JP2016186188A - レール部材の連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工性を向上させるとともに、強度を高めたレール部材の連結構造を提供すること。【解決手段】長尺状の上面部11及び下面部12と一対の側面部13とを有し、長手方向に並んで配置された複数のレール部材10と、一対の側面部13に設けられ、並んで配置された複数のレール部材における隣接する2つの側面部13に跨って取り付けられた一対の固定部材20と、を備え、レール部材10は、上面部11における幅方向の両端に形成された長手方向に延びる一対の溝部14を有し、固定部材20は、側面部13を覆いかつ締結孔25が形成された本体部21と、本体部の上端に設けられ、溝部に係止する係止部22と、本体部21の下端に設けられ、下面部12に沿ってその幅方向内側に所定長さ延出する延出部23と、を有し、一対の固定部材20の締結孔25に締結部材30が締結されることにより、レール部材10同士が連結されるレール部材の連結構造1である。【選択図】図2

Description

本発明は、レール部材の連結構造に関し、より詳しくは、長手方向に並んで配置されたレール部材同士を連結する連結構造に関する。
従来、屋根の上に太陽光パネル等の構造物を設置する場合に、屋根に取り付けて構造物を支持するための部材が用いられている。具体的には、構造物の大きさに応じて長手方向に複数並んで配置された長尺状のレール部材が用いられている。
隣接するレール部材同士は、ボルトの締結孔が形成された固定部材を介して連結される。この場合、長手方向に隣接するレール部材同士は隙間を開けて配置され、固定部材は、隣接するレール部材の端部同士を跨ぐようにして取り付けられる。そして、レール部材同士の隙間には、固定部材の締結孔を介してボルトが通される。このように、隙間を開けたレール部材同士を、固定部材を介して締結することで、レール部材を連結することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、この特許文献1の技術では、レール部材の側面部における上端と下端に溝が設けられ、固定部材の上下端部がこれら上下の溝に係止される。
特開2014−51877号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、固定部材を係止するための溝が側面部に形成されているため、実際の取り付け作業の際には、固定部材を溝に係止させ、レール部材同士の隙間にボルトを通して締結するまでは、作業者は手を放すことができなかった。また、固定部材の上下方向の寸法が制限されるため、強度を確保することが困難であった。
本発明は、施工性を向上させるともに、強度を高めたレール部材の連結構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、長尺状に延びる上面部(例えば、後述の上面部11)及び下面部(例えば、後述の下面部12)とこれらを繋ぐ一対の側面部(例えば、後述の一対の側面部13)とを有し、その長手方向に並んで配置された複数のレール部材(例えば、後述のレール部材10)と、前記一対の側面部に設けられ、並んで配置された前記複数のレール部材における隣接する2つの側面部に跨って取り付けられた一対の固定部材(例えば、後述の固定部材20)と、を備え、前記レール部材は、前記上面部における幅方向の両端に形成された前記長手方向に延びる一対の溝部(例えば、後述の溝部14)を有し、前記固定部材は、前記側面部を覆いかつ締結孔(例えば、後述の締結孔25)が形成された本体部(例えば、後述の本体部21)と、前記本体部の上端に設けられ、前記溝部に係止する係止部(例えば、後述の係止部22)と、前記本体部の下端に設けられ、前記下面部に沿ってその幅方向内側に所定長さ延出する延出部(例えば、後述の延出部23)と、を有し、前記一対の固定部材の締結孔に締結部材(例えば、後述の締結部材30)が締結されることにより、前記レール部材同士が連結されるレール部材の連結構造を提供する。
前記複数のレール部材は、長手方向に隙間(例えば、後述の隙間S)を開けて配置され、前記固定部材の締結孔は、前記隙間に対向する位置に配置され、前記締結部材は、前記締結孔に挿通されるとともに前記隙間を貫通して締結されることが好ましい。
前記溝部は、係止する前記係止部の上面が前記レール部材の上面部よりも低くなるように形成されることが好ましい。
