JP2016186682A - 空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法 - Google Patents

空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】飛行体による空撮によってメガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定すること。
【解決手段】飛行体30がメガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネル40を含む映像データを空撮する。撮像された映像データから複数の画像データを切り出し、隣り合う画像データに共通して存在する特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて画像データをつなぎ合わせることで、メガソーラーに含まれる複数のソーラーパネル40の位置関係を判別し、各ソーラーパネル40を一意に識別する識別情報を付与する。
【選択図】図1

Description

この発明は、太陽光で発電を行うための各パネル(以下、「ソーラーパネル」と言う)により形成されるソーラーパネル出力1メガワット以上の大規模な太陽光発電システム(以下、「メガソーラー」と言う)を空撮した空撮画像データを画像処理する空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法に関する。
近年、エネルギーを取り巻く情勢の変化に伴って再生可能エネルギーへの関心が高まりつつあり、また、再生可能エネルギーの固定価格買取制度での採算性の確保が見込めることから、メガソーラーの建設が加速している。
ここで、雷などの自然災害が発生すると、メガソーラーを形成する各ソーラーパネルの劣化が一気に進み、早期点検が必要になる。従来は、各ソーラーパネルを人手で一枚一枚点検していたが、メガソーラーには膨大な数のソーラーパネルが設置されているため、全てのソーラーパネルを人手で点検したのでは、人的負荷が過大となる。
このため、メガソーラーを形成する各ソーラーパネルの異常な発電状態を自動的に検出する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ソーラーパネルを形成する複数の太陽電池モジュール(セル)を直列に接続した太陽電池ストリングを複数持ち、太陽電池ストリングの各々の電力出力端に逆流防止用ダイオードを接続した太陽電池発電システムの異常検出装置において、逆流防止用ダイオードに流れる電流を測定するための測定手段を含み、測定手段が逆流防止用ダイオードの両端より電力を供給されるよう構成する技術が開示されている。
特開2010−263027号公報
しかしながら、かかる特許文献1のものは、電気回路を用いて各ソーラーパネルの異常な発電状態を検出するものであるため、この検出結果だけでは有効な保守点検を行うことができない。例えば、あるソーラーパネルの上に一時的に異物(例えば、草の葉)が載り、これに起因して電流量が低下した場合であっても、該ソーラーパネルの異常な発電状態が検出されてしまい、このソーラーパネルを保守の対象とすべきか否かを特定できない。
このため、ドローンと呼ばれる小型無人飛行機(以下、単に「飛行体」と言う)によりメガソーラーの画像データを空撮し、空撮した画像データを用いて保守の対象となるソーラーパネルを特定する方策が考えられる。具体的には、メガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知できる程度の高度で飛行体を飛行させ、この飛行体により撮像された空撮画像データを用いて異常の有無を検出することになる。
ところが、各ソーラーパネル上の異常を検知できる程度の高度で飛行体を飛行させた場合には、各ソーラーパネル上の異常の有無を検知することができたとしても、異常を検知したソーラーパネルが所在する位置を特定できないという問題がある。メガソーラーは、その外観が同一の膨大な数のソーラーパネルから形成されているからである。一方、ソーラーパネルの位置を特定できる程度の高い高度で飛行体を飛行させたのでは、各ソーラーパネル上の異常の有無を検知することが難しくなる。このように、空撮によって各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する点と、ソーラーパネルが所在する位置を特定する点は、ある意味でトレードオフの関係にあり、それゆえに空撮によるメガソーラーの点検が普及していないのが実情である。
