JP2016202821A - マッサージ機 - Google Patents

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俊夫 岸本
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真治 西
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祐史 中塚
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Abstract

【課題】ベッド型のマッサージ機と比較して噴射ノズル等の液体噴射手段の移動範囲を最小限に抑制して、小型化可能となし、狭い室内に、容易に設置でき、水槽を小型にして使用水量を減少させ、また重量を低減して、マッサージ機設置室内の床への重量負担を軽減できるマッサージ機を提供すること。【解決手段】開口部5をシート7で覆って密閉された水槽2と、マッサージに供する水を水槽2内でシート7に向かって噴射する噴射ノズル9a〜9dと、座位姿勢でマッサージ受療者を載置する載置部3と、載置部3を移動させるための載置部移動手段と、からなり、載置部移動手段により、載置部3を水槽2外で移動させながら、噴射ノズル9a〜9dにより噴射された水圧をマッサージ受療者43に作用させてマッサージを行う。【選択図】図1

Description

本発明は、水等の液体の液圧を利用してマッサージ等を行うマッサージ機に関するものである。
従来から、マッサージ等を受けるマッサージ受療者に、ポンプ等で加圧された水をマッサージ受療者の身体に当て、その水圧等でマッサージを行うマッサージ機が知られる。
このマッサージ機には、仰臥位姿勢でマッサージするベッド型のマッサージ機や、座位姿勢でマッサージする椅子型のマッサージ機が存在する。
また、マッサージ機には、ウォーターベッド等の水中から噴射ノズルで水を噴射する水中噴射式(例えば、後記の特許文献1参照)や、マッサージ受療者に水を噴射する方式として、空中から噴射ノズルで水を噴射する空中噴射式(例えば、後記の特許文献2参照)が存在する。
上記特許文献1および2の何れも噴射ノズルとマッサージ受療者の身体との間にシート等の膜が存在しており、マッサージ受療者の身体に、直接、噴射水が触れない構造となっているので、水漏れの心配がなく屋内でも使用できる。
マッサージ受療者の身体に、直接、水を当ててマッサージを行うマッサージ機も存在するが、このようなマッサージ機では、噴射ノズルと身体との間にシート等の膜が存在していないため、室内で、着衣状態で使用することができないうえ、噴射ノズルを可動させたりすると、噴射ノズル等で身体を挟み込む恐れがあり、噴射ノズルとしては固定式の噴射ノズルを使用するのが一般的である。
また、噴射ノズルを可動させず椅子を上下方向に可動させてマッサージ受療者のマッサージ部位を変更する構造となっているマッサージ機もある(例えば、後記の特許文献3参照)。
特開2004−208818号公報 実開平05−53636号公報 実開平06−80432号公報
マッサージ受療者に対して仰臥位姿勢で使用する上記マッサージ機では、マッサージ受療者の全身をマッサージする場合、通常、マッサージ受療者の背部全面をマッサージ機の背凭れ部にある噴射ノズルからの噴射水の水圧で押す構造となっている。
上記ベッド型のマッサージ機では、特有の浮遊感が得られ満足度が高く、マッサージ受療者は、仰臥位の状態で下側からの噴射水の水圧でマッサージされるため、マッサージ受療者の体重によりマッサージ力が逃げること無く適当な力で水圧マッサージができる。
しかし、その反面、前記特有の浮遊感から乗り物酔いの状態になったり、あるいは、ベッド面の形状が定まらず、不安定なベッド面となると、マッサージ受療者がベッド面上に手をついて起き上がったり乗り降りをしたりしなければならない。そのため、マッサージ受療者が、足腰が弱い患者であったり、高齢者であったりする場合には、マッサージ受療者への負担が大きく、マッサージを受けることを敬遠される虞もある。
また、ベッド型のマッサージ機のうち、ウォーターベッド型のマッサージ機では、水槽に水を溜め、その溜めた水を水槽に戻して循環させるという構造である。そのため、マッサージ機の本体自体が、大型・重量化し、マッサージ機の設置場所の面積不足やマッサージ機が設置される床の機械的強度の不足によっては、マッサージ機を設置できなかったり、床の補強工事を必要としたりする場合があった。
一方、マッサージ受療者に対して座位姿勢で使用する上記椅子型のマッサージ機では、座位姿勢になった為、載置部にマッサージ受療者を着座させる座位姿勢でマッサージを行うために、マッサージ受療者の背中をマッサージする場合、通常、マッサージ受療者の背中をマッサージ機の背凭れ部にある噴射ノズルからの噴射水の水圧で押す構造となっている。
そのため、背凭れ部側からマッサージ受療者の背中を噴射水の水圧で押すとマッサージ受療者の上半身がその水圧で前方に倒れるように押し出されてしまい、水圧によるマッサージ力が逃げて背中にマッサージ力が伝わりにくく、意図したマッサージが効果的にできなくなるという問題がある。
そのため、座位姿勢でマッサージを行うこの種のマッサージ機では、背凭れ部を後方へ大きくリクライニング(倒伏)させ、マッサージ受療者の体重を利用することにより、マッサージ受療者の身体が前記水圧で前方へ押し出されるのを防止するようになっている。しかし、背凭れ部を後方へ大きくリクライニングさせるためには、マッサージ機の周辺に背凭れ部をリクライニングさせることができるスペースを余分に設定しなければならず、仰臥位のマッサージ機と同様マッサージ機が設置される室内が狭いと、マッサージ機を設置できなくなるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、略座位姿勢でマッサージを受けるマッサージ機において、リクライニングスペースを必要とすることなく、マッサージ力を損なわずマッサージ受療者の背中側を含めてマッサージすることができ、これにより、小型化が実現できて、狭い室内に容易に設置でき、また重量を低減して、設置室内の床面への重量負担を軽減できるマッサージ機を提供することを目的とする。
なお、本発明の他の目的は、以下の記述から明らかであろう。
本発明は、上記目的を達成するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明に係るマッサージ機は、開口部を備え、かつ、前記開口部が被覆用シートで覆われた筐体と、前記筐体内に配置され、前記被覆用シートに向かって液体を噴射する液体噴射手段と、前記筐体外に配置され、略座位姿勢でマッサージ受療者を載置する載置部と、前記載置部を移動させるための載置部移動手段と、を備え、前記載置部移動手段により、前記載置部を前記筐体外から前記被覆用シート上を移動させながら、前記液体噴射手段から噴射された噴射液体を、前記被覆用シートを介して、前記マッサージ受療者に作用させることが可能となっていることを特徴とする。
上記構成によると、載置部移動手段により載置部を移動させながら、前記液体噴射手段から噴射された噴射液体を、前記被覆用シートを介して、前記マッサージ受療者に作用させることができるので、液体噴射手段の各マッサージ部位に対する移動範囲を最小限に抑制できる。例えば、載置部移動手段によって載置部をマッサージ受療者の身長方向に移動させれば、液体噴射手段そのものは前記移動方向に移動させる必要がなくなる。また液体噴射手段を、マッサージ受療者の左右幅方向にのみ移動させれば、載置部が移動してマッサージ受療者のマッサージ部位が変更すると、マッサージ受療者をその身長方向全体に亘り、かつ、その左右幅方向にマッサージできる。また、載置部移動手段により、マッサージ受療者の上半身を前記筐体と水平位置まで移動させれば、マッサージ受療者の体重により、マッサージ力が逃げること無く適当な力で水圧マッサージができる。
その結果、上記構成では、略座位姿勢でマッサージを受けるマッサージ機でありながら、ベッド型マッサージ機のようにマッサージ受療者の各マッサージ部位を広い範囲に亘り適当な力でマッサージできる一方で、ベッド型マッサージ機と比較してマッサージ機を格段に小型化できるという優れた利点を有するマッサージ機となる。
