JP2016188494A - 管渠の構築方法および地下流路 - Google Patents
管渠の構築方法および地下流路 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016188494A JP2016188494A JP2015068617A JP2015068617A JP2016188494A JP 2016188494 A JP2016188494 A JP 2016188494A JP 2015068617 A JP2015068617 A JP 2015068617A JP 2015068617 A JP2015068617 A JP 2015068617A JP 2016188494 A JP2016188494 A JP 2016188494A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- pipe
- backfilling
- shaft
- segment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sewage (AREA)
Abstract
Description
段差接合において高低差が大きい場合には、急流によって人孔底部が洗掘されるおそれや、流下物が人孔内部で飛散するおそれがある。
また、特許文献2には、人孔の内部に複数の案内部材を階段状に配設することで、流入した流体の勢いを減衰させる技術が開示されている。
そのため、流量が大きく、かつ、落差が大きな流路同士を接合する方法として、接合部に立坑102を形成し、この立坑102内に形成された管渠101によって接合する場合がある。立坑102内での管渠101の構築方法としては、現場打ちコンクリートにより形成する方法や、ボックスカルバート103を立坑102内に敷設することにより構築する方法がある(図8(a)および(b)参照)。
また、図8(b)に示すように、ボックスカルバート103によって急勾配の管渠101を構築する場合は、段差を有する基礎を構築する必要があるため、施工に手間がかかる。
なお、前記コンクリートスラブが前記管渠に接触することがないように、前記コンクリートスラブと前記管渠との間に隙間を形成すれば、前記立坑に作用する土圧がコンクリートスラブを介して管渠に作用することを防止できる。
さらに、前記セグメントの外面に面してボルトボックスを形成し、前記管渠組立工程において、隣り合う前記セグメント同士を外周側から連結すれば、急勾配の管渠を形成する場合であっても、管渠の内部で作業をする場合に比べて、安全に作業を行うことができる。
前記地下流路は、地中に形成された複数段のコンクリートスラブを貫通していてもよい。
立坑2は、外周囲が土留壁21により囲まれており、立坑2の内部には複数段の切梁および腹起し22が配設されている。
二つの人孔3,4は、それぞれ立坑2の異なる短辺に沿って形成されている。人孔3,4にはそれぞれ流路5が接続されている。図1の(b)に示すように、一方の人孔3は、立坑2の底部に形成されていて、他方の人孔4は、立坑2の上部に形成されている。本実施形態の人孔3,4は、平面視矩形状に形成されているが、人孔3,4の形状は限定されるものではなく、例えば平面視円形であってもよい。
また、セグメント11は、図2(a)に示すように、ボルトボックス12が外面に面している。なお、ボルトボックス12は、セグメント11の内面に面していてもよい。
本実施形態では、図1(b)に示すように、地下流路1の各人孔3,4との接続部に勾配変化点が形成されていて、それ以外の区間では一定の勾配に形成されているが、勾配変化点の位置は限定されない。また、本実施形態の地下流路1は、図1(a)に示すように、一方の人孔3から直線区間、曲線区間、直線区間を介して他方の人孔4に至る。なお、地下流路1の平面線形は限定されるものではない。
架台6は、立坑2の底部に形成された人孔3の底部に隣接するように形成する。架台6の上面は管渠10の勾配に合わせて傾斜している。本実施形態では、立坑2内において、鋼材を組み合わせることにより架台6を形成するが、架台6の形成方法は限定されない。例えば、立坑2の外部において予め所定の形状に組み立てられた架台6を立坑2内の所定の位置に設置してもよい。
隣り合うセグメント11同士は、外面に面したボルトボックス12を利用して、管渠10の外側から連結する。管渠10は、一方の人孔3から離れるに従って上方に延びるように形成する。セグメント11同士を連結したら(ボルトを締着したら)、ボルトボックス12内に充填材(例えば、モルタル)を充填する。
第一層81の埋め戻し部分(埋め戻し材8)の上面は、管渠10の既設部分の上端部(開口部)よりも低くなるように設定する。本実施形態では、埋め戻し材8として、流動化処理土を採用するが、埋め戻しに使用する材料は限定されるものではなく、例えば、普通土(現地発生土や搬入土)であってもよい。
コンクリートスラブ7は、埋め戻し材8の上面にコンクリートを打設することにより形成する。コンクリートスラブ7には、必要に応じて鉄筋を配筋する。また、本実施形態では、図4(b)に示すように、管渠10の周囲に枠71を形成した状態でコンクリートを打設し、コンクリートスラブ7に開口部72を形成する。管渠10と枠71との間には隙間を確保する。
コンクリートスラブ7に所定の強度が発現したら、コンクリートスラブ7の直上に設けられた(最下段の)切梁23および腹起し22を撤去する。
そして、この架台6を利用して、セグメント11を組み合わせることにより管渠10を延長(管渠組立工程)する。
そして、第二層82の埋め戻し部分の上面に二段目のコンクリートスラブ7を形成し、コンクリートスラブ7の直上(下から2段目)の切梁23および腹起し22の撤去する(スラブ形成工程)。
また、一方の人孔3の既設部分の上に人孔直壁32を設置して、人孔3を縦孔部を上方に延長する。
そして、図6(b)に示すように、管渠10を延長し、他方の人孔4に管渠10を接続する。
また、本実施形態の管渠の構築方法によれば、現場打ちコンクリートにより地下流路を形成する従来の方法に比べて、煩雑な型枠工や鉄筋工等に要する手間を削減することができる。また、テーパーセグメントを利用しているため、三次元方向に曲がる管渠10を簡易に構築することができる。
なお、コンクリートスラブ7に開口部72を形成し、開口部72の縁部と管渠10との間に隙間を確保しているため、立坑2に作用する土圧がコンクリートスラブ7を介して管渠10に作用することを防止できる。
例えば、前記実施形態では、地下流路1の起点と終点に、それぞれ人孔3,4を形成する場合について説明したが、地下流路1は、他の流路5に直接接続してもよい。
地下流路1は、必ずしも曲線区間を有している必要はなく、平面視直線状に形成されていてもよい。また、地下流路1は、折れ点を有して屈曲していてもよい。
コンクリートスラブ7(開口部72)と管渠10との間の隙間は、必要に応じて形成すればよい。
