JP2014033354A - 動画記録装置及び動画記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】同時記録中、少なくとも1つの記録媒体への映像記録が終了した時に他の記録媒体へ継続して映像を記録可能とする。これと共に、両者の映像に対し関連する映像IDを付与しないようにする。
【解決手段】記録手段は、複数の記録媒体109,110に対し、同一内容の動画像を同時に記録する。識別情報設定手段は、複数の記録媒体109,110に記録されるそれぞれの動画像に対し、同一の識別情報を設定する。制御手段101は、記録手段により前記複数の記録媒体109,110に同一内容の動画像を同時に記録している途中で、少なくとも1つの記録媒体への動画像の記録が停止し、他の記録媒体には動画像の記録が継続している場合に、記録が停止した記録媒体に記録されている動画像の識別情報と、記録が継続している記録媒体に記録されている動画像の識別情報とを異ならしめるように制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ビデオカメラなどの動画記録装置及び動画記録方法に関し、特に複数の記録媒体に、同一内容の映像を同時に記録できる動画記録装置及び動画記録方法に関するものである。
一般に、業務用カメラには、2枚のメモリカードに、同一内容の映像を同時に記録できる機能(以下、同時記録)を持つものがある。このような同時記録機能を有するカメラでは、同一映像形式の映像を同時記録した場合に、映像の撮影後に、映像の複製を別のメモリカードに作成するといったバックアップ作業を省略できる。ここで、同一映像形式とは、映像の解像度やビットレート、フレームレート、圧縮形式等、映像を撮影する際の各種設定が全て同一であることを意味する。
一方、この同時記録機能を有するカメラでは、異なる映像形式の映像を同時記録した場合に、映像の撮影後に、映像の用途に応じて映像形式を変換し、新たな映像ファイルを作成する作業を省略できる。
この同時記録機能を有するカメラでは、同一映像形式で同時記録された2つの映像に対して同一の映像IDを付与する。ここで、映像IDとは、個々の映像を識別するための情報である。この映像IDは、カメラ内やPersonal Computer(以下、PC)アプリケーション上において、映像を管理することに利用される。さらに、2つの映像に同一の映像IDを付与した場合には、2つの映像が同一映像形式かつ同一内容であることを映像IDから判定可能となる。また、異なる映像形式で同時記録した場合には、記録された2つの映像に対して類似する映像IDを付与することで、2つの映像が、映像形式は異なるが同一内容であることを映像IDから判定可能となる。
このように関連する映像IDを付与することで、撮影後の映像データの管理が容易になる。なお、映像記録中、カメラで不測のエラーが発生した場合等に、映像IDが付与されずに映像記録が終了するといった事態を防ぐため、一般的に、映像IDは映像記録開始時に映像に付与される。
このような同時記録機能を有する機器においては、1つの撮像で得られる画像データを複数の記録媒体に対して記録する。そして、この同時記録機能を有する機器では、複数の記録媒体の少なくとも一方の残容量が所定値に満たない場合に、以後の撮影操作を禁止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−354623号公報
ここで、実際の撮影の現場では、2つの記録媒体に対し、同時記録を行っている際に、一方の残容量が所定値以下となった場合でも、他方の記録媒体に対して継続して映像記録を行いたい場合がある。このような場合に、従来の同時記録機能を有するカメラでは、例えば、一方の記録媒体の残容量が所定値以下となる直前で、決定的シーンが目前に現れたときに、他方の記録媒体への記録の継続を優先することが提案されている。
しかしながら、このような同時記録機能を有するカメラでは、一方の記録媒体への記録が終了した後も、他方の記録媒体への記録を継続すると、2つの映像には関連する映像IDが付与されることになる。よって、この場合には、関連する映像IDが付与された2つの映像間で、映像内容や映像記録時間に差異が生じてしまうという問題があった。
