JP2016190655A - ウェットシート包装体及びウェットシート包装体の製造方法 - Google Patents

ウェットシート包装体及びウェットシート包装体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートを包装する包装体であっても、アルミニウム箔をラミネートしたフィルムを使用できるようにする。
【解決手段】二つの樹脂層間にアルミニウム箔が挟まれてなる包装フィルム12により構成され、ウェットシートの取り出し用の開口部11を形成するための切り込み部13が設けられた包装体本体1を備えるウェットシート包装体100であって、保護フィルム3は、包装フィルム12に対して蓋シール2と反対側から切り込み部13及び切り込み部13を除く包装フィルム12を跨ぐように、包装フィルム12に接着され、包装体100の開封時、蓋シール2を包装体本体1から剥離させる際に、保護フィルム3が切り込み部13に接着されている部分と切り込み部13を除く包装フィルム12に接着されている部分とに引き裂かれ、開口部11が開放される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウェットシート包装体及びウェットシート包装体の製造方法に関する。
従来、水分、アルコールや液体の薬液を含有させたウェットティシュー等のウェットシートを収容する包装体が知られている。この包装体本体には、ウェットシートの取り出し用の開口部が設けられ、非使用の際にはこの開口部の周縁部にフィルム状の蓋シールを接着させて当該開口部を塞ぐことができるようになっている。一方、使用の際には開口部を露出させるために蓋シールを剥がすようになっている。
包装体本体の素材として、アルミニウム箔がラミネートされたフィルムを用いると、ガスバリア性が高いこと、光沢のある質感で意匠性・隠蔽性が高いこと、また、剛性が低く曲げたフィルムが形状記憶するため包装加工がしやすいこと等のメリットがある。
また、フィルムを用いた包装体として、開封や固形物の取り出しが容易な包装体が提案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
例えば、特許文献1では、開封ノブを摘んで包装体を引き裂くと剥離部でフィルムが剥離し、引裂き片により収納部上に開口部が形成される携帯用包装体であって、引き裂き時に収納物が飛び出ないように、引裂き片の幅を収納物より狭くしたものが提案されている。
また、特許文献2には、基材の裏面に熱可塑性樹脂層を設けた第1積層体及び第2積層体から成り、熱可塑性樹脂層が対向するように第1積層体及び第2積層体を重ねた後、4辺をヒートシールすることにより、シール部と固形製剤を収納する収納部とが形成された包装体において、第1積層体の表面に、2軸延伸ポリエステル系樹脂フィルムを貫通しない傷痕が多数形成された易開封領域が収納部の略中央部を縦断するように設けられていることが開示されている。
実開平6−26872号公報 特開2008−155956号公報
しかしながら、ウェットシートの薬液中にPHMB(ポリアミノプロピルビグアニド)等のアルミニウムを溶解させる成分が含まれる場合に、包装体本体にアルミニウム箔がラミネートされたフィルムを用いると、開口部におけるフィルムの端面に露出しているアルミニウム箔が薬液によって溶解するため、長期保管時にフィルムにデラミネーション(層間剥離)が発生してしまうという問題があった。そのため、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を用いる場合には、包装体本体にアルミニウム箔を用いることはできなかった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートを包装する包装体であっても、アルミニウム箔をラミネートしたフィルムを使用できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
二つの樹脂層間にアルミニウム箔が挟まれてなる第1のフィルムにより構成され、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートの収容空間を内部に有し、収容されたウェットシートの取り出し用の開口部を形成するための切り込み部が設けられた包装体本体と、
前記切り込み部を覆うように前記包装体本体に取り付けられた蓋シールと、
