JP2016200952A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置検出性能の低下を抑制することが可能なタッチパネル装置を提供する。
【解決手段】タッチパネル装置100は、光を照射する光源部120と、光出射面110aを備え、光源部120からの光が内部を伝搬して光出射面110aから出射するよう配置された第1導光板110と、第1導光板110上に、光出射面110aからの光が入射するよう配置された第2導光板112と、第2導光板112の表面で生じる散乱光を検出するセンサ部と、第1導光板110と第2導光板112との間に配設され、第1導光板110と第2導光板112との間に設けられる間隙を一定に保持する間隙保持部材250とを含む。間隙保持部材250は、第2導光板112を支持する複数の突起部を有する。このタッチパネル装置100は、センサ部により検出された光に関する情報に基づいて第2導光板112上の散乱光が生じた位置を算出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、タッチパネル装置に関し、特に、FTIR(Frustrated Total Internal Reflection)方式のタッチパネル装置に関する。
従来、光学式タッチパネルとして、FTIR方式のタッチパネルが知られている。FTIR方式のタッチパネルは、液晶ディスプレイ等の表示装置上に配置される導光板、並びに、導光板の側面に設けられる光源及び検知用センサを含む。このタッチパネルにおいては、以下のようにしてタッチパネル上の接触位置が検出される。すなわち、光源からの光が導光板の側面から供給される。この光は導光板内を伝搬する。導光板の表面に指又はペン等が接触すると、導光板内を伝搬する光に散乱が生じる。この散乱光を検知用センサが検知することで、タッチパネル上の接触位置が検出される。
後掲の特許文献1には、こうしたFTIR方式のタッチパネルにおいて、外来光(環境光)の影響を低減し、タッチ位置の認識精度を向上させるための技術が開示されている。特許文献1に開示のタッチパネルは、矩形状の導光板、導光板に光を入射する光源、導光板の側面の一部に配置された受光素子、及び、導光板の側面と受光素子との間に配置され、被検出体(指又は入力ペン等)により散乱した光源からの光を受光素子に結像する結像手段(レンズ)を含む。結像手段及び受光素子は、導光板の辺に対して斜めに配置される。導光板は、結像手段が配置される角部が、結像手段に対向するように、斜めに切断された平面状に形成されている。さらに、受光素子が配置された導光板の側面の一部には、光吸収手段(カーボンブラック含有樹脂)が配置され、受光素子は光源の照射範囲外に配置される。
特開2009−258967号公報
特許文献1のタッチパネルでは、受光素子が光源の照射範囲外に配置されているため、光源からの直接光が受光素子に入射するのを抑制できる。さらに、導光板の側面の一部には光吸収手段が配置されているため、導光板の端部での光の反射が抑制される。これにより、被検出体によって散乱された光が導光板の端部で反射されて受光素子に到達することに起因するゴースト信号の発生を防止できる。したがって、外来光(環境光)の影響が低減される。
しかし、特許文献1に開示のタッチパネルには、以下の問題がある。すなわち、受光素子が光源の照射範囲外に配置されていたとしても、光源からの光が拡散によって受光素子に入射するおそれがある。この場合、タッチパネルの位置検出性能が低下する。さらに、タッチパネルは表示装置に取付けられた状態で使用される。その際、タッチパネルの導光板が表示装置に接触することによって、その接触位置において被検出体により散乱された光が減衰する。これにより、伝搬光量が低下するので、受光素子で検出される光量が低下する。したがって、これによってもタッチパネルの位置検出性能が低下する。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の1つの目的は、位置検出性能の低下を抑制することが可能なタッチパネル装置を提供することである。
本発明の一の局面に係るタッチパネル装置は、光を照射する光源部と、光出射面を備え、光源部からの光が内部を伝搬して光出射面から出射するように配置された平板状の第1の導光部材と、第1の導光部材上に、光出射面からの光が入射するように配置された平板状の第2の導光部材と、第2の導光部材の表面で生じる散乱光を検出するための検出手段と、検出手段により検出された光に関する情報に基づいて、第2の導光部材上の散乱光が生じた位置を算出するための算出手段と、第1の導光部材と第2の導光部材との間に配設され、第1の導光部材と第2の導光部材との間に設けられる間隙を一定に保持する間隙保持部材とを含む。間隙保持部材は、第2の導光部材を支持する複数の突起部を有する。
光源部から照射された光は第1の導光部材を伝搬して、光出射面から第2の導光部材に向けて出射する。第2の導光部材には、第1の導光部材の光出射面から出射した光が入射する。第2の導光部材の表面に指等の入力部材が接触すると、その接触位置において散乱光が生じる。検出手段が散乱光を検出すると、算出手段が検出手段により検出された光に関する情報に基づいて、第2の導光部材上の接触された接触位置を算出する。
