JP2017033053A - 電子制御装置 - Google Patents

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由幸 小林
Yoshiyuki Kobayashi
由幸 小林
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【課題】 複数の電子制御ユニットで構成される電子制御装置において、何れかの電子制御ユニットで故障が検知されたときに、フェールセーフ処理の実行時期の厳密な同時性、あるいは必要とされる実行順序を確保することが可能な電子制御装置を提供する。
【解決手段】 ECU11〜14に設けられたCPU31〜34は、故障検知信号出力端子としてのポートP2及び故障検知信号入力端子としてのポートP1を備えており、CPU31〜34の何れかが故障を検知したときにポートP2の出力信号によってトランジスタQ1をオンすることによって、故障通知通信線20の電圧を低レベル(アース電圧)として、故障が検知されたことを他のECUに直ちに通知する。各ECUに設けられた入力回路51〜54は、入力端子の電圧がアース電圧に変化するタイミングを遅延時間TD1〜TD4だけ遅延させてポートP1に伝達するタイミング調整機能を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の電子制御ユニットで構成される電子制御装置に関し、特に複数の電子制御ユニットがそれぞれ故障検知機能を有する電子制御装置に関する。
特許文献1には、複数のポンプと、該複数のポンプのそれぞれに対応する複数の制御装置とを備える気泡浴槽が示されている。複数の制御装置は、1つの共通信号線で接続されており、共通信号線は各制御装置においてプルアップ抵抗で電源と接続されるとともに、入力手段を介して制御部に接続され、さらにトランジスタなどのスイッチ素子で構成される出力手段が制御部に接続されている(図1)。1つの制御部がエラーを検出すると、共通信号線の電圧が出力手段によって低レベルとされ、複数の制御装置の制御部へ低レベルの電圧が入力されて、作動している複数のポンプを同時に停止させる。
特開2003−33412号公報
上記従来の気泡浴槽では、エラー検出時に複数のポンプを同時に停止させるフェールセーフ処理が行われるが、複数のポンプの停止タイミングは厳密な同時性は不要であってほぼ同時に停止させれることが要求される。しかし、複数の電子制御ユニット(以下「ECU」という)を使用して内燃機関を制御するような電子制御装置では、複数のECUにおけるフェールセーフ処理の実行時期についてより厳密な同時性、あるいは実行順序が要求される場合がある。
例えば燃料噴射弁による燃料噴射制御と、点火プラグによる点火制御とを2つのECUによって分担して実行する制御装置では、何らかの故障が検知されて内燃機関を停止させる必要がある場合には、噴射された燃料が点火されずに排出されることを防止するため、燃料噴射制御と点火制御が同時に停止されること、あるいは燃料噴射制御の停止が先に行われることが必要となる。特許文献1に示された技術では、この点について改善の余地があった。
本発明は上述した点に着目してなされたものであり、複数の電子制御ユニットで構成される電子制御装置において、何れかの電子制御ユニットで故障が検知されたときに、フェールセーフ処理の実行時期の厳密な同時性を確保すること、あるいは必要とされる順序で実行することが可能な電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、複数の電子制御ユニット(11〜14)で構成され、制御対象(1)を制御する電子制御装置において、前記複数の電子制御ユニットは、単一の故障通知通信線(20)を介して接続され、各電子制御ユニットは、故障検知信号出力端子(P2)及び故障検知信号入力端子(P1)を備える演算処理ユニット(31〜34)と、前記故障通知通信線(20)と前記故障検知信号入力端子(P1)との間に接続された入力回路(51〜54)と、前記故障検知信号出力端子(P2)の出力信号によってオンオフ制御可能なスイッチ素子(Q1)とを備え、前記故障通知通信線(20)は、プルアップ抵抗(R1)を介して電源線(VCC)に接続され、前記スイッチ素子(Q1)はアースと前記故障通知通信線(20)との間に配置されており、前記複数の電子制御ユニットの何れか一つの演算処理ユニット(31〜34)が故障を検知したときは、前記故障検知信号出力端子(P2)からの出力信号によって前記スイッチ素子(Q1)をオンすることにより、前記故障通知通信線(20)を介して他の演算処理ユニットに故障検知を通知し、前記入力回路(51〜54)は、前記故障通知通信線(20)から入力される電圧がアース電圧に変化するタイミングを予め設定される遅延時間(TD1〜TD4)だけ遅延させて前記故障検知信号入力端子(P1)に伝達するタイミング調整機能を有することを特徴とする。
