JP2016194938A - 制御サーバ、データ処理装置、及び、データ処理装置のための制御装置 - Google Patents

制御サーバ、データ処理装置、及び、データ処理装置のための制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 端末装置が近距離無線通信を用いてウェブページデータの位置を示す位置情報を送信する場合に、当該位置情報を受信して、適切な処理を実行し得る技術を提供すること。
【解決手段】 ウェブブラウザを備える携帯端末150は、Wi−Fi通信を用いて、サービス提供サーバ100からサムネイルページを表わすサムネイルデータを受信して、NFC通信を用いて、サムネイルデータのURLをMFP10に送信する。この場合、仲介サーバ50は、MFP10を介して、当該URLを受信する。仲介サーバ50は、当該URLが受信される場合に、MFP10に現在記憶されている4個のアカウント情報のうち、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能な2個のアカウント情報を、MFP10のディスプレイに表示させる。
【選択図】 図4

Description

本明細書では、ウェブページデータの位置を示す位置情報を受信して、処理を実行するための技術を開示する。
特許文献1には、ウェブブラウザを備える利用者端末が開示されている。利用者は、配信サービス情報(即ち、サービスID、サービス名、URL)と、認証に関する情報(即ち、サービスID、ユーザID、パスワード)と、を利用者端末に登録する。その後、利用者は、登録済みの配信サービス情報から生成される配信サービスリストの中から、所望の配信サービスを選択する。この場合、利用者端末は、登録済みのユーザID及びパスワードを、情報配信サービスを行なうシステムに送信する。これにより、利用者は、ユーザID及びパスワードを入力しなくても、情報配信サービスを受けることができる。
特開2002−63138
本明細書では、端末装置が近距離無線通信を用いてウェブページデータの位置を示す位置情報を送信する場合に、当該位置情報を受信して、適切な処理を実行し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される制御サーバは、受信部と、表示制御部と、を備える。受信部は、ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報をデータ処理装置に送信する場合に、データ処理装置を介して、第1の位置情報を受信する。表示制御部は、第1の位置情報が受信される場合に、データ処理装置に現在記憶されているM個(Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(Nは1以上M以下の整数)のアカウント情報をデータ処理装置のディスプレイに表示させる。N個のアカウント情報のそれぞれは、特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である。
上記の構成によると、端末装置は、ウェブブラウザを備えるために、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、ウェブページを表示させ得る。これにより、ユーザは、ウェブページを見ることができる。そして、端末装置は、近距離無線通信を用いて、特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報をデータ処理装置に送信する。この場合、制御サーバは、データ処理装置を介して第1の位置情報を受信して、データ処理装置に現在記憶されている少なくともN個のアカウント情報をデータ処理装置のディスプレイに表示させる。これにより、ユーザは、データ処理装置のディスプレイを見ることによって、特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なN個のアカウント情報を知り得る。この構成によると、制御サーバは、第1の位置情報を受信する場合に、有益な情報をユーザに提示し得る。
M個のアカウント情報は、N個のアカウント情報と、特定のサービス提供サーバとは異
なる1個以上のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なM−N個のアカウント情報と、を含んでいてもよい。制御サーバは、さらに、第1の位置情報を用いて、特定のサービス提供サーバと1個以上のサービス提供サーバとを含む複数個のサービス提供サーバの中から、特定のサービス提供サーバを選択する選択部を備えていてもよい。表示制御部は、M個のアカウント情報のうち、N個のアカウント情報を、M−N個のアカウント情報とは区別可能な態様で、ディスプレイに表示させてもよい。この構成によると、制御サーバは、第1の位置情報を用いて、特定のサービス提供サーバを選択することができる。そして、制御サーバは、特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なN個のアカウント情報を、他のアカウント情報とは区別可能な態様で、ディスプレイに表示させる。従って、制御サーバは、有益な情報をユーザに提示し得る。
制御サーバは、さらに、データ処理装置からM個のアカウント情報を取得する第1の取得部を備えていてもよい。表示制御部は、M個のアカウント情報の中からN個のアカウント情報を抽出して、N個のアカウント情報をデータ処理装置に供給することによって、N個のアカウント情報をM−N個のアカウント情報とは区別可能な態様でディスプレイに表示させてもよい。この構成によると、制御サーバは、N個のアカウント情報の抽出及び供給を実行することによって、N個のアカウント情報をデータ処理装置のディスプレイに適切に表示させることができる。
表示制御部は、特定のサービス提供サーバを示すサーバ情報をデータ処理装置に供給することによって、M個のアカウント情報の中からN個のアカウント情報を抽出する処理と、N個のアカウント情報をM−N個のアカウント情報とは区別可能な態様でディスプレイに表示させる処理と、をデータ処理装置に実行させてもよい。この構成によると、制御サーバは、サーバ情報をデータ処理装置に供給することによって、N個のアカウント情報をデータ処理装置のディスプレイに適切に表示させることができる。
制御サーバは、さらに、第2の取得部と、第1のコマンド通信部と、特定処理実行部と、を備えていてもよい。第2の取得部は、ディスプレイに表示されるN個のアカウント情報の中から、ユーザによって特定のアカウント情報が選択される場合に、データ処理装置から、特定のアカウント情報に対応する特定の認証情報を取得してもよい。第1のコマンド通信部は、第1の位置情報を用いて、特定の認証情報を含む第1種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信して、特定のサービス提供サーバから、特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含む第1種のレスポンスを受信してもよい。特定処理実行部は、第1種のレスポンスに含まれる第2の位置情報を用いて、特定処理を実行してもよい。特定処理は、画像ファイルに従った印刷を、データ処理装置の印刷実行部に実行させるための処理を含んでいてもよい。この構成によると、制御サーバは、画像ファイルに従った印刷を、データ処理装置の印刷実行部に適切に実行させることができる。
制御サーバは、さらに、第2のコマンド通信部と、第1の判断部と、を備えていてもよい。第2のコマンド通信部は、第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信して、特定のサービス提供サーバから第2種のレスポンスを受信してもよい。第1の判断部は、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であるのか否かを、第2種のレスポンスに基づいて判断してもよい。表示制御部は、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能でないと判断される場合に、M個のアカウント情報のうち、少なくともN個のアカウント情報をディスプレイに表示させ、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であると判断される場合に、M個のアカウント情報に含まれるいずれのアカウント情報もディスプレイに表
示させなくてもよい。この構成によると、制御サーバは、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに対応しているのか否かに応じて、少なくともN個のアカウント情報をデータ処理装置のディスプレイに表示させるのか否かを適切に変えることができる。
制御サーバは、さらに、メモリと、第2の判断部と、を備えていてもよい。メモリは、特定のサービス提供サーバと、特定のサービス提供サーバとは異なる1個以上のサービス提供サーバと、を含む複数個のサービス提供サーバのそれぞれについて、当該サービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であるのか否かを示す情報を記憶していてもよい。第2の判断部は、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であるのか否かを、メモリ内の記憶内容に基づいて判断してもよい。第2のコマンド通信部は、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であると判断される場合に、第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信し、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能でないと判断される場合に、第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信しなくてもよい。この構成によると、制御サーバは、第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信する前に、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに対応しているのか否かを判断することができ、その判断結果に応じて、第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信するのか否かを適切に変えることができる。特に、制御サーバは、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに対応していない場合には、第2種のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信しない。このために、制御サーバと特定のサービス提供サーバとの間の通信負荷を低減させることができる。
第1の判断部は、第1種のレスポンスが、特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含む場合に、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であると判断し、第1種のレスポンスが第2の位置情報を含まない場合に、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能でないと判断してもよい。この構成によると、制御サーバは、特定のサービス提供サーバが第2種のコマンドに対応しているのか否かを適切に判断し得る。
本明細書によって開示されるデータ処理装置は、第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信のためのインターフェースと、メモリと、ディスプレイと、受信部と、表示制御部と、を備える。受信部は、ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、第2種の無線通信を用いて、特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、インターフェースを介して、第1の位置情報を受信する。表示制御部は、第1の位置情報が受信される場合に、メモリに現在記憶されているM個(Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(Nは1以上M以下の整数)のアカウント情報を、ディスプレイに表示させる。N個のアカウント情報のそれぞれは、特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である。
上記の構成によると、データ処理装置は、近距離無線通信を用いて、端末装置から第1の位置情報を受信する。この場合、データ処理装置は、メモリに現在記憶されている少なくともN個のアカウント情報をディスプレイに表示させる。この構成によると、データ処理装置は、第1の位置情報を受信する場合に、有益な情報をユーザに提示し得る。
本明細書では、さらに、データ処理装置のための制御装置を開示する。制御装置は、受信部と、表示制御部と、を備える。受信部は、ウェブブラウザを備える端末装置が、第1
種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、第1の位置情報を受信する。コマンド通信部は、第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない特定のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信して、特定のサービス提供サーバから特定のレスポンスを受信する。特定のレスポンスは、特定のサービス提供サーバが特定のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能である場合に、特定のサービス提供サーバから送信されるレスポンスである。特定処理実行部は、特定のレスポンスが受信される場合に、特定処理を実行する。特定処理は、特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルに従った印刷を、データ処理装置の印刷実行部に実行させるための処理を含む。
上記の構成によると、制御装置は、第1の位置情報を受信する場合に、第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない特定のコマンドを特定のサービス提供サーバに送信する。そして、制御装置は、特定のサービス提供サーバから特定のレスポンスが受信される場合に、画像ファイルに従った印刷をデータ処理装置に適切に実行させることができる。
データ処理装置と制御装置とは別体に構成されていてもよい。受信部は、端末装置がデータ処理装置に第1の位置情報を送信する場合に、データ処理装置を介して、第1の位置情報を受信してもよい。特定のレスポンスは、画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含んでいてもよい。特定処理は、データ処理装置が特定のサービス提供サーバから画像ファイルを取得するためのテンプレートであって、画像ファイルに従った印刷をデータ処理装置に指示するための印刷指示と、第2の位置情報と、を含むテンプレートを生成する処理と、テンプレートをデータ処理装置に送信する処理と、を含んでいてもよい。この構成によると、制御装置は、画像ファイルに従った印刷を、データ処理装置の印刷実行部に適切に実行させることができる。
上記のいずれかの機器(即ち、制御サーバ、データ処理装置、又は、制御装置)を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記憶媒体も、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 携帯端末に表示されるウェブページの一例を示す。 第1実施例の各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。 図3の続きのシーケンス図を示す。 第2実施例の各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。 第3実施例の各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。 第4実施例の各デバイスによって実行される各処理のシーケンス図を示す。 図7の続きのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(システムの構成)
図1に示されるように、通信システム2は、MFP(Multi-Function Peripheralの略
)10と、仲介サーバ50と、複数個のサービス提供サーバ100,110と、携帯端末150と、を備える。各デバイス10,50,100,110,150は、インターネットに接続可能である。また、MFP10及び携帯端末150のそれぞれは、NFC(Near
Field Communicationの略)通信を実行可能である。
(MFP10の構成)
MFP10は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等の多機能を実行可能な周辺装置である。MFP10は、操作部12と、ディスプレイ14と、NFCI/F(NFC Interfaceの略)16と、印刷実行部18と、スキャン実行部20と、ネットワー
クI/F22と、制御部30と、を備える。操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をMFP10に入力することができる。ディスプレイ14は、様々な情報を表示することができる。印刷実行部18は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。スキャン実行部20は、CCD、CIS等のスキャン機構を備える。
NFCI/F16は、NFC方式の無線通信を実行するためのインターフェースである。NFC方式は、いわゆる近距離無線通信のための無線通信方式であり、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。ネットワークI/F22は、LAN(Local Area Networkの略)に接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F22は、有線LANに接続されるインターフェースであってもよいし、無線LANに接続されるインターフェースであってもよい。MFP10は、ネットワークI/F22を介して(即ちLANを介して)、インターネットに接続可能である。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。CPU32が上記のプログラムに従って処理を実行することによって、各部41〜49の機能が実現される。メモリ34は、上記のプログラムの他に、複数個のユーザ情報を記憶する。なお、図1では、メモリ34にサービステーブルが記憶されているが、サービステーブルは、後述の第4実施例で利用される。
複数個のユーザ情報のそれぞれは、後述の各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けることが可能なユーザ情報である。各ユーザ情報は、表示名と、サービス名と、アクセストークン(以下では「AT」と呼ぶ)と、が関連付けられた情報である。なお、以下では、表示名及びサービス名のことを、まとめて、「アカウント情報」と呼ぶ。従って、各ユーザ情報は、アカウント情報(即ち表示名及びサービス名)と、ATと、が関連付けられた情報である。
表示名は、多機能機10上でのユーザの表示用の名称である。サービス名は、ユーザがサービスを受けることが可能なサービス提供サーバ(例えば100)の名称である。ATは、サービス提供サーバ(例えば100)から与えられる認証情報であり、サービス提供サーバにおいて認証のために利用される。各ユーザ情報がメモリ34に記憶される様子については、後で説明する。
(仲介サーバ50の構成)
仲介サーバ50は、MFP10のベンダによって提供されるサーバであり、各サービス提供サーバ100,110からMFP10へのサービスの提供を仲介するためのサーバである。仲介サーバ50は、ネットワークI/F60と、制御部70と、を備える。仲介サーバ50は、ネットワークI/F60を介して、インターネットに接続可能である。
制御部70は、CPU72と、メモリ74と、を備える。CPU72は、メモリ74に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行する。CPU72が上記のプログラムに従って処理を実行することによって、各部81〜89の機能が実現される。メモリ74は、上記のプログラムの他に、後述のサービステーブル(図3参照)を記憶する。なお、図1では、メモリ74にサーバテーブルが記憶されているが、サーバテーブルは、後
述の第2実施例で利用される。
(サービス提供サーバ100,110の構成)
各サービス提供サーバ100,110は、例えば、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標) Docs」、「PICASA(登録商標)」、「Facebook(登録商標)」等の公知
のサービス提供サーバである。本実施例では、各サービス提供サーバ100,110の名称(即ちサービス名)は、それぞれ、「AAA」、「BBB」である。各サービス提供サーバ100,110は、通信機器(例えば携帯端末150、MFP10)からデータを取得して保存するデータ保存サービスを実行可能である。また、各サービス提供サーバ100,110は、通信機器にデータを提供するデータ提供サービスを実行可能である。
サービス提供サーバ100は、第1のサービス事業者(即ち第1の会社)によって提供されるサーバであり、サービス提供サーバ110は、第1のサービス事業者とは異なる第2のサービス事業者(即ち第2の会社)によって提供されるサーバである。第1のサービス事業者は、サービス提供サーバ100からサービスを受けるための第1のAPI(Application Program Interfaceの略)を公開しており、第2のサービス事業者は、サービス
提供サーバ110からサービスを受けるための第2のAPIを公開している。第1のサービス事業者と第2のサービス事業者とが異なるために、通常、第1のAPIと第2のAPIとは異なる。通信機器は、例えば、サービス提供サーバ100,110の両方からサービスを受けるためには、第1のAPI(即ち第1のプログラム)と第2のAPI(即ち第2のプログラム)との両方を備えていなければならない。
例えば、MFP10が複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれからサービスを受けるためには、MFP10は、複数個のAPIを備えていなければならないので、多くのプログラムを記憶しなければならない。しかしながら、PC等と比べると、MFP10のメモリ34の記憶容量は少ない。従って、本実施例では、MFP10に多くのプログラムを記憶させることなく、MFP10が複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれからサービスを受けることができるように、仲介サーバ50が設けられている。
仲介サーバ50は、複数個のサービス提供サーバ100,110に対応する複数個のAPIを備えている。そして、仲介サーバ50は、MFP10が各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けることができるように、各サービス提供サーバ100,110に対応する各APIを利用して、各サービス提供サーバ100,110と様々な通信(例えば、後述の図3のコマンド206等の通信)を実行する。これにより、MFP10は、各サービス提供サーバ100,110に対応する各APIを備えていなくても(即ち多くのプログラムを記憶していなくても)、各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けることができる。また、サービス提供サーバ100,110の仕様変更が行われる場合に、仲介サーバ50のプログラムを変更すれば、MFP10のプログラムを変更しなくても、当該仕様変更に対応することができる。また、新規のサービス提供サーバに対応するAPIを備えるように、仲介サーバ50のプログラムを変更すれば、MFP10のプログラムを変更しなくても、MFP10は、新規のサービス提供サーバからサービスを受けることができる。
(携帯端末150の構成)
携帯端末150は、例えば、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。図示省略しているが、携帯端末150は、NFC通信を実行するためのインターフェースと、Wi−Fiアライアンスによって定められる無線通信規格に基づく無線通信を実行するためのインターフェースと、を備える。以下では、後者の無線通信のことを「Wi
−Fi通信」と呼ぶ。携帯端末150は、Wi−Fi通信を実行して、インターネットに接続可能である。なお、本実施例では、携帯端末150及びMFP10が同一のLANに接続されていない状況を想定している。
ここでは、NFC通信とWi−Fi通信との相違点を記載しておく。NFC通信は、上述したように、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信である。これに対し、Wi−Fi通信は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、
それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信である。NFC通信の通信速度(例えば最大の通信速度=100〜424Kbps)は、Wi−Fi通信の通信速度(例えば最大の通信速度=11〜600Mbps)よりも遅い。また、NFC通信における搬送波の周波数(例えば13.56MHz帯)は、Wi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば2.4GHz帯又は5.0GHz帯)とは異なる。また、NFC通信の通信可能距離(例えば10cm以下)は、Wi−Fi通信の通信可能距離(例えば100m以下)よりも短い。
携帯端末150は、NFC通信及びWi−Fi通信をサポートしている公知のOSプログラム(例えばAndroid(登録商標))を備えている。携帯端末150は、さらに、公知
のウェブブラウザプログラムを備えている。また、携帯端末150は、さらに、サービス提供サーバ100,110に対応する第1及び第2のAPIを備えている。ただし、携帯端末150は、MFP10に機能(例えば、印刷機能、スキャン機能)を実行させるための特別なアプリケーションプログラム(例えば、プリンタドライバプログラム、スキャナドライバプログラム)を備えていない。
(ユーザの事前準備)
ユーザは、MFP10が各サービス提供サーバ100,110からサービスを受けるために、以下の事前準備を実行する。例えば、ユーザは、図示省略のPCを用いて、仲介サーバ50にアクセスし、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を選択し、次い
で、「ATの取得」を選択する。この場合、仲介サーバ50の制御部70は、サービス提供サーバ100にアクセスするための特定のURL(Uniform Resource Locatorの略)をPCに送信する。ユーザは、特定のURLを用いて、PCからサービス提供サーバ100にアクセスする。これにより、PCは、サービス提供サーバ100にログインするためのログイン画面を表示させる。
次いで、ユーザは、PCを介して、アカウント名及びパスワードを入力して、認証手続を実行する。サービス提供サーバ100は、認証が成功すると、ユーザのためのATを生成して、当該ATを仲介サーバ50に送信する。仲介サーバ50の制御部70は、サービス提供サーバ100からATを受信すると、テンポラリIDを生成して、テンポラリIDをPCに送信する。PCは、テンポラリIDを表示させる。これにより、ユーザは、PCに表示されたテンポラリIDを知ることができる。
次いで、ユーザは、MFP10の操作部12を操作して、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を選択し、さらに、所望の表示名(例えば「Alice」)をMFP10に入力する。ユーザは、さらに、MFP10の操作部12を操作して、PCに表示されたテンポラリIDをMFP10に入力する。この場合、MFP10の制御部30は、仲介サーバ50にテンポラリIDを送信する。これにより、仲介サーバ50の制御部70は、ATをMFP10に送信する。
上記の各処理が実行されると、MFP10の制御部30は、メモリ34に1個のユーザ情報を追加することができる。即ち、MFP10の制御部30は、ユーザによって入力さ
れた表示名(例えば「Alice」)と、ユーザによって選択されたサービス名「AAA」と、仲介サーバ50から受信されたATと、が関連付けられた1個のユーザ情報を、メモリ34に記憶させることができる。
なお、上記と同様に、MFP10の制御部30は、サービス名「BBB」を有するサービ
ス提供サーバ110に対応するユーザ情報を、メモリ34に記憶させることができる。また、本実施例では、MFP10が複数のユーザによって共用される状況を想定している。従って、MFP10の制御部30は、複数のユーザに対応する複数個のユーザ情報を、メモリ34に記憶させることができる。この結果、例えば、図4に示されるように、メモリ34は、複数個のユーザ情報(図4の例ではNo.1〜No.4の4個のユーザ情報)を記憶することができる。
(各デバイスが実行する各処理)
続いて、各デバイス10,50,100,150が実行する各処理の内容を説明する。以下では、携帯端末150のユーザのことを「対象ユーザ」と呼ぶ。対象ユーザは、例えば、携帯端末150を用いて、「Facebook(登録商標)」等のサービス提供サーバ100にログインして、リソース画像ファイル(例えば、図2内の下の図に含まれるリソース画像を表わすリソース画像ファイル)をサービス提供サーバ100に予めアップロードしておく。上述したように、携帯端末150は、サービス提供サーバ100に対応する第1のAPIを備えているために、第1のAPIに従って、上記のアップロードを実行することができる。リソース画像ファイルは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)、PDF(Portable Document Formatの略)等の形式を有するファイルである。
サービス提供サーバ100は、携帯端末150からアップロードされたリソース画像ファイルを保存するのみならず、リソース画像ファイルに基づいてサムネイル画像ファイル(例えば、図2内の上の図に含まれるサムネイル画像を表わすファイル)を生成して、当該サムネイル画像ファイルを保存する。
リソース画像ファイル及びサムネイル画像ファイルがサービス提供サーバ100に保存されると、対象ユーザは、携帯端末150を用いて、サムネイル画像ファイルによって表されるサムネイル画像を含むサムネイルページ(図2内の上の図に示されるウェブページ参照)、及び、リソース画像ファイルによって表されるリソース画像を含むリソースページ(図2内の下の図に示されるウェブページ参照)を閲覧することができる。具体的に言うと、対象ユーザは、まず、ウェブブラウザを起動させるための操作を携帯端末150に加えて、サービス提供サーバ100にログインする。次いで、対象ユーザは、サムネイルページを閲覧するための操作(例えば、アルバムの一覧から所定のアルバムを選択する操作、アルバムに含まれるサムネイル画像の一覧から所定のサムネイル画像を選択する操作等)を携帯端末150に加える。この場合、図3に示されるように、ウェブブラウザは、Wi−Fi通信を用いて、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)のサムネイル要求コマンド200をサービス提供サーバ100に送信する。サムネイル要求コマンド200は、要求先URLとして、URL100aを含む。URL100aは、サムネイルページを表わすサムネイルデータ202の位置を示す。サムネイルデータ202は、サムネイルページを表わすHTML(Hyper Text Markup Languageの略)形式のデータである。
サービス提供サーバ100は、携帯端末150からサムネイル要求コマンド200を受信すると、サムネイル要求コマンド200に含まれる要求先URL100aに従って、サムネイルデータ202を携帯端末150に送信する。
携帯端末150のウェブブラウザは、Wi−Fi通信を用いて、サムネイルデータ20
2を受信する。これにより、ウェブブラウザは、サムネイルデータ202によって表されるサムネイルページを、携帯端末150のディスプレイ(図示省略)に表示させることができる。
図2内の上の図は、携帯端末150に表示されるサムネイルページの一例を示す。サムネイルページは、URL100aと、サムネイル画像(図2では花の画像)と、様々な情報を示すテキスト(例えば、タイトル「フォトアルバム」、コメント「花の画像」等)と、を含む。URL100aは、サービス提供サーバ100のサーバ名「www.aa.com」を含む。これは、サムネイルデータ202がサービス提供サーバ100から提供されていることを意味する。URL100aに含まれる文字列「xxxxx」は、サムネイル画像ファイル
を特定するためのIDを含む。また、URL100aに含まれる拡張子が「.html」であ
ることから明らかなように、サムネイルデータ202は、HTML形式のデータである。
対象ユーザは、サムネイル画像よりも大きいリソース画像を見ることを望む場合に、サムネイルページが表示されている状態で、所定の操作(例えばサムネイル画像に対するクリック操作)を携帯端末150に加える。この場合、図3では示されていないが、ウェブブラウザは、リソース画像ファイルの送信をサービス提供サーバ100に要求するための画像要求コマンドをサービス提供サーバ100に送信して、サービス提供サーバ100からリソース画像ファイルを受信する。これにより、ウェブブラウザは、リソース画像を含むリソースページを、携帯端末150のディスプレイに表示させることができる。
図2内の下の図は、携帯端末150に表示されるリソースページの一例を示す。リソースページは、リソース画像ファイルのURL100bと、リソース画像と、を含む。URL100bは、サービス提供サーバ100のサーバ名「www.aa.com」を含む。URL100bに含まれる文字列「yyyyy」は、リソース画像ファイルを特定するためのIDを含む
。また、URL100bに含まれる拡張子が「.jpeg」であることから明らかなように、
リソース画像ファイルは、JPEG形式のデータである。このように、本実施例では、サムネイルデータ202のデータ形式(即ちHTML形式)と、リソース画像ファイルのデータ形式(即ちJPEG形式)と、は異なる。リソース画像は、サムネイル画像と同じオブジェクト(即ち花)を表わすものであるが、サムネイル画像よりも大きいサイズを有する。即ち、リソース画像の画素数は、サムネイル画像の画素数よりも多い。
携帯端末150にサムネイルページが表示されている状態において、対象ユーザが、サムネイルページに含まれるサムネイル画像(即ち花の画像)の印刷をMFP10に実行させることを望む可能性がある。この場合、対象ユーザは、携帯端末150とMFP10との間にNFC接続が確立されるように、携帯端末150をMFP10に近づける。MFP10が電源ONにされている間に、MFP10のNFCI/F16は、NFC通信を実行可能な機器(例えば携帯端末150)を検出するための検出電波を発信している。また、携帯端末150のNFCI/F(図示省略)も、NFC通信を実行可能な機器(例えばMFP10)を検出するための検出電波を発信している。MFP10と携帯端末150との間の距離が、上記の検出電波が届く距離(例えば10cm)より小さくなると、MFP10及び携帯端末150の一方の機器は、他方の機器から検出電波を受信して、応答電波を送信する。この結果、MFP10と携帯端末150との間にNFC接続が確立される。
次いで、携帯端末150のOSプログラムは、NFC通信を用いて(即ち上記のNFC接続を用いて)、携帯端末150に現在表示されているサムネイルページのURL100aをMFP10に送信する。このような仕組みは、OSプログラムに予め搭載されている仕組みである。即ち、OSプログラムは、NFC接続が確立される際に、フォアグラウンドのプログラムとしてウェブブラウザが動作している場合に、ウェブブラウザによって表示されているウェブページのURL(即ち本実施例ではURL100a)をNFC通信に
よって送信する仕組みを有する。
MFP10の受信部41は、NFC通信を用いて(即ちNFCI/F16を介して)、URL100aを受信する。この場合、MFP10の制御部30は、ネットワークI/F22を介して、HTTPのURL通知204を仲介サーバ50に送信する。URL通知204は、URL100aを含む。なお、メモリ34は、仲介サーバ50にデータを送信するための情報(例えば仲介サーバ50のURL)を予め記憶している。このために、制御部30は、当該情報を用いて、URL通知204を仲介サーバ50に送信することができる。
上述したように、MFP10は、第1のAPIを備えていないために、第1のAPIを用いて後述の画像要求コマンド206を生成することができない。即ち、MFP10は、第1のAPIを備えていないために、サムネイルデータ202のURL100aを受信しても、リソース画像ファイルのURL100bを取得することができない。このために、本実施例では、MFP10は、URL100aを含むURL通知204を仲介サーバ50に送信する。これにより、MFP10は、第1のAPIを備えていなくても、仲介サーバ50を介してリソース画像ファイルのURL100bを取得することができる(後述の図3のHTTPテンプレート210、図4のHTTPテンプレート232参照)。この結果、MFP10は、リソース画像ファイルを適切に取得することができる。
仲介サーバ50の受信部81は、MFP10からURL100aを含むURL通知204を受信する。これにより、受信部81は、携帯端末150から、MFP10を介して、URL100aを受信することができる。
次いで、仲介サーバ50の選択部82は、URL通知204に含まれるURL100aを用いて、複数個のサービス提供サーバ100,110の中から、携帯端末150にサムネイルデータ202を送信したサービス提供サーバ100を選択する。具体的に言うと、選択部82は、以下の処理を実行する。
仲介サーバ50のメモリ74は、サービステーブルを記憶している。サービステーブルでは、複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれについて、当該サービス提供サーバのサーバ名と、当該サービス提供サーバに対応するサービス名と、が関連付けられている。例えば、サービス提供サーバ100について、サーバ名「www.aa.com」とサービス名「AAA」とが関連付けられており、さらに、サービス提供サーバ110について、
