JP2016186052A - インクジェット記録用白色インク、インクジェット記録用インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録用白色インク、インクジェット記録用インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録を実現するインクジェット記録用白色インクを提供すること。
【解決手段】白色顔料として、下記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物、及びそのハロゲン置換化合物の少なくとも1種を含有する非中空白色粒子を含むインクジェット記録用白色インク。一般式(I)中、Aは、フェニル基を表す。Bは、アルキル基、又はフェニル基を表す。nは、5以上1000以下の整数を示す。

【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット記録用白色インク、インクジェット記録用インクカートリッジ、インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法に関する。
特許文献1には、例えば、電気泳動方式の表示媒体に用いられるポリシラン化合物を含む表示用白色粒子が開示されている。
特許文献2には、(A)非水系分散媒と、(B)非真球高分子からなる非中空粒子と、を含有する白色インク組成物が開示されている。
特許文献3には、白色顔料として、所定の一般式で表されるアルキレンビスメラミン化合物からなる非中空粒子を含有するインクジェット記録用白色顔料インク組成物が開示されている。
特許文献4には、第一の樹脂から形成された外殻からなり、且つ外殻の内側が空隙である中空樹脂粒子において、外殻は、外径が0.2〜1.0μm、且つ、内径と外径の比(内径/外径)が0.2以上であり、空隙の少なくとも一部に第二の樹脂を含んでなる中空粒子を含むインク組成物が開示されている。
特開2010−204538公報 特開2008−150422公報 特開2004−250558公報 特開2010−031196公報
本発明の課題は、白色顔料としてスチレンアクリル樹脂からなる中空樹脂粒子のみを含む場合に比べ、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録を実現するインクジェット記録用白色インクを提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
白色顔料として、下記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物、及びそのハロゲン置換化合物の少なくとも1種を含有する非中空白色粒子を含むインクジェット記録用白色インク。
(一般式(I)中、Aは、フェニル基を表す。Bは、アルキル基、又はフェニル基を表す。nは、5以上1000以下の整数を示す。)
請求項2に係る発明は、
前記ポリシラン化合物が、下記構造式(I−2A)で示される環状ポリシラン化合物である請求項1に記載のインクジェット記録用白色インク。
請求項3に係る発明は、
請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを収容したインクジェット記録用インクカートリッジ。
請求項4に係る発明は、
請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを吐出する吐出装置を備えたインクジェット記録装置。
請求項5に係る発明は、
請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを吐出する工程を有するインクジェット記録方法。
請求項1に係る発明によれば、白色顔料としてスチレンアクリル樹脂からなる中空樹脂粒子のみを含む場合に比べ、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録を実現するインクジェット記録用白色インクが提供される。
請求項2に係る発明によれば、白色顔料としてポリシラン化合物が一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状のポリシラン化合物のみを含む場合に比べ、耐光性の高い白色画像の記録を実現するインクジェット記録用白色インクが提供される。
請求項3、4又は5に係る発明によれば、白色顔料としてスチレンアクリル樹脂からなる中空樹脂粒子のみを含むインクジェット記録用白色インクを適用する場合に比べ、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録を実現するインクジェット記録用インクカートリッジ、インクジェット記録装置、又はインクジェット記録方法が提供される。
本実施形態に係るインクジェット記録装置を示す概略構成図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置における吐出装置の吐出部の拡大断面図である。
<インクジェット記録用白色インク>
本実施形態に係るインクジェット記録用白色インク(以下、単に「白色インク」とも称する)は、白色顔料として、下記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物、及びそのハロゲン置換化合物(以下、両者を「特定のポリシラン化合物」とも称する)の少なくとも1種を含有する非中空白色粒子を含む。
本実施形態に係る白色インクは、上記構成を有することにより、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録が実現される。
この理由は、定かではないが、以下に示す理由によるものと考えられる。
白色インクの白色顔料として、チタン粒子等の無機粒子が知られている。例えば、チタン粒子は、白色度及び隠蔽性に優れた粒子であるが、溶媒等に対する比重が大きいため、インク容器内で粒子の沈降が生じやすい。この結果、経時的にインクの吐出性は低下しやすくなる。
このインク容器内で粒子の沈降、及び経時的なインクの吐出性の低下を抑制する観点から、白色顔料として、チタン粒子よりも比重が小さい非中空樹脂粒子が知られている。しかし、この非中空樹脂粒子を含有する白色インクを用いて画像を形成すると、高い白色度が得られない傾向がある。
