JP2016199303A - 折り畳み容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】跳ね上げ側壁に上方から荷重がかかっても組立状態を保持することが可能な折り畳み容器を提供する。【解決手段】折り畳み容器は、上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁30が、組立状態では、上部フレームから垂下して底壁11と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる。底壁11には、ベース壁12の外縁部から起立し且つ組立状態で跳ね上げ側壁30の下端部に外側から対向する底部短辺側壁13Bが備えられると共に、ベース壁12の上面には、底部短辺側壁13Bに向かって下るように傾斜する底壁側傾斜部73が設けられている。また、跳ね上げ側壁30の側壁底面には、底部短辺側壁13B側へ下るように傾斜して、組立状態で跳ね上げ側壁30が上方から負荷を受けたときに底壁側傾斜部73と摺接する側壁側傾斜部85が設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器に関する。
従来、この種の折り畳み容器として、跳ね上げ側壁のうち組立状態で底壁と対向する側壁底面に係合突部が設けられ、この係合突部が底壁の上面に形成された係合凹部と係合するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−221130号公報(段落[0021]、図5)
しかしながら、上述した従来の折り畳み容器では、組立状態で跳ね上げ側壁に上方から荷重がかかったときに、跳ね上げ側壁の反りや寸法誤差等の影響によって、係合突部と係合凹部の係合が外れ、組立状態が解除されるという問題があった。また、例えば、組立状態における跳ね上げ側壁の反り若しくは寸法誤差、跳ね上げ側壁へ外側から作用する負荷、又は、折り畳み容器の組立が不完全であること等により、係合突部と係合凹部の係合が不十分である場合にも、跳ね上げ側壁に上方から負荷がかかったときに、係合突部と係合凹部の係合が外れて、組立状態が解除されるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、跳ね上げ側壁に上方から荷重がかかっても組立状態を保持することが可能な折り畳み容器の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、前記上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器において、前記底壁には、平板状のベース壁と、前記ベース壁の外縁部から起立し且つ前記組立状態で前記跳ね上げ側壁の下端部に外側から対向する底部対向壁と、が備えられ、前記ベース壁の上面に、前記底部対向壁に向かって下るように傾斜する底壁側傾斜部が設けられると共に、前記跳ね上げ側壁のうち前記組立状態で前記ベース壁と対向する面に、前記底部対向壁側へ下るように傾斜して、前記組立状態で前記跳ね上げ側壁が上方から負荷を受けたときに前記底壁側傾斜部と摺接する側壁側傾斜部が設けられている折り畳み容器である。
請求項2の発明は、前記底壁側傾斜部と前記側壁側傾斜部とは、前記組立状態で前記折り畳み容器の内外方向から見たときに重ねて配置されるオーバーラップ部を有する請求項1に記載の折り畳み容器である。
請求項3の発明は、前記跳ね上げ側壁の下端部には、前記組立状態で下方に突出する係合突部が設けられると共に、前記ベース壁の上面には、前記係合突部を受容する係合凹部が設けられ、前記係合突部のうち前記ベース壁との対向面は、前記跳ね上げ側壁の幅方向から見て山状に形成されて、頂点部より外側で前記底部対向壁へ向かって上るように傾斜する外側傾斜面と、前記頂点部より内側で前記底部対向壁へ向かって下るように傾斜する内側傾斜面と、を有し、前記内側傾斜面を前記側壁側傾斜部とした請求項1又は2に記載の折り畳み容器である。
[請求項1の発明]
