JP2016199394A - エレベータの釣合い重りクリアランス測定装置及び釣合い重りクリアランス測定方法 - Google Patents

エレベータの釣合い重りクリアランス測定装置及び釣合い重りクリアランス測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】想定外の事情の発生時であっても、エレベータ設置機器と釣合い重りクリアランス測定装置とが互いに干渉し過度な負荷がかかることを未然に防止可能なエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置を提供する。
【解決手段】エレベータの昇降路内の底部における釣合い重り2の昇降経路の下方に設置される緩衝器30と、前記昇降経路の最低位置にある釣合い重り2との距離を測定するための釣合い重りクリアランス測定装置において、緩衝器30の上端部から上方に突出して取り付けられ、最長状態と最短状態の範囲内で伸縮自在かつ伸縮後の長さを保持可能な伸縮棒部41と、前記最短状態の伸縮棒部41に予め定められた基準以上の下向きの力が作用した場合に、伸縮棒部41の下端部を緩衝器30の上端部よりも下方に移動させる退避手段と、を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、エレベータの釣合い重りクリアランス測定装置及び釣合い重りクリアランス測定方法に関するものである。
従来、カウンターウエイト(釣合い重り)が最低位置まで降下した際の当該カウンターウエイトと、当該カウンターウエイトの衝突を防止するためにエレベーターピット内に設置されたバッファー(緩衝器)との距離を測定するロープ式エレベータのカウンタークリアランス測定治具において、鉛直方向に伸縮自在に構成され、かつ、伸縮後の長さを保持し得るように構成された測定部と、この測定部をカウンターウエイトの下端部に吸着させるマグネットとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平06−263352号公報
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベータのカウンタークリアランス測定治具(釣合い重りクリアランス測定装置)においては、測定部はある一定の長さよりも短くなることができないため、何らかの想定外の事情により測定部の最短の長さよりも釣合い重りと緩衝器とが接近してしまうと、釣合い重り、緩衝器、あるいは、測定部(治具)等の機器が互いに干渉し過度な負荷がかかってしまうおそれがある。
また、特許文献1に示された治具を用いた釣合い重りクリアランス測定方法においては、測定部を釣合い重りの下端部に取り付けるため、作業者が乗りかご上に乗る必要がある。そして、乗りかご上から釣合い重りの下端部への測定部の取付作業が可能な位置に一旦乗りかごを移動させなければならず煩雑であった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、想定外の事情の発生時であっても、エレベータに設置された機器と釣合い重りクリアランス測定装置とが互いに干渉し過度な負荷がかかることを未然に防止することができるエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置を得るものである。
この発明に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置においては、エレベータの昇降路内の底部における釣合い重りの昇降経路の下方に設置される緩衝器と、前記昇降経路の最低位置にある前記釣合い重りとの距離を測定するための釣合い重りクリアランス測定装置であって、前記緩衝器の上端部から上方に突出して取り付けられ、最長状態と最短状態の範囲内で伸縮自在かつ伸縮後の長さを保持可能な伸縮棒部と、前記最短状態の前記伸縮棒部に予め定められた基準以上の下向きの力が作用した場合に、前記伸縮棒部の下端部を前記緩衝器の上端部よりも下方に移動させる退避手段と、を備えた構成とする。
