JP2016186309A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ対策を施しつつ、プロセッサの負荷増加及び駆動制御の遅延を抑制する。
【解決手段】エンジンコントロールユニットは、プロセッサと、燃料噴射弁及び点火装置などの負荷を駆動するスイッチング素子を含む駆動回路と、プロセッサから駆動回路に制御信号をシリアル通信で伝送する通信回路と、を有する。ここで、制御信号は、駆動回路を制御するためのコマンドフレームと、負荷を駆動するためのデータフレームと、を含む。そして、エンジンコントロールユニットは、プロセッサから所定時間ごとに受信するデータフレームの所定ビットが2回連続して同一である場合に、負荷を駆動するための駆動信号Driveを変化させ、スイッチング素子の作動状態を変化させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、点火装置,燃料噴射弁などの負荷を駆動する制御装置に関する。
負荷を駆動する制御装置において、内部の信号伝送効率を向上させるために、シリアル通信を使用して、スイッチング素子を含む駆動回路にプロセッサから制御信号を伝送する方式が提唱されている。シリアル通信では、1組のシリアル通信線によって多くの制御信号が伝送されるため、パラレル通信による伝送方式では考慮する必要のなかった微小なノイズの重畳が問題となる。そこで、通信の信頼性を向上させるため、特開平6−204989号公報(特許文献1)に記載されるように、同一内容のデータを2回連続して送受信する技術が提案されている。
特開平6−204989号公報
しかしながら、負荷を駆動する制御装置において、同一内容のデータを2回連続して送受信すると、プロセッサの負荷が増加することに加え、駆動対象である負荷の駆動制御に遅延が生じてしまう。負荷の駆動制御に遅延が生じると、例えば、エンジンレスポンスの低下などの不具合が発生してしまうおそれがある。
そこで、本発明は、ノイズ対策を施しつつ、プロセッサの負荷増加及び駆動制御の遅延を抑制した、制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の制御装置は、多気筒エンジンの気筒毎に設けられた複数の駆動対象機器を各々駆動するための複数のスイッチング素子を含み、プロセッサから所定時間ごとにまとめて受信する前記複数のスイッチング素子に各々対応する複数の制御信号に基づいて前記複数のスイッチング素子の第一の作動状態と第二の作動状態とを変化させる駆動回路と、前記プロセッサから前記駆動回路に前記複数の制御信号をシリアル通信で伝送する通信回路と、を有し、前記プロセッサからまとめて受信した複数の制御信号中に第一の作動状態を示す信号が複数含まれるときに、前記複数の制御信号を異常と判定する。
ノイズ対策を施しつつ、プロセッサの負荷増加及び負荷駆動制御の遅延を抑制することができる。
エンジンコントロールユニットの第1実施形態の構成図である。 データ処理回路の一例を示す回路図である。 制御信号の詳細を示し、(A)はコマンドフレームの説明図、(B)はデータフレームの説明図である。 データ処理回路の動作を説明するタイミングチャートである。 データ処理回路の動作を説明するタイミングチャートである。 データ処理回路の動作を説明するタイミングチャートである。 負荷の制御状態を説明するタイミングチャートである。 データフレームとデータフレームとの間にコマンドフレームが伝送された場合の、負荷の制御状態を説明するタイミングチャートである。 シリアル通信の通信周期を説明するタイミングチャートである。 エンジンコントロールユニットの第2実施形態の構成図である。 点火装置を制御するテーブルの説明図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
なお、図面は簡略的なものであるから、この図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。また、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
図1は、負荷を駆動する制御装置の一例として、4気筒ガソリンエンジンの燃料噴射弁及び点火装置を駆動するエンジンコントロールユニット(以下「ECU」という)100を示す。なお、ECU100は、4気筒ガソリンエンジンに限らず、例えば、他の気筒数のガソリンエンジン,任意気筒のディーゼルエンジンなどの負荷を駆動することもできる(以下同様)。