これらのことから、飛行体による空撮によってメガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、いかにして各ソーラーパネルが所在する位置を特定するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記の従来技術の課題を解消するためになされたものであって、飛行体による空撮によってメガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定することができる空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、メガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネルを含む映像データを空撮する撮像装置を搭載した飛行体と、前記飛行体の撮像装置により空撮された映像データに含まれる空撮画像データを画像処理する空撮画像処理装置とを含む空撮画像処理システムであって、前記空撮画像処理装置は、隣り合う空撮画像データ間に共通のソーラーパネルが含まれるよう前記映像データから複数の空撮画像データを切り出す切出手段と、前記切出手段により切り出された隣り合う空撮画像データに共通して存在する特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて、前記切出手段により切り出された隣り合う空撮画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネルを特定する特定手段と、前記特定手段により特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記切出手段により切り出された複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する識別情報付与手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記撮像装置は、赤外光の映像データと可視光の映像データとをそれぞれ撮像し、前記切出手段は、前記赤外光の映像データから複数の赤外光の空撮画像データを切り出すとともに、前記可視光の映像データから複数の可視光の空撮画像データを切り出し、前記特徴点抽出手段は、前記赤外光の空撮画像データと前記可視光の空撮画像データのうち少なくとも一方から特徴点を抽出し、前記特定手段は、前記赤外光の空撮画像データ間又は前記可視光の空撮画像データ間で共通のソーラーパネルを特定し、前記識別情報付与手段は、前記特定手段により特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記複数の赤外光の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与するとともに、前記複数の可視光の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記特徴点抽出手段は、前記赤外光の空撮画像データにおける輝度の分布から前記特徴点を抽出することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3に記載の発明において、前記ソーラーパネルの近傍に設置された標識部材をさらに備え、前記特徴点抽出手段は、前記空撮画像データに含まれる標識部材の像を用いて前記特徴点を抽出することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記切出手段は、前記飛行体の飛行速度、前記飛行体の飛行高度及び前記撮像装置の画角に基づいて、前記映像データから前記空撮画像データを切り出す間隔を算定することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記特定手段は、1の空撮画像データに含まれる複数のソーラーパネルの位置関係を判別し、前記識別情報付与手段は、前記共通のソーラーパネルと、前記空撮画像データに含まれる複数のソーラーパネルの位置関係とに基づいて前記複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルの位置関係を判別し、各ソーラーパネルに前記識別情報を付与することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、メガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネルを含む映像データを空撮する撮像装置を搭載した飛行体と、前記飛行体の撮像装置により空撮された映像データに含まれる空撮画像データを画像処理する空撮画像処理装置とを含む空撮画像処理システムによる空撮画像処理方法であって、隣り合う空撮画像データ間に共通のソーラーパネルが含まれるよう前記映像データから複数の空撮画像データを切り出す切出ステップと、前記切出ステップにより切り出された隣り合う空撮画像データに共通して存在する特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、前記特徴点抽出ステップにより抽出された特徴点に基づいて、前記切出ステップにより切り出された隣り合う空撮画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネルを特定する特定ステップと、前記特定ステップにより特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