10 管渠
11 セグメント
12 ボルトボックス
2 立坑
21 土留壁
22 腹起し
23 切梁
3,4 人孔
5 流路
6 架台
7 コンクリートスラブ
71 枠
72 開口部
8 埋め戻し材(流動化処理土)
81 第一層
82 第二層
Claims (6)
- 立坑内に架台を組み立てる架台組立工程と、
前記架台の上で複数のセグメントを連結することにより管渠を形成する管渠組立工程と、
前記管渠の周囲を埋め戻す埋め戻し工程と、を備える管渠の構築方法であって、
前記架台組立工程、前記管渠組立工程および前記埋め戻し工程を繰り返すことにより、勾配を有する管渠を前記立坑内に構築することを特徴とする、管渠の構築方法。 - 埋め戻し部分の上面にコンクリートスラブを形成するとともに、前記コンクリートスラブの直上に設けられた切梁を撤去するスラブ形成工程を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の管渠の構築方法。
- 前記セグメントがテーパーセグメントであり、
前記管渠組立工程において、曲線状の管渠を形成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の管渠の構築方法。 - 前記セグメントは、外面に面してボルトボックスが形成されており、
前記管渠組立工程において、隣り合う前記セグメント同士を外周側から連結することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の管渠の構築方法。 - 複数のテーパーセグメントを組み合わせることにより形成された地下流路であって、
勾配が30〜70°の範囲内で、かつ、平面線形の半径が15〜20mの範囲内で、なおかつ、内径が3m以上であり、
前記テーパーセグメントは、ボルトボックスが外面に面して形成されていることを特徴とする、地下流路。 - 地中に形成された複数段のコンクリートスラブを貫通していることを特徴とする、請求項5に記載の地下流路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068617A JP6495068B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 管渠の構築方法および地下流路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015068617A JP6495068B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 管渠の構築方法および地下流路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016188494A true JP2016188494A (ja) | 2016-11-04 |
JP6495068B2 JP6495068B2 (ja) | 2019-04-03 |
Family
ID=57240265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015068617A Expired - Fee Related JP6495068B2 (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | 管渠の構築方法および地下流路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6495068B2 (ja) |
Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821335B1 (ja) * | 1970-12-29 | 1973-06-28 | ||
JPS57186692A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-17 | Shimizu Construction Co Ltd | Method of tightly connecting propelling pipe |
JPS58122087U (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-19 | 積水化成品工業株式会社 | 管支承体 |
JPS5931499A (ja) * | 1982-05-05 | 1984-02-20 | コミツサリア・タ・レネルギ−・アトミ−ク | 放射性廃棄物を処理するための施設 |
JPH02132783U (ja) * | 1989-04-06 | 1990-11-05 | ||
JPH0854512A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Kiruto Planning Off:Kk | 室内用光ファイバー照明システム |
JPH10266315A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-06 | Sekisui Chem Co Ltd | インバートの流路形成用部材 |
JPH11100889A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-04-13 | Ito Yogyo:Kk | マンホールのインバート構造及びマンホール底盤 |
JP2000073438A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-07 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 下水道管の埋設工法 |
JP2002004785A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Masakazu Akashi | トンネルの形成方法 |
JP2002129588A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 海底トンネル接続工法 |
JP2005226406A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Pacific Consultants Co Ltd | マンホールの通水方法、マンホール通水構造 |
JP2006183779A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nakaken | 埋設管の無基礎工法 |
US20140154006A1 (en) * | 2012-12-03 | 2014-06-05 | Kyle Thomas | Retrofit Catch Basin for use in Storm Water Management Practice |
-
2015