サーバ名「www.bb.com」とサービス名「BBB」とが関連付けられている。サービステーブ
ルは、MFP10のベンダ(即ち仲介サーバ50の管理者)によって、仲介サーバ50のメモリ74に予め記憶されている。
選択部82は、まず、URL100aに含まれる「http://」より後の文字列の中から
、最初のスラッシュ「/」の前に記述されている文字列を抽出することによって、サーバ
名「www.aa.com」を抽出する。そして、選択部82は、メモリ74内のサービステーブルを参照して、抽出済みのサーバ名「www.aa.com」に関連付けられているサービス名「AAA
」を取得する。これにより、選択部82は、複数個のサービス提供サーバ100,110の中から、サービス提供サーバ100(即ちサービス名「AAA」)を選択することができ
る。
次いで、仲介サーバ50のコマンド通信部86は、URL100aと、選択済みのサービス提供サーバ100に対応する第1のAPIと、を用いて、HTTPの画像要求コマンド206を生成する。画像要求コマンド206は、リソース画像ファイルのURL100b(図2内の下の図参照)の送信を、サービス提供サーバ100に要求するためのコマン
ドである。具体的に言うと、コマンド通信部86は、第1のAPI(即ちプログラム)に従って、以下の処理を実行する。即ち、コマンド通信部86は、URL100aの中から文字列「xxxxx」を抽出する。上述したように、文字列「xxxxx」は、サムネイル画像ファイルを特定するためのID(以下では「特定ID」と呼ぶ)を含む。次いで、コマンド通信部86は、文字列「xxxxx」内の特定IDを抽出して、当該特定IDを含む画像要求コ
マンド206を生成する。画像要求コマンド206は、要求先URLとして、URL100aを含む。
公知のサービス提供サーバ(例えば100,110)の中には、AT(即ち認証情報)を含まないコマンドであるパブリックコマンドに対応しているサーバ(以下では「対応サーバ」と呼ぶ)も存在するし、パブリックコマンドに対応していないサーバ(以下では「非対応サーバ」と呼ぶ)も存在する。対応サーバは、パブリックコマンドを受信すると、当該パブリックコマンドの要求に応じて、OKレスポンス(例えば、要求されている情報を含むレスポンス)を送信する。これに対し、非対応サーバは、パブリックコマンドを受信すると、NGレスポンス(例えば、要求されている情報を含まないレスポンス)を送信する。
従って、通常であれば、通信機器(例えば携帯端末150)は、サービス提供サーバと通信する際に、NGレスポンスを受信しないように、ATを含むHTTPコマンドをサービス提供サーバに送信する。例えば、携帯端末150は、サービス提供サーバ100からATを取得しており、当該ATを含むサムネイル要求コマンド200をサービス提供サーバ100に送信する。このために、携帯端末150は、サービス提供サーバ100からサムネイルデータ202(即ちOKレスポンス)を適切に受信することができる。
ただし、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100からサービスを受けるためのATを有していない。従って、仲介サーバ50が当該ATを含む画像要求コマンド206をサービス提供サーバ100に送信するためには、仲介サーバ50は、MFP10から当該ATを取得しなければならない。ただし、そのためには、仲介サーバ50とMFP10との間で様々な情報の通信(例えば、図4に示される各情報220,222,224,226の通信)を実行しなければならず、仲介サーバ50とMFP10との間の通信負荷が大きくなる。
そこで、本実施例では、サービス提供サーバ100がパブリックコマンドに対応している対応サーバである可能性があることに鑑みて、仲介サーバ50は、まず、ATを含まないパブリックコマンドを用いて、サービス提供サーバ100と通信することを試行する。仮に、サービス提供サーバ100が対応サーバであれば、後述するように(後述のS12でYESのケース参照)、仲介サーバ50とMFP10との間で上記の様々な情報の通信を実行しなくても、仲介サーバ50は、サムネイルページに含まれる画像(即ち花の画像)の印刷をMFP10に実行させることができる。
コマンド通信部86は、ATを含まないパブリックコマンドである画像要求コマンド206を生成する。そして、コマンド通信部86は、画像要求コマンド206をサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド206を受信すると、HTTPのレスポンス208を仲介サーバ50に送信する。サービス提供サーバ100が対応サーバである場合には、サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド206に含まれる上記の特定IDに基づいて、リソース画像ファイルのURL100bを特定して、URL100bを含むレスポンス208(即ちOKレスポンス)を仲介サーバ50に送信する。一方において、サービス提供サーバ100が非対応サーバである場合には、サービス提供サーバ1
00は、URL100bを含まないレスポンス208(即ちNGレスポンス)を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50のコマンド通信部86は、サービス提供サーバ100からレスポンス208を受信する。次いで、S12において、仲介サーバ50の第1の判断部87は、レスポンス208に基づいて、サービス提供サーバ100が対応サーバであるのか非対応サーバであるのかを判断する。具体的に言うと、第1の判断部87は、レスポンス208にURL100bが含まれる場合には、サービス提供サーバ100が対応サーバである(即ちS12でYES)と判断し、レスポンス208にURL100bが含まれない場合には、サービス提供サーバ100が非対応サーバである(即ちS12でNO)と判断する。
(サービス提供サーバ100が対応サーバであるケース(S12でYES))
後で説明するが、S12でNOと判断される場合には、仲介サーバ50の表示制御部83は、後述の図4に進んで、アカウント選択画面をMFP10のディスプレイ14に表示させる。これに対し、S12でYESと判断される場合には、表示制御部83は、アカウント選択画面をMFP10のディスプレイ14に表示させない。このように、仲介サーバ50は、S12の判断結果に応じて、アカウント選択画面を表示させるのか否かを適切に変えることができる。
S12でYESと判断される場合には、仲介サーバ50の特定処理実行部89は、HTTPテンプレート210を生成する。HTTPテンプレート210は、HTTPに関するコマンド等が記述されたデータであり、MFP10が、後述の画像要求コマンド212を生成して、画像要求コマンド212をサービス提供サーバ100に送信するためのデータである。
具体的に言うと、特定処理実行部89は、画像要求コマンド212の要求先URLが、レスポンス208に含まれるURL100b(即ちリソース画像ファイルのURL)に一致するように、HTTPテンプレート210を生成する。即ち、HTTPテンプレート210は、URL100bを含む。また、特定処理実行部89は、MFP10に印刷の実行を指示する印刷指示を含むHTTPテンプレート210を生成する。上述したように、サービス提供サーバ100が対応サーバであることが確認されているために(即ちS12でYESであるために)、HTTPテンプレート210は、ATを含まない。特定処理実行部89は、HTTPテンプレート210をMFP10に送信する。
MFP10の制御部30は、仲介サーバ50からHTTPテンプレート210を受信する。この場合、制御部30は、HTTPテンプレート210に含まれる印刷指示を解釈して、印刷を実行すべきことを認識する。そして、制御部30は、HTTPテンプレート210を用いて、HTTPの画像要求コマンド212を生成する。具体的に言うと、制御部30は、HTTPテンプレート210に含まれるURL100bを要求先URLとして含む画像要求コマンド212を生成する。画像要求コマンド212は、第1のAPIを用いることなく生成可能なHTTPコマンドである。即ち、画像要求コマンド212は、第1のAPIを備えないMFP10が生成可能なコマンドである。この点において、画像要求コマンド212は、上記の画像要求コマンド206と異なる。制御部30は、画像要求コマンド212をサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100は、MFP10から画像要求コマンド212を受信すると、画像要求コマンド212に含まれる要求先URL100bに従って、リソース画像ファイル240(即ち図2内の下の図のリソース画像を表わすJPEGファイル)をMFP10に送信する。
MFP10の制御部30は、サービス提供サーバ100からリソース画像ファイル240を受信する。この場合、制御部30は、JPEG形式のリソース画像ファイル240を、印刷実行部18が解釈可能な形式を有するデータに変換する。例えば、制御部30は、RGBの多階調(例えば256階調)のデータであるリソース画像ファイル240をCMYKの多階調(例えば256階調)のデータに変換し、次いで、CMYKの多階調のデータをCMYKの二値(例えばドットのON又はOFF)のデータに変換する。そして、制御部30は、CMYKの二値のデータを印刷実行部18に供給する。この結果、印刷実行部18は、リソース画像ファイル240によって表されるリソース画像(即ち花の画像)を印刷媒体に印刷する。これにより、対象ユーザは、印刷済みの印刷媒体を取得することができる。
なお、上述したように、本実施例では、仲介サーバ50がHTTPテンプレート210をMFP10に送信する構成を採用しており、MFP10は、HTTPテンプレート210を用いて、仲介サーバ50を介さずに、サービス提供サーバ100からリソース画像ファイル240を受信することができる。これに代えて、仲介サーバ50がHTTPテンプレート210をMFP10に送信しない構成、即ち、仲介サーバ50が、サービス提供サーバ100からリソース画像ファイル240を受信して、リソース画像ファイル240をMFP10に送信する構成を採用することも考えられる。しかしながら、そのような構成を採用すると、対象ユーザのプライベートな画像を表わすリソース画像ファイル240が仲介サーバ50を経由することになるために、対象ユーザに不快感を与える可能性がある。このような可能性に鑑みて、本実施例では、リソース画像ファイル240が仲介サーバ50を経由しない構成、即ち、仲介サーバ50がHTTPテンプレート210をMFP10に送信する構成を採用している。
(サービス提供サーバ100が非対応サーバであるケース(S12でNO);図4)
一方において、S12でNOと判断される場合には、サービス提供サーバ100は、パブリックコマンドに対応していない非対応サーバである。このような状況では、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100からOKレスポンスを受信するためには、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能なATを含むHTTPコマンドを送信しなければならない。そこで、仲介サーバ50は、図4に示される以下の各処理を実行して、MFP10からATを取得する。仲介サーバ50の第1の取得部84は、まず、ユーザ情報送信命令220をMFP10に送信する。
MFP10の制御部30は、仲介サーバ50からユーザ情報送信命令220を受信する。この場合、制御部30は、メモリ34に記憶されている複数個のユーザ情報(即ち全てのユーザ情報)のリスト222(図4の例では4個のユーザ情報のリスト)を仲介サーバ50に送信する。リスト222に示されるように、本実施例では、複数個のユーザ情報は、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能な2個のユーザ情報(即ち、「Alice-AAA-GGG」、「Catherine-AAA-III」)と、サービス提供サーバ100とは異なるサービス提供サーバ(例えばサービス提供サーバ110)からサービスを受けることが可能な2個のユーザ情報(即ち、「Bob-BBB-HHH」、「David-CCC-JJJ」)と、を含む。
仲介サーバ50の第1の取得部84は、MFP10からリスト222を受信することによって、複数個のユーザ情報を取得する。上述したように、図3の処理において、仲介サーバ50の選択部82は、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を選択済みで
ある。仲介サーバ50の表示制御部83は、リスト222に含まれる複数個のユーザ情報の中から、選択済みのサービス名「AAA」を含む1個以上のユーザ情報224(図4の例
では2個のユーザ情報(即ち、「Alice-AAA-GGG」、「Catherine-AAA-III」)を抽出する。次いで、表示制御部83は、抽出済みの1個以上のユーザ情報224をMFP10に供給(即ち送信)する。このように、仲介サーバ50は、ユーザ情報224の抽出及び供給
