JP2016200104A - ポンプ、冷却装置及び電子機器 - Google Patents

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毅志 宗
久保 秀雄
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Nobumitsu Aoki
伸充 青木
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Yoshinori Uzuka
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Abstract

【課題】電子機器の小型化に対応でき、且つ1台のポンプが故障しても受熱部に十分な量の冷却水を供給し続けることができる冷却装置用のポンプを提供する。【解決手段】ポンプ21aは、回転軸27aと該回転軸27aから放射状に延びる複数の羽根27bとを備えた羽根車27と、羽根車27を収納するケーシング26と、ケーシング26に設けられて熱媒体が流入する流入口26aと、ケーシング26に設けられて熱媒体を吐出する吐出口26bとを有する。羽根27bには、切り欠き(又は孔)28が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、ポンプ、冷却装置及び電子機器に関する。
近年、コンピュータを初めとする種々の電子機器のより一層の小型化及び高性能化が促進されている。それらの電子機器に搭載されるCPU(Central Processing Unit)等の電子部品は、稼働にともなって多量の熱を発生する。電子部品の温度が許容上限温度を超えると、処理能力の低下や、誤動作又は故障の原因となる。そのため、電子部品の温度が許容上限温度を超えないように、電子部品を冷却することが重要になる。
CPU等の電子部品を冷却する冷却装置には空冷方式と水冷方式とがあるが、発熱量の多い電子部品の冷却には水冷方式の冷却装置が使用されることが多い。以下、発熱量の多い電子部品を、発熱部品と呼ぶ。
水冷方式の冷却装置は、発熱部品に取り付ける受熱部と、受熱部から離れた場所に配置される放熱部と、受熱部と放熱部との間に冷却水を循環させるポンプとを有する。
一般的に、受熱部は熱伝導率が高い金属により形成されており、内部には冷却水が通流する流路が設けられている。また、放熱部には、例えば放熱用のフィンや送風機が設けられている。
発熱部品で発生した熱は、受熱部を通る冷却水により放熱部に輸送され、放熱部から大気中に放散される。なお、本願では、受熱部から放熱部に熱を輸送するために使用する水又はその他の熱媒体を、冷却水と呼んでいる。
冷却装置のポンプには、遠心ポンプが使用される。遠心ポンプは、流入口及び吐出口が設けられたケーシングと、ケーシング内に配置されてモータにより回転する羽根車とを有する。また、羽根車は、シュラウドと呼ばれる円盤状の部材と、シュラウドの面上に放射状に配置された複数の羽根とを有する(例えば、特許文献1〜3参照)。シュラウドの中心軸が、モータに接続される。
実開昭62−24014号公報 実開平6−22159号公報 特開平9−79171号公報
水冷方式の冷却装置において、電子機器の稼働中にポンプが故障すると、発熱部品で発生した熱を放熱部に輸送できなくなるため、発熱部品は短時間で高温になる。これにより、電子機器の処理能力が低下したり、システムダウン等の大きな損害を引き起こしたりすることがある。
そのような不具合を回避するために、例えば複数のポンプと複数の電磁弁とを用いて、1台のポンプが故障しても他のポンプにより冷却水の循環を続けるように、冷却水の流路を自動的に切り替えるようにすることが考えられる。しかし、その場合は部品数や配管数が多くなり、電子機器の小型化が阻害されるという問題がある。
開示の技術は、電子機器の小型化に対応でき、且つ1台のポンプが故障しても受熱部に十分な量の冷却水を供給し続けることができる冷却装置用のポンプ、そのポンプを備えた冷却装置及び電子機器を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、回転軸と該回転軸から放射状に延びる複数の羽根とを備えた羽根車と、前記羽根車を収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられて熱媒体が流入する流入口と、前記ケーシングに設けられて前記熱媒体を吐出する吐出口とを有し、前記羽根に切り欠き又は孔が設けられているポンプが提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、発熱部品と熱的に接続される受熱部と、放熱部と、直列に接続されて前記受熱部と前記放熱部との間に熱媒体を循環させる第1のポンプ及び第2のポンプとを有する冷却装置であって、前記第1のポンプ及び前記第2のポンプの少なくとも一方が、回転軸と該回転軸から放射状に延びる複数の羽根とを備えた羽根車と、前記羽根車を収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられて熱媒体が流入する流入口と、前記ケーシングに設けられて前記熱媒体を吐出する吐出口とを有し、前記羽根に切り欠き又は孔が設けられている冷却装置が提供される。
上記の一観点に係るポンプ及び冷却装置によれば、電子機器の小型化に対応でき、1台のポンプが故障しても受熱部に十分な量の熱媒体を供給し続けることができる。
図1(a),(b)は、シュラウドのない遠心ポンプの一例を示す模式図である。 図2(a),(b)は、遠心ポンプを2台使用した冷却装置の例を示す図である。 図3は、実施形態に係る冷却装置を示す概略図である。 図4(a),(b)は、遠心ポンプの構造を示す模式図である。 図5は、羽根車の斜視図である。 図6は、変形例1に係るポンプの羽根車を示す斜視図である。 図7は、変形例2に係るポンプの羽根車を示す斜視図である。 図8は、冷却装置を有する電子機器の一例を示す模式図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述したように、一般的な遠心ポンプの羽根車にはシュラウドが設けられている。しかし、電子機器のより一層の小型化に対応するために、電子機器の冷却装置に、シュラウドのない遠心ポンプを使用することが検討されている。
図1(a),(b)は、シュラウドのない遠心ポンプの一例を示す模式図である。図1(a)は遠心ポンプを上から見たときの概略断面を示しており、図1(b)は遠心ポンプを側方から見たときの概略断面を示している。
図1(a),(b)に示す遠心ポンプ10は、ケーシング13と、ケーシング13内に配置された羽根車12とを有する。
ケーシング13には、冷却水をケーシング13内に取り入れるための流入口13aと、冷却水を吐出する吐出口13bとが設けられている。また、羽根車12は、回転軸12aと、回転軸12aから放射状に延びる複数の羽根12bとを有している。
回転軸12aは軸受け(図示せず)を介してケーシング13に回転可能な状態で支持されており、モータ(図示せず)に連結される。また、流入口13aはケーシング13の側面中央、すなわち回転軸12aに対応する位置に設けられており、吐出口13bはケーシング13の周面に設けられている。
羽根車12が回転すると、ケーシング13内の冷却水には羽根車12の半径方向に遠心力が働くため、吐出口13bから冷却水が吐出される。また、吐出口13bから吐出された分の冷却水が、流入口13aからケーシング13内に流入する。
上述の遠心ポンプ10において、羽根車12(羽根12b)とケーシング13との間に大きな隙間があると、羽根車12により押し出された冷却水の一部が羽根車12とケーシング13との隙間を通って流入口側に戻ってしまう。その結果、所望の吐水量を確保しようとするとモータの回転数を上げることが必要になり、電力消費量が多くなる。そのような不具合を回避するために、羽根車12(羽根12b)とケーシング13との間の隙間はできるだけ狭く設定される。
ところで、ポンプが1台しかない冷却装置では、そのポンプが故障してしまうと、受熱部から放熱部に熱を輸送することができなくなる。そこで、複数のポンプを使用して冗長性を確保することが考えられる。
図2(a)は、冗長性を確保するために、遠心ポンプを2台使用した冷却装置の一例を示す図である。
図2(a)に示す例では、遠心ポンプ10a,10bが、受熱部(図示せず)に接続した配管15aと、放熱部(図示せず)に接続した配管15cとの間に直列に接続されている。すなわち、遠心ポンプ10aの流入口は配管15aに接続し、吐出口は配管15bに接続している。また、遠心ポンプ10bの流入口は配管15bに接続し、吐出口は配管15cに接続している。
遠心ポンプ10aの羽根車はモータ18aにより回転し、遠心ポンプ10bの羽根車はモータ18bにより回転する。
このような冷却装置では、一方の遠心ポンプ(10a又は10b)が故障しても、他方の遠心ポンプ(10b又は10a)により冷却水を受熱部と放熱部との間に循環させることができる。しかし、前述したように、遠心ポンプ10a,10bでは羽根車12とケーシング13との間の隙間が狭く設定されているため、一方の遠心ポンプの羽根車12の回転が停止すると、流路抵抗が急激に上昇する。そのため、他方の遠心ポンプから吐出される冷却水の流量は著しく減少する。
図2(b)は、冗長性を確保するために、遠心ポンプを2台使用した冷却装置の他の例を示す図である。
図2(b)に示す例では、図2(a)に示す例と同様に、配管15aと配管15cとの間に遠心ポンプ10a,10bが直列に接続されている。
配管15aと配管15bとの間にはバイパス配管16aが設けられている。このバイパス配管16aには電磁弁17aが接続されている。また、配管15bと配管15cとの間にはバイパス配管16bが設けられている。このバイパス配管16bには電磁弁17bが接続されている。遠心ポンプ10a,10bが正常な場合、これらの電磁弁17a,17bはいずれも閉状態である。
遠心ポンプ10aの羽根車はモータ18aにより回転し、遠心ポンプ10bの羽根車はモータ18bにより回転する。制御装置19は、モータ18a,18bの回転を監視して、遠心ポンプ10a,10bのうちのいずれか一方が故障したときに、故障したほうの遠心ポンプのバイパス配管の電磁弁を開状態にする。
例えば、遠心ポンプ10a(モータ18a)が故障した場合、制御装置19は電磁弁17aを開状態とする。これにより、遠心ポンプ10aをバイパスして遠心ポンプ10bに冷却水が流れ、遠心ポンプ10bにより受熱部に所望の流量の冷却水を供給することができる。
しかし、図2(b)に示す冷却装置では、部品数や配管数が多くなり、電子機器の小型化が阻害されるという問題がある。
(実施形態)
図3は、実施形態に係る冷却装置を示す概略図である。なお、図3中の矢印は冷却水の流れ方向を示している。
この図3に示すように、本実施形態に係る冷却装置20は、2台の遠心ポンプ21a,21bと、受熱部22と、放熱部23とを有する。遠心ポンプ21aはモータ24aにより駆動され、遠心ポンプ21bはモータ24bにより駆動される。
受熱部22は熱伝導率が高い金属により形成されており、CPU等の発熱部品(電子部品)29と熱的に接続される。受熱部22内には、冷却水が通流する流路が設けられている。
受熱部22の出水口と遠心ポンプ21aの流入口との間は配管25aにより接続されている。また、遠心ポンプ21aの吐出口と遠心ポンプ21bの流入口との間は配管25bにより接続されている。更に、遠心ポンプ21bの吐出口と放熱部23の入水口との間は配管25cにより接続されている。更にまた、放熱部23の出水口と受熱部22の入水口との間は、配管25dにより接続されている。
放熱部23の冷却水流路の周囲には多数のフィン23aが設けられている。また、フィン23aの近傍には、フィン23a間にエアーを通流させるための送風機23bが設けられている。冷却水からフィン23aを介してフィン23a間を通るエアーに熱が移動することで、放熱部23内を通る冷却水の温度が低下する。
図4(a),(b)は、遠心ポンプ21aの構造を示す模式図である。図4(a)は遠心ポンプ21aを上から見たときの概略断面を示しており、図4(b)は遠心ポンプ21aを側方から見たときの概略断面を示している。なお、遠心ポンプ21bの構造も遠心ポンプ21aと同様であるので、ここではその説明を省略する。
遠心ポンプ21aは、ケーシング26と、ケーシング26内に配置された羽根車27とを有する。ケーシング26には、冷却水をケーシング26内に取り入れるための流入口26aと、冷却水を吐出する吐出口26bとが設けられている。また、羽根車27は、回転軸27aと、回転軸27aから放射状に延びる複数の羽根27bとを有している。
回転軸27aは円柱状の部材であり、軸受け(図示せず)を介してケーシング26に回転可能な状態で支持されている。そして、回転軸27aは、モータ24a(図3参照)により回転する。
流入口26aはケーシング26の側面中央、すなわち回転軸27aに対応する位置に設けられている。また、吐出口26bは、ケーシング26の周面に設けられている。遠心ポンプ21aの流入口26aは配管25aに接続され、吐出口26bは配管25bに接続される。
図5は、羽根車27の斜視図である。本実施形態では、図5に示すように、羽根27bに切り欠き28が設けられている。それらの切り欠き28は流入口26aに対応する位置に設けられており、流入口26aからケーシング21内に流入した冷却水が切り欠き28を介して回転軸27aの周方向に移動できるようになっている。
羽根車27が回転すると、ケーシング26内の冷却水には羽根車27の半径方向に遠心力が働くため、吐出口26bから冷却水が吐出される。また、吐出口26bから吐出された分の冷却水が、流入口26aからケーシング26内に流入する。
以下、図3を参照して、本実施形態に係る冷却装置20の動作について説明する。
遠心ポンプ21a,21bが稼働すると、受熱部22から配管25a、遠心ポンプ21a、配管25b、遠心ポンプ21b、配管25c、放熱部23、配管25d、受熱部22の順に冷却水が循環する。
前述したように、受熱部22は発熱部品29と熱的に接続されているため、受熱部22内を通る冷却水により発熱部品29が冷却される。また、受熱部22内を通る冷却水は、発熱部品29を冷却することで温度が上昇する。
受熱部22で温度上昇した冷却水は、配管25a、遠心ポンプ21a、配管25b、遠心ポンプ21b及び配管25cを通って、放熱部23の入水口に送られる。そして、冷却水は、放熱部23を通る際に、送風機23bから送られてくるエアーにより冷却されて温度が低下する。この放熱部23を通って温度が低下した冷却水は、配管25dを通って受熱部22に送られる。
このようにして、本実施形態に係る冷却装置20では、受熱部22、遠心ポンプ21a,21b、放熱部23の順に冷却水が循環し、受熱部22から放熱部23に熱が輸送されて、発熱部品29の温度上昇が回避される。
この場合、2台の遠心ポンプ21a,21bにより冷却水を循環させるので、各遠心ポンプ21a,21bの負荷は比較的小さい。
ここで、遠心ポンプ21a,21bのいずれか一方が故障したとする。ここでは、遠心ポンプ21a(モータ24a)が故障し、羽根車27の回転が停止したとする。
本実施形態では、図4(a),(b)及び図5に示すように、羽根27bの一部に切り欠き28が設けられている。そのため、羽根車27が回転していなくても、流入口26aから切り欠き28を通って吐出口26bに冷却水が移動可能であり、流入口26aと吐出口26bとの間の流路抵抗が小さい。
従って、遠心ポンプ21aが停止しても、遠心ポンプ21bの負荷はそれほど増加せず、遠心ポンプ21bのみで受熱部22と放熱部23との間に所望の流量の冷却水を循環させることができる。
図2(b)に示す冷却装置ではバイパス配管16a,16b及び電磁弁17a,17bが必要であるのに対し、本実施形態ではそのようなバイパス配管及び電磁弁が不要である。そのため、部品コストや設置コストが削減できるとともに、冷却装置の小型化に容易に対応できるという利点がある。
なお、羽根27bの切り欠き28は、ケーシング26内の冷却水流路の任意の位置における断面積が、流入口26aの断面積以上となるような大きさにすることが好ましい。ケーシング26内の冷却水流路に流入口26aの断面積よりも小さい部分があると、その部分で冷却水の流量が規制されて、流路抵抗が増大するためである。
上述の実施形態では羽根27bに切り欠き28が設けられている場合について説明したが、切り欠き28に替えて孔を設けても、同様の効果を得ることができる。
(変形例1)
図6は、変形例1に係るポンプの羽根車を示す斜視図である。
変形例1のポンプが前述の実施形態のポンプ21a,21bと異なる点は羽根車の形状が異なることにあり、その他の構造は基本的に実施形態のポンプと同一である。そのため、ここでは重複する部分の説明は省略する。
前述の実施形態では羽根車27の羽根27bの内側部分、すなわち流入口26aに対応する部分に切り欠き28が設けられた例について説明した。しかし、図6に示すように、羽根27bの先端側部分に切り欠き28を設けても、前述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係るポンプの羽根車を示す斜視図である。
変形例2のポンプが前述の実施形態のポンプ21a,21bと異なる点は羽根車の形状が異なることにあり、その他の構造は基本的に実施形態のポンプと同一である。そのため、ここでは重複する部分の説明は省略する。
変形例2のポンプの羽根車37では、先端側に孔33が設けられた羽根32aと、回転軸37a側に孔33が設けられた羽根32bとが、回転軸37aの回転方向に沿って交互に配置されている。
このような羽根車37を有するポンプにおいても、停止時における流入口と吐出口との間の流路抵抗を小さくできて、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、図6のように切り欠き28がいずれも羽根27bの先端側に設けられている場合は、羽根車27が回転しても切り欠き28の位置の冷却水には羽根27がぶつからないため、冷却水に働く遠心力が弱く、ポンプの吐水量が低下する。これに対し、図7のように隣接する羽根32aで孔33の位置が異なる場合は、1つの羽根32aの孔33を通過した冷却水は次の羽根33にぶつかって遠心力が付与される。これにより、ポンプの吐出流量の低下が抑制される。
(電子機器)
図8は、上述の冷却装置を有する電子機器の一例を示す模式図である。