記切出ステップにより切り出された複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する識別情報付与ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、飛行体がメガソーラーの上空を飛行しつつ該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネルを空撮した映像データを用い、隣り合う空撮画像データ間に共通のソーラーパネルが含まれるよう映像データから複数の空撮画像データを切り出し、隣り合う空撮画像データに共通して存在する特徴点を抽出し、隣り合う空撮画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネルを特徴点に基づいて特定し、共通のソーラーパネルに基づいて複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与するので、飛行体による空撮によってメガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定することができる。
図1は、実施例に係る空撮画像処理についての説明図である。 図2は、空撮画像処理システムのシステム構成を示す構成図である。 図3は、空撮画像処理装置の記憶部が記憶するデータの説明図である。 図4は、切出部による画像データの切出し間隔についての説明図である。 図5は、切出部による画像データの切出処理を示すフローチャートである。 図6は、画像データのつなぎ合わせにかかる処理手順を示すフローチャートである。 図7は、赤外光と可視光の画像データにおける特徴の相互利用についての説明図である。 図8は、識別情報の付与の具体例についての説明図である。 図9は、標識部材の設置についての説明図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
図1は、実施例に係る空撮画像処理についての説明図である。実施例に係る空撮画像処理システムは、飛行体によりメガソーラーの画像データを空撮し、空撮した画像データを用いて保守の対象となるソーラーパネルを特定する。
具体的には、図1(a)に示すように、飛行体30がメガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネル40を含む映像データを空撮する。このとき、飛行体30は、ソーラーパネル40における異常の有無を検知できる程度の高度で飛行する。
そして、飛行体30により撮像された映像データから複数の画像データを切り出す。このとき、映像データの1フレーム分を1つの画像データとして切り出す。また、切り出した複数の映像データのうち、時系列において隣り合う画像データ間に共通のソーラーパネルの像が含まれるように切り出しを行なう。
さらに、隣り合う画像データ間に共通して存在する特徴点を抽出し、抽出した特徴点によりソーラーパネルの対応付けを行なって、映像データに含まれるソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する。
図1(b)は、映像データから切り出された3つの画像データF1〜F3を示している。ここで、映像データは、赤外光の映像データであり、画像データF1〜F3は赤外光の画像データである。
ソーラーパネル40は、可視光の画像データでは同一の外観であっても、赤外光の画像データでは輝度に差が生ずる場合がある。例えば、ソーラーパネル40の性能のばらつきにより出力が異なる場合には、出力の差によりソーラーパネル40の温度に差が生じ、この温度差が赤外光の画像データでは輝度差として現れる。同様に、保守の対象とすべきソーラーパネル40についても、その動作状態の異常が温度に現れ、赤外光の画像データにおける輝度差となる。図1(b)の画像データF1〜F3では、ソーラーパネル40の輝度の違いを網掛けによって示している。
本実施例に係る空撮画像処理システムは、赤外光の画像データにおけるソーラーパネル40の輝度の分布パターンを特徴として利用し、時系列において隣り合う画像データ間で共通する特徴を重ね合わせることで、複数の画像データをつなぎ合わせる。図1(c)では、ソーラーパネル40の輝度の分布パターンが一致するように画像データF1〜F3をつなぎ合わせた状態を示している。
このように、飛行体30により撮像したメガソーラーの映像データから複数の画像データを切り出し、隣り合う画像データに共通して存在する特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて画像データをつなぎ合わせることで、メガソーラーに含まれる複数のソーラーパネル40の位置関係を判別し、各ソーラーパネル40を一意に識別する識別情報を付与することができる。
そして、このように各ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与すれば、メガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定することができる。
