JP2016191797A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ニップ部に加わる圧力を変化させる場合において、良好な定着性を維持することができる定着装置を提供する。【解決手段】制御部50は、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させるとき、加圧ローラ150の回転速度を増速させる増速処理と、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させるとき、加圧ローラ150の回転速度を減速させる減速処理と、の少なくともいずれかの処理を行う。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラムに関する。
定着装置の一例として、加熱部材と、加熱部材との間に用紙を挟み込むニップ部を形成する加圧部材とを備え、ニップ部に加わる圧力を変化させるのに伴い、加熱部材または加圧部材の回転速度を変更するものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の定着装置は、定着ベルトと、定着ベルトとの間にニップ部を形成する加圧ローラとを備え、ニップ部に加わる圧力を弱める場合、定着ベルトの回転速度を減速させることで、定着ベルトから用紙へ与えられる熱量を最適化している。
ところで、ニップ部に加わる圧力の変化に伴い、ニップ部における用紙搬送方向の幅が変化する。当該ニップ部の幅が変化すると、それに伴い、ニップ部を介して加熱部材から加圧部材へ与えられる熱量も変化する。
しかしながら、特許文献1に記載の定着装置では、ニップ部に加わる圧力を変化させる場合において、定着ベルトから用紙へ与えられる熱量については考慮されているが、定着ベルトから加圧ローラへ与えられる熱量の変化については考慮されていないため、良好な定着性を維持できない恐れがある。
具体的には、例えば、ニップ部に加わる圧力を弱める場合、言い換えると、ニップ部の幅を狭くする場合、ニップ部を介して定着ベルトから加圧ローラへ与えられる熱量が減るため、定着ベルトの蓄熱が促進される。
このように、ニップ部に加わる圧力を弱める場合、定着ベルトの蓄熱が促進されるため、当該蓄熱が促進された分だけ定着ベルトの温度が変動する。そのため、定着ベルトの温度が目標温度に収束しにくくなり、良好な定着性を維持できない恐れがあった。
本発明は、上記の問題に基づいてなされたものであり、ニップ部に加わる圧力を変化させる場合において、良好な定着性を維持することができる画像形成装置と、その画像形成装置の制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、用紙を搬送する搬送部材と、搬送部材との間で用紙を挟み込むニップ部を形成する挟持部材と、搬送部材および挟持部材のいずれか少なくとも一方を加熱するヒータと、搬送部材および挟持部材のいずれか少なくとも一方を他方に対し変位させる変位機構と、制御部と、を備え、制御部は、搬送部材および挟持部材のいずれか少なくとも一方を、搬送部材と挟持部材とが互いに離れる方向に変位させるとき、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させる増速処理と、搬送部材および挟持部材のいずれか一方を、搬送部材と挟持部材とが互いに接近する方向に変位させるとき、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させる減速処理と、の少なくともいずれかの処理を行う。
本発明によれば、搬送部材および挟持部材のいずれか少なくとも一方を、搬送部材と挟持部材とが互いに離れる方向に変位させる場合、言い換えると、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の蓄熱が促進される場合において、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させるので、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の蓄熱の促進を抑制することができる。また、搬送部材および挟持部材のいずれか少なくとも一方を、搬送部材と挟持部材とが互いに接近する方向に変位させる場合、言い換えると、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の放熱が促進される状態において、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させるので、搬送部材および挟持部材のいずれか一方の放熱の促進を抑制することができる。制御部は、当該増速処理と減速処理との少なくともいずれかの処理を行うので、良好な定着性を維持することができる。
実施形態について図面を基に説明する。画像形成装置1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分について詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、図1における左側を「前」、右側を「後」、手前側を「右」、奥側を「左」、上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体の一例としての筐体2と、用紙Pを筐体2内に給紙するためのフィーダ部3と、用紙Pに画像を形成するための画像形成部4と、制御部50(図2参照)とを主に備えている。
筐体2の前端部および後端部には、それぞれ開口部が形成されている。筐体2の前端部の開口部を覆うフロントカバー23と、筐体2の後端部の開口部を覆うリアカバー24とが、揺動可能に筐体2に備えられている。