一方、白色度を向上させる観点から、白色顔料として上記非中空樹脂粒子を中空構造とした中空樹脂粒子も知られている。中空樹脂粒子には、例えば、内部に空洞を有し、外殻が液体透過性の樹脂で形成されているものがある。中空樹脂粒子は、その外殻と空洞の間における光の屈折率の差により光散乱が起こりやすいため、この中空樹脂粒子を含有する白色インクを用いて画像を形成すると、白色度が向上する。しかし、中空樹脂粒子は、画像が形成された際に、その内部構造に起因して、画像上でつぶれやすいという性質がある。この結果、画像の耐擦性が得られにくくなり、上記つぶれに起因して白色度が低下しやすくなる。
これに対し、本実施形態では、特定のポリシラン化合物を含む非中空構造の白色粒子(非中空白色粒子)を白色顔料として採用する。
非中空白色粒子に含まれる特定のポリシラン化合物は、高屈折率材料(例えば屈折率1.65以上の材料)である。具体的に、特定のポリシラン化合物の屈折率は、例えば、従来の白色顔料である中空構造のスチレンアクリル樹脂粒子の屈折率(例えば屈折率1.5程度)に比べて高い。本実施形態では、この高屈折率材料である特定のポリシラン化合物を含む非中空白色粒子を白色顔料として採用し、非中空白色粒子を含む白色インクを用いて画像を形成する。これにより、白色度が向上した白色画像が得られる。
また、特定のポリシラン化合物を含む非中空白色粒子は非中空構造であるがゆえに、記録媒体上に白色インクが付与され画像が形成された後でも、その粒子形状は維持される。つまり、特定のポリシラン化合物を含む非中空白色粒子は、画像上でつぶれにくくなる。これにより、画像の耐擦性は向上し、つぶれに起因して生じる白色度の低下が抑制される。
以上のことから、本実施形態に係る白色インクによれば、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録が実現されることとなる。
なお、特定のポリシラン化合物を含む非中空白色粒子は、比重がチタン粒子よりも小さく、かつ白色インク中での分散安定性が良好である。これにより、インク容器内での粒子の沈降が抑制され、経時でのインクの吐出性が確保される。
本実施形態に係る白色インクは、インクジェット記録用の白色インクとして好適に用いることができる。以下、本実施形態に係る白色インクを水性インクに適用した場合を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る白色インクは、例えば、白色顔料としての非中空白色粒子、水、水溶性有機溶媒を含む。白色インクは、必要に応じて、界面活性剤及びその他添加剤を含んでもよい。
(非中空白色粒子)
非中空白色粒子(白色顔料)は、特定のポリシラン化合物を含有する。
なお、非中空白色粒子は、例えば、特定のポリシラン化合物の粉末そのものの形態であってもよいし、特定のポリシラン化合物を分散、配合又は表面に固定化(付着)した樹脂粒子とした形態であってもよい。
−特定のポリシラン化合物−
特定のポリシラン化合物は、下記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物、又はそのハロゲン置換化合物である。
一般式(I)中、Aは、フェニル基を表す。Bは、アルキル基、又はフェニル基を表す。nは、5以上1000以下の整数を示す。
A及びBが表すアルキル基としては、炭素数1以上22以下のアルキル基、望ましくは炭素数1以上12以下のアルキル基、より望ましくは、炭素数1以上6以下のアルキル基が挙げられる。また、アルキル基は、直鎖状アルキル基であってもよいし、分鎖状アルキル基であってもよい。アルキル基として具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、ヘキシル基、オクチル基、n-デシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル基、n−オクタデシル基、ステアリル基、イソプロピル基、イソブチル基、イソペンチル基等が挙げられる。
特定のポリシラン化合物は、鎖状のポリシラン化合物であっても、環状のポリシラン化合物であってもよいが、耐光性の高い白色画像の記録を実現する観点から環状のポリシラン化合物であることが好ましい。これらの特定のポリシラン化合物は1種を単独で又は2種以上を混合して用いてもよい。
−鎖状のポリシラン化合物−
鎖状のポリシラン化合物としては、下記構造式(I−1A)で示される構造を持つ鎖状ポリシラン化合物であることがよい。ここで、構造式(I−1A)中、nは、5以上1000以下の整数を示し、望ましくは100以上1000以下の整数を示し、より望ましくは200以上800以下の整数を示し、さらに望ましくは300以上600以下の整数を示す。また、鎖状のポリシラン化合物の末端基としては、例えば、水酸基、ハロゲン基、メチル基、エステル基、アミノ基、カルボン酸基等が挙げられる。
−環状のポリシラン化合物−
環状のポリシラン化合物としては、具体的に、例えば、オクタメチルシクロテトラシラン、オクタフェニルシクロテトラシラン、1,2,3,4−テトラメチルー1,2,3,4−テトラフェニルシクロテトラシラン、デカメチルシクロペンタシラン、デカフェニルシクロペンタシラン、デカ(p−トリル)シクロペンタシラン、1,2,3,4,5−ペンタメチル−1,2,3,4,5−ペンタフェニルシクロペンタシラン((メチル,フェニル)シクロペンタシラン)、ドデカメチルシクロヘキサシラン、ドデカフェニルシクロヘキサシラン、1,2,3,4,5,6−ヘキサメチルー1,2,3,4,5,6−ヘキサフェニルシクロヘキサシラン、トリデカメチルシクロヘプタシラン、トリデカ(トリフルオロメチル)シクロヘプタシラン、トリデカフェニルシクロヘプタシラン、1,2,3,4,5,6,7−ヘプタメチルー1,2,3,4,5,6,7−ヘプタフェニルシクロヘプタシラン、ヘキサデカフェニルシクロオクタシラン等が挙げられる。
これらの中でも、白色度の高い画像の記録を実現する観点から、下記構造式(I−2A)で示される環状ポリシラン化合物(デカフェニルシクロペンタシラン)であることがよい好ましい。この環状のポリシラン化合物は、一般式(I)で示される構造数が5つの化合物であるが、その他、6つの化合物も好適に挙げられる。
−ハロゲン置換化合物−