検出手段は、第2の導光部材で生じた散乱光を検出する。一方、光源部からの光は第1の導光部材を介して第2の導光部材に入射する。第2の導光部材は、第1の導光部材とは別部材であるため、第1の導光部材と第2の導光部材とは空間的に切り離されている。そのため、光源部からの直接光が第2の導光部材に伝搬することが抑制される。これにより、光源部からの光が検出手段に直接入射するのを抑制できるので、検出手段の感度が向上する。
さらに、第1の導光部材と第2の導光部材との間に配設される間隙保持部材によって、第1の導光部材と第2の導光部材とが物理的に接触するのを防止できる。そのため、第1の導光部材と第2の導光部材との接触に起因して、第2の導光部材で生じた散乱光が減衰するという不都合が生じるのを抑制できる。間隙保持部材は、複数の突起部で第2の導光部材を支持するため、間隙保持部材と第2の導光部材との接触は実質的に点接触となる。そのため、間隙保持部材を配設した場合であっても、間隙保持部材と第2の導光部材との接触面積を小さくできるので、第2の導光部材と間隙保持部材との接触に起因する散乱光の減衰を低減できる。このように、第1の導光部材と第2の導光部材との間に間隙保持部材を配設することによって、散乱光の伝搬損失を低減できるため、これによっても位置検出性能の低下を抑制できる。
好ましくは、間隙保持部材は、複数の突起部が光源部から照射された光の波長より短い間隔で配列されたモスアイ構造を有する。
より好ましくは、タッチパネル装置は、第1の導光部材の内部を伝搬する光を拡散させて光出射面から出射させるための光拡散手段をさらに含む。
さらに好ましくは、光拡散手段は、第1の導光部材における光出射面とは反対側の面上にドット状に形成された複数の拡散部を含み、複数の拡散部の各々は拡散粒子を含む。
さらに好ましくは、光源部は、第1の導光部材の端部に設けられており、複数の拡散部は、光源部から離れるにしたがって当該拡散部の密度が高くなるように形成されている。
以上より、本発明によれば、位置検出性能の低下を抑制することが可能なタッチパネル装置を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るタッチパネル装置を含むタッチパネル表示装置の概略構成を示す図である。 図1に示すタッチパネル表示装置の構成を示す斜視図である。 図1に示すタッチパネル表示装置の構成を模式的に示す断面図である。 図1に示すタッチパネル装置の光源部の構成を示す図である。 図1に示すタッチパネル表示装置のハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 導光板内を伝搬する光の経路を示す図である。 図1に示すタッチパネル装置を上面側から見た平面図である。 導光板内を伝搬する散乱光の経路を示す図である。 タッチ位置の算出方法を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図10に示すタッチパネル装置の第1導光板を背面側から見た平面図である。 図10に示すタッチパネル装置を上面側から見た平面図である。 導光板内を伝搬する光の経路を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るタッチパネル装置の第1導光板を示す図(第1導光板内を伝搬する光の経路を示す図)である。
以下の実施の形態では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。それらの機能及び名称も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
(第1の実施の形態)
[構成]
図1を参照して、本実施の形態に係るタッチパネル表示装置50は、画像を表示する表示装置200と、表示装置200上に配置されるFTIR方式のタッチパネル装置100と、を含む。表示装置200は、液晶表示パネル等の表示パネル210、及び表示パネル210の表示を制御する表示制御部220を含む。
本実施の形態に係るタッチパネル装置100は、第1導光板110、第2導光板112、光源部120、光源制御部130、センサ部140、センサ制御部150、及び主制御部160を含む。センサ部140は、第1センサ部140a、及び第2センサ部140bを含む。タッチパネル装置100は、表示パネル210の表示画面を覆うように当該表示パネル210上に対向配置されている。
図2を参照して、第1導光板110及び第2導光板112は、いずれも、約2mmの厚みを有する平板状の導光部材であり、アクリル樹脂で形成されている。なお、第1導光板110は第2導光板112とは異なる材質であってもよい。第1導光板110及び第2導光板112は、それぞれ、矩形状に形成されている。図7を参照して、第2導光板112は、第1導光板110より若干大きいサイズに形成されており、第1導光板110の表面(上面)を覆うように当該第1導光板110上に対向配置されている。第2導光板112の第1導光板110から突出した領域には、センサ部140が配置される。
図3を参照して、第2導光板112は、第1導光板110との接触を避けるために、第1導光板110から所定の距離を隔てて当該第1導光板110上に配置されている。すなわち、第1導光板110と第2導光板112との間には間隙が設けられる。本実施の形態に係るタッチパネル装置100は、第1導光板110と第2導光板112との間に設けられる間隙を一定に保持するための間隙保持部材250をさらに含む。間隙保持部材250は、第1導光板110と第2導光板112との間に配設されている。間隙保持部材250の詳細については後述する。
