JP2016194906A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016194906A
JP2016194906A JP2016033965A JP2016033965A JP2016194906A JP 2016194906 A JP2016194906 A JP 2016194906A JP 2016033965 A JP2016033965 A JP 2016033965A JP 2016033965 A JP2016033965 A JP 2016033965A JP 2016194906 A JP2016194906 A JP 2016194906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
consumable
consumables
delivery
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016033965A
Other languages
English (en)
Inventor
健史 長▲崎▼
Kenji Nagasaki
健史 長▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Publication of JP2016194906A publication Critical patent/JP2016194906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】発注されたカートリッジがユーザに届く前のプリンタでのインク切れの発生を抑制する。【解決手段】本発明では、情報管理サーバが、プリンタのインク残量に関するインク情報を取得し(M104)、その情報に基づいて、カートリッジの発注条件を満たしているか否かを判断する(M106)。この際、発注条件を満たしている場合に、カートリッジが発注される(M108)。また、カートリッジの発注に伴って、カートリッジの配送情報を取得する(M112)。そして、インク情報と配送情報とに基づいて、プリンタでインクが無くなる前に、カートリッジがユーザに届くか否かが判断される(M114)。そして、インクが無くなる前にカートリッジが届かないと判断された場合に、インクの節約モードでの印刷処理の指示が、プリンタに送信される(M126)。これにより、カートリッジがユーザに届く前のインク切れの発生を抑制することが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、記録用紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と通信可能な情報処理装置に関する。
画像記録装置では、記録用紙にインク等の記録材を付着させることで画像が記録される。このため、画像記録装置では、記録材が充填されたカートリッジ等の消耗品の購入、管理等を行う必要があるが、それらの購入、管理等はユーザにとって煩雑な作業である。このため、近年では、消耗品の管理、配送等を行うサービスが提供されている。このようなサービスでは、下記特許文献に記載されているように、サーバ装置が、消耗品の残量に関する情報を取得し、その情報に基づいて、消耗品が無くなる日を予測する。そして、その消耗品が無くなると予測された日までに、消耗品が届くように、消耗品の発注が行われる。
特開2003−15477号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、消耗品が無くなる前に、新たな消耗品をユーザの手元に配送することが、ある程度は可能となる。しかしながら、消耗品が無くなる日を確実に予測することは困難であるため、上記特許文献に記載の技術を用いても、新たな消耗品がユーザの手元に届く前に、消耗品切れが生じる虞がある。本発明の課題は、新たな消耗品がユーザの手元に届く前の消耗品切れの発生を抑制することである。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と外部装置と通信を行う第1通信部と、第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第1通信部を介して受信する第1受信手段と、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、前記第1通信部を介して、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注に関する発注情報を含む発注情報を前記外部装置に送信する第1送信手段と、前記第1送信手段により送信された発注情報に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を、前記外部装置から、前記第1通信部を介して受信する第2受信手段と、前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と通信を行う第2通信部と、第2制御部と、を備え、前記第2制御部は、前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第2通信部を介して受信する第3受信手段と、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第5判断手段と、前記第5判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注を、行うことを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を取得する取得手段と、前記第3受信手段が受信した消耗品情報と、前記取得手段が取得した配送情報とに基づいて、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第6判断手段と、前記第6判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第2通信部を介して前記画像記録装置に送信する第6送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のサーバ装置は、記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と外部装置と通信を行う第1通信部と、第1制御部と、を備え、前記第1制御部は、前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第1通信部を介して受信する第1受信手段と、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第1判断手段と、前記第1判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、前記第1通信部を介して、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注に関する情報を含む発注情報を前記外部装置に送信する第1送信手段と、前記第1送信手段により送信された発注情報に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を、前記外部装置から、前記第1通信部を介して受信する第2受信手段と、前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第2判断手段と、前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のサーバ装置は、記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と通信を行う第2通信部と、第2制御部と、を備え、前記第2制御部は、前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第2通信部を介して受信する第3受信手段と、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第5判断手段と、前記第5判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注を、行うことを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を取得する取得手段と、前記第3受信手段が受信した消耗品情報と、前記取得手段が取得した配送情報とに基づいて、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第6判断手段と、前記第6判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第2通信部を介して前記画像記録装置に送信する第6送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明の情報処理装置及びサーバ装置では、画像記録装置で使用されている消耗品が無くなる前に、発注された消耗品がユーザに届くか否かが判断される。そして、画像記録装置で使用されている消耗品が無くなる前に、発注された消耗品がユーザに届かないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示が、サーバ装置から画像記録装置に送信される。これにより、画像記録装置では、消耗品の使用が抑制され、発注された消耗品が、ユーザに届くまで、画像記録装置での消耗品切れの発生を抑制することが可能となる。