また、この発明に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定方法においては、上記のエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置を用いて、エレベータの昇降路内の底部における釣合い重りの昇降経路の下方に設置される緩衝器と、前記昇降経路の最低位置にある前記釣合い重りとの距離を測定する釣合い重りクリアランス測定方法であって、前記乗りかごを最下階の1階上の階床に停止させる工程と、前記釣合い重りクリアランス測定装置を、前記緩衝器に取り付ける工程と、前記乗りかごを最上階に移動させた後、前記乗りかごを再び最下階の1階上の階床に移動させて停止させる工程と、前記緩衝器に取り付けられた前記釣合い重りクリアランス測定装置の状態を確認して前記距離を測定する工程と、を備えたものとする。
この発明に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置及び釣合い重りクリアランス測定方法においては、想定外の事情の発生時であっても、エレベータに設置された機器と釣合い重りクリアランス測定装置とが互いに干渉し過度な負荷がかかることを未然に防止することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が使用されるエレベータの全体構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の正面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の上面図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が備える伸縮棒部を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置の伸縮棒部が移動された状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の正面図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の上面図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置の伸縮棒部が移動された状態を示す図である。
この発明を添付の図面を参照しながら説明する。各図を通じて同符号は同一部分又は相当部分を示している。同符号の部分についての重複説明は適宜に簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が使用されるエレベータの全体構成を模式的に示す図、図2はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の正面図、図3はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の上面図、図4はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が備える伸縮棒部を示す図、図5はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置の伸縮棒部が移動された状態を示す図である。
図1に示すように、エレベータの昇降路10内には、乗りかご1及び釣合い重り2が設置されている。乗りかご1及び釣合い重り2のそれぞれは、昇降路10内を昇降自在に設けられている。
乗りかご1の上端には主ロープ3の一端が連結されている。主ロープ3の他端は釣合い重り2の上端に連結されている。昇降路10の頂部には、機械室4が設けられている。機械室4内には、巻上機5が設置されている。主ロープ3の中間部は、巻上機5の駆動綱車及びそらせ車6に巻き掛けられている。このようにして、乗りかご1及び釣合い重り2は、主ロープ3によって昇降路10内で互いに相反する方向に昇降するつるべ状に吊持されている。
昇降路10の底部にはピットが設けられている。このピットの最低面がピット床面11である。ピット内には、かご緩衝器20及び重り緩衝器30が設置されている。これらのかご緩衝器20及び重り緩衝器30は、ピット床面11から上方へと突出するように設けられている。かご緩衝器20は、ピット床面11における乗りかご1の昇降経路の下方の位置に配置されている。重り緩衝器30は、ピット床面11における釣合い重り2の昇降経路の下方の位置に配置されている。
