JP2016193733A - 巻き付けラベルの作成処理プログラム及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の巻き付けラベルが互いに密集して配置されている場合であっても、目的とする巻き付けラベルを容易に見つけ出せるようにする。
【解決手段】巻き付けラベル100を作成するラベル作成装置に接続される操作端末のCPUは、印字内容に対し所定の相関を介して対応づけられる模様Mを特定し、文字列が第1印刷面16a及び第2印刷面17aのうち少なくとも一方に形成され、かつ、上記特定された模様Mが第1印刷面16a及び第2印刷面17aのうち少なくとも一方の外縁部か若しくは巻き付け部15に形成される模様付きラベル印字データを生成し、生成した模様付きラベル印字データを、ラベル作成装置へ出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被着体の外周部に巻き付けて使用する巻き付けラベルを作成するための、巻き付けラベルの作成処理プログラム及び印刷装置に関する。
被着体の外周部に巻き付けて貼り付ける、巻き付けラベルが知られている(例えば、特許文献1参照)。この巻き付けラベル(貼り合わせタグ)は、被着体(商品)に巻き付けられる巻き付け部(取り付け部)と、所望の印字オブジェクト(例えば定価・品名等)が印刷されて表示されるラベル部(表示部)とを備えている。この巻き付けラベルの使用時には、上記巻き付け部を被着体の外周部に巻き付けて貼り付けるとともに、ラベル部の一方側半分を他方側へと折り返し(裏面どうしを貼り合わせるようにしつつ)貼り付けて使用される。
特開2003−58062号公報
上記したように、巻き付けラベルは、平面的に作成されたものを立体的に巻き付けて使用する特殊なラベルである。ここで、例えば多数の被着体が密集して配置されそれぞれに巻き付けラベルが貼り付けられている場合、多数の被着体それぞれに設けられた多数の巻き付けラベルも互いに密集して配置されることとなる。このような場合、各ラベルの第1印刷面及び第2印刷面の少なくとも一方(以下適宜、単に「印刷面」という)に印刷される印字オブジェクトは、折り重なるように密集している他のラベルの陰になる。この結果、例えば各ラベルを順番に1枚1枚めくっていく等の操作をしなければ、ユーザは目的とする巻き付けラベルを見つけ出すことができず、不便である。上記従来技術においては、そのような点までは特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、多数の巻き付けラベルが互いに密集して配置されている場合であっても、目的とする巻き付けラベルを容易に見つけ出すことができる、巻き付けラベルの作成処理プログラム及び印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の巻き付けラベルの作成処理プログラムは、円管状又はケーブル状の被着体に巻き付けられる巻き付け部と、第1印刷面を備えた第1ラベル部と、前記第1ラベル部に連設され、第2印刷面を備えた第2ラベル部と、を有し、前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に印字オブジェクトが印刷され、前記巻き付け部を前記被着体の外周部に巻き付けて貼り付けるとともに前記第2ラベル部を前記第2印刷面が表面に露出するように前記第1ラベル部側へ折り返し当該第1ラベル部に貼り付けて使用される、巻き付けラベルの作成装置に接続される端末の演算手段に対し、前記印字オブジェクトの内容に対し所定の相関を介して対応づけられる模様を特定する、模様特定手順と、前記印字オブジェクトが前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に形成され、かつ、前記模様特定手順で特定された模様が前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方の外縁部か若しくは前記巻き付け部に形成される、模様付きラベル印字データを生成する、印字データ生成手順と、前記印字データ生成手順で生成した前記模様付きラベル印字データを、前記作成装置へ出力する印字データ出力手順と、を実行させる。
本願発明では、上記印刷面若しくは巻き付け部に、上記印字オブジェクトとは別に、模様が印刷される。すなわち、巻き付けラベル作成処理プログラムが端末の演算手段で実行されると、模様特定手順で、印字オブジェクトに対し対応づけられる、模様が特定される。この対応付けを表す相関の例としては、例えば、予めテーブルに記録されている各印字オブジェクトと各模様とを対応づけや、所定の計算式で表される関数、等がある。その後、印字データ生成手順で、上記のような相関によって特定された模様と上記編集された印字オブジェクトとの両方を含む、模様付きラベル印字データが生成される。そして、印字データ出力手順で、その生成された模様付きラベル印字データが、巻き付けラベルの作成装置へと出力される。
この結果、作成装置において、印字オブジェクトが上記印刷面に形成され、上記模様が上記印刷面の外縁部(若しくは巻き付け部)に形成された、模様付きの巻き付けラベルが作成される。これにより、ユーザは、折り重なるように密集して上記印刷面の印字オブジェクトが見えなくても、例えば上記相関が記載された資料を見ながら、上記印刷面の外縁部(若しくは巻き付け部)にある模様を探すことで、目的とする巻き付けラベルを容易に見つけ出すことができる。この結果、利便性を向上することができる。
本発明によれば、多数の巻き付けラベルが互いに密集して配置されている場合であっても、目的とする巻き付けラベルを容易に見つけ出すことができる。
本発明の一実施形態による操作端末、携帯端末、及びラベル作成装置の機能的構成を表す機能ブロック図である。 印字前の被印字テープの外観を表す説明図、及び、印字後の被印字テープの外観を表す説明図、である。 作成された巻き付けラベルの外観を表す平面図、及び、第2ラベル部を第1ラベル部側へ折り返した後の外観を表す平面図である。 ケーブルに取り付けられて使用される巻き付けラベルの外観を表す説明図である。 本発明の一実施形態の比較例を表す説明図である。 本発明の一実施形態の手法の概要を表す説明図である。 本発明の一実施形態に係る、操作端末、携帯端末、ラベル作成装置、及びデータベースを備えたラベル作成システム全体を表すシステム構成図である。 操作端末の表示部に表示される、テンプレートを含む編集画面を表す説明図である。 データベース中の「Name」ファイル、及び、このファイルの各レコードのデータに基づいてハッシュ関数で生成した模様、をそれぞれ表す説明図である。 作成された巻き付けラベルの使用状態の外観、及び、これらのラベルが密集して配置された場合の外観、をそれぞれ表す説明図である。 操作端末の表示部に表示される、粗さ選択画面を表す説明図である。 携帯端末の表示部に表示される、ラベルリストを含むリスト表示画面を表す説明図である。 操作端末のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 ステップS15の詳細手順を表すフローチャートである。 ステップS30の詳細手順を表すフローチャートである。 巻き付けラベル作成装置の制御回路のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 携帯端末のCPUが実行する制御手順を表すフローチャートである。 T型ラベルを作成する変形例における、巻き付けラベルの外観を表す平面図、及び、第2ラベル部を第1ラベル部側へ折り返した後の外観を表す平面図である。 T型ラベルを作成する変形例における、ケーブルに取り付けられて使用される巻き付けラベルの外観を表す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1を用いて、本実施形態に係わるラベル作成装置1、操作端末300A、携帯端末300Bそれぞれの機能的構成を説明する。なお、操作端末300A及び操作端末300Bが、各請求項記載の端末に相当する。
<ラベル作成装置の構成>
図1において、ラベル作成装置1(巻き付けラベルの作成装置に相当)は、制御回路2と、操作部3と、表示部4と、各種情報を記憶するRAM5と、搬送ローラ6(搬送手段に相当)と、印字ヘッド7(印刷手段に相当)と、カットレバー8と、カッタ9と、通信制御部60と、を有する。
