JP2016189304A - 操作ボタン装置及び表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】この発明は、焦点距離の設定を必要とする集光レンズ等の構成を必要とせず、簡易な構成により映像表示パネルに表示された映像情報を前面側に鮮明に表示させることができる操作ボタン装置及び表示装置を提供する。【解決手段】映像表示面Ｓを有する映像表示パネルＰに取り付けられる支持部材２と、映像表示面Ｓの一部を覆うように設けられて該映像表示面Ｓの画像を導光する導光路３Ａを内部に有し、該映像を前面の表示面３Ｂにて表示する伝送部材３と、映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に移動自在に設けられて、伝送部材３の表示面３Ｂと重なる位置のボタン操作面４Ａを介して押下操作されることにより移動するスライド部材４と、スライド部材４が操作されたことを検出する検出手段５と、を有する。【選択図】図１

Description

本発明は、液晶ディスプレイ、有機ＥＬ等の映像表示パネルに設置される操作ボタン装置及び該操作ボタン装置を有する表示装置に関する。

液晶ディスプレイ、有機ＥＬ等の映像表示パネルに別途の操作ボタンを設置し、この操作ボタンに文字、記号などを表示させることが行われている。
例えば、特許文献１に示されるソフトセット型キーボード装置では、フラットディスプレイに表示されるキートップ刻印を投影する表示映像収束部を有するキー群によりキーボードを構成し、このようなキーボードによりキー入力を行う際の操作性を向上が図られるものである。

また、特許文献２に示されるキーボードスイッチにも、特許文献１と同様に、押下時に適当なストロークを有するスイッチ頭頂部に文字、記号等の表示する発光表示器を具備した構成が示されている。

特開平４−６２２号公報 特開平４−１６３８１３号公報

ところで、上記特許文献２に示される操作ボタンは、映像表示パネルに表示した文字、記号等の映像情報を表示するだけの構成であるので、表示される映像情報が不鮮明になり易すい。
さらに上記特許文献１に示される操作ボタンには、表示映像収束部にて投影映像を集光するレンズを含むことも想定されるが、このようなレンズが配置される場合に、焦点距離を設定するなどの煩雑な作業も必要となる。

この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、焦点距離の設定を必要とする集光レンズ等の構成が不要であり、かつ簡易な構成により映像表示パネルに表示された映像情報を前面側に鮮明に表示させることができる操作ボタン装置及び表示装置を提供する。

上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、映像表示部を有する映像表示パネルに取り付けられる支持部材と、前記映像表示面の一部を覆うように設けられて該映像表示面の画像を導光する導光路を内部に有し、該映像を前面側の表示面にて表示する伝送部材と、前記映像表示面に対して近接離間するように前記支持部材に移動自在に設けられて、前記伝送部材の表示面と重なる位置のボタン操作面を介して押下操作されることにより移動するスライド部材と、前記スライド部材が操作されたことを検出する検出手段と、を有することを特徴とする。

本発明によれば、簡易な構成により映像表示パネルに表示された映像情報を前面側に表示させることができる。

本発明が適用される操作ボタン装置の概略構成図である。 本発明の第１実施形態として示された操作ボタン装置が適用される機器の概略構成図である。 操作ボタンとなる操作面の配置を示す図であって、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は正面図である。 第１実施形態に係る操作ボタン装置を示す図である。 図４の概略構成図である。 第１実施形態に係る図２の断面を示す図である。 第２実施形態に係る操作ボタン装置を示す図である。 図７の概略構成図である。 第２実施形態に係る断面を示す図である。

本発明の一実施形態について、図１を参照して説明する。
図１は本発明が適用される操作ボタン装置１を示す図であって、映像表示面Ｓを有する映像表示パネルＰに取り付けられる。
また、この操作ボタン装置１は、装置フレームを含む支持部材２と、映像表示面Ｓに表示された映像を伝送する伝送部材３と、支持部材２にスライド自在に設けられるスライド部材４と、該スライド部材４のスライド動作を検出する検出手段５とを有する。

支持部材２は、映像表示面Ｓを有する映像表示パネルＰを内蔵することができる装置フレームに一体に連結されている。
伝送部材３は、映像表示面Ｓの一部を覆うように設けられて該映像表示面Ｓの映像（符号Ｓ´で示される映像エリアの映像）を導光する導光路３Ａを内部に有して、該映像を前面の表示面３Ｂにて表示するものであって、例えば、映像を伝送する光ファイバ集合体、又は光の伝送損失が小さいプラスチック・ガラス等からなる塊状の透明材料からなる。