- 2015-03-30 JP JP2015068617A patent/JP6495068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4821335B1 (ja) * | 1970-12-29 | 1973-06-28 | ||
JPS57186692A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-17 | Shimizu Construction Co Ltd | Method of tightly connecting propelling pipe |
JPS58122087U (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-19 | 積水化成品工業株式会社 | 管支承体 |
JPS5931499A (ja) * | 1982-05-05 | 1984-02-20 | コミツサリア・タ・レネルギ−・アトミ−ク | 放射性廃棄物を処理するための施設 |
JPH02132783U (ja) * | 1989-04-06 | 1990-11-05 | ||
JPH0854512A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Kiruto Planning Off:Kk | 室内用光ファイバー照明システム |
JPH10266315A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-06 | Sekisui Chem Co Ltd | インバートの流路形成用部材 |
JPH11100889A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-04-13 | Ito Yogyo:Kk | マンホールのインバート構造及びマンホール底盤 |
JP2000073438A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-07 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 下水道管の埋設工法 |
JP2002004785A (ja) * | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Masakazu Akashi | トンネルの形成方法 |
JP2002129588A (ja) * | 2000-10-26 | 2002-05-09 | Penta Ocean Constr Co Ltd | 海底トンネル接続工法 |
JP2005226406A (ja) * | 2004-02-16 | 2005-08-25 | Pacific Consultants Co Ltd | マンホールの通水方法、マンホール通水構造 |
JP2006183779A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Nakaken | 埋設管の無基礎工法 |
US20140154006A1 (en) * | 2012-12-03 | 2014-06-05 | Kyle Thomas | Retrofit Catch Basin for use in Storm Water Management Practice |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6495068B2 (ja) | 2019-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007205077A (ja) | 仮締め切り工法 | |
JP2019199692A (ja) | 地盤改良構造および掘削方法 | |
KR101296857B1 (ko) | 토압 지지력이 강화된 바닥보를 구비하는 지하 구조물 및 그 시공방법 | |
JP2008231816A (ja) | 杭基礎構造の構築方法 | |
KR20070052109A (ko) | 슬림형 합성 바닥 구조를 이용한 슬라브와 외벽의 동시 타설 및 지하 역타설 동시구축방법 | |
KR101324231B1 (ko) | 소일 시멘트벽 가시설 구조 및 이의 시공 방법 | |
KR101618719B1 (ko) | Cfτ 기둥의 이음구조를 이용한 지하구조물의 역타공법 | |
JP2017214722A (ja) | 基礎構造物の施工方法および基礎構造物 | |
KR102358570B1 (ko) | 굴착면 보강을 위한 하향식 콘크리트 타설 보강공법 | |
KR100662524B1 (ko) | 수평 뼈대구조와 이를 이용한 지하 흙막이 버팀 공법 | |
JP6768477B2 (ja) | 地下構造体の構築方法 | |
KR102021496B1 (ko) | 하향식 계단형 흙막이 시공방법 및 이를 통해 시공된 흙막이 구조체 | |
JP6495068B2 (ja) | 管渠の構築方法および地下流路 | |
JP2011246910A (ja) | 地下構造物の構築方法 | |
KR20210098162A (ko) | 주열식 강관 벽체를 이용한 지중구조물 및 그 시공방법 | |
JP6300983B2 (ja) | 深礎杭の構築方法および深礎杭 | |
JP4475116B2 (ja) | 立坑構造及びその構築方法 | |
JP7384755B2 (ja) | 芯材、及び、上側芯材撤去方法 | |
JP6534026B2 (ja) | 免震建物及びその施工方法 | |
KR100999410B1 (ko) | 유공 성형보와 조립식 슬리브를 사용한 조립식 띠장 및그를 이용하여 지하 옹벽의 연속시공이 가능한 지하 구조물시공방법 | |
JP2006022565A (ja) | 地下連続壁の応力負担材および施工方法 | |
KR102149709B1 (ko) | 지하 터파기용 흙막이 파일의 변형방지공법 | |
KR102443020B1 (ko) | 겹침주열말뚝벽체를 이용한 교량 시공방법 및 겹침주열말뚝벽체를 이용한 교량 | |
JP7153603B2 (ja) | 地下構造物の施工方法 | |
JP6130139B2 (ja) | 耐圧版を有するケーソン構造物及びその構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180911 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190306 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6495068 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |