JP2016198253A - 蒸し器 - Google Patents

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Toshiaki Sato
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Abstract

【課題】運転停止後の販売開始までの時間の短縮化を図れると共に、スケール発生の軽減化を図れるようになる蒸し器を提供する。【解決手段】蒸し器1は、トレイ67を備えた本体ケース10と、この本体ケース10に設けられた蒸気発生手段55を備えて構成され、この蒸気発生手段55を、底部の中央領域に設置され内部にヒータ62が装備された加熱部66と、この加熱部66を内側に配した貯水槽63とを含む構成とする。そして、貯水槽63を、加熱部66上に配設され上部に蒸気用開口部を備えた沸騰筒58と、この沸騰筒58を取巻いて設置され底部側が加熱部66に連通する内側タンク57と、この内側タンク57を取巻いて設置された外側タンク56とを備えて構成し、また、沸騰筒58の形状をスカート状とした。【選択図】図1

Description

本発明は蒸し器に係り、さらに詳しくは、運転を停止した後、販売開始までの時間の短縮を図れるようにした蒸し器に関する。
近年、例えば、コンビニエンスストア等の店頭に、調理済みのあんまんや肉まん等のいわゆる中華まんじゅうを加熱販売するために、加湿・保温機能を備えた蒸し器が設置されるようになってきている。
このような蒸し器は、当該蒸し器を構成する本体ケース内の食品陳列棚に載せたあんまんや肉まん等を、本体ケースの下方から蒸気発生手段により蒸気を発生させて蒸す構成となっている(特許文献1参照)。
図10に示すように、例えば特許文献1に開示された蒸し器100は、本体ケース101の底部中央に蒸気発生手段102を備えており、この蒸気発生手段102は、蒸気を発生させるための水を溜めるタンク103と、このタンク103に接触する電熱体104とを備えて構成されている。
そして、タンク103の上方には、蒸気分散板105が配置されており、この蒸気分散板105には、多数の蒸気通過孔105Aがあけられている。また、本体ケース101内には、複数段の陳列棚106が配置されており、それらの陳列棚106上にあんまん等の中華まんじゅうが陳列されている。
さらに、上記タンク103には、当該タンク103に蒸気発生用の水を補給するために、図略の水受け槽が配管を介して連結されている。
特開2003−190010号公報
ところで、蒸し器の内部には肉まん等の食品が陳列されているので、常に清潔さが要求されている。そのため、衛生面上、一日一度の清掃を義務付けている店舗が多い。
そして、所定の清掃が終了した時点で蒸し器は再稼働されることになるが、一刻でも早い販売再開が望まれる。
また、上記理由による蒸し器の運転停止の場合に限らず、蒸し器の故障による運転停止後の運転再開の場合でも、上記と同様、一刻でも早い販売再開が望まれる。
ところが、前記特許文献1に開示された蒸し器100では、タンク103が、丸筒状、あるいは角筒状に形成されていたとしても、その内部に、常に、蒸気を発生させるために所定量の水を貯留しておかなければならないので、タンク103の容積が大きくなる。
そのため、タンク103を電熱体104で加熱しても、タンク103内の水を、蒸気が発生する温度まで上げるには長い時間が掛かり、その結果、蒸し器100の運転開始までの起動が遅くなり、販売再開まで多くの時間が掛る、という問題が生じている。
本発明の目的は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、運転停止後の販売開始までの時間の短縮化を図れるようになる蒸し器を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の蒸し器は、複数段の食品陳列棚を備えると共に少なくとも前面部が透明部材により構成された本体ケースと、この本体ケースの底部に蒸気発生手段が設けられて成る蒸し器において、