請求項1の発明では、ベース壁の上面に設けられた底壁側傾斜部が、ベース壁の外縁部から起立して跳ね上げ側壁の下端部に外側から対向する底部対向壁に向かって下るように傾斜している。また、跳ね上げ側壁のうち組立状態でベース壁と対向する面には、底部対向壁側へ下るように傾斜して、組立状態で跳ね上げ側壁が上方から負荷を受けたときに底壁側傾斜部と摺接する側壁側傾斜部が設けられている。従って、組立状態で跳ね上げ側壁に上方から荷重がかかると、側壁側傾斜部が底壁側傾斜部と摺接することで跳ね上げ側壁の下端部が底部対向壁側へと移動し、跳ね上げ側壁が内側に折り畳まれることが抑制される。これにより、折り畳み容器を組立状態に保持することが可能となる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、跳ね上げ側壁に折り畳み容器の外側から力が作用しても、底壁側傾斜部及び側壁側傾斜部のオーバーラップ部同士が接触して、跳ね上げ側壁が折り畳まれることが抑制される。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、折り畳み容器を折畳状態から組立状態にする際の跳ね上げ側壁の回動をスムーズに行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る折り畳み容器の斜視図 折畳状態における折り畳み容器の斜視図 底壁の斜視図 底壁のサイド突部周辺の斜視図 跳ね上げ側壁を外側から見た斜視図 跳ね上げ側壁の下端部を内側下方から見た斜視図 側壁係合突部の斜視図 側壁係合突部の側面図 底壁及び跳ね上げ側壁の側断面図 図9における側壁係合突部周辺の拡大図 変形例に係る跳ね上げ側壁の側壁係合突部周辺の側断面図 変形例に係る底壁側傾斜部及び側壁側傾斜部の(A)側断面図、(B)内側から見た図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。本実施形態の折り畳み容器10は、樹脂の成形品であって、図1に示すように、矩形状の底壁11と、底壁11と略同じ大きさの矩形枠状をなす上部フレーム20と、底壁11と上部フレーム20との間を連絡する側壁10Sと、を備えている。そして、折り畳み容器10は、側壁10Sが折り畳まれることで、図1に示す組立状態から、図2に示す折畳状態となる。
図3に示すように、底壁11は、矩形状のベース壁12の外縁部から底部カバー壁13が起立した構造になっている。ベース壁12は、図9に示す下駄部12Aを下面に備えている。この下駄部12Aは、複数のリブ12Lの周囲を包囲壁12Hで囲んだ構造をなし、ベース壁12の外縁部を除いた略全体に亘って形成されている。
図3に示すように、底部カバー壁13は、底壁11の長辺部11A,11Aに位置する底部長辺側壁13A,13Aと、底壁11の短辺部11B,11Bに位置する底部短辺側壁13B,13Bと、からなる。また、底壁11の長辺部11Aには、ベース壁12から上方に突出した長辺支持突起11ATが設けられている。なお、長辺支持突起11ATの高さは、底部長辺側壁13Aよりも低くなっている。
底部短辺側壁13Bの中央部からは係止突部14が水平内側に突出している。係止突部14は、略直方体のブロック状をなし、ベース壁12との間に隙間を有している。なお、本実施形態では、係止突部14は、底部短辺側壁13Bの一部を内側へ袋状に突出させることで形成され、係止突部14の内側部分には、底壁11を持ち上げる指を挿入するための指掛凹部15が形成されている。また、底部短辺側壁13Bの外面には、指掛凹部15の開口下端縁からベース壁12の下面まで延びたガイド溝16が形成されている。これにより、ガイド溝16を案内にして、指又はアームを指掛凹部15へ誘導することが可能となる。
底壁11の短辺部11Bのうち係止突部14の両脇には、ベース壁12の一部を上方に隆起させてなる補助突部17T,17Tが形成され、これら補助突部17T,17Tの裏側(下面側)に補助指掛凹部17A,17Aが形成されている。この補助指掛凹部17Aには、指掛凹部15に挿入される指又はアームとは別の指又はアームが引っ掛けられる。
また、図3に示すように、ベース壁12の短辺部分の両側部には、サイド突部71,71が形成されている。このサイド突部71は、平面視矩形状をなしてベース壁12の隅部から短辺方向に延在し、底部短辺側壁13Bに連絡している。図4に拡大して示すように、サイド突部71の上面71Mには、底壁係合凹部72が形成されている。底壁係合凹部72の底面は、底部短辺側壁13Bへ向かって下るように傾斜し、本発明に係る底壁側傾斜面73を構成する。なお、底壁係合凹部72は、サイド突部71のうちベース壁12の隅部から離れた側の端部に配置されている。また、サイド突部71は、補助突部17Tと同様に、ベース壁12の一部を上方に隆起させることで形成されている(図9参照)。
