JP2016187903A - プリンタ及びプリントシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリンタ9は、印刷ジョブPJBを受信するとともに、通信端末を識別する識別情報IDTを受信する受信部901と、受信部901により受信された印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷実行部902と、所定期間当たりの印刷ジョブの印刷枚数の制限を示す枚数制限情報が、識別情報に対応付けて記録された記録部903と、通信端末において、受信部901により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、記録部903に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する判定部904と、判定部904により枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えていると判定された場合、受信部により受信された印刷ジョブを消去する消去部905と、を備える。
【選択図】図3
Description
この種のプリンタとして、印刷に必要な用紙の枚数や印刷に必要な時間をプリンタ単体で表示することができるプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷ジョブのプリントシステムの基本的な構成を示す図である。
また、ネットワーク3には、送信された情報を一旦蓄積して後で宛先のFAX機能を備えた受信装置(プリンタ9)に送信する蓄積交換装置や、例えばインターネット接続に対応したサーバ等の管理装置7が接続される。
プリンタ9に対して印刷ジョブを送信する送信機能としては、インターネット対応のメールプリント機能、電話回線対応のFAX,ネットワークで共有設定されるネットワークプリンタ、スマートフォンからの直接印刷を実現する無線LAN対応のWifiダイレクト、パーソナルコンピュータ(PC)に直接接続されるUSB等を例示することができる。
メールプリントシステムでは、電子メールを受信し、受信した情報に基づく印刷を、ネットワーク3を介してプリンタ9に指示する管理装置7であるプリントサーバが配置される。
また、通信端末(送信側装置)5は、印刷ジョブの送信機能だけでなく受信機能を持つ通信端末として構成可能であり、また、プリンタ9は印刷ジョブ等の受信機能だけでなく所定の情報の送信機能を持つように構成可能である。
なお、第2の実施形態では、後述するように、同じ通信端末5−aからの印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを直ちに削除しないで、印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行うか否かを表示部等を介して報知し、ユーザの指示に従い印刷を実行するかしないかを制御することにある。印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行わない場合に受信した印刷ジョブPJBを削除する。
図2の例では、所定期間TPP内に、同じ通信端末5−aから小刻みに、印刷枚数NBPJ1が10枚の第1印刷ジョブPJB1、印刷枚数NBPJ2が30枚の第2印刷ジョブPJB2、印刷枚数NBPJ3が20枚の第3印刷ジョブPJB3、印刷枚数NBPJ4が40枚の第4印刷ジョブPJB4が送信されてきて、既に累積枚数ACN,100枚の印刷が行われている。
そしてさらに、所定期間TPP内に,同じ通信端末5−aから印刷枚数NBPJ5が40枚の第5印刷ジョブPJB5が送信されてきたが、この第5印刷ジョブPJB5を受信する以前に、第1〜第4印刷ジョブPJB1〜PJB4の印刷の累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCの100枚に達していることから、第5印刷ジョブPJB5はその印刷が印刷制限枚数PRCの100枚を超えることになる。
従って、本第1の実施形態においては、受信した第5印刷ジョブPJB5は削除されることになる。
印刷実行部902は、例えば、一般的なプリンタにおいて構築されているものと同様でよい。印刷実行部902は、例えば、印刷情報(印刷データ)に基づいて、プリントヘッドのアクチュエータ及び紙送り機構のアクチュエータに対して適宜なタイミング及び適宜な大きさで電圧を印加する。
すなわち、記録部903には、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5−a,5−cからの印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して設定された印刷制限枚数PRCが識別情報IDTに対応付けて記録されている。
図4の例では、通信端末5−aには100枚の印刷制限枚数PRCが設定され、通信端末5−bには印刷制限枚数PRCは設定されておらず、通信端末5−cには50枚の印刷制限枚数PRCが設定されている。
なお、記録部903の記録情報は、例えばキー入力部やタッチパネル等により構成される操作部907の操作指示に従って、更新部906により適宜更新可能である。すなわち、記録部903に記録された枚数制限情報である印刷制限枚数PRCは、更新部906により適宜更新可能である。
また、更新は無線通信を介してスマートフォン等の通信端末で行ってもよいし、インターネットを介してパーソナルコンピュータ(PC)から行ってもよい。通信端末あるいはパーソナルコンピュータ(PC)からの更新の指示を更新部906が受け付け、更新部906によって記録部903に記録された記録情報が更新される。
そして、判定部904は、印刷ジョブPJBとともに受信した、通信端末5の識別情報IDTを把握し、通信端末5において、受信部901により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部903に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する。
