JP2016188743A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減して、固形燃料を安定して搬送することができる搬送装置を提供する。【解決手段】付着性の異なる複数種類の固形燃料を集合させて燃焼炉5に投入する搬送装置3であって、固形燃料を搬送する搬送部33と、複数種類の固形燃料のうち付着性が低い方の固形燃料である第1固形燃料を、搬送部33に流入させる第1流入部33dと、複数種類の固形燃料のうち第1固形燃料よりも付着性が高い固形燃料である第2固形燃料を、第1流入部33dよりも下流で、搬送部33に流入させる第2流入部33eと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、固形燃料を搬送する搬送装置に関する。
流動層炉(燃焼炉)などでは、炉内で燃焼される燃料として、複数種類の被処理物が投入されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の流動層炉では、例えば、廃プラスチック、廃木材などの固形物が燃料(固形燃料)として炉内に投入されている。これらの複数種類の固形燃料は、それぞれ種類ごとに単独の系統の搬送装置によって搬送されて、互いに異なる投入口を通じて炉内に投入される。
特開平7−127834号公報
上記の特許文献1に記載の従来技術のように固形燃料を種類ごとに単独の系統で炉内に投入する場合、複数種類の固形燃料のうち、固形燃料の性状によっては付着性が高いものもあった。搬送経路を構成する機器類に、付着性が高い固形燃料が付着すると、固形燃料の搬送が阻害されるおそれがある。
本発明は、装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減して、固形燃料を安定して搬送することができる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、付着性の異なる複数種類の固形燃料を集合させて燃焼炉に投入する搬送装置であって、固形燃料を搬送する搬送部と、複数種類の固形燃料のうち付着性が低い方の固形燃料である第1固形燃料を、搬送部に流入させる第1流入部と、複数種類の固形燃料のうち第1固形燃料よりも付着性が高い固形燃料である第2固形燃料を、第1流入部よりも下流で、搬送部に流入させる第2流入部と、を備える。
この搬送装置では、付着性が低い方の第1固形燃料が上流側の第1流入部から搬送部に流入され、付着性が高い方の第2固形燃料が第1流入部よりも下流に配置された第2流入部から搬送部に流入されているので、第2流入部から流入した第2固形燃料が一時的に装置の内部に付着したとしても、上流側から搬送された第1固形燃料が、装置の内部に付着している第2固形燃料に当たり、第2固形燃料を削ぐことになる。これにより、装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減して、固形燃料を安定して搬送することができる。
また、複数種類の固形燃料として、3種類以上の固形燃料を搬送する場合において、3種類以上の固形燃料のうち付着性が最も低い固形燃料を、第1固形燃料として、第1流入部から流入し、3種類以上の固形燃料のうち付着性が最も高い固形燃料を、第2固形燃料として、第2流入部から流入し、第1流入部は、固形燃料を搬送部に流入する複数の流入部のうち、最も上流に配置され、第2流入部は、固形燃料を搬送部に流入する複数の流入部のうち、最も下流に配置される構成でもよい。この構成によれば、最も付着性の低い固形燃料を流入する第1流入部が最も上流に配置されているので、その下流で流入した固形燃料が一時的に装置の内部に付着したとしても、上流側から搬送された第1固形燃料が、装置の内部に付着している固形燃料に当たり、これらの固形燃料を削ぐことになる。そのため、装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減することができる。また、この構成によれば、最も付着性の高い固形燃料を流入する第2流入部が最も下流に配置されているので、第2固形燃料が一時的に装置の内部に付着したとしても、その上流側から搬送された固形燃料が、装置の内部に付着している第2固形燃料に当たり、第2固形燃料を削ぐことになる。そのため、装置の内部に付着する第2固形燃料の付着量を低減することができる。
また、第2流入部は、第1固形燃料が通過する位置に、第2固形燃料を流入させる構成でもよい。この構成によれば、第2固形燃料が流入する位置に、第1固形燃料を通過させることができる。そのため、第2固形燃料が一時的に装置の内部に付着しても、第1固形燃料を確実に、第2固形燃料が付着している位置に供給して、第2固形燃料の付着を抑制することができる。
また、搬送装置は、第1固形燃料の搬送部への供給量を、単位時間当たり一定量とする第1定量供給部と、第2固形燃料の搬送部への供給量を、単位時間当たり一定量とする第2定量供給部と、を更に備える構成でもよい。これにより、搬送装置に供給される第1固形燃料の供給量及び第2固形燃料の供給量を、それぞれ一定量とすることができるので、搬送装置内に流入する第1固形燃料及び第2固形燃料の供給量を制限して、装置の内部に付着する固形燃料の付着量の増大を抑制して、固形燃料を安定して搬送することができる。
また、搬送装置は、燃焼炉において要求される熱量である要求熱量に基づいて、第1定量供給部による第1固形燃料の供給量、及び第2定量供給部による第2固形燃料の供給量を制御する制御部を更に備える構成でもよい。これにより、燃焼炉において必要な要求熱量に応じて、搬送装置で搬送されて燃焼炉に投入される第1固形燃料の供給量及び第2固形燃料の供給量を制御するので、燃焼炉の燃焼状態を安定させることができる。
また、搬送部は、回転軸に対してらせん状に配置された第1搬送羽根を有する第1スクリュー部と、回転軸の軸線方向において、第1スクリュー部の下流に配置された第2スクリュー部と、を備え、第2スクリュー部は、径方向において回転軸側に開口領域を形成してらせん状に配置された第2搬送羽根を有し、第2搬送羽根は、第2流入部の下流に配置されている構成でもよい。これにより、第2固形燃料が流入する第2流入部の下流には、軸心側に開口領域が形成された第2搬送羽根が設けられているので、第2固形燃料の一部は開口領域内を通過して、搬送方向下流に移動する。そのため、第2搬送羽根に接触する第2固形燃料を減らすことができ、第2搬送羽根に付着する第2固形燃料の付着量を減少させることができる。
本発明によれば、装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減して、固形燃料を安定して搬送することができる。