次に、空撮画像処理システムの構成について説明する。図2は、空撮画像処理システムのシステム構成を示す構成図である。図2に示すように、空撮画像処理システムは、飛行体30と空撮画像処理装置10とを有する。
飛行体30は、撮像ユニット31、GPS(Global Positioning System)ユニット32、無線通信部33、複数の回転翼34、記憶部35及び制御部36を有する。
撮像ユニット31は、赤外光カメラと可視光カメラとを有する。赤外光カメラと可視光カメラとは、同一の範囲を同時に撮像する。赤外光カメラにより撮像された赤外光の映像データと、可視光カメラにより撮像された可視光の映像データとは、それぞれ制御部36に出力される。
GPSユニット32は、複数のGPS衛星から信号を受信して自装置の位置を特定するユニットである。無線通信部33は、空撮画像処理装置10と無線通信するためのインタフェース部である。複数の回転翼34は、制御部36からの制御を受けて個別に回転し、飛行体30の姿勢制御及び移動を実現する。
記憶部35は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、飛行履歴データ35a、赤外映像データ35b及び可視映像データ35cを記憶する。飛行履歴データ35aは、飛行体30の飛行の履歴を時刻とともに記録したデータであり、各時刻における位置情報、飛行高度、飛行方向、飛行速度が示されている。赤外映像データ35bは、撮像ユニット31の赤外光カメラにより撮像された赤外光の映像データである。可視映像データ35cは、撮像ユニット31の可視光カメラにより撮像された可視光の映像データである。
制御部36は、飛行体30を全体制御する制御部であり、飛行制御部36a及び撮像制御部36bを有する。飛行制御部36aは、予め設定された飛行経路とGPSユニット32が出力する位置情報とを用いて複数の回転翼34を制御することで、飛行を制御する。
撮像制御部36bは、撮像ユニット31にソーラーパネル40を撮像させ、得られた赤外映像データ35b及び可視映像データ35cを飛行履歴データ35aと対応付けて記憶部35に格納する。また、撮像制御部36bは、飛行履歴データ35a、赤外映像データ35b及び可視映像データ35cを空撮画像処理装置10に送信する。飛行履歴データ35a、赤外映像データ35b及び可視映像データ35cの空撮画像処理装置10への送信は、飛行中にリアルタイムで行ってもよいし、飛行の終了後に一括して行ってもよい。
空撮画像処理装置10は、表示部11、入力部12、無線通信部13、記憶部15及び制御部16を有する。表示部11は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部12は、キーボードやマウス等である。無線通信部13は、飛行体30と無線通信するためのインタフェース部である。
記憶部15は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、パネル設置データ15a、赤外画像合成データ15b及び可視画像合成データ15cを記憶する。パネル設置データ15aは、ソーラーパネル40の設置位置や該ソーラーパネル40の製造に係る情報を示すデータである。
赤外画像合成データ15bは、赤外映像データ35bから切り出された画像データをつなぎ合わせ、各ソーラーパネル40に識別情報を付与したデータである。可視画像合成データ15cは、可視映像データ35cから切り出された画像データをつなぎ合わせ、各ソーラーパネル40に識別情報を付与したデータである。
制御部16は、空撮画像処理装置10を全体制御する制御部であり、切出部16a、特徴抽出部16b、共通パネル特定部16c、識別情報付与部16d及び異常検知部16eを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、切出部16a、特徴抽出部16b、共通パネル特定部16c、識別情報付与部16d及び異常検知部16eにそれぞれ対応するプロセスを実行させることになる。
切出部16aは、飛行体30から飛行履歴データ35a、赤外映像データ35b及び可視映像データ35cを取得し、それぞれから画像データを切り出す処理部である。切出部16aは、既に説明したように、映像データの1フレーム分を1つの画像データとして切り出す。また、切り出した複数の映像データのうち、時系列において隣り合う画像データ間に共通のソーラーパネルの像が含まれるように切り出しを行なう。具体的には、飛行履歴データ35aを参照して飛行体30の飛行高度及び飛行速度を取得し、時系列において隣り合う画像データが所定の比率で重なるように画像データの切出し間隔を決定する。
特徴抽出部16bは、隣り合う画像データに共通して存在する特徴を抽出する処理部である。赤外光の画像データでは、ソーラーパネル40の輝度の分布パターンを特徴として利用することができる。可視光の画像データでは、ソーラーパネル40の周囲の物品などを特徴として利用することができる。赤外光や可視光の画像データからの特徴の抽出については、任意のアルゴリズムを用いればよい。