前記蒸気発生手段を、前記底部の中央領域に設置され内部にヒータが装備された加熱部と、この加熱部を内側に配して設置された貯水槽とを含む構成とし、
この貯水槽を、前記加熱部上に配設され上部に蒸気用開口部を備えた蒸気発生槽と、この蒸気発生槽を取巻いて設置された保温水槽とを備えて構成し、
前記蒸気用開口部の開口面積を、前記蒸気発生槽の前記加熱部の加熱面と対向する部分の貯水過熱面の面積よりも小さく設定すると共に、前記蒸気発生槽の一部を成し、前記蒸気用開口部と前記加熱部側の下部周囲とを結ぶ槽側面の形状を当該加熱部側が広がったスカート状としたことを特徴とする。
本発明の蒸し器によれば、ヒータを装備した加熱部上に配設した蒸気発生槽の全体形状をスカート状に形成して、加熱部との当接面積を維持しつつ水収納容積が小さくなるように形成したので、取り込まれる加熱対応の水量が少なくなることから、これを容易に加熱沸騰させることができ、これにより、蒸気発生までの時間を短縮することができると共に、省エネ化を図ることができる。その結果、運転停止後の販売開始までの時間の短縮化を図ることができる。
本発明に係る蒸し器の一実施形態を示す縦断面図である。 図1に開示した蒸し器の全体斜視図である。 図1におけるIII矢視図である。 図1に開示した蒸し器を構成する蒸気発生手段の要部詳細を示す縦断面図である。 図1に開示した蒸し器を構成する蒸気発生槽を示す全体斜視図である。 図1に開示した蒸し器を構成する保温槽を示す全体斜視図である。 図1に開示した蒸し器を構成する蒸気拡散板を示す全体斜視図である。 図1に開示した蒸し器を構成する給水受け槽と水位検知計および貯水槽の一部を示す縦断面図である。 図1に開示した蒸し器の水位低下表示手段を示す構成図である。 従来の蒸し器を示す全体縦断面図である。
以下に、図1〜8を参照して本発明に係る蒸し器の一実施形態を説明する。
本実施形態の蒸し器1は、例えば、コンビニエンスストアの売り場のレジ用カウンターの上等に配置されるようになっている。
そして、図1,2において左側が、客が食品Cを選択・注文し、かつ受け取るための前面側であり、右側が、店の係員が蒸し器1の内部に食品Cを陳列したり、陳列してある食品Cの中から所定の食品Cを取り出し、かつ受けわたす背面側である。
〔蒸し器全体の説明〕
蒸し器1は、図1〜3に示すように、上面から前面側にわたって形成された一対の枠本体15,16を幅方向両側に設けた本体ケース10を備えている。
また、本体ケース10の内部には、背面側が開放された平断面コ字状の内側ガラス32と、この内側ガラス32と所定の間隔をおいて配置された外側ガラス33とが設けられている。
内側ガラス32の上部で、最上段の食品陳列棚であるトレイ68と本体ケース10の天板11との間には、水滴落下防止用の防滴ガラス38が設けられている。この防滴ガラス38は、内側ガラス32の上端部を保持するガラス保持部材36に付着した蒸気が水滴となってトレイ68上、言い換えれば、食品C上に落下するのを防止するものである。
トレイ68は、本体ケース10に設けられたトレイガイド69に支持され、かつ、内側ガラス32の内部に収容されて複数段(本実施形態では6段)が配置されている。
本体ケース10の下部には、内側ガラス32で囲まれた内部空間の上部側に向けて下方から蒸気を送り出す蒸気発生手段55が設けられている。
また、各枠本体15,16の前面側の互いに対向する内側には、多数個のLEDを装備して構成された照明装置50が設けられている。
さらに、本体ケース10の背面側には、トレイ68上に陳列された食品Cを取出したり、トレイ68上に新たな食品Cを陳列したりできるように、開閉扉53が取付けられている。この開閉扉53の中央領域には、内側ガラスと外側ガラスとからなる二重構造のドアガラス71(図3参照)が設けられている。