そのため、上記構成では、ベッド型マッサージ機と略同機能を達成できる一方で、ベッド型マッサージ機とは異なって、狭い室内であっても、当該マッサージ機を容易に設置でき、さらに、小型化が可能となる分、マッサージ機の重量を軽減でき、その結果、取り扱い易く、且つ、マッサージ機の設置床面への重量負担も大きく軽減できるという特有の優れた効果が得られる。
なお、前記被覆用シートは、その名称に狭く限定されるべきではなく、例えば、膜やその他の名称を含む。
なお、液体噴射手段は、水中から液体を噴射する手段のみならず、空中から液体を噴射する手段を含む。
また、液体噴射手段は、好ましくは、噴射ノズルであるが、本発明の液体噴射手段は、噴射ノズルに限定されるものではない。
また、液体噴射手段から噴射する液体は、好ましくは、水であるが、水に限定されない。
(2)本発明において、好ましくは、前記筐体は、前記液体を溜めることができる液槽であり、前記液槽は、前記被覆用シートで密閉されていると共に、前記液槽内の前記液体を、前記液体噴射手段で循環使用することが可能となっている。
この構成によれば、前記筐体が、液槽であるので、液槽を小型にできる分、マッサージのために使用する水等の液量が減り、経済的である。さらに、液槽に溜めた水等の液体を循環して使用することができるので、より経済的である。
(3)本発明において、好ましくは、前記マッサージ受療者のマッサージ部位を前記被覆用シートに近接させる軌道に沿って、前記載置部を移動させる。
この構成によると、載置部がどの位置にあっても、載置部は被覆用シートに近接移動されるので、液体噴射手段から噴射される液体の噴射圧を一定にしてマッサージ受療者に付与でき、効率的なマッサージができる。
なお、前記近接には、マッサージ受療者のマッサージ部位と前記被覆用シートとの接触する場合と、非接触の場合のいずれか一方およびその両方を含む。
(4)本発明において、好ましくは、前記載置部の移動範囲を調節可能とする。
この構成によると、マッサージ受療者に対するマッサージの目的、あるいは、マッサージ受療者の身長等や、どのようなマッサージを受けるかの要望、その他に応じて、載置部の移動範囲を調節できるので、特定のマッサージ部位を効率的にマッサージできる。また、載置部が前記移動範囲を超えて無駄に移動しないようにすることができるので、載置部が前記移動範囲を超えて無駄に移動することに伴うマッサージ受療者の乗り物酔いを軽減できる。
(5)本発明において、好ましくは、前記マッサージ受療者が当該マッサージ機に乗降が可能な位置に前記載置部が移動可能である。
この構成によると、ベッド型マッサージ機のように、マッサージ受療者における体位を移乗後の仰臥位に変更する必要がなくなり、マッサージ機に対し、マッサージのための乗機、およびマッサージ終了後の降機が容易となる。
(6)本発明において、好ましくは、前記液体噴射手段は、液体を噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルを移動させる噴射ノズル移動機構と、を具備する。
この構成によると、噴射ノズルを例えばマッサージ受療者の身体の左右幅方向へ移動させれば、マッサージ受療者の身体を広い範囲に亘ってマッサージでき、また、噴射ノズルをマッサージ受療者の身体に遠近移動させると、身体に対する噴射液の液圧の強弱や、身体におけるマッサージ範囲を適正に調節することができる。
(7)本発明において、好ましくは、前記噴射ノズルが複数個設けられている。
この構成によると、噴射ノズルが複数箇所あるので、同時に複数箇所のマッサージが行え、マッサージ時間を短縮することができる。
(8)本発明において、好ましくは、前記噴射ノズルとマッサージ受療者との距離を調節可能とする。
この構成によると、マッサージ受療者の体重差によりマッサージ受療者の身体と噴射ノズルとの間の距離が変動することなく、一定の噴射圧をマッサージ受療者に付与することができ、適確なマッサージをすることができる。
