JP2016192625A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体のファイルシステムに応じて適切な記録を行う。
【解決手段】記録媒体のファイルシステムが第1のファイルシステムである場合、記録中の動画ファイルのファイルサイズが前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズの上限に達したことに応じてファイルを分割すると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズまでのオフセット値を記述可能な第1のオフセット情報を記録し、記録媒体のファイルシステムが第2のファイルシステムである場合、記録中の動画ファイルの分割を行わないようにすると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズよりも大きいオフセット値を記述可能な第2のオフセット情報を記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、動画記録が可能な撮像装置が普及しており、特に、静止画撮影に特化していた一眼レフカメラのような撮像装置においても、動画記録可能な製品が広まっている。動画記録では、動画のフレームを動画圧縮規格(たとえばH.264)に従い圧縮し、MOVなどの記録規格に従って動画ファイルとして保存する。
一眼レフカメラのような撮像装置では、動画記録中に静止画撮影を行えるものがあり、動画記録と同時に静止画を生成することができる。動画記録中に静止画撮影を行うと、記憶媒体に記録される動画・静止画ファイルはその数が増え、管理が煩雑になるという課題があった。
このため、動画記録を始めるときに、記憶媒体上の記録フォルダに記録できるファイルの残数を求め、所定の残数以下である場合に新規に記録フォルダを生成し、生成した記録フォルダにファイルを作成していくことで動画・静止画ファイルが同じ記録フォルダに保存されるようにし、管理を容易にする技術が特許文献1で開示されている。
特開2012―161047号公報
ところで、記憶媒体のフォーマット形式(以下、メディアフォーマット)には様々なものがあり、中でもFAT(File Allocation Table)は広く普及している。
FATには、FAT32、exFATなど複数の種類があり、それぞれ、取り扱うことのできるファイルの最大サイズが決まっている。このため、メディアフォーマットによって、取り扱える動画ファイルの最大サイズが変わる。動画記録の際には、記憶媒体が取り扱えるファイルの最大サイズに達する前に、新しいファイルを生成して記録を継続するような工夫が行われる。
このことは、メディアフォーマットによって動画ファイルの数がまちまちになるという状態を引き起こす。つまり、記録される動画ファイルの数が、メディアフォーマットによって異なる状態が考えられ、ファイルの管理が煩雑になることが考えられる。
そこで、本発明は、記録媒体のファイルシステムに応じて適切な記録を行うことができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、
撮像手段と、前記撮像手段により得られた動画データと、前記動画データのオフセット情報とを含む動画ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体のファイルシステムを検出し、前記検出されたファイルシステムに応じて、前記記録手段により記録される動画ファイルの分割処理と、前記動画ファイルに記録されるオフセット情報とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記記録媒体のファイルシステムが第1のファイルシステムである場合、前記記録手段により記録中の動画ファイルのファイルサイズが前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズの上限に達したことに応じてファイルを分割すると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズまでのオフセット値を記述可能な第1のオフセット情報を記録し、前記記録媒体のファイルシステムが第2のファイルシステムである場合、前記記録手段により記録中の動画ファイルの分割を行わないようにすると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズよりも大きいオフセット値を記述可能な第2のオフセット情報を記録するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体のファイルシステムに応じて適切な記録を行うことができる撮像装置の提供を実現できる。