本発明の目的は、同時記録中、少なくとも1つの記録媒体への映像記録が終了した時に他の記録媒体へ継続して映像を記録可能とする。これと共に、両者の映像に対し関連する映像IDを付与しないようにする動画記録装置及び動画記録方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動画記録装置は、複数の記録媒体に対し、同一内容の動画像を同時に記録可能な記録手段と、前記記録手段により前記複数の記録媒体に動画像を記録する場合に、それぞれの前記記録される動画像に対し、同一の識別情報を設定する識別情報設定手段と、前記記録手段により前記複数の記録媒体に同一内容の動画像を同時に記録している途中で、少なくとも1つの記録媒体への動画像の記録が停止し、他の記録媒体には動画像の記録が継続している場合に、記録が停止した記録媒体に記録されている動画像の識別情報と、記録が継続している記録媒体に記録されている動画像の識別情報とを異ならしめるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の動画記録方法は、複数の記録媒体に対し、同一内容の動画像を同時に記録可能な記録工程と、前記記録工程により前記複数の記録媒体に動画像を記録する場合に、それぞれの前記記録される動画像に対し、同一の識別情報を設定する識別情報設定工程と、前記記録工程により前記複数の記録媒体に同一内容の動画像を同時に記録している途中で、少なくとも1つの記録媒体への動画像の記録が停止し、他の記録媒体には動画像の記録が継続している場合に、記録が停止した記録媒体に記録されている動画像の識別情報と、記録が継続している記録媒体に記録されている動画像の識別情報とを異ならしめるように制御する制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、同時記録機能を利用して動画像の記録を行ったときに、映像内容や映像記録時間が異なることとなってしまった映像同士に、関連する映像IDが付与されることを防止できる。
本発明の実施の形態に係わる撮像装置を示すもので、(a)は、撮像装置の要部概略構成を示すブロック図、(b)は、撮像装置における撮影映像のデータ構成を示す説明図である。 本実施の形態に係わる撮像装置による撮影処理の動作の手順を示すフローチャートである。 (a)は、本実施の形態に係わる撮像装置で同時記録設定ではない場合の記録媒体Aに映像記録処理するときの動作の手順を示すフローチャート、(b)は、同時記録設定での記録媒体Bに映像記録処理するときの動作の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態に係わる撮像装置において、映像IDを付与する方法を示す説明図である。 本実施の形態に係わる撮像装置において、3つの記録媒体に同時記録を実施した場合の映像IDを付与する方法を示す説明図である。 (a)(b)は、本実施の形態に係わる撮像装置において、同時記録継続のための選択画面と、記録媒体の残容量表示を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係わる撮像装置の概略構成を示すブロック図である。この図1(a)において、101は、撮像装置100全体の制御を司る制御部である。制御部101は後述する各ユニットを制御して、ユーザの設定と操作に応じて画像を処理する。
この図1(a)で、102は、光学レンズや撮像素子を備えた撮像部である。この撮像部102では、CCDやCMOS等の撮像素子により、光学レンズを経て導入された光(映像)を電気信号に変換する。この撮像部102は、制御部101からの指示に従い、撮像素子の感度調整(ゲインコントロール)、シャッター時間に従った撮像素子からのデータの読み取り、絞りやシャッタースピードの変更による露出の制御等を行う。
この図1(a)で、103は、撮像装置100を制御するプログラムとプログラムが使用するデータを格納するためのメモリである。撮像装置に電源が投入されると、制御部101は、ROM103からプログラムを読み込み、撮像装置の制御を開始する。
この図1(a)で、104は、撮像装置100を制御するプログラムが作業領域として使用するための書き換え可能なメモリ(RAM)である。このRAM104は、撮像部102の出力する画像データを一時的に保存するバッファとしても使用される。
この図1(a)で、105は、ユーザの指示を撮像装置100に伝えるための操作部である。この操作部105は、撮影ボタン、メニューボタン等を含む複数のボタン、ダイヤル、タッチパネルにより構成される。ユーザは、操作部105を操作し、同時記録での撮影を行うか否かを設定することができる。