特定のポリシラン化合物は、一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物のハロゲン置換化合物であってもよい。当該ハロゲン置換化合物とは、一般式(I)で示されるポリシラン構造が複数存在するうち、その少なくとも一つのポリシラン構造が有するフェニル基がハロゲン(例えばフッ素、塩素)により置換されたポリシラン化合物である。このハロゲン置換化合物は、未置換の化合物に比べ、屈折率が向上する。ポリシラン化合物のハロゲン置換化合物として具体的には、例えば、下記構造式(I−1B)で示される鎖状ポリシラン化合物や、下記構造式(I−2B)で示される環状ポリシラン化合物が挙げられる。ここで、構造式(I−1B)、(I−2B)中、Rはハロゲンを示す。nは構造式(I−1A)中のnと同義である。
次に、特定のポリシラン化合物の合成方法について説明する。なお、特定のポリシラン化合物の合成方法として、上記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つポリシラン化合物を例に挙げて説明する。上記一般式(I)にて表される構造を有するポリシラン化合物を合成するためには、従来公知の方法を用いればよく、その合成方法は特に限定されない。例えば、上記ポリシランの側鎖Aを有するケイ素化合物と、側鎖Bを有する金属化合物であるグリニヤル試薬とを反応させてモノマーを得、該モノマーを重合させれば、特定のポリシラン化合物が得られる。
また、上記モノマーを重合させて得られるポリシランの分子量分布(分子量分散Mw/Mn)を1.10以下とするためには、得られたポリシランを沈殿分画法によって回収することが望ましい。ここで、特定のポリシランは、極性基を分子内に有していない無極性高分子である。そのため、良溶媒にポリシラン化合物を溶解したポリシラン化合物溶液に、少量ずつ貧溶媒を添加して、生じた沈殿を逐次回収する沈殿分画法によって、特定のポリシラン化合物が得られる。
上記良溶媒及び貧溶媒は、ポリシラン化合物の構造に応じて選択すればよく、特に限定されない。例えば、良溶媒としては、トルエン、イソオクタン、n−デカン等の無極性溶媒が挙げられる。また、貧溶媒としては、イソプロピルアルコール、エタノール、メタノール、水等の極性溶媒が挙げられる。なお、ポリシラン化合物の良溶媒溶液に添加する貧溶媒を2種以上用いてもよい。すなわち、極性の異なる貧溶媒を用いれば、沈殿するポリシラン化合物の重量平均分子量も異なる。そのため、目的とする重量平均分子量のポリシラン化合物を得るためには、所望する重量平均分子量を有するポリシランの沈殿が得られるように、貧溶媒を選択することが望ましい。この沈殿分画法を用いれば、大規模な製造設備を必要とすることなく、また、簡便かつ安価に、大量のポリシラン化合物が製造される。
なお、上記にて製造したポリシラン化合物を数回に分けて分別することにより、重量平均分子量が異なる複数のポリシラン化合物を得る。これら複数のポリシラン化合物の中から、重量平均分子量が互いに異なる複数種類のポリシラン化合物を選択し、共通溶媒に溶解させる。上記溶媒は、良溶媒であればポリシラン化合物の構造に応じて選択すればよく、特に限定されない。
次に、特定のポリシラン化合物の他の合成方法について説明する。特定のポリシラン化合物の他の代表的な合成方法として、金属ナトリウムなどのアルカリ金属を用いてトルエン溶媒中のジアルキルジハロシラン又はジハロテトラアルキルジシランを100℃以上の温度で強力に撹拌し、還元的にカップリングさせる方法[J.Am.Chem.Soc.,103(1981)7352(非特許文献1)、通称「Kipping法」]が知られているおり、これを利用してもよい。
また、特定のポリシラン化合物の他の製造方法として、他にも(a)ビフェニルなどでマスクしたジシレンをアニオン重合させる方法(特開平1−23063号公報)、(b)環状シラン類を開環重合させる方法(特開平5−170913号公報)、(c)ヒドロシラン類を遷移金属錯体触媒により脱水素縮重合させる方法(特公平7−17753号公報)、(d)ジハロシラン類を室温以下の温度で電極還元してポリシランを製造する方法(特開平7−309953号公報)、(e)マグネシウムを還元剤としてハロシラン類を脱ハロゲン縮重合させる方法(いわゆる「マグネシウム還元法」、例えば、WO98/29476号公報、特開2003−277507号公報、特開2005−36139号公報に記載の方法など)も利用してもよい。
特に、マグネシウム還元法では、(1)汎用の化学合成装置により安定で安価な原料を用いて合成でき、安全性、コスト面で優位性がある、(2)ナトリウムや有機溶媒への不溶物等、光・電子材料などの用途として不適当な不純物が混入しない、(3)分子量のばらつきが少なく、有機溶媒に対する溶解性や透明性の高いポリシランが得られる、(4)ポリシランが高収率で得られるなどの優れた特徴を有する。そのため、特定のポリシラン化合物は、マグネシウム還元法により得られるポリシラン化合物を好適に使用することがよい。このマグネシウム還元法では、少なくともマグネシウム金属成分の存在下で、ハロシラン類を重合させることによりポリシラン化合物が合成される。
特定のポリシラン化合物を樹脂粒子に分散、配合又は表面に固定化(付着)した形態の場合、その含有量としては、例えば、樹脂粒子を構成する樹脂に対して3質量%以上99質量%以下が望ましく、望ましくは10質量%以上70質量%以下である。
次に、樹脂粒子の樹脂について説明する。当該樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂や、熱硬化性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、スチレン類(例えばスチレン、クロロスチレン等)、モノオレフィン(例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソプレン等)、ビニルエステル(例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等)、α−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類(例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等)、ビニルエーテル類(例えばビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルブチルエーテル等)、ビニルケトン類(ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等)の単独重合体、又はこれらの共重合体が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、架橋樹脂(例えばジビニルベンゼンを主成分とする架橋共重合体や架橋ポリメチルメタクリレート等)、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