判定部904は、この判定結果を消去部905に供給する。
従って、この場合、印刷実行部902は、該当する印刷ジョブPJBに従った印刷を実行しない。
なお、判定部904は、受信部901が印刷ジョブPJBを受信する前に、通信端末5の識別情報IDTを把握して、識別情報IDTに対する所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCに達しているかどうかを判定してもよい。そして、識別情報IDTを把握した時点で、既に印刷制限枚数PRCに達していた場合は、受信部901は、印刷ジョブPJBを受信しなくてもよい。
消去部905は、判定部904により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えていないと判定された場合、受信部901により受信された印刷ジョブPJBを消去しない。具体的には、消去部905は、印刷実行部902の記憶部M1に記憶されていた印刷ジョブPJBを消去しない。
従って、この場合、印刷実行部902は、該当する印刷ジョブPJBに従った印刷を実行するように構成することが可能である。
図5は、本第1の実施形態に係るプリンタの動作を説明するためのフローチャートである。
受信部901は、受信した印刷ジョブを復元し、印刷枚数に関する情報等を含む印刷ジョブを、例えば、判定部904、印刷実行部902に供給する。例えば、判定部904、印刷実行部902は、供給された印刷ジョブをメモリ等の記憶部(M)に記憶する。
そして、判定部904が、通信端末5において、受信部901により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部903に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する(ステップST4)。
判定部904は、この判定結果を消去部905に供給する。
従って、この場合、印刷実行部902は、該当する印刷ジョブPJBに従った印刷を実行しない。
一方、消去部905は、判定部904により枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えていないと判定された場合、受信部901により受信され、例えば印刷実行部902の記憶部M1に記憶されていた印刷ジョブPJBを消去しない。
従って、この場合、印刷実行部902は、該当する印刷ジョブPJBに従った印刷を実行する(ステップST6)。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は以下の通りである。
上述した第1の実施形態においては、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5−aからの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して印刷制限枚数PRCを設定し、同じ通信端末5からの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを削除する。
これに対して、第2の実施形態においては、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5からの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを直ちに削除(消去)しないで、印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行うか否かを表示部等を介して報知し、ユーザの指示に従い印刷を実行するかしないかを制御する。印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行わない場合に受信した印刷ジョブPJBを削除する。
この基本構成は、印刷データを受信した後に印刷を開始する場合である。この場合、例えば後で詳述する第1印刷モードまたは第2印刷モードの下で動作する。
印刷実行部912は、例えば、一般的なプリンタにおいて構築されているものと同様でよい。印刷実行部912は、例えば、印刷情報(印刷データ)に基づいて、プリントヘッドのアクチュエータ及び紙送り機構のアクチュエータに対して適宜なタイミング及び適宜な大きさで電圧を印加する。
すなわち、記録部913には、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5−a,5−cからの印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して設定された印刷制限枚数PRCが識別情報IDTに対応付けて記録されている。
図4の例では、既に説明したように、通信端末5−aには100枚の印刷制限枚数PRCが設定され、通信端末5−bには印刷制限枚数PRCは設定されておらず、通信端末5−cには50枚の印刷制限枚数PRCが設定されている。
なお、記録部913の記録情報は、例えばキー入力部やタッチパネル等により構成される操作部920の操作指示に従って、更新部918により適宜更新可能である。すなわち、記録部913に記録された枚数制限情報である印刷制限枚数PRCは、更新部918により適宜更新可能である。
また、更新は無線通信を介してスマートフォン等の通信端末で行ってもよいし、インターネットを介してパーソナルコンピュータ(PC)から行ってもよい。通信端末あるいはパーソナルコンピュータ(PC)からの更新の指示を更新部918が受け付け、更新部918によって記録部913に記録された記録情報が更新される。
そして、判定部914は、印刷ジョブPJBとともに受信した、通信端末5の識別情報IDTを把握し、通信端末5において、受信部911により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部913に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する。
判定部914は、この判定結果を制御部915に供給する。
これにより、特定のユーザの利便性を高めることが可能となっている。