フィーダ部3は、筐体2の下部に着脱可能に装着される給紙トレイ31と、給紙トレイ31内の用紙Pを画像形成部4に向けて給紙する給紙機構32とを主に備えている。
画像形成部4は、スキャナユニット5、プロセスユニット6、転写ローラTRおよび定着ユニット100などを備えている。
スキャナユニット5は、筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。このスキャナユニット5では、レーザビームを、後述する感光ドラム81の表面上に照射する。
プロセスユニット6は、筐体2に着脱可能であり、後述するフロントカバー23と定着ユニット100との間に配置されている。プロセスユニット6は、感光ドラム81を有するドラムカートリッジ8と、現像ローラ91やトナーを有する現像カートリッジ9とを備えている。
プロセスユニット6では、回転する感光ドラム81の表面が、図示しない帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット5からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がり、感光ドラム81の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、回転駆動される現像ローラ91によって現像カートリッジ9内のトナーが感光ドラム81の静電潜像に供給され、感光ドラム81の表面上にトナー像が形成される。そして、感光ドラム81と転写ローラTRの間を用紙Pが通過することで、感光ドラム81の表面に担持されているトナー像が用紙P上に転写される。
定着ユニット100は、プロセスユニット6の後方に設けられている。用紙P上に転写されたトナー像は、定着ユニット100を通過することで用紙P上に熱定着される。定着ユニット100で熱定着された用紙Pは、定着ユニット100の用紙搬送方向下流側に配置される排紙ローラRに搬送され、この排紙ローラRにより排紙トレイ21上に送り出される。
次に、制御部50の電気的構成について説明する。図2に示すように、制御部50は、CPU51、ROM52、RAM53およびNVRAM54を有しており、主に後述するニップ圧変更モータ500、後述する駆動モータ550、筐体2内の温度を検知する温度センサ600および後述するサーミスタ650に電気的に接続されている。
ROM52は、画像形成装置1を制御するための各種制御プログラムや画像処理プログラム、各種設定、初期値等を記憶している。
RAM53は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは各種のインターフェースを介して送られてくる画像データ等である印刷データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
NVRAM54は、不揮発性を有する記憶手段であって、各種設定や印刷データ等を保存する記憶領域として利用される。
CPU51は、ROM52から読み出した制御プログラムに従って、その処理結果をRAM53またはNVRAM54に記憶させながら、画像形成装置1の各構成要素を制御する。
次に、定着ユニット100について説明する。図3に示すように、定着ユニット100は、挟持部材の一例としての加熱部材110と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ板130と、反射板140と、搬送部材の一例としての加圧ローラ150と、ステイ160と、加圧機構200(図4参照)を主に備えている。
加熱部材110は、耐熱性と可撓性を有する無端状(筒状)のベルトであり、その両端部が後述するガイド部材170により回転が案内されている。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130および加熱部材110を加熱する公知の発熱体であり、加熱部材110の内側において加熱部材110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、筒状の加熱部材110の内面に摺接するように配置されている。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を、加熱部材110を介して用紙P上のトナーに伝達する。
加熱部材110の近傍には、加熱部材110の表面温度を検知する公知のサーミスタ650が配置されている。このサーミスタ650による検知結果は、制御部50に出力される。なお、サーミスタ650は、加熱部材110に接触する接触型のサーミスタであってもよく、ニップ板130に接触する接触型のサーミスタであってもよい。
反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130の上面に向けて反射する部材であり、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
加圧ローラ150は、ニップ板130の下方に配置され、ニップ板130と圧接しながら回転し、ニップ板130との間で加熱部材110を圧接する。これにより、加圧ローラ150によって、加熱部材110との間で用紙Pを挟み込むニップ部が形成される。
なお、本実施形態では、ハロゲンランプ120は、ニップ板130および加熱部材110を加熱するが、これに限定されず、加圧ローラ150を加熱してもよいし、ニップ板130、加熱部材110および加圧ローラ150を加熱してもよい。
加圧ローラ150は、図1に示すように、後述する伝達機構151を介して駆動モータ550と連結されており、駆動モータ550からの駆動力により回転し、加熱部材110を従動回転させる。これにより、加熱部材110と加圧ローラ150とは、用紙Pを挟持搬送する。