この図1(a)で、106は、制御部101からの指示に従い、映像を表示するための表示部である。この表示部106は、液晶表示装置(LCD)のような薄型ディスプレイとそのディスプレイをコントロールするディスプレイドライバユニットで構成される。
この表示部106には、撮像装置100の各種設定を行うためのメニュー及び撮像部102が出力する映像のデータ(構図決定用のファインダとしての利用)が表示される。これと共に、この表示部106には、撮影した映像(撮影映像の確認としての利用)及び後述する記録媒体に格納された映像(ビューアとしての利用)が表示される。この表示部106では、それぞれの映像には任意のグラフィクス画像を重畳して表示することが可能である。
図1(a)で、109、110は、撮影した映像やその他のデータを保持するための記録媒体である(以下、記録媒体A、記録媒体Bとする)。具体的に言うと、この記録媒体109、110は、SDメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、メモリスティックなどのカード型で取り外し可能なメモリで構成することができる。さらに、この記録媒体109、110は、外付けのハードディスクドライブ又はソリッドステートドライブ等で構成してもよい。これら記録媒体109、110は、外部IF107、108を介して撮像装置に接続されている。
上述のように構成された撮像装置100では、撮影した映像が、制御部101によりMPEG2形式等にエンコードされ、映像ストリームファイルとして保存される。
さらに、この撮像装置100では、図1(b)に示すように、映像ストリームファイルの生成と同時に、管理ファイルを生成する。この管理ファイルには、映像の記録期間やフレームレート、解像度等の映像に関する情報、撮影者及び撮影内容等のメタデータが記録される。これら2つのファイルは、1つの映像データとして扱われる。なお、この撮像装置100では、映像記録中に記録媒体の残容量が所定値以下になった記録媒体に対する記録動作を停止するよう制御する。
この撮像装置100では、制御部101〜外部IF108が、各要素間の制御信号やデータ信号のための伝送路である内部バス111と接続されている。
<撮像装置100の動作説明>
次に、撮像装置100における撮像処理の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。この撮像処理の説明において、撮像装置100は、予めユーザにより、同一映像形式で同時記録撮影を行うよう設定されているものとする。なお、ここでの同時記録とは、厳密に同じ時間に同一データが記録されることのみを表現しているのではなく、同一データを複数の記録媒体に順番に、分割的に記録するような場合も含むものとする。
この撮像装置100では、ユーザが撮影の操作を開始したときに、撮像処理がスタートする。そして、撮像装置100は、撮像部102において、光学レンズから入力された映像を撮像素子で電子データ化し、その電子データを制御部101に画像データとして出力する(ステップS201)。
次に、制御部101は、ステップS201で取得した画像データを表示部106に構図決定用(プレビュー用)の映像として表示する(ステップS202)。このとき、ステップS201で撮像部102から出力した画像データは、表示部106の解像度に調整して表示することになる。
次に、制御部101は、ユーザによる記録開始指示があったか否かを判定する(ステップS203)。そして、制御部101は、記録開始指示があったと判定した場合(ステップS203でYES)に、ステップS204へ進む。また、制御部101は、記録開始指示がないと判定した場合(ステップS203でNO)にステップS201に戻り、構図決定用(プレビュー)の映像を更新する。
次に、制御部101は、撮像装置100が同時記録撮影を行うよう設定されているかを判定する(ステップS204)。そして、制御部101は、設定されていると判定した場合(ステップS204でYES)に、ステップS205へ進み、設定されていないと判定した場合(ステップS204でNO)にステップS207へ進む。
次に、制御部101は、外部IF107を介して、画像データを記録媒体Aに記録する(ステップS205)。次に、制御部101は、外部IF108を介して、ステップS205において記録媒体Aへ保存した画像データと同一の画像データを、記録媒体Bへ記録する(ステップS206)。同時記録設定での画像データの記録動作の詳細については、後述する。