本発明の一実施形態の流動層式燃焼設備を示す概略図である。 図1中の火炉に固形燃料を投入するための燃料供給設備を示す概略図である。 図2中の固形燃料共通第1搬送装置を示す概略図である。 固形燃料共通第1搬送装置であるスクリューコンベアを示す側面図である。 燃料供給制御装置を示すブロック構成図である。 燃料供給制御装置における処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1に示す流動層式燃焼設備1は、複数種類の固形燃料が投入される循環流動層ボイラー2と、循環流動層ボイラー2に複数種類の固形燃料を供給する燃料供給設備3と、循環流動層ボイラー2から排出された排ガスを処理する排ガス処理設備4と、を備えている。循環流動層ボイラー2に投入される固形燃料としては、例えば、石炭、ペーパースラッジ、RPF(Refuse paper&Plastic Fuel)、バイオマス、TDF(Tire Derived Fuel)、EFB(Empty Fruit Bunches)、ライスハスク(籾殻)、PKS(パーム椰子殻)などが挙げられる。固形燃料として、その他の可燃物を使用してもよい。バイオマスには、例えば建築廃材が含まれる。本実施形態では、RPF(第1固形燃料)、バイオマス(第1固形燃料)、石炭(第2固形燃料)を使用する場合について説明する。
循環流動層ボイラー2は、流動層を形成し固形燃料を燃焼させる火炉5を有する。火炉5の側部には固形燃料を投入するための燃料投入口5aが設けられている。燃料供給設備3は、燃料投入口5aを通じて火炉5内に複数種類の固形燃料を投入する。また、火炉5には、流動媒体を供給するための流動媒体供給口5bが設けられている。
火炉5の上部には燃焼で発生する排ガスを排出するガス出口5cが設けられ、ガス出口5cには、サイクロン6が接続されている。サイクロン6は、セパレータ、サイクロン分級装置、あるいはサイクロン分離器などと呼ばれ、固気分離装置として機能する。サイクロン6の入口6aは上記のガス出口5cに接続され、サイクロン6の排出口6bはバックパス7を介して後段の排ガス処理設備4に接続されている。また、サイクロン6の底部出口6cからはダウンカマーと称されるリターンライン8が下方に延びており、リターンライン8の下端は、火炉5の下部側面連絡口5dを通じて、火炉5に連絡されている。
また、火炉5の底部には、火炉5内に空気を供給するための複数の空気供給口5eが設けられている。この空気供給口5eを通じて火炉5内に空気が供給される。火炉5内では、空気供給口5eから供給された空気によって、石炭、RPF、バイオマス及び流動媒体が流動して流動層を形成し、固形燃料が燃焼する。
火炉5で発生した排ガスは流動媒体を同伴しながらサイクロン6に導入される。サイクロン6の内部では、排ガスの旋回流が形成され、この旋回流による遠心分離作用によって流動媒体と気体とが分離される。分離された流動媒体は、サイクロン6の底部出口6cから排出され、リターンライン8内を下降し、リターンライン8を通過した流動媒体は火炉5の底部に戻される。
バックパス7は、排ガスを流通させるダクトである。バックパス7には、排ガスの熱を回収するための熱回収部9が設けられている。熱回収部9は、バックパス7の内部に導入されて排ガス流路を横切るように配置された伝熱管を有する。バックパス7内を流れる排ガスの熱は、伝熱管内を流れる流体(例えばボイラ給水)に伝熱されて回収される。
排ガスは、バックパス7内を上から下に流れ、バックパス7の底部から排出されて、排ガス処理設備4に導入される。排ガス処理設備4は、排ガスに同伴する飛灰等の微粒子を除去する共に、排ガスに対して脱硫処理を行う。排ガス処理設備4で処理された排ガスは、例えば煙突10から大気に放出される。
また、火炉5には炉壁管が形成されている。炉壁管はボイラー水を流通させるボイラーチューブと、ボイラーチューブから張り出し隣接するボイラーチューブ同士を接続するフィンとを有する。ボイラーチューブ内を流れるボイラー水は、火炉5内の燃焼による熱が伝熱されて加熱され水蒸気となる。火炉5内で流動する流動媒体は、燃焼で発生した熱を炉壁管に伝達する熱伝達媒体として機能する。ボイラーチューブで発生した水蒸気は、例えば発電用タービンに供給されて発電に利用される。なお、ボイラーで発生した水蒸気の用途は、発電に限定されず、その他の用途に水蒸気を使用してもよい。
次に、図2を参照して燃料供給設備3について説明する。燃料供給設備3は、複数種類の固形燃料(石炭、RPF、バイオマス)を集合させて搬送し、火炉5に投入する。燃料供給設備3は、バイオマス受入搬送部11、RPF受入搬送部12、石炭受入搬送部13、バイオマス−RPF搬送部14、及び固形燃料共通搬送部15を備える。
バイオマス受入搬送部11は、複数種類の固形燃料の一つであるバイオマスを受入れて貯留し搬送する。バイオマスには、建築廃材などの木質が含まれる。バイオマスは、複数種類の固形燃料のうち、付着性が低い方の固形燃料(第1固形燃料)であり、摩耗性が高い方の固形燃料である。バイオマス受入搬送部11は、バイオマス貯留槽16と、バイオマス搬送部17とを有する。
なお、「付着性」とは、固形燃料が搬送される搬送経路を構成する機器類に対する固形燃料の付着のし易さをいう。例えば、搬送経路を構成する機器類に付着する固形燃料の付着量が多い方(固形燃料の付着の厚みが厚い方)を、付着性が高いとすることができる。また、固形燃料の付着性については、例えば、鉛直方向に沿う壁面に固形燃料を付着させて、固形燃料が落下するまでの時間を計測することで、評価することができる。固形燃料が壁面に付着してから、固形燃料が落下するまでの時間が長い方を、付着性が高いとすることができる。その他の試験方法によって、固形燃料の付着性を評価してもよい。
バイオマス貯留槽16は、バイオマスを受入れて貯留するものである。バイオマス貯留槽16の底部には、バイオマス貯留槽16に貯留されたバイオマスを排出するための排出口16aが設けられている。排出口16aから排出されたバイオマスは、バイオマス搬送部17に導入される。
また、バイオマス貯留槽16の槽内の底部には、底部に堆積しているバイオマスを搬送して排出口16aに導入するためのスクリューリクレーマ16bが設けられている。スクリューリクレーマ16bには、駆動源として電動モータが接続されており、電動モータから回転駆動力が伝達されて、スクリューリクレーマ16bが回転駆動される。スクリューリクレーマ16bの回転数を一定とすることで、バイオマス貯留槽16から排出されるバイオマスの排出量を一定とする。
バイオマス搬送部17は、バイオマス貯留槽16で貯留されたバイオマスを搬送するための搬送経路を構成する。バイオマス搬送部17は、バイオマス貯留槽16とバイオマス−RPF搬送部14との間で、バイオマスを搬送又は通過させる。
バイオマス搬送部17は、バイオマス貯留槽16の底部に接続されたバイオマスシュート18と、バイオマスシュート18を通じて導入されたバイオマスを搬送するバイオマス搬送装置19と、バイオマス搬送装置19で搬送されたバイオマスを落下させるバイオマスシュート20と、を備える。
上流側のバイオマスシュート18の上端部は、バイオマス貯留槽16の排出口16aに接続され、バイオマスシュート18の下端部は、バイオマス搬送装置19の一端側に接続されている。バイオマスシュート18を落下したバイオマスは、バイオマス搬送装置19の一端側に導入される。
バイオマス搬送装置19は、例えば、スクリューコンベアであり、バイオマスを一端側から他端側に搬送する。バイオマス搬送装置19の他端側の底部には、搬送されたバイオマスを排出するための排出口19aが設けられている。バイオマス搬送装置19は、例えば、チェーンコンベアでもよく、その他の搬送装置でもよい。
下流側のバイオマスシュート20の上端部は、バイオマス搬送装置19の排出口19aに接続され、バイオマスシュート20の下端部は、バイオマス−RPF搬送部14に接続されている。バイオマスシュート20を落下したバイオマスは、バイオマス−RPF搬送部14に導入される。
RPF受入搬送部12は、複数種類の固形燃料の一つであるRPFを受入れて貯留し搬送する。RPFには、廃プラスチックが含まれる。RPFは、複数種類の固形燃料のうち、付着性が低い方の固形燃料(第1固形燃料)であり、摩耗性が高い方の固形燃料である。RPF受入搬送部12は、RPF貯留槽21と、RPF搬送部22とを有する。
RPF貯留槽21は、RPFを受入れて貯留するものである。RPF貯留槽21の底部には、RPF貯留槽21に貯留されたRPFを排出するための排出口21aが設けられている。排出口21aから排出されたRPFは、RPF搬送部22に導入される。
また、RPF貯留槽21の槽内の底部には、底部に堆積しているRPFを搬送して排出口21aに導入するためのスクリューリクレーマ21bが設けられている。スクリューリクレーマ21bには、駆動源として電動モータが接続されており、電動モータから回転駆動力が伝達されて、スクリューリクレーマ21bが回転駆動される。スクリューリクレーマ21bの回転数を一定とすることで、RPF貯留槽21から排出されるRPFの排出量を一定とする。
RPF搬送部22は、RPF貯留槽21で貯留されたRPFを搬送するための搬送経路を構成する。RPF搬送部22は、RPF貯留槽21とバイオマス−RPF搬送部14との間で、RPFを搬送又は通過させる。
RPF搬送部22は、RPF貯留槽21の底部に接続されたRPFシュート23と、RPFシュート23を通じて導入されたRPFを搬送するRPF搬送装置24と、RPF搬送装置24で搬送されたRPFを落下させるRPFシュート25と、を備える。
上流側のRPFシュート23の上端部は、RPF貯留槽21の排出口21aに接続され、RPFシュート23の下端部は、RPF搬送装置24の一端側に接続されている。RPFシュート23を落下したRPFは、RPF搬送装置24の一端側に導入される。
RPF搬送装置24は、例えば、スクリューコンベアであり、RPFを一端側から他端側に搬送する。RPF搬送装置24の他端側の底部には、搬送されたRPFを排出するための排出口24aが設けられている。RPF搬送装置24は、例えば、チェーンコンベアでもよく、その他の搬送装置でもよい。
下流側のRPFシュート25の上端部は、RPF搬送装置24の排出口24aに接続され、RPFシュート25の下端部は、バイオマス−RPF搬送部14に接続されている。RPFシュート25を落下したRPFは、バイオマス−RPF搬送部14に導入される。
石炭受入搬送部13は、複数種類の固形燃料の一つである石炭を受入れて貯留し搬送する。石炭は、例えば粉状のものであり、複数種類の固形燃料のうち、付着性が高い方の固形燃料(第2固形燃料)であり、摩耗性が低い方の固形燃料である。石炭受入搬送部13は、石炭貯留槽26と、石炭搬送部27とを有する。
石炭貯留槽26は、石炭を受入れて貯留するものであり、例えばホッパーである。石炭貯留槽26の底部には、石炭貯留槽26に貯留された石炭を排出するための排出口26aが設けられている。排出口26aから排出された石炭は、石炭搬送部27に導入される。
石炭搬送部27は、石炭貯留槽26で貯留された石炭を搬送するための搬送経路を構成する。石炭搬送部27は、石炭貯留槽26と固形燃料共通搬送部15との間で、石炭を搬送又は通過させる。
石炭搬送部27は、石炭貯留槽26から排出された石炭を搬送する石炭第1搬送装置28と、石炭第1搬送装置28で搬送された石炭を落下させる石炭第1シュート29と、石炭第1シュート29を通じて導入された石炭を搬送する石炭第2搬送装置30と、石炭第2搬送装置30で搬送された石炭を落下させる石炭第2シュート31と、を備える。
石炭第1搬送装置28は、例えば、ベルトコンベア及びチェーンコンベアを有するものであり、石炭を一端側から他端側に搬送する。石炭第1搬送装置28では、上段にベルトコンベアが配置され、下段にチェーンコンベアが配置されている。石炭第1搬送装置28は、石炭の搬送経路を構成するダクト28aと、ダクト28a内で上段に配置されたベルトコンベアと、ダクト28a内で下段に配置されたチェーンコンベアとを備えている。
ベルトコンベアは、搬送方向に離間して配置された複数のローラ28gと、この複数のローラ28gに架け渡され、石炭を搬送する無端ベルト28hとを有する。ベルトコンベアの複数のローラは、駆動用ローラと、従動用ローラとを含む。駆動用ローラは、駆動源である電動モータ(不図示)が接続されて回動駆動される。従動用ローラは、無端チェーンの周回軌道に沿って配置され、無端ベルトを支持すると共に無端ベルトの動きに連動して回転する。電動モータから回転駆動力が伝達されて駆動用ローラが回転駆動されると、無端ベルトが周回軌道に沿って回転する。ベルトコンベアは、上側に配置されたベルトが搬送方向に移動して、ベルト上の石炭を搬送する。
ダクト28aの天板の一端側には、石炭貯留槽26の排出口26aの下方に配置されて、排出口26aから排出された石炭を受ける漏斗状の石炭受け部28eが設けられている。石炭貯留槽26の排出口26aから排出された石炭は、落下して石炭受け部28eを通過して、ダクト28aの一端側に導入される。
チェーンコンベアは、ダクト28a内で、ベルトコンベアから落下した石炭粉を搬送するものであり、石炭粉を掻き寄せて搬送する複数のフライト28bと、複数のフライト28bを所定の間隔で支持する無端チェーン28cと、無端チェーン28cが掛け渡された複数のスプロケット28dとを備える。
ベルトコンベアの複数のローラは、駆動用ローラと、従動用ローラとを含む。駆動用ローラは、駆動源である電動モータ(不図示)が接続されて回動駆動される。従動用ローラは、無端チェーンの周回軌道に沿って配置され、無端ベルトを支持すると共に無端ベルトの動きに連動して回転する。電動モータから回転駆動力が伝達されて駆動用ローラが回転駆動されると、無端ベルトが周回軌道に沿って回転する。ベルトコンベアは、上側に配置されたベルトが搬送方向に移動して、ベルト上の石炭を搬送する。