図1,3に示すように、内側ガラス32の上部には前記防滴ガラス38が着脱自在に設けられている。すなわち、この防滴ガラス38は、本体ケース10の内面に固定された防滴ガラス取付け部材39にガイドされて着脱自在となっている。
防滴ガラス38は、本体ケース10の背面側から前面側に向かって、前面側が低くなるように所定角度の傾斜状に設けられている。そして、この角度は、水が流れる角度であればよい。
〔蒸気発生手段の説明〕
前記蒸気発生手段55は、図1,4に示すように、本体ケース10の底部に設置されると共に内部にヒータ62が装備された加熱部66と、この加熱部66を、上記底部の中央領域に配置した貯水槽63とを備えて構成されている。
貯水槽63は、外部から補給された水を貯留する外側貯水槽である外側タンク56を備えて構成され、この外側タンク56の中央部には、当該外側タンク56の底面から上方に突出しかつ上面が加熱面56Aとなった筒状の突出部56Bが設けられている。
この突出部56Bの内部には、沸騰筒58内に導入された水を沸騰させて蒸気を発生させるヒータ62が装備された前記加熱部66が配設されている。
また、突出部56Bの上方には、蒸気発生槽である沸騰筒58が、上記突出部56Bを取巻いて配設されている。この沸騰筒58は、その全体形状が略スカート状に形成されており、その下部は外側タンク56の内部と連通し、かつ上部には蒸気用開口部58Aが備えられている。
そして、上記沸騰筒58は、金属に比べて熱伝導率が低くかつ耐熱性の樹脂製とされている。
蒸気用開口部58Aの開口面積は、沸騰筒58の突出部56Bの上面と対向する部分の貯水過熱面の面積よりも小さく設定されている。また、沸騰筒58の一部を成し、蒸気用開口部58Aと突出部56B側の下部周囲とを結ぶ槽側面の形状が、当該下部周囲側が広がったスカート状に形成されている。
すなわち、沸騰筒58は、図4,5に詳細を示すように、蒸気用開口部58Aが形成された丸筒状部58Bと、この丸筒状部58Bの下端部から下部側にスカート状に広がると共に、先端に丸筒状のリング状部58Dを有する傾斜面部58Cと、リング状部58Dの下端にその外周方向に突出したフランジ部58Gと、を備えて形成されている。
以上に説明したように、沸騰筒58の容積が小さく形成されているので、収容された水を急速に過熱し沸騰させる機能を有している。
沸騰筒58の傾斜面部58Cの下部とリング状部58Dの内面上部との間には、均等3箇所の位置に、鏃状の位置決め突起58Fが設けられている。これらの位置決め突起58Fは、沸騰筒58を前記突出部56Bの加熱面56A上に載置させる際のガイドとなるものである。
そして、沸騰筒58を加熱面56A上に載置したとき、沸騰筒58のリング状部58Dが突出部56B、言い換えれば、加熱部66の外周を取巻いた状態となっている。
ここで、沸騰筒58のフランジ部58Gの下端と前記外側タンク56の底面との間には所定の隙間が設定されており、また、沸騰筒58のリング状部58Dの内周面と突出部56Bの外周面との間には所定の隙間が設定されている。そして、これらの各隙間から、外側タンク56内の水が沸騰筒58内に導入されるようになっている。
また、外側タンク56において、沸騰筒58の高さ位置と略同一高さ位置には、沸騰筒58を取巻いて、かつ当該沸騰筒58に支持されて保温水槽である内側タンク57(図1参照)が配設されている。そして、この内側タンク57の下部の一部は外側タンク56の内部と連通している。
この内側タンク57は、図6に詳細を示すように、平リング状の底板57Aを有する円筒状に形成されており、底板57Aの幅方向中央部には、外側タンク56からの水を導入可能とする複数の穴57Cが形成されている。
この内側タンク57は、図4に示すように、沸騰筒58と略同じ高さ寸法に形成されており、沸騰筒58のフランジ部58Gの上面に載置されるようになっている。