次に、制御部101は、撮像装置100が同時記録撮影を行うよう設定されていないと判定してステップS207へ進んだ場合に、外部IF107を介して、画像データを記録媒体Aに記録する。同時記録設定ではない場合の記録動作の詳細については後述する。
次に、制御部101は、ユーザによる記録停止指示があったか否かを判定し、記録停止指示があった場合(ステップS208でYES)に、当該同時記録を終了する。また、制御部101は、記録停止指示がない場合(ステップS208でNO)にステップS201に戻り、前述したルーチンを繰り返す。
次に、前述した撮像処理において、同時記録設定ではない場合における、記録媒体Aへの映像記録処理の動作(ステップS207)の詳細に関して、図3(a)のフローチャートに基づいて説明する。
この記録媒体Aへの映像記録処理が開始すると、制御部101は、記録媒体Aの残容量が所定値以下か否かを判定し所定値以下と判定した場合(ステップS301でYES)であれば記録動作を終了する。また、制御部101は、所定値以下でないと判定した場合(ステップS301でNO)に、ステップS302へ進む。
次に、制御部101は、現在の記録動作が、記録開始時点のものであるか否かを判定し、現在の記録操作が記録開始時点のものであると判定した場合(ステップS302でYES)にステップS303へ進む。また、制御部101は、現在の記録操作が記録開始時点のものでないと判定した場合(ステップS302でNO)にステップS305へ進む。
制御部101は、現在の記録操作が記録開始時点のものと判定した場合に、現在の記録動作で生成される映像データに対して映像IDを生成し、映像ストリームファイルのヘッダ部に記録する(ステップS303)。このように、映像記録開始時に、映像IDを映像データに付与した場合には、その後の映像記録中に不測のエラー発生により映像記録が中断された場合に、映像IDが付与されていない映像が生成される事態を防止することができる。
次に、制御部101は、撮像部から出力された画像データをMPEG2等、所定の圧縮方式でエンコードする(ステップS304)。
次に、制御部101は、エンコードした画像データを、所定の保存ルールに従って映像ストリームファイル中に保存する(ステップS305)。
次に、前述した撮像処理において、同時記録設定での記録動作の詳細に関して、記録媒体Bに対する映像記録処理の動作について図3(b)のフローチャートを参照して説明する。なお、この同時記録設定での映像記録処理では、記録媒体Aに対する記録動作も同様に行われる。ここで、この同時記録処理において、記録媒体A、記録媒体Bに同時記録される映像データをそれぞれ、映像A1、映像B1とする。
この同時記録設定での映像記録処理では、制御部101が、記録媒体B(記録動作中の記録媒体)の残容量が所定値以下か否かを判定する(ステップS311)。また、制御部101は、所定値以下と判定した場合に、記録動作を終了し、所定値以下でないと判定した場合にステップS312へ進む。
次に、制御部101は、現在の記録動作が、記録開始時点のものであるか否かを判定し、現在の記録操作が記録開始時点のものと判定した場合(ステップS312でYES)に、ステップS313へ進む。また、制御部101は、現在の記録操作が記録開始時点のものでないと判定した場合(ステップS312でNO)に、ステップS315へ進む。
次に、制御部101は、映像ID(仮に、0x01とする)を生成し、映像B1の映像ストリームファイルのヘッダ部に記録する(ステップS313)。ここで、本実施の形態では、同一映像形式で同時記録を行うものであるので、映像A1にも同一の映像IDを付与する。
次に、制御部101は、現在記録中の映像が同時記録設定で記録されているということを示すメタデータ(以下、同時記録メタデータとする)を、映像B1の映像ストリームファイルのヘッダ部に記録する(ステップS314)。
次に、制御部101は、現在、記録媒体Aと記録媒体Bで同時記録が継続しているか否かを判定する(ステップS315)。具体的に言うと制御部101は、映像A1と映像B1の映像IDが同一か否か又は映像A1と映像B1に、同時記録メタデータが付与されているか否かで判定する。制御部101は、同時記録が継続していると判定した場合(ステップS315でYES)にステップS316へ進み、継続していないと判定した場合(ステップS315でNO)にステップS319へ進む。