スライド部材４は、支持部材２に映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に一定のストローク量で移動自在に設けられて、伝送部材３の表示面３Ｂと重なる前面位置の透明なボタン操作面４Ａを介して押下操作されることにより後方側となる矢印Ｂ方向に移動する。
なお、スライド部材４は、支持部材２との間に設けられた付勢手段４Ｂによって矢印Ａ方向に付勢された状態にあり、ボタン操作面４Ａが押下操作された場合にその付勢力に抗して矢印Ｂ方向への移動が許容され、また、ボタン操作面４Ａでの押下操作が解除された場合に矢印Ａ方向へ復帰される。
検出手段５は、スライド部材４のスライド経路に設けられるものであって、該スライド部材４が操作されたことを光学的に検出する他、物理的に接触するスイッチのＯＮ／ＯＦＦによっても検出される。

そして、以上のように構成された操作ボタン装置１では、機器の映像表示面Ｓに表示された画像を導光路３Ａを経由して伝送部材３の前面に表示することができる。
具体的には、上記操作ボタン装置１を、機器の映像表示面Ｓに設けられた操作パネルに適用した場合には、伝送部材３に対応した映像表示パネルＰ上に、例えば、販売商品に応じた商品映像（商品の撮像映像、商品名称など）を表示することにより、当該商品映像を、伝送部材３を経由して該伝送部材３の前面に表示することができる。

そして、伝送部材３の前面に表示された映像を操作者が見て、ボタン操作面４Ａを介してスライド部材４を操作した（ＯＮとなる操作をした）場合に、この操作が検出手段５で検出されることになる。このときボタン操作面４ＡをスライドさせてＯＮ操作できるので、押下感覚（キータッチ）のある物理的なボタンとして機能させることができる。
また、上記操作ボタン装置１では、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示された画像を導光路３Ａを経由して伝送部材３の前面に表示する構成であるので、これまでのように焦点距離の設定を必要とする集光レンズ等の構成が不要であり、かつ簡易な構成により映像表示パネルＰに表示された映像情報を前面に鮮明に表示させることができる。

なお、上記例では、スライド部材４は、支持部材２に映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に一定のストローク量で移動自在に設けられているが、映像表示パネルＰが有機ＥＬ、電子ペーパー等のフレキシブルな映像表示面Ｓを有する場合には、該スライド部材４を一定のストローク量を有するように設ける必要はない。
また、伝送部材３、スライド部材４及び検出手段５からなるボタンユニットＵは１セットに限定されず、複数設けても良い。

（第１実施形態）
次に、本発明の第１実施形態について、図２〜図６を参照して説明する。
図２は、本発明の第１実施形態として示した操作ボタン装置１０が適用される機器１００の表示装置１０１を示す図であって、操作ボタン装置１０の前面側には操作ボタンとなる丸型のボタン操作面１１が３つ設けられている。
これら各ボタン操作面１１は透明なボタンカバー１２により形成されるものであって、図３（Ａ）及び（Ｂ）に示されるように筐体１３の前面板１３Ａから突出するようにそれぞれ配置されている。

操作ボタン装置１０について、図４及び図５を参照して詳細に説明する。なお、これら操作ボタン装置１０の１つの操作ボタンについてそれぞれ示すものである。

該操作ボタン装置１０は、映像表示面Ｓを有する映像表示パネルＰに取り付けられることで、機器１００の表示装置１０１を構成している。
なお、映像表示パネルＰとしては、例えばパーソナルコンピュータ、携帯電話器等の表示部で使用される一般的な（所定の規格で大量生産された）剛体の板状をなす液晶パネルが使用される他、有機ＥＬ、電子ペーパー等のフレキシブルなパネルを使用しても良い。また、この映像表示パネルＰは制御装置１０２により、表示すべき映像が制御されている。

また、具体的な操作ボタン装置１０としては、筐体１３に連結された支持部材１４と、映像表示面Ｓの一部を覆うように接触配置されて映像表示面Ｓに表示された映像を伝送する伝送部材１５と、支持部材１４にスライド自在に設けられるスライド部材１６と、該スライド部材１６のスライド動作を検出する検出手段１７とを有する構成である。
また、第１実施形態で示される、伝送部材１５、スライド部材１６及び検出手段１７からなるボタンユニットＵ１は使い方に応じて複数設けられるものであり、その設置数は限定されるものではない。

