JP2015221686A - 台紙付きブリスター包装体 - Google Patents

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Katsuto Tanaka
勝人 田中
匡雄 井原
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Abstract

【課題】 子供が被収容物を誤飲することを抑制し得る台紙付きブリスター包装体を提供する。【解決手段】 被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配されたフランジ部とを有する成型シートと、前記フランジ部に接着されることにより前記収容部を密封した蓋材とを備えたブリスター包装体と、前記ブリスター包装体を前記成型シート側から覆う第1の台紙部と、前記蓋材側から覆う第2の台紙部とを有する台紙とを備え、前記第2の台紙部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を覆うように、易開裂加工部により区画された開封部を有し、前記開封部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、前記蓋材または前記第1の台紙部の少なくとも一方と接着された接着部を有している台紙付きブリスター包装体。【選択図】 図1

Description

本発明は、錠剤やカプセル等の被収容物を収容する台紙付きブリスター包装体に関する。
従来、錠剤やカプセル等の被収容物を収容する包装体として、PTP包装体等のブリスター包装体が用いられている。かかるブリスター包装体は、被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配されたフランジ部とを有する成型シートと、フランジ部に接着されることにより収容部を密封した蓋材とを備えている。
また、かかるブリスター包装体は、被収容物を記載するスペースが少ない等の理由から、該ブリスター包装体と、被収容物に関する情報等が記載された台紙とを備えた台紙付きブリスターも用いられている。
この種の台紙付きブリスターとしては、台紙が、ブリスター包装体を成型シート側から覆う第1の台紙部と、蓋材側から覆う第2の台紙部とを備え、第2の台紙部が、収容部に対応する位置の蓋材を覆うように、易開裂加工部により区画された開封部を有しており、該開封部が、上記収容部に対応する位置の蓋材を露出させるように剥離可能に構成されたものが提案されている(特許文献1、2参照)。
特表2006−520727号公報 特開2010−6431号公報
しかし、上記したような台紙付きブリスター包装体では、第2の台紙部に形成された開封部が、易開裂加工部によって容易に剥離可能となっているため、該開封部を、子供が誤って剥離し、蓋材から被収容物を取り出して、誤って服用(誤飲)してしまうおそれがある。
上記問題点に鑑み、本発明は、子供が被収容物を誤飲することを抑制し得る台紙付きブリスター包装体を提供することを課題とする。
本発明に係る台紙付きブリスター包装体は、
被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配されたフランジ部とを有する成型シートと、前記フランジ部に接着されることにより前記収容部を密封した蓋材とを備えたブリスター包装体と、
前記ブリスター包装体を前記成型シート側から覆う第1の台紙部と、前記蓋材側から覆う第2の台紙部とを有する台紙とを備え、
前記第2の台紙部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を覆うように、易開裂加工部により区画された開封部を有しており、
前記開封部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、前記蓋材または前記第1の台紙部の少なくとも一方と接着された接着部を有している。
かかる構成によれば、開封部が、その剥離に対して抵抗を与える接着部を有していることによって、手指の力が比較的弱い子供にとって開封部を剥離することが困難となる。これにより、子供が開封部を誤って剥離し、蓋材から被収容物を取り出して誤飲することを、抑制できる。
また、上記構成の台紙付きブリスター包装体においては、
前記第2の台紙部は、前記開封部の先端部に隣接して形成された貫通孔部をさらに有していることが好ましい。
かかる構成によれば、貫通孔部に手指を引っ掛けて開封部を剥離することができるため、子供が誤って剥離することを抑制しつつも、被収容物の取り出しが必要とされる場合には、開封部の剥離に要する力を開封部に加え易くなる。