次に、制御部101は、同時記録が継続していると判定した場合、さらに記録媒体A(他の記録媒体)の残容量が所定値以下か否かを判定する(ステップS316)。そして制御部101は、所定値以下であると判定した場合(ステップS316でYES)にステップS317へ進み、所定値以下でないと判定した場合(ステップS316でNO)にステップS319へ進む。
制御部101は、所定値以下であると判定した場合に、図4に示すように、映像A1の映像IDを、現在付与されている映像ID(0x01)とは異なる映像ID(仮に、0x02とする)に変更する。ここでは、映像A1の映像IDの代わりに、映像B1の映像IDを変更するようにしてもよい。
次に、制御部101は、映像A1、映像B1の映像ストリームファイルのヘッダ部や管理ファイル中に記録された同時記録メタデータを削除(ステップS318)した後、ステップS319へ進む。
次に、制御部101は、ステップS319において、撮像部から出力された画像データをMPEG2等、所定の圧縮方式でエンコードする。次に、制御部101は、ステップS319においてエンコードした画像データを、所定の保存ルールに従って映像ストリームファイル中に保存(ステップS320)する。
上述した本映像記録処理では、同時記録中、映像A1の記録が停止した後も映像B1の記録を継続する場合に、映像A1と映像B1に対して同一の映像IDが付与されることを防止できる。
なお、本実施の形態では、同時記録の際に、一方の記録媒体の残容量が所定値以下になり記録が停止した場合について説明したが、映像記録中に何らかのエラーが発生し、記録が停止した場合にも適用可能である。
また、本実施の形態では、説明の簡単化のため、映像IDを0x01、0x02で表した。なお、映像IDは、Globally Unique Identifier(以下、GUIDとする)や、GUIDを元に生成したコードとしても良い。これにより、異なる映像IDが付された映像同士は、それらの映像内容が異なることを保証できる。
また、本実施の形態では、映像IDや同時記録メタデータを映像ストリームファイルのヘッダ部に記録したものについて説明したが、管理ファイルの方に記録するようにしてもよい。さらに、本実施の形態では、映像記録開始時に映像IDを映像に付与すものについて説明したが、映像IDの生成及び記録のタイミングを、映像記録途中や映像記録終了後としてもよい。
また、図1(a)のブロック構成では、撮像装置100が外部IFを2つ備えたものについて説明した。しかし、外部IFを3つ以上備え、それぞれの外部IFに対して記録媒体を接続し、接続中の記録媒体に同時記録を実施する場合でも、本発明が適用可能である。
例えば、3つの外部IFに記録媒体A、記録媒体B、記録媒体Cが接続され3つの記録媒体に対して同時記録が実施されている状況で、記録媒体Aへの記録が停止した場合にも映像IDを変更できる。次に、この場合の映像IDの変更方法について、図5を参照して説明する。ここでは、記録媒体A、記録媒体B、記録媒体Cに対して同時記録されている映像をそれぞれ、映像A2、映像B2、映像C2とし、同一の映像IDが付与されているものとする。
この場合の映像IDの変更方法では、映像B2、映像C2の同時記録は継続中であるため、映像A2のみ、映像IDを変更する又は映像B2、映像C2の映像IDを変更する。この場合の映像IDの変更方法では、その後、映像A2のみ、同時記録メタデータを削除する。この場合の映像IDの変更方法では、このようにして映像内容の異なる映像A2と映像B2(映像C2)に対し、同一の映像IDが付与されることを防止することができる。
また、本実施の形態では、同一の映像形式の映像の同時記録を実施する場合について説明したが、映像形式が異なる映像の同時記録を実施する場合にも本発明は適用可能である。例えば、記録媒体AにHD映像(解像度:1920x1080)、記録媒体BにSD映像(解像度:720x480)の同時記録が実施されている状況で、記録媒体Aへの記録が停止した場合にも適用できる。
ここでは、HD映像、SD映像に付与された映像IDをそれぞれ、0x01H、0x01Sとする。この映像IDは、同一ではないが、共通部(0x01)を有していることより、2つの映像が、異なる映像形式での同時記録(バックアップ記録)によって撮影されたものと判定できるようにしている。この場合も、図3(b)のステップS317と同様に、記録媒体AにおけるHD映像の映像IDを0x02Hと変更することにより、この映像IDによって、2つの映像が同一内容でないことを示すことができる。