前記切り込み部における前記第1のフィルムと前記ウェットシートとの間に設けられ、前記薬液の前記切り込み部側への流入を遮断する第2のフィルムと、
を備えることを特徴とするウェットシート包装体である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のウェットシート包装体において、
前記蓋シールは、前記切り込み部を覆うように前記第1のフィルムに接着され、
前記第2のフィルムは、前記第1のフィルムに対して前記蓋シールと反対側から前記切り込み部及び当該切り込み部を除く前記第1のフィルムを跨ぐように、前記第1のフィルムに接着され、
当該ウェットシート包装体の開封時、前記蓋シールを前記包装体本体から剥離させる際に、前記第2のフィルムが前記切り込み部に接着されている部分と前記切り込み部を除く前記第1のフィルムに接着されている部分とに引き裂かれ、前記開口部が開放されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のウェットシート包装体において、
前記第2のフィルムは、当該ウェットシート包装体の開封時、前記切り込み部に接着されている部分と前記切り込み部を除く前記第1のフィルムに接着されている部分との間で伸ばされた後に引き裂かれ、
当該ウェットシート包装体の開封後、前記伸ばされ引き裂かれた前記第2のフィルムにより、前記切り込み部における前記第1のフィルムの端面、及び、前記開口部における前記第1のフィルムの端面が覆われることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のウェットシート包装体を製造するための製造方法であって、
前記第1のフィルムに対して切り込みを入れて前記切り込み部を設ける工程と、
前記切り込み部が設けられた第1のフィルムの前記包装体本体が形成される際に内側となる面に、前記切り込み部及び当該切り込み部を除く前記第1のフィルムを跨ぐように、前記第2のフィルムを接着させる工程と、
前記第1のフィルムに対して前記第2のフィルムと反対側から前記切り込み部を覆うように、前記蓋シールを前記第1のフィルムに接着させる工程と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートを包装する包装体であっても、アルミニウム箔をラミネートしたフィルムを使用可能となる。
本発明の実施の形態におけるウェットシート包装体を示す斜視図である。 図1のII−II線におけるウェットシート包装体の断面図である。 蓋シールと包装フィルムの境界部を模式的に示した拡大図である。 ウェットシート包装体の製造方法を説明するための図である。 (a)は、蓋シールの上面図である。(b)は、蓋シールの下面図である。
以下、図面を参照して本発明に係るウェットシート包装体の実施の形態について説明する。ただし、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態におけるウェットシート包装体(以下、単に包装体という。)100を示す斜視図である。また、図2は、図1のII−II線における包装体100の断面図であり、図2(a)は、包装体100の未開封状態を模式的に表し、図2(b)は、包装体100の使用状態を模式的に表している。
また、以下の説明では、ウェットシートPの使用の際に上側となる面を包装体100の上面とし、その反対側を包装体100の下面とする。また、上下方向に略直交し、蓋シール2の剥離方向を左右方向とし、上下方向及び左右方向に略直交する方向を前後方向とする。
包装体100は、ウェットティシュー等のウェットシートPを包装するものである。包装体100は、ウェットシートPの収容空間を内部に有する包装体本体1と、包装体本体1に取り付けられた蓋シール2とを備えている。
包装体本体1の上面には、ウェットシートPの取り出し用の開口部11が形成されている。開口部11は、所定方向(左右方向)に長尺に形成されている。そして、包装体本体1の内側に収容されている複数のウェットシートPを、所定枚数(例えば、1枚等)ずつ開口部11を介して取り出し可能となっている。
ウェットシートPは、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有している。アルミニウムを溶解させる成分として、例えば、PHMB(ポリアミノプロピルビグアニド)が挙げられる。
蓋シール2は、開口部11の延在方向(左右方向)に沿うように長尺に形成されている。