第1実施形態の通信システム1のブロック図である。 第1実施形態の通信システム1の作動状態を示すシーケンス図である。 第1実施形態の通信システム1の作動状態を示すシーケンス図である。 情報管理サーバ50に記憶されている各種情報を概念的に示す図である。 インク残量と日付との関係を示す図である。 第1実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第1実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第1実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第1実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第2実施形態の通信システム100のブロック図である。 第2実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第2実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第2実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第2実施形態の情報管理サーバ50の動作フローチャートを示す図である。 第3実施形態の通信システム1のブロック図である。
<通信システムの構成>
図1に、本願に係る実施形態として例示される通信システム1のブロック図を示す。通信システム1は、プリンタ(本発明の画像記録装置の一例)10、情報管理サーバ(本発明のサーバ装置の一例)50、配送管理サーバ(本発明の外部装置の一例)70を備える。
プリンタ10は、CPU(Central Processing Unitの略)12、記憶部14、ディスプレイ16、入力I/F18、記録部20、検出センサ22、ネットワークI/F24を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート26を介して互いに通信可能とされている。
CPU12は、記憶部14内の制御プログラム30に従って処理を実行する。制御プログラム30は、印刷処理を実行するためのプログラムである。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(Hard Diskの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、記憶部14は、データ記憶領域32を備える。データ記憶領域32は、制御プログラム30の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
ディスプレイ16は、入力された画像データに従い、各種画面を表示するものであり、LCD(Liquid Crystal Displayの略)、有機EL(Electro・Luminescenceの略)ディスプレイ等が例示されるが、特にこれらに限定されない。入力I/F18は、プリンタ10の各機能を実行するためのキーであり、例えば、ディスプレイ16と一体的に構成されているタッチパネルであってよく、ディスプレイ16上に表示されたアイコンへのユーザ操作を受け付ける。また、タッチパネル以外にも、ハードキー等であってもよい。
記録部20は、印刷機構であり、インクジェットヘッドを有している。CPU12は、記録部20へ駆動信号を入力し、インクジェットヘッドは入力された駆動信号に応じて、ノズルからインクを吐出する。なお、記録部20は、4色(黒色、黄色、マゼンタ色、シアン色)のインクを用いたカラー印刷処理と、モノクロ印刷処理とを選択的に実行することが可能である。また、記録部20は、高画質印刷処理と、通常の画質の印刷処理とを選択的に実行することが可能である。なお、記録部20は、電子写真方式の印刷機構、つまり、レーザプリンタ方式の印刷機構であってもよい。
検出センサ22は、印刷処理に用いられるインクが充填されたカートリッジ内のインクの残量を検出する。ネットワークI/F24は、外部装置と通信を行うものであり、ルータ36を介して、インターネット38に接続されている。そして、インターネット38は、情報管理サーバ50および、配送管理サーバ70に接続されている。これにより、プリンタ10は、ネットワークI/F24を介して、情報管理サーバ50等とデータ通信を行うことが可能となる。
また、情報管理サーバ50は、CPU(本発明の第1制御部の一例)52、記憶部54、ネットワークI/F(本発明の第1通信部の一例)56を主に備えている。これらの構成要素は、入出力ポート58を介して互いに通信可能とされている。
CPU52は、記憶部54内の制御プログラム60に従って処理を実行する。制御プログラム60は、プリンタ10で用いられるインクに関する情報を管理するためのプログラムである。以降、制御プログラム60を実行するCPU52のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「制御プログラム60が」という記載は、「制御プログラム60を実行するCPU52が」ということを意味する場合がある。なお、記憶部54は、RAM、ROM、フラッシュメモリー、HDD、CPU52が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、記憶部54は、データ記憶領域62を備える。データ記憶領域62は、制御プログラム60の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
ネットワークI/F56は、外部装置と通信を行うものであり、インターネット38を介して、配送管理サーバ70に接続されている。また、ネットワークI/F56は、ルータ36とインターネット38とを介して、プリンタ10に接続されている。これにより、情報管理サーバ50は、ネットワークI/F56を介して、プリンタ10、配送管理サーバ70とデータ通信を行うことが可能となる。
<通信システムを利用したインクの管理>
通信システム1では、情報管理サーバ50が、プリンタ10でのインク(本発明の消耗品の一例)の使用状況を管理し、プリンタ10で使用されているインクの残量が閾量以下となった場合に、そのインクに応じたカートリッジの発注を行う。そして、カートリッジの発注に応じて、プリンタ10のユーザにカートリッジが配送される。これにより、プリンタ10のユーザによるインク残量の管理、カートリッジの購入等の手間を省くことが可能となり、便利である。
ただし、プリンタ10で使用されているインクが無くなる前に、プリンタ10のユーザの手元にカートリッジが届かない場合がある。このような場合には、インク切れが発生し、印刷処理を実行できなくなる虞がある。このため、通信システム1では、プリンタ10で使用されているインクが無くなる前に、カートリッジがユーザの手元に届かないと想定される場合に、プリンタ10において、インクを節約して印刷処理が行われるようにする。
具体的には、まず、プリンタ10と情報管理サーバ50との間で、通信が確立される(図2参照:M100)。そして、プリンタ10は、プリンタ10の印刷性能に関する情報(以下、「プリンタ性能情報」と記載する場合がある)を情報管理サーバ50に送信する(M102)。プリンタ10は、上述したように、インクジェット式の印刷装置であり、4色のインクを用いたカラー印刷処理とモノクロ印刷処理とを選択的に実行することが可能であり、高画質印刷処理と通常の画質の印刷処理とを選択的に実行することが可能である。このため、その旨の情報が、プリンタ性能情報として、情報管理サーバ50に送信される。なお、プリンタ性能情報とともに、プリンタ10のシリアルIDも、情報管理サーバ50に送信される。そして、情報管理サーバ50は、シリアルIDとプリンタ性能情報とを受信すると、図4に示すように、シリアルIDとプリンタ性能情報とを関連付けて、データ記憶領域62に記憶する。
また、プリンタ10は、定期的に、検出センサ22によりインクの残量の検出を行っており、その検出したインク残量に関する情報(以下、「インク情報」と記載する場合がある)(本発明の消耗品情報の一例)を情報管理サーバ50に送信する(図2参照:M104)。なお、プリンタ10では、4色のインクが用いられているため、4色のインク毎にインク残量の検出が行われ、4色のインク毎のインク情報が、情報管理サーバ50に送信される。このため、インク情報には、インク色を識別するための情報(本発明の消耗品識別情報の一例)が含まれる。インク色を識別するための情報としては、例えば、インクカートリッジの型番等が挙げられる。さらに、インク情報には、プリンタ10のシリアルID(本発明の装置識別情報の一例)、カートリッジID、カートリッジ交換回数も含まれる。なお、カートリッジIDは、インクが充填されているインクカートリッジ固有の情報である。また、プリンタ10は、カートリッジの交換回数をインク色毎にカウントしており、その回数が、カートリッジ交換回数として、インク情報に含まれる。
情報管理サーバ50は、インク情報を受信すると、図4に示すように、受信したインク情報に含まれるシリアルID毎に、インクカートリッジの型番、インク残量に関する情報(以下、「残量情報」と記載する場合がある)、カートリッジID,カートリッジ交換回数とを関連付けて、データ記憶領域62に記憶する。そして、情報管理サーバ50は、インク情報の分析を行う。インク情報の分析では、情報管理サーバ50は、所定のタイミング(例えば、毎日決められた時間)毎にプリンタ10から受信したインク情報に含まれる残量情報に基づき、インクの利用予測情報を算出する。
具体的に、利用予測情報は、インク情報に含まれる残量情報が示すインクの残量の時間変化に基づき算出される(図5参照)。例えば、毎日決められた時間に消耗品情報を取得する場合において、消耗品が交換された日付Pから、プリンタ10からインク情報を受信する毎に、当該インク情報を受信した日付に対し、残量情報が示すインクの残量を、今回の残量としてプロットする。
利用予測情報は、残量の時間変化を示すプロットに基づき算出される。例えば、図5に示すように、日付PのDa日後である日付Qにおいて、日付Pから日付Qまでの各日にプロットされた各点の一次回帰直線L1が、利用予測情報として算出される。なお、一次回帰直線L1の算出にあたり、日付Pから日付Qまでの各日にプロットされた全ての点を用いる必要はない。
このように算出された一次回帰直線L1と、カートリッジの配送に要する日数(以下「配送日数」と称す)とから、カートリッジの発注を決定するための閾量が算出される。例えば、図5に示すように、閾量は、プリンタ10においてカートリッジを使用できないと判断される残量Aに達する日付Rから、配送日数Dbだけ遡った日付Sにおける一次回帰直線L1の値Jが示す残量THとして算出される。そして、その残量THが、閾量として、データ記憶領域62に記憶される。なお、プリンタ10においてカートリッジを使用できないと判断される残量Aは、ゼロであっても、ゼロよりやや大きい値であってもよい。