(9)本発明において、好ましくは、前記載置部は、載置部の外形を形成する枠体と、人体を支持する載置用シートとを具備すると共に、前記載置用シートが前記開口部に設けた前記被覆用シートに接触する部分に摩耗防止手段を備える。
この構成によると、前記被覆用シートや前記載置用シートが摩耗し破損することを防止することができる。また、摩擦が減る分、載置部等を駆動する動力を小さくすることができる。
本発明によれば、載置部移動手段により載置部を移動させ、この載置部に載置しているマッサージ受療者の各マッサージ部位を液体噴射手段に対して近づけるように移動させて、マッサージができるので、液体噴射手段、例えば、噴射ノズルの各マッサージ部位に対する移動範囲を最小限に抑制できる。
その結果、本発明によれば、略座位姿勢でマッサージを受けるマッサージ機でありながら、ベッド型マッサージ機のようにマッサージ受療者に対して広い範囲で身体の各所に対してのマッサージができつつ、ベッド型マッサージ機よりも格段にマッサージ機を小型化できる。
以上のことから、本発明では、ベッド型マッサージ機のごとく、マッサージ受療者を身体の各マッサージ部位を広い範囲に亘ってマッサージできる一方で、マッサージ力を損なうことなく、広い設置室が要求されるベッド型マッサージ機とは異なって、マッサージ機の設置室が狭くても、マッサージ機の設置が容易であり、特に、小型化が可能となる分、マッサージ機の重量が軽減し、これにより、取り扱いが容易で、且つ、マッサージ機の設置床面への重量負担を大きく軽減できるマッサージ機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るマッサージ機の内部を示す側面図である。 図1のマッサージ機内部を示す上面図である。 マッサージの開始状態を示す側面図である。 マッサージの途中状態を示す側面図である。 マッサージ機が動作停止し載置部がマッサージ受療者の乗降し易い位置にある状態を示した側面図である。 マッサージ機における水槽内部の噴射ノズルを左右に可動させるノズル移動機構の作動図である。 図6からノズル移動カムを反時計回り方向に回転させたノズル移動機構の作動図である。 図7からノズル移動カムを反時計回り方向にさらに回転させたノズル移動機構の作動図である。 本発明の他の変形例であり、その変形例に係る図1の要部を拡大して示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係るマッサージ機を説明する。実施形態では、液体として水を用いるが、水に限定されないことは前述の通りである。
図1および図2を参照して、マッサージ機1は、液槽の一例として、マッサージに使用する水を溜めることができる水槽2と、マッサージ受療者を載置する載置部3と、を有する。
水槽2は、略矩形の筐体構造であり、その上面が開口している。この構造形状は、特に限定されるものでは何等ない。水槽2の上面開口部5の周縁端部には、フランジ6が設けられる。水槽2の上面開口部5は、弾力性を有する被覆用シート7で覆われている。
被覆用シート7の材料には、例えば、ゴムシートが挙げられる。
被覆用シート7の端部は、フランジ6と、枠状のシート押さえ部材8とで挟み込まれている。これにより、被覆用シート7は水槽2の開口部5上に張設されている。これによって、水槽2は、その内部の水が、開口部5から外部へ漏れないように密閉されている。
水槽2の内部には、載置部3上に座位姿勢で搭乗しているマッサージ受療者を基準にその前方側と後方側との各2箇所に、液体噴射手段の一例として、水をマッサージ受療者に噴射するための噴射ノズル9a〜9dが設けられる。
前方噴射ノズル9a,9bは、載置部3上のマッサージ受療者を基準にその左右方向に隣り合って配置される。
後方噴射ノズル9c,9dは、同じくマッサージ受療者を基準にその左右方向に隣り合って配置されている。
この前後および左右方向は、以下の説明においても、載置部3上のマッサージ受療者を基準にしている。
前方噴射ノズル9a,9bおよび後方噴射ノズル9c,9dは、それぞれから被覆用シート7方向に水を噴射することが可能なようにノズル固定部材10a〜10dに個別に固定されている。