撮像装置の構成図である。 動画ファイルの構造を説明する図である。 動画ファイルの構造を説明する図である。 通常動画記録のフローチャートである。 マルチスロット動画記録のフローチャートである。 ユーザ設定・フォトイン含む動画記録のフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかわる撮像装置100の概略構成図である。図1において、110は電源であり、撮像装置100内の各回路に電源を供給する。172はカードスロットであり、メモリカード(着脱可能な記録媒体)173を差し込める。メモリカード173をカードスロット172に差し込んだ状態で、メモリカード173は、カード入出力部171と電気的に接続する。174は172とは異なるカードスロットであり、173とは異なるメモリカード175を差し込んでカード入出力部171と電気的に接続する。カード入出力部171は、メモリカード173とメモリカード175を選択してデータ転送できる。
なお、本実施形態では記録媒体としてメモリカード173およびメモリカード175を採用しているが、その他の記録媒体、例えば、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、その他の固体メモリを使用してもよい。
101は被写体の光学像を撮像素子103に結像させる撮像レンズで、レンズ駆動部141によってズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などがおこなわれる。102はメカニカルシャッタでシャッタ制御部142によって制御される。
撮像素子103は、CMOS撮像素子等で構成される光電変換手段である。撮像素子103は、撮像レンズ101、シャッタ102からなる撮像光学系で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力することができる。
メモリ132は、映像信号処理部121の出力画像データの他、CPU105が各種処理を行なう際にデータを一時的に記憶する。タイミングジェネレータ143は、撮像素子103、映像信号処理部121にタイミングを提供する。
バス150には、レンズ駆動部141、シャッタ駆動部142、撮像素子103、タイミングジェネレータ143、映像信号処理部121、CPU131、電源110、メモリ132、表示制御装置151、メインスイッチ161、第1レリーズスイッチ162、第2レリーズスイッチ163、ライブビュー開始/終了ボタン164、動画記録開始/終了ボタン165、上下左右選択ボタン166、決定ボタン167、カード入出力部171が接続される。
CPU131は、撮像素子103の画像信号読み出しを制御し、撮像素子103〜メモリ132の動作タイミングを制御する。表示制御装置151は、液晶表示素子からなるTFT152、VIDEO出力端子153、HDMI(登録商標)端子の駆動および制御をする。また、表示制御装置151は、メモリ132に表示用の画像フォーマットで配置された画像データをそれぞれの表示装置へ出力する。ここでメモリ132に配置された表示用画像データ領域をVRAMと呼ぶ。
ユーザがメインスイッチ161をオンにすると、CPU131は所定のプログラムを実行する。メインスイッチ161をオフにすると所定のプログラムを実行し、カメラをスタンバイモードにする。第1レリーズスイッチ162は、レリーズボタンの第1ストローク(半押し状態)でオンになり、第2レリーズスイッチ163は、レリーズボタンの第2ストローク(全押し状態)でオンとなる。
また、CPU131は、上下左右選択ボタン166、設定ボタン167の押下と撮像装置100の動作状態に応じて制御を行なう。例えば、上下左右選択ボタン166と設定ボタン167により、グラフィカルユーザインタフェースでの選択と設定を行なうことで、記録される動画の保存先を記録媒体173または記録媒体175から選択したり、動画記録の最大ファイルサイズをユーザ指定したりすることができる。
ライブビュー開始/終了ボタン164を押すと、定期的(例えば1秒に30回)に撮像素子103から画像データを取り込み、VRAMへ配置することで、リアルタイムに撮像素子103から取り込んだ画像を表示することができる。ライブビューが動作している状態で、ライブビュー開始/終了ボタン164を押すとライブビューを終了する。
動画記録開始/終了ボタン165を押すと、動画記録動作を開始することができる。動画記録動作では、撮像素子103から取り込んだ画像データ、および不図示の音声入力手段から取り込んだ音声データをコーデック122で動画圧縮規格に従い圧縮し、後述の方法で動画ファイルを形成し、記録媒体173または記録媒体175へ記録する。動画記録中に動画記録開始/終了ボタン165ボタンを押すと、動画記録が停止する。
<動画ファイル構造>
次に、本実施形態で扱う動画ファイルの構造について説明する。図2は本実施形態で扱う動画ファイルの構成例である。動画ファイル200は、動画データや音声データなどの各種データを格納する。また、動画ファイル200は、動画データの位置や、音声データの位置に関する位置情報を含む、メタデータ含む。動画ファイル200に格納される動画、音声データとメタデータは記録時間に応じてサイズが大きくなる。また、メタデータに格納される各情報は、動画、音声データに関する情報である。そのため、動画、音声データが記録された後にその内容が確定する。