複数のスプロケット28dは、駆動用スプロケットと、従動用スプロケットとを含む。駆動用スプロケットは、駆動源である電動モータ(不図示)が接続されて回転駆動される。従動用スプロケットは、無端チェーン28cの周回軌道に沿って配置され、無端チェーン28cを支持すると共に無端チェーン28cの動きに連動して回転する。電動モータから回転駆動力が伝達されて駆動用スプロケットが回転駆動されると、無端チェーン28c及びフライト28bが周回軌道に沿って回転する。石炭第1搬送装置28は、下引きのチェーンコンベアであり、下側に配置されたフライト28bが搬送方向に移動し、ダクト28aの底板上に堆積する石炭を、複数のフライト28bによって掻き寄せて搬送する。
また、ダクト28aの他端側の底板には、搬送された石炭を排出するための排出口28fが設けられている。排出口28fから排出された石炭は、石炭第1シュート29に導入される。
石炭第1シュート29の上端部は、石炭第1搬送装置28の排出口28fに接続され、石炭第1シュート29の下端部は、石炭第2搬送装置30の一端側に接続されている。石炭第1シュートを落下した石炭は、石炭第2搬送装置30の一端側に導入される。
石炭第2搬送装置30は、例えば、チェーンコンベアである。石炭第2搬送装置30は、石炭第1搬送装置28と略同じ構成である。石炭第2搬送装置30で搬送された石炭は、排出口30aから排出されて、石炭第2シュート31に導入される。
石炭第2シュート31の上端部は、石炭第2搬送装置30の排出口30aに接続され、石炭第2シュート31の下端部は、固形燃料共通搬送部15に接続されている。石炭第2シュートを落下した石炭は、固形燃料共通搬送部15に導入される。
バイオマス−RPF搬送部14は、バイオマス及びRPFを合流させて搬送するバイオマス−RPF搬送装置32を備える。バイオマス−RPF搬送装置32は、バイオマスを当該搬送装置の内部に流入させるための第1流入部32aと、RPFを搬送装置の内部に流入させるための第2流入部32bと、を有する。第1流入部32a及び第2流入部32bは、例えば断面が矩形であるダクトである。第1流入部32aは、バイオマスシュート20の下端に接続され、第2流入部32bは、RPFシュート25の下端に接続されている。
第1流入部32aは、一端側である上流側に配置され、第2流入部32bは、第1流入部32aよりも下流に配置されている。第2流入部32bは、例えば、バイオマス−RPF搬送装置32の搬送方向において、中間部に配置されている。
バイオマス−RPF搬送装置32は、例えば、チェーンコンベアである。バイオマス−RPF搬送装置32は、バイオマス−RPFの搬送経路を構成するダクト32cと、ダクト32c内に配置され、バイオマス及びRPFを掻き寄せて搬送する複数のフライト32dと、複数のフライト32dを所定の間隔で支持する無端チェーン32eと、無端チェーン32eが掛け渡された複数のスプロケット32fとを備える。第1流入部32a及び第2流入部32bは、ダクト32cの天板に設けられている。天板の第1流入部32a及び第2流入部32bに対応する位置には、それぞれ開口が設けられている。
複数のスプロケット32fは、駆動用スプロケットと、従動用スプロケットとを含む。駆動用スプロケットは、駆動源である電動モータ(不図示)が接続されて回転駆動される。従動用スプロケットは、無端チェーン32eの周回軌道に沿って配置され、無端チェーン32eを支持すると共に無端チェーン32eの動きに連動して回転する。電動モータから回転駆動力が伝達されて駆動用スプロケットが回転駆動されると、無端チェーン32e及びフライト32dが周回軌道に沿って回転する。バイオマス−RPF搬送装置32は、下引きのチェーンコンベアであり、下側に配置されたフライト32dが搬送方向に移動する。上流側で第1流入部32aから流入したバイオマスは、複数のフライト32dによって掻き寄せられて下流側に搬送され、下流の第2流入部32bから流入したRPFは、複数のフライト32dによって、バイオマスと共に掻き寄せられて下流側に搬送される。
また、ダクト32cの他端側の底板には、搬送されたバイオマス及びRPFを排出するためのシュート32gが設けられている。ダクト32c内を搬送されたバイオマス及びRPFは、シュート32gを通り、固形燃料共通搬送部15に導入される。
固形燃料共通搬送部15は、石炭、バイオマス及びRPFを合流させて搬送する固形燃料共通第1搬送装置33と、固形燃料共通第1搬送装置33から導入された石炭、バイオマス及びRPFを搬送する固形燃料共通第2搬送装置34と、固形燃料共通第2搬送装置34で搬送された石炭、バイオマス及びRPFを落下させる固形燃料共通シュート35と、固形燃料共通シュート35を通じて導入された石炭、バイオマス及びRPFを搬送する固形燃料共通第3搬送装置36と、を備える。
固形燃料共通第1搬送装置33は、例えば、スクリューコンベアであり、図3に示されるように、固形燃料の搬送経路を構成するダクト33aと、ダクト33a内に配置され、固形燃料を搬送する搬送スクリュー33bと、搬送スクリュー33bを回転駆動するための電動モーター33cと、を備えている。
また、固形燃料共通第1搬送装置33は、バイオマス−RPFをダクト33aの内部に流入させるための第1流入部33dと、石炭をダクト33aの内部に流入させるための第2流入部33eと、を有する。
第1流入部33dは、一端側である上流側に配置され、第2流入部33eは、第1流入部33dよりも下流に配置されている。第2流入部33eは、例えば、固形燃料共通第1搬送装置33の搬送方向において、中間部に配置されている。第1流入部33d及び第2流入部33eは、ダクト32cの天板に設けられ、天板の対応する位置には、それぞれ開口が設けられている。
また、搬送スクリュー33bは、図4に示されるように、搬送方向において、上流側に配置された第1スクリュー部33gと、下流側に配置された第2スクリュー部33hと、を備えている。第1スクリュー部33gは、回転軸33fに対してらせん状に配置された第1搬送羽根33iを有する。第1搬送羽根33iは、径方向において全長に亘って形成されている。第2スクリュー部33hは、例えばリボンスクリューであり、第1搬送羽根33iに連続して配置された第2搬送羽根33jを有する。第2搬送羽根33jは、回転軸33fの径方向において回転軸33f側に開口領域を形成してらせん状に配置されている。また、第2搬送羽根33jは、回転軸33fから径方向に張り出す連結棒33kによって支持されている。
また、ダクト33aの他端側の底板には、搬送された固形燃料を排出するためのシュート33lが設けられている。ダクト33a内を搬送された固形燃料は、シュート33lを通り、固形燃料共通第2搬送装置34に導入される。