ラベル作成装置1には、被印字テープ10を巻回したテープロール10A(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)が装着される。被印字テープ10は、この例では複数の被印字部をテープ搬送方向(長手方向)に沿って設けた、いわゆるダイカットラベルテープ(詳細は後述)である。
制御回路2は、図示しないCPU及びROMを備えている。制御回路2は、上記RAM5の一時記憶機能を利用しつつ、上記ROMに予め記憶された各種プログラム(後述の図16のフローを実行する巻き付けラベルの印刷作成処理のためのプログラムを含む)を実行するとともに、ラベル作成装置1全体の制御を行う。
搬送ローラ6は、印字ヘッド7に対向して設けられており、テープロール10Aから繰り出される被印字テープ10を印字ヘッド7との間で挟持する。搬送ローラ6は、回転することによって被印字テープ10をテープロール10Aから繰り出しながら搬送する。
印字ヘッド7は、搬送ローラ6によって搬送される被印字テープ10の各被印字部(詳細は後述)に対し、ユーザ(操作者)が操作入力した文字・図像等の所望の印字オブジェクトを印刷する。
カッタ9は、ユーザによるカットレバー8の操作によって作動し、搬送方向に沿って複数の巻き付けラベル100が形成された印字後の被印字テープ10′を切断する。
<操作端末の構成>
操作端末300Aは、CPU303(演算手段に相当)と、例えばRAMやROM等からなるメモリ304と、上記操作部302と、上記表示部301と、ハードディスク装置等からなり各種情報を記憶する大容量記憶装置305と、無線通信を介したラベル作成装置1の上記情報通信制御部60との情報送受信の制御を行う通信制御部306とを備えている。
CPU303は、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行い、それによってラベル作成装置1との間で各種の指示信号・情報信号の送受を行うようになっている。なお、ROMに記憶された上記プログラムには、後述する図13、図14、図15のフローの各手順を実行するための、本実施形態による巻き付けラベルの作成処理プログラムが含まれている。
また、操作端末300Aは、データベースDB(後述)から、後述する模様M付きの巻き付けラベル100を生成するための各種ファイルを取得できるようになっている(詳細は後述)。
<携帯端末の構成>
携帯端末300Bは、例えば、ブルートゥースやWi−Fiの相互認識無線通信、通常のケーブル接続の相互認識有線通信等に対応する機能を備えたPDA(携帯情報端末)やいわゆるスマートフォン(PDA機能を備えた携帯電話)等の情報端末である。この携帯端末300Bは、上記相互認識有線・無線通信を介して、上記操作端末300Aから(データベースDBからのファイル送信を含む)の情報受信が可能である(後述する図7参照)。なお、この携帯端末300Bの構成は、上記した操作端末300Aの構成と同様であるため、その詳細な説明は省略する。なお、この携帯端末300Bのメモリ304のROMに記憶されたプログラムには、後述する図17のフローの各手順を実行するための、本実施形態による巻き付けラベルの作成処理プログラムが含まれている。
<被印字テープの外観>
図2(a)及び図2(b)に、印字前の被印字テープ10及び印字後の被印字テープ10′の外観をそれぞれ示す。
図2(a)に示すように、印字前の被印字テープ10は、剥離性を有する長尺の剥離材11と、剥離材11の一方側(図示上側)の表面に長手方向に沿って所定の小間隔で設けられた矩形のラベル台紙12と、を備えている。
ラベル台紙12は、裏面に設けられた適宜の粘着剤層により上記剥離材11に剥離可能に接着されている。またラベル台紙12は、切り取り線13に沿って切り取り可能に設けられたラベル素材14を備えている。
そして、図2(b)に示す、印字後の被印字テープ10′では、上記構成の被印字テープ10の上記ラベル素材14(詳細には後述の第1印刷面16a及び第2印刷面17aに相当する部分)に対し、上記印字ヘッド7によって印字R1及び印字R2が印刷されることで、巻き付けラベル100が生成されている。巻き付けラベル100は、上記切り取り線13に沿ってラベル台紙12から切り取って剥離材11から剥がすことができる。
<巻き付けラベルの外観>
上記のようにして生成された巻き付けラベル100は、図3(a)に示すように、図示左右方向に延びる細長の矩形の巻き付け部15と、巻き付け部15の左右方向一端部(この例では右方端部)から図示左右方向に連結され(この例では一体的に連接され)、上記印字R1が印刷された第1印刷面16aを備えた第1ラベル部16と、第1ラベル部16から図示上下方向の一方側(この例では下方側)に連接され、上記印字R2が印刷された第2印刷面17aを備えた第2ラベル部17と、を有する。第1ラベル部16と第2ラベル部17とは、左右方向に横長の同形の矩形状となっている。
印字R1において、文字列「ABC」(印字オブジェクトに相当)が、第1印刷面16aの上下方向略中央部において、巻き付け部15と反対側の右方端部に寄せて、正立した姿勢で左右方向に印刷されている。
印字R2において、文字列「ABC」(印字オブジェクトに相当)が、第2印刷面17aの上下方向略中央部において、巻き付け部15と反対側の右方端部に寄せて、180°回転した倒立した姿勢で左右方向に印刷されている。
そして、上記構成の巻き付けラベル100は、使用時には、まず、図3(b)に示すように、第2ラベル部17を、印刷面17aが第1ラベル部16の背面側で露出するように山折りの形(図3(a)に山折り線Kを一点鎖線で示す)で第1ラベル部16側へと折り返され(白矢印参照)、折り返された第2ラベル部17が第1ラベル部16に対し(それらの裏面の粘着剤層により)貼り付けられる。
なお、図3に示すように(後述の図4も参照)、上記第1ラベル部16及び第2ラベル部17の外縁部(後述の図4に示すようにこの例では上縁部)には、各巻き付けラベル100に固有の模様Mが形成されている(詳細は後述。なお図2では図示省略)。なお、図3(a)に示すように、この例では、第1ラベル部16に形成される模様Mと、第2ラベル部17に形成される模様Mとは、上記山折り線K(言い換えれば印刷面16aと印刷面17aとの境界線)に関して、互いに線対称となるように形成されている。
<巻き付けラベルの使用形態>
その後、上記図3(b)のように折り返された巻き付けラベル100は、図4(a)に示すように、図示上下方向を軸心方向とする円管状又はケーブル状の被着体20(この例ではケーブル。以下適宜、単に「ケーブル20」と称する)の周囲に巻き付け部15の左右方向略中央部が位置するように巻き付けてから折り返される。次に、巻き付け部15の裏面の接着剤層により、巻き付け部15の折り返しによる重なり部分を互いに接着するとともに、巻き付け部15のケーブル20周囲の巻き付けた部分をケーブル20の周囲に接着する。
以上により、ケーブル20に巻き付けラベル100が取り付けられ、重なり合った第1ラベル部16と第2ラベル部17とが巻き付け部15から、図示左右方向に突出する(いわゆるP型ラベル)。図4(a)はケーブル20に取り付けられた巻き付けラベル100を正面側(第1ラベル部16側)から見た外観を示している。図示のように、第1ラベル部16において、第1印刷面16aに上記印字R1として文字列「ABC」が、巻き付け部15と反対側の端部(文字列「ABC」の向きの後端部)に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
図4(b)は、ケーブル20に取り付けられた巻き付けラベル100を背面側(第2ラベル部17側)から見た外観を示している。図示のように、第2ラベル部17において、第2印刷面17aに印字R2として文字列「ABC」が、巻き付け部15と反対側の端部(文字列「ABC」の向きの前端部)に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
<比較例>