従って、内側タンク57が沸騰筒58のフランジ部58Gの上面に載置されたとき、内側タンク57内には、上記複数の穴57Cから外側タンク56からの水が導入されることになる。
そして、外側タンク56には、図1,8に示すように、ケース本体10の下部に設置されている水受け槽61から給水パイプ65を介して常時、水が補給されるようになっている。
ここで、沸騰筒58内の水の温度は例えば100°C位であり、内側タンク57内の水の温度は例えば90°C位、外側タンク56内の水の温度は例えば70°C位、水受け槽61内の水の温度は例えば55°C位になっている。
すなわち、沸騰筒58と外側タンク56との間に内側タンク57が配置されているので、沸騰筒58内の高温の水の熱が内側タンク57内の水に伝達され、さらに、内側タンク57内の水の熱が外側タンク56内の水に伝達される。
そのため、水受け槽61内の水の温度が低くなっているので、スケールの発生量を軽減することができる。
前記蒸気拡散ガイド部材59は、図7に詳細を示すように、円板状の上面部59Aと、この上面部59Aの裏面の3か所に、当該上面部59Aと一体的に形成された係合部59Bとで構成されている。
係合部59Bは、図4に示すように、前記沸騰筒58の蒸気用開口部58Aを形成する丸筒状部58Bの周縁に載せられる載置面59Cと、丸筒状部58Bの内周部に挿入される差込み部59Dとで構成されている。
載置面59Cは、上面部59Aの上端部から所定寸法離れた位置に形成されており、また、係合部59Bは3箇所に設けられている。そのため、蒸気拡散ガイド部材59を沸騰筒58の丸筒状部58Bに差込んで装備したとき、沸騰筒58の丸筒状部58Bと蒸気拡散ガイド部材59の上面部59Aとの間には、蒸気が三方に抜ける、つまり周囲360°方向に抜ける空間が形成されることになる。
以上のような蒸気拡散ガイド部材59の上方には、図1,4に示すように、蒸気拡散板ガイド部材59で拡散された蒸気を内側ガラス32内に分散させる蒸気分散板60が配置されている。
この蒸気分散板60には、多数の蒸気通過孔60A(図4参照)があけられており、また、蒸気分散板60は、外側タンク56の外周縁部に載置されている。
蒸気発生手段55では、蒸し器1の運転稼働中は、ケース本体10の下部に設置されている前記水受け槽61に外部から定期的に(一定水位以下になったとき)水が補給されるようになっている。
そして、蒸気発生用の水は、水受け槽61から、給水パイプ65を介して常時貯水槽63に供給されるようになっている。
以上のような構成の蒸気発生手段55では、沸騰筒58で発生した蒸気が、沸騰筒58の蒸気用開口部58Aから蒸気拡散ガイド部材59の下面に沿って、周囲360°の方向に向けて拡散され、拡散された蒸気は、蒸気分散板60の多数の蒸気通過孔60Aから内側ガラス32の上部側にバランスよく送られる。
その蒸気は、内側ガラス32内に充満すると共に、一部が防滴ガラス38の幅方向両側と内側ガラス32の側面部との隙間から上昇し、内側ガラス保持部材36の裏面に付着して水滴となる。そして、この水滴は、防滴ガラス38の上面から、断面コ字状の内側ガラス32の前面部32Aの内側面に伝わり、その内側ガラス32の下端にまで流れ、貯水槽63内に還流されるようになっている。
また、図1に示すように、貯水槽63の清掃等を行う際、その貯水槽63内の水を外部に排水する排水パイプ67の一端部が、前記貯水槽63の底部に接続されている。
〔水位低下表示手段の説明〕
前記水受け槽61内には、常に、一定量の水が確保されていなければならないが、忙しい店員等、関係者が常時点検することは困難である。
そこで、本実施形態では、水受け槽61内の水が設定された一定量以下になった場合に、そのことを外部表示する水位低下表示手段70が設けられている。