前記レール部材は、前記下面部における幅方向の両端に下方に突出して形成された一対の第1突起部(例えば、後述の第1突起部15)を有し、前記一対の固定部材は、前記延出部の先端に上方に突出して形成された第2突起部(例えば、後述の第2突起部24)を有し、前記第1突起部と前記第2突起部は、上下方向及び幅方向いずれにおいても重なっていないことが好ましい。
屋根(例えば、後述の屋根100)の上に設置され、前記連結構造により連結されたレール部材と、前記レール部材上に設置され、前記レール部材10により支持される太陽光パネル(例えば、後述の太陽光パネル200)と、を備える太陽光パネルの設置構造であることが好ましい。
本発明によれば、施工性を向上させるともに、強度を高めたレール部材の連結構造を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るレール部材の連結構造を備える太陽光パネルの設置構造を示す分解斜視図である。 第1実施形態に係るレール部材の連結構造の斜視図である。 第1実施形態に係るレール部材の連結構造を備える太陽光パネルの設置構造の正面図である。 第1実施形態に係るレール部材の連結構造の正面図である。 第1実施形態に係るレール部材の連結構造の側面図である。 本発明の第2実施形態に係るレール部材の連結構造の正面図である。 本発明の第3実施形態に係るレール部材の連結構造の斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るレール部材の連結構造の斜視図である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の第1実施形態に係るレール部材の連結構造は、重ね式の折半屋根の上に太陽光パネルを設置する太陽光パネルの設置構造に適用される。
図1は、レール部材の連結構造1を備える太陽光パネル200の設置構造を示す分解斜視図である。
図1に示すように、屋根100は、交互に配置される複数の山部101と谷部102を有する。屋根100は、緩やかに上方から下方へ下り傾斜している。複数のレール部材10は、長手方向に連結され屋根100の山部101に沿って配置される。レール部材10は、屋根100の傾斜方向に直交する方向に互いに離間して配置される。本実施形態では、太陽光パネル200は、互いに離間する複数のレール部材10上に架け渡された、いわゆる横置きの設置構造によって設置される。
図2は、レール部材の連結構造1の斜視図である。図3は、レール部材の連結構造1を備える太陽光パネル200の設置構造の正面図である。図4は、レール部材の連結構造1の正面図である。
図2〜図4に示すように、レール部材の連結構造1は、レール部材10と、固定部材20と、締結部材30と、を備える。
まず、レール部材10について説明する。
図3及び4に示すように、レール部材10は、中空の構造部材であり、長尺状に延びる上面部11及び下面部12と、上面部11及び下面部12を繋ぐ一対の側面部13とを有する。図3に示すように、レール部材10は、長手方向に直交する方向の断面形状が略矩形状である。また、レール部材10は、上面部11に形成される一対の溝部14と、下面部12に形成される一対の第1突起部15と、を有する。
上面部11は、太陽光パネル200を載置可能な平坦な面111を有している。また、上面部11の幅方向の中央部には、太陽光パネル200を固定するためのボルトの頭部を収容し、このボルトを締結位置までスライド可能とするパネル固定用溝部112が形成されている。パネル固定用溝部112は、上面部11がレール部材10の全長にわたって下方に凹むことにより形成される。
下面部12は、屋根100の山部101の頂部に形成された平面に載置可能となるように、平坦な面で形成されている。
一対の側面部13は、その上側と下側のそれぞれに、長手方向に沿ってレール部材10の内部側に凹む上側溝131と、下側溝132と、を有する。
上側溝131には、太陽光パネル200に接続される各種配線を収容する整線トレイ103が取り付けられる。
下側溝132には、図3に示すように、屋根100に取り付けられた支持部材104の一部が係止される。
図4に示すように、一対の溝部14は、レール部材10の上面部11における両端側に、パネル固定用溝部112を挟んでそれぞれ形成される。溝部14は、上面部11がレール部材10の長手方向に延び、全長にわたって下方に凹むことにより形成される。溝部14は、溝部底面141と、係止壁142と、を有する。
溝部底面141は、上面部11の平坦な面111より低い位置で幅方向に延びる。
係止壁142は、溝部底面141の幅方向外側で上方に向かって起立する。係止壁142は、上端が上面部11の平坦な面111より低い位置に位置している。