この構成によれば、複数の電子制御ユニットに設けられた演算処理ユニットは、それぞれ故障検知信号出力端子及び故障検知信号入力端子を備えており、一つの演算処理ユニットが故障を検知したときに故障検知信号出力端子からの出力信号によってスイッチ素子をオンし、故障通知信号線の電圧を低レベル(アース電圧)として、故障が検知されたことを他の電子制御ユニットに直ちに通知することができる。さらに各電子制御ユニットに設けられた入力回路は、入力端子の電圧がアース電圧に変化するタイミングを予め設定される遅延時間遅延させて故障検知信号入力端子に伝達するタイミング調整機能を有するので、複数の電子制御ユニットに故障検知信号(故障通知信号線の電圧のアース電圧への変化)が伝達される時間に差が有る場合や、演算処理ユニットに故障検知信号が入力された時点からフェールセーフ処理を開始するまでの割り込み応答時間に差が有る場合に、複数の電子制御ユニットの入力回路における遅延時間をそれぞれ適切に設定することによって、フェールセーフ処理の実際の開始時期を厳密に一致させる、すなわち厳密な同時性を確保すること、あるいは必要とされる順序でフェールセーフ処理を実行することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子制御装置において、前記故障通知通信線(20)は、通常の制御信号を伝達するための通信線としても使用可能であり、前記故障検知信号入力端子(P1)は、通常のデータ信号の入力端子としても使用可能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、故障通知信号線を介して例えば電子制御ユニットのプログラムの更新処理などを、電子制御装置の非作動時に行うこと、あるいはマスタ制御ユニットと、複数のスレーブ制御ユニットとを備える電子制御装置において、マスタ制御ユニットとスレーブ制御ユニットとの間で通信を行うためのSPI(Serial Peripheral Interface)を構成する信号線の一つとして使用することなどが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の電子制御装置において、前記制御対象は、点火プラグ及び燃料噴射弁を備える内燃機関であり、前記複数の制御ユニットは、前記点火プラグによる点火を制御する制御ユニットと、前記燃料噴射弁による燃料噴射を制御する制御ユニットとを含むことを特徴とする。
この構成によれば、内燃機関の点火プラグによる点火を制御する制御ユニット、及び燃料噴射弁による燃料噴射を制御する制御ユニットにおけるフェールセーフ処理の厳密な同時性の確保、あるいは燃料噴射制御を先に停止させることが可能となり、故障が検知されたときに、燃料が噴射されたにもかかわらず点火が行われないような不具合を確実に回避できる。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関とその制御装置の構成を示す図である。 複数の電子制御ユニット(11〜14)における故障通知通信線(20)の接続回路構成を説明するための図である。 複数の電子制御ユニット(11〜14)に設けられる入力回路(51〜54)の動作を説明するためのタイムチャートである。 故障通知通信線(20)に外部装置(100)を接続する使用例を説明するための図である。 SPIを用いた制御装置の構成を示すブロック図である。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関とその制御装置の構成を示す図である。図1において、例えば4気筒を有する内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は、吸気弁及び排気弁と、これらを駆動するカムを備えるとともに、吸気弁作動位相可変機構9を備えている。吸気弁作動位相可変機構9は、エンジン1の吸気弁を駆動するカムの、クランク軸回転角度を基準とした作動位相を連続的に変更することにより、吸気弁の作動位相を変更するための機構である。