上記のように、平面的に作成される巻き付けラベル100は、被着体20に立体的に巻き付けて使用する特殊なラベルである。ここで、本実施形態の比較例として、図5(a)に示すように、第1及び第2ラベル部16,17に文字列「MNP」が形成された巻き付けラベル(以下適宜、単に、文字列「MNP」の巻き付けラベル、等と称する)100、文字列「JKL」の巻き付けラベル100、文字列「GHI」の巻き付けラベル100、文字列「DEF」の巻き付けラベル100、文字列「ABC」の巻き付けラベル100が作成された場合を考える。これら互いに文字列の内容が異なる5つの巻き付けラベル100がそれぞれケーブル20に貼り付けられる場合に、例えば図5(b)に示すように、それらケーブル20が互いに密集して配置されると、ケーブル20それぞれに設けられた5つの巻き付けラベル100も互いに密集して配置されることとなる。
このような場合、図示のように、各ラベルの文字列「MNP」「JKL」「GHI」「DEF」等は、折り重なるように密集したラベル群の陰になる結果、例えば各ラベルを順番に1枚1枚めくっていく等の操作をしなければ、ユーザが見つけ出すことができず、不便である。
<実施形態の手法の概要>
そこで、本実施形態では、上記を解消するために、図6に示すように、上記第1印刷面16a及び第2印字面17aの外縁部に、所定の模様Mが印刷される。この模様Mは、各巻き付けラベル100ごとに互いに異なる態様となっており、各巻き付けラベル100の文字列の内容と、それぞれに付された模様Mとは、所定の相関(詳細は後述)によって関連づけられており、ユーザは、折り重なるように密集し各巻き付けラベル100の文字列が見えなくても、上記相関を用いて目的とする巻き付けラベル100の模様Mを特定することで、当該巻き付けラベル100を容易に見つけ出すことができる。
<実施形態のシステム構成>
以下、上記手法を実現するための本実施形態のシステム構成を、順を追って説明する。まず、本実施形態のラベル作成システム構成を、図7に示す。図示のように、このラベル作成システムは、上記操作端末300A、携帯端末300B、及びラベル作成装置1と、データベースDBとから構成されている。なお、データベースは、操作端末300Aの大容量記憶装置305内に設けられていてもよい。
<テンプレート>
上記構成において、まず、巻き付けラベル100の作成の際には、図8(a)に示すように、操作端末300Aにおいて、適宜の操作部302の操作によって、表示部301にテンプレートTPを含む編集画面301Aが表示される。テンプレートTPは、この例では、巻き付けラベル100の外観イメージと同等の態様となっており、上記巻き付け部15、上記第1ラベル部16、及び上記第2ラベル部17の画像イメージ(以下適宜、単に「巻き付け部15」「第1ラベル部16」「第2ラベル部17」等と称す)をそれぞれ備えている。第1ラベル部16には「Group」欄41、「ID」欄42、「First Name」欄43、及び「Last Name」欄44が設けられている。そして、第1ラベル部16の外縁部(上縁部)には、上記模様Mが配置されることを表す「Pattern」表示欄45が配置されている。
なお、上記模様Mは、ユーザの操作部302の操作で、巻き付けラベル100のいずれの箇所に設けるかを選択することができる。図8(a)は、上記のように第1ラベル部16の上縁部に模様Mを配置する場合に対応したテンプレートTPを示しており、図8(b)は、第1ラベル部16の上縁部に模様Mを配置する場合に対応したテンプレートTPを示している。この結果、図8(b)の編集画面301Aでは、上記「Pattern」表示欄45は、第1ラベル部16の下端に配置されている。なお、上記以外に、例えば模様Mを巻き付け部15に配置することもでき、対応するテンプレート(図示せず)、この場合、当該テンプレートを含む編集画面において、上記「Pattern」表示欄45は巻き付け部15に配置される。
<データベース印刷>
本実施形態では、上述したテンプレートTPにより割り付けられる文字列の内容を、データベースのファイルのレコードにより指定する、いわゆるデータベース印刷が行われる。データベースDBには、この例では、文字列をそれぞれ割り当てた複数の「Name」ファイルが記憶されている。図9(a)に、このデータベースDB中の「Name」ファイルの一例を示す。
図9(a)に示す「Name」ファイルにおいて、各レコードの識別番号を表す「ID」、各レコードのグループ分けを表す「Group」、各レコードに含まれるファーストネーム及びラストネームの文字列を表す「First Name」「Last Name」のフィールドが設けられている。
そして、例えば、「Group:B01」「ID:983964556」で特定されるレコードでは、人物の姓名のうち名を表す「Lncas」の文字列がフィールド「First Name」の記憶内容として割り当てられ、姓を表す「Hardcastle」の文字列がフィールド「Last Name」の記憶内容として割り当てられている。
同様に、「Group:A02」「ID:907099262」のレコードでは、「Andrew」の文字列がフィールド「First Name」に割り当てられ、「Sheen」の文字列がフィールド「Last Name」に割り当てられている。また同様に、「Group:A02」「ID:880362553」のレコードでは、「Perceval」の文字列がフィールド「First Name」に割り当てられ、「Lanfranc」の文字列がフィールド「Last Name」に割り当てられている。また同様に、「Group:A01」「ID:442986452」のレコードでは、「Innocent」の文字列がフィールド「First Name」に割り当てられ、「Bagwell」の文字列がフィールド「Last Name」に割り当てられている。
巻き付けラベル100の作成時には、前述のテンプレートTPに備えられる、「Group」欄41、「ID」欄42、「First Name」欄43、及び「Last Name」欄44、それぞれに対し、上記のような「Name」ファイルの各レコードの内容(文字列)が指定され割り付けられることで、対応する巻き付けラベル100がラベル作成装置1において順次作成される。
上記データベース印刷により生成される巻き付けラベル100を、ケーブル20に取り付けられた使用時の態様で、図10(a)に示す。図10(a)に示すように、右側から左側に向かって、「Group:B01」「ID:983964556」のレコードに対応し第1ラベル部16の第1印刷面16aに「B01」「983964556」「Lncas」「Hardcastle」の文字列が印刷された(但し、煩雑防止のため図中ではFirstNameの文字列「Lncas」のみを図示。以下同様)巻き付けラベル100Aと、「A02」「907099262」「Andrew」「Sheen」の文字列が印刷された巻き付けラベル100Bと、「A02」「880362553」「Perceval」「Lanfranc」の文字列が印刷された巻き付けラベル100Cと、「A01」「442986452」「Innocent」「Bagwell」の文字列が印刷された巻き付けラベル100Dと、が作成される(各ラベルの模様Mについては後述)。
<模様の生成>
ここで、前述したように、本実施形態では、各巻き付けラベル100において、上記Group」欄41、「ID」欄42、「First Name」欄43、及び「Last Name」欄44にそれぞれ対応した文字列以外に、「Pattern」表示欄45に対応した模様Mが印字形成される。各巻き付けラベル100における模様Mは、上記データベースDBの「Name」ファイル中の各レコードの上記4つのフィールド(「Group」「ID」「FirstName」「LastName」)に含まれる文字列に対し、適宜のハッシュ関数(詳細な説明は省略)を適用することで、操作端末300AのCPU303によって自動生成される。
一般に、ハッシュ関数は、与えられた入力値から、規則性のない固定長の値を生成する演算手法であり、得られた値が「ハッシュ値」となる。ハッシュ関数は、同じ入力値からは必ず同じ値が得られる一方、少しでも異なる入力値からはまったく違う値が得られるという特徴がある不可逆な一方向関数を含むため、ハッシュ値から入力値を割り出すことはできない性質がある。この例では、「Name」ファイルの各レコードに含まれる文字列に上記ハッシュ関数を適用することで、5つの塗りつぶし部及び空白部の組み合わせによるパターンからなる、上記模様Mが各レコードごとに異なる態様で生成される。
