JP2016200568A - 電流検出装置 - Google Patents

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広輝 長沢
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Abstract

【課題】周波数特性の悪化を回避しつつ検出感度を高める。
【解決手段】巻芯11に電線21a〜21cが巻回されて全体として環状体に形成されたロゴスキーコイル2と、ロゴスキーコイル2の両端間に発生する誘導起電圧Va〜Vcに基づいて、ロゴスキーコイル2の内側を貫通する検出対象61に流れる電流Iの振幅に応じた振幅の検出電圧Viを出力する信号処理部3とを備えて、ロゴスキーコイル2は、3本の電線21a〜21cが重ね巻きされて単層構造に形成されると共に、この3本の電線21a〜21cの一方の端部同士が巻き戻し線13に接続されて同電位に規定され、信号処理部3は、この一方の端部の電位を基準として各電線21a〜21cの他方の端部から出力される各誘導起電圧Va〜Vcを加算して検出電圧Viとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻芯に電線が巻回されて全体として環状体に形成されたコイルの両端間に発生する誘導起電圧に基づいて、このコイルの内側を貫通する検出対象に流れる電流を検出する電流検出装置に関するものである。
この種の電流検出装置の一例として、下記の特許文献1に開示された電流検出器が知られている。この電流検出器は、ロゴスキーコイルの原理による検出部を備えて、被測定電流線に流れる電流を検出する。この電流検出器について図3を参照して説明する。同図に示す電流検出装置51は、芯部(巻芯)52、コイル(巻線)53および導電線(巻き戻し線)54を備えて構成されている。この場合、芯部52は、絶縁性および可撓性を有するチューブで構成されている。コイル53は、この芯部52の外周面に絶縁被覆を有する1本の電線が螺旋状に巻回されて構成されている。導電線54は、芯部52の中心部を貫通して配設されて、その一方の端部はコイル53の一方の端部と接続部(不図示)で接続されている。
また、コイル53の他方の端部と導電線54の他方の端部は共に出力線55,56として外部に引き出されている。また、この電流検出装置51では、一例として、コイル53の外周にシールド層(例えば静電シールド層)を含む外被層57が形成されている。また、出力線55,56には信号処理部58が接続されて、この信号処理部58が、出力線55,56からの出力信号(誘導起電圧V1)を処理することで、コイル53の内側を貫通する検出対象(被測定電流線)61に流れる電流Iの振幅に応じた(具体的には比例した)振幅の検出電圧Viを検出して出力したり、さらにはこの検出電圧Viに基づいて電流Iの電流値を検出して出力したりする。
特開2006−329826号公報(第3−4頁、第1,3図)
ところで、上記した電流検出装置において、電流検出装置51での検出感度(検出度)を高めようとするときには、上記の特許文献1に記載されているように1本の電線を巻芯に、より密に(より狭いピッチ(間隔)で)巻回したり、また1本の電線を多層に巻回したりすることでコイルのターン数(巻回数)を増加させる必要がある。しかしながら、上記した電流検出装置では、このいずれの構成においても、コイルを形成する電線間の静電容量(線間容量や層間容量)が増加し、これにより、コイルの共振点が低下することから、周波数特性が悪化するという解決すべき課題が存在する。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、周波数特性の悪化を回避しつつ検出感度を高め得る電流検出装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の電流検出装置は、巻芯に電線が巻回されて全体として環状体に形成されたコイルと、当該コイルの両端間に発生する誘導起電圧に基づいて、当該コイルの内側を貫通する検出対象に流れる電流の振幅に応じた振幅の検出電圧を出力する信号処理部とを備えている電流検出装置であって、前記コイルは、複数本の電線が重ね巻きされて単層構造に形成されると共に、当該複数本の電線における巻始め端部および巻き終わり端部のうちの一方の端部同士が同電位に規定され、前記信号処理部は、前記一方の端部の電位を基準として前記巻始め端部および前記巻き終わり端部のうちの他方の端部から出力される各誘導起電圧を加算して前記検出電圧として出力する。
請求項2記載の電流検出装置は、請求項1記載の電流検出装置において、前記複数本の電線は、外周面に絶縁被覆が形成された複数の素線を撚り合わせて形成されたリッツ線の当該素線で構成されている。
請求項1記載の電流検出装置によれば、検出対象に流れる電流の振幅に応じた振幅の検出電圧を、各電線から出力される誘導起電圧を加算することで検出感度を高めた状態で、しかも各電線間に分布して存在している静電容量の影響を殆ど受けることなく周波数特性の良好な状態で検出して出力することができる。