固形燃料共通第2搬送装置34は、例えば、スクリューコンベアであり、固形燃料を一端側から他端側に搬送する。固形燃料共通第2搬送装置34の搬送スクリューは、例えばリボンスクリューである。固形燃料共通第2搬送装置34の他端側の底部には、搬送された固形燃料を排出するための排出口34aが設けられている。固形燃料共通第2搬送装置34は、例えば、チェーンコンベアでもよく、その他の搬送装置でもよい。
固形燃料共通シュート35は、上下方向に延在し、固形燃料共通第2搬送装置34と固形燃料共通第3搬送装置36とを接続する。固形燃料共通シュート35の上端部は、固形燃料共通第2搬送装置34の排出口34aに接続され、固形燃料共通シュート35の下端部は、固形燃料共通第3搬送装置36の一端側に接続されている。固形燃料共通シュート35を落下した固形燃料は、固形燃料共通第3搬送装置36に導入される。
固形燃料共通第3搬送装置36は、例えば、スクリューコンベアであり、固形燃料を一端側から他端側に搬送する。固形燃料共通第3搬送装置36の他端側は、火炉5の燃料投入口5aに接続されている。固形燃料共通第3搬送装置36のダクト36a及び搬送スクリュー36bは、水平方向に対して傾斜して配置されている。ダクト36a及び搬送スクリュー36bは、上流側から下流側に向かって下方に配置されている。固形燃料共通第3搬送装置36は、例えば、チェーンコンベアでもよく、その他の搬送装置でもよい。また、固形燃料共通搬送部15は、固形燃料共通第3搬送装置36に代えて、固形燃料共通シュート35と燃料投入口5aとを接続するシュートを備える構成でもよい。
固形燃料共通第3搬送装置36によって搬送された固形燃料は、燃料投入口5aを通じて、火炉5内に供給される。
また、燃料供給設備3は、図5に示されるように、固形燃料の火炉5への供給量を制御する燃料供給制御装置37を備えている。燃料供給制御装置37は、要求熱量算出部38、バイオマス供給量制御部39、RPF供給量制御部40、石炭供給量制御部41、バイオマス−RPF供給量制御部42、固形燃料供給量制御部43、及び記憶部44を含む。燃料供給制御装置37は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、入力信号回路、出力信号回路、及び電源回路などを有する。
また、燃料供給制御装置37は、入力部45、バイオマス受入搬送部11、RPF受入搬送部12、石炭受入搬送部13、バイオマス−RPF搬送部14、及び固形燃料共通搬送部15と電気的に接続されている。
入力部45は、燃料供給制御装置37における制御に必要なデータを入力する。入力部45は、例えば操作者がデータを入力する際に使用されるキーボードである。入力部45は、例えば各種センサーであってもよい。各種センサーとしては、例えば、火炉5の燃焼状態を検出するための温度センサー、循環流動層ボイラー2による蒸気発生量を算出するために必要な情報を検出するためのセンサーなどが挙げられる。また、各種センサーとしては、例えば、バイオマス貯留槽16に貯留されたバイオマスの貯留量を検出するセンサー、RPF貯留槽21に貯留されたRPFの貯留量を検出するセンサー、石炭貯留槽26に貯留された石炭の貯留量を検出するセンサー、スクリューコンベアにおける搬送量を検出するセンサー、チェーンコンベアにおける搬送量を検出するセンサーなどが挙げられる。
記憶部44には、各固形燃料の熱量に関するデータ、火炉5で要求される要求熱量を算出するために必要なデータ、各固形燃料の供給割合を決めるためのデータなどが記憶されている。また、記憶部44には、各搬送装置における搬送能力に関するデータが記憶されている。
要求熱量算出部38は、入力部45から入力されたデータ、及び記憶部44に記憶されているデータに基づいて、火炉5で要求される要求熱量を算出する。また、要求熱量算出部38は、算出された要求熱量及び記憶部44に記憶されているデータに基づいて、火炉5に供給される各固形燃料の供給割合を決定し、各固形燃料の供給量を決定する。すなわち、要求熱量算出部38は、バイオマス搬送部17によるバイオマスの搬送量、RPF搬送部22によるRPFの搬送量、石炭搬送部27による石炭の搬送量、バイオマス−RPF搬送部14によるバイオマス及びRPFの合計の搬送量、固形燃料共通搬送部15による各固形燃料の合計の搬送量を決定する。
バイオマス供給量制御部39は、要求熱量算出部38によって決定されたバイオマスの搬送量となるように、バイオマス受入搬送部11を制御する。具体的には、バイオマス供給量制御部39は、バイオマス貯留槽16のスクリューリクレーマ16bの回転数を制御して、バイオマス貯留槽16から排出されるバイオマスの排出量を調整する。また、バイオマス供給量制御部39は、バイオマス搬送装置19の搬送スクリューの回転数を制御して、バイオマス搬送装置19によって搬送されるバイオマスの搬送量を調整する。バイオマス供給量制御部39は、単位時間当たりのバイオマスの搬送量が一定となるように制御する。これにより、バイオマス−RPF搬送部14に供給されるバイオマスの供給量を単位時間当たり一定とする。
RPF供給量制御部40は、要求熱量算出部38によって決定されたRPFの搬送量となるように、バイオマス受入搬送部11を制御する。具体的には、RPF供給量制御部40は、RPF貯留槽21のスクリューリクレーマ21bの回転数を制御して、RPF貯留槽21から排出されるRPFの排出量を調整する。また、RPF供給量制御部40は、RPF搬送装置24の搬送スクリューの回転数を制御して、RPF搬送装置24によって搬送されるRPFの搬送量を調整する。RPF供給量制御部40は、単位時間当たりのRPFの搬送量が一定となるように制御する。これにより、バイオマス−RPF搬送部14に供給されるRPFの供給量を単位時間当たり一定とする。
石炭供給量制御部41は、要求熱量算出部38によって決定された石炭の搬送量となるように、石炭受入搬送部13を制御する。具体的には、石炭供給量制御部41は、石炭第1搬送装置28のフライト28bの移動速度を制御して、石炭第1搬送装置28によって搬送される石炭の搬送量を調整する。石炭供給量制御部41は、石炭第2搬送装置30のフライトの移動速度を制御して、石炭第2搬送装置30によって搬送される石炭の搬送量を調整する。石炭供給量制御部41は、単位時間当たりの石炭の搬送量が一定となるように制御する。これにより、固形燃料共通搬送部15に供給される石炭の供給量を単位時間当たり一定とする。
バイオマス−RPF供給量制御部は、要求熱量算出部38によって決定されたバイオマス及びRPFの合計の搬送量となるように、バイオマス−RPF搬送部14を制御する。具体的には、バイオマス−RPF供給量制御部は、バイオマス−RPF搬送装置32のフライト32dの移動速度を制御して、バイオマス−RPF搬送装置32によって搬送されるバイオマス及びRPFの合計の搬送量を調整する。バイオマス−RPF供給量制御部は、単位時間当たりのバイオマス及びRPFの合計の搬送量が一定となるように制御する。これにより、固形燃料共通搬送部15に供給されるバイオマス及びRPFの合計の供給量を単位時間当たり一定とする。