配送日数Dbは、配送先情報に基づき算出される。配送先情報が、例えば、住所、郵便番号、電話番号などを含む場合、配送日数Dbは、それら住所などにより特定される家または地域に消耗品を配送する際に要する日数として算出される。本実施形態では、配送先情報は、シリアルID毎に配送管理サーバ70に記憶されている。このため、情報管理サーバ50は、配送日数Dbを算出するあたり、インク情報の送信元のプリンタ10のシリアルIDに対応する配送先情報を、配送管理サーバ70から取得する。
なお、各シリアルIDに対応する配送先情報が情報管理サーバ50に記憶されている構成であってもよい。かかる構成において、情報管理サーバ50に記憶される配送先情報は、ユーザにより登録されたものであってもよいし、情報管理サーバ50が配送管理サーバ70から定期的(例えば、1日毎、1ヶ月毎など)に取得するものであってもよい。
あるいは、配送管理サーバ70が、配送先情報に応じた配送日数を記憶している場合、情報管理サーバ50は、その配送日数を配送管理サーバ70から取得し、配送日数Dbとする構成としてもよい。
なお、インク情報に含まれる残量情報が示すインクの残量の時間変化を示すプロットは、インク情報に含まれる型番が示すインクの種類毎に作成される。また、当該プロットは、プリンタ10に装着されるカートリッジが交換される毎に、新たなプロットが作成される。
また、上記一次回帰直線L1に基づいて、日付に対するインク残量の比率、つまり、上記一次回帰直線L1の傾きが、インクの使用頻度として演算され、そのインクの使用頻度も、データ記憶領域62に記憶される。
そして、情報管理サーバ50は、インク情報の分析結果に基づいて、カートリッジの発注条件が満たされているか否かを判定する(M106)。つまり、情報管理サーバ50は、インク情報が示すインク残量が、データ記憶領域62に記憶されている閾量以下であるか否かを判定する。この際、インク情報が示すインク残量が閾量より多いと判定された場合(M106のNO)には、カートリッジの発注条件を満たしていないため、カートリッジの発注は行われない。そして、情報管理サーバ50は、インク情報を受信する毎に、受信したインク情報に基づいて、カートリッジの発注条件が満たされているか否かを判定する。
一方、インク情報が示すインク残量が閾量以下であると判定された場合(M106のYES)には、カートリッジの発注条件を満たしているため、情報管理サーバ50は、インク情報に応じたインク色のカートリッジの発注を配送管理サーバ70に送信する(M108)。なお、情報管理サーバ50は、カートリッジの発注とともに、判定に用いられたインク情報とともに受信したプリンタ10のシリアルID及び、インク色を識別するための情報も、配送管理サーバ70に送信する。そして、カートリッジの発注を受信した配送管理サーバ70は、カートリッジの発注処理を行う(M110)。
詳しくは、配送管理サーバ70には、プリンタ毎のシリアルIDとユーザIDとが関連付けて登録されている。ユーザIDは、ユーザの氏名、住所等により構成されている。そして、配送管理サーバ70は、カートリッジの発注とともに受信したシリアルIDと関連付けて登録されているユーザIDを抽出し、そのユーザIDにより特定されるユーザにカートリッジを配送する旨の指令を出力する。これにより、業者が、指令に従って、カートリッジをユーザに向けて配送する。
また、配送管理サーバ70は、カートリッジの発注処理を実行すると、その発注処理により配送されたカートリッジの配送先、発送日、配送手段等に基づいて、カートリッジのユーザへの到達予想日を演算する。そして、配送管理サーバ70は、その到達予想日を、配送情報として情報管理サーバ50に送信する(M112)。情報管理サーバ50は、配送情報を受信すると、その配送情報と、プリンタ10から受信したインク情報とに基づいて、発注処理により発送されたカートリッジが間に合うか否か、つまり、インク情報に応じたインクが無くなる前に、発注処理により発送されたカートリッジがユーザの手元に届くか否かを判定する(M114)。
詳しくは、情報管理サーバ50は、カートリッジの発注の直前に受信したインク情報、つまり、その発注を行うか否かの判定の基となったインク情報に応じたインクの残量と、データ記憶領域62に記憶されているインクの使用頻度とに基づいて、そのインク情報に応じたインクが無くなると想定される日を演算する。そして、配送管理サーバ70から受信した配送情報により示される到達予想日が、インクが無くなると想定される日以前であれば、発注処理により発送されたカートリッジが間に合うと判定される。一方、配送情報により示される到達予想日が、インクが無くなると想定される日より後であれば、発注処理により発送されたカートリッジが間に合わないと判定される。なお、カートリッジの発注の直前にインク情報を受信した際に、図5で説明した一次回帰直線L1を更新して、カートリッジが間に合うか否かの判定を行ってもよい。
M114の判定において、発注処理により発送されたカートリッジが間に合わないと判定された場合(M114のNO)には、情報管理サーバ50は、問い合わせ画面の表示指示を、プリンタ10に送信する(M116)。プリンタ10は、表示指示を受信すると、指示に従って、問い合わせ画面(図示省略)をディスプレイ16に表示する(M118)。問い合わせ画面には、カートリッジを発注しているが、そのカートリッジがユーザに届く前にプリンタ10でインクが無くなると想定される旨のコメントが表示される。さらに、問い合わせ画面には、節約モードでの印刷処理を行ってもよいか否かのコメントと、YESボタンと、NOボタンとが表示される。YESボタンは、節約モードでの印刷処理を許容する際に操作されるボタンであり、NOボタンは、節約モードでの印刷処理を許容しない際に操作されるボタンである。なお、節約モードでの印刷処理は、後に詳しく説明するが、インクの使用量を節約した状態で行われる印刷処理である。
この際、ユーザは、問い合わせ画面を確認し、YESボタン、若しくは、NOボタンを操作する(M120)。そして、プリンタ10は、操作結果を情報管理サーバ50に送信する(M122)。情報管理サーバ50は、操作結果を受信すると、その操作結果に基づいて、節約モードでの印刷処理が許容されたか否かを判定する(M124)。この判定において、節約モードでの印刷処理が許容されない場合(M124のNO)には、情報管理サーバ50は、インク情報の送信待ち状態となる(M104以降の処理)。
一方、節約モードでの印刷処理が許容された場合(M124のYES)には、情報管理サーバ50は、節約モードでの印刷処理の実行指示を、プリンタ10に送信する(M126)。詳しくは、情報管理サーバ50は、発注処理により発送されたカートリッジが間に合うか否かの判定、つまり、M114の判定で用いられたインク情報とともに送信されたシリアルIDを抽出し、そのシリアルIDと関連付けてデータ記憶領域62に記憶されているプリンタ性能情報を参照する。そして、そのプリンタ性能情報に応じて節約モードを決定する。
具体的には、指示の対象のプリンタが、例えば、インクジェット式の印刷装置であり、高画質印刷処理と通常の画質の印刷処理とを選択的に実行可能な印刷装置である場合には、節約モードとして、高画質印刷処理の実行を禁止し、通常の画質の印刷処理のみを実行する作動モードが決定される。また、指示の対象のプリンタが、例えば、レーザ式の印刷装置であり、トナーの使用量を抑制した抑制印刷処理と抑制しない通常の印刷処理とを選択的に実行可能な印刷装置である場合には、節約モードとして、通常の印刷処理の実行を禁止し、抑制印刷処理のみを実行する作動モードが決定される。そして、決定された節約モードでの印刷処理の実行指示が、プリンタ10に送信される。なお、プリンタ10には、高画質印刷処理の実行を禁止し、通常の画質の印刷処理のみを実行する節約モードでの印刷処理の実行指示が送信される。
プリンタ10は、節約モードでの印刷処理の実行指示を受信すると、受信した節約モードに従って印刷処理を実行するべく、プリンタ10の作動モードを変更する(M128)。そして、プリンタ10は、作動モードを変更した旨の情報を情報管理サーバ50に送信する(M130)。これにより、プリンタ10では、インクの使用が抑制され、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届くまで、プリンタ10でのインク切れの発生を抑制することが可能となる。また、通信システム1では、節約モードでの印刷処理を行ってもよいか否かが、ユーザに問い合わされ、節約モードでの印刷処理の実行が許容された場合にのみ、節約モードでの印刷処理が実行される。これにより、ユーザの意思を尊重することが可能となる。
また、ユーザがプリンタ10を使用する頻度は、当然、一定ではなく、状況に応じて変化する。このため、例えば、発注処理により発送されたカートリッジが間に合うか否かの判定、つまり、M114の判定において、カートリッジが間に合うと判定された場合であっても、その判定の後に、プリンタ10の使用頻度が多くなると、カートリッジの到着の前にプリンタ10においてインク切れが発生する虞がある。また、M114の判定において、カートリッジが間に合うと判定された場合であっても、カートリッジの配送が、天候、渋滞等により遅れ、カートリッジの到着の前にプリンタ10においてインク切れが発生する虞がある。このため、情報管理サーバ50は、カートリッジが間に合うと判定された場合であっても、インク情報を受信する毎に、カートリッジが間に合うか否かの判定を行う。
具体的には、カートリッジの発注を行って、M114において、カートリッジが間に合うと判定された後に(M114のYES)、プリンタ10から情報管理サーバ50にインク情報が送信された場合(図3参照:M132)には、情報管理サーバ50は、配送情報の要求を配送管理サーバ70に送信する(M134)。配送管理サーバ70は、発送したカートリッジの配送状況を逐次、取得しているため、配送情報の要求を受信すると、最新の到達予想日を、配送情報として情報管理サーバ50に送信する(M136)。