再び図2を参照して、光源部120は、一方向に伸びる棒状の照明光源であって、第1導光板110の端部の背面に当該第1導光板110の一辺(長手方向に平行な一辺)に沿うように取付けられている。図4を参照して、この光源部120は、LED(Light Emitting Diode)アレイ部122及び三角プリズム124を含む。LEDアレイ部122は、基板128と、基板128上にアレイ状に並べられた複数のLED素子126とを含む。三角プリズム124は、第1導光板110に接合され、三角プリズム124の傾斜面にLED素子126が当接して配置されている。三角プリズム124の傾斜面は、第1導光板110の面に対して所定角度φを成している。所定角度φは、LED素子126から、LED素子126の正面方向に放射される光が、第1導光板110内で全反射する角度、即ち臨界角よりも大きいことが好ましい。臨界角は、第1導光板110の屈折率と空気の屈折率とにより決まる。第1導光板110をアクリル樹脂(屈折率1.49)で形成する場合、臨界角は42.15°となる。そのため、三角プリズム124の傾斜面の所定角度は約50°であることが好ましい。このように、LEDアレイ部122は三角プリズム124を介して第1導光板110に光学的に接合されている。
再び図1を参照して、光源制御部130は、主制御部160の制御の下で光源部120の駆動を制御する。光源部120は、光源制御部130により電力の供給及び制御を受けて、LEDアレイ部122から光を放射させる。放射される光は、例えば、波長が850nmの赤外光である。LEDアレイ部122から放射された光は、三角プリズム124を介して、第1導光板110内に入射する。第1導光板110に間隙保持部材250が接触していない状態では、入射した光は、第1導光板110の両面により全反射を繰返しながら、第1導光板110内を伝搬する。
間隙保持部材250は、モスアイ(Moth−eye:登録商標)構造を有するフィルム部材(モスアイフィルム)からなる。モスアイフィルム(光学フィルム)は、アクリル系樹脂、PC(Poly Carbonate)樹脂等の熱可塑性の樹脂材料から構成されている。モスアイフィルムの材質は、第2導光板112の屈折率と同じ、又は低い屈折率を有する材質であるのが好ましい。
再び図3を参照して、モスアイフィルム(間隙保持部材250)の表面(上面)には、円錐状又は釣鐘状の微細な突起部252(微細構造)が多数形成されている。この微細な突起部252によってモスアイ構造が構成されている。微細な突起部252は、モスアイフィルムの表面に所定の間隔(ピッチ)で規則正しく配列されている。突起部252の平均高さは、例えば250nm〜300nmであり、突起部252間のピッチは、例えば200nm〜300nmである。突起部252のアスペクト比は1以上2以下であるのが好ましい。このように、微細な突起部252は、光源部120(図1参照)から放射される光の波長(850nm)より小さいピッチで配列されている。モスアイ構造としては、可視光領域(波長:380nm〜750nm)の短波長(紫色)よりも狭いピッチで突起部(微細構造)が配置されていればよい。
間隙保持部材250は、その表面に形成されている突起部252が第1導光板110側に突出するようにして、第1導光板110と第2導光板112との間に配設されている。この間隙保持部材250は、複数の突起部252によって、第2導光板112を実質的に点接触で支持する。
間隙保持部材250は、第1導光板110の上面上に接着層254によって固定されている。接着層254には、例えばアクリル溶剤型樹脂接着剤が用いられる。光学透明性が高く、接着界面で気泡等が生じない耐発泡性が高い接着剤であれば、接着層254には、種々の接着剤を用いることが可能である。例えば、接着層254には、アクリル溶剤型樹脂接着剤に代えて、紫外線硬化型の接着剤を用いることもできる。
図6を参照して、第1導光板110の上面に間隙保持部材250を接着することによって、第1導光板110の界面の条件が変化する。第1導光板110内を伝搬する光の一部は、第1導光板110の上面と間隙保持部材250との界面で間隙保持部材250側に透過する。すなわち、第1導光板110は光源部120から放射された光を伝搬させて、上面から第2導光板112に向けて出射する。そのため、第1導光板110は、上面からなる光出射面110aを有する。光出射面110aから出射された光は、モスアイ構造の回折効果によって、光出射面110aに対してより垂直に近い方向に当該間隙保持部材250を透過する。間隙保持部材250を透過した光は、第2導光板112の裏面から当該第2導光板112に入射する。入射された光は第2導光板112を透過し、第2導光板112の表面(上面)に指310等の入力部材が接触した際に、当該入力部材を照射する。
指310等の入力部材が第2導光板112の表面(上面)に接触(タッチ)すると、光源部120から放射されて第1導光板110を介して第2導光板112に入射した光は、タッチ位置で散乱する。散乱光の一部は、第1センサ部140a及び第2センサ部140bに伝搬する(図1において下向きの破線の矢印で示す)。
