JP2016201248A - 温度フューズ取付用端子台 - Google Patents
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Abstract
Description
このような端子台に温度フューズを設置する場合、温度フューズ101のリード線101a,101b及びコネクタ103を加締め端子102等にて加締め結線し、端子台に接着固定し、さらにカバー部材110aにて覆うことが行われていた。
これでは結線作業や接着作業等に多くの工数がかかり、作業性が悪く高コストの原因にもなっていた。
例えば、特許文献1には分電盤内にMCCB端子と電源側端子との締め付け不足によって生ずる発熱を検知するのに温度フューズを、端子近くの絶縁外被の外側にそれぞれ板ばねを用いて取り付ける構造を開示する。
しかし、この場合も結線作業が大変である。
前記温度フューズのリード線又はケーブルの芯線を接続ターミナルに設けた弾性接続部に挿入結線可能であることを特徴とする。
これにより、温度フューズをターミナル端子のフューズ設置部に取り付け、この温度フューズのリード線又はケーブルの芯線を端子台に取り付けた接続ターミナルに挿入(差し込み)するだけで結線ができる。
このようにすると、端子台に結線する電源ケーブルの仕様や種類に合せつつ、温度フューズを任意のターミナル端子に取り付けることができる。
温度フューズ1及び接続ターミナル2は、図2,3に示すようにターミナル端子20のフューズ設置部21に温度フューズ1を取り付け、接続ターミナル2をハウジング10のターミナル装着部11a,11bに装着した後に結線してもよいが、図1では温度フューズ1,接続ターミナル2及びコネクタ3の結線例がわかりやすいように予め結線した状態として示した。
本実施例は、ターミナル端子20と弾性部材30にて図4に示すように電源ケーブル7の芯線7aを弾性挟持する例になっているが、本発明はターミナル端子20に温度フューズ設置部21を形成したものであれば、電源ケーブル等の接続構造に制限はない。
各ハウジング10は樹脂成型品であり、接続ターミナル20を装着するための凹部状のターミナル装着部11a,11bを2ヶ所に設けてある。
また、各ハウジング10は相互に連結可能になっている。
本実施例では、ハウジング10の両側の側部のうち、一方の下端部に溝状の連結凹部11を形成し、他方の下端部にレール状の連結凸部を形成することで、他のハウジングと連結可能になっている。
また、連結安定性を考慮し、ハウジング10の一方の側部上端部に凸部12aを下端部の連結凹部11に対向して設け、他方の側部の上端部に凹部11aを下端部の連結凸部に対向して形成してある。
ハウジング10の連結凹部11の端部に当接突部13aを形成し、これと前後方向に対向するように爪状の連結係止部13を形成し、他方の段差状の被係止部14にこの連結係止部13が係止することで、ハウジングの連結状態がロックされている。
これにより、図1,図6に示すように複数のハウジング10を連結することで、任意の数のターミナル端子を有する端子台が得られる。
ハウジング10内には、図5に示したようなターミナル端子20と弾性部材30と組み合せて収容し、スライド自在にスライダー40が収容されている。
ターミナル端子20は、ベース部20aから略直角方向に立設した接続壁22を設け、この接続壁22の外側(裏面側)に図3に示したような略コ字形状のリブ21aをプレス等にて形成し、温度フューズ1の設置部21を設けてある。
電源ケーブル7の芯線7aがターミナル端子20に挿入接続可能になるように、ベース部20aの裏面に重なるように弾性部材30の基部を配置し、この基部から折り返して曲面形状の被押圧部31を下方に突出させて形成し、さらにその先端側を上方に折り返し、係止部32を形成してある。
係止部32は開口部33を有し、ターミナル端子20のベース部20aに挿入載置した芯線7aを上側から係止する係止片部32aを設けてある。
また、接続壁22に対向して曲面状の弾性接触部34を弾性部材30の基部から立設形成してあり、芯線7aを弾性接触部34が接続壁22に向けて付勢する。
本実施例では、スライダー40に突部41を形成し、スライダー40をハウジング10の外方に引き出すと、図4(a)に示すように突部41が弾性部材30の被押圧部31を下側から押し上げ、係止部の係止片部32aが上昇し開放状態になり、この状態でハウジング10の接続孔15からケーブルを差し込み、次にこのスライダーを押し込むと図4(b)に示すように係止部32が弾性復帰し、芯線7aを係止片部32aにより係止する例となっている。