従って、子供の誤飲を抑制しつつも、被収容物の取り出しが必要な場合には、その取り出しが比較的容易となる。
以上のように、本発明によれば、子供が被収容物を誤飲することを抑制し得る台紙付きブリスター包装体が提供される。
本発明の一実施形態の台紙付きブリスター包装体を示す概略上面図 本実施形態の台紙付きブリスター包装体を示す概略下面図 本実施形態の台紙付きブリスター包装体に用いられるブリスター包装体を示す概略上面図 本実施形態の台紙付きブリスター包装体に用いられるブリスター包装体を示す概略側面図 本実施形態の台紙付きブリスター包装体において開封部が引き出された状態を示す概略斜視図 本発明の他の実施形態の台紙付きブリスター包装体を示す概略下面図 本発明の他の実施形態の台紙付きブリスター包装体を示す概略下面図 本発明の他の実施形態の台紙付きブリスター包装体を示す概略下面図
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態の台紙付きブリスター包装体について説明する。
図1〜4に示すように、本実施形態の台紙付きブリスター包装体100は、被収容物50を収容した収容部5と該収容部5の周囲に配されたフランジ部7とを有する成型シート3と、前記フランジ部7に接着されることにより前記収容部5を密封した蓋材9とを備えたブリスター包装体1と、該ブリスター包装体1を前記成型シート3側から覆う第1の台紙部21と、前記蓋材側から覆う第2の台紙部25とを有する台紙20とを備え、前記第1の台紙部21は、前記収容部5を露出させる開口部23を有しており、前記第2の台紙部25は、前記収容部5に対応する位置の前記蓋材9を覆うように、易開裂加工部27により区画された開封部29を有しており、前記開封部29は、前記収容部5に対応する位置の前記蓋材9を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、前記蓋材9または前記第1の台紙部21の少なくとも一方と接着された接着部33を有している。
本実施形態では、ブリスター包装体1がPTP包装体であって、被収容物50が固形状である、より具体的には円形状の経口固形製剤としての錠剤である場合について説明する。
なお、本発明においては、上記の他、ブリスター包装体1は、蓋材9を捲ることによって被収容物50を取り出すように構成されたブリスター包装体であってもよい。また、被収容物50は、ゼリーや軟膏等の半固形状であってもよく、固形状である場合には、楕円形状の錠剤であっても、カプセル等であってもよい。これらのうち、被収容物50は、錠剤またはカプセルが好ましい。また、被収容物50の大きさも、特に限定されるものではなく適宜設定することができる。例えば、被収容物50が経口固形製剤である場合、服用者の喉を通過し得る程度の大きさに適宜設定することができる。また、被収容物50は、上記の他、ボタン電池等であってもよい。
図3、図4に示すように、ブリスター包装体1は、被収容物50を収容した収容部5と該収容部5の周囲に配されたフランジ部7とを有する成型シート3と、前記フランジ部7に接着されることにより前記収容部5を密封した蓋材9とを備えている。
成型シート3の形成材料としては、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリデン、環状ポリオレフィン、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)等の樹脂材料が挙げられる。また、成型シート3は、これら樹脂材料から選択される1種類から形成された1層構造を有していても、2種類以上からそれぞれ形成された層が積層されてなる多層構造を有していてもよい。かかる多層構造を有する成型シート3としては、例えば、3層共押出によって形成された積層体や、塩化ビニル層と他の樹脂層との積層体や、高防湿な樹脂層と他の樹脂層との積層体を用いて形成されたもの等が挙げられる。また、成型シート3は、これら樹脂材料から形成された層とアルミニウム層とが積層された多層構造を有していてもよい。また、成型シート3の形成材料の厚みは、例えば100〜500μm程度とすることが好ましいが、かかる材料や形成材料の厚みは特に限定されるものではなく、被収容物50等に応じて適宜設定することができる。
