミングベルト49の所定の箇所に前記キャリッジ17が固定される。したがって、前記スペーシングモータ40を駆動することによってタイミングベルト49を走行させると、タイミングベルト49に固定されたキャリッジ17が移動させられ、印字ヘッド16が移動させられる。
また、前記キャリッジ17の移動方向に沿って、図示されないプラテンが延在させられ、前記印字ヘッド16はノーズ16aを前記プラテンに対向させて移動させられる。そして、シリアルドットプリンタ10の本体、すなわち、装置本体内の所定の箇所に配設された媒体収容部としての図示されない用紙カセットから搬送された媒体としての用紙が印字ヘッド16とプラテンとの間に送られると、印字ヘッド16が駆動され、用紙に対して印字が行われる。
そのために、前記印字ヘッド16は、前記ノーズ16a内に複数の図示されない印字ワイヤを備え、印字ワイヤが、選択的に前進させられ、ノーズ16aから突出させられることによって、インクリボンを介して前記プラテン上の用紙に打ち付けられると、インクリボンのインクが用紙に転写され、各印字ワイヤごとにドットが形成される。
また、前記印刷機構制御部20は、搬送制御部41、スペーシングモータ制御部42、印字ヘッド制御部43等を備える。前記搬送制御部41は、印刷制御部26の指示に基づいて、用紙を搬送するための駆動源としての図示されないフィードモータを駆動し、用紙を副走査方向に搬送し、スペーシングモータ制御部42は、印刷制御部26の指示に基づいて、前記モータ駆動回路60を介してスペーシングモータ40を駆動し、印字ヘッド16を主走査方向に移動させ、印字ヘッド制御部43は、印刷制御部26の指示に基づいて、印字ヘッド駆動回路45を介して印字ヘッド16を駆動する。
そして、前記印刷制御装置11において、編集部21は、受信バッファに記録された印刷データを読み出し、中間データに変換し、図示されない中間バッファに記録する。続いて、編集部21は、中間バッファから中間データを順次読み出し、中間データに対して編集を行い、印字ヘッド16を駆動して、ドットを形成するドットレベルの1行分の印字データを生成し、該印字データを図示されない印字バッファに記録する。なお、前記中間データは、印字データを印字バッファに記録しやすい形式で生成される。
1行分の印字データが印字バッファに記録されると、編集部21は印刷制御部26に1行の印字開始要求を送る。
これにより、印刷制御部26は、搬送制御部41に指示を送り、該搬送制御部41は、前記フィードモータを駆動し、用紙を副走査方向に搬送する。用紙上の印字領域が印字ヘッド16とプラテンとの間に置かれると、印刷制御部26は、スペーシングモータ制御部42及び印字ヘッド制御部43に指示を送り、スペーシングモータ制御部42は、前記モータ駆動回路60を介してスペーシングモータ40を駆動し、印字ヘッド16を主走査方向に移動させ、印字ヘッド制御部43は、印字バッファから1行分の印字データを読み出し、印字ヘッド駆動回路45を介して印字ヘッド16を駆動する。
これに伴って、印字ヘッド16の各印字ワイヤが、印字データに応じて選択的に前進させられ、インクリボンを介して用紙に打ち付けられ、印字が行われる。
このようにして1行分の印字が行われると、印刷制御部26は搬送制御部41に指示を送り、該搬送制御部41は、前記フィードモータを駆動し、用紙を1行分副走査方向に搬送し、用紙が1行分搬送されると、印刷制御部26はスペーシングモータ制御部42及び印字ヘッド制御部43に指示を送り、スペーシングモータ制御部42は、前記モータ駆動回路60を介してスペーシングモータ40を駆動し、印字ヘッド16を主走査方向に移動させ、印字ヘッド制御部43は、印字バッファから次の行分の印字データを読み出し、印字ヘッド駆動回路45を介して印字ヘッド16を駆動する。
そして、これらが繰り返されることによって1ページ分の印字が行われる。
なお、印字ヘッド制御部43は、印字ヘッド駆動回路45を介して印字ヘッド16を駆動し、各印字ワイヤによってドットを形成する制御を割込処理によって行う。
ところで、前記シリアルドットプリンタ10においては、各印字ワイヤを用紙に打ち付けることによって印字が行われるので、騒音が発生する。
次に、印字データについて印字を行ったときの騒音の発生状態について説明する。
図2は本発明の実施の形態における騒音の発生状態を説明するための第1の図、図3は本発明の実施の形態における騒音の発生状態を説明するための第2の図である。
図2は、印字ヘッド16を主走査方向に移動させる速度、すなわち、印字速度を標準速度、標準速度の2倍の速度及び標準速度の3倍の速度にし、それぞれの印字時間をt、(1/2)t及び(1/3)tにしたときのインパクト音の総量を表す。
図2に示されるように、印字時間をt、(1/2)t及び(1/3)tにしたときの、印字ヘッド16によって形成されるドット数を12〔ドット〕、6〔ドット〕及び4〔ドット〕として単位時間当たりのドット数を同じにすると、インパクト音の総量Tsが同じ値を保つことが分かる。