ノズル固定部材10a〜10dは、上部に噴射ノズル9a〜9dが固定され、下部にノズル移動ローラー11a〜11dが固定され、これら上部および下部は、垂直方向に延びる連結部12a〜12dで一体に連結され、全体が側面視片仮名の「コ」の字状となっている。
前後のノズル固定部材10a〜10dは、それぞれのノズル移動ローラー11a〜11dが同じ向きとなっていて、左右方向へのみ移動できる。
前方ノズル固定部材10a,10bの連結部12a,12bの垂直方向の略中央箇所には、それぞれ、水平方向にピン状に突出する前方カム接触部材(カムフォロア)13a,13bが固定される。
後方ノズル固定部材10c,10dの連結部12c,12dの垂直方向の略中央箇所には、それぞれ、水平方向にピン状に突出する後方カム接触部材(カムフォロア)13c,13dが固定されている。
水槽2内の前後には、前方噴射ノズル9a,9bと後方噴射ノズル9c,9dとを左右方向それぞれに個別に移動させるための前方ノズル移動カム14aと後方ノズル移動カム14bとが設けられている。これら前後のノズル移動カム14a,14bは、そのカム面が垂直となるように設置されている。
これら前方ノズル移動カム14aと後方ノズル移動カム14bとは、全体のカム面形状が共に同一の長方形状をなし、その長方形の長辺方向に沿って同一形状および同一サイズの瓢箪型ないしは8の字状のカム溝15a,15bが形成されている。
カム溝15a,15bの「瓢箪型」や「8の字状」はカム溝15a,15bの形状の説明の都合で付したものであり、カム溝15a,15bの形状は、これに限定されないことは勿論である。また、前方ノズル移動カム14aと後方ノズル移動カム14bそれぞれの形状それ自体は実施形態の形状に限定されないことは勿論である。
前方ノズル移動カム14aと後方ノズル移動カム14bとは、それぞれカム溝15a,15bが垂直方向同一面内において90度位相が異なる関係でもって、前後方向水平に延びるカム軸16に一体連動可能に連結固定されている。
前方のカム接触部材13a,13bは、前方のノズル移動カム14aのカム溝15aに遊嵌され、後方のカム接触部材13c,13dは、後方のノズル移動カム14bのカム溝15bに遊嵌されている。
カム軸16の前方側端部は、水槽2の水平底面上に垂直方向に立設固定されたカム軸支持部材17に回転自在に水平支持される。カム軸16の後方側端部は、水槽2の後壁面2aを貫通し、水槽2外部のカム駆動モーター18に接続されている。これによって、カム軸16は、カム駆動モーター18の動力で水平軸心周りに回転可能になっている。
これらカム駆動モーター18、カム軸16、前後のノズル移動カム14a,14b、および前後それぞれ2つのカム接触部材13a〜13dは、ノズル移動機構を構成する。
水槽2の後方には、水圧発生ポンプ19が配備されている。水圧発生ポンプ19は、水吸入側19aと水吐出側19bとを有している。水圧発生ポンプ19の水吸入側19aは、水槽2の後壁2aに一端が貫通接続された吸入管20を介して水槽2内に接続され、水圧発生ポンプ19の水吐出側19bは、吐出管21を介してラジエーター22に貫通接続されていると共に、分岐管24を介して、噴射ノズル側配管25に接続されている。
これにより、水槽2内の水は、水圧発生ポンプ19によって、循環されて使用することができると共に、一部の水は、ラジエーター22によって、冷却されて水槽2内に戻される。
噴射ノズル側配管25は、前方噴射ノズル9a,9bに個別に接続される前方可撓性噴射ノズル配管25aと、後方噴射ノズル9c,9dに個別に接続される後方可撓性噴射ノズル配管25bとに分岐される。前方可撓性噴射ノズル配管25aと後方可撓性噴射ノズル配管25bが可撓性であるのは、噴射ノズル9a〜9dが個別に左右方向に移動できるようにするためである。
前方可撓性噴射ノズル配管25aと後方可撓性噴射ノズル配管25bは、例えば、塩化ビニールの材料で可撓性に製作されている。
マッサージ機1は、載置部3の外形を形成する枠体の一例として、載置フレーム26を有する。
載置フレーム26は、逆Uの字状で斜め後上方に延びる背凭れ側フレーム部26aと、略水平方向に延びる左右一対の腰乗せ側フレーム部26bと、足載せ側フレーム部26cと、脱落防止フレーム部26dとから構成されている。
載置部3は、載置フレーム26と、可撓性の載置布27とで構成されており、載置布27は、載置フレーム26の左右一対の各フレーム部26a〜26cにその周縁が固定され、各一対のフレーム部26a〜26cの対向間に張られ、マッサージ受療者が座るとマッサージ受療者の体重がかかる方向に沈み込むことができるようになっている。
載置フレーム26の背凭れ側フレーム部26aの両側には、一対の上側ガイド突起28a,29aが形成され、載置フレーム26の左右一対の腰乗せフレーム部26bの両側には、一対の下側ガイド突起28b,29bが形成されている。
水槽2右側には、右本体フレーム30a、右外側チェーン31,右内側チェーン32a、および右載置部可動ガイド部材33aが配置される。
水槽2左側には、左本体フレーム30b、左内側チェーン32b、および左載置部可動ガイド部材33bが配置される。
水槽2の右外側チェーン31は、水槽2後方の載置部可動モーター36のモーター軸36aと大径スプロケット35と、の間に張装されている。
水槽2の右内側チェーン32aは、大径スプロケット35と同軸一体回転する小径スプロケット37と、複数の小径スプロケット群38aと、水槽2下面の凹部2b内に左右方向に延びる連結軸39右端側の小径スプロケット40aと、の間に張装されている。連結軸39は、左右の本体フレーム30a,30b間に水平かつ回転可能に取り付けられている。水槽2の右外側チェーン31,右内側チェーン32aは、載置部可動モーター36によって一体駆動される。
水槽2の左内側のチェーン32bは、複数の小径スプロケット群38bと、連結軸39左端側の小径スプロケット40bとの間に張装されている。水槽2の左内側チェーン32bは、水槽2の右内側チェーン32aと、連結軸39で連結されているので、該右内側チェーン32aと同方向に同期駆動される。
左右の載置部可動ガイド部材33a,33bは、板状であり、それぞれには、同形状の載置部可動ガイド穴42a,42bが形成されている。
これらチェーン31,32a,32b,載置部可動モーター36、載置部可動ガイド部材33a,33b、および載置部可動ガイド穴42a,42b、等は、載置部3をマッサージ受療者のマッサージ部位を被覆用シート7に近接させる軌道に沿って移動させる載置部移動手段を構成する。
左右の載置部可動ガイド穴42a,42bは、垂直方向後方に若干湾曲した形状の上側ガイド穴部42a1,42b1と、全体的に水平方向蛇行状に伸びる下側ガイド穴部42a2,42b2とから構成されている。
上側ガイド穴42a1,42b1には上側のガイド突起28a,29aが挿入され、下側ガイド穴部42a2,42b2には下側ガイド突起28b,29bが挿入されている。
下側ガイド突起28b,29bは内側チェーン32a,32bと連結されており、右外側チェーン31の駆動力で載置部可動ガイド穴42a,42bの下側ガイド穴部42a2,42b2に沿って動く。
左右内側のチェーン32a,32bは、前記したように、載置部可動ガイド穴42a,42bに沿って設けられた小径スプロケット群38a,38bにより、載置部可動ガイド穴42a,42bの下側ガイド穴部42a2,42b2に沿った形状で取り付けられている。
次に、図3〜図8を参照して、動作を説明する。
まず、図3に示すように、載置部3にマッサージ受療者43が搭乗している状態で、水圧発生ポンプ19が稼働する。水圧発生ポンプ19の稼動により、載置部3上のマッサージ受療者43に噴射ノズル9a〜9dから一定水圧の水が噴射され、マッサージ受療者43には、水槽2上面の被覆用シート7および載置部3上の載置布27を介して、噴射ノズル9a〜9dからの噴射水が当たる。これにより、マッサージ受療者43のマッサージ部位の1つである大腿部に対するマッサージが開始される。
次いで、載置部可動モーター36が稼働すると、載置部可動モーター36によって水槽2の右外側のチェーン31および左右内側のチェーン32a,32bが反時計周りに回転される。これに伴い、左右の下側ガイド突起28b,29bは、載置部可動ガイド穴42a,42bの下側ガイド穴部42a2,42b2に沿って左方向へ移動させられ、これによって、載置部3も左方向へ移動する。