水位低下表示手段70は、図3,8に示すように、本体ケース10の背面側で幅方向の一方側に設けられている。
この水位低下表示手段70は、図9に示すように、前述した貯水槽63の水位が予め設定した水位以下に下がった場合に、これを検知し水位低下情報SWを出力する水位低下検知センサ71と、この水位低下情報SWが出力された場合に稼動し、外部へ所定の警報信号を出力する警報ブザー72A及び警報ランプ72Bを備えた警報表示部72と、この警報表示部72の稼動に先立って作動し、当該警報表示部72に対して前記水位低下情報SWに基づいた所定の警報駆動信号を出力する警報部駆動回路73とを備えて構成されている。
この内、水位低下検知センサ71は、所定間隔を隔てて設置される短冊状の二本の金属製電極71a,71bからなる。
具体的には、この場合、二本の金属製電極71a,71bの先端縁の位置は、図9に示すように、水位が予め設定された下限水位Hより下回った場合(すなわち、当該金属製電極71a,71bの各先端縁の一方が下限水位Hの水面から離れた場合)に、通電回路をオフする状態となり、このオフ信号(水位低下情報SW)を上記した警報部駆動回路73が検知し得るようになっている。
そして、NANDゲート73Bが出力オンの状態(すなわち、水位低下検知センサ71の出力信号がゼロ(オフ)となった場合)は、水位低下状態が発生したことを意味することから、これを受けたN型トランジスタ73Aは警報表示部72の電源回路をオン(導通制御)し、これにより警報表示部72が直ちに稼働し、警報ブザー72A及び警報ランプ72Bを稼働させて外部にブザー音およびランプ光を発信し、関係者に水位低下を知らせるようになっている。
以上のような構成の本実施形態の蒸し器1によれば、次のような効果が得られる。
(1)ヒータ62を装備した加熱部66上に配設した沸騰筒58の全体形状をスカート状に形成して、加熱部66との当接面積を維持しつつ水収納容積が小さくなるように形成したので、取り込まれる加熱対応の水量が少なくなることから、これを容易に加熱沸騰させることができる。その結果、蒸気発生までの時間を短縮することができ、運転停止後の販売開始までの時間の短縮化を図ることができる。
(2)外側タンク56内で沸騰筒58を取巻くようにして内側タンク57が配置されており、沸騰筒58内の高温の水が内側タンク57内の水により緩和された状態で外側タンク56内の水に伝わり、外側タンク56内の水の温度もわずかに上昇するが、その温度でも内側タンクが配置されていない従来のタンク内の水温より低くなるので、蒸気発生の際のスケールの発生量を軽減することができる。その結果、金属製電極71a,71bに付着するスケールを少なくすることができる。
(3)加熱部66が沸騰筒58のリング状部58Dで囲まれた状態で設けられているので、ヒータ62を含む加熱部66からの熱のほとんどが突出部56Bの加熱面56Aに伝わるので、沸騰筒58内の水を効率よく加熱することができる。その結果、蒸気発生を迅速に行えるので省エネ化を図ることができる。
(4)沸騰筒58の蒸気用開口部58Aの上方には蒸気拡散ガイド部材59が配置され、さらに、この蒸気拡散ガイド部材59の上方には蒸気分散板60が配置されており、沸騰筒58で発生した蒸気は、蒸気拡散ガイド部材59により周囲360°方向に拡散された後、蒸気分散板60にあけられた多数の蒸気通過孔60Aから内側ガラス32で囲まれた空間に送出されるので、蒸気が均一に行きわたり、食品Cを均一に蒸すことができる。
(5)水受け槽61には水位低下表示手段70が設けられており、この水位低下表示手段70では、水受け槽61に予め決められた水の量、すなわち、一定の水位以下になったとき、それを検知して、警報ブザー72Aが鳴ると共に、警報ランプ72Bが点滅するようになっているので、店員等の関係者は、その時点で水受け槽61に水を補給すればよい。その結果、関係者は常時水受け槽61の水の量を調べる必要がなく、その手間を省くことができる。