ECU100は、負荷の一例としての燃料噴射弁200及び点火装置300を駆動するタイミングを生成するCPU110(プロセッサ)と、燃料噴射弁200及び点火装置300を駆動する駆動回路120と、を含んで構成されている。
CPU110は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに格納された制御プログラムに従って、例えば、車両の運転状態に応じて燃料噴射弁200及び点火装置300を駆動するタイミングを算出し、そのタイミングで駆動回路120に制御信号を出力する。このため、CPU110には、駆動回路120との間で各種信号をシリアル通信により送受信する通信回路112が内蔵されている。
駆動回路120は、CPU110との間で各種信号をシリアル通信により送受信する通信回路122と、燃料噴射弁200に駆動信号を出力するインジェクタドライバ124と
、点火装置300に駆動信号を出力するイグナイタプレドライバ126と、インジェクタドライバ124及びイグナイタプレドライバ126を制御する制御回路128と、を含んで構成されている。インジェクタドライバ124及びイグナイタプレドライバ126は、負荷を駆動するスイッチング素子を含んでいる。また、駆動回路120には、燃料噴射弁200及び点火装置300の異常の有無を診断する診断回路130が備えられており、その診断信号が制御回路128に入力されている。
そして、CPU110の通信回路112と駆動回路120の通信回路122とは、クロック信号Clock,イネーブル信号Enable,データ入力信号Data SI及びデータ出力信号Data
SOを伝送する4本の信号線によって接続されている。ここで、クロック信号Clock,イネーブル信号Enable及びデータ入力信号Data SIが、制御信号の一例として挙げられる。デ
ータ出力信号Data SOとしては、診断回路130の診断信号などが挙げられる。
また、駆動回路120の通信回路122には、CPU110から送信されてきた制御信号を処理し、制御回路128を介してインジェクタドライバ124及びイグナイタプレドライバ126に駆動信号を出力するデータ処理回路132が組み込まれている。なお、データ処理回路132は、通信回路122に限らず、制御回路128に組み込まれたり、単独の回路として存在することもできる。
燃料噴射弁200は、インジェクタドライバ124からの駆動信号に応じてコイルが作動し、閉弁方向に付勢されているニードルバルブがリフトして燃料を噴射する電磁式の噴射弁である。点火装置300は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor),コ
イル及びイグナイタ(点火プラグ)を含んで構成され、イグナイタプレドライバ126からの駆動信号に応じてIGBTが作動し、コイルの作用によってイグナイタに火花を発生させるものである。
なお、符号VB及び310で示すものは、夫々、電源電圧ライン及び点火装置300を保護するためのヒューズである。
データ処理回路132は、図2に示すように、AND回路,NOT回路,SRフリップフロップ,Dフリップフロップ,遅延回路及びクロックカウンタなどを適宜配置・接続して構成されたものであって、データ判定部132A,フレーム信号生成部132B,シフトレジスタ132C,データレジスタ132D,データレジスタ132E及び駆動信号出力部132Fを有している。
データ判定部132Aは、CPU110から受信したイネーブル信号Enableがアクティブの間のクロック信号Clockを計数し、その間に受信したデータ入力信号Data SIが有効であるか否かを判定する。また、データ判定部132Aは、データ入力信号Data SIが有効
であるか否かの判定に加え、データ入力信号Data SIを取り込むタイミングを規定するデ
ータラッチ信号Latchを生成する。フレーム信号生成部132Bは、クロック信号Clock及びイネーブル信号Enableに基づいて、データ入力信号Data SIからデータフレームを生成
するタイミングを規定するデータフレーム信号Frameを生成する。シフトレジスタ132
Cは、フレーム信号生成部132Bからのデータフレーム信号Frameを受信したときに、
データ入力信号Data SIを順次取り込み、所定ビットのデータフレームを生成する。デー