図2及び図3は、重り緩衝器30に、この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置40を取り付けた状態を示すものである。この発明の実施の形態1に係るクリアランス測定装置40の使用対象となる重り緩衝器30は、バネ式緩衝器である。すなわち、この実施の形態1においては、重り緩衝器30は、バネ31を備えている。
バネ31は、細長い鋼材を螺旋状に巻いて形成されている。したがって、バネ31の内側には、上下にわたって鋼材が存在しない空間が形成されている。バネ31の下端部はピット床面11上に固定されている。バネ31の上端部には、キャップ部32が取り付けられている。キャップ部32は、バネ31の鋼材部分を覆っている。すなわち、キャップ部32の中央部は、バネ31の内側の空間と通じる孔が空いた状態となっている。
重り緩衝器30の上端部、すなわち、キャップ部32の上面には、クリアランス測定装置40が取り付けられる。クリアランス測定装置40は、伸縮棒部41、土台部42及び伸縮棒支持部44を備えている。土台部42は、薄い円板状の部材からなる。土台部42は、キャップ部32の上面に取り付けられる。図3に示すように、土台部42には磁石43が設けられている。そして、この磁石43がバネ31の鋼材又はキャップ部32を吸引する力により、土台部42がキャップ部32の上面に取り付けられる。
土台部42の中央部には、伸縮棒支持部44が設けられている。そして、伸縮棒部41は、伸縮棒支持部44に固定されて設けられている。伸縮棒部41は、細長い棒状の部材である。伸縮棒部41は、その長手方向に伸縮自在であり、かつ、伸縮後の長さを保持可能な構造を有している。
このような構造の具体例としては、図4に示す、いわゆるテレスコープ構造が挙げられる。ここでは、具体的に例えば、伸縮棒部41は、第1の棒部41a、第2の棒部41b及び第3の棒部41cから構成されている。これらの棒部は、それぞれが中空円筒状を呈する。そして、第1の棒部41aの外径は第2の棒部41bの内径以下である。また、第2の棒部41bの外径は第3の棒部41cの内径以下である。
第3の棒部41cの一端側は、伸縮棒支持部44に固定される。第2の棒部41bの一端側は、第3の棒部41cの他端側に連結される。この際、第2の棒部41bは、第3の棒部41cの内側にほぼ収納された位置と、第3の棒部41cの他端側へと突出した位置との間で移動可能に取り付けられる。第1の棒部41aの一端側は、第2の棒部41bの他端側に連結される。この際、第1の棒部41aは、第2の棒部41bの内側に収納された位置と、第2の棒部41bの他端側へと突出した位置との間で移動可能に取り付けられる。
このように構成された伸縮棒部41を最も伸ばした状態が図4の(a)に示す最長状態である。そして、伸縮棒部41を最も縮めた状態が図4の(b)に示す最短状態である。伸縮棒部41は、このように図4(a)の最長状態と図4(b)の最短状態の範囲内での伸縮自在である。
また、第1の棒部41aと第2の棒部41bとの可動連結部分、及び、第2の棒部41bと第3の棒部41cとの可動連結部分は、それぞれが適度な摩擦力により、伸縮後の状態を保持することができるようになっている。
このように構成された伸縮棒部41は、伸縮棒支持部44から上方に突出するように固定されている。伸縮棒支持部44は、土台部42とともに重り緩衝器30の上端部に取り付けられる。したがって、クリアランス測定装置40が重り緩衝器30に取り付けられると、伸縮棒部41は、重り緩衝器30の上端部から上方に突出するように取り付けられることになる。
土台部42の中央部には、伸縮棒支持部44の外形とほぼ同じ、あるいは、伸縮棒支持部44の外形より若干大きい穴が形成されている。伸縮棒支持部44は、この土台部42中央の穴の内側に取り付けられている。この際、伸縮棒支持部44の土台部42への固定強度は、伸縮棒支持部44に予め定められた一定の大きさ以上の下向きの力が作用すると、土台部42から伸縮棒支持部44が下方に脱落するように調整されている。
具体的に例えば、土台部42に伸縮棒支持部44を一定の力が掛かれば外れるように接着しておくことが考えられる。あるいは、土台部42に伸縮棒支持部44を一定の力が掛かれば外れるように例えばプラスチック製のクリップ部材等で係止しておくことも考えられる。
したがって、以上のように構成されたクリアランス測定装置40において、最長状態(図4の(a))の伸縮棒部41の上端に下向きの力を加えると、この力を受けて、伸縮棒部41が縮んでいく。伸縮棒部41が最短状態(図4の(b))に達する前に、力を加えるのを止めると、その時点で伸縮棒部41は縮まなくなり、伸縮棒部41は、作用する力が無くなって時点の長さの状態で保持される。