非中空白色粒子(白色顔料)は、インクの吐出性を確保する観点から、体積平均粒径が0.1μm以上10μm以下、より望ましくは0.2μm以上5μm以下、さらに望ましくは0.3μm以上1μm以下であることがよい。
なお、本実施形態において、測定する粒子直径が2μm以上の場合、測定装置としてはコールターカウンターTA−II型(ベックマン−コールター社製)を用い、電解液はISOTON−II(ベックマン−コールター社製)を使用して、体積平均粒径を測定した。
測定法としては、分散剤として界面活性剤、より良くはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの0.5%水溶液2ml中に、測定試料を0.5mg以上50mg以下加え、これを前記電解液100ml以上150ml以下中に添加した。この測定試料を懸濁させた電解液を超音波分散器で1分間分散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型により、アパーチャー径が100μmのアパーチャーを用いて、粒径が2.0μm以上60μm以下の範囲の粒子の粒度分布を測定した。測定する粒子数は50,000であった。
測定された粒度分布を、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、体積、数それぞれについて小径側から累積分布を描き、体積で累積16%となる粒径を体積粒径D16v、数で累積16%となる累積個数粒径をD16pと定義する。同じように、体積で累積50%となる粒径を体積平均粒径D50v、数で累積50%となる粒径を個数平均粒径D50pと定義する。また、同じように、体積で累積84%となる粒径を体積粒径D84v、数で累積84%となる累積個数粒径をD84pと定義する。体積平均粒径は該D50vである。
これらを用いて、体積粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2より算出され、個数粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2より算出され、小径側個数粒度分布指標(GSDp)は(D50p/D16p)1/2により算出される。
一方、測定する粒子直径が2μm未満の場合、レーザー回析式粒度分布測定装置(LA−700:堀場製作所製)を用いて測定した。測定法としては分散液となっている状態の試料を固形分で2gになるように調整し、これにイオン交換水を添加して、40mlにする。これをセルに適当な濃度になるまで投入し、2分待って、セル内の濃度が安定になったところで粒度分布を測定する。得られたチャンネルごとの体積平均粒径を、体積平均粒径の小さい方から累積し、累積50%になったところを体積平均粒径とした。
なお、非中空白色粒子の粉体を測定する場合は、界面活性剤、より良くはアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムの0.5%水溶液50ml中に測定試料を2g加え、超音波分散機(1,000Hz)にて2分間分散して、試料を作製し、前述の分散液と同じ方法で、測定する。
非中空白色粒子のC.V.値は、反射率を高める観点から、好ましくは5%以上30%以下、より好ましくは10%以上20%以下である。
ここで、C.V.値(Coefficient of Variation)とは、単分散性を示す指標である。
非中空白色粒子のC.V.値は、前述の方法に基づいて、粒度分布を得て、標準偏差及び体積平均粒径を求め、下記式により算術される。
・式: C.V.値[%]=(σ/D)×100(σ:標準偏差、D:体積平均粒径)
非中空白色粒子(白色顔料)の濃度(固形分)は、例えば、白色インクに対して4質量%以上20質量%以下が好ましく、4質量%以上15質量%以下がより好ましい。
ここで、非中空白色粒子は、顔料分散剤を併用してもよい。顔料分散剤としては、高分子分散剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。
高分子分散剤としては、親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体が好適に用いられる。親水性構造部と疎水性構造部とを有する重合体としては、縮合系重合体と付加重合体とが使用される。縮合系重合体としては、公知のポリエステル系分散剤が挙げられる。付加重合体としては、α,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の付加重合体が挙げられる。親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体と疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体を組み合わせて共重合することにより目的の高分子分散剤が得られる。また、親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体の単独重合体も用いてもよい。
親水基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、カルボキシル基、スルホン酸基、水酸基、りん酸基等を有する単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸モノエステル、マレイン酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸、フマル酸モノエステル、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホン化ビニルナフタレン、ビニルアルコール、アクリルアミド、メタクリロキシエチルホスフェート、ビスメタクリロキシエチルホスフェート、メタクリロオキシエチルフェニルアシドホスフェート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート等が挙げられる。