エンジン1の吸気通路2の途中にはスロットル弁3が設けられ、スロットル弁3には、スロットル弁3を駆動するアクチュエータ8が接続されている。エンジン1は、各気筒の吸気弁の少し上流側に気筒毎に設けられ、吸気通路2の吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁6と、各気筒に設けられた点火プラグ7と備えている。
エンジン1の作動を制御する制御装置は、点火プラグ7による点火の制御を行う点火制御電子制御ユニット(以下「IG−ECU」という)11と、燃料噴射弁6による燃料噴射の制御を行う燃料噴射制御電子制御ユニット「以下「FI−ECU」という)12と、アクチュエータ8を駆動してスロットル弁3の開度を変更し、吸入空気量制御(スロットル弁開度制御)を行うスロットル弁制御電子制御ユニット(以下「TH−ECU」という)13と、吸気弁作動位相可変機構9による吸気弁作動位相制御を行う吸気弁作動位相制御電子制御ユニット(以下「VT−ECU」という)14とによって構成される。各ECU11〜14は、バス10を介して相互に接続されており、故障検知情報以外の必要な情報はバス10を介して相互に伝送可能に構成されている。
IG−ECU11,FI−ECU12,TH−ECU13,及びVT−ECU14は、故障検知機能を有しており、ECU11〜14は故障検知情報を相互に通知するための故障通知通信線20を介して相互に接続されている。例えば以下に説明するように各ECUに接続されるセンサからの入力信号が無くなる故障(接続線の断線または地絡)が、ECUの何れかにおいて検知されると、その故障検知情報が故障通知通信線20を介して他のECUに通知される。
図示は省略しているが、エンジン1の運転状態を検出するための各種センサ(例えばスロットル弁3の開度THを検出するセンサ、吸入空気量GAIRを検出するセンサ、エンジン1の冷却水温TWを検出するセンサ、クランク軸の回転角度を検出するクランク角センサ、カム軸の回転角度を検出するセンサなど)が、エンジン1の適所に配置されるとともに、エンジン1によって駆動される車両のアクセルペダルの操作量APを検出するセンサや大気圧PAを検出するセンサなどが当該車両の適所に配置されており、それらのセンサの検出信号は、上記ECU11〜14の一部または全部のECUに供給される。
図2は、ECU11〜14における故障通知通信線20の接続回路構成を説明するための図である。ECU11,12,13,14は、それぞれCPU(Central Processing Unit)31,32,33,34と、入力回路51,52,53,54と、スイッチ素子としてのトランジスタQ1と、プルアップ抵抗R1とを備えている。
各ECUの接続回路構成は基本的に同一であり、IG−ECU11では、故障通知通信線20が入力回路51の入力端子51aに接続され、入力回路51の出力端子51bはCPU31のポートP1に接続され、プルアップ抵抗R1は、故障通知通信線20と電源線VCCとの間に接続され、トランジスタQ1のドレイン及びソースは、それぞれ故障通知通信線20及びアースに接続され、トランジスタQ1のゲートはCPU31のポートP2に接続されている。FI−ECU12,TH−ECU13,及びVT−ECU14も図2から明らかなように同様に構成されている。なお、入力回路52,53,54はそれぞれ入力端子52a,53a,54aと、出力端子52b,53b,54bとを備えている。
CPU31〜34のポートP2の出力電圧は通常は低レベルであり、トランジスタQ1はオフされている。CPU31〜34は、故障を検知すると、ポートP2の出力電圧を高レベルに変化させ、これによってトランジスタQ1がオンする。したがって、入力回路51〜54の入力端子電圧、すなわち故障通知通信線20の電圧は通常は高レベルであり、故障が検知されると低レベルに変化する。したがって、例えばIG−ECU11のCPU31が故障を検知すると、その故障検知情報が故障通知通知線20を介して直ちに他のFI−ECU12,TH−ECU13,及びVT−ECU14に伝達される。
入力回路51〜54は、それぞれ予め設定される遅延時間TD1,TD2,TD3,TD4だけ入力端子電圧の変化を遅延させて、かつ入力端子電圧の変化を反転させて(高レベルから低レベルへの変化を低レベルから高レベルの変化として)、出力端子に出力する。遅延時間TD1〜TD4は、故障通知通信線20及び周辺回路(CPU,入力回路)のハードウエアが確定した段階で実験的に最適値に設定される。