請求項2記載の電流検出装置によれば、電線としての素線が撚り合わされて構成されたリッツ線を用いて巻線を形成したことにより、複数の電線を撚り合わせる手間を省くことができるため、巻線の形成作業の効率化を図ることができる。
電流検出装置1の構成図である。 図1のロゴスキーコイル2を等価回路で表記した電流検出装置1の構成図である。 従来の電流検出装置51の構成図である。
以下、電流検出装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、電流検出装置の各構成について、図面を参照して説明する。
まず、図1に示す電流検出装置としての電流検出装置1の構成について説明する。なお、本例では一例として、電流検出装置の一部を構成するコイルがロゴスキーコイルとして構成されている場合について説明する。
電流検出装置1は、コイルとしてのロゴスキーコイル2および信号処理部3を備え、ロゴスキーコイル2の内側を貫通する検出対象61に流れる電流Iの振幅に応じた(具体的には比例した)振幅の検出電圧Viを出力する。
ロゴスキーコイル2は、一例として、図1に示すように、巻芯11、巻線12、巻き戻し線13、外被層14、1組の出力電線15,16および保持部17を備えて構成されている。なお、図1においては、発明の理解を容易にするため、保持部17については破線で図示している。
巻芯11は、絶縁性および可撓性を有する非磁性材料(例えば、シリコーンゴムなど)を用いて棒状に形成されて、図1に示すように、両端部が近接する環状に曲がること(環状体に変化すること)が可能となっている。なお、巻芯11の断面形状は、円形、四角形などの多角形、または楕円形などの種々の形状とすることができる。
巻線12は、複数本の電線(本例では一例として図1に示すように3本の電線21a,21b,21c。以下、特に区別しないときには「電線21」ともいう)が巻芯11の外周面にほぼ均等なピッチ(隙間が均等に空いた粗な状態)で、巻芯11の一端部(同図中の右端部)から他端部(同図中の左端部)に亘って(つまり、巻芯11全体に亘って)螺旋状に、かつ単層構造で巻回(重ね巻き(いわゆるマルチファイラ巻))されて形成されている。また、各電線21は、それぞれの表面が絶縁被覆で覆われているため、後述するようにして巻き戻し線13の他端部(同図中の左端部)に接続される他端部(同図中の左端部)を除いて、相互間の電気的絶縁性が確保されている。ここで、「単層構造で巻回する」とは、巻芯11の外周面に巻回した電線21に対してさらに電線21を重ねて巻回しないようにすることを意味する。
また、巻線12を構成する各電線21は、上記したように重ね巻き(マルチファイラ巻)されていることから、図1に示すように、互いに密着(近接)した状態(例えば、束ねられたり、撚り合わされたり、編まれたり、互いに密着する状態で並べられたりして、あたかも1本の電線のように集合した状態)で巻回されている。本例では一例として、巻線12は、電線21としての素線が撚り合わされて構成されたリッツ線を用いて形成されている。これにより、各電線21間には、図1,2に示すように、ある程度の容量値(無視し得ない容量値)の静電容量(電線間容量)C1が長さ方向の全域に亘って均一に分布した状態になっている。
一方、巻線12全体としては、上記したように、ほぼ均等なピッチで、具体的には、図1に示すように、巻線12の対向する部位間に形成される静電容量C2の容量値が極めて小さくなる(ほぼ無視できる)程度の均等な隙間がこの部位間に形成された粗な状態で形成されている。
巻き戻し線13は、電線で構成されて、図1に示すように、巻芯11の中心部に巻芯11を貫通した状態で配設されている。また、巻き戻し線13は、一例として、同図に示すように、巻芯11の他端部(同図中の左端部)から突出する他端部(同図中の左端部)が、巻線12を構成するすべての電線21の他端部(同図中の左端部。巻線12の巻始め端部および巻き終わり端部のうちの一方の端部)と電気的に接続されている。これにより、すべての電線21の他端部(一方の端部)は同電位に規定される。
外被層14は、図示はしないが、例えば筒状の平編み銅線を用いて構成されたシールド層(内側層)と、シールド層の外面を覆う絶縁層(外側層)とで構成されて、図1に示すように巻芯11の一端部から他端部に亘って、巻線12を覆うようにして配設されている。