弾性材を箱形に折り曲げ、その一方の先端部をさらに内側方向に折り返すことで弾性片2cを形成してある。
弾性片2cに向けて温度フューズ1のリード線4a,4bや、ケーブル5の先端部を差し込むことができるように、この弾性片2cを形成した折り曲げ部2b側の側壁に挿入孔2aを形成し、その内側に一対のガイド部2dを立設してある。
これにより、リード線やケーブルの芯線の先を挿入孔2aからガイド部2d,2dの間に挿入すると、箱形した面の内面と弾性片2cとの間にこの芯線等が弾性挟持接続される。
なお、芯線がより線の場合には、ハンダ等にて先端処理するのが好ましい。
これにより、図1に示すように端子台を構成する任意のハウジングのターミナル端子に設けたフューズ設置部21に温度フューズ1を設置し、任意のターミナル装着部11a,11bに接続ターミナル2を装着し、それらをリード線4a,4b、ケーブル5及びコネクタ3のケーブル等の先を接続ターミナルに挿入接続するだけで結線が可能になる。
2 接続ターミナル
10 ハウジング
11 連結凹部
11a ターミナル装着部
12 連結凸部
13 連結係止部
14 被係止部
20 ターミナル端子
21 フューズ設置部
これにより、温度フューズをターミナル端子のフューズ設置部に取り付け、この温度フューズのリード線又はケーブルの芯線を端子台に取り付けた接続ターミナルに挿入(差し込み)するだけで結線ができる。
Claims (3)
- 複数のターミナル端子を有する端子台であって、
少なくとも1つ以上のターミナル端子は温度フューズを設置するためのフューズ設置部を有し、
前記端子台は温度フューズを接続する接続ターミナルを装着するためのターミナル装着部を有し、
温度フューズを前記フューズ設置部に設置し、
前記ターミナル装着部に接続ターミナルを装着し、
前記温度フューズのリード線又はケーブルの芯線を接続ターミナルに設けた弾性接続部に挿入結線可能であることを特徴とする端子台。 - 前記複数のターミナル端子はそれぞれフューズ設置部を有するとともに、ハウジング内に収容してあり、
前記ハウジングはターミナル装着部を有し、
任意のフューズ設置部に温度フューズを設置し、前記ハウジングのターミナル装着部に接続ターミナルを装着し、前記温度フューズを接続ターミナルを介して制御部と配線接続可能にしたことを特徴とする請求項1記載の端子台。 - 前記複数のターミナル端子はそれぞれが単独のハウジング内に収容してあり、
前記各ハウジングは相互に連結可能であるとともにそれぞれがターミナル装着部を有し、
任意のフューズ設置部に温度フューズを設置し、
任意のターミナル装着部に接続ターミナルを装着し、
前記温度フューズを接続ターミナルを介して制御部と配線接続可能にしたことを特徴とする請求項2記載の端子台。
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JP2015080538A JP6160984B2 (ja) | 2015-04-10 | 2015-04-10 | 温度フューズ取付用端子台 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113328298A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-08-31 | 苏州丰年科技股份有限公司 | 一种内置保险丝连接器 |
Citations (3)
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JPH04154056A (ja) * | 1990-10-16 | 1992-05-27 | Shinko Seisakusho:Kk | 端子装置 |
JP2001057255A (ja) * | 1999-08-19 | 2001-02-27 | Osada:Kk | 端子盤 |
JP2002246081A (ja) * | 2001-02-15 | 2002-08-30 | Smk Corp | 温度ヒューズ接続コンタクト付端子台 |
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2015
- 2015-04-10 JP JP2015080538A patent/JP6160984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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