を実行することによって、後述のアカウント選択画面をMFP10のディスプレイ14に適切に表示させることができる。
表示制御部83は、抽出済みの1個以上のユーザ情報224をMFP10に供給する際に、さらに、後述のアカウント選択画面から選択されるアカウント情報に対応するATの送信を指示するコマンド(以下では「送信コマンド」と呼ぶ)を、MFP10に供給する。例えば、表示制御部83は、アカウント情報「Alice-AAA」に対応するAT「GGG」の送信を指示する送信コマンドと、アカウント情報「Catherine-AAA」に対応するAT「III」の送信を指示する送信コマンドと、をMFP10に供給する。
MFP10の制御部30は、仲介サーバ50から1個以上のユーザ情報224及び送信コマンドを受信する。この場合、MFP10の表示制御部43は、メモリ34に予め記憶されている表示用テンプレートに、1個以上のユーザ情報224に含まれる1個以上のアカウント情報(即ち表示名及びサービス名)を記述して、アカウント選択画面を表わす表示用データを生成する。そして、表示制御部43は、生成済みの表示用データをディスプレイ14に供給する。これにより、ディスプレイ14は、アカウント選択画面を表示する。
図4に示されるように、アカウント選択画面では、サービス提供サーバ100のサービス名「AAA」を含む2個のアカウント情報(即ち、「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)
が記述されており、他のサービス提供サーバのサービス名(例えばサービス提供サーバ110のサービス名「BBB」)を含む2個のアカウント情報(即ち、「Bob-BBB」、「David-CCC」)が記述されていない。即ち、アカウント選択画面では、メモリ34に記憶されて
いる4個のアカウント情報のうち、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能な2個のアカウント情報が、他の2個のアカウント情報とは区別されている。このために、対象ユーザは、ディスプレイ14に表示されるアカウント選択画面の中から、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能なアカウント情報を適切に選択することができる。
対象ユーザは、操作部12を操作して、アカウント選択画面の中から、対象ユーザ自身の表示名を含むアカウント情報(例えば「Alice-AAA」)を選択する。この場合、制御部
30は、上記の送信コマンドに従って、選択済みのアカウント情報に対応するAT226(例えば「GGG」)を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50の第2の取得部85は、MFP10からAT226を受信することによって、AT226を取得する。この場合、仲介サーバ50のコマンド通信部86は、URL100aと、サービス提供サーバ100に対応する第1のAPIと、を用いて、HTTPの画像要求コマンド228を生成する。画像要求コマンド228の生成手法は、図3の画像要求コマンド206の生成手法と同様である。ただし、画像要求コマンド228は、AT226を含む。即ち、画像要求コマンド228は、パブリックコマンドではない。この点において、画像要求コマンド228は、図3の画像要求コマンド206とは異なる。そして、コマンド通信部86は、画像要求コマンド228をサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド228を受信すると、HTTPのレスポンス230を仲介サーバ50に送信する。具体的に言うと、サービス提供サーバ100は、まず、画像要求コマンド228に含まれるAT226を用いて、認証を実行する。対象ユーザがアカウント選択画面から適切なアカウント情報を選択していれば、通常、認証が成功する。このために、サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド228に含まれる上記の特定ID(即ち、サムネイル画像ファイルを特定するためのID)に基づいて
、リソース画像ファイルのURL100bを特定して、URL100bを含むレスポンス230を仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50のコマンド通信部86は、サービス提供サーバ100からレスポンス230を受信する。この場合、仲介サーバ50の特定処理実行部89は、HTTPテンプレート232を生成する。HTTPテンプレート232は、MFP10が、後述の画像要求コマンド234を生成して、画像要求コマンド234をサービス提供サーバ100に送信するためのテンプレートである。HTTPテンプレート232の生成手法は、図3のHTTPテンプレート210の生成手法と同様である。ただし、特定処理実行部89は、MFP10からサービス提供サーバ100にAT226を含む画像要求コマンド234が送信されるように、HTTPテンプレート232を生成する。即ち、HTTPテンプレート232は、AT226を含む。この点において、HTTPテンプレート232は、図3のHTTPテンプレート210とは異なる。そして、特定処理実行部89は、HTTPテンプレート232をMFP10に送信する。
その後の処理は、図3の処理とほぼ同様であるが、以下の点で相違する。即ち、MFP10の制御部30は、HTTPテンプレート232を用いて、AT226を含む画像要求コマンド234をサービス提供サーバ100に送信する。サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド234を受信すると、画像要求コマンド234に含まれるAT226を用いて、認証を実行する。サービス提供サーバ100は、認証が成功すると、リソース画像ファイル240をMFP10に送信する。その結果、MFP10の印刷実行部18は、は、リソース画像ファイル240によって表されるリソース画像(即ち花の画像)を印刷媒体に印刷する。これにより、対象ユーザは、印刷済みの印刷媒体を取得することができる。
(第1実施例の効果)
図3に示されるように、携帯端末150は、サービス提供サーバ100からサムネイルデータ202を取得して、サムネイルページ(図2内の上の図参照)を表示させる。そして、対象ユーザは、携帯端末150にサムネイルページが表示されている状態で、携帯端末150をMFP10に近づけることによって、サムネイルページに含まれる画像(即ち花の画像)の印刷をMFP10に実行させることができる。
図3及び図4に示されるように、MFP10は、サムネイルデータ202に従って印刷を実行するのではなく、リソース画像ファイル240に従って印刷を実行する。上述したように、リソース画像ファイル240に含まれるリソース画像の画素数は、サムネイルデータ202に含まれるサムネイル画像の画素数よりも大きい。従って、本実施例のように、MFP10がリソース画像ファイル240に従って印刷を実行する構成を採用すれば、高品質の印刷結果を対象ユーザに提供することができる。また、対象ユーザは、通常、サムネイルページに含まれるタイトル「フォトアルバム」、コメント「花の画像」等のテキストが印刷されることを望まず、サムネイルページに含まれる画像(即ち花の画像)のみが印刷されることを望む。本実施例によると、対象ユーザが望む印刷結果を提供することができる。また、MFP10は、通常、リソース画像ファイル240のようなJPEG形式のデータを解釈することができるが(即ち、JPEG形式のデータからCMYKの二値のデータを生成することができるが)、サムネイルデータ202のようなHTML形式のデータを解釈することができない。本実施例によると、仲介サーバ50は、サムネイルデータ202ではなくリソース画像ファイル240に従った印刷をMFP10に実行させるために、MFP10に印刷を適切に実行させることができる。
なお、上述したように、携帯端末150は、サムネイルページが表示されている状態で、ユーザによって所定の操作が実行されると、サービス提供サーバ100からリソース画
像ファイル240を取得することができる。このために、携帯端末150が、取得済みのリソース画像ファイル240をMFP10に送信して、MFP10に印刷を実行させる構成(以下では「比較例の構成」と呼ぶ)を採用することが考えられる。
ただし、比較例の構成を採用するためには、携帯端末150は、MFP10に印刷の実行を指示する印刷指示を生成し、当該印刷指示及びリソース画像ファイル240をMFP10に送信するための特別なアプリケーションを備えていなければならない。例えば、NFC通信を用いてリソース画像ファイル240を送信する構成を採用することが考えられる。しかしながら、このような構成を採用するためには、携帯端末150は、NFC通信を用いて印刷指示及びリソース画像ファイル240を送信するための特別なアプリケーションを備えていなければならない。また、Wi−Fi通信を用いてリソース画像ファイル240を送信する構成を採用することが考えられる。しかしながら、このような構成を採用するためには、携帯端末150は、Wi−Fi通信を用いて印刷指示及びリソース画像ファイル240を送信するための特別なアプリケーションを備えていなければならないことに加え、MFP10と携帯端末150とが同一ネットワーク内に存在していなければならない。このように、比較例の構成を採用するためには、対象ユーザは、携帯端末150に特別なアプリケーションをインストールしなければならないし、携帯端末150がWi−Fi通信を用いてリソース画像ファイル240をMFP10に送信する場合には、MFP10と携帯端末150とが同一ネットワーク内に存在する環境を整備しなければならない。
本実施例によると、携帯端末150に特別なアプリケーションがインストールされておらず、MFP10と携帯端末150とが同一ネットワーク内に存在しない状況を想定している。このような状況では、比較例の構成を採用することができないが、本実施例では、図3及び図4に示されるように、MFP10に印刷を適切に実行させることができる。なお、本実施例によると、MFP10と携帯端末150とが同一ネットワーク内に存在しており、携帯端末150に特別なアプリケーションがインストールされていない状況でも、図3及び図4に示されるように、MFP10に印刷を適切に実行させることができる。
また、図3に示されるように、仲介サーバ50は、URL通知204を受信する場合に、URL100aを用いて、複数個のサービス提供サーバ100,110の中から、サービス提供サーバ100を選択する。そして、図4に示されるように、仲介サーバ50は、MFP10に記憶されている全てのアカウント情報(即ち4個のアカウント情報)のうち、選択済みのサービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能な2個のアカウント情報(即ち「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)を、MFP10のディスプレイ14に表示させる。この際に、MFP10のディスプレイ14では、他の2個のアカウント情報(「Bob-BBB」、「David-CCC」)が表示されない。従って、MFP10に記憶されている全てのアカウント情報(即ち4個のアカウント情報)が表示される構成と比べると、対象ユーザは、サービス提供サーバ100からサービスを受けることが可能なアカウント情報を容易に選択することができる。
また、図3に示されるように、仲介サーバ50は、URL通知204を受信する場合に、URL100aを用いて、パブリックコマンドである画像要求コマンド206をサービス提供サーバ100に送信する。そして、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100からURL100bを含むレスポンス208を受信する場合(即ちS12でYESの場合)に、リソース画像ファイル240に従った印刷をMFP10に実行させるための処理(即ち、HTTPテンプレート210の生成及び送信)を実行する。従って、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100からサービスを受けるためのAT226を取得しなくても(即ち、仲介サーバ50とMFP10との間で図4に示される様々な通信を実行しなくても)、リソース画像ファイル240に従った印刷をMFP10に適切に実行させること
ができる。
(対応関係)
MFP10、携帯端末150、サービス提供サーバ100が、それぞれ、「データ処理装置」、「端末装置」、「特定のサービス提供サーバ」の一例である。仲介サーバ50が、「制御サーバ」及び「データ処理装置のための制御装置」の一例である。サムネイルデータ202、サムネイル画像、リソース画像ファイル240が、それぞれ、「特定のウェブページデータ」、「対象画像」、「画像ファイル」の一例である。URL100a、URL100bが、それぞれ、「第1の位置情報」、「第2の位置情報」の一例である。選択済みのアカウント情報、AT226が、それぞれ、「特定のアカウント情報」、「特定の認証情報」の一例である。MFP10に記憶されている4個のアカウント情報、アカウント選択画面に記述される2個のアカウント情報(即ち、「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)、アカウント選択画面に記述されない2個のアカウント情報(即ち、「Bob-BBB」