図1に示すように、上部フレーム20は、天井壁21の内縁部と外縁部とから内側対向壁22と外側対向壁23とが垂下した溝構造になっていて、外側対向壁23は、内側対向壁22より下方に延ばされている。外側対向壁23は、上部フレーム20の周方向全体に亘って同じ高さになっている。また、上部フレーム20の短辺部20Bにおける内側対向壁22の高さは、長辺部20Aの内側対向壁22の高さよりも低くなっていて、短辺部20Bにおける内側対向壁22の下端は、長辺部20Aにおける内側対向壁22の下端より上方に配置されている。なお、短辺部20Bにおける外側対向壁23の中央部には、折り畳み容器10が図2に示す折畳状態から図1に示す組立状態へ移行するときに、上部フレーム20を持ち上げる指を引っ掛けるための上部指掛凹部23Aが形成されている。
図1に示すように、側壁10Sは、底壁11の短辺部11B,11Bと上部フレーム20の短辺部20B,20Bとの間を連絡する1対の跳ね上げ側壁30,30と、底壁11の長辺部11A,11Aと上部フレーム20の長辺部20A,20Aとの間を連絡する1対の折り曲げ側壁60,60と、からなる。
図1に示すように、折り曲げ側壁60は、上下方向の中央で上側分割側壁61と下側分割側壁65とに2分割されている。上側分割側壁61は、枠状の主板壁62と、主板壁62の内側に配置される透明プレート63と、で構成されている。上側分割側壁61の上端部は、上部フレーム20の各長辺部20A,20Aに回動可能に連結されている。具体的には、上側分割側壁61の上端部には、上部フレーム20の長辺部20Aに形成された長辺支持突起20ATの間に配置される回動突部61Tが形成され、この回動突部61Tが長辺支持突起20ATに回動可能に連結されている。
また、下側分割側壁65も上側分割側壁61と同様の構成になっていて、下側分割側壁65の下端部は、底壁11の各長辺部11A,11Aに回動可能に連結されている。具体的には、下側分割側壁65の下端部に備えられた図示しない回動突部が、底壁11の長辺部11Aに形成された長辺支持突起11AT(図3参照)の間に配置されると共に、その長辺支持突起11ATに回動可能に連結されている。
上側分割側壁61と下側分割側壁65とは、複数のヒンジ部Hによって回動可能に連結されている。そして、跳ね上げ側壁30,30を折り畳んだ状態で、各折り曲げ側壁60が内側に2つ折りにされると、上側分割側壁61と下側分割側壁65の外面同士が重ね合わされると共に上部フレーム20と底壁11とが互いに接近し、折り畳み容器10が折畳状態になる(図2参照)。また、通常は、折り曲げ側壁60,60は、起立状態の跳ね上げ側壁30,30に当接して2つ折りが規制され、折り畳み容器10が組立状態に保持されている。
図5に示すように、跳ね上げ側壁30は、上側分割側壁61と同様に、枠状の主板壁31と、主板壁31の内側に配置される透明プレート32と、で構成されている。また、跳ね上げ側壁30の上端部には、複数の回動突部30Tが形成されている。回動突部30Tは、図1に示すように、上部フレーム20の短辺部20Bに形成された短辺支持突起20BTの間に配置されると共に、短辺支持突起20BTに回動可能に連結される。これにより、跳ね上げ側壁30が上部フレーム20の短辺部20Bに回動可能に連結される。なお、上部フレーム20において跳ね上げ側壁30の回動中心は、上述した上側分割側壁61の回動中心より上方に位置しており、跳ね上げ側壁30は折畳状態になると折り曲げ側壁60の上方に退避する。
跳ね上げ側壁30の下縁中央部には、外側に開口し、且つ、組立状態において上述した底壁11の係止突部14を受容する下縁係止孔40が形成されている。下縁係止孔40は横長矩形状をなし、下縁係止孔40内には、係止突部14と係止する側壁側係止部50が下縁係止孔40の幅方向に対をなして備えられている。
図6に示すように、跳ね上げ側壁30のうち組立状態で底壁11と対向する側壁底面30Mには、下縁係止孔40の両脇に位置する補助係合凹部45,45が形成されると共に、補助係合凹部45,45との間に挟まれた中央突部46が形成されている。また、側壁底面30Mの両側部には、跳ね上げ側壁30の下端縁を陥没させてなるサイド凹部47,47が形成されると共に、補助係合凹部45とサイド凹部47とに挟まれたサイド中間突部48が形成されている。
図7に示すように、サイド凹部47の奥面47Mからは、側壁係合突部81が突出している。側壁係合突部81は、図8に示すように、跳ね上げ側壁30の幅方向から見て略三角形状をなし、側壁係合突部81の下面81Mが、頂点部81Aよりも折り畳み容器10の内側(図8の左側)に位置して折り畳み容器10の外側へ向かって下るように傾斜する内側傾斜面82と、頂点部81Aより折り畳み容器10の外側に位置して折り畳み容器10の外側へ向かって上るように傾斜する外側傾斜面83と、を有している。そして、本実施形態では、側壁係合突部81の内側傾斜面82により本発明に係る側壁側傾斜部85が形成されている。なお、側壁係合突部81は、図7に示すように、サイド凹部47のうち跳ね上げ側壁30の幅方向中央側の端部に配置されている。