疎水性基を有するα,β−エチレン性不飽和基を有する単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体、ビニルシクロヘキサン、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導体、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニルエステル、メタクリル酸シクロアルキルエステル、クロトン酸アルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル、マレイン酸ジアルキルエステル等が挙げられる。
高分子分散剤として望ましい共重合体の例としては、スチレン−スチレンスルホン酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−メタクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸アルキルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸アルキルエステル−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸フェニルエステル−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸シクロヘキシルエステル−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。また、これらの重合体に、ポリオキシエチレン基、水酸基を有する単量体を共重合させてもよい。
高分子分散剤の重量平均分子量としては、例えば、2000以上50000以下がよい。
これら高分子分散剤は、単独で用いても、二種類以上を併用しても構わない。高分子分散剤の含有量は、非中空白色粒子(白色顔料)により大きく異なるため一概には言えないが、非中空白色粒子に対し、0.1質量%以上100質量%以下であることがよい。
(水)
水としては、特に不純物の混入、又は微生物の発生を防止するという観点から、イオン交換水、超純水、蒸留水、限外濾過水が好適に挙げられる。
水の含有量は、例えば、白色インクに対して10質量%以上95質量%以下が好ましく、30質量%以上90質量%以下がより好ましい。
(水溶性有機溶媒)
水溶性有機溶媒としては、多価アルコール類、多価アルコール類誘導体、含窒素溶媒、アルコール類、含硫黄溶媒等が挙げられる。水溶性有機溶媒としては、その他、炭酸プロピレン、炭酸エチレン等も挙げられる。
多価アルコール類としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,2−へキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、キシリトールなどの糖アルコール類;キシロース、グルコース、ガラクトースなどの糖類;等が挙げられる。
多価アルコール類誘導体としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジグリセリンのエチレンオキサイド付加物等が挙げられる。
含窒素溶媒としては、ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール等が挙げられる。
含硫黄溶媒としては、チオジエタノール、チオジグリセロール、スルフォラン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。
水溶性有機溶媒は、1種類で使用しても2種類以上を併用してもよい。
水溶性有機溶媒の含有量は、水に対して1質量%以上60質量%以下が好ましく、1質量%以上40質量%以下がより好ましい。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられ、好ましくは、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤である。
アニオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エステル塩及びスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩等が挙げられる。
これらの中でも、アニオン性界面活性剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノールジスルホン酸塩等がよい。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アルキルアルカノールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール、アセチレングリコールのポリオキシエチレン付加物等が挙げられる。
これらの中でも、ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマー、アセチレングリコール、アセチレングリコールのポリオキシエチレン付加物がよい。
ノニオン性界面活性剤としては、その他、ポリシロキサンオキシエチレン付加物等のシリコーン界面活性剤;パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等のフッ素界面活性剤;スピクリスポール酸やラムノリピド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント;等も挙げられる。
界面活性剤の親水性/疎水性バランス(HLB)は、溶解性等を考慮すると例えば3以上20以下の範囲がよい。
界面活性剤は、1種類で使用しても2種類以上を併用してもよい。
界面活性剤の含有量は、白色インクに対して0.1質量%以上10質量%以下が好ましく、0.1質量%以上5質量%以下がより好ましく、0.2質量%以上3質量%以下がさらに好ましい。
(その他添加剤)
その他添加剤としては、インク吐出性改善剤(ポリエチレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、導電率/pH調整剤(水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属類の化合物等)、反応性の希釈溶媒、浸透剤、pH緩衝剤、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調整剤、導電剤、キレート化剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤等の周知の添加剤が挙げられる。