前述の図9(a)に示す例に沿うと、「Group:B01」「ID:983964556」のレコードでは、それら「B01」「983964556」「Lncas」「Hardcastle」の文字列に上記ハッシュ関数を適用した結果、図9(b)に示すように、上記5つの組み合わせにおいて、第2番目と第4番目とが例えば黒色による上記塗りつぶし部、それ以外の第1番目、第3番目、第5番目が上記空白部となる態様の模様M(□■□■□)が生成される。
同様に、「Group:A02」「ID:907099262」のレコードでは、「A02」「907099262」「Andrew」「Sheen」の文字列に上記ハッシュ関数を適用した結果、第1番目と第3〜5番目とが上記塗りつぶし部、それ以外の第2番目が上記空白部となる態様の模様M(■□■■■)が生成される。
同様に、「Group:A02」「ID:880362553」のレコードでは、「A02」「880362553」「Perceval」「Lanfranc」の文字列に上記ハッシュ関数を適用した結果、第2〜第5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第1番目が上記空白部となる態様の模様M(□■■■■)が生成される。
同様に、「Group:A01」「ID:442986452」のレコードでは、「A01」「442986452」「Innocent」「Bagwell」の文字列に上記ハッシュ関数を適用した結果、第1番目、第3番目、第5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第2番目、第4番目が上記空白部となる態様の模様M(■□■□■)が生成される。
<模様の印刷>
そして、上記のように各レコードに対応して生成された各模様Mは、前述のように各レコードを用いたデータベース印刷によって巻き付けラベル100が作成される際、第1ラベル部16の上縁部に併せて印字形成される。すなわち、上記図10(a)において、「Group:B01」「ID:983964556」のレコードに対応した上記巻き付けラベル100Aでは、第1ラベル部16の第1印刷面16aにおける上記「Lncas」等の文字列に加え、第1印刷面16a上縁部に上述の態様の模様M(□■□■□)が印刷されている。
同様に、巻き付けラベル100Bでは、上記「Andrew」等の文字列に加え、第1印刷面16a上縁部に上述の態様の模様M(■□■■■)が印刷されている。また同様に、巻き付けラベル100Cでは、上記「Perceval」等の文字列に加え、第1印刷面16a上縁部に上述の態様の模様M(□■■■■)が印刷されている。また同様に、巻き付けラベル100Dでは、上記「Innocent」等の文字列に加え、第1印刷面16a上縁部に上述の態様の模様M(■□■□■)が印刷されている。
なお、本実施形態では、上記模様Mの粗さ態様、すなわち模様Mを比較的密にするか疎にするか(例えば上記のように5つの塗りつぶし部又は空白部の組み合わせとするか、若しくは、3つの塗りつぶし部又は空白部の組み合わせとするか、等)をユーザの所望により選択することができる。例えば、図11に示すように、操作端末300Aの表示部301に表示された粗さ選択画面301Bにおいて、「パターンの粗さはどれくらいにしますか」のメッセージと共に、上記5つの塗りつぶし部又は空白部の組み合わせに対応した「5分割」チェックボックスと、4つの塗りつぶし部又は空白部の組み合わせに対応した「5分割」チェックボックスと、3つの塗りつぶし部又は空白部の組み合わせに対応した「3分割」チェックボックスと、が設けられており、操作部302を介した適宜の操作で、いずれかのチェックボックスにチェックすることにより、模様Mを構成する上記パターンの粗さを選択することができる。図示の例は、上述した例に対応した「5分割」のチェックボックスにチェックされた状態を示している。
なお、上記では、各巻き付けラベル100の第1及び第2ラベル部16,17における印字内容と模様Mとの対応付けを、相関としてのハッシュ関数を用いて行ったが、これに限られない。すなわち、所定の計算式で表される上記ハッシュ関数以外の関数を用いて、上記対応付けを行ってもよいし、各ラベル100の印字内容と模様Mとを一対一に関連づけて記録したテーブル(例えば操作端末300Aや携帯端末300Bのメモリ304に記憶)、若しくは、適宜の書類図表等を用いて上記対応付けを行ってもよい。
<模様を用いた巻き付けラベルの探索>
そして、前述したように、本実施形態では、上記のように互いに異なる態様で第1ラベル部16の上縁部に形成された模様Mを手がかりにすることで、例えば図10(b)に示すように、上記巻き付けラベル100A(上記文字列「Lncas」等を備える)、巻き付けラベル100B(上記文字列「Innocent」等を備える)、巻き付けラベル100C(上記文字列「Perceval」等を備える)、巻き付けラベル100D(上記文字列「Andrew」等を備える)が折り重なるように密集して配置されていても、対応する模様Mを手がかりに探すことで、目的とする巻き付けラベル100を見つけ出すことができる。その際の探索手順を、以下順を追って説明する。
<ラベルリスト>
前述のようにして、操作端末300Aにより上記テンプレートTP及び上記「Name」ファイルが用いられることで、ラベル作成装置1によりデータベース印刷による各巻き付けラベル100の作成が行われた後、上記「Name」ファイルは、操作端末300Aから携帯端末300Bに送信される。これにより、図12に示すように、携帯端末300Bの表示部301に表示されるリスト表示画面301Cに、上記「Name」ファイルに基づくラベルリストLLが表示される。 ラベルリストLLには、前述の図9に示した「Name」ファイルの内容に対応し、上記のようにして作成済みの巻き付けラベル100それぞれに対応したレコード内容を表示するために、「Group」「ID」「FirstName」「LastName」の各欄が設けられている。またラベルリストLLにはさらに、各レコードに対応した上記模様Mを表示するために、「Pattern」欄が設けられている。なお、この表示される模様Mは、後述のように携帯端末300Bにおいて上記ハッシュ関数を用いて独自に生成したものであるが、上記ラベル作成時に操作端末300A側で生成したものを操作端末300から受信し、これを表示するようにしてもよい。
すなわち、図示の例では、例えば、Group:「A02」、ID:「907099262」、First Name:「Andrew」、Last Name:「Sheen」の各文字列が上記第1ラベル部16に印字形成されている巻き付けラベル100(すなわち上記図10に示した巻き付けラベル100B)には、前述したように第1番目と第3〜5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第2番目が上記空白部となる、模様M(■□■■■)が形成されていることが、表示されている。
また、Group:「B01」、ID:「243908138」、First Name:「Baldwin」、Last Name:「Otway」の各文字列が印字形成されている巻き付けラベル100には、第1〜5番目のすべてが上記塗りつぶし部となる、模様M(■■■■■)が形成されていることが、表示されている。
また、Group:「B01」、ID:「222080779」、First Name:「Clifford」、Last Name:「Northman」の各文字列が形成されている巻き付けラベル100には、第1番目、第2番目、第5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第3番目、第4番目が上記空白部となる、模様M(■■□□■)が形成されていることが、表示されている。
また例えば、Group:「A01」、ID:「442986452」、First Name:「Innocent」、Last Name:「Bagwell」の各文字列が上記第1ラベル部16に印字形成されている巻き付けラベル100(すなわち上記図10に示した巻き付けラベル100D)には、前述したように第1番目、第3番目、第5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第2番目、第4番目が上記空白部となる、模様M(■□■□■)が形成されていることが、表示されている。