第1センサ部140a及び第2センサ部140bは、CCDセンサ又はCMOSセンサ等の光検出素子を含む。第1センサ部140a及び第2センサ部140bは、光検出素子によって散乱光を検出し、検出した散乱光に応じた検出信号を出力する。図2を参照して、第1センサ部140a及び第2センサ部140bは第2導光板112の背面に配置されている。このように、センサ部140(第1センサ部140a及び第2センサ部140b)は、第2導光板112の表面で生じる散乱光を検出する。
図1を参照して、センサ制御部150は、主制御部160の制御の下で、第1センサ部140a及び第2センサ部140bを制御する。第1センサ部140a及び第2センサ部140bは、センサ制御部150の制御を受けて、検出信号を主制御部160に伝送する。主制御部160は、CPU等の演算素子を含む。後述するように、光検出素子は、例えば2次元のイメージセンサ(撮像素子)であり、主制御部160は、イメージセンサで検出された撮像データから、タッチ位置を算出する。
主制御部160は、所定のタイミングで光源制御部130により光源部120を駆動し、導光板110内に光を放射した状態で、第1センサ部140a及び第2センサ部140bからの光の検出信号を待受ける。第2導光板112の表面がタッチされると、上記したように、タッチ位置で散乱光が生じる。この散乱光の一部は第1センサ部140a及び第2センサ部140bにより検出される。第1センサ部140a及び第2センサ部140bは、センサ制御部150を介して、検出した散乱光に応じた検出信号を主制御部160に出力する。主制御部160は、第1センサ部140a及び第2センサ部140bからの検出信号に基づいてタッチ位置を算出する。すなわち、主制御部160は、センサ部140により検出された光に関する情報に基づいて、第2導光板112上の散乱光が生じた位置(接触位置)を算出する。
図5を参照して、この主制御部160は、受信した検出信号に基づいてタッチ位置(接触位置)の座標を算出する接触座標算出部162、及び算出した座標を示す情報(指示情報)を出力するインターフェイスである位置情報出力部164をさらに含む。接触座標算出部162は、第1センサ部140a及び第2センサ部140bからの検出信号に基づいて、第2導光板112に対する入力部材(例えば指310)のタッチ位置の座標を算出する機能、及び導光板110上のタッチ位置の座標を表示装置200(表示パネル210)の表示画面の座標系に変換(補正)する機能を有する。位置情報出力部164は、コンピュータ等のホスト装置300に接続される。主制御部160が、算出したタッチ位置の情報を、位置情報出力部164を介して、ホスト装置300に出力することにより、ホスト装置300は、タッチ位置に応じた処理を実行することが可能になる。
タッチパネル装置100はさらに、タッチ位置の算出に必要な種々の情報を記憶する記憶部170を含む。記憶部170に記憶される情報は、導光板110の座標系と表示画面の座標系との対応関係を示す情報、すなわち座標変換に必要なパラメータを含む。この情報は、導光板110上のタッチ位置の座標を表示装置200(表示パネル210)の表示画面の座標系に変換(補正)する際に参照される。
図1及び図5を参照して、表示パネル210は、表示制御部220からの指示に応じた画像を表示画面に表示する。表示制御部220は、ホスト装置300から入力される画像データに応じて表示パネル210の表示状態を制御する。
図1に示すように、表示パネル210上にはタッチパネル装置100が配置される。そのため、タッチパネル装置100に対するタッチ操作を、表示パネル210に表示された画像に対するユーザの操作として扱うことができ、ホスト装置300に対するユーザインターフェイスを実現できる。
[センサ部140による散乱光の検出]
図7を参照して、第2導光板112において、第1センサ部140a及び第2センサ部140bが配置される領域には、それぞれ、円錐状の凹部114a及び114b(以下、総称する場合は「凹部114」と記す。)が形成されている。図8を参照して、凹部114は、第2導光板112をその上面(表面)から厚み方向に円錐状にくり抜くことによって形成されている。この凹部114は、第2導光板112内を伝搬する光をセンサ部140側に反射させる傾斜面を有する。
図6に示すように、光源部120から放射された光は、第1導光板110内を伝搬し、光出射面110aから上方に出射される。光出射面110aから出射された光の出射角度は、間隙保持部材250の回折効果によって、光出射面110aに対してより垂直に近い角度に変わる。そのため、光出射面110aからの光は、第2導光板112の背面に対してより垂直に近い角度で第2導光板112に入射する。図8を参照して、上述したように、第2導光板112の表面にユーザの指310等が接触すると、その接触位置(タッチ位置)において散乱光320が生じる。散乱光320の一部は、凹部114に向けて伝搬し、凹部114の傾斜面で反射されてセンサ部140で検出される。
第1センサ部140aは、レンズ部142、バンドパスフィルタ144、及びセンサ146を含む。センサ146は、上記した光検出素子であり、例えば2次元のイメージセンサ(撮像素子)である。バンドパスフィルタ144は、光源部120から放射された光を選択的に通過させる波長帯域を有する。このバンドパスフィルタ144は、光源部120の放射光以外の光(外部から導光板に入射する光)がセンサ146に入射して、誤検出されることを防止する機能を有する。レンズ部142は、凹部114の傾斜面で反射された光を収束させて、センサ146に入射させる。このように、センサ146の撮像素子面に光を集光させることにより、指からの散乱光を輝点情報として検出する。検出された輝点情報(撮像データ)から光の入射角度を容易に算出することができる。