1組の出力電線15,16を構成する一方の出力電線15は、図1に示すように、各電線21と同じ本数の出力電線(本例では3本の出力電線15a,15b,15c)を備えて構成されている。この場合、出力電線15aは、一端部が各電線21のうちの対応する1本の電線21aの一端部(巻線12の巻始め端部および巻き終わり端部のうちの他方の端部となる端部。同図中の右端部)に電気的に接続されると共に、他端部側が外被層14の外部に引き出されている。また、出力電線15bは、一端部が各電線21のうちの対応する1本の電線21bの一端部(巻線12の巻始め端部および巻き終わり端部のうちの他方の端部となる端部。同図中の右端部)に電気的に接続されると共に、他端部側が外被層14の外部に引き出されている。また、出力電線15cは、一端部が各電線21のうちの対応する1本の電線21cの一端部(巻線12の巻始め端部および巻き終わり端部のうちの他方の端部となる端部。同図中の右端部)に電気的に接続されると共に、他端部側が外被層14の外部に引き出されている。
一方、1組の出力電線15,16を構成する他方の出力電線16は、図1に示すように、一端部が巻き戻し線13の一端部(同図中の右端部)に電気的に接続されると共に、他端部側が外被層14の外部に引き出されている。
保持部17は、図1に示すように、絶縁性を有する材料で筒体に形成されて、外被層14で覆われた巻芯11の一端部側に、この一端部側が一方の開口部側(同図中における保持部17の右側の開口部側)から内部に挿入された状態で取り付けられている。また、保持部17は、他方の開口部側(同図中における保持部17の左側の開口部側)から、外被層14で覆われた巻芯11の他端部側を内部に挿着可能に構成されている。また、保持部17は、外被層14で覆われた巻芯11の他端部側が内部に挿着された状態において、巻芯11の各端部の端面同士が対向し、巻線12の各端部同士が電気的に接続されない状態で、巻芯11の他端部側を着脱自在に保持する機能を備えている。この構成により、ロゴスキーコイル2は、検出対象61に対して着脱自在に取り付け可能となっている。
信号処理部3は、図1,2に示すように、巻線12を構成する1つの電線21aのその一方の端部の電位を基準としてその他方の端部から出力される誘導起電圧Va(つまり、出力電線15aおよび出力電線16間から出力される電圧)と、巻線12を構成する1つの電線21bのその一方の端部の電位を基準としてその他方の端部から出力される誘導起電圧Vb(つまり、出力電線15bおよび出力電線16間から出力される電圧)と、巻線12を構成する1つの電線21cのその一方の端部の電位を基準としてその他方の端部から出力される誘導起電圧Vc(つまり、出力電線15cおよび出力電線16間から出力される電圧)とを加算して検出電圧Viとして出力する。
本例では、信号処理部3は、一例として、演算増幅器31、帰還回路32、および巻線12を構成する電線21と同数の入力抵抗33(本例では3つの入力抵抗33a,33b,33c)で構成された増幅回路3aを備えている。
この場合、演算増幅器31は、その非反転入力端子が、電流検出装置1の基準電位(グランドGの電位)に規定されると共に出力電線16の他端部に接続されている。また、演算増幅器31の反転入力端子と出力端子との間に接続された帰還回路32は、帰還抵抗32aと、帰還抵抗32aに並列接続されたコンデンサ32bとを備えている。また、入力抵抗33aは、一端が出力電線15aに接続されると共に、他端が演算増幅器31の反転入力端子に接続されている。また、入力抵抗33bは、一端が出力電線15bに接続されると共に、他端が演算増幅器31の反転入力端子に接続されている。また、入力抵抗33cは、一端が出力電線15cに接続されると共に、他端が演算増幅器31の反転入力端子に接続されている。以上の構成により、本例の増幅回路3aは、各出力電線15a〜15cから出力される各誘導起電圧Va〜Vcを加算すると共に積分して検出電圧Viを出力する反転増幅器として機能する。
なお、この信号処理部3では、上記したように、1つの増幅回路3aが、積分機能と加算機能の双方を備えているが、図示はしないが、誘導起電圧Va〜Vcを加算する1つの加算器と、この加算器の出力を積分して検出電圧Viを出力する1つの積分器とで増幅回路を構成したり、誘導起電圧Va〜Vcを個別に積分する3つの積分器と、各積分器の出力を加算して検出電圧Viを出力する1つの加算器とで増幅回路を構成したりすることもできる。
次に、電流検出装置1の動作について説明する。
この電流検出装置1では、図1に示すように、ロゴスキーコイル2が検出対象61に取り付けられた状態(環状に形成されたロゴスキーコイル2の内側を検出対象61が貫通する状態)において、巻線12が検出対象61に電流Iが流れることに起因して検出対象61の周囲に発生する磁界(不図示)を検出する。
この場合、巻線12を構成する重ね巻きされた各電線21a,21b,21cは巻回数が同一であるため、各電線21a,21b,21cには、振幅が同じで、かつ位相も同じ状態の誘導起電圧Va,Vb,Vcが発生する。信号処理部3では、増幅回路3aが、各誘導起電圧Va,Vb,Vcを積分すると共に加算して、検出電圧Viを出力する。
この構成により、この電流検出装置1では、信号処理部3が、巻線12が1本の電線で形成されている構成において出力される検出電圧Viの振幅と比較して、その3倍(巻線12を構成する各電線21の本数倍)の振幅で検出電圧Viを出力すること(つまり、検出感度が高められた状態で検出電圧Viを出力すること)が可能になっている。