伝達機構151は、駆動用ギヤ152とワンウェイクラッチ153を備えている。駆動用ギヤ152は、加圧ローラ150の回転軸に固定されている。ワンウェイクラッチ153は、駆動用ギヤ152と噛み合う小径ギヤ154と、駆動モータ550と噛み合う大径ギヤ155と、小径ギヤ154と大径ギヤ155の間に設けられる図示しないクラッチ機構を備えている。
クラッチ機構は、駆動モータ550が駆動され、大径ギヤ155が図示反時計回りに回転すると、大径ギヤ155の駆動力が小径ギヤ154に伝達され、小径ギヤ154が図示反時計回りに回転するように構成されている。これにより、加圧ローラ150が図示時計回りに回転する。
図3に示すように、ステイ160は、用紙Pの搬送方向におけるニップ板130の両端部を反射板140を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材である。
図4に示すように、定着ユニット100の左右両端部には、ステイ160の左右両端の上部を支持するガイド部材170が形成されている。ガイド部材170は、加熱部材110の左右両端部にそれぞれ配置され、主に加熱部材110の左右方向への移動を規制している。
加圧機構200は、定着フレーム210と、押圧板220と、付勢手段の一例としてのコイルスプリングSとから主に構成されている。加圧機構200は、定着ユニット100の左右両端部にそれぞれ設けられている。
定着フレーム210は、加圧ローラ150を回転可能に支持するとともに、ガイド部材170を加圧ローラ150に対して移動可能に支持している。具体的には、定着フレーム210の左右側壁には、加圧ローラ150を支持する溝と、ガイド部材170を上下に移動可能に支持する溝と、が形成されている。
押圧板220は、ガイド部材170の上面に固定されており、後方に適宜屈曲しながら延びるように形成されている。
コイルスプリングSは、押圧板220と、定着フレーム210の上壁との間に設けられ、押圧板220およびガイド部材170を下方に付勢している。このように、コイルスプリングSが、押圧板220およびガイド部材170を下方に付勢することにより、ニップ板130および加熱部材110が加圧ローラ150に向けて付勢される。
これにより、加熱部材110と加圧ローラ150との間に、好適なニップ圧がかかるようになっている。なお、本明細書におけるニップ圧とは、ニップ部に加わる圧力のことである。
また、本実施形態では、無端状のベルトから構成される加熱部材110と加圧ローラ150とを用いてトナー像を定着させたが、これに限定されず、公知の加熱部材および加圧ローラを用いてトナー像を定着させる構成であってもよい。
次に、ニップ圧を変更するための構成について説明する。図4に示すように、変位機構300は、左右方向に延びるシャフト310と、シャフト310の左右両端部にそれぞれ挿通されるカム320とを備えている。シャフト310は、定着フレーム210に回転可能に支持されており、左右の各カム320は、シャフト310と一体的に回転する。カム320は、押圧板220の後端部に下方から当接し、押圧板220を上方に押し上げるカム部材である。
シャフト310の左端には、図示せぬカム駆動ギヤが挿通されており、このカム駆動ギヤの回転に連動し、シャフト310および各カム320が一体的に回転する。当該カム駆動ギヤには、筐体2内に設けられたニップ圧変更モータ500の駆動力が伝達される。
ニップ圧変更モータ500が駆動することによってカム駆動ギヤが回転し、各カム320が回転すると、各カム320は、押圧板220の後端部に当接して押圧板220を上方へ押し上げる。押圧板220が上方へ押し上げられると、左右の各ガイド部材170がコイルスプリングSの付勢力に抗して上昇する。また、押圧板220を上方へ押し上げた状態において、各カム320が押圧板220を上方へ押し上げるときとは逆方向に回転すると、押圧板220は下方へ押し下げられ、各ガイド部材170が下降する。
このように、ニップ圧変更モータ500が駆動することにより、ガイド部材170に保持されたニップ板130が、加圧ローラ150に対して上下動する。これにより、加圧ローラ150から離間する方向と、加圧ローラ150に接近する方向とに、加熱部材110を変位させることができ、当該変位に応じてニップ圧が変更される。なお、本実施形態では、ニップ圧変更モータ500が所定方向に回転する場合、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110が変位し、ニップ圧変更モータ500が当該所定方向とは逆方向に回転する場合、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110が変位する。
なお、本実施形態では、加圧ローラ150に対して加熱部材110を変位させる構成としたが、これに限定されず、加熱部材110に対して加圧ローラ150を変位させる構成であってもよい。また、加熱部材110と加圧ローラ150とを、互いが接近する方向と互いが離間する方向とに変位させる構成であってもよい。
ここで、各カム320が押圧板220を上方へ押し上げていない状態では、図5(a)に示すように、ニップ板130が第1位置に位置し、ニップ部N1が形成される。各カム320が押圧板220を上方へ押し上げている状態では、図5(b)に示すように、ニップ板130が第2位置に位置し、ニップ部N2が形成される。なお、ニップ部N1の用紙搬送方向における幅は、ニップ部N2の用紙搬送方向における幅よりも広くなっている。以下では、ニップ部の用紙搬送方向における幅のことを、単にニップ幅という。
ここで、ニップ圧の変更に伴ってニップ幅が変化すると、それに伴い、ニップ部を介して加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量が変化する。