一方、力を加え続けて伸縮棒部41が最短状態(図4の(b))になると、伸縮棒部41はそれ以上縮むことができなくなる。なおも力を加え続けると、伸縮棒部41に作用する下向きの力は、直接に伸縮棒支持部44に掛かる。そして、この伸縮棒支持部44に作用する下向きの力が、前述した一定の大きさ以上となると、土台部42から伸縮棒支持部44が下方に脱落する。伸縮棒部41は伸縮棒支持部44に固定されているため、伸縮棒支持部44と一緒に伸縮棒部41も土台部42より下方に移動する。
この際、土台部42は重り緩衝器30の上端部に取り付けられているため、伸縮棒支持部44に固定された伸縮棒部41の下端部は、重り緩衝器30の上端部よりも下方に移動する。すなわち、伸縮棒支持部44及び土台部42への伸縮棒支持部44の取り付け部分は、最短状態の伸縮棒部41に予め定められた基準以上の下向きの力が作用した場合に、伸縮棒部41の下端部を重り緩衝器30の上端部よりも下方に移動させる退避手段を構成している。
この、土台部42から伸縮棒支持部44が脱落した状態を示すのが、図5である。前述したように、バネ31の内側には上下にわたって鋼材が存在しない空間が形成されており、当該空間は、キャップ部32も貫通している。このため、土台部42から伸縮棒支持部44が脱落すると、図5に示すように、伸縮棒支持部44及び伸縮棒部41は、バネ31の内側の空間に入る。すなわち、この実施の形態1においては、伸縮棒支持部44及び土台部42への伸縮棒支持部44の取り付け部分から構成される退避手段は、伸縮棒部41の少なくとも一部をバネ31の内側の空間内へと移動させることで、伸縮棒部41の下端部を重り緩衝器30の上端部よりも下方に退避させる。
次に、以上のように構成されたクリアランス測定装置40を用いて、昇降路10内の底部における釣合い重り2の昇降経路の下方に設置される重り緩衝器30と、昇降経路の最低位置にある釣合い重り2との距離(以下において、「釣合い重りクリアランス」という)を測定する方法について説明する。
まず、作業者は、乗りかご1に乗り込み、乗りかご1を最下階の1階上の階床に移動、停止させる。次に、作業者は、乗りかご1から降りて測定対象である当該エレベータ以外の手段、例えば、当該エレベータ以外の他のエレベータ、階段又はエスカレータ等により、最下階へと移動する。そして、作業者は、最下階のエレベータの乗場出入口から、昇降路10内のピットへと入る。
ピットに入った作業者は、クリアランス測定装置40を、重り緩衝器30に取り付ける。この際、クリアランス測定装置40の伸縮棒部41は、図4(a)の最長状態にしておく。続いて、作業者はピットから出て、最下階から、乗りかご1が停まっている最下階の1つ上の階床へと、当該エレベータ以外の手段により移動する。
最下階の1つ上の階床に着いた作業者は、この階に停まっている乗りかご1に乗り、乗りかご1を最上階へと移動させる。前述したように、乗りかご1と釣合い重り2とは互いに相反する方向に昇降する。このため、乗りかご1が最上階すなわち乗りかご1の昇降経路の最高位置にあるとき、釣合い重り2は、釣合い重り2の昇降経路の最低位置にくる。
したがって、乗りかご1を最上階へと移動させる過程において、釣合い重り2の下端部が伸縮棒部41の上端に当接し、その後の釣合い重り2の下降に応じて、伸縮棒部41の上端が下向きに押されて伸縮棒部41が縮んでいく。そして、乗りかご1が最上階に着き、釣合い重り2が昇降経路の最低位置にくると、伸縮棒部41は当該時点の長さの状態で保持される。したがって、その後に乗りかご1を下降させて釣合い重り2を上昇させても、伸縮棒部41の長さは、釣合い重り2が最低位置にあった時のまま保持される。
作業者は、乗りかご1を最上階に移動させた後、乗りかご1を再び最下階の1階上の階床に移動させて停止させる。続いて、作業者は当該エレベータ以外の手段で最下階へと移動し、再び昇降路10内のピットへと入る。
そして、作業者は、重り緩衝器30に取り付けられたクリアランス測定装置40の状態を確認して釣合い重りクリアランスを測定する。すなわち、伸縮棒部41の状態は、釣合い重り2の最低位置を反映したものであるため、当該状態における伸縮棒部41の長さに土台部42の厚みを勘案することで、釣合い重りクリアランスを求めることができる。