第2センサ部140bも、第1センサ部140aと同様に構成されており、同じ機能を有する。
[タッチ位置の算出]
図9を参照して、第1センサ部140a及び第2センサ部140bによる撮像データから、対応する光の入射角度θ1(rad)及びθ2(rad)が得られる。入射角度θ1及びθ2から、光が、第1センサ部140a及び第2センサ部140bを結ぶ直線と成す角度α(rad)及びβ(rad)が得られる。すなわち、角度α及びβは、α=π/2−θ1、β=π/2−θ2により算出される。タッチ位置をP、第1センサ部140a及び第2センサ部140bを結ぶ線分とタッチ位置Pとの距離をd、第1センサ部140a及び第2センサ部140bとの距離をLとすると、L=d/tanα+d/tanβが成立する。この式に、角度α及びβ、並びに、第1センサ部140a及び第2センサ部140b間の距離Lの値を代入することにより、dが算出される。dが算出されると、タッチ位置Pの位置座標(x,y)におけるyは、y=dにより、xは、x=d/tanαにより算出される。これにより、タッチ位置Pの位置座標(x,y)を決定できる。なお、距離Lの値は、記憶部170に予め記憶されている。
得られた位置座標(x,y)は、導光板110の座標系、例えば、導光板110上の点330を原点とする座標系での位置座標である。タッチ位置Pを、例えば、表示パネル210(表示画面)の位置座標として表すには、原点を点330から点332に平行移動する座標変換を、得られた位置座標(x,y)に対して実行すればよい。座標変換に必要なパラメータは、記憶部170に予め記憶されている。主制御部160は、記憶部170に記憶されているパラメータを用いて座標変換を行なうことにより、表示パネル210に対するタッチ位置の位置座標を算出する。
[本実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係るタッチパネル装置100を利用することにより、以下に述べる効果を奏する。
センサ部140は、第2導光板112で生じた散乱光を検出する。一方、光源部120からの光は第1導光板110を介して第2導光板112に入射する。第2導光板112は、第1導光板110とは別部材であり、第1導光板110と第2導光板112とは空間的に切り離されている。そのため、光源部120からの直接光が第2導光板112に伝搬することがない。これにより、光源部120からの光がセンサ部140に直接入射するのを抑制できるので、センサ部140の検出感度が向上する。すなわち、センサ部140を、光源部120が配置される第1導光板110とは別部材である第2導光板112に配置することにより、光源部120からの迷光がセンサ部140に直接入射するのを抑制できる。これにより、信号のバックグラウンドノイズを低減できるので、センサ部140のダイナミックレンジを上げることができる。その結果、タッチ位置の検出精度を向上できる。
さらに、第1導光板110と第2導光板112との間に配設される間隙保持部材250によって、第1導光板110と第2導光板112とが物理的に接触するのを防止できる。そのため、第1導光板110と第2導光板112との接触に起因して、第2導光板112で生じた散乱光が減衰するという不都合が生じるのを抑制できる。間隙保持部材250は、複数の突起部252で第2導光板112を支持するため、間隙保持部材250と第2導光板112との接触は実質的に点接触となる。そのため、間隙保持部材250を配設した場合であっても、間隙保持部材250と第2導光板112との接触面積を小さくできるので、第2導光板112と間隙保持部材250との接触に起因する散乱光の減衰を低減できる。より詳細には、間隙保持部材250と第2導光板112との接触は点接触となるため、第2導光板112の間隙保持部材250側の界面は、屈折率分布的には、空気層との界面に近い界面となる。そのため、第2導光板112で生じた散乱光を効率良く伝搬できる。このように、第1導光板110と第2導光板112との間に間隙保持部材250を配設することによって、散乱光の伝搬損失を低減できるため、これによっても位置検出性能の低下を抑制できる。
さらに、間隙保持部材250にモスアイ構造を有するモスアイフィルムを用いることによって、モスアイ構造は光学的に屈折率が緩やかに変化するため、光の反射を抑制できる。そのため、間隙保持部材250は、第1導光板110の光出射面110aから出射された光(赤外光)に影響を及ぼすことなく、当該光を第2導光板112に入射(伝達)できる。これにより、第1導光板110及び第2導光板112を伝搬する光に伝搬損失が生じるのを抑制できる。
第2導光板112の表面に指310等の入力部材が接触することによって生じた散乱光は、その一部が第2導光板112内を伝搬しセンサ部140で検出される。その他の散乱光は、第2導光板112を透過して間隙保持部材250に入射する。この光は間隙保持部材250のモスアイ構造によって第1導光板110側に透過する。そのため、第2導光板112で生じた散乱光による多重散乱を抑制できるので、センサ部140による検出精度をより向上できる。