具体的には、図5(a)に示すニップ部N1が形成された状態において、ニップ部を介して加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量は、図5(b)に示すニップ部N2が形成された状態における当該熱量よりも多くなっている。これは、ニップ幅が広くなるほど、ニップ部において加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する表面積が大きくなるためである。このように、ニップ幅が広くなるのに伴って、ニップ部を介して加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量が増える。
このように、ニップ幅に応じて加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量が変化すると、加熱部材110の表面温度が変動する可能性がある。そのため、例えば、加熱部材110の表面温度を維持したままニップ圧を変更する場合、ニップ幅の変化に伴い、加熱部材110の表面温度が変動する恐れがある。これにより、加熱部材110の表面温度と、所定の目標温度とのズレが発生し、良好な定着性を維持できない恐れがある。たとえ加熱部材110の表面温度の変動が小さくなるまで待ったとしても、画像形成装置1のスループットが低下してしまう。
そこで、本実施形態では、上述したニップ幅の変化に伴う加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量の変化を考慮し、図6に示すように、制御部50は、良好な定着性を維持するために、ニップ圧変更処理を行う。このニップ圧変更処理は、ニップ圧を変更する場合、言い換えると、ニップ幅を変更する場合において、良好な定着性を維持するための処理である。なお、制御部50は、ニップ圧変更処理を所定の時間間隔で行う。
制御部50は、ニップ圧変更処理において、制御部50に印刷データが有るかどうか判断し(S50)、印刷データが有ると判断すると(S50:YES)、当該印刷データに基づき、ニップ圧を変更すべきか否かを判断する(S100)。
具体的には、例えば、図5(a)に示すニップ部N1が形成されている場合、印刷データに、封筒等の厚紙への印刷を指定する画像データが含まれていると、制御部50は、図5(b)に示すニップ部N2が形成されるようにニップ圧を変更すべきであると判断する。
S100において、制御部50は、ニップ圧を変更すべきであると判断すると(S100:YES)、給紙機構32を制御し、次にニップ部を通過する用紙Pの給紙を停止し(S102)、印刷データに基づき、加熱部材110の表面温度を維持すべきか否かを判断する(S。以下では、次にニップ部を通過する用紙Pのことを、次の用紙Pという。
S105において、制御部50は、加熱部材110の表面温度を維持すべきであると判断すると(S105:YES)、表面温度維持処理を行う(S110)。この表面温度維持処理は、ニップ圧の変更に伴って加熱部材110の表面温度が変動することを抑制するための処理である。
図7に示すように、制御部50は、表面温度維持処理において、ニップ部に用紙Pが挟み込まれているか否かを判断し(S150)、ニップ部に用紙Pが挟み込まれていると判断すると(S150:YES)、再びS150に進み、ニップ部に用紙Pが挟み込まれていないと判断すると(S150:NO)、図6のS100における判断結果に基づき、ニップ圧を増大させるか否かを判断する(S200)。
なお、筐体2内には、用紙Pを検知するためのセンサが配置されており、このセンサによって搬送経路中における用紙Pの位置が検知される。S150において、制御部50は、当該センサによる検知結果に基づき、ニップ部に用紙Pが挟み込まれているか否かを判断する。
S200において、制御部50は、ニップ圧を増大させると判断すると(S200:YES)、減速処理を行う(S210)。
S210の減速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を減速させる場合、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させる。具体的には、例えば、図5(b)のニップ部N2が形成される状態で駆動モータ550が所定の回転速度(以下では、中速という)で回転している場合において、制御部50は、図8に示すように、時刻T1のときに、駆動モータ550の回転速度を中速よりも遅い回転速度である低速に減速させる。次いで、時刻T1から所定時間経過した時刻T2のときに、ニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させる。
制御部50は、時刻T2からさらに所定時間経過した時刻T3のときに、図5(a)のニップ部N1が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が減速された状態において、例えば、図5(b)のニップ部N2が形成される状態から図5(a)のニップ部N1が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N1が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、減速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が広くなるのに伴い、ニップ部を介して加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量は増加する。言い換えると、加熱部材110の放熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が減速されているので、当該回転速度が減速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は小さくなる。これにより、加熱部材110の放熱の促進を抑制することができるので、加熱部材110の表面温度の変動を抑制することができる。よって、加熱部材110の表面温度を維持することができるので、定着ユニット100の良好な定着性を維持することができる。