、「David-CCC」)が、それぞれ、「M個のアカウント情報」、「N個のアカウント情報
」、「M−N個のアカウント情報」の一例である。
画像要求コマンド228、レスポンス230が、それぞれ、「第1種のコマンド」、「第1種のレスポンス」の一例である。従って、画像要求コマンド228をサービス提供サーバ100に送信してレスポンス230を受信する処理が、「第1のコマンド通信部」によって実行される処理の一例である。画像要求コマンド206(即ちパブリックコマンド)が、「第2種のコマンド」及び「特定のコマンド」の一例である。レスポンス208が、「第2種のレスポンス」及び「特定のレスポンス」の一例である。従って、画像要求コマンド206をサービス提供サーバ100に送信してレスポンス208を受信する処理が、「第2のコマンド通信部」及び「コマンド通信部」によって実行される処理の一例である。Wi−Fi通信、NFC通信が、それぞれ、「第1種の通信」、「第2種の通信」の一例である。HTTPテンプレート210(又は232)を生成する処理、及び、HTTPテンプレート210(又は232)を送信する処理が、「特定処理」の一例である。
(第2実施例)
続いて、図5を参照して、第2実施例について説明する。本実施例では、仲介サーバ50のメモリ74は、サービステーブルに加えて、サーバテーブルを記憶している。図5に示されるように、サーバテーブルでは、複数個のサービス提供サーバ100,110のそれぞれについて、当該サービス提供サーバのサービス名(例えば「AAA」)と、当該サー
ビス提供サーバが対応サーバであるのか否かを示す情報(「OK」又は「NG」)と、が関連付けられている。「OK」は、サービス提供サーバが対応サーバであること、即ち、サービス提供サーバがパブリックコマンドに応じてOKレスポンスを送信可能であることを示す。「NG」は、サービス提供サーバが非対応サーバであること、即ち、サービス提供サーバがパブリックコマンドに応じてNGレスポンスを送信するサーバであることを示す。MFP10のベンダは、公知の様々なサービス提供サーバ100,110が対応サーバであるのか否かを調査して、調査結果に基づいてサーバテーブルを仲介サーバ50のメモリ74に予め記憶させる。
仲介サーバ50がサービス提供サーバ100を選択するまでの各処理は、第1実施例の図3と同様である。S11では、仲介サーバ50の第2の判断部88は、メモリ74内のサーバテーブルに基づいて、選択済みのサービス提供サーバ100が対応サーバであるのか否かを判断する。図5の例では、サーバテーブルにおいて、選択済みのサービス提供サーバ100に対応するサービス名「AAA」に「OK」が関連付けられている。このために、
第2の判断部88は、選択済みのサービス提供サーバ100が対応サーバである(即ちS11でYES)と判断する。ただし、仮に、サーバテーブルにおいて、サービス名「AAA
」に「NG」が関連付けられている場合には、第2の判断部88は、選択済みのサービス提
供サーバ100が非対応サーバである(即ちS11でNO)と判断する。
選択済みのサービス提供サーバ100が対応サーバであると判断される場合(即ちS11でYESの場合)には、図3と同様に、画像要求コマンド206及びレスポンス208の通信が実行され、S12の判断が実行される。選択済みのサービス提供サーバ100が対応サーバであるために、S12では、通常、YESと判断される。ただし、例えば、MFP10のベンダによる上記の調査よりも後に、サービス提供サーバ100が対応サーバから非対応サーバに変更された場合には、レスポンス208は、URL100bを含まないNGレスポンスである。このような可能性に鑑みて、仲介サーバ50は、S11でYESと判断される場合でも、S12の判断を実行する。
S12でYESの場合には、図3と同様に、HTTPテンプレート210、画像要求コマンド212、及び、リソース画像ファイル240の通信が実行され、その後、印刷処理が実行される。また、S11でNOの場合、又は、S12でNOの場合には、図4に進む。図4の各処理は、第1実施例と同様である。
本実施例によると、S11でNOの場合、即ち、サーバテーブルに基づいてサービス提供サーバ100が非対応サーバであると判断される場合には、仲介サーバ50のコマンド通信部86は、パブリックコマンドである画像要求コマンド206をサービス提供サーバ100に送信しない。これにより、パブリックコマンドに対応していない非対応サーバにパブリックコマンドが送信されることを抑制することができる。この結果、仲介サーバ50とサービス提供サーバ100との間の通信負荷を低減させることができる。
(第3実施例)
続いて、図6を参照して、第3実施例について説明する。本実施例では、図3のS12でNOの場合、即ち、サービス提供サーバ100が非対応サーバである場合に、図4の各処理の代わりに、図6の各処理が実行される。第1及び第2実施例では、図4に示されるように、仲介サーバ50は、選択済みのサービス提供サーバ100に対応するユーザ情報224を抽出して、ユーザ情報224をMFP10に供給する。これに対し、本実施例では、仲介サーバ50ではなく、MFP10が、上記の抽出処理を実行する。
仲介サーバ50の表示制御部83は、選択済みのサービス提供サーバ100を示すサーバ情報250、即ち、選択済みのサービス名「AAA」を含むサーバ情報250を、MFP
10に供給(即ち送信)する。
MFP10の制御部30は、仲介サーバ50からサーバ情報を受信する。この場合、MFP10の表示制御部43は、第1実施例の仲介サーバ50の表示制御部83がユーザ情報224(図4参照)を抽出する手法と同様の手法を用いて、ユーザ情報224を抽出する。そして、表示制御部43は、第1実施例と同様の手法を用いて、ユーザ情報224を用いて、アカウント選択画面をディスプレイ14に表示させる。この後の各処理は、第1実施例と同様である。
本実施例によると、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100を示すサーバ情報250をMFP10に供給することによって、ユーザ情報224を抽出する処理と、ユーザ情報224に含まれるアカウント情報(即ち、「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)をディスプレイ14に表示させる処理と、をMFP10に適切に実行させることができる。本実施例でも、上記の第1及び第2実施例と同様に、仲介サーバ50は、適切なアカウント情報をMFP10のディスプレイ14に表示させることができる。特に、本実施例では、MFP10と仲介サーバ50との間で、リスト222及びユーザ情報224の通信(図4参照)が実行されない。このために、MFP10と仲介サーバ50との間の通信負荷を低
減させることができる。
(第4実施例)
続いて、図7及び図8を参照して、第4実施例について説明する。上記の第1〜第3実施例では、MFP10が各サービス提供サーバ100,110に対応する各APIを備えていないために、仲介サーバ50が設けられている。これに対し、本実施例では、MFP10が各サービス提供サーバ100,110に対応する各APIを備えており、仲介サーバ50が設けられていない。また、本実施例では、MFP10のメモリ34は、サービステーブルを記憶している。
携帯端末150からMFP10にURL100aが送信されるまでの各処理は、第1実施例の図3と同様である。MFP10の受信部41は、NFCI/F16を介して(即ちNFC通信を用いて)、携帯端末150からURL100aを受信する。この場合、MFP10の選択部42は、第1実施例の仲介サーバ50の選択部82と同様の手法を用いて、メモリ34内のサービステーブルを参照して、複数個のサービス提供サーバ100,110の中から、サービス提供サーバ100を選択する。
次いで、MFP10のコマンド通信部46は、URL100aと、選択済みのサービス提供サーバ100に対応する第1のAPIと、を用いて、HTTPの画像要求コマンド306を生成する。コマンド通信部46が画像要求コマンド306を生成する手法は、第1実施例の仲介サーバ50のコマンド通信部86が画像要求コマンド206(図3参照)を生成する手法と同様である。即ち、画像要求コマンド306は、ATを含まないパブリックコマンドである。MFP10は、第1のAPIを備えているために、画像要求コマンド306を適切に生成することができる。コマンド通信部46は、画像要求コマンド306をサービス提供サーバ100に送信して、レスポンス308を受信する。
次いで、S42において、MFP10の第1の判断部47は、レスポンス308に基づいて、サービス提供サーバ100が対応サーバであるのか否かを判断する。S42の判断手法は、第1実施例の図3のS12の判断手法と同様である。
S42でYESと判断される場合、即ち、サービス提供サーバ100が対応サーバである場合には、MFP10の特定処理実行部49は、画像要求コマンド312を生成して、画像要求コマンド312をサービス提供サーバ100に送信する。画像要求コマンド312は、図3の画像要求コマンド212と同様に、第1のAPIを用いることなく生成可能なHTTPコマンドである。画像要求コマンド312の要求先URLは、レスポンス308に含まれるURL100b(即ちリソース画像ファイル240のURL)である。また、画像要求コマンド312は、ATを含まないパブリックコマンドである。
サービス提供サーバ100は、MFP10から画像要求コマンド312を受信すると、画像要求コマンド312に含まれる要求先URL100bに従って、リソース画像ファイル240をMFP10に送信する。
MFP10の特定処理実行部49は、サービス提供サーバ100からリソース画像ファイル240を受信する。この場合、特定処理実行部49は、リソース画像ファイル240をCMYKの二値のデータに変換し、当該データを印刷実行部18に供給する。これにより、印刷処理が実行される。
一方において、S42でNOと判断される場合には、図8に示されるように、MFP10の表示制御部43は、メモリ34に記憶されている複数個のユーザ情報の中から、選択済みのサービス名「AAA」を含む1個以上のユーザ情報(即ち、「Alice-AAA-GGG」、「Ca
therine-AAA-III」)を抽出する。次いで、表示制御部43は、メモリ34に予め記憶さ
れている表示用テンプレートに、抽出済みの1個以上のユーザ情報に含まれる1個以上のアカウント情報(即ち、「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)を記述して、アカウント選択画面をディスプレイ14に表示させる。
MFP10の第2の取得部45は、アカウント選択画面の中からアカウント情報(例えば「Alice-AAA」)が選択される場合に、選択済みのアカウント情報に関連付けられてい
るAT326(例えば「GGG」)をメモリ34から特定することによって、AT326を
取得する。次いで、MFP10のコマンド通信部46は、URL100aと、サービス提供サーバ100に対応する第1のAPIと、を用いて、AT326を含む画像要求コマンド328を生成する。画像要求コマンド328の生成手法は、図4の画像要求コマンド228の生成手法と同様である。MFP10は、第1のAPIを備えているために、画像要求コマンド328を適切に生成することができる。そして、コマンド通信部46は、画像要求コマンド328をサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド328を受信すると、通常、認証が成功し、URL100bを含むレスポンス330をMFP10に送信する。
MFP10のコマンド通信部46は、サービス提供サーバ100からレスポンス330を受信する。この場合、MFP10の特定処理実行部49は、画像要求コマンド334を生成する。画像要求コマンド334は、図4の画像要求コマンド234と同様に、第1のAPIを用いることなく生成可能なHTTPコマンドである。画像要求コマンド334の要求先URLは、レスポンス330に含まれるURL100bである。また、画像要求コマンド334は、AT326を含む。
その後の処理は、図7の処理とほぼ同様である。即ち、MFP10の制御部30は、AT326を含む画像要求コマンド334をサービス提供サーバ100に送信する。サービス提供サーバ100は、画像要求コマンド334を受信すると、画像要求コマンド334に含まれるAT326を用いて、認証を実行する。サービス提供サーバ100は、認証が成功すると、リソース画像ファイル240をMFP10に送信する。この結果、MFP10の印刷実行部18は、リソース画像ファイル240によって表されるリソース画像(即ち花の画像)を印刷媒体に印刷する。これにより、対象ユーザは、印刷済みの印刷媒体を取得することができる。
本実施例でも、第1実施例と同様の効果が得られる。特に、仲介サーバ50を設けずに済むために、通信システム2の構成を簡易化することができる。なお、MFP10のメモリ34は、さらに、第2実施例のサーバテーブル(図5参照)を記憶していてもよい。この場合、MFP10の第2の判断部48は、複数個のサービス提供サーバ100,110の中からサービス提供サーバ100が選択された後に、第2実施例の図5のS11と同様に、サーバテーブルに基づいて、サービス提供サーバ100が対応サーバであるのか否かを判断してもよい。そして、MFP10のコマンド通信部46は、サービス提供サーバ100が対応サーバであると判断される場合には、画像要求コマンド306をサービス提供サーバ100に送信し、サービス提供サーバ100が非対応サーバであると判断される場合には、画像要求コマンド306をサービス提供サーバ100に送信しなくてもよい(即ち、図8の各処理を実行してもよい)。この構成によると、第2実施例と同様の効果が得られる。
(対応関係)
本実施例では、MFP10が「データ処理装置」の一例であり、MFP10の制御部30が「データ処理装置のための制御装置」の一例である。また、画像要求コマンド328
、レスポンス330が、それぞれ、「第1種のコマンド」、「第1種のレスポンス」の一例である。従って、画像要求コマンド328をサービス提供サーバ100に送信してレスポンス330を受信する処理が、「第1のコマンド通信部」によって実行される処理の一例である。画像要求コマンド306(即ちパブリックコマンド)が、「第2種のコマンド」及び「特定のコマンド」の一例である。レスポンス308が、「第2種のレスポンス」及び「特定のレスポンス」の一例である。従って、画像要求コマンド306をサービス提供サーバ100に送信してレスポンス308を受信する処理が、「第2のコマンド通信部」及び「コマンド通信部」によって実行される処理の一例である。画像要求コマンド312を生成する処理、画像要求コマンド312を送信してリソース画像ファイル240を受信する処理、リソース画像ファイル240からCMYKの二値のデータを生成する処理、及び、当該データを印刷実行部18に供給する処理が、「特定処理」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例が含まれる。
(変形例1)
上記の各実施例では、携帯端末150にサムネイルページ(図2内の上の図参照)が表示されている状態で、携帯端末150とMFP10との間にNFC接続が確立される状況、即ち、サムネイルデータ202のURL100aが携帯端末150からMFP10に送信される状況を想定している。ただし、携帯端末150にリソースページ(図2内の下の図参照)が表示されている状態で、携帯端末150とMFP10との間にNFC接続が確立されてもよい。この場合、携帯端末150からMFP10にリソース画像ファイル240のURL100bが送信される。
本変形例では、MFP10の受信部41は、NFC通信を用いて(即ちNFCI/F16を介して)、URL100bを受信する。そして、仲介サーバ50の受信部81は、MFP10を介して、URL100bを受信する。この場合、第1〜第3実施例と同様に、選択部82は、サービス提供サーバ100を選択する。そして、コマンド通信部86は、URL100bと第1のAPIとを用いて、ATを含まない特定の画像要求コマンドを生成する。特定の画像要求コマンドは、リソース画像ファイル240のURL100bの送信を、サービス提供サーバ100に要求するためのコマンドである。具体的に言うと、コマンド通信部86は、URL100bに含まれるIDであって、リソース画像ファイル240を特定するためのIDを含む特定の画像要求コマンドを生成する。そして、コマンド通信部86は、特定の画像要求コマンドをサービス提供サーバ100に送信する。なお、仲介サーバ50は、MFP10からURL100bを取得しているために、サービス提供サーバ100からURL100bを取得する必要がない。ただし、仲介サーバ50は、サービス提供サーバ100が対応サーバであるのか非対応サーバであるのかを判断するために、上記の特定の画像要求コマンドをサービス提供サーバ100に送信する。
サービス提供サーバ100が対応サーバである場合には、サービス提供サーバ100は、URL100bを含むOKレスポンスを仲介サーバ50に送信する。一方において、サービス提供サーバ100が非対応サーバである場合には、サービス提供サーバ100は、URL100bを含まないNGレスポンスを仲介サーバ50に送信する。
仲介サーバ50のコマンド通信部86は、サービス提供サーバ100からレスポンスを受信する。次いで、仲介サーバ50の第1の判断部87は、レスポンスにURL100bが含まれる場合には、サービス提供サーバ100が対応サーバであると判断し、レスポンスにURL100bが含まれない場合には、サービス提供サーバ100が非対応サーバであると判断する。
サービス提供サーバ100が対応サーバであると判断される場合には、仲介サーバ50の特定処理実行部89は、URL100bを含むHTTPテンプレート(ただしATを含まないHTTPテンプレート)を生成する。当該HTTPテンプレートは、図3のテンプレート210と同様である。この後の各処理は、図3の各処理と同様である。一方において、サービス提供サーバ100が非対応サーバであると判断される場合には、図4と同様の各処理が実行される。
本変形例によっても、第1実施例等と同様の効果が得られる。本変形例では、リソース画像ファイル240によって表されるリソース画像を含むリソースページ、URL100bが、それぞれ、「特定のウェブページデータ」、「第1の位置情報」の一例である。
(変形例2)
上記の各実施例では、表示制御部83(又は43)は、表示名及びサービス名を含むアカウント選択画面をディスプレイ14に表示させる。即ち、上記の各実施例では、表示名及びサービス名が、「アカウント情報」の一例である。これに代えて、表示制御部83(又は43)は、表示名、サービス名、及び、ATを含むアカウント選択画面をディスプレイ14に表示させてもよい。本変形例では、表示名、サービス名、及び、ATが、「アカウント情報」の一例である。また、別の変形例では、表示制御部83(又は43)は、表示名のみを含むアカウント選択画面をディスプレイ14に表示させてもよい。本変形例では、表示名が、「アカウント情報」の一例である。また、さらに別の変形例では、表示制御部83(又は43)は、表示名、サービス名等とは異なるアカウント情報(例えば、サービス提供サーバ100に登録されるアカウント名、ユーザID、メールアドレス等)を含むアカウント選択画面をディスプレイ14に表示させてもよい。
(変形例3)
上記の各実施例では、表示制御部83(又は43)は、MFP10のメモリ34に記憶されている4個のアカウント情報のうち、サービス提供サーバ100に対応する2個のアカウント情報(即ち、「Alice-AAA」、「Catherine-AAA」)をディスプレイ14に表示させる。即ち、上記の各実施例では、「M」が4であり、「N」が2である。ただし、メモリ34に記憶されているトータルのアカウント情報の数は、4より大きくてもよいし、4より小さくてもよい。即ち、「M」は、2以上の整数であればよい。また、メモリ34に記憶されているサービス提供サーバ100に対応するアカウント情報の数は、2より大きくてもよいし、2より小さくてもよい。即ち、「N」は、1以上M以下の整数であればよい。
(変形例4)
上記の各実施例では、表示制御部83(又は43)は、MFP10のメモリ34に記憶されている4個のアカウント情報のうち、サービス提供サーバ100に対応する2個のアカウント情報をディスプレイ14に表示させ、他の2個のアカウント情報をディスプレイ14に表示させないことによって、前者のアカウント情報を、後者のアカウント情報とは区別可能な態様で、ディスプレイ14に表示させる。これに代えて、表示制御部83(又は43)は、前者のアカウント情報を第1の色(例えば赤色)でディスプレイ14に表示させ、後者のアカウント情報を第1の色とは異なる第2の色(例えば黒色)でディスプレイ14に表示させてもよい。この場合、(1)前者のアカウント情報及び後者のアカウント情報の全てがユーザによって選択可能な態様を有していてもよいし、(2)前者のアカウント情報がユーザによって選択可能な態様を有し、後者のアカウント情報がユーザによって選択不可能な態様(例えばグレーアウトの態様)を有していてもよい。本変形例も、「N個のアカウント情報をM−N個のアカウント情報とは区別可能な態様で表示させる」という構成に含まれる。
(変形例5)
上記の各実施例では、表示制御部83(又は43)は、MFP10のメモリ34に記憶されている全てのアカウント情報のうち、サービス提供サーバ100に対応するアカウント情報をディスプレイ14に表示させ、他のサービス提供サーバに対応するアカウント情報をディスプレイ14に表示させない。これに代えて、表示制御部83(又は43)は、MFP10のメモリ34に記憶されている全てのアカウント情報を、ディスプレイ14に表示させてもよい。即ち、ユーザが少なくともサービス提供サーバ100に対応するアカウント情報を選択可能であればよい。一般的に言うと、表示制御部83(又は43)は、M個のアカウント情報のうち、少なくともN個のアカウント情報をディスプレイに表示させればよい。
(変形例6)
上記の第1〜第3実施例では、仲介サーバ50の特定処理実行部89は、HTTPテンプレート210(又は232)を生成して、HTTPテンプレート210(又は232)をMFP10に送信する。これに代えて、特定処理実行部89は、HTTPテンプレート210(又は232)を生成せずに、URL100b及び印刷指示をMFP10に送信してもよい。MFP10の制御部30は、URL100b及び印刷指示が受信される場合に、URL100bを要求先URLとして含む画像要求コマンド212(又は234)を生成して、画像要求コマンド212(又は234)をサービス提供サーバ100に送信してもよい。画像要求コマンド212(又は234)は、第1のAPIを用いなくても生成可能なHTTPコマンドであるために、MFP10は、画像要求コマンド212(又は234)を適切に生成することができる。本変形例では、URL100b及び印刷指示を送信する処理が、「特定処理」の一例である。
(変形例7)
「認証情報」は、アクセストークンに限られず、サービス提供サーバ100,110が認証に利用する他の情報(例えば、ユーザID、パスワード等)であってもよい。
(変形例8)
「第1種の無線通信」は、Wi−Fi通信(即ちHTTP通信)に限られず、例えば、IMT2000(International Mobile Telecommunication 2000の略)の規格に準拠した3G等の無線通信であってもよい。また、HTTP通信に代えて、ウェブデータを通信するための他のプロトコル(例えばHTTPに準ずるHTTPS等)に従った通信が利用されてもよい。また、「第2種の無線通信」は、NFC通信に限られず、例えば、赤外線通信、BlueTooth(登録商標)通信等であってもよい。
(変形例9)
「データ処理装置」は、MFP10に限られず、プリンタ、スキャナ、PC、携帯端末等の装置であってもよい。
(変形例10)
上記の各実施例では、MFP10及び仲介サーバ50のCPU32,72がソフトウェアに従って処理を実行することによって、各部41〜49,81〜89の機能が実現される。これに代えて、各部41〜49,81〜89の機能のうちの少なくとも一部は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
2:通信システム、10:MFP、12:操作部、14:ディスプレイ、16:NFCI/F、18:印刷実行部、20:スキャン実行部、22:ネットワークI/F、30:
制御部、32:CPU、34:メモリ、50:仲介サーバ、60:無線LANI/F、70:制御部、72:CPU、74:メモリ、100,110:サービス提供サーバ、150:携帯端末

Claims (14)

  1. 制御サーバであって、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報をデータ処理装置に送信する場合に、前記データ処理装置を介して、前記第1の位置情報を受信する受信部と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記データ処理装置に現在記憶されているM個(前記Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(前記Nは1以上前記M以下の整数)のアカウント情報を、前記データ処理装置のディスプレイに表示させる表示制御部であって、前記N個のアカウント情報のそれぞれは、前記特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である、前記表示制御部と、
    を備える制御サーバ。
  2. 前記M個のアカウント情報は、前記N個のアカウント情報と、前記特定のサービス提供サーバとは異なる1個以上のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なM−N個のアカウント情報と、を含み、
    前記制御サーバは、さらに、
    前記第1の位置情報を用いて、前記特定のサービス提供サーバと前記1個以上のサービス提供サーバとを含む複数個のサービス提供サーバの中から、前記特定のサービス提供サーバを選択する選択部を備え、
    前記表示制御部は、前記M個のアカウント情報のうち、前記N個のアカウント情報を、前記M−N個のアカウント情報とは区別可能な態様で、前記ディスプレイに表示させる、請求項1に記載の制御サーバ。
  3. 前記制御サーバは、さらに、
    前記データ処理装置から前記M個のアカウント情報を取得する第1の取得部を備え、
    前記表示制御部は、前記M個のアカウント情報の中から前記N個のアカウント情報を抽出して、前記N個のアカウント情報を前記データ処理装置に供給することによって、前記N個のアカウント情報を前記M−N個のアカウント情報とは区別可能な態様で前記ディスプレイに表示させる、請求項2に記載の制御サーバ。
  4. 前記表示制御部は、前記特定のサービス提供サーバを示すサーバ情報を前記データ処理装置に供給することによって、前記M個のアカウント情報の中から前記N個のアカウント情報を抽出する処理と、前記N個のアカウント情報を前記M−N個のアカウント情報とは区別可能な態様で前記ディスプレイに表示させる処理と、を前記データ処理装置に実行させる、請求項2に記載の制御サーバ。
  5. 前記制御サーバは、さらに、
    前記ディスプレイに表示される前記N個のアカウント情報の中から、ユーザによって特定のアカウント情報が選択される場合に、前記データ処理装置から、前記特定のアカウント情報に対応する特定の認証情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の位置情報を用いて、前記特定の認証情報を含む第1種のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信して、前記特定のサービス提供サーバから、前記特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含む第1種のレスポンスを受信する第1のコマンド通信部と、
    前記第1種のレスポンスに含まれる前記第2の位置情報を用いて、特定処理を実行する特定処理実行部であって、前記特定処理は、前記画像ファイルに従った印刷を、前記デー
    タ処理装置の印刷実行部に実行させるための処理を含む、前記特定処理実行部と、
    を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御サーバ。
  6. 前記制御サーバは、さらに、
    前記第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない第2種のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信して、前記特定のサービス提供サーバから第2種のレスポンスを受信する第2のコマンド通信部と、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であるのか否かを、前記第2種のレスポンスに基づいて判断する第1の判断部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能でないと判断される場合に、前記M個のアカウント情報のうち、少なくとも前記N個のアカウント情報を前記ディスプレイに表示させ、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能であると判断される場合に、前記M個のアカウント情報に含まれるいずれのアカウント情報も前記ディスプレイに表示させない、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御サーバ。
  7. 前記制御サーバは、さらに、
    前記特定のサービス提供サーバと、前記特定のサービス提供サーバとは異なる1個以上のサービス提供サーバと、を含む複数個のサービス提供サーバのそれぞれについて、当該サービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能であるのか否かを示す情報を記憶するメモリと、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能であるのか否かを、前記メモリ内の記憶内容に基づいて判断する第2の判断部と、を備え、
    前記第2のコマンド通信部は、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能であると判断される場合に、前記第2種のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信し、
    前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能でないと判断される場合に、前記第2種のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信しない、請求項6に記載の制御サーバ。
  8. 前記第1の判断部は、
    前記第1種のレスポンスが、前記特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含む場合に、前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能であると判断し、
    前記第1種のレスポンスが前記第2の位置情報を含まない場合に、前記特定のサービス提供サーバが前記第2種のコマンドに応じて前記データ提供サービスを実行可能でないと判断する、請求項6又は7に記載の制御サーバ。
  9. データ処理装置であって、
    第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信のためのインターフェースと、
    メモリと、
    ディスプレイと、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、前記第1種の無線通信を用いて、特定のサービス
    提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、前記インターフェースを介して、前記第1の位置情報を受信する受信部と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記メモリに現在記憶されているM個(前記Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(前記Nは1以上前記M以下の整数)のアカウント情報を、前記ディスプレイに表示させる表示制御部であって、前記N個のアカウント情報のそれぞれは、前記特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である、前記表示制御部と、
    を備えるデータ処理装置。
  10. データ処理装置のための制御装置であって、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、前記第1の位置情報を受信する受信部と、
    前記第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない特定のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信して、前記特定のサービス提供サーバから特定のレスポンスを受信するコマンド通信部であって、前記特定のレスポンスは、前記特定のサービス提供サーバが前記特定のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能である場合に、前記特定のサービス提供サーバから送信されるレスポンスである、前記コマンド通信部と、
    前記特定のレスポンスが受信される場合に、特定処理を実行する特定処理実行部であって、前記特定処理は、前記特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルに従った印刷を、前記データ処理装置の印刷実行部に実行させるための処理を含む、前記特定処理実行部と、
    を備える制御装置。
  11. 前記データ処理装置と前記制御装置とは別体に構成されており、
    前記受信部は、前記端末装置が前記データ処理装置に前記第1の位置情報を送信する場合に、前記データ処理装置を介して、前記第1の位置情報を受信し、
    前記特定のレスポンスは、前記画像ファイルの位置を示す第2の位置情報を含み、
    前記特定処理は、
    前記データ処理装置が前記特定のサービス提供サーバから前記画像ファイルを取得するためのテンプレートであって、前記画像ファイルに従った印刷を前記データ処理装置に指示するための印刷指示と、前記第2の位置情報と、を含む前記テンプレートを生成する処理と、
    前記テンプレートを前記データ処理装置に送信する処理と、
    を含む、請求項10に記載の制御装置。
  12. 制御サーバのためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記制御サーバに、以下の各処理、即ち、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報をデータ処理装置に送信する場合に、前記データ処理装置を介して、前記第1の位置情報を受信する受信処理と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記データ処理装置に現在記憶されているM個(前記Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(前記Nは1以上前記M以下の整数)のアカウント情報を、前記データ処理装置のディスプレイに表示させる表示制御処理であって、前記N個のアカウント情報のそれぞれは、前記特定のサービス
    提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である、前記表示制御処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  13. データ処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記データ処理装置は、第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信のためのインターフェースと、メモリと、ディスプレイと、を備え、
    前記コンピュータプログラムは、前記データ処理装置に、以下の各処理、即ち、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、前記第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、前記インターフェースを介して、前記第1の位置情報を受信する受信処理と、
    前記第1の位置情報が受信される場合に、前記メモリに現在記憶されているM個(前記Mは2以上の整数)のアカウント情報のうち、少なくともN個(前記Nは1以上前記M以下の整数)のアカウント情報を、前記ディスプレイに表示させる表示制御部であって、前記N個のアカウント情報のそれぞれは、前記特定のサービス提供サーバからデータ提供サービスを受けることが可能なアカウント情報である、前記表示制御処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  14. データ処理装置のための制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記制御装置に、以下の各処理、即ち、
    ウェブブラウザを備える端末装置が、第1種の無線通信を用いて、特定のサービス提供サーバから特定のウェブページデータを受信して、前記第1種の無線通信と比べて無線通信可能な距離が短い近距離無線通信である第2種の無線通信を用いて、前記特定のウェブページデータの位置を示す第1の位置情報を送信する場合に、前記第1の位置情報を受信する受信処理と、
    前記第1の位置情報を用いて、認証情報を含まない特定のコマンドを前記特定のサービス提供サーバに送信して、前記特定のサービス提供サーバから特定のレスポンスを受信するコマンド通信処理であって、前記特定のレスポンスは、前記特定のサービス提供サーバが前記特定のコマンドに応じてデータ提供サービスを実行可能である場合に、前記特定のサービス提供サーバから送信されるレスポンスである、前記コマンド通信処理と、
    前記特定のレスポンスが受信される場合に、前記特定のウェブページデータによって表わされる対象画像に対応する画像ファイルに従った印刷を、前記データ処理装置の印刷実行部に実行させるための特定処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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