この時、上側のガイド突起28a,29aは、載置部可動ガイド穴42a,42bの上側ガイド穴部42a1,42b1に沿って下方向へ移動する。このため、載置部3は時計回りに回転しながら前方へ移動する。この移動の間も水圧発生ポンプ19は稼働しているので、マッサージ受療者43は、マッサージ部位が変更されながらその身体に沿ってマッサージが施されつつ、前方へ移動する。
図4は載置部3が完全に前方に移動した状態であり、下側左右のガイド突起28b,29bは最も前方にある状態を示している。図4では、載置フレーム26の背凭れフレーム部26aが略水平になっており、マッサージ受療者43の背中と、噴射ノズル9a〜9dとの距離の変化が少なくなるように、左右載置部可動ガイド穴42a,42bの下側ガイド穴部42a2,42b2は形成されている。
図6〜図8はノズル移動機構であるノズル移動カム14a,14bの動作を示した断面図であり、図6は図1、2の状態を後方から見た断面図、図7はノズル移動カム14a,14bが図6の状態からカム軸16周りを反時計回り方向に45度回転した断面図、図8は図7から前後のノズル移動カム14a,14bがカム軸16周りを反時計回り方向にさらに45度回転した断面図である。これらの図において、水槽2は噴射ノズル9a〜9dのみ図示した一部破断図となっている。
図6の状態からカム駆動モーター18が稼働してカム軸16が反時計回りへ回転すると、カム軸16と一体の前後のノズル移動カム14a,14bも反時計回りへ回転する。
そうすると、図6から図7に示すように、後方のノズル移動カム14bのカム溝15bに沿って徐々に後方のカム接触部材13c,13dが内側へ押し込まれ、それに伴い後方のカム接触部材13c,13dと一体の後方のノズル固定部材10c,10dが後方の噴射ノズル9c,9dと共に内側へ移動する。
また、前方のノズル移動カム14aのカム溝15aに沿って徐々に前方のカム接触部材13a,13bは外側へ押し込まれ、それに伴い前方のカム接触部材13a,13bと一体の前方のノズル固定部材10a,10bが前方の噴射ノズル9a,9bと共に外側へ移動する。図7では、前後の噴射ノズル9a〜9dは、カム軸16方向に重なり、前方の噴射ノズル9a,9bは図面上、現れない。
さらに、カム軸16を同方向へ回転させると、図7から図8に示すように、同様に前後のノズル移動カム14a,14bも回転してさらに前後の噴射ノズル9a〜9dが内側と外側へ移動され、後方2つの噴射ノズル9c,9dは最も近接し、前方2つの噴射ノズル9a,9bは最も離れた状態になる。
以上の構成および動作において、マッサージ受療者43の身体の左右方向に対して前後左右2つの噴射ノズル9a〜9dの位置が左右方向に位置可変できるため、マッサージ受療者43の各部広い範囲のマッサージ部位に対してマッサージが可能となる。なお、前後のノズル移動カム14a,14bの回転位相が90度ずらされているため、前後の噴射ノズル9a〜9dは逆の動きをする。
マッサージが終了すると、載置部3は図1の位置に戻る。そこからさらに、右外側のチェーン31が時計回りに回転し、左右2つの下側ガイド突起28b,29bを後方へ押し込むと、載置部3が2点鎖線で示す位置より実線で示す位置へ、前方へ若干倒れた図5の状態になり、マッサージ受療者43は載置部3から乗降しやすくなる。
なお、図9に示すように、載置部3の載置布27と水槽2上面の被覆用シート7との間に、耐摩耗性の摩耗防止用シート45を配置してもよい。摩耗防止用シート45は、水槽2の被覆用シート7と接触する部分に配置される摩耗防止手段を構成する。
摩耗防止用シート45は、前後の支持部材46a,46bに巻回されており、載置部3の載置布27と水槽2の被覆用シート7とが、直接、擦れ合わないようにしている。
また、噴射ノズル9a〜9dは、実施形態では、垂直上方に水を噴射する方向に向いているが、それ以外の方向に向けられるようにしたり、あるいは、その噴射方向を自在に可変できるようにしたりしてもよい。