これに対して、単位時間当たりのドット数を小さくすると、インパクト音の総量Tsは小さくなり、騒音が小さくなり、単位時間当たりのドット数を大きくすると、インパクト音の総量Tsは大きくなり、騒音が大きくなる。
ところで、用紙上の印字領域においては、印字データがあり、ドットが実際に形成される部分と、印字データがなく、ドットが形成されない部分とが存在する。したがって、1行の印字領域における総ドット数ΣDのうちの、印字データによって実際に形成されるドットの数、すなわち、印字ドット数Pdの百分率を印字デューティδとすると、同じ印字速度で印字を行った場合、印字デューティδが低いほど騒音が小さくなり、印字デューティδが高いほど騒音が大きくなる。
ところが、印字デューティδが高い場合に印字速度を低くして印字を行うと、騒音が発生するのを抑制することができるが、印字速度を低くする分だけスループットが低下してしまう。そこで、本実施の形態においては、印字デューティδに応じて1行分の印字データを分割し、印字ヘッド16を主走査方向に複数回移動させることによって、分割パス印字による印字を行うようにしている。
そのために、前記ドット数カウント部22(図1)は1行分の印字データにおける印字ドット数Pdを計数する。また、前記印字デューティ算出部23は、1行分の印字データのカラム数と印字ヘッド16の印字ワイヤの本数とを乗算して総ドット数ΣDを算出し、前記印字ドット数Pd及び総ドット数ΣDに基づいて印字デューティδ
δ=(Pd/ΣD)×100〔%〕
を算出する。
そして、前記制御方法決定部24は、印字デューティδを読み込み、印字デューティδに基づいて、印字速度を設定するとともに、印字ヘッド16を主走査方向に移動させる回数、すなわち、分割パス数を設定する。この場合、印字デューティδが高いほど、分割パス数を多くし、印字速度を高くする。
また、前記制御方法決定部24は、操作者によって、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするモード、すなわち、騒音抑制促進モードが設定されているかどうかを判断し、騒音抑制促進モードが設定されている場合に、分割パス数を多くする。
前記騒音抑制促進モードは、印字を開始する前の印刷設定において、操作者が操作部31を操作することによって設定することができるが、印字が開始された後においても、操作者が操作部31を操作して設定することができる。すなわち、印字中であっても、操作部31を操作するだけで騒音抑制促進モードを設定することができるので、操作者は、あらかじめ各種の設定を行う必要がなく、騒音の発生状態に応じて低騒音印刷制御による印字を行うことができる。
なお、印字データがnカラムのドットから成るとき、値nを2で除算したときの余りが1のカラム(奇数カラム)、及び余りが0のカラム(偶数カラム)の印字データを、それぞれ別のパスで印字(2パス印字)すると、標準速度の2倍の速度で印字を行うことができ、値nを3で除算したとき余りが1のカラム、余りが2のカラム、及び余りが0のカラムの印字データを、それぞれ別のパスで印字(3パス印字)すると、標準速度の3倍の速度で印字を行うことができる。
本実施の形態においては、印字デューティδが、33〔%〕未満であって、低レベルである場合、前記制御方法決定部24は、図3に示されるように、印字速度を標準速度に設定し、分割パス数を1に設定し、分割パス印字を1パス印字にする。また、印字デューティδが、33〔%〕以上、かつ、66〔%〕未満であって、中レベルである場合、前記制御方法決定部24は、印字速度を標準速度の2倍の速度に設定し、分割パス数を2に設定し、分割パス印字を2パス印字にすることによって、騒音が発生するのを抑制する。なお、印字速度を標準速度の2倍の速度にしたまま、分割パス数を3に設定し、分割パス印字を3パス印字にすることによって、騒音が発生するのを一層抑制(騒音抑制効果を高く)することができる。そして、印字デューティδが、66〔%〕以上であって、高レベルである場合、前記制御方法決定部24は、印字速度を標準速度の3倍の速度に設定し、分割パス数を3に設定し、分割パス印字を3パス印字にすることによって、騒音が発生するのを抑制する。なお、印字速度を標準速度の3倍の速度にしたまま、分割パス数を4に設定し、分割パス印字を4パス印字にすることによって、騒音が発生するのを一層抑制(騒音抑制効果を高く)することができる。
なお、各印字ワイヤで隣接するドットを形成する場合、前のドットを形成した印字ワイヤが後退させられ、物理的に元の状態に戻った後に、次のドットを形成する印字ワイヤを前進させる必要があるが、複数のカラムが分割されるのに伴って、隣接するドットは別のパスで印字されるので、後退させられた印字ワイヤを迅速に前進させることができる。したがって、印字速度を一層高くすることができる。