タレジスタ132Dは、データ判定部132Aからのデータラッチ信号Latchを受信した
ときに、シフトレジスタ132Cからデータフレームを読み込んで保持する。データレジスタ132Eは、データ判定部132Aからのデータラッチ信号Latchを受信したときに
、データレジスタ132Dからデータフレームを読み込んで保持する。従って、データレジスタ132Eは、データレジスタ132Dに保持されているデータフレームより時間的に古いデータフレームを保持する。駆動信号出力部132Fは、データレジスタ132D及び132Eに夫々保持されているデータフレームを比較し、これらが同一であるときに制御回路128に駆動信号を出力する。
なお、データフレームの各ビットについて、データレジスタ132D及び123E並びに駆動信号出力132Fにより、時間的に連続した2つのデータレジスタが同一であるか否かを判定する2連照合部が形成される。
ここで、CPU110と駆動回路120との間で送受信される制御信号について説明する。
制御信号には、図3に示すように、コマンドフレームとデータフレームとの2種類がある。コマンドフレームとしては、例えば、CPU110から駆動回路120に送信される制御コマンド、駆動回路120からCPU110に送信される診断回路130の診断結果などを挙げることができる。データフレームとしては、例えば、CPU110から駆動回路120に送信される、インジェクタドライバ124及びイグナイタプレドライバ126を制御するためのデータなどを挙げることができる。コマンドフレームは、図3(A)に示すように、コマンドフレームであることを示す1ビットのコマンドセレクションビット「1」と、5ビットのコマンドビットC0〜C4と、11ビットのデータビットD0〜D10と、を有する。データフレームは、図3(B)に示すように、データフレームであることを示す1ビットのデータセレクションビット「0」と、16ビットのデータビットD0〜D15と、を有する。従って、コマンドフレーム及びデータフレームは、イネーブル信号Enableがアクティブ(Active Level)になった直後における1ビット目の極性によって区別可能なフォーマットとなっている。また、データフレームのデータビットD0〜D15は、駆動対象である負荷を駆動する各ドライバに割り当てられており、各ドライバの制御信号を形成している。
図4は、データ処理回路132の動作を説明するタイミングチャートを示す。
データ処理回路132に入力されたクロック信号Clockは、NOT回路によって反転さ
れて反転クロック信号Clock*となる。また、データ処理回路132に入力されたイネーブル信号Enableは、NOT回路によって反転されて反転イネーブル信号Enable*となる。フ
レーム信号生成部132BのDフリップフロップは、反転クロック信号Clock*の立上がりエッジで反転イネーブル信号Enable*をラッチし、データセレクションビットの極性をラ
ッチするデータセレクションビットラッチ信号Selectを生成する。そして、フレーム信号生成部132Bの他のDフリップフロップは、データセレクションビットラッチ信号Selectが入力されたとき、データ入力信号Data SIがLow(0)であれば、データイネ
ーブル信号Data Enableを出力する。また、フレーム信号生成部132BのAND回路は
、データ入力信号Data SIとデータイネーブル信号Data Enableとの論理積であるデータフレーム信号Frameをシフトレジスタ132Cに出力する。シフトレジスタ132Cは、デ
ータフレーム信号Frameが出力されている間、反転イネーブル信号Enable*とクロック信号Clockとの論理積を反転させた反転クロック信号Clock*に応じて、Dフリップフロップの
機能によりフレーム信号生成部132Bからのデータフレーム信号Frameを保持・展開す
る。
一方、イネーブル信号Enableがアクティブ(Low)になっている間に入力されるクロック信号Clockは、データ判定部132Aのクロックカウンタによって計数される。そし
て、クロックカウンタは、計数したクロック信号Clockが正常、即ち、図3に示すデータ
フレームではクロック信号Clockを16回計数した場合、データ数OK信号OKを出力する
。そして、データ判定部132Aの他のAND回路は、イネーブル信号Enableとデータ数OK信号OKとの論理積信号Andを出力する。また、この論理積信号Andとデータ数OK信号OKを遅延回路で遅延させた遅延データ数OK信号OK’がDフリップフロップに入力され、Dフリップフロップは、データフレームが正常かつイネーブル信号EnableがHIGHであることを示すデータラッチ信号Latchを出力する。従って、データラッチ信号Latchは、1つのデータフレームを正常に受信するたびに出力されることとなる。
次に、複数のデータフレームを受信した場合の動作について説明する。
図5において、シフトレジスタ132Cに保持された、データフレームの所定ビットのデータ信号Dataは、データフレームを正常に受信するたびに出力されるデータラッチ信号Latchによって、データレジスタ132DのDフリップフロップによりラッチされる。ま
た、データレジスタ132DのDフリップフロップによりラッチされたデータ信号Dataは
、データラッチ信号Latchによって、データレジスタ132EのDフリップフロップによ
りラッチされる。従って、データレジスタ132D及び132Eには、連続した時間に夫
々受信したデータフレームが保持されることとなる。
そして、データレジスタ132D及び132Eに保持されたデータ信号Dataは、DフリップフロップのQ端子からデータ信号Data1及びData2として駆動信号出力部132FのSRフリップフロップのS端子へとAND回路で論理積されつつ入力される。また、データレジスタ132D及び132Eに保持されたデータ信号Dataは、Dフリップフロップの反転Q端子から反転データ信号Data1*及びData2*として駆動信号出力部132FのSRフリップフロップのR端子へとAND回路で論理積されつつ入力される。このため、SRフリップフロップは、データラッチ信号Latchの立上がりエッジにおいて、2回連続してHI
GHが続いた場合にドライバ駆動セット信号Setを出力し、また、2回連続してLOWが
続いた場合に、ドライバ駆動リセット信号Resetを出力する。
このように、データフレームを正常に受信するたびに出力されるデータラッチ信号Latc
hによって、データフレームの所定ビットを2段階にラッチして比較することで、所定ビ
ットが2回連続してHIGHとなると駆動信号DriveがHIGHとなって、負荷が駆動さ
れる。また、所定ビットが2回連続してLOWとなると駆動信号DriveがLOWとなって
、負荷の駆動が停止される。
一方、図6に示すように、データ信号DataがタイミングT001で一旦立ち上ってHIGHとなった後、タイミングT002でまたLOWとなり、タイミングT003で再度HIGHとなると、ドライバ駆動セット信号SetはタイミングT004で出力される。また、データ信号Dataの立ち下がるときも同様に、データ信号DataがタイミングT010で一旦LOWとなるが、その後またタイミングT011でHIGHとなり、タイミングT012で再度LOWとなると、ドライバ駆動リセット信号ResetはタイミングT013で出力される。
このように、データフレームを正常に受信するたびに出力されるデータラッチ信号Latc
hによって、データフレームの所定ビットを2段階にラッチして比較することで、所定ビ
ットが2回連続してHIGHとならない場合、駆動信号DriveがHIGHとならず、これ
までの状態を保持する。同様に、所定ビットが2回連続してLOWとならない場合、駆動信号DriveがLOWとならず、これまでの状態を保持する。
要するに、図7に示すように、データフレームの所定ビットについて、HIGHが2回連続した場合に駆動信号DriveがLOW(OFF)からHIGH(ON)に切り替わり、
ECU100から燃料噴射弁200又は点火装置300に出力される駆動信号が図のように変化する。一方、データフレームの所定ビットについて、LOWが2回連続した場合に駆動信号DriveがHIGHからLOWに切り替わり、ECU100から燃料噴射弁200
又は点火装置300に出力される駆動信号が図のように変化する。
このため、例えば、サージ,外部からの電波などによってCPU110から駆動回路120に伝送される制御信号にノイズが重畳しても、データフレームの所定ビットが2回連続してHIGH又はLOWとならない限り、ECU100から負荷に出力される駆動信号が変化しないので、ノイズ対策を施しつつ、CPU110の負荷増加及び駆動制御の遅延を抑制することができる。ここで、CPU110から駆動回路120に伝送される制御信号は、クロック信号Clockに同期した制御状態を規定するものであるから、従来技術のよ