蓋シール2は、OPP(二軸延伸ポリプロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂フィルム、ユポ紙(登録商標)等の合成紙から形成されている。また、蓋シール2は、開口部11を十分に覆う大きさを有し、開口部11の周囲の包装体本体1の上面に接する部分は粘着層を有するように構成されている。また、蓋シール2の一端部(左側端部)には、ユーザにより摘まれる摘み部21が突出して形成されており、包装体本体1の上面に接着された蓋シール2の摘み部21をユーザが摘んで一端部側(左側)から他端部側(右側)に剥離させていくことで、開口部11を開状態とするようになっている。
また、蓋シール2は、開口部11を開状態及び閉状態とするように包装体本体1の上面に繰り返し剥離自在に接着されている。
すなわち、蓋シール2は、包装体本体1の上面における開口部11の周縁部に接着されることで、当該開口部11が閉状態となる。
そして、蓋シール2の摘み部21をユーザが摘んで一端部側(左側)から他端部側(右側)に剥離させていくことで開口部11が開状態となる。
ウェットシートPの使用後に、包装体本体1の上面から剥離された蓋シール2を他端部側(右側)から一端部側(左側)に接着していくことで、開口部11を再度閉状態とすることができる。
包装体本体1は、二つの樹脂層間にアルミニウム箔が挟まれてなる第1のフィルムとしての包装フィルム12により構成されている。包装体本体1は、熱を加えることにより溶融して結合する性質の積層フィルムを用いて加工され、ヒートシールによって密封されている。
包装体本体1には、収容されたウェットシートPの取り出し用の開口部11を形成するための切り込み部13が設けられている。
切り込み部13とは、包装フィルム12に対して、開口部11の縁となる位置に切り込みを入れることにより、その周囲と区切られた、包装フィルム12の切り込み位置より内側の部分である。例えば、切り込みは、包装フィルム12の厚さ方向に貫通する短い貫通線が断続的に形成されたミシン目により構成される。
また、包装体本体1には、切り込み部13を覆うように蓋シール2が取り付けられている。
包装体100の未開封状態では、図2(a)に示すように、切り込み部13における包装フィルム12とウェットシートPとの間に第2のフィルムとしての保護フィルム3が設けられている。未開封状態では、この保護フィルム3により、ウェットシートPが含有している薬液の切り込み部13側への流入が遮断されるため、開口部11における包装フィルム12の端面12a、及び、切り込み部13における包装フィルム12の端面13aが薬液に接触することはない。
保護フィルム3は、LDPE(低密度ポリエチレン)等の低密度で引張強度の弱いフィルムである。保護フィルム3の厚さは、12〜20μm程度が望ましい。保護フィルム3の厚さがこれより薄いと、製造中、輸送・保管中に破れてしまう可能性が高くなり、これより厚いと、開封時に破れにくくなってしまう。
保護フィルム3は、包装フィルム12に対して蓋シール2と反対側から切り込み部13及び切り込み部13を除く包装フィルム12を跨ぐように、包装フィルム12に接着されている。
包装体100の開封時には、図2(b)に示すように、蓋シール2を包装体本体1から剥離させる際に、保護フィルム3が切り込み部13に接着されている部分と切り込み部13を除く包装フィルム12に接着されている部分とに引き裂かれ、開口部11が開放される。
図3(a)は、図2(a)に示す蓋シール2と包装フィルム12の境界部IIIを模式的に示した拡大図である。
図3(a)に示すように、包装フィルム12は、包装体本体1が形成される際に外側となる側から第1樹脂層12b、アルミニウム層12c、第2樹脂層12dを備えて構成されている。
上層の第1樹脂層12bは、OPP、PET等の合成樹脂フィルムから形成されている。
中層のアルミニウム層12cは、アルミニウムを薄く延ばしたアルミニウム箔から形成されている。
下層の第2樹脂層12dは、LLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)、CPP(無延伸ポリプロピレン)等のヒートシール性のある合成樹脂フィルムから形成されている。
蓋シール2と切り込み部13の第1樹脂層12bとの間、第2樹脂層12d(切り込み部13、切り込み部13を除く包装フィルム12を含む。)と保護フィルム3との間は、強接着性の接着剤により接着されている。保護フィルム3を設けることで、開口部11における包装フィルム12の端面12a、及び、切り込み部13における包装フィルム12の端面13aが、ウェットシートPが存在する空間から遮断される。