次に、印字速度を変更し、分割パス印字を変更したときの印字ヘッド16の動作について説明する。
図4は本発明の実施の形態における印字ヘッドの動作を説明するためのタイムチャートである。
前述されたように、印字デューティδが低レベルである場合、印字速度は標準速度に設定され、分割パス数が1に設定され、各行の印字が1パス印字で行われる。この場合、1行の印字が開始される前に(印字開始位置より手前で)スペーシングモータ40(図1)の回転速度Nsが高くされ、1行の印字が終了した後に(印字終了位置より先で)スペーシングモータ40の回転速度Nsが低くされる。前の行の印字が終了し、次の行の印字が開始されるまでの間は、印字は行われない。このときの1行の印字を行うための印字時間をwとする。
印字デューティδが中レベルである場合、印字速度は標準速度の2倍の速度に設定され、分割パス数が2又は3に設定され、各行の印字が2パス印字又は3パス印字で行われる。
各行の印字が2パス印字で行われる場合、1パス目の印字及び2パス目の印字が開始される前にスペーシングモータ40の回転速度Nsが高くされ、1パス目の印字及び2パス目の印字が終了した後にスペーシングモータ40の回転速度Nsが低くされる。前の行の印字が終了し、次の行の印字が開始されるまでの間、及び前のパスの印字が終了し、次のパスの印字が開始されるまでの間は、印字は行われない。前のパスの印字が終了し、次のパスの印字が開始されるまでの時間をαとすると、印字時間は(2/2)w+1αになる。
各行の印字が3パス印字で行われる場合、1パス目の印字、2パス目の印字及び3パス目の印字が開始されるときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが高くされ、1パス目の印字、2パス目の印字及び3パス目の印字が終了したときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが低くされる。前の行の印字が終了し、次の行の印字が開始されるまでの間、及び前のパスの印字が終了し、次のパスの印字が開始されるまでの間は、印字は行われない。このときの印字時間は(3/2)w+2αになる。
印字デューティδが高レベルである場合、印字速度は標準速度の3倍の速度に設定され、分割パス数が3又は4に設定され、各行の印字が3パス印字又は4パス印字で行われる。
各行の印字が3パス印字で行われる場合、1パス目の印字、2パス目の印字及び3パス目の印字が開始されるときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが高くされ、1パス目の印字、2パス目の印字及び3パス目の印字が終了したときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが低くされる。前の行の印字が終了し、次の行の印字が開始されるまでの間、及び前のパスの印字が終了し、次のパスの印字が開始されるまでの間は、印字は行われない。このときの印字時間は(3/3)w+2αになる。
各行の印字が4パス印字で行われる場合、1パス目の印字、2パス目の印字、3パス目の印字及び4パス目の印字が開始されるときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが高くされ、1パス目の印字、2パス目の印字、3パス目の印字及び4パス目の印字が終了したときに、スペーシングモータ40の回転速度Nsが低くされる。前の行の印字が終了し、次の行の印字が開始されるまでの間、及び前のパスの印字が終了し、次のパスの印字が開始されるまでの間は、印字は行われない。このときの印字時間は(4/3)w+3αになる。
次に、シリアルドットプリンタ10の動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの動作を示す第1のフローチャート、図6は本発明の実施の形態におけるシリアルドットプリンタの動作を示す第2のフローチャート、図7は本発明の実施の形態における分割パス印字の第1の例を説明するための図、図8は本発明の実施の形態における分割パス印字の第2の例を説明するための図、図9は本発明の実施の形態における分割パス印字の第3の例を説明するための図である。図7においては、印字データのドットマトリックス並びに1パス目及び2パス目で形成されるドットのドットマトリックスが、図8においては、印字データのドットマトリックス及び1パス目〜3パス目で形成されるドットのドットマトリックスが、図9においては、印字データのドットマトリックス及び1パス目〜4パス目で形成されるドットのドットマトリックスが示される。
まず、受信部12(図1)は、ホストコンピュータから印刷データを受信すると、印刷データを受信バッファに記録する。
編集部21は、受信バッファに記録された印刷データを読み出し、中間データに変換して中間バッファに記録する。続いて、編集部21は、中間バッファから中間データを順次読み出し、中間データに対して編集を行い、印字データを生成して印字バッファに記録する。この間、ドット数カウント部22は印字ドット数Pdを計数する。