支持部材１４は、映像表示面Ｓを有する映像表示パネルＰを内蔵することができる装置フレームと一体な筐体１３に連結されている。
伝送部材１５は、映像表示面Ｓの画像を導光する導光路１５Ａを内部に有して、該映像表示面Ｓの一部の映像（符号Ｓ´で示される映像エリアの映像）を前面の表示面１５Ｂにて表示するものであって、映像を伝送する光ファイバ集合体により、例えば直径２０ｍｍ程度に構成されている。
具体的には、該伝送部材１５は、光ファイバ集合体により構成されるファイバレンズ又はファイバオプティックプレート（ＦＯＰ）からなる。また、該伝送部材１５は、映像表示面Ｓの一部を覆うように接触配置されることにより、該映像表示面Ｓで表示された映像を鮮明なまま該伝送部材１５の反対側に位置する前面の表示面１５Ｂに表示する。

スライド部材１６は、伝送部材１５の周囲にて、映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に一定のストローク量でスライド移動自在に設けられたものであって、矢印Ｂ方向側の先端突出部１６Ａは鉤状となって支持部材１４に係合されている。
また、このスライド部材１６にはボタン操作面１１を有する透明なボタンカバー１２が一体に固定されており、該ボタンカバー１２が押下操作されることにより該スライド部材１６が後方側となる矢印Ｂ方向に移動する。なお、このボタンカバー１２のボタン操作面１１は、伝送部材１５の表示面１５Ｂと重なる前面位置に配置される。

また、このスライド部材１６は、支持部材１４との間に設けられた圧縮ばねからなる付勢手段１８によって矢印Ａ方向に付勢され、この付勢によってボタンカバー１２と伝送部材１５との間にボタンストローク分の隙間ａを形成するものである。
そして、このようなスライド部材１６では、ボタンカバー１２のボタン操作面１１が押下操作された場合に付勢手段１８による付勢力に抗して矢印Ｂ方向への移動が許容され、また、ボタンカバー１２のボタン操作面１１での押下操作が解除された場合に該付勢手段１８により矢印Ａ方向へ復帰される。
検出手段１７は、スライド部材１６のスライド経路に設けられるものであって、該スライド部材４が操作されたことを光学的に検出するフォトセンサが使用される他、物理的に接触するスイッチのＯＮ／ＯＦＦによっても検出される。

また、装置フレームとなる筐体１３の前面側には、図２及び図６の断面図に示されるように、映像表示面Ｓの他部（伝送部材１５用に表示されたエリア以外）に表示された映像を表示するための情報表示開口部２０が形成されている。
また、この情報表示開口部２０と映像表示面Ｓとの間には、該映像表示面Ｓに表示された映像を情報表示開口部２０に導光する第２伝送部材２１が設けられている。この第２伝送部材２１は、上記伝送部材１５と同様、光ファイバ集合体により構成されるファイバレンズ又はファイバオプティックプレート（ＦＯＰ）から構成される。

そして、以上のように構成された操作ボタン装置１０では、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示された映像を、光ファイバ集合体からなる伝送部材１５を経由して該伝送部材１５の前面側に表示することができる。
具体的には、上記操作ボタン装置１０を、自動販売機（機器１００）の映像表示パネルＰに設けられた操作パネルに適用した場合には、伝送部材１５の設置エリアに対応した映像表示パネルＰ上に、自動販売機の販売商品に応じた商品映像（例えば、ジュース、コーヒー、アイスクリームなどの商品の撮像映像、商品名称など）を表示することにより、当該商品映像を、伝送部材１５を経由して該伝送部材１５の前面側に表示することができる。

そして、伝送部材１５の前面側に表示された映像を操作者が見て、ボタンカバー１２のボタン操作面１１を介してスライド部材１６を操作した（ＯＮとなる操作をした）場合に、この操作が検出手段１７で検出されることになる。
また、上記操作ボタン装置１０では、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示された画像を導光路１５Ａを経由して伝送部材１５の前面側に表示する構成であるので、これまでのように焦点距離の設定を必要とする集光レンズ等の構成が不要であり、かつ簡易な構成により映像表示パネルＰに表示された映像情報を前面側に鮮明に表示させることができる。また、映像表示パネルＰとして、一般的な規格（サイズ）の四辺形状のものを用いれば、ボタンの形状に応じた特殊な形状の映像表示パネルを用いる場合に比して低コストで生産することができる。
なお、上記例では、スライド部材１６は、支持部材１４に映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に隙間ａ分のストローク量で移動自在に設けられているが、映像表示パネルＰが有機ＥＬ、電子ペーパー等のフレキシブルな映像表示面Ｓを有する場合には、該スライド部材１６を一定のストローク量を有するように設ける必要はない。