この様なファイル形式で動画データを記録する形式として、MOVファイル形式が知られている。本実施形態では、MOVファイル形式に従い、動画ファイルを記録する。
MOVファイルはアトムと呼ばれる単位で構成される。一つのアトムは、アトムサイズ、アトムタイプ、アトムデータの領域を含む。アトムサイズにはこのアトムのデータ長(サイズ)の情報が格納される。アトムタイプにはアトムデータに格納されるデータ種別を示す情報が格納される。アトムデータには実データが格納される。アトムタイプは32ビットの固定長のデータ領域である。アトムデータは可変長の領域である。アトムサイズは、通常は32ビットであり、一つのアトムのサイズは通常0xFFFFFFFFバイト以下である。また、アトムサイズは64ビットに拡張することが可能である。そのため、後述の様に、mdatアトムに格納した動画のサイズが4GBを超える場合には、mdatアトムのアトムサイズを64ビットのデータとして記録する。
動画ファイル200は、ファイルタイプ互換アトム(ftyp),ムービーデータアトム(mdat),ムービーアトム(moov)の三つのアトムから構成される。ftyp、mdat、moovの各アトムは、最上位の階層である
ftypは、アトムタイプがftypであり、ファイルの互換性に関する情報が格納されるアトムである。ftypに記述されたアトムデータに基づいて、MOVファイルに格納された動画データや音声データの符号化方式等を判別することができる。mdatは、アトムタイプがmdatであり、動画データや音声データの各サンプルが格納されるアトムである。符号化された動画データや音声データは、それぞれチャンクという単位に分割されて格納される。本実施形態では、動画データの1チャンクを、H.264方式で規定された1GOPの動画データとする。また、音声データの1チャンクを、この1GOPに対応したフレーム数の音声データとする。
moovは、アトムタイプがmoovであり、動画データや音声データに関するメタデータが格納されるアトムである。moovのアトムデータには、動画データや音声データのチャンクのファイル先頭からのオフセットを示すチャンクオフセット、各チャンクのサンプル数、サンプルサイズなどの情報が格納される。moovは、1以上のtrakを含む。trakアトムは、1以上のビデオトラック、ビデオ、オーディオトラックを定義する情報である。図2では、説明のために、trakをtrak1,trak2と記述し、それぞれ音声、映像のトラックとする。
trakは、mdiaを含む。mdiaは各トラックのメディアタイプなどを記述した情報である。たとえば、mdiaチャンクの情報には、そのtrakが映像の情報を収めたものなのか、音声の情報を収めたものなのかを判断する情報が含まれる。mdiaはmdhdとstblを含む。mdhdには、動画データを再生するフレームレートを算出できる情報が格納される。stblには、動画データや音声データのチャンクのファイル先頭からのオフセットを示すチャンクオフセット、各チャンクのサンプル数、サンプルの表示時間、サンプルサイズなどの情報が格納される。ここで、動画データの1サンプルはフレームに対応し、音声データの1サンプルは音声フレームに対応する。
stco,co64はそれぞれ、mdatに格納された動画データ、音声データの各チャンク先頭のファイル先頭からの位置(オフセット位置)を示す情報を格納するアトムである。これらの位置情報は、この動画ファイルに格納された動画データや音声データを再生するために必要な情報である。なお、co64は、64ビットの位置情報を表現可能な位置情報を格納することができるアトムである。
stcoアトム、co64アトムに格納されるデータを図3に示す。図3(a)はstcoアトムを示している。アトムサイズはこのアトムの全体のサイズを示している。アトムタイプはstcoが格納される。バージョンはアトムのバージョンを示し通常0が格納される。フラグは他のアトムタイプで使用されるが、ここでは使用されないため0が格納される。エントリ数は、次の要素“オフセット”の個数を示している。オフセットはmdatに格納される動画データや音声データの各チャンクのファイル先頭からの位置を示す値が格納される。一つのエントリは、一つのチャンクのオフセットを示している。再生を行う場合にこのオフセットを参照することで、再生対象の動画像データがファイルのどこに存在するのかがわかるようになっている。stcoアトムに格納されるオフセットは4バイト(32ビット)のデータである。そのため、stcoでは、動画ファイルのサイズが4GBまでの場合に、各チャンクのオフセット値を表すことができる。
一方、図3(b)はco64アトムを示している。co64は、最後のオフセット以外はstcoと同じである。co64アトムに格納されるオフセットは8バイト(64ビット)のデータである。従って、co64アトムでは、各チャンクのオフセット値として、stcoアトムよりも大きな値を表すことができる。そのため、co64では、動画ファイルのサイズが4GBを超えた場合でも、各チャンクのオフセット値を表すことができる。