(第2の実施の形態)
図10を参照して、本実施の形態に係るタッチパネル装置400は、第1導光板110にドットパターンが形成されている点、センサ部140(図2参照)に代えて、センサ部410を含む点、及び光源部120(図2参照)に代えて、光源部420を含む点において、第1の実施の形態に係るタッチパネル装置100とは異なる。その他の点では、各タッチパネル装置は同一の構成である。
光源部420は、一方向に伸びる棒状の照明光源であって、第1導光板110の端部の背面に当該第1導光板110の一辺(短手方向に平行な一辺)に沿うように取付られている。光源部420は、LEDアレイ部及び三角プリズムを含む。すなわち、光源部420は、光源部120と同様の構成を有している。
図11を参照して、ドットパターン430は第1導光板110の内部を伝搬する光を拡散させて光出射面110aから出射させる。このドットパターン430は第1導光板110の背面(光出射面110aとは反対側の面)に形成されている。ドットパターン430は、また、ドット状に形成された複数の拡散部432を含む。各拡散部432は、光を拡散する拡散粒子を含む。拡散粒子は、平均粒径が20nm〜50nmの酸化チタン粒子を含む。酸化チタン粒子に代えて、又は酸化チタン粒子とともに、アルミナ微粒子、シリカ微粒子等を用いてもよい。なお、本明細書において「平均粒径」とは、レーザ回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%での粒径(平均粒径d50)を意味する。
拡散部432のドット径は0.2mm〜0.5mmであるのが好ましい。本実施の形態では、拡散部432のドット径は0.2mmとされている。ドットパターン430(拡散部432)は、酸化チタン粒子からなる拡散粒子を主成分とする塗料を第1導光板110にパターン印刷することにより形成されている。具体的には、酸化チタン粒子を樹脂溶液中に均一に分散した後、この樹脂溶液をインクジェットプリンタで第1導光板110に吐出(印刷)することにより、ドット状の拡散部432が形成されている。
複数の拡散部432を含むドットパターン430は、光源部420に近いほどパターン密度が「疎」の状態であり、光源部420から遠ざかるほどパターン密度が「密」の状態となる。本実施の形態では、例えば、光源部420に近い領域では、パターン密度(印字率)は対面積比で5%であり、光源部420から100mm遠ざかる毎にパターン密度(印字率)が5%増加するように形成されている。光源部420から最も遠い領域でのパターン密度(印字率)は、対面積比で60%である。
図12を参照して、センサ部410は、棒状のラインセンサであり、第1センサ部410a及び第2センサ部410bを含む。第1センサ部410aは、第2導光板112において、短手方向(Y方向)の端面に取付けられており、第2センサ部410bは、第2導光板112において、短手方向と直交する長手方向(X方向)の端面に取付けられている。第1センサ部410a及び第2センサ部410bは、第2導光板112の表面(タッチ面)にユーザの指等が接触することによって生じた散乱光を検出する。
タッチパネル装置400は、第1センサ部410aからの検出信号に基づいて、タッチ位置Pのx座標を算出し、第2センサ部410bからの検出信号に基づいて、タッチ位置Pのy座標を算出する。
図13を参照して、光源部420から放射された光は、第1導光板110内を伝搬し、第1導光板110の背面に形成された拡散部432で第2導光板112側にさらに散乱(拡散)される。拡散部432は、光源部420から離れるにしたがって当該拡散部432の密度が高くなるように形成されている。そのため、第1導光板110に入射した光源部420からの光は、複数の拡散部432によって、光出射面110aから均一に第2導光板112に向けて出射される。指310等の入力部材が第2導光板112の表面(上面)に接触(タッチ)すると、光源部420から放射されて第1導光板110を介して第2導光板112に入射した光は、タッチ位置で散乱される。散乱光は、第2導光板112内を第1センサ部140a及び第2センサ部140bに向けて伝搬する。第1センサ部140a及び第2センサ部140bで散乱光を検出することにより、タッチ位置の座標を算出する。
このように、本実施の形態に係るタッチパネル装置400は、第1導光板110の背面に、拡散粒子を含む複数の拡散部432を、光源部420から離れるにしたがって密度が高くなるように形成することによって、第1導光板110の光出射面110aから均一な光を第2導光板112に出射できる。光源部420から離れた領域でも、十分な光量の光を第2導光板112に入射できる。これにより、光量低下による位置検出性能の低下を抑制できる。換言すると、タッチ位置の検出性能を効果的に向上できる。
その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
図14を参照して、本実施の形態に係るタッチパネル装置は、第1導光板110(図2及び図6参照)に代えて、楔状の第1導光板510を含む点において、第1の実施の形態に係るタッチパネル装置100とは異なる。その他の点では、各タッチパネル装置は同一の構成である。
第1導光板510は、光源部120から離れるにしたがって厚みが小さくなるように形成されている。そのため、光源部120から放射された光は、第1導光板510内を伝搬しながら、光出射面510aから均一に上方(第2導光板側)に出射される。第2の実施の形態と同様、光源部120から離れた領域でも、十分な光量の光を第2導光板に入射できるので、タッチ位置の検出性能を効果的に向上できる。
その他の効果は、第1の実施の形態と同様である。
(変形例)
上記実施の形態では、タッチパネル装置の各導光板(第1導光板及び第2導光板)に約2mmの厚みを有するアクリル樹脂からなる導光板を用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1導光板及び第2導光板の材質及び厚みは特に限定されず、種々の導光板を用いることができる。例えば、硼珪酸ガラス(耐熱ガラス)等のガラスから構成される導光板を用いることもできる。
上記実施の形態では、モスアイフィルムからなる間隙保持部材を用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第2導光板を実質的に点接触で支持することが可能な部材であれば、間隙保持部材はモスアイフィルム以外の部材から構成されていてもよい。こうした部材としては、例えば、ガラスビーズが周期的に配置されたフィルム、表面に微細構造(例えばマイクロレンズアレイ、キューブコーナーアレイ等)が形成された微細加工フィルム等が挙げられる。間隙保持部材に設けられる突起部は、第2導光板を実質的に点接触で支持することが可能であれば、突起状以外の凸形状であってもよい。なお、間隙保持部材を構成する部材は、モスアイフィルムと同様、屈折率が部材の屈折率から空気の屈折率に緩やかに変化する部材であるのが好ましい。こうした部材を間隙保持部材として用いることにより、各導光板内を伝搬する光に伝搬損失が生じるのを効果的に抑制できる。
上記実施の形態では、光源部を第1導光板の一辺の近傍(端部)に配置し、センサ部を光源部の配置位置に対応する第2導光板の一辺の近傍(端部)に配置した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、センサ部を、光源部の配置位置に対応しない他の一辺の近傍に配置してもよい。
上記実施の形態では、第2導光板を第1導光板より大きいサイズに形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1導光板と第2導光板とは同じ大きさであってもよい。この場合、第2導光板の背面側にセンサ部が配置されていると、センサ部と第1導光板とが干渉するおそれがある。こうした場合、第1導光板に切欠を設けたり、開口部を設けたりして、センサ部と第1導光板とが干渉しないように第1導光板を加工するのが好ましい。
上記実施の形態では、タッチパネル装置に対してタッチ入力を行なう入力部材にユーザの指を用いる例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。入力部材は、指以外の部材(例えば入力ペン等)であってもよい。さらに、指以外の入力部材として、光を放射するLEDペン(光ペン)を用いることもできる。この場合、LEDペンの先端部が第2導光板の表面にタッチすると、先端部に配置されたLED素子から放射される光が、第2導光板内に入射する。第2導光板に入射した光は、上記した散乱光と同様に、第1センサ部及び第2センサ部により検出され、LEDペンのタッチ位置の座標が算出される。LEDペンを用いる場合、光源部から光が放射されないように構成されていると好ましい。
上記実施の形態では、タッチパネル装置が2つのセンサ部を備える例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。センサ部は3つ以上であってもよい。散乱光を検出するセンサ部は、上記実施の形態で示したセンサ部以外の構成であってもよい。
上記実施の形態では、液晶表示パネルからなる表示パネルを用いた例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。表示パネルは、液晶表示パネル以外の例えばプラズマディスプレイパネル、有機EL表示パネル等であってもよい。
上記実施の形態では、タッチパネル表示装置に接続されるホスト装置がパーソナルコンピュータである例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。ホスト装置は、パーソナルコンピュータ以外の例えばテレビ受像器、各種映像再生装置等であってもよい。ホスト装置は、タッチパネル表示装置と一体であってもよいし、別体であってもよい。
上記実施の形態では、表示装置が表示制御部を含むよう構成された例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、タッチパネル装置の主制御部が表示制御部の機能を兼ねることによって、表示装置が表示制御部を含まないように構成されていてもよい。
上記第2の実施の形態では、第1導光板の内部を伝搬する光を拡散させて光出射面から出射させるドットパターンを当該第1導光板に形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。第1導光板110の内部を伝搬する光を拡散させて光出射面110aから出射させるために、ドットパターン以外の公知の光拡散パターンを第1導光板に形成するようにしてもよい。