（変形例１）
上記実施形態では、光ファイバ集合体からなる伝送部材１５、及びボタン操作面１１を有するボタンカバー１２を円形に形成したが、映像表示パネルＰでの表示内容に応じて、四角形、三角形、ハート型にしても良い。その際、伝送部材１５の前面側に表示する映像を、赤色、青色、黄色などの色で色分けしたり、ボタン操作面１１での操作内容に応じて表示色を変更しても良い。
また、映像表示パネルＰで表示する映像の全体形状は、光ファイバ集合体からなる伝送部材１５、及びボタン操作面１１を有するボタンカバー１２の形に対応させても良いが、無関係な映像形状（例えば、フォーク状、ナイフ状）としても良い。

（変形例２）
上記実施形態では、スライド部材１６を、支持部材１４との間に設けられた圧縮ばねからなる付勢手段１８によって矢印Ａ方向に付勢するようにしたが、付勢手段１８は圧縮ばねに限定されず、トーションバー、板バネ、パンタグラフなどを利用しても良い。また、付勢手段１８は、図４及び図５ではスライド部材１６の内部に収納したが、支持部材１４との間に位置するのであればその設置位置は限定されない。

（変形例３）
上記実施形態では、ボタンカバー１２のボタン操作面１１は平面としたが、筐体１３の前面板１３Ａの形状に合わせて曲面とすることで、曲面映像も表示することが可能となる。例えば、車のハンドルにおいて、ハンドルの円環に沿った押下面（ボタン操作面１１）を円弧曲面とし、曲情報を表示したオーディオ再生ボタン、ライトやワイパーの強さを表示したライト／ワイパーの駆動ボタンとして利用することも可能となる。

（変形例４）
上記実施形態の操作ボタン１０では、映像表示パネルＰを経由して伝送部材１５の前面の表示部１５Ｂに、自動販売機（機器１００）の販売商品に応じた商品映像（例えば、ジュース、コーヒー、アイスクリームなどの商品の撮像映像、商品名称など）を表示したが、これに加えて、コーヒーを販売する場合には、同じコーヒー販売用の伝送部材１５に、ミルク、砂糖の分量（増量、減量、投入中止）などの映像を（コーヒー販売後に続けて）表示しても良い。

（第２実施形態）
次に、本発明の第２実施形態について、図７〜図９を参照して説明する。
図７及び図８は、本発明の第２実施形態として示した操作ボタン装置３０が適用される機器２００の表示装置２０１を示す図である。
ここで第２実施形態に示される操作ボタン装置３０が、第１実施形態に示される操作ボタン装置１０と構成を異にするのは、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示した映像の表示方式である。

第２実施形態の操作ボタン装置３０に関し、第１実施形態と相違する伝送部材３１及びスライド部材３２について説明する。
なお、第２実施形態では、第１実施形態と構成を同一とする箇所に同一符号を付し、重複した説明を省略する。

伝送部材３１は、スライド部材３２と一体にかつ映像表示面Ｓの表面から間隔ｂをおいて設けられている。また、この伝送部材３１は、映像表示面Ｓに表示された映像を伝送する導光路３１Ａを内部に有する塊状の透明部材からなるものであって、具体的には、光の伝送損失が小さいプラスチック、ガラス等からなる塊状の透明材料により形成される。
また、この伝送部材３１の前面に位置する表示面３１Ｂには、該伝送部材３１の内部を経由した映像表示面Ｓからの映像をリア投影するスクリーン３３が設置されている。
また、映像表示面Ｓとは反対側に位置する映像表示パネルＰの背面側には、該映像表示面Ｓに表示された映像をスクリーン３３に投影するためのバックライト３４が設けられている。

また、スライド部材３２は、伝送部材３１を取り囲むように該伝送部材３１の周囲に固定されたものであって、伝送部材３１と映像表示面Ｓの表面との間隔ｂをストローク量として、映像表示面Ｓに対して近接離間する矢印Ａ−Ｂ方向に移動自在であり、付勢部材１８により映像表示面Ｓから離れる矢印Ａ方向に付勢されている。
また、このスライド部材３２にはボタン操作面１１を有する透明なボタンカバー１２が一体に固定されており、該ボタンカバー１２が押下操作されることにより該スライド部材１６が後方側となる矢印Ｂ方向に移動する。なお、このボタンカバー１２のボタン操作面１１は、伝送部材３１の表示面３１Ｂと重なる前面位置に配置される。
また、スライド部材３２のスライド経路には検出手段１７が設けられる。この検出手段１７は、該スライド部材３２が操作されたことを光学的に検出するフォトセンサが使用される他、物理的に接触するスイッチのＯＮ／ＯＦＦによっても検出されるが、これについては第１実施形態と同様である。