(白色インクの物性)
白色インクのpHは、望ましくは4以上10以下の範囲、より望ましくは5以上9以下の範囲が挙げられる。
ここで、白色インクのpHは、温度23±0.5℃、湿度55±5%R.H.環境下において、pH/導電率計(メトラー・トレド社製MPC227)により測定した値を採用する。
白色インクの表面張力は、例えば20mN/m以上50mN/m以下の範囲(望ましくは25mN/m以上45mN/m以下の範囲)が挙げられる。
ここで、表面張力としては、ウイルヘルミー型表面張力計(協和界面科学株式会社製)を用い、23℃、55%RHの環境において測定した値を採用する。
白色インクの導電率は、例えば0.01S/m以上0.5S/m以下の範囲(望ましくは0.01S/m以上0.25S/m以下の範囲、より望ましくは0.01S/m以上0.20S/m以下の範囲)が挙げられる。
導電率の測定は、MPC227(pH/Conductivity Meter、メトラー・トレド社製)で行う。
白色インクの粘度は、例えば1.5mPa・s以上30mPa・s以下の範囲(望ましくは1.5mPa・s以上20mPa・s以下の範囲)が挙げられる。
粘度は、TV−20(東機産業製)を測定装置として用い、測定温度は23℃、せん断速度は1400s−1の条件で測定する。
(白色インクの製造方法)
本実施形態に係る白色インクは、既述の各成分を混合し、溶解および分散させることにより得ることができる。また、白色インクは、非中空白色粒子(白色顔料)が分散した白色顔料分散液を別途作製し、得られた白色顔料分散液と、既述の各成分(水、水溶性有機溶媒、界面活性剤等)を混合しても得ることができる。
白色顔料分散液は、例えば、非中空白色粒子(白色顔料)、顔料分散剤、水性有機溶剤、及び水を従来公知の方法で混合して分散させることで得ることができる。また表面堆積法によるマイクロカプセル化を用いることでも得ることができる。
各成分の混合及び分散に際しては、分散機を用いればよい。分散機の具体例としては、例えば、ガラスやジルコンなどのビーズメディアを用いるボールミル、サンドミル、横型メディアミル分散機、コロイドミルなどが挙げられ、これらを単独で用いても、2種以上を組み合せて用いてもよい。具体的な分散方法は特に限定されない。またマイクロカプセル化に際しては、白色顔料、顔料分散剤を良溶媒に溶解させたのちに、白色顔料、顔料分散剤を析出させる貧溶媒を混合することで、白色顔料の表面に顔料分散剤を析出させる方法などを用いればよい。溶媒混合方法は特に限定されない。
以上、本実施形態に係る白色インクとして、水性の白色インクを例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、油性インク、光硬化型インク(例えば紫外線硬化型インク)にも適用することができる。本実施形態に係る白色インクをこれらの油性インク、光硬化型インクに適用した場合であっても、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録が実現される。
[インクジェット記録装置/インクジェット記録方法]
本実施形態に係るインクジェット記録装置(以下、単に「記録装置」とも称する)は、本実施形態に係る白色インクを吐出する吐出装置を備える。
本実施形態に係る記録装置では、本実施形態に係る白色インクを吐出する工程を有するインクジェット記録方法(以下、単に「記録方法」とも称する)が実施される。
本実施形態に係る記録装置は、白色インクを吐出する記録ヘッド(吐出装置の一例)のみを備えてもよい。また、本実施形態に係る記録装置は、白色インクと白色以外の複数のカラーインク(以下、単に「カラーインク」とも称する)とを吐出する記録ヘッドを備えてもよい。この場合、白色画像とカラー画像とを組み合わせた画像を形成することができる。組み合わせた画像としては、例えば白色画像とカラー画像とからなる単層画像;白色画像とカラー画像とを積層した積層画像が挙げられる。
白色画像の用途としては、例えば積層画像を形成する場合では、カラー画像の下地層;カラー画像の上塗り層(被覆層);が挙げられる。
記録媒体としては、特に限定されないが、例えば、紙、プラスチックフィルム、金属、セラミックが挙げられる。プラスチックフィルムとしては、ポリアセテートフィルム、三酢酸セルローズフィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリフェニレンエーテルフィルム、シクロオレフィンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロハン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂フィルム等が挙げられる。
また、本実施形態に係る記録装置には、本実施形態に係る白色インクを収容し、当該記録装置に着脱されるようカートリッジ化されたインクジェット記録用インクカートリッジ(以下、単に「インクカートリッジ」とも称する)を備えていてもよい。
以下、本実施形態に係る記録装置について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る記録装置を示す概略構成図である。図2は、本実施形態に係る記録装置における吐出装置周辺を示す部分平面図である。
本実施形態に係る記録装置12は、例えば、図1に示すように、筐体14内の下部に、収容部16が備えられており、収容部16内に積層された記録媒体Pを取り出しロール18で1枚ずつ取り出す機構を有している。取り出された記録媒体Pは、搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。
収容部16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張力を付与されつつ支持された無端状の搬送ベルト28が配置されている。搬送ベルト28の上方には記録ヘッド30(吐出装置の一例)が配置されており、搬送ベルト28における平坦部分に対向している。この記録ヘッド30が搬送ベルト28の平坦部分に対向した領域が、記録ヘッド30から記録媒体Pにインクの液滴が吐出される吐出領域となっている。搬送ローラ対20で搬送された記録媒体Pは、搬送ベルト28で保持されてこの吐出領域に至り、記録ヘッド30に対向した状態となり、記録ヘッド30から画像情報に応じて吐出されたインクの液滴が記録媒体Pの表面に付着する。
ここで、各色の記録ヘッド30は、それぞれ、記録装置12に着脱される各色のインクカートリッジ30Aと供給管(不図示)を通じて連結され、インクカートリッジ30Aにより、各色のインクがそれぞれ記録ヘッド30へ供給される。
記録ヘッド30は、例えば、図2に示すように、有効な記録領域(インクを吐出するノズルの配置領域)が記録媒体Pの幅(記録媒体Pの搬送方向と交差(例えば直交)する方向の長さ)以上とされた長尺状の記録ヘッドである。
なお、記録ヘッド30は、これに限られず、記録媒体Pの幅よりも短尺状の記録ヘッドであって、記録媒体Pの幅方向に移動してインクを吐出する方式(所謂キャリッジ方式)の記録ヘッドであってもよい。
記録ヘッド30は、インクの液滴を熱により吐出する、所謂サーマル方式であってもよいし、インクの液滴を圧力により吐出する、所謂圧電方式等、公知のものが適用される。
記録ヘッド30としては、例えば、ホワイト(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の5色それぞれに対応した5つの記録ヘッドが搬送方向に沿ってアレイ状に配置されている。無論、記録ヘッド30は、上記5色のそれぞれに対応した5つの記録ヘッド30を配置する形態に限られず、目的に応じて、例えば、ホワイト(W)及びブラック(K)に対応した二つの記録ヘッド30を配置した形態であってよいし、他の中間色を加えた5色以上のそれぞれに対応した5つ以上の記録ヘッド30を配置した形態であってもよい。
記録ヘッド30の上流側(記録媒体Pの搬送方向上流側)には、帯電ロール32が配置されている。帯電ロール32は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び記録媒体Pを挟みつつ従動し、接地された従動ロール26との間に電位差を生じさせ、記録媒体Pに電荷を与えて搬送ベルト28に静電吸着させる。
記録ヘッド30の下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側)には、剥離板34が配置されており、記録媒体Pを搬送ベルト28から剥離させる。剥離された記録媒体Pは、剥離板34の下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側)で排出経路36を構成する複数の排出ローラ対38で搬送され、筐体14の上部に設けられた排出容器40に排出される。
次に、本実施形態に係る記録装置12の動作について説明する。
本実施形態に係る記録装置12では、記録媒体Pは、収容部16から取り出しロール18で1枚ずつ取り出され、搬送経路22を経由して搬送ベルト28へ搬送される。
次に、記録媒体Pは、帯電ロール32により搬送ベルト28に静電吸着され、搬送ベルト28の回転により記録ヘッド30の下方へ搬送される。
次に、記録媒体Pは、記録ヘッド30により、インクが吐出され、目的とする画像が記録され、排出経路36を経由し、排出容器40に排出される。
このようにして、本実施形態に係る記録装置12では、インク(インクによる画像)が形成された記録媒体Pが得られる。
本実施形態に係る記録装置12では、ホワイト(W)に対応した記録ヘッド30を記録ヘッドの最上流側に配置したが、これに限定されず、目的とする白色画像(例えば下地層、上塗り層)により選択すればよい。例えば、白色画像としてカラー画像の上塗り層を形成する場合には、ホワイト(W)に対応した記録ヘッド30を記録ヘッドの最下流側に配置してもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、インクとして水性インクを用いた場合について説明したが、これに限定されず、例えばインクとして光硬化型のインクを用いた場合は、記録ヘッド30の下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側)に光照射装置(例えば紫外線照射装置)を配置してもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、記録ヘッド30によってインクの液滴を記録媒体Pの表面に直接吐出する方式について説明したが、これに限られず、例えば中間転写体にインクの液滴を吐出した後に、中間転写体上のインクの液滴を記録媒体Pに転写する方式であってもよい。
また、本実施形態に係る記録装置12では、記録媒体Pとして枚葉紙にインク(インクによる画像)を形成する方式について説明したが、連帳機を用いて、記録媒体Pとしてロール紙にインク(インクによる画像)を形成する方式であってもよい。
本実施形態は、限定的に解釈されるものではなく、本発明の要件を満足する範囲内で実現可能である。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、「部」及び「%」はすべて質量基準である。
[実施例1]
−白色顔料分散液(1)の作製−
環状のポリシラン(SI−30−10、屈折率1.74、比重1.0、構造式(I−2A);大阪ガスケミカル社製)5部と、顔料分散剤5部(X−345;星光PMC社製)と、をテトラヒドロフラン80部に溶解した。撹拌しながら蒸留水を1ml/minで200部滴下することでポリシランを粒子化した。減圧乾燥することでテトラヒドロフランを除去した後、この溶液を遠心沈降させ、上澄みを除去し蒸留水200gを添加した。この遠心沈降処理を3回行い、懸濁液を蒸留水に置換し、最終的に固形分濃度30質量%に調製し、白色顔料としてポリシラン粒子が分散された白色顔料分散液(1)を得た。得られたポリシラン粒子の体積平均粒径は300nm、C.V.値(単分散性を示す指標:Coefficient of Variation:C.V.値[%]=(σ/D)×100(σ:標準偏差、D:体積平均粒径))は14%であった。
−白色インク(1)の作製−
・白色顔料分散液(1)[白色顔料の固形分濃度30質量%]:10質量%
・プロピレングリコール:15質量%
・3−メチル−1,3−ブタンジオール:10質量%
・サーフィノール440:0.5質量%
・蒸留水:残分
上記成分を混合し、撹拌した後、目開き4.5μmのフィルターを用いて濾過して、実施例1の白色インク(1)を得た。
[実施例2]
−白色顔料分散液(2)の作製−
鎖状のポリシラン(SI−10−10、屈折率1.7、比重1.0、構造式(I−1A)のn=60;大阪ガスケミカル社製)を用いた以外は、白色顔料分散液(1)の作製と同様にして、白色顔料としてポリシラン粒子が分散された白色顔料分散液(2)を作製した。得られたポリシラン粒子の体積平均粒径は300nm、C.V.値は19%であった。
−白色インク(2)の作製−
白色顔料分散液(1)に代えて白色顔料分散液(2)を使用した以外は実施例1と同様にして、実施例2の白色インク(2)を得た。
[比較例1]
−白色インク(A1)の作製−
・中空樹脂粒子分散液[SX866(B)、中空樹脂粒子の固形分濃度30質量%;JSR社製]:10質量%
・顔料分散剤3部(X−345;星光PMC社製)
・プロピレングリコール:15質量%
・3−メチル−1,3−ブタンジオール:10質量%
・サーフィノール440:0.5質量%
・蒸留水:残分
上記成分を混合し、撹拌した後、目開き4.5μmのフィルターを用いて濾過して、比較例1の白色インク(A1)を得た。
なお、中空樹脂粒子分散液中の中空樹脂粒子は、スチレンアクリル樹脂粒子であり、外径0.3μm、内径0.2μm、屈折率約1.55、比重約1.1である。
[比較例2]
−白色インク(A2)の作製−
・酸化チタン粒子[タイペークCR63、一次粒径0.3μm、屈折率2.7、比重4.2、;石原産業社製]:10質量%
・顔料分散剤3部(X−345;星光PMC社製)
・プロピレングリコール:15質量%
・3−メチル−1,3−ブタンジオール:10質量%
・サーフィノール440:0.5質量%
・蒸留水:残分
上記成分を混合し、撹拌した後、目開き4.5μmのフィルターを用いて濾過して、比較例2の白色インク(A2)を得た。
[評価]
上記各実施例、比較例で作製した白色インクを用い、白色度評価、耐擦性評価、及び白色顔料の沈降度合いの評価を行った。
(白色度評価)
各実施例、比較例で作製した白色インクをインクジェットプリンタ(PX−1004;セイコーエプソン株式会社製)の専用カートリッジのホワイトインク室に充填した後、上記インクジェットプリンタを用いてポリエステルフィルム(ルミラーT60;厚み100ミクロン;東レ社製)上に白色画像を形成した。その後、白色画像が形成されたポリエステルフィルムをホットプレート上で、60℃、10分間乾燥させた。乾燥後、測定用の標準黒色色紙の上に乗せて、反射分光濃度計(X−rite939;エックスライト社製)を用いて色を測定した。なお、光源はD50とした。このとき得られた明度(L)を白色度の指標とした。
この評価は、画像形成直後(初期)と、光を照射した後との双方で行った。光照射はサンテストCPS+(ATLAS(株)社製;光源:1500Wキセノン空冷ランプ、放射照度100klx、ブラックスタンダード温度42℃、ランプフィルタ:B(屋外直射光))を用い、照射時間は5日間とした。白色度の標準基準は、以下の通りである。なお、白色度の許容基準はG3以下である。
−白色度の評価基準−
G1:Lが60以上
G2:Lが55以上60未満
G3:Lが50以上55未満
G4:Lが45以上50未満
G5:Lが45未満
(耐擦性評価)
上記白色度評価で使用したOHPシートを用いて耐擦性試験も行った。耐擦性試験とは、OHPシートに200g相当の荷重をかけた状態で、画像形成面を擦る試験である。白色顔料のつぶれの発生は、顕微鏡観察下で形状変化から判断した。評価基準は、以下の通りである。なお、耐擦性の許容基準はG1以下である。
−耐擦性試験の評価基準−
G1:10回以上擦ってもつぶれが全く生じない
G2:7回〜9回擦るとつぶれが生じる
G3:4回〜6回擦るとつぶれが生じる
G4:2回〜3回擦るとつぶれが生じる
G5:1回擦るとつぶれが生じる
(白色顔料の沈降度合い)
白色顔料の沈降度合いについては、次のように評価した。8mlの無色透明なガラスサンプル管に、各実施例、比較例で作製した白色インクを入れ、3時間、10時間、24時間、48時間放置し、このときの白色インクの上澄みの状態を観察した。評価基準は、以下の通りである。なお、白色顔料の沈降度合いの許容基準はG1以下である。
−白色顔料の沈降度合いの評価基準−
G1:48時間後でも上澄みが若干透明
G2:24時間後、上澄みが若干透けて見えてきた。
G3:10時間後、上澄みが若干透けて見えてきた。
G4:3時間後、ほとんど粒子が沈降し、液全体が透明。
上記結果から、本実施例では、白色度が高く、耐擦性に優れた白色画像の記録が得られていることがわかる。
また、白色顔料として環状のポリシラン粒子を用いた実施例1は、鎖状のポリシランを用いた実施例2に比べ、耐光性が高いことがわかる。
また、本実施例では、白色顔料としてチタン粒子を用いた比較例2に比べ、白色顔料の
沈降が抑制されていることがわかる。この結果、本実施例は、比較例2に比べ、インクの吐出性が経時的に安定であり、白色度が高い白色画像の記録が得られると考えられる。
12 インクジェット記録装置
14 筐体
16 収容部
18 取り出しロール
20 搬送ローラ対
22 搬送経路
24 駆動ロール
26 従動ロール
28 搬送ベルト
30 記録ヘッド
30A インクカートリッジ
32 帯電ロール
34 剥離板
36 排出経路
38 排出ローラ対
40 排出容器
P 記録媒体

Claims (5)

  1. 白色顔料として、下記一般式(I)で示されるポリシラン構造を持つ鎖状又は環状のポリシラン化合物、及びそのハロゲン置換化合物の少なくとも1種を含有する非中空白色粒子を含むインクジェット記録用白色インク。
    (一般式(I)中、Aは、フェニル基を表す。Bは、アルキル基、又はフェニル基を表す。nは、5以上1000以下の整数を示す。)
  2. 前記ポリシラン化合物が、下記構造式(I−2A)で示される環状ポリシラン化合物である請求項1に記載のインクジェット記録用白色インク。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを収容したインクジェット記録用インクカートリッジ。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを吐出する吐出装置を備えたインクジェット記録装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録用白色インクを吐出する工程を有するインクジェット記録方法。
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