成型シート3には、被収容物50を収容するための収容部5が14個形成されている。なお、本発明においては、1つの成型シート3に形成される収容部5の数量は、特に限定されるものではなく適宜設定され得る。また、フランジ部7には、長手方向における収容部5同士の間に、短手方向に沿って延在するように配置されたミシン目やスリットが形成されていてもよい。
このような成型シート3は、例えば真空成形、圧空成形、プラグアシスト圧空成形等を用いて収容部5を形成することによって作製することができる。
蓋材9は、アルミニウム箔、紙類、アルミニウム箔をラミネートした紙類、合成樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレートのフィルムとポリプロピレンのフィルムとを積層したフィルム、アルミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルム等や、これらの積層体から形成することができる。また、蓋材9の厚みは、例えば10〜80μm程度とすることが好ましいが、かかる蓋体9の材質や厚みは特に限定されるものではなく、被収容物50等に応じて適宜設定することができる。
このような成型シート3と蓋材9とを備えたブリスター包装体1は、例えば、以下のようにして製造することができる。すなわち、まず、真空成形等によって成型シート3の形成材料としてのシートに収容部5が形成されて成型シート3が形成される。次に、成型シート3の収容部5に被収容物50が収容され、成型シート3のフランジ部7に蓋材9が重ね合わせられてこれらが加熱及び加圧されて、フランジ部7に蓋材9が接着される。これにより、被収容物50が収容された状態で収容部5が密封されて、ブリスター包装体1が製造される。
図1、2に示すように、台紙20は、ブリスター包装体1を成型シート3側から覆う第1の台紙部21と、ブリスター包装体1を蓋材9側から覆う第2の台紙部25とを有している。
具体的には、台紙20は、第1の台紙部21としての紙製シートと、第2の台紙部25としての紙製シートとを有しており、これらによってブリスター包装体1を覆うようになっている。
第1の台紙21及び第2の台紙25に用いられる紙製シートの材質は、特に限定されるものではなく、適宜設定し得る。
第1の台紙部21は、収容部5を露出させる開口部23を有しており、これにより、収容部5は、該開口部23を介して露出している。具体的には、第1の台紙部21は、ブリスター包装体1の収容部5を1つずつ露出させるように形成された開口部23を14個有している。
なお、本発明においては、第1の台紙部21が開口部23を有していなくてもよく、また、開口部23を有している場合には、1つの開口部23が複数の収容部5を同時に露出させるようになっていてもよい。
第2の台紙部25は、収容部5に対応する位置の蓋材9を覆うように、易開裂加工部27により区画された開封部29を有している。また、開封部29は、収容部5に対応する位置の蓋材9を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、成型シート3または第1の台紙部21の少なくとも一方と接着された接着部33を有している。
易開裂加工部27は、容易に開裂することができるように加工された部分である。
図2に示す態様では、易開裂加工部27は、U字形状に形成されており、これによって、開封部29もU字状に形成され、また、開封部29が、U字の湾曲部分を先端部29a(突出端部)として剥離されるようになっている(図5参照)。
本実施形態では、易開裂加工部27の先端側(引き出す際の先端側)である湾曲部分31が切り込みによって形成され、残りの部分がミシン目によって形成されているが、本発明においては、易開裂加工部27は、本実施形態の態様に特に限定されるものではない。
易開裂加工部27としては、例えば、上記したミシン目の他、ハーフスリット、スリット、打ち抜きの少なくとも1つによって形成されたもの等が挙げられる。また、これらのいずれか1つに加えて、易開裂加工部27が、切り込みによって形成されていてもよい。このように切り込みによって形成された湾曲部分31を有することによって、開封部29を剥離し易くなる。
開封部29は、当該開封部29の剥離に対して抵抗を与えるべく、蓋材9または第1の台紙部21の少なくとも一方と接着された接着部33を有している。
接着部33は、手指の力が比較的弱い子供にとっては開封部29を剥離し難いが、かかる子供よりも手指の力が比較的強い者が、剥離可能な程度の抵抗を開封部29に与えるものである。
本実施形態では、接着部33は、第1の台紙部21の裏面に接着されている。
なお、このように、接着部33は、第1の台紙部21の裏面に接着されており、表面からは視認され難いが、便宜上、図2では、接着部33を実線で示す(図6〜図8においても同様。)