図1に示すように、跳ね上げ側壁30の下端部は、底壁11の底部短辺側壁13Bに内側から当接すると共に、跳ね上げ側壁30の側縁部は、折り曲げ側壁60の側縁部から跳ね上げ側壁30側に直角曲げされた側部ストッパ壁60Sに内側から当接する。これにより、跳ね上げ側壁30が底壁11から直立した起立状態になる。
跳ね上げ側壁30が起立状態になると、底壁11の係止突部14(図3参照)が、跳ね上げ側壁30の下縁係止孔40(図5参照)に係止する。また、側部ストッパ壁60S(図1参照)から水平内側に突出した図示しない係止爪が跳ね上げ側壁30の側縁部に形成された係止孔30K(図5参照)内に係止する。これにより、跳ね上げ側壁30が起立状態に保持される。そして、跳ね上げ側壁30の下端部を内側に押し込むように押圧又は殴打することで、係止突部14と側壁側係止部50の係止及び図示しない係止爪と係止孔30Kの係止が解除されて跳ね上げ側壁30が上部フレーム20の下端部に収まった折畳状態になる。
本実施形態の折り畳み容器10では、組立状態で、底壁11のサイド突部71(図4参照)が跳ね上げ側壁30のサイド凹部47(図6参照)に受容される。そして、図9に示すように、サイド凹部47の奥面47Mから突出する側壁係合突部81が、サイド突部71に形成された底壁係合凹部72に受容される。このとき、底壁係合凹部72の底壁側傾斜部73と側壁係合突部81の側壁側傾斜部85とは、互いに平行に配置され、側壁側傾斜部85は、跳ね上げ側壁30が上方から荷重を受けたときに、底壁側傾斜部73と摺接して、折り畳み容器10の外側に移動する。なお、図9の例では、側壁側傾斜部85は、底壁側傾斜部73に近接配置され、底壁側傾斜部73との間に隙間を有している。
図10には、図9における底壁側傾斜部73及び側壁側傾斜部85が拡大して示されている。上述の如く、側壁係合突部81は底壁係合凹部72に受容され、底壁側傾斜部73と側壁側傾斜部85とには、折り畳み容器10の内外方向で重ねて配置されるオーバーラップ部87(図10では、2本の一点鎖線に挟まれた部分)が設けられている。これにより、跳ね上げ側壁30に折り畳み容器10の外側から力が作用しても、底壁側傾斜部73及び側壁側傾斜部85のオーバーラップ部87,87同士の接触により、跳ね上げ側壁30の折り畳みを抑制することが可能となる。
本実施形態に係る折り畳み容器10の構成に関する説明は以上である。なお、本実施形態では、底壁11の底部短辺側壁13Bが本発明の「底部対向壁」に相当する。また、側壁係合突部81が本発明の「係合突部」に相当し、底壁係合凹部72が本発明の「係合凹部」に相当する。
次に、折り畳み容器10の作用効果について説明する。本実施形態の折り畳み容器10では、組立状態で、底壁12の短辺部から起立した底部短辺側壁13Bが跳ね上げ側壁30の下端部に外側から対向する。ここで、本実施形態では、ベース壁12の上面には、底部短辺側壁13B側へ下るように傾斜する底壁側傾斜部73が形成されると共に、跳ね上げ側壁30の側壁底面30Mには、底部短辺側壁13B側へ下るように傾斜して、組立状態で跳ね上げ側壁30が上方から負荷を受けたときに底壁側傾斜部73と摺接する側壁側傾斜部85が設けられている。従って、組立状態で跳ね上げ側壁30に上方から荷重がかかると、側壁側傾斜部85が底壁側傾斜部73と摺接することで、跳ね上げ側壁30の下端部が底部短辺側壁13B側へと移動し、跳ね上げ側壁30が内側に折り畳まれることが抑制される。これにより、折り畳み容器を組立状態に保持することが可能となる。
また、本実施形態では、底壁側傾斜部73と側壁側傾斜部85とに、折り畳み容器10の内外方向で重ねて配置されるオーバーラップ部87が設けられているので、跳ね上げ側壁30に折り畳み容器10の外側から力が作用しても、オーバーラップ部87,87同士の接触により、跳ね上げ側壁30の折り畳みを抑制することが可能となる。さらに、本実施形態では、側壁係合突部81の下面81Mのうち、頂点部81Aより内側に配置されて組立状態で底部短辺側壁13Bへ向かって下るように傾斜する内側傾斜面82によって側壁側傾斜部85が構成されているので、下面81Mの全体で側壁側傾斜部85が形成されている場合と比較して、オーバーラップ部87の面積を小さくすることが可能となり、跳ね上げ側壁30が回動する際のオーバーラップ部87,87同士の干渉の影響を抑えることが可能となる。また、本実施形態の構成では、外側傾斜面83を案内にして、底壁11のサイド突部71をサイド凹部47に受容させることが可能となり、跳ね上げ側壁30の回動(詳細には、起立状態への移行)をスムーズに行うことが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、底壁側傾斜部73と側壁側傾斜部85とが、底壁11の短辺部11Bの端部と跳ね上げ側壁30の幅方向の端部とに配置されていたが、短辺部11Bの中間部と跳ね上げ側壁30の幅方向の中間部とに配置されてもよい。また、底壁11の短辺部11Bの全体に底壁側傾斜部73を形成すると共に、跳ね上げ側壁30の側壁底面30Mの全体に側壁側傾斜部85を形成した構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、側壁側傾斜部85が跳ね上げ側壁30に2つ備えられていたが、1つだけ備えられてもよいし、3つ以上備えられてもよい。
(3)図11に示すように、側壁係合突部81の下面81Mの全体が折り畳み容器10の外側に向かって下るように傾斜した構成、即ち、下面81Mの全体が内側傾斜面82で形成された構成であってもよい。なお、上記実施形態の構成によれば、折り畳み容器10を組立状態にする際、外側傾斜面83を案内にして、底壁11のサイド突部71をサイド凹部47に受容させることが可能となり、跳ね上げ側壁30の起立状態への移行をスムーズに行うことが可能となる。
(4)組立状態において、通常は、サイド凹部47にサイド突部71が受容されず、跳ね上げ側壁30に上方から負荷がかかったときに、サイド凹部47にサイド突部71が受容される構成としてもよい。なお、本構成では、底壁側傾斜部73と側壁側傾斜部85とには、オーバーラップ部87が備えられなくなる。
(5)上記実施形態では、組立状態で、側壁側傾斜部85が底壁側傾斜部73との間に隙間を有する構成であったが、底壁側傾斜部73と当接する構成であってもよい。
(6)上記実施形態では、底壁11に形成された凹部(底壁係合凹部72)の奥面に底壁側傾斜面73が形成されると共に、跳ね上げ側壁30に形成された突部(側壁係合突部81)の下面に側壁側傾斜面85が形成されていたが、図12(A)及び図12(B)に示すように、底壁11に形成された突部172の上面に底壁側傾斜面73が形成されると共に、跳ね上げ側壁30に形成された凹部181の奥面に側壁側傾斜面85が形成されてもよい。
10 折り畳み容器
11 底壁
12 ベース壁
13B 底部短辺側壁(底部対向壁)
20 上部フレーム
30 跳ね上げ側壁
30M 側壁底面
72 底壁係合凹部(係合凹部)
73 底壁側傾斜部
81 側壁係合突部(係合突部)
85 側壁側傾斜部

Claims (3)

  1. 上部フレームに回動可能に連結された跳ね上げ側壁が、組立状態では、前記上部フレームから垂下して底壁と係合し、折畳状態では、内側に折り畳まれる折り畳み容器において、
    前記底壁には、平板状のベース壁と、前記ベース壁の外縁部から起立し且つ前記組立状態で前記跳ね上げ側壁の下端部に外側から対向する底部対向壁と、が備えられ、
    前記ベース壁の上面に、前記底部対向壁に向かって下るように傾斜する底壁側傾斜部が設けられると共に、
    前記跳ね上げ側壁のうち前記組立状態で前記ベース壁と対向する面に、前記底部対向壁側へ下るように傾斜して、前記組立状態で前記跳ね上げ側壁が上方から負荷を受けたときに前記底壁側傾斜部と摺接する側壁側傾斜部が設けられている折り畳み容器。
  2. 前記底壁側傾斜部と前記側壁側傾斜部とは、前記組立状態で前記折り畳み容器の内外方向から見たときに重ねて配置されるオーバーラップ部を有する請求項1に記載の折り畳み容器。
  3. 前記跳ね上げ側壁の下端部には、前記組立状態で下方に突出する係合突部が設けられると共に、前記ベース壁の上面には、前記係合突部を受容する係合凹部が設けられ、
    前記係合突部のうち前記ベース壁との対向面は、前記跳ね上げ側壁の幅方向から見て山状に形成されて、頂点部より外側で前記底部対向壁へ向かって上るように傾斜する外側傾斜面と、前記頂点部より内側で前記底部対向壁へ向かって下るように傾斜する内側傾斜面と、を有し、
    前記内側傾斜面を前記側壁側傾斜部とした請求項1又は2に記載の折り畳み容器。
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