なお、本実施形態では、図8に示すように、制御部50は、駆動モータ550の回転速度を減速させた状態でニップ圧変更モータ500を駆動させる構成としたが、これに限定されず、駆動モータ550の回転速度を減速させる前にニップ圧変更モータ500を駆動させてもよいし、駆動モータ550の回転速度を減速させるのと同時にニップ圧変更モータ500を駆動させてもよい。
ここで、本実施形態では、制御部50は、筐体2内の温度が所定温度未満である場合、減速処理における加圧ローラ150の減速量を増大させる。つまり、制御部50は、筐体2内の温度が所定温度未満である場合、当該温度が所定温度以上である場合に比べ、加圧ローラ150をより減速させる。
これは、筐体2内の温度が所定温度未満である場合、言い換えると、加熱部材110の放熱がより促進される場合、加圧ローラ150の減速量を増大させることで、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積をさらに小さくするためである。これにより、加熱部材110の放熱の促進をより抑制することができるので、定着ユニット100の良好な定着性を維持することができる。
また、本実施形態では、減速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を減速させるが、これに限定されず、加熱部材110の回転速度を減速させてもよい。
図7に示すように、制御部50は、S200において、ニップ圧を増大させない、言い換えると、ニップ圧を減少させると判断すると(S200:NO)、増速処理を行う(S220)。
S220の増速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を増速させた状態で、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させる。具体的には、例えば、図5(a)のニップ部N1が形成される状態で駆動モータ550が中速で回転している場合において、制御部50は、図9に示すように、時刻T5のときに、駆動モータ550の回転速度を中速よりも速い回転速度である高速に増速させる。次いで、時刻T5から所定時間経過した時刻T6のときに、ニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させる。
制御部50は、時刻T6からさらに所定時間経過した時刻T7のときに、図5(b)のニップ部N2が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が増速された状態において、例えば、図5(a)のニップ部N1が形成される状態から図5(b)のニップ部N2が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N2が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、増速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が狭くなるのに伴い、加熱部材110から加圧ローラ150へ与えられる熱量は減少する。言い換えると、加熱部材110の蓄熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が増速されているので、当該回転速度が増速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は大きくなる。これにより、加熱部材110の蓄熱の促進を抑制することができるので、加熱部材110の表面温度の変動を抑制することができる。よって、加熱部材110の表面温度をより一定に保つことができるので、定着ユニット100の良好な定着性を維持することができる。
ここで、本実施形態では、制御部50は、筐体2内の温度が所定温度以上である場合、増速処理における加圧ローラ150の増速量を増大させる。つまり、制御部50は、筐体2内の温度が所定温度以上である場合、当該温度が所定温度未満である場合に比べ、加圧ローラ150をより増速させる。
これは、筐体2内の温度が所定温度以上である場合、言い換えると、加熱部材110の蓄熱がより促進される場合、加圧ローラ150の増速量を増大させることで、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積をさらに大きくするためである。これにより、加熱部材110の蓄熱の促進をより抑制することができるので、定着ユニット100の良好な定着性を維持することができる。
上述したように、S150において、制御部50は、ニップ部に用紙Pが挟み込まれている場合には、減速処理および増速処理を実行しない。これにより、用紙Pがニップ部に挟み込まれた状態で、加圧ローラ150の回転速度が変更されないので、ジャムの発生を抑制できる。
なお、本実施形態では、増速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を増速させるが、これに限定されず、加熱部材110の回転速度を増速させてもよい。
制御部50は、S210において減速処理を終了すると、表面温度維持処理を終了する。また、制御部50は、S220において増速処理を終了すると、表面温度維持処理を終了する。