そして、情報管理サーバ50は、配送情報を受信すると、その配送情報と、M132で受信したインク情報とに基づいて、カートリッジが間に合うか否かを判定する(M138)。なお、判定手法は、M114と同じであるため、説明を省略する。そして、カートリッジが間に合うと判定された場合には、M132〜M138の処理が繰り返される。つまり、インク情報を受信する毎に、カートリッジが間に合うか否かが判定される。一方、カートリッジが間に合わないと判定された場合には、M116〜M130の処理が実行される。つまり、プリンタ10において、問い合わせ画面が表示され、問い合わせ画面のYESボタンが操作されることで、節約モードでの印刷処理が実行される。
このように、通信システム1では、カートリッジの発注後に受信したインク情報、つまり、インクの使用状況が変化した場合には、その使用状況に応じたインク情報と、カートリッジの発注後に受信した配送情報、つまり、配送状況が変化した場合には、その配送状況に応じた配送情報とに基づいて、カートリッジが間に合うか否かの判定が行われる。そして、その判定において、カートリッジが間に合わないと判定された場合に、上述した手順に従って、節約モードでの印刷処理が実行される。これにより、ユーザのプリンタ10の使用状況、カートリッジの配送状況が変化した場合であっても、カートリッジの到着の前のインク切れの発生を抑制することが可能となる。
また、通信システム1では、カートリッジの発注後に受信したインク情報と、カートリッジの発注後に受信した配送情報とに基づいて、カートリッジが間に合わないと判定された場合、つまり、M138でカートリッジが間に合わないと判定された場合には、その判定に応じて実行される節約モードは、先に説明した節約モードと異なるモードとなる。詳しくは、M138でカートリッジが間に合わないと判定され、M116〜M122の処理が実行された後に、M124で節約モードでの印刷処理が許容された場合に、プリンタ性能情報と、判定の基となったインク情報に応じたインクの種類に基づいて、節約モードが決定される。この際、決定される節約モードは、上述した節約モードより更に、インクを節約する作動モードとなる。
具体的には、指示の対象のプリンタが、例えば、カラー印刷処理を実行可能な印刷装置であり、判定の基となったインク情報に応じたインク、つまり、インク切れになる可能性の高いインクの色が黒色である場合には、節約モードとして、黒色のインクを使用する代わりに、黒色以外の色(黄色、マゼンタ色、シアン色)のインクを混合して印刷処理を実行する作動モードが決定される。また、指示の対象のプリンタが、例えば、カラー印刷処理とモノクロ印刷処理とを選択的に実行可能な印刷装置であり、インク切れになる可能性の高いインクの色が黒色以外の色である場合には、節約モードとして、カラー印刷処理の実行を禁止し、モノクロ印刷処理のみを実行する作動モードが決定される。
つまり、M114でカートリッジが間に合わないと判定された場合に、その判定に応じて実行される節約モードは、高画質印刷処理を禁止する節約モード、若しくは、トナーの使用量を抑制する節約モードであり、インク切れになる可能性の高いインク若しくは、トナーの使用が抑制される。一方、M138でカートリッジが間に合わないと判定された場合に、その判定に応じて実行される節約モードは、黒色のインクの代わりに、黒色以外の色のインクを混合してカラー印刷処理を実行する節約モード、若しくは、カラー印刷処理を禁止する節約モードであり、インク切れになる可能性の高いインクの使用が禁止される。これは、発注後にプリンタ10の使用頻度、配送状況等が変化した場合に、カートリッジが届く前に、インク切れが発生する可能性が高いためである。これにより、確実に、カートリッジが届く前のインク切れの発生を防止することが可能となる。
また、通信システム1では、モード復帰条件を満たした場合に、プリンタ10での節約モードが解除され、通常の作動モードに戻される。詳しくは、情報管理サーバ50が、判定の基となったインク情報に応じたインク、つまり、インク切れになる可能性の高いインクが充填されたカートリッジが、交換されたか否かを判定する。この判定では、例えば、定期的に受信するインク情報に応じたインクの残量が多くなった場合に、カートリッジが交換されたと判定される。具体的には、今回受信したインク情報に応じたインクの残量が、前回受信したインク情報に応じたインクの残量に閾値を加算した値より多くなっている場合に、カートリッジが交換されたと判定される。また、インク情報に含まれるカートリッジ交換回数が増えた場合に、カートリッジが交換されたと判定される。具体的には、今回受信したインク情報に含まれるカートリッジ交換回数が、前回受信したインク情報に含まれるカートリッジ交換回数より多くなっている場合に、カートリッジが交換されたと判定される。このように、カートリッジが交換されたと判定された場合に、モード復帰条件を満たしたと判定される。
また、情報管理サーバ50は、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届いたか否かを判定する。この判定は、配送情報に基づいて判定される。配送管理サーバ70には、カートリッジがユーザに届いた場合に、配送が完了した旨の情報が配送会社から送信される。このため、配送管理サーバ70は、情報管理サーバ50からの配送情報の要求に応じて、配送が完了した旨の情報を、配送情報として送信する。このため、情報管理サーバ50は、配送情報として、配送が完了した旨の情報を受信した場合に、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届いたと判定する。このように、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届いた場合に、モード復帰条件を満たしたと判定される。
また、既に取得していた配送日数から、明らかに配送されているであろうと推定できた場合に、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届いたと判定することが可能である。具体的には、例えば、配送日数が3日と取得されていて、発注をかけてから既に7日経っていた場合に、発注処理により発送されたカートリッジが、ユーザの手元に届いたと判定することが可能である。
このように、通信システム1では、モード復帰条件を満たしているか否かが判定され(図3参照:M150)、モード復帰条件を満たしていると判定された場合に、情報管理サーバ50は、節約モードを解除する旨の指示をプリンタ10に送信する(M152)。節約モードの解除指示を受信したプリンタ10は、指示に従って、節約モードを解除し、プリンタ10の作動モードを通常のモードに変更する(M154)。そして、プリンタ10は、作動モードを変更した旨の情報を情報管理サーバ50に送信する(M156)。これにより、適切なタイミングで、プリンタ10の作動モードを通常のモードに戻すことが可能となる。
<制御プログラム>
上述した処理は、情報管理サーバ50のCPU52において制御プログラム60が実行されることによって行われる。以下に、図4乃至図7を用いて、制御プログラム60が実行される際のフローを説明する。
CPU52により制御プログラム60が実行されると、図4に示すように、プリンタ10との間で通信が確立される(S100)。次に、情報管理サーバ50は、プリンタ10からのプリンタ性能情報の受信待ち状態となる(S102)。そして、プリンタ10からプリンタ性能情報を受信したか否かが、CPU52によって判断される(S104)。プリンタ性能情報を受信していない場合(S104のNO)には、S102に戻る。一方、プリンタ性能情報を受信している場合(S104のYES)には、受信したプリンタ性能情報がデータ記憶領域62に記憶される(S106)。
続いて、情報管理サーバ50は、プリンタ10からのインク情報の受信待ち状態となる(S108)。そして、プリンタ10からインク情報を受信したか否かが、CPU52によって判断される(S110)。インク情報を受信していない場合(S110のNO)には、S108に戻る。一方、インク情報を受信している場合(S110のYES)には、受信したインク情報が分析される(S112)。そして、インク情報の分析により得られたインクの残量に関する情報と、インクの使用頻度とが、インク使用状態としてデータ記憶領域62に記憶される(S114)。なお、インク情報を受信した日時情報も、インク使用状態と関連付けてデータ記憶領域62に記憶される。
次に、カートリッジの交換が行われたか否かが、CPU52によって判断される(S116)。カートリッジの交換が行われていない場合(S116のNO)には、カートリッジの発注が行われているか否かが、CPU52によって判断される(S118)。カートリッジの発注が行われていない場合(S118のNO)には、S120で記憶したインク残量が閾量以下であるか否かが、CPU52によって判断される(S120)。そして、インク残量が閾量を超えている場合(S120のNO)には、S108に戻る。
一方、インク残量が閾量以下である場合(S120のYES)には、配送管理サーバ70にカートリッジが発注される(S122)。続いて、情報管理サーバ50は、配送管理サーバ70へのカートリッジの発注に応じて、配送管理サーバ70から配送情報を受信する(S124)。そして、直近に受信した配送情報と、直近に受信したインク情報とに基づいて、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届くか否かが、CPU52によって判断される(S126)。プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届く場合(S126のYES)には、S108に戻る。
一方、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届かない場合(S126のNO)には、問い合わせ画面の表示指示がプリンタ10に送信される(S128)。次に、情報管理サーバ50は、表示指示の返信として、プリンタ10からの問い合わせ結果を受信する(S130)。そして、受信した問い合わせ結果に基づいて、節約モードでの印刷処理の実行が許容されているか否かが、CPU52によって判断される(S132)。この際、節約モードでの印刷処理の実行が許容されていない場合(S132のNO)には、S108に戻る。
一方、節約モードでの印刷処理の実行が許容されている場合(S132のYES)には、節約モードでの印刷処理の実行指示が、プリンタ10に送信される(S134)。そして、プリンタ10での作動モードが、節約モードとして、データ記憶領域62に記憶され(S136)、S108に戻る。