うに同一のデータフレームを2回連続して送受信する技術と比較して、駆動制御の遅延は無視できる程度である。
なお、第1実施形態では、データフレームを2段階にラッチしたが、データフレームを3段階以上にラッチし、データフレームの所定ビットが所定回数連続してHIGH又はLOWとなったときに、ECU110から負荷に出力される駆動信号を変化させるようにしてもよい(以下同様)。
また、以上説明したECU100においては、次のような効果もある。
即ち、シリアル通信においては、コマンドフレーム及びデータフレームからなる2種類のフレームを用いているため、図8に示すように、データフレームとデータフレームとの間にコマンドフレームが伝送される場合がある。しかし、図2に示すデータ処理回路132では、フレームがデータフレームであるときのみ、所定の処理が実行されるので、データフレームとデータフレームとの間に伝送されたコマンドフレームは、データフレームの所定ビットについてHIGH又はLOWが連続している回数の計数には影響を与えない。このため、データフレームの所定ビットのみで、負荷の駆動を制御することができる。
図9は、燃料噴射弁200及び点火装置300の駆動を制御するタイミングチャートの一例を示す。
燃料噴射弁200及び点火装置300の駆動制御においては、エンジンのクランクシャフトの回転角度(クランク角度)は、例えば、回転角度センサによって、1度刻みに刻まれた分解能で検出される。そして、図示するように、クランク角度の変化に応じて、燃料噴射弁200の噴射信号及び点火装置300の点火信号が変化する。即ち、エンジンが2回転する間に、点火信号及び噴射信号が、決められた分解能に同期して、所定角度で変化している。そして、この場合の1分解能あたりの周期は、周期Tで表すこととする。
第1実施形態では、データフレームの所定ビットが2回連続してHIGH又はLOWとなった場合に、ECU100から負荷に出力する駆動信号を変化させるようにしている。従って、図9に示すように、1度刻みの分解能で点火装置300の駆動制御を行っている場合、遅延のないようにすべく、周期T/2以下でデータフレームを伝送するようにする
要するに、データフレームの所定ビットがN回連続してHIGH又はLOWとなったときに駆動信号を変化させる場合、データフレームの伝送周期は、燃料噴射弁200及び点火装置300の制御分解能、即ち、エンジン最高回転速度においてクランク角度が1度変化するのに要する周期Tの1/N以下とする。
[第2実施形態]
第2実施形態に係るECU100は、第1実施形態に係るECU100の構成に加え、図10に示すように、データ処理回路132と制御回路128との間に、組合せ判定回路134及びテーブル136を介在させた構成となっている。
組合せ判定回路134は、点火装置300によるエンジンの点火制御について、例えば
、ノイズ重畳などによって複数気筒の同時点火が指示されても問題が生じないか否かを判定する。また、テーブル134は、図11に示すように、複数気筒の同時点火によるエンジンへの影響の有無を設定したものである。
ECU100が3気筒のエンジンを点火制御する場合、ノイズ重畳などによってデータフレームのデータビットが書き換わってしまい、2気筒の同時点火を行ってしまうことが想定される。このとき、図11に示すように、#1気筒を点火する場合、#2気筒も同時に点火すると、バックファイヤなどが発生してエンジンに影響がでてしまうおそれがあるが、#3気筒を同時に点火してもエンジンへの影響がない。また、#2気筒を点火する場合、#1気筒を同時に点火してもエンジンへの影響がないが、#3気筒を同時に点火すると、バックファイヤなどが発生してエンジンに影響がでてしまうおそれがある。さらに、#3気筒を点火する場合、#1気筒を同時に点火すると、バックファイヤなどが発生してエンジンに影響がでてしまうおそれがあるが、#2気筒を同時に点火してもエンジンへの影響がない。その他、4気筒,6気筒及び8気筒のエンジンの点火制御においても、図11に示すようなエンジンへの影響が想定される。