共通パネル特定部16cは、特徴抽出部16bにより抽出された特徴に基づいて、隣り合う画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネル40を特定する処理部である。具体的には、共通パネル特定部16cは、それぞれの画像データに対して画像処理を行なってソーラーパネル40を認識し、それぞれの画像データ内でのソーラーパネル40の位置関係を判別する。そして、画像データ間に共通して存在する特徴から画像データ間の対応関係を決定し、画像データ間の対応関係と、画像データ内のソーラーパネル40の位置関係から、共通のソーラーパネル40を特定する。
ソーラーパネル40を認識する画像処理としては、例えば、エッジを抽出し、直線を検出し、直線により囲まれた領域を検出し、該領域の大きさが所定の範囲内である場合にソーラーパネル40であると認識すればよい。
識別情報付与部16dは、共通パネル特定部16cにより特定された共通のソーラーパネル40に基づいて複数の画像データをつなぎ合わせ、各ソーラーパネル40に識別情報を付与して合成画像データを生成し、記憶部15に格納する。なお、赤外映像データ35bからは赤外画像合成データ15bを、可視映像データ35cからは可視画像合成データ15cをそれぞれ生成する。また、複数の画像データをつなぎ合わせる場合には、共通のソーラーパネル40の形状やサイズなどが一致するよう必要に応じて画像変換を行なう。
異常検知部16eは、赤外画像合成データ15b及び可視画像合成データ15cを用いて異常の検知を行なう処理部である。赤外画像合成データ15bからは、温度の異常を検知できる。例えば、ソーラーパネル40の温度が高すぎる場合には、該ソーラーパネル40上の異物などにより不適切な抵抗成分が生じていることが示される。また、ソーラーパネル40の温度が低すぎる場合には、該ソーラーパネル40が正常に動作していないことが示される。可視画像合成データ15cからは、ソーラーパネル40の物理的な破損や汚れ、異物などを検知できる。
さらに、赤外画像合成データ15bと可視画像合成データ15cを対応付けることで、異常についての分析が可能である。例えば、赤外画像合成データ15bにより異常な高温が検知され、可視画像合成データ15cにより異物が検知されれば、異物によりソーラーパネル40の温度が上昇したと分析可能である。異常検知部16eは、異常の検知と分析の結果を表示部11等に出力する。なお、赤外画像合成データ15bと可視画像合成データ15cの一方のみで異常が検知されたソーラーパネル40であっても、対応する他方の画像データを合わせて出力することが望ましい。
次に、空撮画像処理装置10の記憶部15が記憶するデータについて説明する。図3は、空撮画像処理装置10の記憶部15が記憶するデータの説明図である。図3(a)に示すパネル設置データ15aは、ソーラーパネル40の識別情報であるソーラーパネルIDに対し、設置位置、設置日、製造者、型番、製造日などを対応付けている。設置位置は、該ソーラーパネル40が設置された地点を特定する。地点の特定には、例えば緯度経度を用いればよい。
図3(a)ではパネル設置データ15aは、ソーラーパネル「P0001」であるソーラーパネル40の設置位置が「35.670986,139.745882」であり、設置日が「20130610」であり、製造者が「malso」であり、型番が「slp−07」であり、製造年月が「20130202」であることを示している。
図3(b)に示す赤外画像合成データ15bは、赤外映像データ35bから切り出された画像データをつなぎ合わせ、各ソーラーパネル40に識別情報を付与したデータである。この赤外画像合成データ15bは、メガソーラーを形成する各ソーラーパネル40の位置関係を示すとともに、各ソーラーパネル40に識別情報として番号(1〜69)を付している。
図3(c)に示す可視画像合成データ15cは、可視映像データ35cから切り出された画像データをつなぎ合わせ、各ソーラーパネル40に識別情報を付与したデータである。この可視画像合成データ15cは、メガソーラーを形成する各ソーラーパネル40の位置関係を示すとともに、各ソーラーパネル40に識別情報として番号(1〜69)を付している。
次に、切出部16aによる画像データの切出し間隔について説明する。図4は、切出部16aによる画像データの切出し間隔についての説明図である。図4に示すように、ソーラーパネル40から飛行体30までの高度である飛行高度をh、飛行速度をv、撮像ユニット31の画角をθとすると、時刻t1の画像データと時刻t2の画像データとの重なり率がRとなる切出し間隔T(t2−t1)は、
Figure 2016186682
となる。
切出部16aは、飛行履歴データ35aに示された飛行体30の飛行高度及び飛行速度に基づいて、重なり率がRとなる切出し間隔Tを算出する。そして、±thを誤差範囲として、T±thの間隔で画像データの切出しを行なう。