また、S118でカートリッジの発注が行われている場合(S118のYES)には、プリンタ10の作動モードが節約モードであるか否かが、CPU52によって判断される(S138)。プリンタ10の作動モードが節約モードでない場合(S138のNO)には、配送情報の送信要求が配送管理サーバ70に送信される(S140)。そして、S124以降の処理が実行される。
一方、プリンタ10の作動モードが節約モードである場合(S138のYES)には、配送情報の送信要求が配送管理サーバ70に送信される(S142)。情報管理サーバ50は、配送情報の送信要求の返信として、配送情報を配送管理サーバ70から受信する(S144)。そして、受信した配送情報に基づいて、発注されたカートリッジがユーザの手元に届いているか否かが、CPU52によって判断される(S146)。この際、発注されたカートリッジがユーザの手元に届いていない場合(S146のNO)には、S108に戻る。
一方、発注されたカートリッジがユーザの手元に届いている場合(S146のYES)には、節約モードでの印刷処理の実行の解除指示が、プリンタ10に送信される(S148)。そして、プリンタ10での作動モードが、通常のモードとして、データ記憶領域62に記憶され(S150)、S108に戻る。
また、S116でカートリッジの交換が行われている場合(S116のYES)には、プリンタ10の作動モードが節約モードであるか否かが、CPU52によって判断される(S152)。プリンタ10の作動モードが節約モードでない場合(S152のNO)には、S108に戻る。一方、プリンタ10の作動モードが節約モードである場合(S152のYES)には、S148以降の処理が実行される。
なお、S110を実行するCPU52は、第1受信手段の一例である。S116を実行するCPU52は、第3判断手段の一例である。S120を実行するCPU52は、第1判断手段の一例である。S122を実行するCPU52は、第1送信手段の一例である。S124を実行するCPU52は、第2受信手段の一例である。S126を実行するCPU52は、第2判断手段の一例である。S128を実行するCPU52は、第5送信手段の一例である。S134を実行するCPU52は、第2送信手段の一例である。S146を実行するCPU52は、第4判断手段の一例である。S148を実行するCPU52は、第3送信手段および、第4送信手段の一例である。
<第2実施形態>
第2実施形態に係る通信システム100は、図8に示すように、プリンタ(本発明の画像記録装置の一例)10、管理サーバ(本発明のサーバ装置の一例)110を備える。第2実施形態のプリンタ10は、読取部102を有していることを除いて、第1実施形態のプリンタ10と同じである。このため、読取部102についてのみ、説明する。プリンタ10で用いられるカートリッジには、そのカートリッジを識別するためのシリアルID(以下、「カートリッジID」と記載する場合がある)(本発明の消耗品識別情報の一例)が記憶されたICチップが貼付されている。読取部102は、プリンタ10に装着されているカートリッジのICチップからカートリッジIDを読み取る。そして、このカートリッジIDを用いて、プリンタ10でカートリッジの交換が行われたか否かが判定される。
詳しくは、プリンタ10において、検出センサ22によりインクの残量が検出される際に、読取部102によりカートリッジIDが読み取られている。そして、プリンタ10から管理サーバ110に送信されるインク情報に、そのカートリッジIDが含まれる。情報管理サーバ50は、受信したインク情報を分析する際に、インク情報に含まれるカートリッジIDを記憶しており、インク情報を受信する毎に、そのインク情報に含まれるカートリッジIDが、前回記憶したカートリッジIDと同じであるか否かを判定している。そして、インク情報に含まれるカートリッジIDが、前回記憶したカートリッジIDと異なる場合に、プリンタ10においてカートリッジの交換が行われたと判定する。
また、第2実施形態の管理サーバ110は、CPU(本発明の第2制御部の一例)112、記憶部114、ネットワークI/F(本発明の第2通信部の一例)116を主に備えており、これらの構成要素は、入出力ポート118を介して互いに通信可能とされている。ただし、それらCPU112、記憶部114、ネットワークI/F116、入出力ポート118は、第1実施形態の情報管理サーバ50のCPU52、記憶部54、ネットワークI/F56、入出力ポート58と同じであるため、説明を省略する。
第2実施形態の管理サーバ110は、第1実施形態の情報管理サーバ50と配送管理サーバ70とが一体的に構成されたサーバである。つまり、管理サーバ110は、第1実施形態の情報管理サーバ50と同様に、プリンタ10からインク情報を受信し、受信したインクに基づいて、カートリッジの発注条件を充足するか否かの判定を行う。また、管理サーバ110は、カートリッジの発注条件が満たされると判定された場合に、インク情報と配送情報とに基づいて、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届くか否かの判定も行う。さらに、管理サーバ110は、第1実施形態の配送管理サーバ70と同様に、配送業者への配送指令も行う。このため、管理サーバ110には、プリンタ毎のシリアルIDとユーザIDとが関連付けて登録されている。
このような構成により、第2実施形態の通信システム100においても、第1実施形態の通信システム1と同様のインクの管理サービスが行われる。ただし、第1実施形態の情報管理サーバ50では、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届かないと判定された場合に、問い合わせ画面の表示指示が、プリンタ10に送信され、プリンタ10において、節約モードでの印刷処理の実行を許容する旨の操作がなされた場合に、情報管理サーバ50が、節約モードでの印刷処理の実行指示をプリンタ10に送信する。一方、第2実施形態の管理サーバ110では、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届かないと判定された場合に、選択画面の表示指示がプリンタ10に送信され、プリンタ10は、選択画面での操作内容に応じて、節約モードでの印刷処理を実行する。
具体的には、第2実施形態の管理サーバ110は、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届かないと判定された場合に、選択画面の表示指示をプリンタ10に送信する。なお、管理サーバ110は、選択画面の表示指示とともに、選択画面の操作に応じた節約モードでの記録処理の実行指示もプリンタ10に送信する。そして、プリンタ10は、選択画面をディスプレイ16に表示する。選択画面には、カートリッジを発注しているが、そのカートリッジがユーザに届く前にプリンタ10でインクが無くなると想定される旨のコメントが表示される。さらに、選択画面には、複数種類の節約モードのうちの任意の節約モードでの印刷処理を行ってもよいかを問い合わるコメントと、複数の節約モード選択ボタンと、NOボタンとが表示される。
複数の節約モード選択ボタンは、複数種類の節約モードのうちの任意の節約モードを選択するためのボタンである。詳しくは、複数の節約モード選択ボタンには、例えば、高画質印刷処理を禁止する節約モードを選択するための第1選択ボタンと、カラー印刷処理を禁止する節約モードを選択するための第2選択ボタンとがある。そして、第1選択ボタンが操作されると、プリンタ10は、選択画面の表示指示とともに受信した実行指示に従って、作動モードを、高画質印刷処理を禁止する節約モードに変更する。一方、第2選択ボタンが操作されると、プリンタ10は、選択画面の表示指示とともに受信した実行指示に従って、作動モードを、カラー印刷処理を禁止する節約モードに変更する。なお、NOボタンは、節約モードでの印刷処理を許容しない際に操作されるボタンであり、NOボタンが操作された場合には、プリンタ10において節約モードでの印刷処理は実行されない。
このように、第2実施形態通信システム100では、管理サーバ110が、選択画面の表示指示とともに、選択画面の操作に応じた節約モードでの記録処理の実行指示もプリンタ10に送信することで、プリンタ10において節約モードの実行が選択された場合に、作動モードが節約モードに変更される。これにより、プリンタ10と管理サーバ110との間の送受信の回数を減らすことが可能となる。また、第2実施形態の通信システム100では、ユーザが、複数種類の節約モードの中から任意の節約モードを選択し、その選択された節約モードでの印刷処理が実行される。これにより、ユーザの意思を尊重することが可能となる。
なお、上記第2実施形態の管理サーバ110における処理は、管理サーバ110のCPU112において、制御プログラム120が実行されることによって行われる。以下に、図9乃至図12を用いて、制御プログラム120が実行される際のフローを説明する。ただし、CPU112で実行されるフローでは、第1実施形態の情報管理サーバ50のCPU52で実行されるフローと共通する処理があるため、共通する処理に関しては、簡略して説明する。
CPU112により制御プログラム120が実行されると、S200〜S220の処理が実行されるが、S200〜S220の処理は、図4及び図5のS100〜S120の処理と同じであるため、説明を省略する。ただし、S216でのカートリッジの交換が行われたか否かの判定は、上述したように、読取部102によって読み取られたカートリッジIDに基づいて行われる。また、S220でインク残量が閾量以下であると判断された場合(S220のYES)には、管理サーバ110は、カートリッジのユーザへの配送を配送業者に発注することを決定し、配送業者にその旨を出力する(S222)。そして、管理サーバ110は、自身でカートリッジの到達予想日を演算し、その到達予想日を、配送情報として取得する(S224)。