このように、CPU110から駆動回路120へと伝送される制御信号にノイズなどが重畳すると、データフレームのデータビットが書き換わって2気筒の同時点火が行われ、バックファイヤや過早点火などが起こってエンジンに影響がでるおそれがある。しかし、第2実施形態においては、エンジンに影響を及ぼす可能性がある同時点火の組合せをテーブル136に記憶させておき、組合せ判定回路134が、データ処理回路132から出力されたデータフレームを検証することで、同時点火によるエンジンへの影響を回避する。このとき、組合せ判定回路134は、同時点火によるエンジンへの影響があると判定した場合には、エンジンへの影響がないと判定した最新のデータフレームによって点火装置300への駆動信号を出力する。このようにすれば、エンジンへの影響を事前に回避することが可能となり、信頼性の高いECU100とすることができる。
ここで、組合せ判定回路134は、複数の点火装置300を駆動するデータフレームを所定回数連続して受信した場合、CPU110,通信回路112及び122の少なくとも1つが故障していると判定し、その判定から所定時間経過後に点火装置300を非作動状態とすることもできる。このようにすれば、ECU100に故障が発生している状態において、エンジンに影響を及ぼす点火制御の実行を回避でき、エンジンを保護することができる。この場合、車両をサービス工場に搬送可能とすべく、所定時間として、リンプホーム制御に要する時間とするとよい。
なお、2気筒同時点火の可能性がない、通常のエンジンの点火制御を行うときには、データフレームのデータビットに2気筒以上の点火制御データが含まれていた場合、そのデータフレームは異常であると判定し、データビットが正常である最新のデータフレームによって点火装置300への駆動信号を出力する。このようにすれば、より簡単な回路構成によって、データフレームの異常を事前に判定可能となり、信頼性の高いECU100とすることができる。
また、負荷を駆動する制御装置としては、エンジンコントロールユニットに限らず、例えば、変速機コントロールユニット,ブレーキコントロールユニットなどもある。
100 ECU
110 CPU(プロセッサ)
120 駆動回路
122 通信回路
124 インジェクタドライバ
126 イグナイタプレドライバ
128 制御回路
132 データ処理回路
134 組合せ判定回路
136 テーブル
200 燃料噴射弁
300 点火装置

Claims (4)

  1. 多気筒エンジンの気筒毎に設けられた複数の駆動対象機器を各々駆動するための複数のスイッチング素子を含み、プロセッサから所定時間ごとにまとめて受信する前記複数のスイッチング素子に各々対応する複数の制御信号に基づいて前記複数のスイッチング素子の第一の作動状態と第二の作動状態とを変化させる駆動回路と、
    前記プロセッサから前記駆動回路に前記複数の制御信号をシリアル通信で伝送する通信回路と、を有し、
    前記プロセッサからまとめて受信した複数の制御信号中に第一の作動状態を示す信号が複数含まれるときに、前記複数の制御信号を異常と判定する車載制御装置。
  2. 多気筒エンジンの気筒毎に設けられた複数の駆動対象機器を各々駆動するための複数のスイッチング素子を含み、プロセッサから所定時間ごとにまとめて受信する前記複数のスイッチング素子に各々対応する複数の制御信号に基づいて前記複数のスイッチング素子の第一の作動状態と第二の作動状態とを変化させる駆動回路と、
    前記プロセッサから前記駆動回路に前記複数の制御信号をシリアル通信で伝送する通信回路と、を有し、
    前記プロセッサからまとめて受信した複数の制御信号中に第一の作動状態を示す信号が複数含まれるときに、前記複数の制御信号の過去の信号を用いて前記駆動対象機器を駆動する車載制御装置。
  3. 請求項1または2いずれか一項記載の車載制御装置において、
    前記駆動対象機器は前記多気筒エンジンの点火装置であり、
    前記スイッチング素子の作動状態を変化させて、前記多気筒エンジンの点火時期を制御することを特徴とする車載制御装置。
  4. 請求項3記載の車載制御装置において、
    前記駆動回路は、複数の前記点火装置を駆動するデータが含まれている制御信号を受信した場合、各気筒の同時点火によるエンジンへの影響が設定されたテーブルを参照し、前記エンジンへの影響があるか否かを判定し、前記エンジンへの影響があると判定したときに、1つの前記点火装置を駆動するデータを含む過去の前記制御信号によって前記点火装置を駆動することを特徴とする車載制御装置。
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