以上、前記実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、前記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
例えば、前記実施形態では、沸騰筒58を略スカート状に形成したがこれに限らない。スカート状に換えて、上部に、蒸気用開口部を備えると共に、浅皿状の沸騰筒としてもよい。あるいは、階段状、エクスポネンシャルカーブ状に形成してもよい。要は、内容量を少なくして沸騰を容易にできる形状であればよい。
そして、このようにしても、少ない水を沸騰させることになるので、より早く温度を上昇させることができ、蒸し器の運転の起動を早くすることができる。その結果、運転停止後の販売開始までの時間の短縮化を図れるようになる。
また、前記実施形態では、沸騰筒58を、金属に比べて熱伝導率が低くかつ耐熱性の樹脂製としたが、これに限らず、金属製の2重構造の沸騰筒としてもよい。
本発明は、例えばコンビニエンスストア等のレジ用カウンターに設置する蒸し器に利用できる。
1 蒸し器
10 本体ケース
32 内側ガラス
33 外側ガラス
38 防滴付ガラス
50 照明装置
55 蒸気発生手段
56 外側貯水槽である外側タンク
56A 加熱面
57 保温水槽である内側タンク
58 蒸気発生槽である沸騰筒
59 蒸気拡散ガイド部材
60 蒸気分散版
61 水受け槽
62 ヒータ
63 貯水槽
66 加熱部
70 水位低下表示手段
71 水位低下検知センサ
71a,71b 金属製電極
72A 警報ブザー
72B 警報ランプ

Claims (5)

  1. 複数段の食品陳列棚を備えると共に少なくとも前面部が透明部材により構成された本体ケースと、この本体ケースの底部に蒸気発生手段が設けられて成る蒸し器において、
    前記蒸気発生手段を、前記底部の中央領域に設置され内部にヒータが装備された加熱部と、この加熱部を内側に配して設置された貯水槽とを含む構成とし、
    この貯水槽を、前記加熱部上に配設され上部に蒸気用開口部を備えた蒸気発生槽と、この蒸気発生槽を取巻いて設置された保温水槽とを備えて構成し、
    前記蒸気用開口部の開口面積を、前記蒸気発生槽の前記加熱部の加熱面と対向する部分の貯水過熱面の面積よりも小さく設定すると共に、前記蒸気発生槽の一部を成し、前記蒸気用開口部と前記加熱部側の下部周囲とを結ぶ槽側面の形状を当該加熱部側が広がったスカート状としたことを特徴とする蒸し器。
  2. 請求項1に記載した蒸し器において、
    前記蒸気用開口部に、内部で形成された蒸気の送出を許容しつつその蒸気の送出方向を周囲に向けて拡散する拡散ガイド機能を備えた蒸気拡散ガイド部材を装備したことを特徴とする蒸し器。
  3. 請求項2に記載した蒸し器において、
    前記蒸気拡散ガイド部材の上方に、当該蒸気拡散ガイド部材により拡散された蒸気を上方に送出する多数の蒸気通過孔を有する蒸気分散板を配置したことを特徴とする蒸し器。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一つに記載した蒸し器において、
    前記保温水槽を取巻いた外側に、当該保温水槽に底面部側で連通した外側貯水槽を装備し、
    この外側貯水槽に連通されかつ外部から補給される蒸気用の水を前記外側貯水槽に送り込む給水受け槽を設けたことを特徴とする蒸し器。
  5. 請求項4に記載した蒸し器において、
    前記給水受けに、前記蒸気発生槽内の水が一定レベル以下に下がった場合にこれを検知する水位センサを装備し、この水位センサからの水位低下情報を外部へ発信する水位低下表示手段を前記本体ケースに装備したことを特徴とする蒸し器。
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