1行分の中間データに対して編集が終了し、1行分の印字データが印字バッファに記録されると、編集部21による編集が終了する。これに伴って、ドット数カウント部22は1行分の印字データの印字ドット数Pdを計数する。
続いて、印字デューティ算出部23は、編集部21による編集が終了したかどうかを判断し、編集部21による編集が終了した場合、ドット数カウント部22から印字ドット数Pdを読み込み、印字ドット数Pd及び総ドット数ΣDに基づいて印字デューティδを算出する。
次に、制御方法決定部24は、印字デューティ算出部23から印字デューティδを読み込み、印字デューティδが、33〔%〕未満であるかどうかによって低レベルであるかどうかを判断する。印字デューティδが低レベルである場合、制御方法決定部24は、印字速度を標準速度に設定し、分割パス数を1に設定する。
印字デューティδが低レベルでない場合、制御方法決定部24は、印字デューティδが、33〔%〕以上、かつ、66〔%〕未満であるかどうかによって中レベルであるかどうかを判断する。
そして、印字デューティδが中レベルである場合、制御方法決定部24は、印字速度を標準速度の2倍の速度に設定し、印字デューティδが中レベルでない場合、制御方法決定部24は印字速度を標準速度の3倍の速度に設定する。
なお、図7及び8に示される分割パス印字の例においては、1行分の印字データのカラム数が12であり、印字ヘッド16の印字ワイヤ(ピン)の本数が9であるので、総ドット数ΣDは108〔ドット〕であり、印字ドット数Pdは60〔ドット〕であるので、印字デューティδは、
δ=(60/108)×100
=55.6〔%〕
になる。したがって、制御方法決定部24は印字デューティδが中レベルであると判断する。また、図9に示される分割パス印字の例においては、総ドット数ΣDが108〔ドット〕であり、印字ドット数Pdが84〔ドット〕であるので、印字デューティδは、
δ=(84/108)×100
=77.8〔%〕
になる。したがって、制御方法決定部24は印字デューティδが高レベルであると判断する。
印字速度を標準速度の2倍の速度に設定した場合、制御方法決定部24は、操作者によって騒音抑制促進モードが設定されていて、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっているかどうかを判断する。騒音抑制促進モードが設定されておらず、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっていない場合、制御方法決定部24は、分割パス数を2に設定し、騒音抑制促進モードが設定されていて、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっている場合、制御方法決定部24は、分割パス数を3に設定する。
一方、印字速度を標準速度の3倍の速度に設定した場合、制御方法決定部24は、操作者によって騒音抑制促進モードが設定されていて、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっているかどうかを判断する。騒音抑制促進モードが設定されておらず、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっていない場合、制御方法決定部24は、分割パス数を3に設定し、騒音抑制促進モードが設定されていて、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっている場合、制御方法決定部24は、分割パス数を4に設定する。
このようにして制御方法が決定すると、制御方法決定部24は、印字開始要求を発生させ、印刷制御部26に送る。
制御方法決定部24から印字開始要求が送られると、印刷制御部26は分割パス印字のうちの何パス目の印字が行われているかを特定するための分割パスカウンタをリセットする。
続いて、分割パス制御部28は、印刷制御部26の指示に基づいて分割パス制御処理を行う。そして、分割パス制御部28は、制御方法決定部24において設定された分割パス数を読み込み、分割パス数に基づいて、各パスにおいて印字バッファから印字データを読み出す間隔、すなわち、印字データの読出間隔を決定する。
分割パス数が2である場合、2パス印字を行うために印字データが二つに分割されるので、印字データの読出間隔は2に決定され、分割パス数が3である場合、3パス印字を行うために印字データが三つに分割されるので、印字データの読出間隔は3に決定され、分割パス数が4である場合、4パス印字を行うために印字データが四つに分割されるので、印字データの読出間隔は4に決定される。
続いて、分割パス制御部28は、印字バッファからの印字データの読出開始位置を決定する。
印字データの読出間隔が2である場合、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定される。印字データの読出間隔が3である場合、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定され、3パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム3に決定される。印字データの読出間隔が4である場合、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定され、3パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム3に決定され、4パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム4に決定される。
次に、分割パス制御部28は、読み出された印字データによる印字開始位置を決定する。なお、印字開始位置は、印字データに基づいて用紙上でドットの形成を開始する位置である。
印字データの読出間隔が2である場合、印字ヘッド16の主走査方向における2パス目の印字の印字開始位置が1パス目の印字の印字開始位置より1カラム分(1ドット分)後方(用紙上の右方)に決定され、印字データの読出間隔が3である場合、主走査方向における2パス目の印字の印字開始位置が1パス目の印字の印字開始位置より1カラム分後方に決定され、3パス目の印字の印字開始位置が2パス目の印字の印字開始位置より1カラム分後方に決定され、印字データの読出間隔が4である場合、主走査方向における2パス目の印字の印字開始位置が1パス目の印字の印字開始位置より1カラム分後方に決定され、3パス目の印字の印字開始位置が2パス目の印字の印字開始位置より1カラム分後方に決定され、4パス目の印字の印字開始位置が3パス目の印字の印字開始位置より1カラム分後方に決定される。
続いて、印字速度変更部27は、印刷制御部26の指示に基づいて印刷速度変更処理を行う。そして、印字速度変更部27は、制御方法決定部24において設定された印字速度を読み込み、印字速度を変更し、スペーシングモータ制御部42に送る。
次に、印刷制御部26は、印字を行う分割パスカウンタのカウント値に応じた印字データの読出開始位置から各パスの印字データを読み出し、各パスの印字データについて印字ヘッド16を駆動し、各パスの印字開始位置から各パスの印字を開始する。
なお、分割パスカウンタのカウント値が1である場合、1パス目の印字が、カウント値が2である場合、2パス目の印字が、カウント値が3である場合、3パス目の印字が、カウント値が4である場合、4パス目の印字が行われる。
続いて、印刷制御部26は、各パスの印字が終了したかどうかを判断し、各パスの印字が終了した場合、1行分の印字、すなわち、分割パス印字が終了したかどうかを判断し、分割パス印字が終了しなかった場合、分割パスカウンタを更新する。
このように、次のパスについての印字データの読出開始位置が決定され、印刷開始位置が決定され、印字速度が変更されて、次のパスの印字が行われる。
このようにしてすべてのパスについての印字が行われると、分割パス印字が終了する。
例えば、図7の分割パス印字の例においては、印字デューティδが、55.6〔%〕であり、中レベルと判断され、操作者によって騒音抑制促進モードが設定されておらず、分割パス数が2に設定され、印字データが二つに分割される。そして、印字データの読出間隔が2に決定され、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定される。これにより、1パス目及び2パス目の印字において印字ドット数Pdが30〔ドット〕になり、印字デューティδが27.8〔%〕になる。
また、図8の分割パス印字の例においては、印字デューティδが、55.6〔%〕であり、中レベルと判断され、操作者によって騒音抑制促進モードが設定されていて、分割パス数が3に設定され、印字データが三つに分割される。そして、印字データの読出間隔が3に決定され、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定され、3パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム3に決定される。これにより、1パス目〜3パス目の印字における印字ドット数Pdが20〔ドット〕になり、印字デューティδが18.5〔%〕になる。
そして、図9の分割パス印字の例においては、印字デューティδが、77.8〔%〕であり、高レベルと判断され、操作者によって騒音抑制促進モードが設定されていて、分割パス数が4に設定され、印字データが四つに分割される。そして、印字データの読出間隔が4に決定され、1パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム1に決定され、2パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム2に決定され、3パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム3に決定され、4パス目の印字における印字データの読出開始位置はカラム4に決定される。これにより、1パス目〜4パス目の印字における印字ドット数Pdが21〔ドット〕になり、印字デューティδが19.4〔%〕になる。
このように、印刷制御部26は、印字デューティδが低レベルである場合、通常の印刷制御を行い、印字デューティδが中レベル又は高レベルである場合、低騒音印刷制御を行い、複数パス印字を行い、印字デューティδを低くし、騒音が発生するのを抑制する。
このように、本実施の形態においては、印字データに基づいて印字デューティδが算出され、印字デューティδに基づいて印字速度及び分割パス数が設定され、印字速度及び分割パス数に基づいてスペーシングモータ40が駆動され、印字データに基づいて印字ヘッド16が駆動されて印字が行われるので、スループットを低下させることなく騒音が発生するのを抑制することができる。
しかも、操作者が印字速度及び分割パス数を設定する必要がないので、極めて容易に騒音が発生するのを抑制することができる。
また、印字デューティδが高いほど、分割パス数が多くされ、印字速度が高くされるので、スループットが低下するのを十分に抑制することができる。印字デューティδが低く、低レベルである場合には、分割パス数は多くされないので、スループットが低下することはない。
さらに、1行分の印字データについて印字デューティδが算出され、1行の印字が行われるごとに、印字速度が設定され、分割パス数が設定されるので、印字デューティδが高い行についてだけ低騒音印刷制御が行われる。したがって、低騒音印刷制御によって、騒音、例えば、印字ワイヤを用紙に打ち付けることによって発生する音以外の耳障りとなる音が発生するのを抑制することができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 編集部21は印刷データを読み出し、中間データを中間バッファに記録する。
ステップS2 編集部21は中間データに対して編集を行い、印字データを生成する。
ステップS3 編集部21は印字データを印字バッファに記録する。
ステップS4 ドット数カウント部22は印字ドット数Pdを計数する。
ステップS5 印字デューティ算出部23は編集が終了したかどうかを判断する。編集が終了した場合はステップS6に進み、編集が終了しなかった場合はステップS2に戻る。
ステップS6 印字デューティ算出部23は印字デューティδを算出する。
ステップS7 制御方法決定部24は印字デューティδが低レベルであるかどうかを判断する。印字デューティδが低レベルである場合はステップS8に、印字デューティδが低レベルでない場合はステップS9に進む。
ステップS8 制御方法決定部24は印字速度を標準速度に設定する。
ステップS9 制御方法決定部24は印字デューティδが中レベルであるかどうかを判断する。印字デューティδが中レベルである場合はステップS10に、印字デューティδが中レベルでない場合はステップS14に進む。
ステップS10 制御方法決定部24は印字速度を標準速度の2倍の速度に設定する。
ステップS11 制御方法決定部24は騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっているかどうかを判断する。効果を高くするようになっている場合はステップS13に、効果を高くするようになっていない場合はステップS12に進む。
ステップS12 制御方法決定部24は分割パス数を2に設定する。
ステップS13 制御方法決定部24は分割パス数を3に設定する。
ステップS14 制御方法決定部24は印字速度を標準速度の3倍の速度に設定する。
ステップS15 制御方法決定部24は騒音が発生するのを抑制する効果を高くするようになっているかどうかを判断する。効果を高くするようになっている場合はステップS17に、効果を高くするようになっていない場合はステップS16に進む。
ステップS16 制御方法決定部24は分割パス数を3に設定する。
ステップS17 制御方法決定部24は分割パス数を4に設定する。
ステップS18 制御方法決定部24は印刷開始要求を発生させる。
ステップS19 印刷制御部26は分割パスカウンタをリセットする。
ステップS20 分割パス制御部28は印字データの読出間隔を決定する。
ステップS21 分割パス制御部28は読出開始位置を決定する。
ステップS22 分割パス制御部28は印字開始位置を決定する。
ステップS23 印字速度変更部27は印字速度を変更する。
ステップS24 印刷制御部26は印字を開始する。