上記第2の実施の形態では、第2導光板の端面にセンサ部を配置した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。センサ部は端面以外の例えば上面側又は背面側に配置されていてもよい。この場合、第2導光板の端面からの光出射を防止するために、第2導光板の端面に光を吸収する黒色塗料(例えばカーボンブラック含有樹脂等)を塗布するのが好ましい。
上記第2の実施の形態では、インクジェットプリンタを用いて第1導光板にドットパターンを形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、シルク印刷によりドットパターンを形成するようにしてもよい。さらに、印刷ではなく、レーザ照射によりドット形状の凹凸を形成するようにしてもよいし、金型を用いてドット形状の凹凸を形成するようにしてもよい。ドットパターンを構成する複数の拡散部は、拡散粒子を含む構成であってもよいし、拡散粒子を含まない構成であってもよい。光源部からの光を効率よく拡散させるためには、拡散部は拡散粒子を含むよう構成されていると好ましい。このように、第1導光板に入射された光を拡散させるドットパターンは種々の方法により形成することができる。
上記第2の実施の形態では、ドット径が一定の複数の拡散部を、光源部からの距離に応じて密度が変わるように第1導光板に形成した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、ドットパターンを構成する各拡散部を、光源部から離れるにしたがいドット径が大きくなるように、階調変化をつけて形成するようにしてもよい。ドット径の大きさ、拡散部の密度(パターン)等は、第1導光板の光出射面から均一な光が出射されるように適宜設定することができる。さらに、第1導光板に形成されるドットパターンは、均一光ではなく、光源部(センサ部)から離れるほど光出射面からの出射光が強くなるように形成されているとより好ましい。この場合、第2導光板に対するタッチ位置がセンサ部から離れていても、タッチによって生じた散乱光をセンサ部で精度よく検出することが可能となる。
上記第2の実施の形態では、光源部を第1導光板の一辺の近傍(端部)にのみ配置した例について示したが、本発明はそのような実施の形態には限定されない。タッチパネル装置は2以上の光源部を含むように構成されていてもよく、この場合、第1導光板の複数の辺の近傍にこれら光源部を配置するようにしてもよい。例えば、2つの光源部が対向するように、第1導光板の対向する2辺にそれぞれ光源部を配置するようにしてもよい。
上記で開示された技術を適宜組合せて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
100、400 タッチパネル装置
110、510 第1導光板
110a、510a 光出射面
112 第2導光板
114 凹部
120、420 光源部
130 光源制御部
140、410 センサ部
150 センサ制御部
160 主制御部
170 記憶部
200 表示装置
210 表示パネル
220 表示制御部
250 間隙保持部材
252 突起部
430 ドットパターン
432 拡散部

Claims (5)

  1. 光を照射する光源部と、
    光出射面を備え、前記光源部からの光が内部を伝搬して前記光出射面から出射するように配置された平板状の第1の導光部材と、
    前記第1の導光部材上に、前記光出射面からの光が入射するように配置された平板状の第2の導光部材と、
    前記第2の導光部材の表面で生じる散乱光を検出するための検出手段と、
    前記検出手段により検出された光に関する情報に基づいて、前記第2の導光部材上の前記散乱光が生じた位置を算出するための算出手段と、
    前記第1の導光部材と前記第2の導光部材との間に配設され、前記第1の導光部材と前記第2の導光部材との間に設けられる間隙を一定に保持する間隙保持部材とを含み、
    前記間隙保持部材は、前記第2の導光部材を支持する複数の突起部を有する、タッチパネル装置。
  2. 前記間隙保持部材は、前記複数の突起部が前記光源部から照射された光の波長より短い間隔で配列されたモスアイ構造を有する、請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記第1の導光部材の内部を伝搬する光を拡散させて前記光出射面から出射させるための光拡散手段をさらに含む、請求項1又は請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記光拡散手段は、前記第1の導光部材における前記光出射面とは反対側の面上にドット状に形成された複数の拡散部を含み、
    前記複数の拡散部の各々は拡散粒子を含む、請求項3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記光源部は、前記第1の導光部材の端部に設けられており、
    複数の前記拡散部は、前記光源部から離れるにしたがって当該拡散部の密度が高くなるように形成されている、請求項4に記載のタッチパネル装置。
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