固形燃料供給量制御部43は、要求熱量算出部38によって決定された各固形燃料の合計の搬送量となるように、固形燃料供給量制御部43を制御する。具体的には、固形燃料供給量制御部43は、固形燃料共通第1搬送装置33の搬送スクリュー33bの回転数を制御して、固形燃料共通第1搬送装置33によって搬送される各固形燃料の合計の搬送量を調整する。固形燃料供給量制御部43は、固形燃料共通第2搬送装置34の搬送スクリューの回転数を制御して、固形燃料共通第2搬送装置34によって搬送される各固形燃料の合計の搬送量を調整する。固形燃料供給量制御部43は、固形燃料共通第3搬送装置36の搬送スクリュー36bの回転数を制御して、固形燃料共通第3搬送装置36によって搬送される各固形燃料の合計の搬送量を調整する。固形燃料供給量制御部43は、単位時間当たりの各固形燃料の合計の搬送量が一定となるように制御する。これにより、固形燃料供給量制御部43は、火炉5に供給される各固形燃料の合計の供給量を単位時間当たり一定とする。
次に図6を参照して、燃料供給制御装置37における処理手順について説明する。まず、燃料供給制御装置37の要求熱量算出部38は、入力部45から各種データを入力する( ステップS1)。要求熱量算出部38は、各種データとして、例えば、火炉5内の燃焼温度、ボイラーにおけるスチーム発生量に関するデータを入力する。また、要求熱量算出部38は、現状の各固形燃料の供給量に関するデータを入力してもよい。また、要求熱量算出部38は、バイオマス搬送部17、RPF搬送部22、石炭搬送部27、バイオマス−RPF搬送部14、及び固形燃料共通搬送部15の運転条件に関する情報を入力してもよい。運転条件に関する情報としては、例えば、石炭搬送部27を稼働させて、バイオマス搬送部17及びRPF搬送部22を停止させるなどの情報が挙げられる。
次に、要求熱量算出部38は、入力部45から入力した各種データ、及び記憶部44に記憶されているデータに基づいて、火炉5における要求熱量を算出する(ステップS2)。要求熱量算出部38は、要求されるスチーム発生量を実現するために、火炉5で必要な熱量を算出してもよい。要求熱量算出部38は、記憶部44に記憶されたデータに基づいて、各固形燃料の熱量を参照し、各固形燃料の供給割合を決定し、各固形燃料の供給量を決定する。これにより、バイオマス搬送部17、RPF搬送部22、石炭搬送部27、バイオマス−RPF搬送部14、及び固形燃料共通搬送部15で搬送される各固形燃料の搬送量が決定される。
次に、燃料供給制御装置37は、ステップS3で決定された各固形燃料の搬送量となるように、バイオマス受入搬送部11、RPF受入搬送部12、石炭受入搬送部13、バイオマス−RPF搬送部14、及び固形燃料共通搬送部15をそれぞれ制御する(ステップS4)。
燃料供給制御装置37は、ステップS4において、以下のステップS5〜S9の処理を実行する。ステップS5では、バイオマス供給量制御部39は、バイオマス搬送部17によるバイオマスの搬送量を制御する。バイオマス供給量制御部39は、バイオマス受入搬送部11に指令信号を送信して、各電動モータを制御して、バイオマス貯留槽16のスクリューリクレーマ16bの回転数、及びバイオマス搬送装置19の搬送スクリューの回転数を制御する。バイオマス供給量制御部39は、単位時間当たりのバイオマスの搬送量を一定とするようにバイオマス搬送部17を制御する。
ステップS6では、RPF供給量制御部40は、RPF搬送部22によるRPFの搬送量を制御する。RPF供給量制御部40は、RPF受入搬送部12に指令信号を送信して、各電動モータを制御して、RPF貯留槽21のスクリューリクレーマ21bの回転数、及びRPF搬送装置24の搬送スクリューの回転数を制御する。RPF供給量制御部40は、単位時間当たりのRPFの搬送量を一定とするようにRPF搬送部22を制御する。
ステップS7では、石炭供給量制御部41は、石炭搬送部27による石炭の搬送量を制御する。石炭供給量制御部41は、石炭受入搬送部13に指令信号を送信して、各電動モータを制御して、石炭第1搬送装置28のフライト28bの移動速度、及び石炭第2搬送装置30のフライトの移動速度を制御する。石炭供給量制御部41は、単位時間当たりの石炭の搬送量を一定とするように石炭搬送部27を制御する。
ステップS8では、バイオマス−RPF供給量制御部42は、バイオマス−RPF搬送部14によるバイオマス及びRPFの合計の搬送量を制御する。バイオマス−RPF供給量制御部は、バイオマス−RPF搬送部14に指令信号を送信して、電動モータを制御して、バイオマス−RPF搬送装置32のフライト32dの移動速度を制御する。バイオマス−RPF供給量制御部42は、単位時間当たりのバイオマス及びRPFの合計の搬送量を一定するようにバイオマス−RPF搬送部14を制御する。
ステップS9では、固形燃料供給量制御部43は、固形燃料共通搬送部15による各固形燃料の合計の搬送量を制御する。固形燃料供給量制御部43は、固形燃料共通搬送部15に指令信号を送信して、各電動モータを制御して、固形燃料共通第1搬送装置33の搬送スクリュー33bの回転数、固形燃料共通第2搬送装置34の搬送スクリューの回転数、及び固形燃料共通第3搬送装置36の搬送スクリュー36bの回転数を制御する。固形燃料供給量制御部43は、単位時間当たりの各固形燃料の合計の搬送量を一定するように固形燃料共通搬送部15を制御する。
次に、流動層式燃焼設備1の燃料供給設備3の作用について説明する。この燃料供給設備3では、燃料供給制御装置37に決定された各固形燃料の供給量に基づいて、複数種類の固形燃料がそれぞれ搬送される。
バイオマス貯留槽16に貯留されたバイオマスは、排出量が制御されて、バイオマスシュート18に導入される。バイオマスシュート18を通過したバイオマスは、バイオマス搬送装置19に供給される。バイオマス搬送装置19に供給されたバイオマスは、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、バイオマスシュート20を通り、バイオマス−RPF搬送装置32に供給される。
RPF貯留槽21に貯留されたRPFは、排出量が制御されて、RPFシュート23に導入される。RPFシュート23を通過したRPFは、RPF搬送装置24に供給される。RPF搬送装置24に供給されたRPFは、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、RPFシュート25を通り、バイオマス−RPF搬送装置32に供給される。