続いて、直近に受信した配送情報と、直近に受信したインク情報とに基づいて、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届くか否かが、CPU52によって判断される(S226)。プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届く場合(S226のYES)には、S208に戻る。一方、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届かない場合(S226のNO)には、選択画面の表示指示と、選択画面の操作に応じた節約モードでの記録処理の実行指示とがプリンタ10に送信される(S228)。
次に、管理サーバ110は、表示指示および実行指示の返信として、プリンタ10からの操作結果を受信する(S230)。この操作結果は、プリンタ10において選択画面で操作されたボタンの操作結果である。そして、管理サーバ110は、受信した操作結果に応じたプリンタ10での作動モードがデータ記憶領域122に記憶される(S236)。つまり、操作結果が節約モード選択ボタンの操作を示している場合には、プリンタ10の作動モードとして、節約モードがデータ記憶領域122に記憶され、操作結果がNOボタンの操作を示している場合には、プリンタ10の作動モードとして、通常のモードがデータ記憶領域122に記憶される。そして、S208に戻る。
また、S218でカートリッジの発注が決定されている場合(S218のYES)には、プリンタ10の作動モードが節約モードであるか否かが、CPU52によって判断される(S238)。プリンタ10の作動モードが節約モードでない場合(S238のNO)には、224以降の処理が実行される。
一方、プリンタ10の作動モードが節約モードである場合(S238のYES)には、管理サーバ110は、自身でカートリッジの到達予想日を演算し、その到達予想日を、配送情報として取得する(S244)。そして、S246以降の処理が実行されるが、S246以降の処理は、図7のS146以降の処理と同じであるため、説明を省略する。
なお、S210を実行するCPU112は、第3受信手段の一例である。S220を実行するCPU112は、第5判断手段の一例である。S222を実行するCPU112は、決定手段の一例である。S224を実行するCPU112は、取得手段の一例である。S226を実行するCPU112は、第6判断手段の一例である。S228を実行するCPU112は、第6送信手段の一例である。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る通信システム300は、図13に示すように、プリンタ(本発明の画像記録装置の一例)10、パーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)200(本発明の情報処理装置の一例)、配送管理サーバ70を備える。第3実施形態のプリンタ10,配送管理サーバ70は、第1実施形態と同じである。
第3実施形態の管理サーバ110は、CPU(本発明の第1制御部の一例)202、記憶部204、ネットワークI/F(本発明の第1通信部の一例)206、ディスプレイ220を主に備えており、これらの構成要素は、入出力ポート208を介して互いに通信可能とされている。ただし、それらCPU202、記憶部204、ネットワークI/F206、入出力ポート208は、第1実施形態の情報管理サーバ50のCPU52、記憶部54、ネットワークI/F56、入出力ポート58と同じであるため、説明を省略する。ディスプレイ220は第1実施形態のプリンタ10のディスプレイ16と同じであるため、説明を省略する。
第3実施形態のPC200は、第1実施形態の情報管理サーバ50と同様の役割を担う。具体的には、第1実施形態の情報管理サーバ50と同様に、プリンタ10からインク情報を受信し、受信したインクに基づいて、カートリッジの発注条件を充足するか否かの判定を行う。また、PC200は、カートリッジの発注条件が満たされると判定された場合に、インク情報と配送情報とに基づいて、プリンタ10で使用中のインクが無くなる前に、発注済みのカートリッジがユーザの手元に届くか否かの判定も行う。さらに、PC200は、第1実施形態の配送管理サーバ70と同様に、配送業者への配送指令も行う。このため、PC200には、プリンタ毎のシリアルIDとユーザIDとが関連付けて登録されている。
このような構成により、第3実施形態の通信システム100においても、第1実施形態の通信システム1と同様のインクの管理サービスが行われる。
具体的には、第1実施形態にて情報管理サーバ70が行っていた図6〜図9の処理を、PC200のCPU202が行う。以下、第1実施形態と同様の点については説明を省略し、異なる点のみ説明する。
また、図8のS128において、問い合わせ画面をプリンタ10に送信する。なお、ここでは問い合わせ画面をプリンタ10に送信することなく、PC200のディスプレイ220に表示してもよい。そしてS130では、PC200のディスプレイ220を介して問い合わせの結果を受け付けてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、上記実施形態では、節約モードとして、高画質印刷処理の実行を禁止するモード、カラー印刷処理の実行を禁止するモード等のモードが採用されているが、他の種々のモードを採用することが可能である。例えば、ノズルクリーンの実行を禁止するモード、印刷位置のズレを補正するための試し印刷の実行を禁止するモード等、種々のモードを採用することが可能である。
また、上記実施形態では、情報管理サーバ50は、インク情報を、ネットワークにつながるプリンタ10から直接的に受信しているが、PC等を経由して、間接的にインク情報を受信してもよい。つまり、プリンタ10がUSBやLANやワイヤレスLAN等でPCにつながっていて、PCからプリンタ10のインク情報が情報管理サーバ50に送信されてもよい。このため、本発明の「第1通信部」等は、画像記録装置と直接通信を行うだけでなく、画像記録装置と間接的に通信を行うことも可能である。
また、上記実施形態では、本発明の消耗品として、インク等の印刷用紙に付着される記録材が採用されているが、印刷処理の実行により作動するギヤ等の部品、廃液を貯めるためのトレイ等を消耗品として採用することが可能である。
また、上記実施形態では、情報管理サーバ50は1つのウェブサーバにより構成されているが、複数のウェブサーバにより構成されてもよい。
また、上記実施形態では、CPU52、CPU112等によって図4乃至図7、および、図9乃至図12に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12、CPU112等に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU等やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。
10:プリンタ、50:情報管理サーバ、52:CPU、56:ネットワークI/F、70:配送管理サーバ、110:管理サーバ、112:CPU、116:ネットワークI/F

Claims (21)

  1. 記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と外部装置と通信を行う第1通信部と、
    第1制御部と、
    を備え、
    前記第1制御部は、
    前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第1通信部を介して受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、前記第1通信部を介して、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注に関する発注情報を含む発注情報を前記外部装置に送信する第1送信手段と、
    前記第1送信手段により送信された発注情報に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を、前記外部装置から、前記第1通信部を介して受信する第2受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第2送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2判断手段は、
    前記第1送信手段により発注が送信される前に前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、判断を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2判断手段は、
    前記第1送信手段により発注が送信された後に前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、判断を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2送信手段は、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、前記画像記録装置の性能と消耗品の種類との少なくとも一方に応じた態様で消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2判断手段は、
    前記第1送信手段により発注が送信される前に前記第1受信手段が受信した第1消耗品情報、及び、前記第1送信手段により発注が送信された後に前記第1受信手段が受信した第2消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断し、
    前記第2送信手段は、
    前記第1消耗品情報に基づいて前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、第1の態様で消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信し、前記第2消耗品情報に基づいて前記第2判
    断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、前記第1の態様と異なる第2の態様で消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1制御部は、
    前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が交換されたか否かを判断する第3判断手段と、
    前記第3判断手段により消耗品が交換されたと判断された場合に、前記前記第2送信手段により送信された消耗品を節約して記録処理を行わせる指示の解除を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第3送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記消耗品情報は、消耗品を識別するための消耗品識別情報を含み、
    前記第1受信手段は、
    消耗品情報を受信した後に、再度、消耗品情報を受信し、
    前記第3判断手段は、
    2回目に受信した消耗品情報に含まれる消耗品識別情報が1回目に受信した消耗品情報に含まれる消耗品識別情報と異なる場合、若しくは、2回目に受信した消耗品情報が示す消耗品の残量が1回目に受信した消耗品情報が示す消耗品の残量より、閾値分、多い場合に、消耗品が交換されたと判断することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記消耗品情報は、消耗品の交換回数に関する交換回数情報を含み、
    前記第1受信手段は、
    消耗品情報を受信した後に、再度、消耗品情報を受信し、
    前記第3判断手段は、
    2回目に受信した消耗品情報に含まれる交換回数情報が1回目に受信した交換回数情報より多い場合に、消耗品が交換されたと判断することを特徴とする請求項6又は7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1制御部は、
    前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送された消耗品が既にユーザに到達しているか否かを、第2受信手段が受信した配送情報に基づいて判断する第4判断手段と、
    前記第4判断手段により消耗品が既にユーザに到達していると判断された場合に、前記前記第2送信手段により送信された消耗品を節約して記録処理を行わせる指示の解除を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第4送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1制御部は、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約した記録処理の実行を許容できるか否かの問い合わせを、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第5送信手段を有し、
    前記第2送信手段は、
    前記第5送信手段により送信された問い合わせの返信として、消耗品を節約した記録処理の実行を許容できる旨の返信を受信したことを条件として、消耗品を節約した記録処理の実行指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第2送信手段は、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約した記録処理の実行を許容できるか否かの問い合わせと、消耗品を節約した記録処理の実行が許容された場合に消耗品を節約した記録処理を実行する旨の指示とを、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記第2送信手段は、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、複数の態様での消耗品を節約した記録処理のうちの何れか1の態様での消耗品を節約した記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記消耗品情報は、
    前記画像記録装置を識別するための装置識別情報と、消耗品を識別するための消耗品識別情報との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記発注情報は、
    前記画像記録装置を識別するための装置識別情報と、消耗品を識別するための消耗品識別情報との少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記配送情報は、消耗品がユーザに到達するまでの配送日数を含むことを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記第1受信手段は、
    定期的に前記消耗品情報を受信し、
    前記第2判断手段は、
    前記第1受信手段が定期的に受信した消耗品情報に含まれる消耗品の残量に関する情報から算出される消耗品の使用傾向に基づいて、消耗品が使用不可能な量に達するまでの期間を算出し、当該算出した期間が、前記第2受信手段が受信した配送情報に含まれる配送日数より短い場合に、発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達しないと判断することを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記情報処理装置は、サーバ装置であることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記情報処理装置は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする請求項1乃至16の何れか1項に記載の情報処理装置。
  19. 記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と通信を行う第2通信部と、
    第2制御部と、
    を備え、
    前記第2制御部は、
    前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第2通信部を介して受信する第3受信手段と、
    前記第3受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第5判断手段と、
    前記第5判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注を、行うことを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を取得する取得手段と、
    前記第3受信手段が受信した消耗品情報と、前記取得手段が取得した配送情報とに基づいて、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第6判断手段と、
    前記第6判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第2通信部を介して前記画像記録装置に送信する第6送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  20. 記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と外部装置と通信を行う第1通信部と、
    第1制御部と、
    を備え、
    前記第1制御部は、
    前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第1通信部を介して受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、前記第1通信部を介して、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注に関する発注情報を含む発注情報を前記外部装置に送信する第1送信手段と、
    前記第1送信手段により送信された発注情報に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を、前記外部装置から、前記第1通信部を介して受信する第2受信手段と、
    前記第1受信手段が受信した消耗品情報と、前記第2受信手段が受信した配送情報とに基づいて、前記第1受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記第1送信手段により送信された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第1通信部を介して前記画像記録装置に送信する第2送信手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
  21. 記録紙への画像の記録処理を行う画像記録装置と通信を行う第2通信部と、
    第2制御部と、
    を備え、
    前記第2制御部は、
    前記画像記録装置で用いられる消耗品の残量に関する情報を含む消耗品情報を、前記第2通信部を介して受信する第3受信手段と、
    前記第3受信手段が受信した消耗品情報に基づいて、当該消耗品情報に応じた消耗品の発注を行うための発注条件を満たしているか否かを判断する第5判断手段と、
    前記第5判断手段により発注条件を満たしていると判断された場合に、消耗品情報の送信元である画像記録装置のユーザに消耗品を配送する発注を、行うことを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品の配送に関する配送情報を取得する取得手段と、
    前記第3受信手段が受信した消耗品情報と、前記取得手段が取得した配送情報とに基づいて、前記第3受信手段が受信した消耗品情報に応じた消耗品が無くなる前に、前記決定手段により決定された発注に応じて配送される消耗品がユーザに到達するか否かを判断する第6判断手段と、
    前記第6判断手段により消耗品がユーザに到達しないと判断された場合に、消耗品を節約して記録処理を行うための指示を、前記第2通信部を介して前記画像記録装置に送信する第6送信手段と、
    を有することを特徴とするサーバ装置。
JP2016033965A 2015-03-31 2016-02-25 情報処理装置 Pending JP2016194906A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015073935 2015-03-31