また、S105において、制御部50は、加熱部材110の表面温度を維持すべきはない、言い換えると、加熱部材110の表面温度を変更すべきであると判断すると(S105:NO)、表面温度変更処理を行う(S115)。この表面温度変更処理は、加熱部材110の表面温度を変更する場合において、当該表面温度を所定の目標温度に素早く到達させるための処理である。
図10に示すように、制御部50は、表面温度変更処理において、ニップ部に用紙Pが挟み込まれているか否かを判断し(S250)、ニップ部に用紙Pが挟み込まれていると判断すると(S250:YES)、再びS250に進み、ニップ部に用紙Pが挟み込まれていないと判断すると(S250:NO)、印刷データに基づき、加熱部材110の表面温度を上げるべきか否かを判断する(S300)。
S300において、制御部50は、加熱部材110の表面温度を上げるべきであると判断すると(S300:YES)、ハロゲンランプ120の出力を上げ(S305)、図6のS100における判断結果に基づき、ニップ圧を増大させるか否かを判断する(S310)。
S310において、制御部50は、ニップ圧を増大させると判断すると(S310:YES)、減速処理を行う(S315)。
S315の減速処理において、制御部50は、駆動モータ550の回転速度を減速させた状態でニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が減速された状態において、例えば、図5(b)のニップ部N2が形成される状態から図5(a)のニップ部N1が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N1が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、減速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が広くなるのに伴い、加熱部材110の放熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が減速されているので、当該回転速度が減速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は小さくなる。これにより、ハロゲンランプ120の出力を上げた状態において、加熱部材110の蓄熱を促進することができるので、加熱部材110の表面温度を上げるのに要する時間を短縮することができる。
図10に示すように、S310において、制御部50は、ニップ圧を増大させない、言い換えると、ニップ圧を減少させると判断すると(S310:NO)、第2減速処理を行う(S320)。
S320の第2減速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を減速させた状態で、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させる。具体的には、制御部50は、駆動モータ550の回転速度を減速させた状態でニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が減速された状態において、例えば、図5(a)のニップ部N1が形成される状態から図5(b)のニップ部N2が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N2が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、第2減速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が狭くなるのに伴い、加熱部材110の蓄熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が減速されているので、当該回転速度が減速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は小さくなる。これにより、ハロゲンランプ120の出力を上げた状態において、さらに加熱部材110の蓄熱を促進することができるので、加熱部材110の表面温度を上げるのに要する時間を短縮することができる。
図10に示すように、S300において、制御部50は、加熱部材110の表面温度を上げるべきではない、言い換えると、加熱部材110の表面温度を下げるべきであると判断すると(S300:NO)、ハロゲンランプ120の出力を下げ(S325)、図6のS100における判断結果に基づき、ニップ圧を増大させるか否かを判断する(S330)。
S330において、制御部50は、ニップ圧を増大させると判断すると(S330:YES)、第2増速処理を行う(S335)。
S335の第2増速処理において、制御部50は、加圧ローラ150の回転速度を増速させた状態で、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させる。具体的には、制御部50は、駆動モータ550の回転速度を増速させた状態でニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150に接近する方向に加熱部材110を変位させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が増速された状態において、例えば、図5(b)のニップ部N2が形成される状態から図5(a)のニップ部N1が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N1が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、第2増速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が広くなるのに伴い、加熱部材110の放熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が増速されているので、当該回転速度が増速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は大きくなる。これにより、ハロゲンランプ120の出力を下げた状態において、さらに加熱部材110の放熱を促進することができるので、加熱部材110の表面温度を下げるのに要する時間を短縮することができる。