石炭貯留槽26に貯留された石炭は、排出量が制御されて、石炭第1搬送装置28に供給される。石炭第1搬送装置28に供給された石炭は、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、石炭第1シュート29を通り、石炭第2搬送装置30に供給される。石炭第2搬送装置30に供給された石炭は、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、石炭第2シュート31を通り、固形燃料共通第1搬送装置33に供給される。
バイオマス−RPF搬送装置32では、上流側の第1流入部32aからバイオマスが導入されて、第1流入部32aより下流の第2流入部32bからRPFが導入される。上流側に導入されたバイオマスは、バイオマス−RPF搬送装置32によって下流に搬送され、第2流入部32bから導入されたRPFと合流する。第2流入部32bの下流では、バイオマスは、RPFと共に搬送される。バイオマス及びRPFは、バイオマス−RPF搬送装置32によって、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、固形燃料共通第1搬送装置33に供給される。
固形燃料共通第1搬送装置33では、上流側の第1流入部33dからバイオマス及びRPFが導入されて、第1流入部33dより下流の第2流入部33eから石炭が導入される。上流側に導入されたバイオマス及びRPFは、固形燃料共通第1搬送装置33によって下流に搬送され、第2流入部33eから導入された石炭と合流する。第2流入部33eの下流では、バイオマス及びRPFは、石炭と共に搬送される。このとき、付着性が高い方の固形燃料である石炭が、固形燃料共通第1搬送装置33のダクト33aの内面、搬送スクリュー33bに付着したとしても、摩耗性が高い方の固形燃料であるバイオマス又はRPFが、付着している石炭に当たって、石炭を削ぎ落すことになる。これにより、石炭が固形燃料共通第1搬送装置33の内部に付着することを防止することができる。バイオマス、RPF、及び石炭は、固形燃料共通第1搬送装置33によって、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、固形燃料共通第2搬送装置34に供給される。
バイオマス、RPF、及び石炭は、固形燃料共通第2搬送装置34によって、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、固形燃料共通シュート35を通り、固形燃料共通第3搬送装置36に供給される。固形燃料共通第2搬送装置34及び固形燃料共通シュート35においても、石炭が付着しても、バイオマス又はRPFが、付着している石炭に当たって、石炭を削ぎ落すことになる。これにより、石炭が固形燃料共通第2搬送装置34及び固形燃料共通シュート35の内部に付着することを防止することができる。
バイオマス、RPF、及び石炭は、固形燃料共通第3搬送装置36によって、単位時間当たりの搬送量が一定となるように搬送されて、燃料投入口5aを通り、火炉5内に供給される。固形燃料共通第3搬送装置36においても、石炭が付着しても、バイオマス又はRPFが、付着している石炭に当たって、石炭を削ぎ落すことになる。これにより、石炭が固形燃料共通第3搬送装置36に付着することを防止することができる。
このように、本実施形態に係る燃料供給設備3では、流路を形成する壁面に、付着性の高い石炭が付着しても、上流から流れて来たバイオマス及びRPFが石炭に当たって削ぎ落とすことになる。そのため、石炭の付着を抑制して、複数種類の固形燃料の搬送量を維持して、固形燃料を安定して火炉5に供給することができる。その結果、火炉5における燃焼状態を良好に維持することができる。また、石炭の付着が抑制されるので、流路内におけて固形燃料が詰まってしまうおそれがなくなる。その結果、装置を停止させて付着した石炭を取り除くなどの保全作業が削減され、装置の長期連続運転を実現することが可能となる。
また、燃料供給設備3では、バイオマス及びRPFの固形燃料共通第1搬送装置33への供給量を、単位時間当たり一定とし、石炭の固形燃料共通第1搬送装置33への供給量を、単位時間当たり一定量としている。これにより、固形燃料共通第1搬送装置33に供給されるバイオマス及びRPFの合計の供給量と、石炭の供給量とを、それぞれ単位時間当たり一定量とすることができるので、固形燃料共通第1搬送装置33内に流入する複数種類の固形燃料の供給量を制限して、石炭の付着を抑制して、固形燃料を安定して搬送することができる。
また、燃料供給設備3は、火炉5において要求される熱量である要求熱量に基づいて、火炉5に供給される複数種類の固形燃料の供給量をそれぞれ制御している。これにより、火炉5の燃焼状態を安定させることができる。
また、固形燃料共通第1搬送装置33は、第2流入部33eの下流において、リボンスクリューである第2搬送羽根33jを有する構成である。例えば、運転条件などによって、石炭のみを搬送し、バイオマス及びRPFを搬送しない場合において、石炭の一部は、開口領域内を通過して、搬送方向下流に移動するので、第2搬送羽根33jに接触する石炭を減らすことができ、第2搬送羽根33jに付着する石炭の付着量を減少させることができる。
また、燃料供給設備3によれば、複数種類の固形燃料を合流させて火炉5に投入することができるので、燃料の種類ごとに燃料投入口を設ける必要がなく、火炉5の小型化を図ることができると共に、搬送設備の機器点数及び設置スペースの削減を図ることができる。また、火炉5のサイズによっては、複数の燃料投入口を設けることができない場合に、一つの燃料投入口を設けるだけで複数種類の固形燃料を投入することができるので、火炉5のサイズによらず、複数種類の固形燃料を投入することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記実施形態では、固形燃料共通第1搬送装置33に、バイオマス及びRPFと、石炭とを流入させているが、例えば、複数の搬送装置を備える構成において、上流側の固形燃料共通第1搬送装置33にバイオマス及びRPFを導入し、下流側の固形燃料共通第2搬送装置34に、石炭を導入する構成でもよい。これにより、上流側に付着性の低い方の固形燃料を流入させて、下流側に付着性の高い固形燃料を流入させることができる。
また、例えば、シュート35の上流側に付着性の低い方の固形燃料を流入させて、その下流に付着性の高い固形燃料を流入させてもよい。搬送部であるシュートにおいて、複数種類の固形燃料を流入させてもよい。
また、上記実施形態では、燃焼炉として、循環流動層ボイラーを例示しているが、その他のボイラーでもよく、ごみ焼却炉などでもよい。