接着部33が第1の台紙部21と接着されている態様は、特に限定されるものではないが、例えば、熱可塑性樹脂を含有する感熱型接着剤を用いたホットメルトによって接着部33が第1の台紙部21と接着されている態様や、感圧型接着剤を用いた圧着によって接着部33が第1の台紙部21と接着されている態様等を採用し得る。
かかる接着部33は、開封部29の裏面を横断するように塗布された接着剤33bと、該塗布された接着剤と対応する位置の第1の台紙部21の裏面に塗布された接着剤33aとを重ね合わせることによって、形成され得る(図5参照)。また、第1の台紙部21の裏面に塗布された接着剤33aの幅(第1の幅)、及び、開封部29の裏面を横断するように塗布された接着剤33bの幅(第2の幅)は、特に限定されるものではないが、例えば、第1の幅を1mm、第2の幅を2mmに設定し得る。
なお、本発明においては、接着部33が蓋材9の表面と接着されている態様、及び、接着部33が蓋材9の表面及び第1の台紙部21の裏面の双方と接着されている態様を採用することができ、これら態様においても、上記と同様に接着剤を塗布することによって、接着部33が形成され得る。また、蓋材9に接着剤を塗布する場合、通常、収容部5と対応する位置を避けて塗布され得る。
また、本発明においては、開封部29の裏面と、蓋材9の表面または第1の台紙部21の裏面の少なくとも一方とのうち、いずれか一方に接着剤が塗布されて、接着部33が形成されていてもよい。
接着部33が上記感圧型接着剤を用いた圧着によって形成される場合には、本実施形態に示すように、開封部29の裏面と、蓋材9または第1の台紙部21の少なくとも一方との双方に該接着剤を塗布することが、剥離に対する抵抗をより確実にする点で、好ましい。一方、接着部33が上記感熱型接着剤を用いたホットメルトによって形成される場合には、開封部29の裏面と、第1の台紙部21または蓋材9の少なくとも一方とのうち、いずれか一方に該接着剤を塗布してもよい。このように塗布しても、該接着剤が硬化する前に第1の台紙部21と第2の台紙部25とを重ね合わせることによって、他方にも接着剤が十分に行き渡るからである。
上記のような第1の台紙21は、開口部23が形成されるように紙製シートを切り抜くこと、または、打ち抜くこと等によって作製することができる。また、第2の台紙25は、開封部29が画定されるように、切り込みやミシン目等によって易開裂加工部27を形成することによって、作製することができる。
続いて、台紙付きブリスター包装体100の製造方法について説明する。まず、開口部23を有する第1の台紙部21の裏面、及び、易開裂加工部27及び開封部29を有する第2の台紙部25の裏面に接着剤(不図示)を塗布する。この際、例えば、第1の台紙部21の裏面、及び、第2の台紙部25の裏面には、ブリスター包装体1よりも外側に相当する部分に、該ブリスター包装体1を覆うように接着剤が塗布され、これによって、第1の台紙部21と第2の台紙部25とが、ブリスター包装体1を挟んで接着される。また、第1の台紙部21の裏面、及び、第2の台紙部25の裏面におけるブリスター包装体1の内側に相当する部分においては、開封部29の接着部33となる部分と、該接着部33が接着される部分とにのみ接着剤33a、33bを塗布する。そして、これら第1及び第2の台紙部21、25によってブリスター包装体1を挟み、第1の台紙部21と第2の台紙部25を接着することによって、台紙付きブリスター包装体100を製造することができる。
次に、台紙付きブリスター包装体100からの被収容物50の取り出し方法の一例について説明する。
まず、使用者が、易開封加工部27における湾曲部分31に手指を掛けて、すなわち、開封部29の先端縁に手指を掛けて、該手指に力を入れて開封部29を剥離すると、易開裂加工部27が開裂して開封部29が剥離され、開裂及び剥離が接着部33に到達したところで、手指は、接着部33からの抵抗を受ける。さらに手指に力を入れると、接着部33からの抵抗に抗して、易開裂加工部27がさらに開列し、開封部29がさらに剥離される。これにより、図5に示すように、ブリスター包装体1の蓋部9が露出する。そして、この状態で、手指で収容部5を押圧すると、被収容物50が蓋材9を突き破って外に出る、すなわち、蓋材9から被収容物50が取り出される。このようにして、台紙付きブリスター包装体100から被収容物50を取り出すことができる。
上記したように、本実施形態の台紙付きブリスター包装体100は、被収容物50を収容した収容部5と該収容部5の周囲に配されたフランジ部7とを有する成型シート3と、フランジ部7に接着されることにより収容部5を密封した蓋材9とを備えたブリスター包装体1と、該ブリスター包装体1を成型シート3側から覆う第1の台紙部21と、蓋材9側から覆う第2の台紙部25とを有する台紙20とを備え、第2の台紙部25は、収容部5に対応する位置の蓋材9を覆うように、易開裂加工部27により区画された開封部29を有しており、開封部29は、収容部5に対応する位置の蓋材9を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、蓋材9または前記第1の台紙部21の少なくとも一方と接着された接着部33を有している。
かかる構成によれば、開封部29が、剥離に対して抵抗を与える接着部33を有していることによって、手指の力が比較的弱い子供にとって開封部29を剥離することが困難となるため、子供が開封部29を誤って剥離し、被収容物50を取り出して誤飲することを、抑制できる。
本実施形態の台紙付きブリスター包装体100は上記の通りであるが、本発明の台紙付きブリスター包装体100は、上記実施形態に特に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、台紙付きブリスター包装体100が、直線状に形成された接着部33を備えた態様を示すが、その他例えば、図6に示すように、台紙ブリスター包装体100が、湾曲した形状、より具体的には、開封部29の先端縁に沿って湾曲した形状の接着部33を備えた態様を採用してもよい。
また、その他例えば、図7に示すように、台紙付きブリスター包装体100において、第2の台紙部25が、開封部29の先端部29aに隣接して形成された貫通孔部35をさらに有している態様を採用してもよい。この場合、易開裂加工部27の先端縁は、貫通孔部35と繋がっている構成となる。
かかる構成によれば、貫通孔部35に手指を引っ掛けて開封部29を剥離することができるため、子供が誤って剥離することを抑制しつつも、被収容物50の取り出しが必要とされる場合には、開封部29の剥離に要する力を開封部29に加え易くなる。
従って、子供の誤飲を抑制しつつも、被収容物50の取り出しが必要な場合には、その取り出しが比較的容易となる。
また、例えば、図8に示すように、台紙付きブリスター包装体100が、湾曲した形状に形成された接着部33を備え、第2の台紙部25が、開封部29の先端部29aに隣接して形成された貫通孔部35をさらに有している態様を採用してもよい。
また、本実施形態では、台紙20において、第1及び第2の台紙部21、25が、2枚の紙製シートであるような態様を示すが、その他、第1及び第2の台紙部21、25が、1枚の紙製シートを折り曲げて形成された態様を採用することもできる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、各実施の形態の特徴を適宜組み合わせることも当初から予定している。また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1:ブリスター包装体、3:成型シート、5:収容部、7:フランジ部、9:蓋材、20:台紙、21:第1の台紙部、23:開口部、25:第2の台紙部、27:易開裂加工部、29:開封部、先端部:29a、31:湾曲部分、33:接着部、35:貫通孔部、50:被収容物、100:台紙付きブリスター包装体

Claims (2)

  1. 被収容物を収容した収容部と該収容部の周囲に配されたフランジ部とを有する成型シートと、前記フランジ部に接着されることにより前記収容部を密封した蓋材とを備えたブリスター包装体と、
    前記ブリスター包装体を前記成型シート側から覆う第1の台紙部と、前記蓋材側から覆う第2の台紙部とを有する台紙とを備え、
    前記第2の台紙部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を覆うように、易開裂加工部により区画された開封部を有しており、
    前記開封部は、前記収容部に対応する位置の前記蓋材を露出させるように剥離可能であり、且つ、該剥離に対して抵抗を与えるべく、前記蓋材または前記第1の台紙部の少なくとも一方と接着された接着部を有している、台紙付きブリスター包装体。
  2. 前記第2の台紙部は、前記開封部の先端部に隣接して形成された貫通孔部をさらに有している、請求項1に記載の台紙付きブリスター包装体。
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