一方、蓋シール2と切り込み部13を除く包装フィルム12の第1樹脂層12bとの間は、再剥離性のある接着剤により接着されている。
蓋シール2を剥がして包装体100を開封する際には、図3(b)に示すように、蓋シール2と切り込み部13を除く包装フィルム12の第1樹脂層12bとの間は再接着可能に剥がすことができるが、蓋シール2と切り込み部13の第1樹脂層12bとの間、第2樹脂層12dと保護フィルム3との間は、強力に接着されているため、開口部11の縁近傍で保護フィルム3が破れる。
包装体100を開封する際、保護フィルム3は、切り込み部13に接着されている部分と切り込み部13を除く包装フィルム12に接着されている部分との間で、ある程度伸ばされた後に引き裂かれるため、伸びた部分の保護フィルム3が包装フィルム12の端面12aを覆い、開封後も保護フィルム3が端面12aを保護する。
さらに、包装体100を開封した後、再度蓋シール2を閉じた場合には、図3(c)に示すように、伸ばされ引き裂かれた部分の保護フィルム3が切り込み部13における包装フィルム12の端面13a、及び、開口部11における包装フィルム12の端面12aを覆い、開封後も保護フィルム3が包装フィルム12の端面12a,13aを薬液から保護することになる。
次に、図4を参照して、包装体100の製造方法について説明する。
まず、図4(a)に示す第1樹脂層12b、アルミニウム層12c、第2樹脂層12dの3層からなる包装フィルム12に対して、図4(b)に示すように、ミシン目状に切り込みを入れて、開口部11を形成するための切り込み部13を設ける。
次に、図4(c)に示すように、切り込み部13が設けられた包装フィルム12の包装体本体1が形成される際に内側となる面、すなわち、包装フィルム12の第2樹脂層12d側に、切り込み部13及び切り込み部13を除く包装フィルム12を跨ぐように、保護フィルム3を強接着性の接着剤により接着させる。
次に、図4(d)に示すように、保護フィルム3が接着された状態の包装フィルム12に対して保護フィルム3と反対側、すなわち、包装フィルム12の第1樹脂層12b側から切り込み部13を覆うように、蓋シール2を包装フィルム12に接着させる。具体的には、蓋シール2に予め接着剤を塗布しておき、蓋シール2を包装フィルム12に対して接着させる。保護フィルム3により、開口部11における包装フィルム12の端面12a、及び、切り込み部13における包装フィルム12の端面13aが薬液から遮断される。
ここで、蓋シール2を包装体本体1に取り付ける際の蓋シール2に対する接着剤の塗り分けについて説明する。
図5(a)は、取り付け前の蓋シール2の上面図であり、図5(b)は、取り付け前の蓋シール2の下面図である。
蓋シール2の摘み部21は、包装体100を開封する際に摘み上げる部分であるため、蓋シール2を包装体本体1に取り付ける際、摘み部21の裏側(包装体本体1の上面と接する側)の領域22に対しては、接着剤を塗布しない。あるいは、領域22に対して接着剤を塗布した後に糊殺し加工を行うこととしてもよい。
蓋シール2の開口部11の縁に相当する部分23の近傍の領域24に対しては、繰り返し接着・剥離が可能なように、再剥離性を有する接着剤を塗布する。
蓋シール2の領域24の外側の領域25に対しては、繰り返し接着・剥離が可能なように、再剥離性を有する接着剤を塗布する。
蓋シール2の領域24の内側の領域26に対しては、切り込み部13と強力に接着させるために、強接着性の接着剤を塗布する。
通常、包装体本体1から蓋シール2全体が剥がれてしまうことはほとんどないため、左右方向において蓋シール2の摘み部21と反対側の端部の領域27に対しても、領域25と同様、再剥離性を有する接着剤を塗布すればよい。なお、開封時に蓋シール2をより剥がれにくくするために、領域27に対して、強接着性の接着剤を塗布することとしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、切り込み部13における包装フィルム12とウェットシートPとの間に保護フィルム3を設けることで、包装フィルム12の端面12a,13aに露出しているアルミニウム層12cが薬液と接触しないようにすることができ、長期保管時においても、アルミニウムの溶解による包装フィルム12のデラミネーションを防止することができる。したがって、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートPを包装する包装体100であっても、アルミニウム箔をラミネートした包装フィルム12を使用可能となる。