また、噴射ノズル9a〜9dは上下方向に調節可能としてよい。
また、噴射ノズル9a〜9dの配置数は、4つに限定されない。
1 マッサージ機
2 水槽
3 載置部
5 開口部
7 被覆用シート
9a,9b 前方噴射ノズル
9c,9d 後方噴射ノズル
13a,13b 前方カム接触部材
13c,13d 後方カム接触部材
14a 前方ノズル移動カム
14b 後方ノズル移動カム
15a 前方ノズル移動カムのカム溝
15b 後方ノズル移動カムのカム溝
16 カム軸
18 カム駆動モーター
19 水圧発生ポンプ
26 載置フレーム
27 載置布
28a,29a 上側ガイド突起
28b,29b 下側ガイド突起
30a,30b 本体フレーム
31 右外側チェーン
32a 右内側チェーン
32b 左内側チェーン
33a 右側の載置部可動ガイド部材
33b 左側の載置部可動ガイド部材
36 載置部可動モーター

Claims (9)

  1. 開口部を備え、かつ、前記開口部が被覆用シートで覆われた筐体と、
    前記筐体内に配置され、前記被覆用シートに向かって液体を噴射する液体噴射手段と、
    前記筐体外に配置され、略座位姿勢でマッサージ受療者を載置する載置部と、
    前記載置部を移動させるための載置部移動手段と、
    を備え、
    前記載置部移動手段により、前記載置部を前記筐体外から前記被覆用シート上を移動させながら、前記液体噴射手段から噴射された噴射液体を、前記被覆用シートを介して、前記マッサージ受療者に作用させることが可能となっている、
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記筐体が、前記液体を溜めることができる液槽であり、前記液槽は、前記被覆用シートで密閉されていると共に、前記液槽内の前記液体を、前記液体噴射手段で循環使用することが可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記載置部移動手段は、前記マッサージ受療者のマッサージ部位を前記被覆用シートに近接させる軌道に沿って、前記載置部を移動させる、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のマッサージ機。
  4. 前記載置部の移動範囲を調節可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
  5. 前記マッサージ受療者が当該マッサージ機に乗降が可能な位置に前記載置部が移動可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記液体噴射手段は、液体を噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルを移動させる噴射ノズル移動機構とを具備する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
  7. 前記噴射ノズルが、複数個設けられている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のマッサージ機。
  8. 前記噴射ノズルと前記マッサージ受療者との距離が調節可能となっている、
    ことを特徴とする請求項6または7に記載のマッサージ機。
  9. 前記載置部は、その外形を形成する枠体と、マッサージ受療者を支持する載置用シートとを具備するとともに、前記載置用シートが前記被覆用シートと接触する部分に摩耗防止手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のマッサージ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115192406A (zh) * 2022-07-27 2022-10-18 广州她尔智能机器人科技有限公司 一种便于按摩通络的智能养生纤体机器人

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