図3は、入力回路51〜54の動作を説明するためのタイムチャートであり、時刻t0にCPU31が故障を検知した例が示されている。
この例では、時刻t0から時間T0経過後の時刻t1にCPU31のポートP2の電圧が高レベルに変化し、故障通知通信線20の電圧が低レベルに変化する。入力回路51の遅延時間TD1は、この例では「0」に設定されており、時刻t1においてCPU31のポートP1の入力電圧が高レベルに変化する。CPU31では、ポートP1の入力電圧の変化に対応して対応処理(フェールセーフ処理)を開始するのに時間T1を要するので、時刻t1から時間T1経過後の時刻t3に対応処理(点火制御の停止)が実行される。
また他のECU12〜14の入力回路52〜54の遅延時間TD2〜TD4は、すべて時間T2に設定されており、時刻t1から時間T2経過後の時刻t2において、CPU32〜34のポートP1の入力電圧が高レベルに変化する。CPU32〜34では、ポートP1の入力電圧の変化に対応して対応処理(フェールセーフ処理)を開始するの要する時間はすべてT3あり、時刻t2から時間T3経過後の時刻t3に対応処理(燃料噴射制御、スロットル弁開度制御、吸気弁作動位相制御の停止)が実行される。
図3に示す例では、CPU31における対応処理の開始がもっとも遅れるため、入力回路51の遅延時間TD1が「0」に設定され、ECU12〜14の入力回路52〜54の遅延時間TD2〜TD4は時間T2に設定される。これによって、全てのCPUにおける対応処理の開始時刻が時刻t3となる。
以上のように本実施形態によれば、ECU11〜14に設けられたCPU31〜34は、故障検知信号出力端子としてのポートP2及び故障検知信号入力端子としてのポートP1を備えており、CPU31〜34の何れかが故障を検知したときにポートP2の出力信号によってトランジスタQ1をオンし、故障通知通信線20の電圧を低レベル(アース電圧)として、故障が検知されたことを他のECUに直ちに通知することができ、通常の制御情報伝達用のバス10を介して故障検知通知を行う場合より迅速に通知することができる。さらに各ECUに設けられた入力回路51〜54は、入力端子の電圧、すなわち故障通知通信線20の電圧がアース電圧に変化するタイミングを遅延時間TD1〜TD4だけ遅延させてポートP1に伝達するタイミング調整機能を有するので、他のECUに故障検知信号(故障通知信号線20の電圧のアース電圧への変化)が伝達される時間に差が有る場合や、CPUに故障検知信号が入力された時点からフェールセーフ処理を開始するまでの割り込み応答時間に差が有る場合に、入力回路51〜54における遅延時間TD1〜TD4をそれぞれ適切に設定することによって、フェールセーフ処理の実際の開始時期を厳密に一致させる、すなわち厳密な同時性を確保すること、あるいは必要とされる順序でフェールセーフ処理を実行することが可能となる。例えば故障検知時のフェールセーフ処理として、燃料噴射の停止と点火プラグによる点火の停止とを行う際には、厳密な同時性を確保すること、あるいは燃料噴射の停止を点火の停止より先に実行することによって、噴射された燃料が点火されずに排出される不具合を確実に回避できる。
なお、CPU31〜34のポートP1は、エンジン1の非作動中は故障通知信号線20によって伝達されるデータ信号の受信が可能であり、例えば図4に示すように、CPU31〜34で実行されるプログラムの更新を行うための外部装置100を故障通知信号線20を介して接続し、適時、プログラムの更新を行うようにすることが望ましい。そのようなプログラムの更新を行う際には、更新の対象となるCPUを特定するアドレスコードを含むデータ信号を外部装置100から故障通知信号線20に送出し、アドレスコードに対応するCPUがデータ信号を受信することにより当該CPUのプログラムの更新が行われる。
また上述したIG−ECU11,FI−ECU12,TH−ECU13,及びVT−ECU14を含み、さらに図示しない変速制御用のECUなどを備え、ECU11〜14等を総括的に制御する総括制御ECU200をマスタECUとし、ECU11〜14等をスレーブECUとして、公知のSPI(Serial Peripheral Interface)によって相互に接続することによって車両制御装置を構成し、SPIを構成する信号線の一つとして上述した故障通知信号線20を用いるようにしてもよい。
図5は、総括制御ECU200をマスタECUとして、ECU11〜15をスレーブECUとしてSPIによって相互に接続された車両制御装置の構成を示す。ECU15は、変速制御用ECUである。