また、上記実施形態では、バイオマス、RPF、及び石炭を搬送しているが、固形燃料共通搬送部15で搬送される複数種類の固形燃料は、これらに限定されず、例えば、ペーパースラッジ、TDF、EFB、ライスハスク、PKSなど、その他の固形燃料を導入してもよい。このなかで、ペーパースラッジは、付着性の高い方の固形燃料に該当し、残りのTDF、EFB、ライスハスク、PKSなどは、付着性の低い方の燃料に該当する。搬送される固形燃料は、2種類でもよく、4種類以上でもよい。
また、3種類以上の固形燃料を搬送する場合には、複数の固形燃料のうち最も付着性が低い燃料を流入する第1流入部を最も上流に配置し、複数の固形燃料のうち最も付着性が高い燃料を流入する第2流入部を最も下流に配置することが好ましい。この場合には、最も付着性の低い固形燃料を流入する第1流入部が最も上流に配置されているので、その下流で流入した固形燃料が一時的に装置の内部に付着したとしても、上流側から搬送された第1固形燃料が、装置の内部に付着している固形燃料に当たり、これらの固形燃料を削ぐことになる。そのため、装置の内部に付着する固形燃料の付着量を低減することができる。また、この構成によれば、最も付着性の高い固形燃料を流入する第2流入部が最も下流に配置されているので、第2固形燃料が一時的に装置の内部に付着したとしても、その上流側から搬送された固形燃料が、装置の内部に付着している第2固形燃料に当たり、第2固形燃料を削ぐことになる。そのため、装置の内部に付着する第2固形燃料の付着量を低減することができる。なお、4種類以上の固形燃料を搬送する場合に、付着性の低い固形燃料ほど上流側から流入し、付着性の高い固形燃料ほど下流側から流入することが好ましい。
また、第2流入部は、第1固形燃料が通過する位置に、第2固形燃料を流入させる構成でもよい。この構成によれば、第2固形燃料が流入する位置に、第1固形燃料を通過させることができる。そのため、第2固形燃料が一時的に装置の内部に付着しても、第1固形燃料を確実に、第2固形燃料が付着している位置に供給して、第2固形燃料の付着を抑制することができる。また、例えば、ベルトコンベアである搬送装置において、搬送ベルトの上方から第2固形燃料を落下させて流入させる場合には、第2固形燃料が落下する位置に、第1固形燃料が通過するように、第1固形燃料を搬送することができる。そのため、第1固形燃料の上に第2固形燃料を落下させて、第2固形燃料の搬送ベルトへの付着を抑制することができる。また、その他の搬送装置においても、第2固形燃料が流入する位置を通るように第1固形燃料を搬送することで、第2固形燃料の搬送装置への付着を抑制することができる。
また、上記実施形態では、固形燃料共通第1搬送装置33において、第2流入部33eの下流に、リボンスクリューである第2搬送羽根33jを備える構成としているが、第2流入部33eの下流において、第1搬送羽根33iと同じ構成の搬送羽根を配置してもよい。また、第2流入部33eの上流において、リボンスクリューを配置してもよい。
また、上記実施形態では、石炭貯留槽26に貯留された石炭を、石炭搬送部27を用いて搬送した後に、固形燃料共通第1搬送装置33に石炭を流入させているが、石炭搬送部27を介さずに、例えば、石炭貯留槽26から排出された石炭を直接、固形燃料共通第1搬送装置33を導入してもよい。この場合において、石炭が導入される地点が第2流入部となる。第2流入部は、固形燃料の搬送方向において、付着性が低い方の固形燃料である第1固形燃料が流入された地点である第1流入部の下流に配置されていればよい。同様に、バイオマス及びRPFを貯留槽から、直接、固形燃料共通第1搬送装置33に流入させてもよい。
1…流動層式燃焼設備、2…循環流動層ボイラー、3…燃料供給設備、5…火炉、11…バイオマス受入搬送部(第1定量供給部)、12…RPF受入搬送部(第1定量供給部)、13…石炭受入搬送部(第2定量供給部)、14…バイオマス−RPF搬送部(第1定量供給部)、15…固形燃料共通搬送部(搬送部)、33…固形燃料共通第1搬送装置、33d…第1流入部、33e…第2流入部、37…燃料供給制御装置(制御部)、33f…回転軸、33g…第1スクリュー部、33h…第2スクリュー部、33i…第1搬送羽根、33j…第2搬送羽根。

Claims (6)

  1. 付着性の異なる複数種類の固形燃料を集合させて燃焼炉に投入する搬送装置であって、
    前記固形燃料を搬送する搬送部と、
    前記複数種類の前記固形燃料のうち付着性が低い方の前記固形燃料である第1固形燃料を、前記搬送部に流入させる第1流入部と、
    前記複数種類の前記固形燃料のうち前記第1固形燃料よりも付着性が高い前記固形燃料である第2固形燃料を、前記第1流入部よりも下流で、前記搬送部に流入させる第2流入部と、を備える搬送装置。
  2. 前記複数種類の前記固形燃料として、3種類以上の前記固形燃料を搬送する場合において、
    前記3種類以上の前記固形燃料のうち付着性が最も低い前記固形燃料を、前記第1固形燃料として、前記第1流入部から流入し、
    前記3種類以上の前記固形燃料のうち付着性が最も高い前記固形燃料を、前記第2固形燃料として、前記第2流入部から流入し、
    前記第1流入部は、前記固形燃料を前記搬送部に流入する複数の流入部のうち、最も上流に配置され、
    前記第2流入部は、前記固形燃料を前記搬送部に流入する複数の前記流入部のうち、最も下流に配置されている請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第2流入部は、前記第1固形燃料が通過する位置に、前記第2固形燃料を流入させる請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記第1固形燃料の前記搬送部への供給量を、単位時間当たり一定量とする第1定量供給部と、
    前記第2固形燃料の前記搬送部への供給量を、単位時間当たり一定量とする第2定量供給部と、を更に備える請求項1〜3の何れか一項に記載の搬送装置。
  5. 前記燃焼炉において要求される熱量である要求熱量に基づいて、前記第1定量供給部による前記第1固形燃料の供給量、及び前記第2定量供給部による前記第2固形燃料の供給量を制御する制御部を更に備える請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送部は、
    回転軸に対してらせん状に配置された第1搬送羽根を有する第1スクリュー部と、
    前記回転軸の軸線方向において、前記第1スクリュー部の下流に配置された第2スクリュー部と、を備え、
    前記第2スクリュー部は、径方向において前記回転軸側に開口領域を形成してらせん状に配置された第2搬送羽根を有し、
    前記第2搬送羽根は、前記第2流入部の下流に配置されている請求項1〜5の何れか一項に記載の搬送装置。
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