報知部916は、特に限定されないが、例えば、メッセージ等を表示して報知する液晶表示装置、有機EL表示装置等の表示部、点滅等させて報知するLED等の表示器、音声合成による音声出力部等のいずれか、あるいはこれらを組み合わせて構成可能である。
この場合、制御部915は、図7(a)に示すように、液晶表示装置等の表示部916Aの表示画面に、例えば「印刷制限枚数を超えて印刷を行いますか」とのメッセージを表示させ、印刷制限枚数PRCを超えての印刷の可否をユーザに問い合わせる。
制御部915は、印刷制限枚数PRCを超えて印刷しない場合、保持部917に保持された印刷ジョブを削除(消去)する。
判定部914は、受信部911が通信端末5の識別情報IDTを把握した段階で、識別情報IDTに対応する所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部913に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCに達していた場合には、印刷ジョブPJBの内容を調べずに、印刷制限枚数PRCを超えると判定してもよい。また、この判定結果を供給された制御部915は、受信部911が印刷ジョブPJBの受信を始めるのを止めたり、あるいは受信部911による受信中の印刷ジョブPJBの受信を止めてもよい。そのようにすれば、印刷ジョブPJBを受信中であることにより、他の印刷ジョブPJBの受信ができなかったり、他の印刷ジョブPJBの受信が遅れる可能性を低くできる。
この場合、制御部915は、図7(b)に示すように、表示部916Aの表示画面に、「残りの枚数の印刷を行いますか」とのメッセージを表示させ、印刷制限枚数PRCを超えての印刷の可否をユーザに問い合わせる。
そして、制御部915は、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を印刷実行部912に実行させる。
制御部915は、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を印刷実行部912に実行させない。この場合、保持部917に保持された残りの印刷ジョブは削除する。
制御部915は、ユーザがNOの指示を出した場合、残り50枚の印刷ジョブは削除する。
そして、制御部915は、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、印刷制限枚数PRCを超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を印刷実行部912に実行させる。
制御部915は、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、印刷制限枚数PRCを超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を印刷実行部902に実行させない。この場合、保持部917に保持された印刷ジョブは削除する。
制御部915は、ユーザがNOの指示を出した場合、印刷ジョブを削除する。
以下では、第1印刷モード、及び第2印刷モードの2つの動作例について説明する。
まず、第1印刷モードの動作について図8に関連付けて説明する。
図8は、本第2の実施形態に係るプリンタの第1印刷モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
受信部911は、受信した印刷ジョブを復元し、印刷枚数に関する情報等を含む印刷ジョブを、例えば判定部914、制御部915、印刷実行部912に供給する。
そして、判定部914が、通信端末5において、受信部911により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部913に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する(ステップST14)。
判定部914は、この判定結果を制御部915に供給する。
この場合、制御部915は、図7(b)に示すように、表示部916Aの表示画面に、「残りの枚数の印刷を行いますか」とのメッセージを表示させ、印刷制限枚数PRCを超えての印刷の可否をユーザに問い合わせる。
一方、制御部915は、ステップST18においてユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を印刷実行部912に実行させない。この場合、残りの印刷ジョブは削除する(ステップST20)。
次に、第2印刷モードの動作について図9に関連付けて説明する。
図9は、本第2の実施形態に係るプリンタの第2印刷モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
受信部911は、受信した印刷ジョブを復元し、印刷枚数に関する情報等を含む印刷ジョブを、例えば判定部914、制御部915、印刷実行部912に供給する。
そして、判定部914が、通信端末5において、受信部911により受信された印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの所定期間TPPにおける累積枚数ACNが、記録部903に記録された枚数制限情報が示す印刷制限枚数PRCを超えているか否かを判定する(ステップST24)。
判定部914は、この判定結果を制御部915に供給する。
この場合、制御部915は、図7(a)に示すように、表示部916Aの表示画面に、例えば「印刷制限枚数を超えて印刷を行いますか」とのメッセージを表示させ、印刷制限枚数PRCを超えての印刷の可否をユーザに問い合わせる。
一方、制御部915は、ステップST26においてユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、印刷制限枚数PRCを超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を印刷実行部912に実行させない。この場合、印刷ジョブは削除する(ステップST28)。