そして、以上のように構成された操作ボタン装置３０では、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示された映像を、光の伝送損失が小さい塊状の透明材料からなる伝送部材３１を経由して該伝送部材３１の表示面３１Ｂに設けたスクリーン３３にリア投影することができる。
具体的には、上記操作ボタン装置３０を、自動販売機（機器２００）の映像表示パネルＰに設けられた操作パネルに適用した場合には、伝送部材３１の設置エリアに対応した映像表示パネルＰ上に、自動販売機の販売商品に応じた商品映像（例えば、ジュース、コーヒー、アイスクリームなどの商品の撮像映像、商品名称など）を表示することにより、当該商品映像を、伝送部材３１を経由して該伝送部材３１の表示面３１Ａのスクリーン３３にリア投影することができる。

そして、伝送部材３１のスクリーン３３にリア投影に表示された映像を操作者が見て、ボタンカバー１２のボタン操作面１１を介してスライド部材３２を操作した（ＯＮとなる操作をした）場合に、この操作が検出手段１７で検出されることになる。
また、上記操作ボタン装置３０では、映像表示パネルＰの映像表示面Ｓに表示された画像を導光路３１Ａを経由して伝送部材３１の前面側に表示する構成であるので、これまでのように焦点距離の設定を必要とする集光レンズ等の構成が不要であり、かつ簡易な構成により映像表示パネルＰに表示された映像情報を前面側に鮮明に表示させることができる。

なお、上記例では、スライド部材３２は、支持部材１４に映像表示面Ｓに対して近接離間する方向（矢印Ａ−Ｂ方向）に隙間ｂ分のストローク量で移動自在に設けられているが、映像表示パネルＰが有機ＥＬ、電子ペーパー等のフレキシブルな映像表示面Ｓを有する場合には、該スライド部材３２を一定のストローク量を有するように設ける必要はない。
また、第２実施形態で示される、伝送部材３１、スライド部材３２及び検出手段１７からなるボタンユニットＵ２は使い方に応じて複数設けられるものであり、その設置数は限定されるものではない。

また、装置フレームとなる筐体１３の前面側には、図２及び図９の断面図に示されるように、第１実施形態と同様に、映像表示面Ｓの他部（伝送部材３１が設けられて押しボタンとして利用される領域以外）に表示した映像を筐体１３の外から視認することが可能とするための情報表示開口部４０が形成されている。
また、この情報表示開口部４０と映像表示面Ｓとの間には、該映像表示面Ｓに表示された映像を情報表示開口部４０に導光する第２伝送部材４１とスクリーン４２が設けられている。
この第２伝送部材４１は、上記伝送部材３１と同様、伝送損失が小さい塊状の透明材料からなり、伝送部材４１を経由してのスクリーン４２にリア投影することができる。
なお、第２伝送部材４１として、第１実施形態で示した光ファイバ集合体により構成されるファイバレンズ又はファイバオプティックプレート（ＦＯＰ）からなる伝送部材２１を採用しても良い（このとき、スクリーン４２は省略する）。
また、同様に、第１実施形態の情報表示開口部２０において、第２実施形態で示した伝送損失が小さい塊状の透明材料からなる第２伝送部材４１及びスクリーン４２を採用し、該伝送部材４１を経由してのスクリーン４２にリア投影しても良い。
また、第２実施形態についても、第１実施形態に示した変形例１〜４が適用可能である。

以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。

本発明は、液晶ディスプレイ、有機ＥＬ等の映像表示パネルに設置される操作ボタン装置及び該操作ボタン装置を有する表示装置に関する。

１ 操作ボタン装置
２ 支持部材
３ 伝送部材
４ スライド部材
４Ａ ボタン操作面
４Ｂ 付勢手段
５ 検出手段
１０ 操作ボタン装置
１１ ボタン操作面
１２ ボタンカバー
１３ 筐体
１４ 支持部材
１５ 伝送部材
１５Ａ 導光路
１５Ｂ 表示面
１６ スライド部材
１７ 検出手段
１８ 付勢手段
２０ 情報表示開口部
２１ 第２伝送部材
３０ 操作ボタン装置
３１ 伝送部材
３１Ａ 導光路
３１Ｂ 表示面
３２ スライド部材
３３ スクリーン
３４ バックライト
４０ 情報表示開口部
４１ 第２伝送部材
４２ スクリーン
１００ 機器
１０１ 表示装置
２００ 機器
２０１ 表示装置
Ｐ 映像表示パネル
Ｓ 映像表示面
Ｕ／Ｕ１／Ｕ２ ボタンユニット

Claims (12)

1. 映像表示部を有する映像表示パネルに取り付けられる支持部材と、
   前記映像表示面の一部を覆うように設けられて該映像表示面の画像を導光する導光路を内部に有し、該映像を前面側の表示面にて表示する伝送部材と、
   前記映像表示面に対して近接離間するように前記支持部材に移動自在に設けられて、前記伝送部材の表示面と重なる位置のボタン操作面を介して押下操作されることにより移動するスライド部材と、
   前記スライド部材が操作されたことを検出する検出手段と、を有することを特徴とする操作ボタン装置。
2. 前記伝送部材は、前記映像表示パネル上の映像表示面上に固定されて該映像表示面からの映像を伝送する光ファイバ集合体により構成され、
   前記スライド部材は、前記伝送部材を取り囲み該伝送部材に対して既定量のストロークでスライドするように設けられるとともに、前記映像表示パネル上の映像表示面に対して近接離間する方向に移動自在であり、かつ該映像表示面から離れる方向に付勢するように設けられていることを特徴とする請求項１に記載の操作ボタン装置。
3. 前記スライド部材は、前記伝送部材を取り囲むとともに前記映像表示面に対して既定量のストロークで近接離間する方向に移動自在であり、かつ該映像表示面から離れる方向に付勢され、
   前記伝送部材は、前記スライド部材と一体にかつ前記映像表示面からは間隔をおいて設けられるとともに、前記映像表示面に表示された映像を伝送する塊状の透明部材により構成され、
   前記伝送部材の前面には、該伝送部材の内部を経由した前記映像表示面からの映像をリア投影するスクリーンが設置されていることを特徴とする請求項１に記載の操作ボタン装置。
4. 前記映像表示パネルは液晶ディスプレイにより構成され、
   前記映像表示面とは反対側に位置する液晶パネルの背面側には、該映像表示面に表示された映像を前記スクリーンに投影するためのバックライトが設けられていることを特徴とする請求項３に記載の操作ボタン装置。
5. 前記伝送部材は光の伝送損失が小さいプラスチック、ガラス等からなる塊状の透明材料により構成されていることを特徴とする請求項３又は４のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
6. 前記検出手段は、操作者に押下されることにより前記スライド部材が前記映像表示面に近接する方向に移動したか否かを検出するフォトセンサであることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
7. 前記伝送部材の前面側には、前記スライド部材を押下操作するための透明カバーがボタン操作面として設けられていることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
8. 前記伝送部材は前記映像表示面に表示された映像の形状に応じて形成されることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
9. 前記伝送部材、スライド部材及び検出手段からなるボタンユニットが複数設けられていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
10. 前記支持部材となる装置フレームには、前記映像表示面の他部に表示された映像を表示するための情報表示開口部が形成され、
    前記情報表示開口部と前記映像表示面の他部との間には、該映像表示面に表示された映像を前記情報表示開口部に導光する第２伝送部材が設けられていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の操作ボタン装置。
11. 映像表示面を有する映像表示パネルと、
    該映像表示パネルに取り付けられる支持部材と、
    前記映像表示面の一部を覆うように設けられて該映像表示面の画像を導光する導光路を内部に有し、該映像を前面側にて表示する伝送部材と、
    前記映像表示面に対して近接離間するように前記支持部材に移動自在に設けられて、前記伝送部材の表示面と重なる位置のボタン操作面を介して押下操作されることにより移動するスライド部材と、
    前記スライド部材が操作されたことを検出する検出手段と、を有することを特徴とする表示装置。
12. 前記支持部材となる装置フレームには、前記映像表示面の他部に表示された映像を表示するための情報表示開口部が形成され、
    前記情報表示開口部と前記映像表示面の他部との間には、該映像表示面に表示された映像を前記情報表示開口部に導光する第２伝送部材が設けられていることを特徴とする請求項１１に記載の表示装置。

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