ステップS25 印刷制御部26は各パスの印字が終了したかどうかを判断する。各パスの印字が終了しなかった場合は待機し、各パスの印字が終了した場合はステップS26に進む。
ステップS26 印刷制御部26は分割パス印字が終了したかどうかを判断する。分割パス印字が終了した場合は処理を終了し、分割パス印字が終了しなかった場合はステップS27に進む。
ステップS27 印刷制御部26は分割パスカウンタを更新し、ステップS20に戻る。
本実施の形態においては、1行分の印字データについて印字デューティδが算出され、1行の印字が行われるごとに、印字速度が設定され、分割パス数が設定されるようになっているが、1ページ分の印字又は一つの印刷ジョブの印字が行われるごとに、印字速度を設定し、分割パス数を設定するようにすることができる。
この場合、1ページ分の印字データ又は一つの印刷ジョブの印字データの先頭の行の印字データに基づいて、印字速度及び分割パス数が設定され、それ以降、1ページ分の印字又は一つの印刷ジョブの印字が終了するまで、印字速度及び分割パス数を同じ値に保つことができる。
また、本実施の形態においては、印字ヘッド16の主走査方向において印字データを分割し、印字データの読出間隔を決定して複数のパスで印字を行うようになっているが、印字ヘッド16の副走査方向においても印字データを分割し、印字データの読出間隔を決定して複数パスで印字を行うようにすることができる。印字ヘッド16の副走査方向においても印字データを分割する場合、印字ワイヤが奇数ピンと偶数ピンとに分けられ、奇数ピンの印字データ及び偶数ピンの印字データについて、それぞれ別のパスで印字が行われる。例えば、印字ヘッド16の主走査方向における分割パス数を3とし、副走査方向における分割パス数を2とすると、6パス印字が行われる。
このように、印字ヘッド16の主走査方向及び副走査方向において複数パスで印字を行うことによって、騒音が発生するのを一層抑制することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 シリアルドットプリンタ
16 印字ヘッド
17 キャリッジ
23 印字デューティ算出部
24 制御方法決定部
26 印刷制御部
40 スペーシングモータ

Claims (7)

  1. (a)複数の印字ワイヤを備え、印字データに基づいて各印字ワイヤを媒体に打ち付けて印字を行う印字ヘッドと、
    (b)該印字ヘッドが搭載されたキャリッジと、
    (c)該キャリッジを走行させることによって印字ヘッドを移動させる駆動源と、
    (d)印字データに基づいて印字デューティを算出する印字デューティ算出部と、
    (e)印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数を設定する制御方法決定部と、
    (f)前記印字速度及び分割パス数に基づいて前記駆動源を駆動し、印字データに基づいて印字ヘッドを駆動することによって、印字を行う印刷制御部とを有することを特徴とするシリアルドットプリンタ。
  2. 前記制御方法決定部は、印字デューティが高いほど、分割パス数を多くし、印字速度を高くする請求項1に記載のシリアルドットプリンタ。
  3. 前記制御方法決定部は、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするモードが設定されている場合に、騒音が発生するのを抑制する効果を高くするモードが設定されていない場合より、分割パス数を多くする請求項1又は2に記載のシリアルドットプリンタ。
  4. 前記印刷制御部は、分割パス数に基づいて印字データの読出間隔を決定するとともに、印字データの読出開始位置及び媒体上の印字開始位置を決定する請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリアルドットプリンタ。
  5. 前記印刷制御部は、印字ヘッドの主走査方向における印字データの読出間隔を決定する請求項4に記載のシリアルドットプリンタ。
  6. 前記印刷制御部は、印字ヘッドの副走査方向における印字データの分割パス数を決定する請求項4に記載のシリアルドットプリンタ。
  7. 複数の印字ワイヤを備え、印字データに基づいて各印字ワイヤを媒体に打ち付けて印字を行う印字ヘッド、該印字ヘッドが搭載されたキャリッジ、及び該キャリッジを走行させることによって印字ヘッドを移動させる駆動源を備えたシリアルドットプリンタの印刷制御方法において、
    (a)印字データに基づいて印字デューティを算出し、
    (b)印字デューティに基づいて印字速度及び分割パス数を設定し、
    (c)前記印字速度及び分割パス数に基づいて前記駆動源を駆動し、印字データに基づいて印字ヘッドを駆動することによって、印字を行うことを特徴とするシリアルドットプリンタの印刷制御方法。
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