また、本実施の形態の映像A1に対しては、撮影した映像をPCに取り込んで管理する場合に、同時記録の途中で記録が終了したことを示す情報を付与するようにしてもよい。同様に、本実施の形態の映像B1に対しては、映像記録中に同時記録(バックアップ記録)が終了したことを示す情報(同時記録が終了したタイムコード等)を付与するようにしてもよい。これにより、PC等で映像を管理する上で上記情報を検索クエリ等に利用できる。
また、本実施の形態において、映像B1は、映像A1の内容を全て含んでいるため、PC等で撮影映像を取り込む際に、先に記録媒体Bから映像B1を取り込むことで、記録媒体Aから映像A1を取り込む作業が省略可能である。そこで、本実施の形態に係わる撮像装置では、映像B1の記録が終了したタイミング等で、メッセージを出す等、作業付加の少ない映像取り込み方法をユーザに案内するようにしてもよい。この場合のメッセージは、例えば「只今撮影した映像をPCに取り込む際にはスロットBのメディアを使用してください」といったものがある。
本実施の形態の撮像装置では、同時記録時に、記録媒体Aへの記録が停止した際に、映像記録Bへの記録も停止したいというユーザの要望を取り入れることができる。このときには、撮像装置を、記録媒体Aへの記録が停止した場合に、記録媒体Bへの記録も停止するか否かを、撮影開始前にユーザに設定させるように構成してもよい。なお、この設定は、ユーザが操作部105を操作し、表示部106にメニュー画面を表示させて行う。
また、本実施の形態に係わる撮像装置では、記録媒体Aの残容量が所定値以下になった場合に、図6(a)のように、表示部106の画面にダイアログ510を表示し、映像記録を継続するか否かをユーザ選択させてもよい。なお、図6(a)の520、530、540は、それぞれ記録媒体Aの残容量、記録媒体Bの残容量、同時記録可能時間である。ここで、ダイアログ510において「継続」ボタンが押下された場合には、表示部106の画面上の残容量表示520、530、540を、例えば図6(b)のように変更する。これにより、現在、記録媒体A、記録媒体Bへの同時記録を中断し、記録媒体Bにのみ映像を継続記録中であることをユーザに通知できる。
なお、本実施の形態では、同一内容の動画像を、単一の撮像素子から取得した画像情報より生成するように構成しても良い。
本実施の形態では、同一内容の動画像を、動画像の解像度、ビットレート、明度、彩度、コントラスト、圧縮率及び圧縮方法の内の少なくともいずれか1つが異なる動画像とする。そして、識別情報設定手段が、動画像に対し、相互に類似する識別情報を設定するように構成しても良い。
本実施の形態では、記録が終了した動画像の映像データに対し、同時記録の途中で動画記録が終了した旨を示す情報を付与する追加情報付与手段を設けて構成しても良い。
本実施の形態では、動画記録を継続した映像データに対し、動画記録中に同時記録が中断した旨を示す情報を付与する追加情報付与手段を設けて構成しても良い。
本実施の形態では、追加情報付与手段により付与される情報が、記録手段により動画像のストリームファイル、管理ファイルの少なくともいずれか一方に付与されるように構成しても良い。
本実施の形態では、記録媒体における撮影可能容量を表す情報を表示する撮影可能容量表示手段を設ける。そして、撮影可能容量表示手段は、複数の記録媒体のうち、少なくとも1つの記録媒体への映像記録が終了した時に、他の記録媒体に継続して映像が記録された場合、撮影可能容量を表す情報を変更して表示するように構成しても良い。
このように、本実施の形態に係わる撮像装置によれば、映像内容や映像記録時間が異なる映像に対し、関連する映像IDが付与されることを防止することができる。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記録媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
100 撮像装置
101 制御部
106 表示部
109 記録媒体A
110 記録媒体B

Claims (13)

  1. 複数の記録媒体に対し、同一内容の動画像を同時に記録可能な記録手段と、
    前記記録手段により前記複数の記録媒体に動画像を記録する場合に、それぞれの前記記録される動画像に対し、同一の識別情報を設定する識別情報設定手段と、