図10に示すように、S330において、制御部50は、ニップ圧を増大させない、言い換えると、ニップ圧を減少させると判断すると(S330:NO)、増速処理を行う(S340)。
S340の増速処理において、制御部50は、駆動モータ550の回転速度を増速させた状態でニップ圧変更モータ500を駆動させ、加圧ローラ150から離間する方向に加熱部材110を変位させる。
これにより、加圧ローラ150の回転速度が増速された状態において、例えば、図5(a)のニップ部N1が形成される状態から図5(b)のニップ部N2が形成される状態へと遷移する。そして、制御部50は、ニップ部N2が形成される状態へと遷移すると、ニップ圧変更モータ500の駆動を停止し、増速処理を終了する。
当該状態の遷移において、ニップ幅が狭くなるのに伴い、加熱部材110の蓄熱が促進されるが、加圧ローラ150の回転速度が増速されているので、当該回転速度が増速されていない場合に比べ、単位時間あたりに加熱部材110と加圧ローラ150とが接触する総表面積は大きくなる。これにより、ハロゲンランプ120の出力を下げた状態において、加熱部材110の放熱を促進することができるので、加熱部材110の表面温度を下げるのに要する時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、上述したように、制御部50は、ニップ部に用紙Pが挟み込まれていない場合、ハロゲンランプ120の出力を変更する。これにより、ハロゲンランプ120の出力の変更に伴って加熱部材110から用紙Pに与えられる熱量が変動することを抑制できるので、良好な定着性を維持することができる。
図10に示すように、制御部50は、S315、S320、S335およびS340の処理を終了した後、表面温度変更処理を終了する。
図6に示すように、制御部50は、S110またはS115の処理を終了した後、S110またはS115で減速もしくは増速された加圧ローラ150の回転速度を変更する。具体的には、制御部50は、加圧ローラ150が印刷データに基づく所定の回転速度で回転するように、駆動モータ550の回転速度を制御する(S120)。
なお、本実施形態では、制御部50は、S120において、印刷データに基づき加圧ローラ150の回転速度を変更したが、これに限定されず、当該回転速度を変更せず、S110またはS115において減速もしくは増速された加圧ローラ150の回転速度を維持したままS125に進んでもよい。
次いで、制御部50は、サーミスタ650による検知結果に基づき、加熱部材110の表面温度が安定しているか否かを判断する(S125)。具体的には、制御部50は、加熱部材110の表面温度と、所定の目標温度とのズレ量が、所定の閾値以下となった場合、加熱部材110の表面温度が安定していると判断する。
S125において、制御部50は、加熱部材110の表面温度が安定していないと判断すると(S125:NO)、再びS125に進む。また、制御部50は、加熱部材110の表面温度が安定していると判断すると(S125:YES)、給紙動作を停止していた給紙機構32を制御し、次の用紙Pを画像形成部4およびニップ部に向けて給紙させ(S130)、ニップ圧変更処理を終了する。
また、制御部50は、S100において、ニップ圧を変更すべきではないと判断すると(S100:NO)、S130に進む。制御部50は、S50において、印刷データが無いと判断すると(S50:NO)、ニップ圧変更処理を終了する。
上述した実施形態では、制御部50が各ステップを実行する例を示したが、これに限定されず、少なくとも一部のステップを他のCPUが実行する、あるいは、1または複数のASICが実行する構成であってもよい。
1 画像形成装置
2 筐体
3 フィーダ部
4 画像形成部
50 制御部
100 定着ユニット
110 加熱部材
150 加圧ローラ
310 シャフト
320 カム
500 ニップ圧変更モータ
550 駆動モータ
2 筐体
3 フィーダ部
4 画像形成部
50 制御部
100 定着ユニット
110 加熱部材
150 加圧ローラ
310 シャフト
320 カム
500 ニップ圧変更モータ
550 駆動モータ
Claims (10)
- 用紙を搬送する搬送部材と、
前記搬送部材との間で用紙を挟み込むニップ部を形成する挟持部材と、
前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を加熱するヒータと、