一対の第1突起部15は、それぞれが下面部12の幅方向における両端部から、下方かつレール部材10の幅方向内側に向かって、突出して形成されている。
次に、固定部材20について説明する。
図5は、レール部材の連結構造1の側面図である。図5に示すように、固定部材20は、レール部材10の上端側から下面部12まで延びるように、レール部材10の側面部13を覆っている。固定部材20の上下方向の長さは、レール部材10の上下方向の長さよりも長く形成されている。
固定部材20は、本体部21と、係止部22と、延出部23と、第2突起部24と、締結孔25と、を有する。
本体部21は、レール部材10の側面部13を覆う固定部材20の主要な部分である。図5に示すように、本体部21は、レール部材の連結構造1の側面から見て長方形に形成され、長手方向がレール部材10の長手方向に沿うように配置される。本体部21では、一方の端部が、固定部材20によりレール部材10が覆われた状態で上端側に位置し、他方の端部が下端側に位置する。
係止部22は、本体部21の上端に設けられ、下方に向かって屈曲して形成される。係止部22は、レール部材10の溝部14に係止可能に構成される。係止部22は、溝部14に係止する係止部22の上面が、レール部材10の上面部11よりも低くなるように形成されている。図4に示すように、係止部22の高さH1、つまり固定部材の上端から係止部22の下端までの長さは、溝部14の溝部底面141から上面部11の平坦な面111までの高さH2と同一か、溝部底面141から上面部11の平坦な面111までのよりも、例えば0.1mm〜5mm程度小さく構成されている。
延出部23は、本体部21の下端に設けられ、レール部材10の下面部12に沿って幅方向内側に所定長さ延出する。延出部23は、レール部材10の第1突起部15を越えて幅方向内側まで延出する。延出部23は、下面部12に当接せず、下面部12から上方に離間している。
第2突起部24は、延出部23の先端に上方に突出して形成される。第2突起部24は、レール部材10の第1突起部15と斜め方向に向き合っている。しかし第2突起部24及び第1突起部15は、上下方向及び幅方向のいずれにおいても、重ならない位置関係となるように離間している。
締結孔25は、本体部21における長手方向及び幅方向の略中央部に設けられている。締結孔25は、レール部材の連結構造1において、隣接するレール部材10同士の間の隙間Sに対向する位置に形成される。締結孔25には、以下に説明する締結部材30が挿通可能な径を有する。
次に、締結部材30について説明する。締結部材30は、ボルト31と、ナット32と、ワッシャ33と、を有する。
ボルト31のねじ部310は、レール部材10を固定部材20で覆ったレール部材の連結構造1における幅方向の長さよりも長く形成される。
図2及び図3に示すように、締結部材30は、固定部材20に形成された締結孔25を挿通して締結される。
次に、レール部材10の連結方法について説明する。
図2及び図5に示すように、複数のレール部材10を、長手方向に沿って隣接させるとともに、間に隙間Sを空けて並べて配置する。次に、固定部材20を、互いに隣接する両方のレール部材10の側面部13に跨って取り付ける。
このとき、作業者は、固定部材20の係止部22を、レール部材10の溝部14に係止させる。係止部22は固定部材20の上端側に形成されているので、レール部材10の上端側に配置されている溝部14に係止させて作業者が手を放すと、係止部22を回動軸として固定部材20が回動する。これにより、本体部21の内側面がレール部材10の側面部13に当接し、固定部材20の延出部23がレール部材10の下面部12側の所定の位置に配置される。
すなわち、固定部材20の係止部22が、レール部材10の上端に配置された溝部14に係止され、固定部材20の本体部21がレール部材10の側面部13に当接して、固定部材20の延出部23が、レール部材10の下端から回り込むように延出する。このため、固定部材20がレール部材10の上端から下端までの全体を覆っているので、レール部材10自体に締結孔を設けずに、隣接するレール部材10とレール部材10との間に締結部材30を配置する構成であっても、レール部材10同士の連結構造の強度が向上する。
図2に示すように、締結孔25が隣接するレール部材10同士の間に位置するように、固定部材20の位置を調整する。そして、締結孔25にボルト31を挿通させて、締結する。これにより隣接するレール部材10同士が連結される。