図8に例示する電子機器40は、筐体41と、筐体41内に収納された回路基板42及び冷却装置20を有する。
回路基板42にはCPU等の発熱部品(電子部品)29が搭載されている。また、冷却装置20は、図3に示すように遠心ポンプ21a,21b、受熱部22、放熱部23、及び配管25a〜25dを有する。そして、受熱部22は、発熱部品29と熱的に接続されている。
冷却部23には多数のフィン23aが設けられており、筐体41の端部には送風機23bが配置されている。
本実施形態に係る電子機器40は、図5のように切り欠き28が設けられた羽根27bを有する2台の遠心ポンプ21a,21bにより、受熱部22と放熱部23との間に冷却水を循環させる。このため、2台のポンプ21a,21bのうちのいずれか一方が故障しても、受熱部22に十分な量の冷却水を供給し続けることができ、電子機器40の動作を停止することがなく継続使用が可能である。そのため、本実施形態に係る電子機器40は、発熱部品29の冷却不足に起因する処理能力の低下やシステムダウンを回避でき、信頼性が高い。
なお、ここでは図8を参照して液冷方式の冷却装置について説明したが、開示の技術は気液二相流方式の冷却装置に適用することもできる。気液二相流方式の冷却装置では、一部の液体(熱媒体)が蒸発し、気化熱を利用して電子部品等を冷却する。
10,10a,10b,21a,21b…遠心ポンプ、12,27…羽根車、12a,27a…回転軸、12b,27b…羽根、13,26…ケーシング、13a,26a…流入口、13b,26b…吐出口、16a,16b…バイパス配管、17a,17b…電磁弁、18a,18b,24a,24b…モータ、19…制御装置、20…冷却装置、22…受熱部、23…放熱部、23a…フィン、23b…送風機、28…切り欠き、29…発熱部品。

Claims (7)

  1. 回転軸と該回転軸から放射状に延びる複数の羽根とを備えた羽根車と、
    前記羽根車を収納するケーシングと、
    前記ケーシングに設けられて熱媒体が流入する流入口と、
    前記ケーシングに設けられて前記熱媒体を吐出する吐出口とを有し、
    前記羽根に切り欠き又は孔が設けられていることを特徴とするポンプ。
  2. 前記切り欠き又は孔が、前記流入口に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記切り欠き又は孔が、前記羽根の先端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  4. 前記羽根車の回転方向に隣接する前記羽根の切り欠き又は孔の位置が、前記羽根車の半径方向でずれていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  5. 前記ケーシング内の前記熱媒体の流路の任意の位置における断面積が、前記流入口の断面積以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポンプ。
  6. 発熱部品と熱的に接続される受熱部と、
    放熱部と、
    直列に接続されて前記受熱部と前記放熱部との間に熱媒体を循環させる第1のポンプ及び第2のポンプとを有する冷却装置であって、
    前記第1のポンプ及び前記第2のポンプの少なくとも一方が、
    回転軸と該回転軸から放射状に延びる複数の羽根とを備えた羽根車と、前記羽根車を収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられて熱媒体が流入する流入口と、前記ケーシングに設けられて前記熱媒体を吐出する吐出口とを有し、前記羽根に切り欠き又は孔が設けられている
    ことを特徴とする冷却装置。
  7. 筐体と、
    前記筐体内に配置された電子部品と、
    前記電子部品と熱的に接続された受熱部と、
    放熱部と、
    直列に接続されて前記受熱部と前記放熱部との間に熱媒体を循環させる第1のポンプ及び第2のポンプとを有する電子機器であって、
    前記第1のポンプ及び前記第2のポンプの少なくとも一方が、
    回転軸と該回転軸から放射状に延びる複数の羽根とを備えた羽根車と、前記羽根車を収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられて熱媒体が流入する流入口と、前記ケーシングに設けられて前記熱媒体を吐出する吐出口とを有し、前記羽根27bに切り欠き又は孔が設けられている
    ことを特徴とする電子機器。
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