これにより、ユーザは、印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行うか否かを即応的に容易に決定することができ、現在の状況を確実に把握することができ、ひいてはユーザの利便性を高めることが可能となる。
これにより、意図しない印刷ジョブを繰り返し受信し、印刷指示を受けた場合に、印刷ジョブを削除したり、印刷を行うか否かの選択を行うことができる。
これにより、印刷制限枚数PRCを超える印刷ジョブが示す枚数の印刷はユーザの意図に従ってその実行を決定することができ、印刷ジョブを削除したり、意図しない印刷を行うか否かの選択を行うことができ、意図しない印刷を回避することができ、ひいては意図する印刷を行うことができる。
これにより、印刷制限枚数PRCを超える印刷ジョブが示す枚数の印刷はユーザの意図に従ってその実行を決定することができ、印刷ジョブを削除したり、意図しない印刷を行うか否かの選択を行うことができ、意図しない印刷を回避することができ、ひいては意図する印刷を行うことができる。
これにより、特定のユーザの利便性を高めることが可能となっている。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
本第3の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は以下の通りである。
上述した第1の実施形態においては、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5−aからの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して印刷制限枚数PRCを設定し、同じ通信端末5からの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを消去(削除)する。
これに対して、第3の実施形態においては、プリンタ9Bは、印刷ジョブ当たりまたは同じ通信端末毎に印刷制限枚数を設けるのではなく、図10の概念図に示すように、所定期間TPPにおける、送信機能TMF毎の印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して印刷制限枚数PRCを設定し、送信機能TMF毎の印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブPBJを削除する。
図10の例は、送信機能がFAXの場合であり、この場合、識別情報IDFはFAXを示す情報である。
図10の例では、所定期間TPP内に、送信機能FAXにより小刻みに印刷枚数NBPJ11が10枚の第1印刷ジョブPJB11、印刷枚数NBPJ12が30枚の第2印刷ジョブPJB12、印刷枚数NBPJ13が20枚の第3印刷ジョブPJB13、印刷枚数NBPJ14が40枚の第4印刷ジョブPJB14が送信されてきて、既に累積枚数ACN,100枚の印刷が行われている。
そしてさらに、所定期間TPP内に,送信機能FAXにより印刷枚数NBPJ15が40枚の第5印刷ジョブPJB15が送信されてきたが、この第5印刷ジョブPJB15を受信する以前に、第1〜第4印刷ジョブPJB11〜PJB14の印刷の累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCの100枚に達していることから、第5印刷ジョブPJB15はその印刷が印刷制限枚数PRCの100枚を超えることになる。
従って、本第3の実施形態においては、受信した第5印刷ジョブPJB15は消去(削除)されることになる。
図11のプリンタ9Bは、受信する識別情報が通信端末の識別情報IDTから送信機能の識別情報IDFに代わった以外は、各部の構成及び機能は、図3のプリンタ9と同様であることから、その詳細な構成、機能、動作については省略する。
例えば、
メールプリント機能(インターネット):印刷制限枚数(PRC)10枚、
FAX:印刷制限枚数(PRC)100枚、
ネットワークプリンタ:印刷制限枚数(PRC)200枚、
Wifiダイレクト:印刷制限枚数(RPC)15枚
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
本第4の実施形態が上述した第2の実施形態と異なる点は、上述した第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点と同様であり、以下の通りである。
上述した第2の実施形態においては、所定期間TPPにおける、同じ通信端末5−aからの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して印刷制限枚数PRCを設定し、同じ通信端末5からの印刷ジョブが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを直ちに削除しないで、印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行うか否かを表示部等を介して報知し、ユーザの指示に従い印刷を実行するかしないかを制御する。印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行わない場合に受信した印刷ジョブPJBを削除する。
これに対して、第4の実施形態においては、プリンタ9Cは、印刷ジョブ当たりまたは同じ通信端末毎に印刷制限枚数を設けるのではなく、図10の概念図に示すように、所定期間TPPにおける、送信機能TMF毎の印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNに対して印刷制限枚数PRCを設定する。そして、プリンタ9Cは、送信機能TMF毎の印刷ジョブPJBが示す印刷枚数NBPJの累積枚数ACNが印刷制限枚数PRCを超えている場合、受信した印刷ジョブを直ちに削除しないで、印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行うか否かを表示部等を介して報知し、ユーザの指示に従い印刷を実行するかしないかを制御する。印刷制限枚数PRCを超えて印刷を行わない場合に受信した印刷ジョブPJBを削除する。
図10の例は、送信機能がFAXの場合であり、この場合、識別情報IDFはFAXを示す情報である。図10の説明は第3の実施形態で行っていることから、ここではその説明は省略する。
図12のプリンタ9Cは、受信する識別情報が通信端末の識別情報IDTから送信機能の識別情報IDFに代わった以外は、各部の構成及び機能は、図6のプリンタ9Aと同様であることから、その詳細な構成、機能、動作については省略する。
例えば、
メールプリント機能(インターネット):印刷制限枚数(PRC)10枚、
FAX:印刷制限枚数(PRC)100枚、
ネットワークプリンタ:印刷制限枚数(PRC)200枚、
Wifiダイレクト:印刷制限枚数(RPC)15枚
印刷ジョブが送信される送信機能の種別は、印刷ジョブを受信する際に使用するハードウェアや通信規格により判定できる。また、通信を確立する際に、相互に相手の機器に関する情報を送受し合う場合は、その情報によっても判定できる。
例えば、印刷ジョブが送信される送信機能の種別は、受信に用いるハードウェアの規格により判定できる。また、受信に用いられる通信プロトコルで判定してもよい。さらに、受信する印刷ジョブのデータ形式で判定してもよい。さらに、印刷ジョブに含まれる通信端末の情報で判定してもよい。
具体的には、プリンタ9Cが、受信に使用するハードウェアとして、異なる通信規格に対応したものや、異なる周波数帯に対応したものなどを複数備えている場合、それらのうちどのハードウェアを用いて受信したかで判定できる。これと同様に、プリンタ9Cが複数の通信プロトコルを用いて受信できる場合、それらのうちどの通信プロトコルを用いて受信したかで判定できる。また、通信プロトコルで通信を確立する際に利用する通信対象に関する情報を使用して判定してもよい。印刷ジョブに含まれる印刷されるデータは、そのデータを作成したソフトウェアにより異なる形式である場合があるため、データの形式で判定ができる。また、印刷ジョブの中に、印刷ジョブを生成したソフトウェアの名前やバージョン情報が含まれていれば、それらによっても判定できる。
以上のいずれか、あるいは2以上を組み合わせて、送信機能が、メールプリント機能、FAX、ネットワークプリンタ、およびWifiダイレクトのいずれであるかを判定できる。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
Claims (16)
- 通信端末とネットワークを介して通信可能なプリンタであって、
前記通信端末から前記ネットワークを介して送信された印刷ジョブを受信するとともに、前記通信端末を識別する識別情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷実行部と、
所定期間当たりの前記印刷ジョブの印刷枚数の制限を示す枚数制限情報が、前記識別情報に対応付けて記録された記録部と、
前記通信端末において、前記受信部により受信された前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記記録部に記録された前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えていると判定された場合、前記受信部により受信された前記印刷ジョブを消去する消去部と、
を備えるプリンタ。 - 通信端末とネットワークを介して通信可能なプリンタであって、
報知部と、
前記通信端末から前記ネットワークを介して送信された印刷ジョブを受信するとともに、前記通信端末を識別する識別情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷実行部と、
所定期間当たりの前記印刷ジョブの印刷枚数の制限を示す枚数制限情報が、前記識別情報に対応付けて記録された記録部と、
前記通信端末において、前記受信部により受信された前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記記録部に記録された前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えていると判定された場合、前記受信部により受信された前記印刷ジョブを保持部に保持させるとともに、当該印刷制限枚数を超えて印刷を行うか否かを前記報知部により報知させる制御部と、
を備えるプリンタ。 - 前記報知部は、表示部を含み、
前記制御部は、
前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷を行うか否かを前記表示部に表示させる、
請求項2に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷する場合、前記保持部に保持された前記印刷ジョブを読み出し、読み出した前記印刷ジョブの印刷を前記印刷実行部に実行させ、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷しない場合、前記保持部に保持された前記印刷ジョブを削除する
請求項2または3に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えている場合、当該印刷制限枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させた後、残りの枚数の印刷を行うか否かを前記表示部に表示させ、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させ、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させず、前記保持部に保持された残りの印刷ジョブを削除する、
請求項2または3に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えている場合、印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を行うか否かを前記表示部に表示させ、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、前記印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させ、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させず、前記保持部に保持された印刷ジョブを削除する、
請求項2または3に記載のプリンタ。 - 前記記録部に記録された枚数制限情報は更新可能である
請求項1から6のいずれか1項に記載のプリンタ。 - 通信端末とネットワークを介して通信可能なプリンタであって、
前記通信端末から所定の送信機能により前記ネットワークを介して送信された印刷ジョブを受信するとともに、前記送信機能を識別する識別情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷実行部と、
所定期間当たりの前記印刷ジョブの印刷枚数の制限を示す枚数制限情報が、前記識別情報に対応付けて記録された記録部と、
前記送信機能において、前記受信部により受信された前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記記録部に記録された前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えていると判定された場合、前記受信部により受信された前記印刷ジョブを消去する消去部と、
を備えるプリンタ。 - 通信端末とネットワークを介して通信可能なプリンタであって、
報知部と、
前記通信端末から所定の送信機能により前記ネットワークを介して送信された印刷ジョブを受信するとともに、前記送信機能を識別する識別情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信された前記印刷ジョブに従って印刷を実行する印刷実行部と、
所定期間当たりの前記印刷ジョブの印刷枚数の制限を示す枚数制限情報が、前記識別情報に対応付けて記録された記録部と、
前記送信機能において、前記受信部により受信された前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記記録部に記録された前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えているか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えていると判定された場合、前記受信部により受信された前記印刷ジョブを保持部に保持させるとともに、当該印刷制限枚数を超えて印刷を行うか否かを前記報知部により報知させる制御部と、
を備えるプリンタ。 - 前記報知部は、表示部を含み、
前記制御部は、
前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷を行うか否かを前記表示部に表示させる、
請求項9に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷する場合、前記保持部に保持された前記印刷ジョブを読み出し、読み出した前記印刷ジョブの印刷を前記印刷実行部に実行させ、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えて印刷しない場合、前記保持部に保持された前記印刷ジョブを削除する
請求項9または10に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えている場合、当該印刷制限枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させた後、残りの枚数の印刷を行うか否かを前記表示部に表示させ、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させ、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、残りの枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させず、前記保持部に保持された残りの印刷ジョブを削除する、
請求項9または10に記載のプリンタ。 - 前記制御部は、
前記印刷ジョブが示す印刷枚数の所定期間における累積枚数が、前記枚数制限情報が示す印刷制限枚数を超えている場合、印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を行うか否かを前記表示部に表示させ、ユーザから印刷を行う旨の指示を受けると、前記印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させ、ユーザから印刷を行わない旨の指示を受けると、印刷制限枚数を超える、現在受信されている印刷ジョブが示す枚数の印刷を前記印刷実行部に実行させず、前記保持部に保持された印刷ジョブを削除する、
請求項9または10に記載のプリンタ。 - 前記記録部に記録された枚数制限情報は更新可能である
請求項8から13のいずれか1項に記載のプリンタ。 - 前記判定部は、
予め設定しておいた通信端末から送信された印刷ジョブが示す印刷枚数は所定期間における累積枚数に含めない
請求項8から14のいずれか1項に記載のプリンタ。 - 通信端末と、
前記通信端末と通信可能な請求項1から15のいずれか1項に記載のプリンタと、
を備えたプリントシステム。
Priority Applications (1)
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JP2015068287A JP2016187903A (ja) | 2015-03-30 | 2015-03-30 | プリンタ及びプリントシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018180793A (ja) * | 2017-04-07 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 電子機器及びその制御方法 |
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