JP2015073935 2015-03-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016194906A true JP2016194906A (ja) 2016-11-17

Family

ID=57323123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016033965A Pending JP2016194906A (ja) 2015-03-31 2016-02-25 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016194906A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019084807A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 ブラザー工業株式会社 印刷装置、収納体管理システム、印刷処理プログラム、及び、収納体管理プログラム
JP2019136972A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 ブラザー工業株式会社 制御装置及びプログラム
JP2019166751A (ja) * 2018-03-24 2019-10-03 ブラザー工業株式会社 印刷装置、および、システム
US10627765B2 (en) * 2018-05-10 2020-04-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing device ordering cartridges for replacement with cartridges currently mounted in printing device
US11714982B2 (en) 2021-04-28 2023-08-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing device, print processing system, and print processing method
US11858280B2 (en) 2020-01-31 2024-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus with consumable related ordering, ordering system, and control method
JP7468187B2 (ja) 2020-06-25 2024-04-16 ブラザー工業株式会社 プリンタ及び通信システム
US11968336B2 (en) 2021-09-21 2024-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method of printing apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292830A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置及びプログラム
JP2011242585A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013061880A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Sharp Corp 画像形成装置の管理装置、画像形成装置、消耗品のメンテナンスシステム、プログラムおよび記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292830A (ja) * 2005-04-06 2006-10-26 Canon Inc 画像形成装置及びプログラム
JP2011242585A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013061880A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Sharp Corp 画像形成装置の管理装置、画像形成装置、消耗品のメンテナンスシステム、プログラムおよび記録媒体

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019084807A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 ブラザー工業株式会社 印刷装置、収納体管理システム、印刷処理プログラム、及び、収納体管理プログラム
JP2019136972A (ja) * 2018-02-13 2019-08-22 ブラザー工業株式会社 制御装置及びプログラム
JP7073768B2 (ja) 2018-02-13 2022-05-24 ブラザー工業株式会社 制御装置及びプログラム
JP2019166751A (ja) * 2018-03-24 2019-10-03 ブラザー工業株式会社 印刷装置、および、システム
JP7037115B2 (ja) 2018-03-24 2022-03-16 ブラザー工業株式会社 印刷装置、および、システム
US10627765B2 (en) * 2018-05-10 2020-04-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Information processing device ordering cartridges for replacement with cartridges currently mounted in printing device
US11858280B2 (en) 2020-01-31 2024-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus with consumable related ordering, ordering system, and control method
JP7468187B2 (ja) 2020-06-25 2024-04-16 ブラザー工業株式会社 プリンタ及び通信システム
US11714982B2 (en) 2021-04-28 2023-08-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing device, print processing system, and print processing method
US11968336B2 (en) 2021-09-21 2024-04-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing apparatus and control method of printing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016194906A (ja) 情報処理装置
JP6528512B2 (ja) サーバ装置、および制御プログラム
JP6691675B2 (ja) 制御プログラム、および制御装置
JP6365376B2 (ja) サーバ装置、および制御プログラム
JP6676992B2 (ja) 情報処理装置
US10810651B2 (en) Information processing apparatus for automatic ordering of consumable items
JP4375423B2 (ja) 画像処理装置
JP6582756B2 (ja) 画像記録装置、および制御プログラム
US20160062293A1 (en) Device Management Apparatus, Recording Medium and Device Management Method That Enables To Supply Replenishing or Replacement Efficiently
JP2006313226A (ja) 画像形成装置及びトナー管理システム並びにトナー管理プログラム
US20170277485A1 (en) Multi-worker approach for printer data collection in timely situations
JP7125003B2 (ja) 情報処理装置、コンピュータプログラム、および、発注方法
CN108621612B (zh) 印刷装置及信息收集发送方法
JP6776720B2 (ja) プログラム及び情報処理端末
JP2010094920A (ja) 画像形成装置
JP2018156244A (ja) サーバ、制御プログラム、およびデバイス
WO2011108581A1 (ja) プリンタ状態通知システム
WO2015056640A1 (ja) 画像形成装置及び情報通知方法
JP6755512B2 (ja) サーバ装置、および制御プログラム
JP6511940B2 (ja) 情報処理装置
US20230367523A1 (en) Recording device, recording system and control method therefor
US11968336B2 (en) Printing apparatus and control method of printing apparatus
US20230286284A1 (en) Image recording apparatus and storage medium storing consumable order processing program
WO2024019134A1 (en) Image forming apparatus and control method
JP2017076314A (ja) 管理装置、管理システム、交換判断方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160307

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200107