マスタECU200は、データ出力端子DMO、データ入力端子DMI、クロック信号出力端子CO、及びスレーブ選択信号出力端子SO1〜SO5を備えており、データ出力端子DMO、データ入力端子DMI、クロック信号出力端子COは、それぞれスレーブECU11〜15のデータ入力端子DSI、データ出力端子DSO、及びクロック信号入力端子CIに、MOSI(Master Out Slave In)線、MISO(Master In Slave Out)線、及びCLK(Clock)線を介して接続される。またスレーブ選択信号出力端子SO1〜SO5は、それぞれSS(Slave Select)1線〜SS5線を介して、スレーブECU11〜15のスレーブ選択信号入力端子SIに接続される。マスタECU200は、通信を行うスレーブECUをSS1〜SS5線を介して選択し(スレーブ選択信号出力端子SO1〜SO5の何れかをアクティブ(低レベル)とし)、MOSI線及び/またはMISO線を介してデータ送信及び/またはデータ受信を行う。
このような制御装置においては、上述した故障通知信号線20をMOSI線として使用し、各ECU11〜15に上述した入力回路51,52等、プルアップ抵抗R1、及びトランジスタQ1を備える故障通知通信系を構成することが望ましい。通常はマスタECU200がスレーブ選択信号によって選択したスレーブECUへのデータ伝達に使用され、故障検知時には、上述したように故障通知信号線20(MOSI線)を介して故障検知の通知が行われる。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上述した実施形態では、4つまたは6つのECUによって構成される電子制御装置の例を示したが、本発明は制御装置を構成するECUの数が2以上の場合に適用可能である。また、上述した実施形態における制御対象は内燃機関(及び変速機)であるが、制御対象はこれに限るものではなく、フェールセーフ処理の厳密な同時性あるいは実行順序の確保が必要とされる制御対象を制御する電子制御装置に本発明を適用可能である。
1 内燃機関
11 点火制御電子制御ユニット
12 燃料噴射制御電子制御ユニット
13 スロットル弁制御電子制御ユニット
14 吸気弁作動位相制御電子制御ユニット
20 故障通知信号線
31〜34 CPU
51〜54 入力回路
Q1 トランジスタ
R1 プルアップ抵抗

Claims (3)

  1. 複数の電子制御ユニットで構成され、制御対象を制御する電子制御装置において、
    前記複数の電子制御ユニットは、単一の故障通知通信線を介して接続され、
    各電子制御ユニットは、故障検知信号出力端子及び故障検知信号入力端子を備える演算処理ユニットと、前記故障通知通信線と前記故障検知信号入力端子との間に接続された入力回路と、前記故障検知信号出力端子の出力信号によってオンオフ制御可能なスイッチ素子とを備え、
    前記故障通知通信線は、プルアップ抵抗を介して電源線に接続され、前記スイッチ素子はアースと前記故障通知通信線との間に配置されており、
    前記複数の電子制御ユニットの何れか一つの演算処理ユニットが故障を検知したときは、前記故障検知信号出力端子からの出力信号によって前記スイッチ素子をオンすることにより、前記故障通知通信線を介して他の演算処理ユニットに故障検知を通知し、
    前記入力回路は、前記故障通知通信線から入力される電圧がアース電圧に変化するタイミングを予め設定される遅延時間だけ遅延させて前記故障検知信号入力端子に伝達するタイミング調整機能を有することを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記故障通知通信線は、通常の制御信号を伝達するための通信線としても使用可能であり、前記故障検知信号入力端子は、通常のデータ信号の入力端子としても使用可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記制御対象は、点火プラグ及び燃料噴射弁を備える内燃機関であり、前記複数の制御ユニットは、前記点火プラグによる点火を制御する制御ユニットと、前記燃料噴射弁による燃料噴射を制御する制御ユニットとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の電子制御装置。
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