この後、図3に示すように、連結構造1の上面には、太陽光パネル200が載置される。レール部材10の上面部11にはパネル固定用溝部112が形成されているので、このパネル固定用溝部112にボルトの頭部を配置して、パネル固定用溝部112をスライドさせ、所定の位置で太陽光パネル200に締結する。
図3及び図4に示すように、レール部材10の下面部12の幅方向外側端部と、固定部材20における第2屈曲部212の端部には、それぞれ第1突起部15、第2突起部24が形成されて、斜め向かいに向き合っている。連結構造1の上部には、太陽光パネル200が載置され、また、下部では屋根100の支持部材104に固定されるため、連結構造1には、大きな荷重がかかっている。また、屋根100上に連結構造1を設置した場合には、風雨にも晒されて外部からも大きな圧力を受ける。このため、レール部材10及び固定部材20は歪みやすい。
しかし、本実施形態によれば、レール部材10の下面部12と固定部材20の延出部23とは離間しており、第1突起部15と第2突起部24とが、上下方向及び幅方向のいずれにおいても重ならずに、斜めに向き合って配置されている。このため、レール部材10又は固定部材20に荷重等がかかっても、下面部12と固定部材20の延出部23との間の隙間により歪みや変形を吸収すると同時に、荷重等の力を逃がすことができ、レール部材10又は固定部材20が変形しても、レール部材10と固定部材20との締結は強固に保たれる。
また、固定部材20が上下方向に動いた場合には、係止部22と溝部14の係合又は第1突起部15と第2突起部24の係合により、固定部材20が外れることが防止される。固定部材20が左右方向に動いた場合には、係止部22と溝部14の係合により、固定部材20が外れることが防止される。固定部材20が斜め方向に動いた場合には第1突起部15と第2突起部24との係合により、固定部材20が外れることが防止される。
第1実施形態の効果をまとめると、以下の通りである。
第1実施形態では、長手方向に並んで配置された複数のレール部材10と、一対の側面部13に設けられ、並んで配置された複数のレール部材10における隣接する2つの側面部13に跨って取り付けられた一対の固定部材20と、を含んでレール部材10の連結構造1を構成した。また、レール部材10の上面部11における幅方向の両端に、長手方向に延びる一対の溝部14を形成した。また、固定部材20を、側面部13を覆いかつ締結孔25が形成された本体部21と、本体部21の上端に設けられて溝部14に係止する係止部22と、本体部21の下端に設けられて下面部12に沿ってその幅方向内側に所定長さ延出する延出部23と、を含んで構成した。そして、一対の固定部材20の締結孔25に締結部材30を締結し、レール部材10同士を連結した。
第1実施形態によれば、取り付け作業時において、固定部材20の係止部22をレール部材10の上面部11に形成された溝部14に係止させることで、作業者が手を放しても、溝部14に係止された係止部22を回動軸として固定部材20が下方に回動し、固定部材20の下端に設けられた延出部23をレール部材10の下面部12側の所定の位置に配置できる。従って本実施形態によれば、作業者は固定部材20を手で支持することなく締結部材30を締結することができ、施工性が向上する。
また、固定部材20が側面部13を上端から下端まで覆うため、固定部材20の上下方向の寸法を大きくできる。すなわち、一対の固定部材20は、レール部材10を幅方向両側から抱え込むように覆うため、固定部材20を高背化してレール部材10を保持する面積を増やし、隣接するレール部材同士の連結構造の強度を向上させることができる。そのため、所定の強度を確保するために固定部材20を肉厚にする必要がなく、製造コストを低減できる。
また、第1実施形態では、複数のレール部材10を、長手方向に隙間Sを開けて配置し、固定部材20の締結孔25を、隙間Sに対向する位置に配置し、締結部材30を、締結孔25に挿通されるとともに隙間Sを貫通させて締結した。このため、レール部材10を連結する際に、レール部材10自体に締結部材30を挿通させるための貫通孔を形成する必要がないため、施工性がさらに向上する。
また、第1実施形態では、溝部14を、係止する係止部22の上面がレール部材10の上面部11よりも低くなるように形成した。このため、レール部材10の上面部11の上に太陽光パネル200を載置して固定する場合に、固定部材20が太陽光パネル200に干渉することを防止することができる。
また、第1実施形態では、レール部材10の下面部12における幅方向の両端に、下方に突出する一対の第1突起部15を形成した。また、一対の固定部材20の延出部23の先端に、上方に突出する第2突起部24を形成した。そして、第1突起部15と第2突起部24とを、上下方向及び幅方向のいずれにおいても重ならないように構成した。
第1実施形態によれば、第1突起部15と第2突起部24とが重ならずに隙間を有するように構成したため、レール部材10が太陽光パネル200の荷重等により多少変形した場合であっても、この隙間により変形によるずれを吸収でき、固定部材20がレール部材10から外れるのを抑制できる。また、レール部材10が上記荷重等により大きく変形した場合には、第1突起部15と第2突起部24が係合することで、レール部材10から固定部材20が外れるのを抑制できる。ひいては、レール部材10の連結が解除されるのを抑制できる。
また、第1実施形態では、レール部材10の連結構造1を、太陽光パネル200の設置構造に適用した。特に、折半屋根における太陽光パネル200の設置構造にレール部材10の連結構造1を適用した。従って本実施形態によれば、折半屋根の屋根100の上に太陽光パネル200を設置する際に、太陽光パネル200を支持するレール部材10の連結が容易になり施工性が向上するとともに、レール部材10同士の連結強度が向上する。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態に係るレール部材の連結構造1Aの正面図である。第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と、共通する構成については同じ符号を用いて表している。また、第2実施形態以降において特に説明のない部分については、第1実施形態と同様の構成を有する。
図6に示すように、第2実施形態では、固定部材20Aの延出部23Aがレール部材10の下面部12に当接するように延出している。またこの実施形態では、レール部材10Aは、第1突起部15を有しておらず、レール部材10Aは、第2突起部24を有していない。また、延出部23Aは、内側(下面部12側に対向する側)の面が、延出部23Aの先端に向かう従い下方に傾斜している。これにより、固定部材20Aの延出部23Aとレール部材10Aの下面部12Aとの間に隙間が形成されていなくても、係止部22を回動軸として回動させて、固定部材20Aを固定部材20Aに取り付けることが可能である。
第2実施形態によっても、固定部材20Aがレール部材10Aの上端から下面部12までを覆うことができ、上記実施形態と同様に、施工性が向上するとともに、隣接するレール部材同士の連結構造の強度を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図7を参照しながら説明する。図7は、第3実施形態に係るレール部材の連結構造1Bの斜視図である。
図7に示すように、第3実施形態では、複数のレール部材10Bが、長手方向に直接接して隣接しており、間に隙間Sが形成されていない。また、固定部材20Bには、締結孔25Bが、本体部21B上に間隔を開けて2つ形成されている。また、第3実施形態では、互いに接触して配置されるレール部材10の端部近傍における側面部13Bに、貫通孔(図示せず)が形成される。
第3実施形態に係るレール部材10Bの連結方法について説明する。
まず、隣接するレール部材10B同士の端部を直接的に接するように合わせて配置する。次に、固定部材20Bの本体部21Bに形成された2つの締結孔25Bの間の中心に、レール部材10Bの端部を配置し、レール部材10Bの側面部13Bにおける固定部材20Bの締結孔25Bに対応する位置に、貫通孔を電動ドリル等で形成する。次に、固定部材20Bを、固定部材20Bに設けられた締結孔25Bの位置と、側面部13Bに形成された貫通孔との位置を合わせる。また、固定部材20Bの係止部22をレール部材10Bの溝部14に係止させ、係止部22を軸として回動させて、固定部材20Bをレール部材10Bに係止させる。そして、締結部材30を締結孔25B及び貫通孔に通して締結する。2つの締結孔25B両方を締結することで、隣接するレール部材10B同士が、固定部材20Bを介して連結される。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、締結部材30が、レール部材10Bの幅方向に貫通して締結され、レール部材10Bの端部を間に挟んで長手方向の一方と他方とで2箇所で締結されるため、より連結強度が向上する。
なお、レール部材10Bの貫通孔は、連結作業の前に予め形成してもよい。
次に、本発明の第4実施形態について、図8を参照しながら説明する。図8は、第4実施形態に係るレール部材の連結構造1Cの斜視図である。
図8に示すように、第4実施形態では、第3実施形態の場合と同様に、複数のレール部材10が、長手方向に直接接して隣接しており、間に隙間Sが形成されていない。一方、第4実施形態では、締結孔25Cが、本体部21C上に間隔を開けて2対形成されている。すなわち、本体部21Cには、合計4個の締結孔25Cによって、間隔を開けた2つの孔からなる一対の締結孔25Cが2つ形成されており、本体部21Cの長手方向における一方側に一対、他方側に一対配置されている。第4実施形態における締結孔25Cは、第1〜第3実施形態と比べて径が小さい。また、第4実施形態における固定部材20Cは、第1〜第3実施形態と比べて長手方向の長さが長い。
第4実施形態では、締結部材30は、ドリルねじ31Cにより構成される。このドリルねじ31Cは、ねじ溝の形成されたねじ部が短いものであり、レール部材10Cの幅方向を貫通する程の長さを有していない。従って、第4実施形態では、ドリルねじ31Cは、レール部材10Cにおける幅方向の一方の側面部13Cと、他方の側面部13Cとに、それぞれ固定部材20Cを介して締結される。
第4実施形態によれば、第1及び第3実施形態と同様の効果が得られる。さらに、締結部材30Cの長さが短く、一対の側面部13Cにおける一方と他方にそれぞれ締結させることができる。また、電動ドリル等で締結されるため、レール部材10Cに締結部材30Cを挿通させるための貫通孔を形成することが不要となるので、施工性が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、レール部材10を、太陽光パネル200の設置の際に用いているが、太陽光パネルの設置の場合に限られない。長手方向に隣接するレール部材10同士を連結する場合であれば、テラスやサンルーム、手摺の設置の際等にも用いることができる。また、レール部材の上に構造物を載置する場合には、特に有効である。
また、上記実施形態では、屋根100は重ね式の折半屋根として説明したが、これに限られない。レール部材10を取り付けることが可能であれば、屋根の種類は限定されない。
また、上記実施形態では、レール部材10は縦桟として用いられているが、設置の方向は限定されず、横桟であってもよい。
1 レール部材の連結構造
10 レール部材
11 上面部
12 下面部
13 側面部
14 溝部
15 第1突起部
20 固定部材
21 本体部
22 係止部
23 延出部
24 第2突起部
25 締結孔
30 締結部材
100 屋根
200 太陽光パネル

Claims (5)

  1. 長尺状に延びる上面部及び下面部とこれらを繋ぐ一対の側面部とを有し、その長手方向に並んで配置された複数のレール部材と、
    前記一対の側面部に設けられ、並んで配置された前記複数のレール部材における隣接する2つの側面部に跨って取り付けられた一対の固定部材と、を備え、
    前記レール部材は、前記上面部における幅方向の両端に形成された前記長手方向に延びる一対の溝部を有し、
    前記固定部材は、前記側面部を覆いかつ締結孔が形成された本体部と、前記本体部の上端に設けられ、前記溝部に係止する係止部と、前記本体部の下端に設けられ、前記下面部に沿ってその幅方向内側に所定長さ延出する延出部と、を有し、
    前記一対の固定部材の締結孔に締結部材が締結されることにより、前記レール部材同士が連結されるレール部材の連結構造。
  2. 前記複数のレール部材は、長手方向に隙間を開けて配置され、
    前記固定部材の締結孔は、前記隙間に対向する位置に配置され、
    前記締結部材は、前記締結孔に挿通されるとともに前記隙間を貫通して締結される請求項1に記載のレール部材の連結構造。
  3. 前記溝部は、係止する前記係止部の上面が前記レール部材の上面部よりも低くなるように形成される請求項1又は2に記載のレール部材の連結構造。
  4. 前記レール部材は、前記下面部における幅方向の両端に下方に突出して形成された一対の第1突起部を有し、
    前記一対の固定部材は、前記延出部の先端に上方に突出して形成された第2突起部を有し、
    前記第1突起部と前記第2突起部は、上下方向及び幅方向いずれにおいても重なっていない請求項1〜3のいずれか1項に記載のレール部材の連結構造。
  5. 屋根の上に設置され、請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結構造により連結されたレール部材と、
    前記レール部材上に設置され、前記レール部材により支持される太陽光パネルと、を備える太陽光パネルの設置構造。
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