stszアトムは、stcoまたはco64の1要素ごとに、そのオフセットにあるデータのサイズ情報を格納する。
このように、動画ファイル構造には音声データや映像データに加え、各種アトムを含んだmoovといった管理データが含まれているため、動画ファイルのサイズを算出するときはこれらのデータサイズをすべて計算して足し合わせる。
すなわち、音声データや映像データは、データのビットレートと記録時間を掛け合わせてサイズを算出し、管理データは記録した音声データや映像データのサンプル数からサイズを算出する。動画ファイルのサイズを計算で求め、メディアフォーマットが取り扱える最大ファイルサイズに到達するか否かを判定できる。
本実施形態では、メモリカード173、175に記録されるファイルはそれぞれ、各メモリカードに対応するファイルシステムに従って管理される。例えば、本実施形態では、ファイルシステムとしてFAT32とexFATが用いられる。
CPU131は、各カードスロットに装着されたメモリカードのファイルシステムを検出する。そして、検出されたファイルシステムにより規定されたファイルサイズの上限に基づいて、記録中の動画ファイルの分割処理を制御すると共に、MOVファイルに格納されるオフセット情報として、stcoとco64の何れを使用するかを制御する。
具体的には、メモリカードのファイルシステムがFAT32である場合、記録中のファイルサイズが4GBを超えない様に、ファイル分割を行い、MOVファイルに格納されるオフセット情報として、stcoを用いるように制御する。また、メモリカードのファイルシステムがexFATの場合、ファイルサイズの上限がメモリカードの容量よりも遙かに大きいため、記録中のファイル分割は行わない。また、MOVファイルに格納されるオフセット情報として、co64を用いるように制御する。
<通常動画記録>
以下、図4を参照して、本実施例に係わる通常動画記録処理について説明する。図4の処理はCPU131が各部を制御することにより実行される、通常動画記録のフローである。
まずステップS101にて、CPU131はライブビュー開始/終了ボタン164の押下を検知してライブビューを開始する。ステップS102にて、CPU131は、記録開始/終了ボタン165の押下を検知すると、記録開始制御を行う。
ステップS103にて、新たに動画ファイルを作成する。そして、trakを生成し(ステップS104)、動画の符号化を開始する(ステップS105)。
符号化された映像データと音声データは、メモリ132に順次記憶される。また、CPU131は、動画や音声の符号化処理に伴い、信号処理部102からの発生符号量などの情報をメモリ132に記憶する。この様に、符号化された未記録の動画、音声データが順次メモリ132に記憶される。
メモリ132に記憶されている未記録の映像、音声データと、trakなどからなる未記録の管理データの合計が、メディアフォーマットによって記録できる最大ファイルサイズに達するかどうかを判定する(ステップS106)。最大ファイルサイズに達しないと判定したらステップS110に進み、CPU131はカード入出力部171に対し、メモリ132に記憶された映像データと音声データを記録するように指示する。前述のように、CPU131は、メモリカードのファイルシステムがFAT32の場合は、ファイルサイズの上限として4GBを設定する。exFATの場合はファイルサイズの上限を設定しないようにする。
ステップS106にて最大ファイルサイズに達すると判定したらステップS107に進み、メモリ132に記憶されている未記録の符号化データと管理データを、カード入出力部171に指示して書き出し、動画ファイル形成する。この指示に応じて、カード入出力部171は、映像データと音声データを、図2で説明したmdatアトムに順次格納、動画ファイルのヘッダーを書き出し、動画ファイルとして記録媒体173に記録する。ステップS108にて、新たに動画ファイルを作成し、ステップS109にて、trakを生成する。
ステップS111にて、trak情報を更新する。ステップS110で書き込みを行った映像データと音声データのオフセットを、図3で説明したstcoまたはco64にオフセット情報として、stszにサイズ情報を記憶する。即ち、ファイルシステムがFAT32の場合はstcoを用いる。また、ファイルシステムがexFATの場合はco64を用いる。
ステップS112にて、記録開始/終了ボタン165が押下されたかを判断する。記録開始/終了ボタン165が押下されていないとき、ステップS105に戻り、通常動画記録を続ける。
このように、通常動画記録では、順次符号化を行い、動画ファイルが形成されてゆく。メディアフォーマットが取り扱える最大ファイルサイズに達することのないように、新規ファイルを作成することで、メディアフォーマットに制限されることなく動画記録を継続することができる。
<マルチスロット動画記録>
以下、図5を参照して、本実施例に係わるマルチスロット動画記録処理について説明する。図5の処理はCPU131が各部を制御することにより実行される、マルチスロット動画記録のフローである。
本実施例では、説明のために、メモリカード173をスロット1、メモリカード175をスロット2と表記する。また本実施例では、ユーザがあらかじめ上下左右選択ボタン166と設定ボタン167により、グラフィカルユーザインタフェースでの選択と設定を行なうことで、記録される動画の保存先をスロット1とスロット2の同時記録に設定しており、設定情報がメモリ132に保持されているものとする。
まずステップS201にて、CPU131はライブビュー開始/終了ボタン164の押下を検知してライブビューを開始する。ステップS202にて、CPU131は、記録開始/終了ボタン165の押下を検知すると、記録開始制御を行う。
ステップS203にて、新たに動画ファイルを作成する。そして、trakを生成し(ステップS204)、動画の符号化を開始する(ステップS205)。
符号化された映像データと音声データは、メモリ132に順次記憶される。また、CPU131は、動画や音声の符号化処理に伴い、信号処理部102からの発生符号量などの情報をメモリ132に記憶する。この様に、符号化された未記録の動画、音声データが順次メモリ132に記憶される。
メモリ132に記憶されている未記録の映像、音声データと、trakなどからなる未記録の管理データの合計が、スロット1のメディアフォーマットによって記録できる最大ファイルサイズに達するかどうかを判定する(ステップS206)。最大ファイルサイズに達しないと判定したらステップS207でさらに、スロット2のメディアフォーマットによって記録できる最大ファイルサイズに達するかどうかを判定する。ステップS207でスロット2のメディアフォーマットによって記録できる最大ファイルサイズに達しない場合、ステップS211に進む。
ステップS206でスロット1の最大ファイルサイズに達していると判定される場合、またはステップS207でスロット2の最大ファイルサイズに達していると判定される場合は、ステップS208に進み、メモリ132に記憶されている未記録の符号化データと管理データを、カード入出力部171に指示して書き出し、動画ファイル形成する。この指示に応じて、カード入出力部171は、映像データと音声データを、図2で説明したmdatアトムに順次格納、動画ファイルのヘッダーを書き出し、動画ファイルとしてスロット1とスロット2に同時記録する。ステップS209にて、新たに動画ファイルを作成し、ステップS210にて、trakを生成する。
ステップS211にて、CPU131はカード入出力部171に対し、メモリ132に記憶された映像データと音声データを記録するように指示する。
ステップS212にて、trak情報を更新する。ステップS211で書き込みを行った映像データと音声データのオフセットを、図3で説明したstcoまたはco64にオフセット情報として、stszにサイズ情報を記憶する。
ステップS213にて、記録開始/終了ボタン165が押下されたかを判断する。記録開始/終了ボタン165が押下されていないとき、ステップS105に戻り、マルチスロット動画記録を続ける。
このように、マルチスロット動画記録では、スロット1、スロット2を両方考慮し、メディアフォーマットが取り扱える最大ファイルサイズに達することのないように、新規ファイルを作成する。
本実施例により、マルチスロット動画記録を行う際、新規ファイルの作成タイミングはスロット間で同時となるため、スロット間で同じ数の動画ファイルができ、動画ファイルの管理が容易になる。
以下、図6を参照して、本実施例に係わるユーザ設定とフォトイン含む動画記録処理について説明する。図6の処理はCPU131が各部を制御することにより実行される、ユーザ設定とフォトインを含む動画記録のフローである。
本実施例では、ユーザがあらかじめ上下左右選択ボタン166と設定ボタン167により、グラフィカルユーザインタフェースでの選択と設定を行なうことで、動画記録の最大ファイルサイズを指定し、設定情報がメモリ132に保持されているものとする。
また、本実施例では、動画記録中に静止画を撮影した場合(以下、フォトインと呼ぶ)、フォトインが実施されたことを示すフラグがメモリ132に保持されるものとする。
まずステップS301にて、CPU131はライブビュー開始/終了ボタン164の押下を検知してライブビューを開始する。ステップS302にて、CPU131は、記録開始/終了ボタン165の押下を検知すると、記録開始制御を行う。
ステップS303にて、新たに動画ファイルを作成する。そして、trakを生成し(ステップS304)、動画の符号化を開始する(ステップS305)。
符号化された映像データと音声データは、メモリ132に順次記憶される。また、CPU131は、動画や音声の符号化処理に伴い、信号処理部102からの発生符号量などの情報をメモリ132に記憶する。この様に、符号化された未記録の動画、音声データが順次メモリ132に記憶される。
メモリ132に記憶されている未記録の映像、音声データと、trakなどからなる未記録の管理データの合計が、ユーザが指定した動画ファイルの最大サイズに達しているかどうかを判定する(ステップS306)。最大サイズに達すると判断したらステップS311にてフォトイン実施のフラグを見る。フォトインが実施されている場合、ステップS307に進む。フォトインが実施されていない場合、ステップS312に進み、メモリ132に記憶されている未記録の符号化データと管理データを、カード入出力部171に指示して書き出し、動画ファイル形成する。この指示に応じて、カード入出力部171は、映像データと音声データを、図2で説明したmdatアトムに順次格納、動画ファイルのヘッダーを書き出し、動画ファイルとして記録媒体173に記録する。ステップS313にて、新たに動画ファイルを作成し、ステップS314にて、trakを生成する。
ステップS307では、メモリ132に記憶されている未記録の映像、音声データと、trakなどからなる未記録の管理データの合計が、メディアフォーマットによって記録できる最大ファイルサイズに達するかどうかを判定する。最大ファイルサイズに達すると判定したらステップS312に進み、先述の処理を行う。
ステップS308にて、CPU131はカード入出力部171に対し、メモリ132に記憶された映像データと音声データを記録するように指示する。
ステップS309にて、trak情報を更新する。ステップS308で書き込みを行った映像データと音声データのオフセットを、図3で説明したstcoまたはco64にオフセット情報として、stszにサイズ情報を記憶する。
ステップS310にて、記録開始/終了ボタン165が押下されたかを判断する。記録開始/終了ボタン165が押下されていないとき、ステップS306に戻り、ユーザ設定とフォトイン含む動画記録を続ける。
このように、ユーザ設定とフォトイン含む動画記録では、メディアフォーマットが取り扱える最大ファイルサイズに加え、ユーザ指定の動画ファイルサイズに達することのないように、新規ファイルを作成して動画記録を継続する。
このとき、動画ファイルサイズのユーザ指定がなされている場合においても、フォトインが発生している場合は、メディアフォーマットが取り扱える最大ファイルサイズに達するまで新規ファイルを作成しない。これは、フォトインが発生して、保存されるファイル数が増加する場合に動画ファイル数を抑制できるという効果がある。すなわち、動画ファイルの管理が煩雑になることを抑制することができる。
[他の実施形態]
本発明に係る撮像装置は、実施例1で説明した撮像装置100に限定されるものではない。本発明に係る撮像装置は、例えば、複数の装置から構成されるシステムにより実現することも可能である。
さらに、実施例1において説明した構成及び機能は、コンピュータで実行可能なコンピュータプログラムによって実現することもできる。この場合、当該コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体から当該コンピュータによって読み出され、当該コンピュータで実行される。またこの場合、当該コンピュータ読取可能な記録媒体には、ハードディスク装置、光ディスク、CD−ROM、CD−R、メモリカード、ROM等を用いることができる。なお、当該コンピュータプログラムは、通信インターフェースを介して外部装置から当該コンピュータに提供され、当該コンピュータで実行されるようにしてもよい。
101 撮像レンズ、102 メカニカルシャッタ、103 撮像素子、
141 レンズ駆動部、142 シャッタ制御部

Claims (1)

  1. 撮像手段と、
    前記撮像手段により得られた動画データと、前記動画データのオフセット情報とを含む動画ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録媒体のファイルシステムを検出し、前記検出されたファイルシステムに応じて、前記記録手段により記録される動画ファイルの分割処理と、前記動画ファイルに記録されるオフセット情報とを制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記記録媒体のファイルシステムが第1のファイルシステムである場合、前記記録手段により記録中の動画ファイルのファイルサイズが前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズの上限に達したことに応じてファイルを分割すると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズまでのオフセット値を記述可能な第1のオフセット情報を記録し、前記記録媒体のファイルシステムが第2のファイルシステムである場合、前記記録手段により記録中の動画ファイルの分割を行わないようにすると共に前記第1のファイルシステムにより規定されるファイルサイズよりも大きいオフセット値を記述可能な第2のオフセット情報を記録するように制御することを特徴とする撮像装置。
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