また、巻線12を構成する各電線21a,21b,21cは、上記したように重ね巻き(マルチファイラ巻)されて、上記したようにそれぞれの一端部に振幅が同じで、かつ位相も同じ誘導起電圧Va,Vb,Vcが発生する。このため、図2に示すように、巻き戻し線13の他端部(図2中の左端部)と接続されて同じ電位となっている電線21a,21b,21cの各他端部(同図中の左端部)から同じ距離Lに位置する電線21a,21b,21cの各部位には、電圧Vwa,Vwb,Vwcが、常に同じ振幅で、かつ常に同じ位相の状態で発生する。つまり、同じ距離Lに位置する電線21a,21b,21cの各部位間の電位差がほぼゼロボルトの状態に維持されている。これにより、重ね巻き(マルチファイラ巻)されることに起因して各電線21a,21b,21c間に分布している静電容量C1には殆ど電流が流れない状態に維持される。さらに、上記したように、巻線12の対向する部位間に形成される静電容量C2の容量値は極めて小さい状態になっている。
この構成により、この電流検出装置1では、ロゴスキーコイル2が、各電線21a,21b,21c間に存在している静電容量C1の影響を殆ど受けることなく、検出対象61の周囲に発生する磁界を周波数特性の良好な状態で検出して誘導起電圧Va,Vb,Vcを出力することが可能であり、その結果として、信号処理部3が周波数特性の良好な状態で検出電圧Viを出力することが可能になっている。
このように、この電流検出装置1によれば、検出対象61に流れる電流Iの振幅に応じた(比例した)振幅の検出電圧Viを、各電線21a,21b,21cから出力される誘導起電圧Va,Vb,Vcを加算することで検出感度を高めた状態で、しかも各電線21a,21b,21c間に分布して存在している静電容量C1の影響を殆ど受けることなく周波数特性の良好な状態で検出して出力することができる。
また、この電流検出装置1によれば、電線21としての素線が撚り合わされて構成されたリッツ線を用いて巻線12を形成したことにより、複数の電線21を撚り合わせる手間を省くことができるため、巻線12の形成作業の効率化を図ることができる。
なお、上記の例では、信号処理部3が、増幅回路3aを備えて、検出電圧Viを出力する構成を採用しているが、図示はしないが、増幅回路3aに加えて、例えば、検出電圧Viを増幅するアンプ、およびアンプで増幅された信号に基づいて指針が駆動されるメータ部を備えて、信号処理部3が検出電圧Viの電圧値(つまり、電流Iの電流値)を出力する構成を採用することもできる。また、信号処理部3が、増幅回路3aに加えて、例えば、検出電圧ViをA/D変換してデジタル値を出力するA/D変換器、およびこのデジタル値に基づいて電流Iの電流値を算出して出力するコンピュータを備える構成を採用することもできる。
また、上記の例では、巻線12を複数本の電線21の一例として3本の電線21a,21b,21cで構成しているが、巻線12を構成する電線21の本数は2本であってもよいし、4本以上であってもよい。その場合、増幅回路3aでは、電線21の本数に合わせた数の入力抵抗33を設けて加算するようにする。
また、上記の例では、巻芯11が非磁性材料で形成され、かつ巻線12と共に巻き戻し線13を備えることで、コイルがロゴスキーコイル2として形成されているが、巻芯11を磁性材料(例えば、フェライトなどの磁性材料)を用いて磁性コアとして形成し、かつ巻き戻し線13を使用しないで巻線12のみで構成することで、コイルをロゴスキーコイル以外の形態のコイルに形成することもできる。この場合、磁気コアについては、検出対象61をクランプし得る構成であれば、分割型および非分割型のいずれの構成も採用することができる。
1 電流検出装置
2 コイル(ロゴスキーコイル)
3 信号処理部
11 巻芯
12 巻線
21a,21b,21c 電線
61 検出対象
I 電流
Va,Vb,Vc 誘導起電圧
Vi 検出電圧

Claims (2)

  1. 巻芯に電線が巻回されて全体として環状体に形成されたコイルと、
    当該コイルの両端間に発生する誘導起電圧に基づいて、当該コイルの内側を貫通する検出対象に流れる電流の振幅に応じた振幅の検出電圧を出力する信号処理部とを備えている電流検出装置であって、
    前記コイルは、複数本の電線が重ね巻きされて単層構造に形成されると共に、当該複数本の電線における巻始め端部および巻き終わり端部のうちの一方の端部同士が同電位に規定され、
    前記信号処理部は、前記一方の端部の電位を基準として前記巻始め端部および前記巻き終わり端部のうちの他方の端部から出力される各誘導起電圧を加算して前記検出電圧として出力する電流検出装置。
  2. 前記複数本の電線は、外周面に絶縁被覆が形成された複数の素線を撚り合わせて形成されたリッツ線の当該素線で構成されている請求項1記載の電流検出装置。
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