また、Group:「A02」、ID:「580339200」、First Name:「Jamie」、Last Name:「Kilner」の各文字列が形成されている巻き付けラベル100には、第2番目、第3番目、第4番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第1番目、第5番目が上記空白部となる、模様M(□■■■□)が形成されていることが、表示されている。
また例えば、Group:「A02」、ID:「880362553」、First Name:「Perceval」、Last Name:「Lanfranc」の各文字列が上記第1ラベル部16に印字形成されている巻き付けラベル100(すなわち上記図10に示した巻き付けラベル100C)には、前述したように第2番目〜第5番目が上記塗りつぶし部、それ以外の第1番目が上記空白部となる、模様M(□■■■■)が形成されていることが、表示されている。
<リストからの検索>
そして、上記リスト表示画面301Cの、上記ラベルリストLLの上部には、検索ボックスKBが表示される。ユーザは、携帯端末300Bの操作部302を適宜に操作して、上記検索ボックスKBに対し、目的とする巻き付けラベル100の印字内容を入力することで、ラベルリストLL中に含まれる対応するデータを検索することができる。図示の例では、検索ボックスKBに「Jamie」と入力されることで、対応するデータ(Group:「A02」、ID:「580339200」、First Name:「Jamie」、Last Name:「Kilner」のデータがヒットし、(模様Mの表示と共に)反転表示されている。これによりユーザは、このデータ中において画像として明示された模様M(この例では上記□■■■□の模様)を手がかりにして、目的とする巻き付けラベル100を見つけ出すことができる。
<操作端末が実行する制御手順>
上記手法を実現するために、まず、操作端末300Aの上記CPU303が実行する制御手順を図13のフローに示す。図13において、このフローは、例えば、操作端末300の電源がオンされたことを契機に開始される。
まず、ステップS10で、操作端末300AのCPU303は、表示部301に制御信号を出力して上記編集画面301Aを表示させるとともに、操作部302を介した適宜の操作による、上記テンプレートTPの作成を受け付ける。なお例えば複数種類のテンプレートTPが事前に大容量記憶装置305に用意されており、ユーザが上記操作部302を介した操作により上記複数種類のテンプレートTPの中から適宜のものを選択するようにしてもよい。さらにその選択されたものを操作部302の操作で適宜にアレンジするようにしてもよい。このテンプレートTPの作成により、後述のステップS20でデータベースDBのファイルを選択したとき、そのファイルに含まれる各レコードのデータをどのように割り付けるか(例えば上記の例では、各レコードのデータ(文字列)を「ID」「Group」「First Name」「Last Name」の4つのフィールドに割り付ける)が、決まることになる。
その後、ステップS15で、操作端末300AのCPU303は、模様設定処理を実行する。
図14に、上記ステップS15の詳細手順を表すフローを示す。図14において、まずステップS16で、操作端末300AのCPU303は、操作部302を介した適宜の操作により、模様Mの追加箇所が選択されたか否かを判定する。例えば、図8(a)に示した例では第1ラベル部16の上縁部が上記追加箇所として選ばれた場合であり、図8(b)に示した例では、第1ラベル部16の下縁部が上記追加箇所として選ばれた場合である。前述したように第1ラベル部16に限られず第2ラベル部17の上縁部又は下縁部を追加箇所として選ぶことができ、さらに上記巻き付け部15を上記追加箇所として選ぶこともできる。また以上のうち、複数箇所を同時に選ぶこともできる。このようにしていずれかの部位が模様Mの追加箇所として選択されるまでステップS16の判定が満たされず(S16:NO)、ループ待機する。模様Mの追加箇所が選択されたらステップS16の判定が満たされて(S16:YES)、ステップS17に移行する。なお、このステップS16が、各請求項記載の第2受付手順に相当する。
ステップS17では、操作端末300AのCPU303は、上記図9で作成されたテンプレートTPのうち上記ステップS16で選択された箇所に、模様Mを割り付けるための「Pattern」表示欄45を追加する。
その後、ステップS18に移り、操作端末300AのCPU303は、表示部301に制御信号を出力して上記粗さ選択画面301B(図11参照)を表示させるとともに、操作部302を介した適宜の操作により、模様Mの粗さ態様が選択されたかを判定する。前述したように、図11に示す例では、塗りつぶし部又は空白部の組み合わせの粗さ設定として「5分割」「4分割」「3分割」のいずれかが選択可能である。このようにしていずれかの粗さ態様が選択されるまでステップS16の判定が満たされず(S18:NO)、ループ待機する。模様Mの粗さ態様が選択されたらステップS18の判定が満たされて(S18:YES)、図13のステップS20に移行する。なお、このステップS18が、各請求項記載の第1受付手順に相当する。
図13に戻り、ステップS20では、操作端末300AのCPU303は、操作部302を介した適宜の操作による、上記データベース印刷を行うための対象とするデータベースDB中のファイルの選択を受け付ける。前述の例では、データベースDB中の「Name」ファイルが選択されている。
その後、ステップS25に移り、操作端末300AのCPU303は、操作部302を介した適宜の操作による、ラベル作成指示があったか否かを判定する。ラベル作成指示がなされるまではこのステップS25の判定が満たされず(S25:NO)、この判定が満たされるまでループ待機する。ラベル作成指示がなされたらステップS25の判定が満たされて(S25:YES)、ステップS30に移行する。
ステップS30では、操作端末300AのCPU303は、ラベル印刷処理を実行する。
図15に、上記ステップS30の詳細手順を表すフローを示す。図15において、まずステップS31で、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS20で選択されたデータベースDBのファイル(前述の例では「Name」ファイル)を取得し、そのファイルの各レコードごとに、当該レコードに含まれるデータ(文字列)からハッシュのキーを生成する。前述の例では、例えば、「Group」「ID」「FirstName」「LastName」それぞれのフィールドのデータ(文字列)をすべて連結した1つの文字列を、上記ハッシュのキーとする。その後、ステップS32に移る。
ステップS32では、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS31で各レコードごとに生成したハッシュのキーを、所定のハッシュ関数を用いて、各レコードごとにハッシュ値に変換する。
その後、ステップS33で、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS32で変換されたハッシュ値から、対応する模様Mの画像を各レコードごとに生成する。この例では、前述のように、塗りつぶし部(上述の「■」)及び空白部(上述の□)の組み合わせによるパターンにより、上記模様Mの画像が生成される。なお、その際、上記ステップS18で選択された粗さ(前述の例では5分割)に基づいて、上記模様Mの画像の生成が行われる。その後、ステップS34に移る。
ステップS34では、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS31で取得されたファイルの各レコードごとに、当該レコードに含まれるデータ(文字列)の画像を生成する。前述の例では、各レコードごとに、「Group」「ID」「FirstName」「LastName」それぞれのフィールドのデータ(文字列)の画像(言い換えれば、前述の印字R1,R2に相当する画像)を生成する。
その後、ステップS35に移り、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS33で生成した模様Mの画像と、上記ステップS34で生成した文字列の画像(言い換えれば模様M以外の画像)とを合成する。
その後、ステップS36では、操作端末300AのCPU303は、上記ステップS35で生成した合成画像を含む印字データを、上記通信制御部306を介し上記ラベル作成装置1に送信する。その後、このフローを終了して図13に戻り、さらに図13のフローも終了する。
なお、以上において、上記ステップS31及びステップS32が各請求項記載の模様特定手順に相当し、上記ステップS33、ステップS34、ステップS35が各請求項記載の印字データ生成手順に相当し、上記ステップS36が各請求項記載の印字データ出力手順に相当している。
<ラベル作成装置が実行する制御手順>
次に、上記図13〜図15のフローに対応して、ラベル作成装置1の制御回路2(詳細にはCPU。以下同様)が実行する制御手順を、図16のフローにより説明する。図16において、このフローは、例えば、ラベル作成装置1の電源がオンされることを契機に開始される。
まず、ステップS100において、制御回路2は、上記図15のステップS36において操作端末300から送信された印字データ(上記巻き付けラベル100を作成するための印字データ)を受信する。なお、このステップS100を実行する制御回路2のCPUが、各請求項記載の印字データ取得手段として機能する。
その後、ステップS110において、制御回路2は、搬送ローラ6に制御信号を出力し、テープロール10Aからの被印字テープ10の繰り出し、すなわち被印字テープ10の搬送を開始させる。
その後、ステップS120で、制御回路2は、被印字テープ10が所定量だけ搬送されたかどうかを判定する。なお、この所定量とは、例えば、被印字テープ10の図示しない印字領域の先端が、印字ヘッド7とほぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離である。所定量搬送されるまでステップS120の判定が満たされず(S120:NO)、ループ待機する。被印字テープ10が所定量搬送されたらステップS120の判定が満たされて(S120:YES)、ステップS130に移る。
ステップS130では、制御回路2は、印字ヘッド7に制御信号を出力し、搬送ローラ6により搬送される被印字テープ10の印字領域(詳細には上記ラベル素材14上の上記第1印刷面16a及び第2印刷面17aに相当する部分)に対し、上記ステップS100で受信された、上記巻き付けラベル100の作成用の印字データに基づく印字形成を開始させる。
その後、ステップS140で、制御回路2は、上記ステップS130で開始した印字ヘッド7による被印字テープ10の上記印字領域への上記印字データの印字がすべて完了しているかどうかを判定する。印字がすべて完了するまでステップS140の判定が満たされず(S140:NO)、ループ待機し、印字がすべて完了したらステップS140の判定が満たされて(S140:YES)、ステップS150に移る。
ステップS150では、制御回路2は、被印字テープ10がさらに所定量(例えば巻き付けラベル100の搬送方向上流側端部が上記カッタ9に対向するまでの搬送距離)だけ搬送されたかどうかを判定する。所定量搬送されるまでステップS150の判定が満たされず(S150:NO)、ループ待機し、所定量搬送されたらステップS150の判定が満たされて(S150:YES)、ステップS160に移る。
ステップS160では、制御回路2は、搬送ローラ6に制御信号を出力し、ステップS110で開始させたテープロール10Aからの被印字テープ10の繰り出し、すなわち被印字テープ10の搬送を停止させる。なお、上記ステップS110〜ステップS160を実行する制御回路2のCPUが、各請求項記載の印刷制御手段として機能する。
そして、ステップS170で、制御回路2は、表示部4に表示信号を出力し、カットレバー8を操作することにより上記印字形成後の被印字テープ10′を切断可能な状態である旨の表示を行わせる。その後、このフローに示す処理を終了する。上記表示に応じてユーザがカットレバー8を操作すると、カッタ9が作動して印字後の被印字テープ10′が切断される。この切断によって、適宜の長さの被印字テープ10′が切り離され、その切り離された部分において上記剥離材11から所望枚数の巻き付けラベル100を引き剥がすことができる(但しカッタ9切断が行われない状態であっても、上記巻き付けラベル100の引き剥がしは可能である)。
<携帯端末が実行する処理手順>
次に、上記図13〜図16のフローに対応して、携帯端末300BのCPU303が実行する制御手順を、図17のフローにより説明する。図17において、このフローは、例えば、携帯端末300Bの電源がオンされたことを契機に開始される。
まず、ステップS40において、携帯端末300BのCPU303は、上記図13のステップS20と同様、携帯端末300Bの操作部302を介した適宜の操作による、探索の対象とする巻き付けラベル100に対応したデータベースDB中のファイルの選択を受け付ける。前述の例では、データベースDB中の「Name」ファイルが選択されることとなる。
その後、ステップS45で、携帯端末300BのCPU303は、携帯端末300Bの操作部302を介した適宜の操作による、探索の対象とする巻き付けラベル100に対応したテンプレートTPの選択を受け付ける。前述の例では、上記巻き付けラベル100A〜100D等の作成時に使用した、図8(a)又は図8(b)に示したテンプレートTPが選択されることとなる。受付後は、当該選択されたテンプレートTPを、上記操作端末300Aから取得する。その後、ステップS50に移る。
ステップS50では、携帯端末300BのCPU303は、上記図15のステップS31と同様、上記ステップS40で選択されたデータベースDBのファイル(前述の例では「Name」ファイルとなる)を取得し、そのファイルの各レコードごとに、当該レコードに含まれるデータ(文字列)からハッシュのキーを生成する。その後、ステップS55に移る。
ステップS55では、携帯端末300BのCPU303は、上記図15のステップS32と同様、上記ステップS50で各レコードごとに生成したハッシュのキーを、上記所定のハッシュ関数を用いて各レコードごとにハッシュ値に変換する。
その後、ステップS60で、携帯端末300BのCPU303は、上記図15のステップS33と同様、上記ステップS55で変換されたハッシュ値から、対応する模様Mの画像を各レコードごとに生成する。この例では、既に述べたように、塗りつぶし部(上述の「■」)及び空白部(上述の□)の組み合わせによるパターンによる上記模様Mの画像が生成されることとなる。
そして、ステップS65に移り、携帯端末300BのCPU303は、上記ステップS40で選択されステップS50で取得された上記ファイルの全レコードについて、各フィールド(上記ステップS45で選択したテンプレートTPに対応)のデータ(文字列)と、対応する模様Mの画像(上記ステップS60で生成済み)とを、相関として対応付けた上記ラベルリストLLを生成する。そして、携帯端末300Bの上記表示部301に制御信号を出力し、生成した上記ラベルリストLLを含む上記リスト表示画面301C(上記図12参照)を表示させる。その後、ステップS70に移る。なお、このステップS65が各請求項記載のリスト表示手順に相当する。
ステップS70では、携帯端末300BのCPU303は、上記ステップS65で表示されたラベルリストLLにおいて、携帯端末300Bの操作部302を介した適宜の操作による、探索対象とする巻き付けラベル100の検索を実行し、その検索結果を表示する。図12を用いて前述した例では、検索ボックスKBへ入力された「Jamie」により「Name」ファイル中の全データの検索が行われ、ヒット結果である、Group:「A02」、ID:「580339200」、First Name:「Jamie」、Last Name:「Kilner」のデータが、対応する模様Mの画像表示共に、反転表示される。このステップS70が完了したら、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態においては、作成された巻き付けラベル100において、第1及び第2ラベル部16,17の上縁部に各ラベル固有の模様Mが形成されている。これにより、ユーザは、複数の巻き付けラベル100が折り重なるように密集して配置され、上記印刷面16a,17aの印字内容が見えにくい状態であったとしても、各ラベルと対応する模様Mとの相関(前述の例では上記ラベルリストLLにおける、各ラベル100と上記模様Mの外観画像との対応付け)に基づき、上記密集した状態の中で当該模様Mを探すことで、目的とする巻き付けラベル100を容易に見つけ出すことができる。この結果、利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、模様M付きの巻き付けラベル100を作成した後、その作成した巻き付けラベル100を上記のようにして模様Mを手がかりに探すとき、上記携帯端末300Bの表示部301に表示されたリスト表示画面301C中のラベルリストLL中に画像として明示された模様Mを用いて、容易に目的の巻き付けラベル100を見つけ出すことができる。
また、本実施形態では特に、上記図11の粗さ選択画面301Bにおいて、模様Mをどのような粗さで形成するか(例えば模様を比較的疎にするか密にするか等)をユーザの所望の態様にすることができるので、さらに利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、模様Mをどの箇所に形成するか(例えば第1印刷面16aの上縁部に形成するか下縁部に形成するか、巻き付け部15に形成するか、等)をユーザの所望にすることができる(図14のステップS16参照)。これにより、さらに利便性を向上することができる。
また、本実施形態では特に、模様Mが、第1印刷面16aと第2印刷面17aとの境界線に関して互いに線対称となるように形成される(上記図3(a)参照)。これにより、使用時に上記のように第2ラベル部17が第1ラベル部16側へ折り返されて貼り付けられている状態で、第1印刷面16aに形成された模様Mと、第2印刷面17aに形成された模様Mとを、視覚的に同等とすることができる。
また、本実施形態では特に、模様Mの生成時に、各巻き付けラベル100における印字内容に対し、所定の計算式を備えた関数(上記の例ではハッシュ関数)を用いて模様Mとの対応付けがなされる。このように、演算によって自動的に模様Mが特定されることにより、円滑かつ確実に模様Mの特定及び(これに対応した模様Mの画像を含む)印字データの生成を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜、説明を省略又は簡略化する。
(1)模様の形成箇所や態様のバリエーション
上述したように、上記模様Mの形成箇所は、上記第1ラベル部16や第2ラベル部17に限られない。例えば、第1及び第2ラベル部16,17の第1及び第2印刷面16a,17aのケーブル20からの距離があまり大きくならず当該第1及び第2印刷面16a,17aの外縁部(上縁部又は下縁部)への模様Mの形成では効果が出にくいような場合には、(仮に巻き付け部15の長さが比較的短い場合であっても)巻き付け部15を活用して模様Mを形成してもよい。これにより、ユーザによる上記見つけやすさを確保することができる。
また、模様Mは、上記のように塗りつぶし部及び空白部の組み合わせによるパターンに限られず、他の態様でもよい。例えば、巻き付け部15の延設方向(若しくはそれに直交する方向)に延びる複数の太直線・細直線の組み合わせパターンからなる、所謂バーコード状に形成されていても良い。この場合も上記同様の効果を得る。
(2)T型ラベルへの適用
以上においては、図3及び図4を用いて前述したように、巻き付けラベル100として、使用時において軸心を上下方向とする被着体20(ケーブル)に取り付けた際、第1ラベル部16及び第2ラベル部17が左右方向に突出し、かつ文字列方向も左右方向となる、P型ラベル(図3等参照)である場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、軸心方向を左右方向とする被着体40に取り付けた際、第1ラベル部16及び第2ラベル部17が上下方向に突出し、文字列方向が左右方向となる、いわゆるT型ラベルに対して本発明を適用しても良い。そのような変形例を図18及び図19により説明する。
<巻き付けラベルの外観>
本変形例の巻き付けラベル200は、図18(a)に示すように、図示上下方向に延びる細長の矩形の巻き付け部25と、巻き付け部25の上下方向一端部(この例では上端部)から図示上下方向に連接され、印字R1が印刷された第1印刷面26aを備えた第1ラベル部26と、第1ラベル部26から図示上下方向の一方側(この例では上方側)に連接され、印字R2が印刷された第2印刷面27aを備えた第2ラベル部27と、を有する。第1ラベル部26と第2ラベル部27とは、左右方向に横長の同形の矩形状となっている。
印字R1において、文字列「ABCDE」(印字オブジェクトに相当)が、第1印刷面26aの左右方向略中央部において、巻き付け部25の側の下方端部に寄せて、正立した姿勢で左右方向に印刷されている。
印字R2において、文字列「XYZ」(印字オブジェクトに相当)が、第2印刷面17aの左右方向略中央部において、巻き付け部25と反対側の上方端部に寄せて、180°回転した倒立した姿勢で左右方向に印刷されている。
そして、上記構成の巻き付けラベル200は、使用時には、まず、図18(b)に示すように、第2ラベル部27を、印刷面27aが第1ラベル部26の背面側で露出するように山折りの形(図18(a)に山折り線K′を一点鎖線で示す)第1ラベル部26側へと折り返され、折り返された第2ラベル部27が第1ラベル部26に対し(それらの裏面の粘着剤層により)貼り付けられる。
なお、図18に示すように(後述の図19も参照)、上記第1ラベル部26及び第2ラベル部27の外縁部(後述の図19に示すようにこの例では上縁部)には、上記実施形態と同様、各巻き付けラベル200に固有の模様Mが形成されている。なお、図18(a)に示すように、この例では、第1ラベル部26に形成される模様Mと、第2ラベル部27に形成される模様Mとは、上記山折り線K′(言い換えれば印刷面26aと印刷面27aとの境界線)に関して、互いに線対称となるように形成されている。
<巻き付けラベルの使用形態>
その後、上記図18(b)のように折り返された巻き付けラベル200は、図19(a)に示すように、図示左右方向を軸心方向とする円環状又はケーブル状の被着体40(この例ではケーブル。以下適宜、単に「ケーブル40」と称する)の周囲に巻き付け部25の上下方向略中央部が位置するように巻き付けてから折り返される。次に、巻き付け部25の裏面の接着剤層により、巻き付け部25の折り返しによる重なり部分を互いに接着するとともに、巻き付け部25のケーブル40周囲の巻き付けた部分をケーブル40の周囲に接着する。
以上により、ケーブル40に巻き付けラベル200が取り付けられ、重なり合った第1ラベル部26と第2ラベル部27とが巻き付け部25から、図示上下方向に突出する(いわゆるT型ラベル)。図19(a)はケーブル40に取り付けられた巻き付けラベル200を正面側(第1ラベル部26側)から見た外観を示している。図示のように、第1ラベル部26において、第1印刷面26aに文字列「ABCDE」が、巻き付け部25の側の端部に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
図19(b)は、ケーブル40に取り付けられた巻き付けラベル200を背面側(第2ラベル部27側)から見た外観を示している。図示のように、第2ラベル部27において、第2印刷面27aに文字列「XYZ」が、巻き付け部25の側の端部に寄せた位置態様で正立姿勢で表記されている。
本変形例では、上記のようなT型ラベルである巻き付けラベル200に対しても、上記巻き付けラベル100と同様の手法により、同様の模様Mが形成されている。これにより、前述と同様の効果を得ることができる。
(3)その他
以上においては、ラベル作成装置1に対し情報送受信可能に接続される操作端末300A及び携帯端末300Bにおいて、図13〜図15及び図17のフローに示す各処理を実行したが、これに限られず、装置単独で動作可能ないわゆるスタンドアローンタイプのラベル作成装置1に本発明を適用しても良い。この場合、当該ラベル作成装置1の制御回路2のCPUが、上記操作端末300A及び上記携帯端末300Bに代わり、操作部3を介した各種操作を受け付けたり表示部4での各種表示を行いつつ、図13〜図15及び図17のフローに示す各処理と同等の処理を実行する。この場合も前述と同様の効果を得る。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
なお、以上において、図1中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図13、図14、図15、図16、図17に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 ラベル作成装置(巻き付けラベルの作成装置)
15 巻き付け部
16 第1ラベル部
16a 第1印刷面
17 第2ラベル部
17a 第2印刷面
20 被着体
25 巻き付け部
26 第1ラベル部
26a 第1印刷面
27 第2ラベル部
27a 第2印刷面
40 ケーブル(被着体)
100 巻き付けラベル
200 巻き付けラベル
300 操作端末
303 CPU(演算手段)
M 模様
R1 第1印字(印字オブジェクト)
R2 第2印字(印字オブジェクト)

Claims (12)

  1. 円管状又はケーブル状の被着体に巻き付けられる巻き付け部と、第1印刷面を備えた第1ラベル部と、前記第1ラベル部に連設され、第2印刷面を備えた第2ラベル部と、を有し、前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に印字オブジェクトが印刷され、前記巻き付け部を前記被着体の外周部に巻き付けて貼り付けるとともに前記第2ラベル部を前記第2印刷面が表面に露出するように前記第1ラベル部側へ折り返し当該第1ラベル部に貼り付けて使用される、巻き付けラベルの作成装置に接続される端末の演算手段に対し、
    前記印字オブジェクトの内容に対し所定の相関を介して対応づけられる模様を特定する、模様特定手順と、
    前記印字オブジェクトが前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に形成され、かつ、前記模様特定手順で特定された模様が前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方の外縁部か若しくは前記巻き付け部に形成される、模様付きラベル印字データを生成する、印字データ生成手順と、
    前記印字データ生成手順で生成した前記模様付きラベル印字データを、前記作成装置へ出力する印字データ出力手順と、
    を実行させるための、巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  2. 請求項1記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記演算手段に対し、さらに、
    作成済みの前記巻き付けラベルに係わる識別情報と、その識別情報を備えた前記巻き付けラベルに形成された前記模様の外観画像とを、リスト形式で表示するリスト表示手順を実行させる
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  3. 請求項1記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記演算手段に対し、さらに、
    模様の粗さに関する設定入力を受け付ける第1受付手順を有し、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された模様が、前記第1受付手順で受け付けた粗さ態様で形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  4. 請求項1記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記演算手段に対し、さらに、
    前記模様の形成箇所に関する指示入力を受け付ける第2受付手順を有し、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された模様が、前記第2受付手順で受け付けた箇所に形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  5. 請求項1記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された模様が前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方の前記外縁部に形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  6. 請求項5記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された模様が、前記第1印刷面の前記外縁部及び前記第2印刷面の前記外縁部において、前記第1印刷面と前記第2印刷面との境界線に関して互いに線対称となるように形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  7. 請求項5又は請求項6記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された塗りつぶし部及び空白部の組み合わせパターンからなる前記模様が形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  8. 請求項1記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された模様が前記巻き付け部に形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  9. 請求項8記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記印字データ生成手順では、
    前記模様特定手順で特定された、前記第2方向に延びる複数の直線の組み合わせパターンからなる前記模様が形成される、前記模様付きラベル印字データを生成する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記模様特定手順では、
    所定の計算式で表される関数を前記相関として用いて、前記印字オブジェクトの内容に対応づけられる模様を特定する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  11. 請求項10記載の巻き付けラベルの作成処理プログラムにおいて、
    前記模様特定手順では、
    ハッシュ関数を用いて、前記印字オブジェクトの内容に対応づけられる模様を特定する
    ことを特徴とする巻き付けラベルの作成処理プログラム。
  12. 円管状又はケーブル状の被着体に巻き付けられる巻き付け部と、第1印刷面を備えた第1ラベル部と、前記第1ラベル部に連設され、第2印刷面を備えた第2ラベル部と、を有し、前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に印字オブジェクトが印刷され、前記巻き付け部を前記被着体の外周部に巻き付けて貼り付けるとともに前記第2ラベル部を前記第2印刷面が表面に露出するように前記第1ラベル部側へ折り返し当該第1ラベル部に貼り付けて使用される、巻き付けラベルを作成する印刷装置であって、
    被印字媒体を搬送する搬送手段と、
    搬送手段により搬送される前記被印字媒体に対し印刷を行う印刷手段と、
    前記印字オブジェクトが前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方に形成され、かつ、前記印字オブジェクトの内容に対し所定の相関を介して対応づけられる模様が前記第1印刷面及び前記第2印刷面のうち少なくとも一方の外縁部か若しくは前記巻き付け部に形成される、模様付きラベル印字データを取得する、印字データ取得手段と、
    前記印字データ取得手段により取得された前記模様付きラベル印字データを前記被印字媒体に形成するように、前記印刷手段を制御する、印刷制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
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