JP2016192365A - シールドケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性や耐屈曲性を維持しながらも電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを発揮することが可能なシールドケーブルを提供する。【解決手段】信号線101と、信号線101の周囲に設けられている編組シールド102と、編組シールド102の周囲に巻き付けられているシールドテープ103と、シールドテープ103の周囲に設けられているジャケット104と、を備えており、シールドテープ103は、テープ基材201と、テープ基材201の外面に設けられていると共に磁性体粉と熱溶融型接着剤とを含む磁性樹脂組成物で形成されている磁性熱溶融型接着層202と、テープ基材201の内面に設けられていると共に導電性金属で形成されている導電性金属層203と、を有しており、磁性熱溶融型接着層202がジャケット104と密着していると共に導電性金属層203が編組シールド102と接触しているシールドケーブル100である。【選択図】図1
Description
本発明は、外来雑音の発生原因となる外部磁界と外部電磁波の両方の影響を軽減することができるシールドケーブルに関する。
従来、シールドケーブルにおいては、信号線の周囲に複数本のシールド素線で構成されている編組シールドを設けることにより、外来雑音の発生原因となる外部電磁波の影響を軽減している。
ところが、外部電磁波の発生源である電子機器等における信号伝送速度の高速化に伴い、シールド素線間に存在している隙間を通じて高周波帯域の外部電磁波が信号線に到達する虞がある。
そのため、シールドテープを更に巻き付けてシールド素線間に存在している隙間を閉塞させることにより、シールド素線間に存在している隙間を通じて高周波帯域の外部電磁波が信号線に到達することを防止している。
また、編組シールドだけでは、外来雑音の発生原因となる外部磁界の影響を軽減することはできないため、別途、シールドケーブルの端末部等にフェライトコアを装着している(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、フェライトコアは柔軟性が皆無であることから、シールドケーブルの端末部等にフェライトコアを装着することにより、シールドケーブルの端末部等における可撓性や耐屈曲性が損なわれるため、例えば、フェライトコアの根元でシールドケーブルの屈曲等に伴う応力集中が起きてシールドケーブルが断線し易くなる。
そこで、本発明の目的は、可撓性や耐屈曲性を維持しながらも電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを発揮することが可能なシールドケーブルを提供することにある。
この目的を達成するために創案された本発明は、少なくとも一本の信号線と、前記信号線の周囲に設けられている編組シールドと、前記編組シールドの周囲に巻き付けられているシールドテープと、前記シールドテープの周囲に設けられているジャケットと、を備えており、前記シールドテープは、テープ基材と、前記テープ基材の外面に設けられていると共に磁性体粉と熱溶融型接着剤とを含む磁性樹脂組成物で形成されている磁性熱溶融型接着層と、前記テープ基材の内面に設けられていると共に導電性金属で形成されている導電性金属層と、を有しており、前記磁性熱溶融型接着層が前記ジャケットと密着していると共に前記導電性金属層が前記編組シールドと接触しているシールドケーブルである。
前記ジャケットは、充実押出被覆されて形成されており、前記磁性熱溶融型接着層は、押出熱で前記ジャケットと融着されていることが好ましい。
前記磁性体粉は、ファインメット(登録商標)で形成されており、前記熱溶融型接着剤は、オレフィン系樹脂で形成されていることが好ましい。
本発明によれば、可撓性や耐屈曲性を維持しながらも電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを発揮することが可能なシールドケーブルを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に順って説明する。
図1に示す通り、本発明の好適な実施の形態に係るシールドケーブル100は、少なくとも一本の信号線101と、信号線101の周囲に設けられている編組シールド102と、編組シールド102の周囲に巻き付けられているシールドテープ103と、シールドテープ103の周囲に設けられているジャケット104と、を備えている。
信号線101は、例えば、同軸ケーブルで構成されており、編組シールド102は、導電性が高い銅や銅合金等で形成されている複数本のシールド素線で構成されている。
シールドテープ103は、図2に示す通り、テープ基材201と、テープ基材201の外面に設けられていると共に磁性体粉と熱溶融型接着剤とを含む磁性樹脂組成物で形成されている磁性熱溶融型接着層202と、テープ基材201の内面に設けられていると共に導電性金属で形成されている導電性金属層203と、を有しており、磁性熱溶融型接着層202がジャケット104と密着していると共に導電性金属層203が編組シールド102と接触している。