なお、伸縮棒部41の外面に予め目盛りを付しておくことで、釣合い重り2により縮められた後の伸縮棒部41の長さを容易に知ることができる。この際、伸縮棒部41について、第1の棒部41aと第2の棒部41bとの可動連結部分に作用する摩擦力と、第2の棒部41bと第3の棒部41cとの可動連結部分に作用する摩擦力の大きさを異なるものとすることが望ましい。
このようにすることで、伸縮棒部41の第1の棒部41aの上端から下向きに力が加えられた場合に、第2の棒部41bに対する第1の棒部41aの移動と、第3の棒部41cに対する第2の棒部41bの移動のうち、常に摩擦力の小さな方の移動が優先して起こるようにすることができる。したがって、伸縮棒部41の目盛りを、どちらの可動連結部分での移動が先に起こるのかを踏まえて決めることができ、伸縮棒部41の長さの測定をし易くすることが可能である。
ここで、伸縮棒部41は最短状態よりも短くなることができないため、クリアランス測定装置40で測定可能な釣合い重りクリアランスは、少なくとも伸縮棒部41の最短状態での長さよりも長いものに限られる。しかしながら、何らかの想定外の事情等により、釣合い重り2が、伸縮棒部41の最短状態での長さよりもさらに重り緩衝器30に接近してしまう事態がないとは言えない。
このような事態が発生した場合、伸縮棒部41の最短状態となってもなお、釣合い重り2が伸縮棒部41を下向きに押すことになる。したがって、その場合には、最短状態の伸縮棒部41に予め定められた基準以上の下向きの力が作用し、退避手段の機能により伸縮棒支持部44が脱落して、伸縮棒部41が重り緩衝器30の上端部よりも下のバネ31の内側の空間へと退避される。このため、釣合い重り2、重り緩衝器30、あるいは、クリアランス測定装置40の特に伸縮棒部41等が互いに干渉し過度な負荷がかかってしまうことを未然に防止することができる。
さらに、特許文献1のように治具(装置)を釣合い重り2の下端部に取り付ける場合、釣合い重り2から治具(装置)が昇降路10内に落下するおそれがあるところ、この発明に係るクリアランス測定装置40によれば、そのようなおそれはない。
また、以上で説明した釣合い重りクリアランス測定方法によれば、作業者が乗りかご1上で作業する必要がなく、このため、乗りかご上からの釣合い重り2に対する作業のために乗りかご1を移動させる必要もない。したがって、より少ない工程で、作業効率の向上を図ることが可能である。
実施の形態2.
図6から図8は、この発明の実施の形態2に係るもので、図6はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の正面図、図7はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置が取り付けられた重り緩衝器の上面図、図8はエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置の伸縮棒部が移動された状態を示す図である。
前述した実施の形態1では、釣合い重りクリアランス測定装置を使用するエレベータの重り緩衝器がバネ式であった。これに対し、ここで説明する実施の形態2は、油入式の重り緩衝器の場合にも使用することができるようにしたものである。
図6に示す重り緩衝器30は油入式である。この重り緩衝器30は、シリンダ33、プランジャ34、ゴムキャップ35及び給油口36を備えている。シリンダ33は、ピット床面11から上方に突出して設置されている。シリンダ33内には、上方からプランジャ34が挿入されている。プランジャ34は、シリンダ33の上端から上方に突出した状態で、上下方向に移動可能に設けられている。プランジャ34は略円柱状を呈する。
プランジャ34の上面には、ゴムキャップ35が取り付けられている。ゴムキャップ35は、プランジャ34の上面より小さい。ゴムキャップ35は、プランジャ34の上面の中央に配置されている。シリンダ33内には、オイルが封入されている。オイルは、シリンダ33の側面に設けられた給油口36から出し入れされる。
重り緩衝器30の上端部、すなわち、プランジャ34の上面には、クリアランス測定装置40が取り付けられる。クリアランス測定装置40は、伸縮棒部41及び土台部42を備えている。土台部42は板状の部材からなる。土台部42は、プランジャ34の上面に取り付けられる。