また、切り込み部13が蓋シール2と保護フィルム3とに接着されているため、包装体100の開封時に、蓋シール2により切り込み部13を介して保護フィルム3が引っ張られて破れ、開口部11が開放される。包装体100において、保護フィルム3が破れていなければ、未開封であることの証明となるため、バージンシールの貼り付けが不要となる。
また、包装体100の製造時に切り込み部13を取り除かなくて済むので、作業工程を減らすことができる。
また、包装体100が開封された後は、開封時に伸ばされ引き裂かれた保護フィルム3により、包装フィルム12の端面12a,13aが覆われるので、包装フィルム12の端面12a,13aが薬液に接触することなく保護される。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係るウェットシート包装体の例であり、これに限定されるものではない。ウェットシート包装体を構成する各部の細部構成に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態において、包装体100の形状や素材等は一例であって、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、保護フィルム3が蓋シール2の開封と連動して引き裂かれる構成としたが、保護フィルムが蓋シールとは離間して設けられ、蓋シールを開封した後、保護フィルムを破く構成であってもよい。
1 包装体本体
2 蓋シール
3 保護フィルム(第2のフィルム)
11 開口部
12 包装フィルム(第1のフィルム)
12b 第1樹脂層
12c アルミニウム層
12d 第2樹脂層
13 切り込み部
100 包装体
P ウェットシート

Claims (4)

  1. 二つの樹脂層間にアルミニウム箔が挟まれてなる第1のフィルムにより構成され、アルミニウムを溶解させる成分を含む薬液を含有するウェットシートの収容空間を内部に有し、収容されたウェットシートの取り出し用の開口部を形成するための切り込み部が設けられた包装体本体と、
    前記切り込み部を覆うように前記包装体本体に取り付けられた蓋シールと、
    前記切り込み部における前記第1のフィルムと前記ウェットシートとの間に設けられ、前記薬液の前記切り込み部側への流入を遮断する第2のフィルムと、
    を備えることを特徴とするウェットシート包装体。
  2. 前記蓋シールは、前記切り込み部を覆うように前記第1のフィルムに接着され、
    前記第2のフィルムは、前記第1のフィルムに対して前記蓋シールと反対側から前記切り込み部及び当該切り込み部を除く前記第1のフィルムを跨ぐように、前記第1のフィルムに接着され、
    当該ウェットシート包装体の開封時、前記蓋シールを前記包装体本体から剥離させる際に、前記第2のフィルムが前記切り込み部に接着されている部分と前記切り込み部を除く前記第1のフィルムに接着されている部分とに引き裂かれ、前記開口部が開放されることを特徴とする請求項1に記載のウェットシート包装体。
  3. 前記第2のフィルムは、当該ウェットシート包装体の開封時、前記切り込み部に接着されている部分と前記切り込み部を除く前記第1のフィルムに接着されている部分との間で伸ばされた後に引き裂かれ、
    当該ウェットシート包装体の開封後、前記伸ばされ引き裂かれた前記第2のフィルムにより、前記切り込み部における前記第1のフィルムの端面、及び、前記開口部における前記第1のフィルムの端面が覆われることを特徴とする請求項2に記載のウェットシート包装体。
  4. 請求項2又は3に記載のウェットシート包装体を製造するための製造方法であって、
    前記第1のフィルムに対して切り込みを入れて前記切り込み部を設ける工程と、
    前記切り込み部が設けられた第1のフィルムの前記包装体本体が形成される際に内側となる面に、前記切り込み部及び当該切り込み部を除く前記第1のフィルムを跨ぐように、前記第2のフィルムを接着させる工程と、
    前記第1のフィルムに対して前記第2のフィルムと反対側から前記切り込み部を覆うように、前記蓋シールを前記第1のフィルムに接着させる工程と、
    を含むことを特徴とするウェットシート包装体の製造方法。
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