テープ基材201は、機械的強度が高いポリエチレンテレフタレート等で形成されており、層厚が7μm以上15μm以下程度である。テープ基材201の層厚が7μm未満である場合は、シールドテープ103の機械的強度が低くなるため、シールドテープ103を編組シールド102の周囲に巻き付ける際にシールドテープ103が判断する虞があるからであり、テープ基材201の層厚が15μm超である場合は、シールドテープ103の可撓性が低下するため、シールドテープ103を編組シールド102の周囲に巻き付けることが困難となる虞があるからである。
磁性熱溶融型接着層202は、層厚が20μm以上50μm以下程度である。磁性熱溶融型接着層202の層厚が20μm未満である場合は、シールドテープ103とジャケット104との密着性を充分に確保することができない虞があるからであり、磁性熱溶融型接着層202の層厚が50μm超である場合は、シールドテープ103の可撓性が低下するため、シールドテープ103を編組シールド102の周囲に巻き付けることが困難となる虞があるからである。
磁性熱溶融型接着層202を構成する磁性体粉は、例えば、日立金属株式会社製のファインメット(登録商標)で形成されている。ファインメット(登録商標)は、飽和磁束密度と透磁率が高いナノ結晶軟磁性材料であるため、ファインメット(登録商標)を採用することにより、シールドケーブル100において、高い磁気遮蔽性能を発揮することができる。
磁性熱溶融型接着層202を構成する熱溶融型接着剤は、例えば、オレフィン系樹脂で形成されている。オレフィン系樹脂は、ハロゲン系化合物を含んでいないため、オレフィン系樹脂を採用することにより、環境負荷を軽減することができる。
導電性金属層203は、導電性が高い銅や銅合金等で形成されており、層厚が7μm以上15μm以下程度である。導電性金属層203の層厚が7μm未満である場合は、電磁遮蔽性能を充分に発揮することができない虞があるからであり、導電性金属層203の層厚が15μm超である場合は、シールドテープ103の可撓性が低下するため、シールドテープ103を編組シールド102の周囲に巻き付けることが困難となる虞があるからである。
ジャケット104は、シールドテープ103の周囲にフッ素樹脂等が充実押出被覆されて形成されており、その充実押出被覆時の押出熱で磁性熱溶融型接着層202が溶融されてジャケット104と融着されており、磁性熱溶融型接着層202がジャケット104と強固に密着している。
以上の通り、シールドケーブル100においては、編組シールド102と導電性金属層203とで電磁遮蔽層を構成していると共に磁性熱溶融型接着層202で磁気遮蔽層を構成しているため、別途、シールドケーブルの端末部等にフェライトコアを装着しなくても、外来雑音の発生原因となる外部磁界と外部電磁波の両方の影響を軽減することができる。
なお、外来雑音の発生原因となる外部磁界と外部電磁波の両方の影響を軽減するためには、磁気遮蔽層が電磁遮蔽層の外側に存在していることが望ましい。
また、シールドテープ103は、シールドケーブル100の可撓性や耐屈曲性を低下させ難いため、シールドテープ103を採用することにより、可撓性や耐屈曲性を維持しながらも電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを発揮することができる。
更に、シールドケーブル100においては、全長に亘って磁性熱溶融型接着層202がジャケット104と密着しており、シールドケーブル100の屈曲時等にシールドテープ103が位置ズレして隙間が生じることが無いため、電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを確実に発揮することができる。
また、シールドケーブル100においては、全長に亘って導電性金属層203が編組シールド102と接触しているため、編組シールド102又は導電性金属層203をグランド端子に接続するだけで編組シールド102と導電性金属層203の両方を容易に接地することができる。
従って、本発明によれば、可撓性や耐屈曲性を維持しながらも電磁遮蔽性能と磁気遮蔽性能とを発揮することが可能なシールドケーブルを提供することができる。
100 シールドケーブル
101 信号線
102 編組シールド
103 シールドテープ
104 ジャケット
201 テープ基材
202 磁性熱溶融型接着層
203 導電性金属層
101 信号線
102 編組シールド
103 シールドテープ
104 ジャケット
201 テープ基材
202 磁性熱溶融型接着層
203 導電性金属層
Claims (3)
- 少なくとも一本の信号線と、
前記信号線の周囲に設けられている編組シールドと、
前記編組シールドの周囲に巻き付けられているシールドテープと、
前記シールドテープの周囲に設けられているジャケットと、
を備えており、
前記シールドテープは、テープ基材と、前記テープ基材の外面に設けられていると共に磁性体粉と熱溶融型接着剤とを含む磁性樹脂組成物で形成されている磁性熱溶融型接着層と、前記テープ基材の内面に設けられていると共に導電性金属で形成されている導電性金属層と、を有しており、前記磁性熱溶融型接着層が前記ジャケットと密着していると共に前記導電性金属層が前記編組シールドと接触していることを特徴とするシールドケーブル。 - 前記ジャケットは、充実押出被覆されて形成されており、
前記磁性熱溶融型接着層は、押出熱で前記ジャケットと融着されている請求項1に記載のシールドケーブル。 - 前記磁性体粉は、ファインメット(登録商標)で形成されており、
前記熱溶融型接着剤は、オレフィン系樹脂で形成されている請求項1又は2に記載のシールドケーブル。
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