図7に示すように、土台部42には貫通孔42aが形成されている。この貫通孔42aの形状は、ゴムキャップ35の形状に合わせられている。土台部42をプランジャ34に取り付ける際には、貫通孔42a内にゴムキャップ35が入るようにすることで、位置決めされる。また、土台部42には磁石43が設けられている。そして、この磁石43がプランジャ34を吸引する力により、土台部42がプランジャ34の上面に取り付けられる。
土台部42の一部は側方に延びて突出しており、この部分が突出部42bを形成している。伸縮棒部41の下端部は、この突出部42bに固定されている。そして、クリアランス測定装置40が重り緩衝器30に取り付けられると、伸縮棒部41は、重り緩衝器30の上端部から上方に突出するように取り付けられることになる。なお、伸縮棒部41の構成は実施の形態1と同様である。
土台部42には、折目線42cが形成されている。この折目線42cは、上面視において、プランジャ34の外形より側方に配置されている。この折目線42cよりもプランジャ34から離れた側が、突出部42bである。
折目線42cは、例えば、細い溝であり、土台部42はこの折目線42cに沿って折り曲がりやすくなっている。そして、突出部42bに予め定められた一定の大きさ以上の下向きの力が作用すると、折目線42cに沿って突出部42bが下側に折り曲がるように調整されている。
したがって、以上のように構成されたクリアランス測定装置40において、最長状態(図4の(a))の伸縮棒部41の上端に下向きの力を加えると、この力を受けて、伸縮棒部41が縮んでいく。伸縮棒部41が最短状態(図4の(b))に達する前に、力を加えるのを止めると、その時点で伸縮棒部41は縮まなくなり、伸縮棒部41は、作用する力が無くなって時点の長さの状態で保持される。
一方、力を加え続けて伸縮棒部41が最短状態(図4の(b))になると、伸縮棒部41はそれ以上縮むことができなくなる。なおも力を加え続けると、伸縮棒部41に作用する下向きの力は、直接に突出部42bに掛かる。そして、この突出部42bに作用する下向きの力が、前述した一定の大きさ以上となると、折目線42cに沿って突出部42bが下側に折れ曲がる。
伸縮棒部41は突出部42bに固定されているため、突出部42bが下側に折れると、伸縮棒部41の少なくとも下端部は土台部42よりも下方に移動する。この際、土台部42は重り緩衝器30の上端部に取り付けられているため、伸縮棒部41の下端部は重り緩衝器30の上端部よりも下方に移動する。すなわち、突出部42b及び折目線42cは、最短状態の伸縮棒部41に予め定められた基準以上の下向きの力が作用した場合に、伸縮棒部41の下端部を重り緩衝器30の上端部よりも下方に移動させる退避手段を構成している。
この、折目線42cに沿って突出部42bが下側に折れ曲がった状態を示すのが、図8である。折目線42cに沿って突出部42bが下側に折れ曲がると、図8に示すように、突出部42b及び伸縮棒部41は、プランジャ34の側方に移動する。すなわち、この実施の形態2においては、伸縮棒支持部44及び土台部42への伸縮棒支持部44の取り付け部分から構成される退避手段は、伸縮棒部41の少なくとも一部をプランジャ34の側方へと移動させることで、伸縮棒部41の下端部を重り緩衝器30の上端部よりも下方に退避させる。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であって、その詳細説明は省略する。また、以上のように構成されたクリアランス測定装置40を用いて、釣合い重りクリアランスを測定する方法についても、実施の形態1と同様であるため、その詳細説明は省略する。
以上のように構成されたエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置においても、何らかの想定外の事情等により、釣合い重り2が、伸縮棒部41の最短状態での長さよりもさらに重り緩衝器30に接近してしまう事態が発生した場合、このような事態が発生した場合、伸縮棒部41の最短状態となってもなお、釣合い重り最短状態の伸縮棒部41に予め定められた基準以上の下向きの力が作用し、退避手段の機能により突出部42bが下側に折れ曲がって、伸縮棒部41の少なくとも下端部が重り緩衝器30の上端部よりも下のプランジャ34の側方へと退避される。このため、実施の形態1と同様に、釣合い重り2、重り緩衝器30、あるいは、クリアランス測定装置40の特に伸縮棒部41等が互いに干渉し過度な負荷がかかってしまうことを未然に防止することができる。
なお、この実施の形態2の構成において、突出部42bに一定の大きさ以上の下向きの力が作用した場合に、突出部42bが土台部42から脱落するようにしてもよい。すなわち、実施の形態1の土台部42と伸縮棒支持部44との取り付け部分の構造を適用して、土台部42に突出部42bを取り付けても、同様の効果を期待することができる。
ところで、釣合い重り2の下端部には、釣合い重りクリアランスを調節するためのスペーサ(図示せず)が取り付けられていることが一般的である。この実施の形態2の構成においては、土台部42の一部(突出部42b)を横方向に突出させ、この突出部42bから上方に向けて伸縮棒部41を設けている。この際、伸縮棒部41の横方向の位置を変化させることで、伸縮棒部41の上端が、釣合い重り2のスペーサに当たるようにするか、釣合い重り2の本体部分に当たるようにするかのどちらかの状態とすることができる。
したがって、伸縮棒部41の横方向の位置を変化させることで、重り緩衝器30の上端から釣合い重り2のスペーサの下端までの距離を測定することもできるし、重り緩衝器30の上端から釣合い重り2本体の下端までの距離を測定することもできる。さらに、伸縮棒部41の横方向の位置を変化させながら2度測定する、あるいは、横方向の異なる位置に2本の伸縮棒部41を設けることで、釣合い重り2のスペーサの長さも知ることが可能である。なお、これは、実施の形態2の油入式の重り緩衝器の場合のみならず、実施の形態1のバネ式の重り緩衝器であっても同様である。
1 乗りかご、 2 釣合い重り、 3 主ロープ、 4 機械室、 5 巻上機、 6 そらせ車、 10 昇降路、 11 ピット床面、 20 かご緩衝器、 30 重り緩衝器、 31 バネ、 32 キャップ部、 33 シリンダ、 34 プランジャ、 35 ゴムキャップ、 36 給油口、 40 クリアランス測定装置、 41 伸縮棒部、 41a 第1の棒部、 41b 第2の棒部、 41c 第3の棒部、 42 土台部、 42a 貫通孔、 42b 突出部、 42c 折目線、 43 磁石、 44 伸縮棒支持部

Claims (4)

  1. エレベータの昇降路内の底部における釣合い重りの昇降経路の下方に設置される緩衝器と、前記昇降経路の最低位置にある前記釣合い重りとの距離を測定するための釣合い重りクリアランス測定装置であって、
    前記緩衝器の上端部から上方に突出して取り付けられ、最長状態と最短状態の範囲内で伸縮自在かつ伸縮後の長さを保持可能な伸縮棒部と、
    前記最短状態の前記伸縮棒部に予め定められた基準以上の下向きの力が作用した場合に、前記伸縮棒部の下端部を前記緩衝器の上端部よりも下方に移動させる退避手段と、を備えたエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置。
  2. 前記緩衝器は、バネを備えたバネ式緩衝器であり、
    前記退避手段は、前記伸縮棒部を前記バネの内側の空間内へと移動させる請求項1に記載のエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置。
  3. 前記緩衝器は、プランジャ及びシリンダを備えた油入式緩衝器であり、
    前記退避手段は、前記伸縮棒部を前記プランジャの側方に移動させる請求項1に記載のエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のエレベータの釣合い重りクリアランス測定装置を用いて、エレベータの昇降路内の底部における釣合い重りの昇降経路の下方に設置される緩衝器と、前記昇降経路の最低位置にある前記釣合い重りとの距離を測定する釣合い重りクリアランス測定方法であって、
    乗りかごを最下階の1階上の階床に停止させる工程と、
    前記釣合い重りクリアランス測定装置を、前記緩衝器に取り付ける工程と、
    前記乗りかごを最上階に移動させた後、前記乗りかごを再び最下階の1階上の階床に移動させて停止させる工程と、
    前記緩衝器に取り付けられた前記釣合い重りクリアランス測定装置の状態を確認して前記距離を測定する工程と、を備えたエレベータの釣合い重りクリアランス測定方法。
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