前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を他方に対し変位させる変位機構と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに離れる方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させる増速処理と、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに接近する方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させる減速処理と、の少なくともいずれかの処理を行う画像形成装置。 - 前記制御部は、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方の表面温度を上げる場合、前記増速処理を行わない請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記増速処理を行わないと判断した場合、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに離れる方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させる第2減速処理を行う請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方の表面温度を下げる場合、前記減速処理を行わない請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記減速処理を行わないと判断した場合、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに接近する方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させる第2増速処理を行う請求項4に記載の画像形成装置。
- 装置本体内の温度を検知する温度検知部を備え、
前記制御部は、前記装置本体内の温度が所定温度以上である場合、前記増速処理における増速量を増大させる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 装置本体内の温度を検知する温度検知部を備え、
前記制御部は、前記装置本体内の温度が所定温度未満である場合、前記減速処理における減速量を増大させる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記増速処理および前記減速処理のいずれか少なくとも一方の処理を行うときにおいて、前記ニップ部に用紙が挟み込まれていない状態を維持する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 用紙を搬送する搬送部材と、前記搬送部材との間で用紙を挟み込むニップ部を形成する挟持部材と、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を加熱するヒータと、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を他方に対し変位させる変位機構と、を備える画像形成装置の制御方法であって、
前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに離れる方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させる増速工程と、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに接近する方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させる減速工程と、の少なくともいずれかの工程を含む画像形成装置の制御方法。 - 用紙を搬送する搬送部材と、前記搬送部材との間で用紙を挟み込むニップ部を形成する挟持部材と、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を加熱するヒータと、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を他方に対し変位させる変位機構と、を備える画像形成装置に、
前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか少なくとも一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに離れる方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を増速させる増速処理と、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方を、前記搬送部材と前記挟持部材とが互いに接近する方向に変位させるとき、前記搬送部材および前記挟持部材のいずれか一方の回転速度を減速させる減速処理と、の少なくともいずれかの処理を行わせるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015071135A JP2016191797A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム |
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JP2015071135A JP2016191797A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム |
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JP2015071135A Pending JP2016191797A (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム |
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- 2015-03-31 JP JP2015071135A patent/JP2016191797A/ja active Pending
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