図5は、切出部16aによる画像データの切出処理を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、映像データからn番目の画像データFnを切り出す際の処理手順を示しており、(n−1)番目の画像データを切り出した後に開始される。なお、(n−1)番目の画像データが撮像された時刻をt(n−1)とする。
切出部16aは、まず、次のフレームを読み込む(ステップS101)。このとき、読み込んだフレームの撮像時刻がtnである。切出部16aは、tn−t(n−1)とT+thとを比較する(ステップS102)。
tn−t(n−1)≦T+thであれば(ステップS102;No)、切出部16aは、tn−t(n−1)とT−thとを比較する(ステップS103)。
tn−t(n−1)≦T−thであれば(ステップS103;No)、(n−1)番目の画像データを切り出してから十分な時間が経過していないので、ステップS101に移行して次のフレームを読み込む。
tn−t(n−1)>T−thであれば(ステップS103;Yes)、切出部16aは、現在のフレームの画像の状態が良好であるか否かを判定する(ステップS104)。現在のフレームの画像状態が良好でなければ(ステップS104;No)、切出部16aは、ステップS101に移行して次のフレームを読み込む。
現在のフレームの画像状態が良好であれば(ステップS104;Yes)、切出部16aは、現在のフレームを画像データFnとしてサンプリングする(ステップS105)。そして、nをインクリメントし(ステップS106)、処理を終了する。
なお、tn−t(n−1)>T+thであれば(ステップS102;Yes)、良好な画像データが得られないままT+thを超過しているので、画像データFnのサンプリングを行なわず、nをインクリメントして(ステップS106)、処理を終了する。この場合には、次の処理でのt(n−1)はt(n−2)+Tを用いる。
次に、画像データのつなぎ合わせについて説明する。図6は、画像データのつなぎ合わせにかかる処理手順を示すフローチャートである。まず、特徴抽出部16bは、同一の映像データから切り出した複数の画像データから1つの画像データを取得し、ベース画像データとする(ステップS201)。そして、特徴抽出部16bは、ベース画像データの特徴を抽出する(ステップS202)。
その後、特徴抽出部16bは、ベース画像データに隣接する画像データを追加する画像データとして取得し(ステップS203)、追加する画像データの特徴を抽出する(ステップS204)。
共通パネル特定部16cは、ベース画像データの特徴と追加する画像データの特徴とを対応付ける(ステップS205)。識別情報付与部16dは、追加する画像データの形状やサイズをベース画像データに合わせて変換(ステップS206)し、ベース画像データに追加する画像データを重ね合わせてベース画像データを更新する(ステップS207)。
その後、識別情報付与部16dは、他に追加する画像データが残っているか否かを判定し、追加する画像データが残っていれば(ステップS208;Yes)、ステップS203に移行する。そして、全ての画像データの処理が終了したならば(ステップS208;No)、ベース画像データの各ソーラーパネルに識別情報を付与し、合成画像データとして出力して(ステップS209)、処理を終了する。
次に、特徴の利用についてさらに説明する。既に説明したように、赤外映像データ35bからは赤外光の画像データを切り出して赤外画像合成データ15bを生成し、可視映像データ35cからは可視光の画像データを切り出して可視画像合成データ15cを生成する。ここで、赤外光の画像データ間を対応付ける際に用いる特徴は、赤外光の画像データ自体の特徴に限らない。可視光の画像データ間の対応関係が特定できれば、同一の時刻に撮像された赤外光の画像データ間の対応関係も特定できるのである。同様に、赤外光の画像データ間の対応関係が特定できれば、同一の時刻に撮像された可視光の画像データ間の対応関係も特定できる。
図7は、赤外光と可視光の画像データにおける特徴の相互利用についての説明図である。図7(a)では、時刻t1に赤外光の画像データF1aと、可視光の画像データF1bとが撮像されている。また、時刻t2に赤外光の画像データF2aと、可視光の画像データF2bとが撮像されている。そして、時刻t3に赤外光の画像データF3aと、可視光の画像データF3bとが撮像されている。
赤外光の画像データF1aと赤外光の画像データF2aとの間には、特徴として利用可能な輝度の分布パターンが存在する。一方、赤外光の画像データF2aと赤外光の画像データF3aとの間には、特徴として利用可能な輝度の分布パターンが存在しない。
また、可視光の画像データF1bと可視光の画像データF2bとの間には、特徴として利用可能な物品の像等は存在しない。一方、可視光の画像データF2bと可視光の画像データF3bとの間には、特徴として利用可能な樹木の像が存在する。
そこで、時刻t1に撮像した画像データ(F1a,F1b)と時刻t2に撮像した画像データ(F2a,F2b)とは赤外光の画像データ間(F1a、F2a)の特徴によって対応付ける。そして、時刻t2に撮像した画像データ(F2a,F2b)と時刻t3に撮像した画像データ(F3a,F3b)とは可視光の画像データ間(F1b、F2b)の特徴によって対応付ける。
図7(b)に示す赤外画像合成データLFaは、かかる特徴の相互利用を行なって赤外光の画像データF1a〜F3aから生成した合成画像データである。また、図7(b)に示す可視画像合成データLFbは、かかる特徴の相互利用を行なって可視の画像データF1b〜F3bから生成した合成画像データである。
次に、識別情報の付与の具体例について説明する。図8は、識別情報の付与の具体例についての説明図である。まず、共通パネル特定部16cは、それぞれの画像データに対して画像処理を行なってソーラーパネルを認識し、画像データ内で一意な識別番号を付与するナンバリングを行なう。
この結果、図8(a)に示した例では、画像データF1a内のソーラーパネルには「1」〜「34」の識別番号が付与され、画像データF2a内のソーラーパネルには「1」〜「36」の識別番号が付与されている。
さらに、共通パネル特定部16cは、それぞれの画像データ内でのソーラーパネルの位置関係を判別する。図8(b)に示した例では、それぞれの画像データについて、上下左右に隣接するソーラーパネル間に接続関係を持たせたリンク構造を形成することで、ソーラーパネルの位置関係を示している。
その後、共通パネル特定部16cは、画像データ間に共通して存在する特徴から画像データ間の対応関係を決定し、画像データ間の対応関係と、画像データ内のソーラーパネルの位置関係から、共通のソーラーパネルを特定する。
図8(a)及び図8(b)に示した例では、画像データF1aにおいて識別番号「22」が付与されたソーラーパネルと、画像データF2aにおいて識別番号「19」が付与されたソーラーパネルとが共通のソーラーパネルである。
識別情報付与部16dは、共通パネル特定部16cにより特定された共通のソーラーパネルを基準として、図8(c)に示すように、画像データF1aのリンク構造と画像データF2aのリンク構造とを接続する。その後、各ソーラーパネルに識別番号を振り直すリナンバリングを行なう。
このように、識別番号の振り直しを行なうことにより、複数の画像データに亘って一意な識別情報を付与することができる。図8(d)に示した例では、「1」〜「54」の識別番号が付与されている。
これまでの説明では、ソーラーパネルの輝度の分布パターンや、ソーラーパネルの周囲の物品などを特徴として利用する場合について説明を行なったが、予め特徴として利用可能な標識部材を設置することとしてもよい。
図9は、標識部材の設置についての説明図である。図9に示す標識部材In1〜In3は、例えば、適切な間隔でソーラーパネル40の枠に固定し、飛行体30がソーラーパネル40を撮像した場合に常にいずれかの標識部材が映像データに映るようにする。
また、標識部材In1〜In3は、可視光で識別可能に色や形状を設定するとともに、赤外光で所定の輝度分布パターンをなすように発熱状態を設定することが好ましい。さらに、複数の標識部材In1〜In3は、個別に色、形状、発熱状態を異ならせる。
このように標識部材In1〜In3を適切に配置すれば、映像データから確実に特徴を抽出し、画像データのつなぎ合わせを精度良く行なうことが可能となる。
上述してきたように、本実施例に係る点検対象特定システムは、飛行体30により撮像したメガソーラーの映像データから複数の画像データを切り出し、隣り合う画像データに共通して存在する特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて画像データをつなぎ合わせることで、メガソーラーに含まれる複数のソーラーパネル40の位置関係を判別し、各ソーラーパネル40を一意に識別する識別情報を付与することができる。このため、メガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定することができる。
なお、本実施例に図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明に係る空撮画像処理システム及び空撮画像処理方法は、飛行体による空撮によってメガソーラーを形成する各ソーラーパネル上の異常の有無を検知する場合に、各ソーラーパネルが所在する位置を効率良く特定する場合に適している。
10 空撮画像処理装置
11 表示部
12 入力部
13、33 無線通信部
15、35 記憶部
15a パネル設置データ
15b 赤外画像合成データ
15c 可視画像合成データ
16、36 制御部
16a 切出部
16b 特徴抽出部
16c 共通パネル特定部
16d 識別情報付与部
16e 異常検知部
30 飛行体
31 撮像ユニット
32 GPSユニット
34 回転翼
35a 飛行履歴データ
35b 赤外映像データ
35c 可視映像データ
36a 飛行制御部
36b 撮像制御部
40 ソーラーパネル

Claims (7)

  1. メガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネルを含む映像データを空撮する撮像装置を搭載した飛行体と、前記飛行体の撮像装置により空撮された映像データに含まれる空撮画像データを画像処理する空撮画像処理装置とを含む空撮画像処理システムであって、
    前記空撮画像処理装置は、
    隣り合う空撮画像データ間に共通のソーラーパネルが含まれるよう前記映像データから複数の空撮画像データを切り出す切出手段と、
    前記切出手段により切り出された隣り合う空撮画像データに共通して存在する特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
    前記特徴点抽出手段により抽出された特徴点に基づいて、前記切出手段により切り出された隣り合う空撮画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネルを特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記切出手段により切り出された複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する識別情報付与手段と
    を備えたことを特徴とする空撮画像処理システム。
  2. 前記撮像装置は、赤外光の映像データと可視光の映像データとをそれぞれ撮像し、
    前記切出手段は、前記赤外光の映像データから複数の赤外光の空撮画像データを切り出すとともに、前記可視光の映像データから複数の可視光の空撮画像データを切り出し、
    前記特徴点抽出手段は、前記赤外光の空撮画像データと前記可視光の空撮画像データのうち少なくとも一方から特徴点を抽出し、
    前記特定手段は、前記赤外光の空撮画像データ間又は前記可視光の空撮画像データ間で共通のソーラーパネルを特定し、
    前記識別情報付与手段は、前記特定手段により特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記複数の赤外光の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与するとともに、前記複数の可視光の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空撮画像処理システム。
  3. 前記特徴点抽出手段は、前記赤外光の空撮画像データにおける輝度の分布から前記特徴点を抽出することを特徴とする請求項2に記載の空撮画像処理システム。
  4. 前記ソーラーパネルの近傍に設置された標識部材をさらに備え、
    前記特徴点抽出手段は、前記空撮画像データに含まれる標識部材の像を用いて前記特徴点を抽出することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の空撮画像処理システム。
  5. 前記切出手段は、前記飛行体の飛行速度、前記飛行体の飛行高度及び前記撮像装置の画角に基づいて、前記映像データから前記空撮画像データを切り出す間隔を算定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の空撮画像処理システム。
  6. 前記特定手段は、1の空撮画像データに含まれる複数のソーラーパネルの位置関係を判別し、
    前記識別情報付与手段は、前記共通のソーラーパネルと、前記空撮画像データに含まれる複数のソーラーパネルの位置関係とに基づいて前記複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルの位置関係を判別し、各ソーラーパネルに前記識別情報を付与する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の空撮画像処理システム。
  7. メガソーラーの上空を飛行しつつ、該メガソーラーの一部を形成する複数のソーラーパネルを含む映像データを空撮する撮像装置を搭載した飛行体と、前記飛行体の撮像装置により空撮された映像データに含まれる空撮画像データを画像処理する空撮画像処理装置とを含む空撮画像処理システムによる空撮画像処理方法であって、
    隣り合う空撮画像データ間に共通のソーラーパネルが含まれるよう前記映像データから複数の空撮画像データを切り出す切出ステップと、
    前記切出ステップにより切り出された隣り合う空撮画像データに共通して存在する特徴点を抽出する特徴点抽出ステップと、
    前記特徴点抽出ステップにより抽出された特徴点に基づいて、前記切出ステップにより切り出された隣り合う空撮画像データにそれぞれ所在する共通のソーラーパネルを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップにより特定された共通のソーラーパネルに基づいて、前記切出ステップにより切り出された複数の空撮画像データに含まれる各ソーラーパネルのそれぞれに該ソーラーパネルを一意に識別する識別情報を付与する識別情報付与ステップと
    を含むことを特徴とする空撮画像処理方法。
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