    前記記録手段により前記複数の記録媒体に同一内容の動画像を同時に記録している途中で、少なくとも1つの記録媒体への動画像の記録が停止し、他の記録媒体には動画像の記録が継続している場合に、記録が停止した記録媒体に記録されている動画像の識別情報と、記録が継続している記録媒体に記録されている動画像の識別情報とを異ならしめるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする動画記録装置。
  2. 前記動画記録の停止には、前記記録媒体の残容量が所定値以下となって停止した場合及びエラー発生により動画記録が停止した場合が含まれることを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。
  3. 前記同一内容の動画像は、単一の撮像素子から取得した画像情報より生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画記録装置。
  4. 前記同一内容の動画像を、同一映像形式の映像データとし、前記識別情報設定手段が、前記同一映像形式の映像データに対し、同一の識別情報を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  5. 前記同一内容の動画像を、動画像の解像度、ビットレート、明度、彩度、コントラスト、圧縮率、圧縮方法の少なくともいずれか1つが異なる動画像とし、前記識別情報設定手段が、前記動画像に対し、相互に類似する識別情報を設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  6. 前記識別情報設定手段により設定される情報は、記録手段により動画像のストリームファイル、管理ファイルの少なくともいずれか一方に記録されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  7. 前記記録が終了した動画像に対し、同時記録の途中で動画記録が終了した旨を示す情報を付与する追加情報付与手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  8. 前記動画記録を継続した動画像に対し、動画記録中に同時記録が中断した旨を示す情報を付与する追加情報付与手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  9. 前記追加情報付与手段により付与される情報は、記録手段により動画像のストリームファイル、管理ファイルの少なくともいずれか一方に付与することを特徴とする請求項7から8のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  10. 接続中の記録媒体に関する情報を通知する通知手段を有し、当該通知手段は、前記記録が終了した動画像を含まない記録媒体に関する情報を通知することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  11. 前記複数の記録媒体のうち、少なくとも1つの記録媒体への動画記録が終了した場合に、他の記録媒体への記録を終了するか否かをユーザに選択させる選択手段を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  12. 前記記録媒体における撮影可能容量を表す情報を表示する撮影可能容量表示手段を有し、前記複数の記録媒体のうち、少なくとも1つの記録媒体への映像記録が終了した時に、他の記録媒体に継続して映像が記録された場合、前記撮影可能容量を表す情報を変更して表示することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の動画記録装置。
  13. 複数の記録媒体に対し、同一内容の動画像を同時に記録可能な記録工程と、
    前記記録工程により前記複数の記録媒体に動画像を記録する場合に、それぞれの前記記録される動画像に対し、同一の識別情報を設定する識別情報設定工程と、
    前記記録工程により前記複数の記録媒体に同一内容の動画像を同時に記録している途中で、少なくとも1つの記録媒体への動画像の記録が停止し、他の記録媒体には動画像の記録が継続している場合に、記録が停止した記録媒体に記録されている動画像の識別情報と、記録が継続している記録媒体に記録されている動画像の識別情報とを異ならしめるように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする動画記録方法。
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