JP2016185907A - N−置換アニリン化合物および有害生物防除剤 - Google Patents

N−置換アニリン化合物および有害生物防除剤 Download PDF

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Abstract

【課題】有害生物に対する防除効果を有する新規なN−置換アニリン化合物およびこれを有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤を提供することを目的とする。【解決手段】下記式(1)で表されるN−置換アニリン化合物の提供。【化1】【選択図】なし

Description

本発明は、新規なN−置換アニリン化合物およびこれを有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤に関する。
これまで、農園芸場面における有害生物またはペット、家畜などの動物に対する有害生物を防除する有害生物防除剤が多数使用されているが、防除効果が十分ではないものや、当初は十分な効果が得られたものであっても、有害生物がそれらの薬剤に抵抗性を有するようになり、防除効果が低減してしまう場合がある。また、汎用されている有害生物防除剤の中には、有害生物のみならず、人畜や魚介類にも強い毒性を示すもの、天敵に対して毒性を示すものもあり、また難分解性のため環境中に蓄積し環境汚染を引き起こすものあり、すべての面において高い性能を発揮する有害生物防除剤は非常に少ない。従って、従来汎用されている有害生物防除剤に抵抗性を獲得した有害生物に対しても低薬量で十分な防除効果を示し、しかも有用生物に対して安全性が高く、環境への悪影響がない新規な有害生物防除剤の開発が切望されている。
ところで、これまでに本発明に類似した殺虫活性を示すN−置換アニリン化合物が知られている。例えば特許文献1に記載されている化合物はアニリンの3位にアミノカルボニル基が置換しているが、本発明のようなフェノキシアルキルが置換したアニリン化合物の記載はない。
また、特許文献2には、本発明に係る化合物と類似したフェニルエーテル骨格を有する化合物が記載されている。特許文献2の一般式中Rは(C〜C)アルキル基のみを示し、本発明で示す式(1)中Aのハロアルキル基およびシクロアルキルアルキル基についての記載はされていない。
また、特許文献3および4には、殺虫および殺ダニ剤として有用なジフェニルエーテル化合物が記載されている。特許文献3および4は、2つのベンゼン環が直接酸素原子とエーテル結合を形成した化合物であるが、本発明のような2つのベンゼン環がアルキレン鎖を含む酸素原子とエーテル結合を形成した化合物の記載はない。
また、特許文献5は、殺虫および殺ダニ剤として有用な3−置換フェニルスルフィドを含むアミジン化合物が記載されている。特許文献5に記載されている化合物はフェニルスルフィドのベンゼン環3位にアミジン骨格を有しているが、本発明のような置換フェニルエーテル骨格の記載はない。特許文献6および7には、殺虫および殺ダニ剤として有用な3−複素環置換フェニルスルフィド化合物が記載されている。特許文献6および7に記載されている化合物はそれぞれフェニルスルフィドのベンゼン環3位にトリアゾール環およびピラゾール環を有しているが、本発明のような置換フェニルエーテル骨格の記載はない。
また、特許文献8は、有害生物防除効果を有するアルキルフェニルスルフィド化合物が記載されている。特許文献8の一般式[1]中Rはフェニル基(該基はRにより置換されてもよい)で置換されたアルキル基を示すため、本発明化合物と類似した化合物も示す。しかし本発明化合物の特徴であるN−置換アニリン骨格に相当するRにアミノ基の記載はない。
また、特許文献9は、本発明に係る化合物と類似した化合物が記載されている。特許文献9の一般式中AおよびD’’にハロアルキルチオ基、シクロアルキルアルキルチオ基、ハロアルキルスルフィニル基およびシクロアルキルアルキルスルフィニル基などの記載はなく、殺虫活性に関する記載もない。
国際公開第2005/021488号パンフレット 特開昭63−41451号公報 特開昭51−79723号公報 国際公開第2013/111864号パンフレット 国際公開第2007/131680号パンフレット 国際公開第2006/043635号パンフレット 国際公開第2009/051245号パンフレット 国際公開第2013/157229号パンフレット 国際公開第1999/062871号パンフレット
本発明は、有害生物に対する防除効果を有する新規なN−置換アニリン化合物およびこれを有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するべく鋭意検討したところ、下記式(1)で表されるN−置換アニリン化合物が有害生物に対して優れた防除効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本出願に係る発明の第1の態様は、下記式(1)で表されるN−置換アニリン化合物に関するものである。
Figure 2016185907
上記式(1)中、AはC〜Cハロアルキル基、またはC〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基を示し、nは0から2のいずれかの整数を示す。
およびXはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示す。ただし、XおよびXが同時に水素原子にはなり得ない。
Yは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルフィニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、またはC〜Cアルコキシイミノメチル基を示し、mは1から4のいずれかの整数を示す。またmが2から4の整数を表すとき、Yは同一または相異なっていてもよい。
1aおよびR2aはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示す。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは各々1つの酸素原子または硫黄原子と結合して(=O)または(=S)と表すことができる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは同時に結合してC〜Cアルコキシイミノ基も表すことができる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは互いに結合し、2から5のアルキレン基で3員環、4員環、5員環および6員環を形成することができる。
1bおよびR2bはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示し、pは0または1のいずれかの整数を示す。
はハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリール基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールアミノカルボニル基、置換されてもよいアリールスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)、またはハロゲン原子で置換されてもよいベンジルスルホニル基を示す。
は水素原子、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基、または置換されてもよいアリールスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)を示す。
本出願に係る発明の第2の態様は、上記式(1)で表されるN−置換アニリン化合物を含む有害生物防除剤に関するものである。
本発明によれば、有害生物に対する防除効果を有する新規なN−置換アニリン化合物、およびN−置換アニリン化合物を含む有害生物防除剤を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に係るN−置換アニリン化合物は、下記式(1)で示される置換フェノキシアルキル置換アニリン骨格を基本骨格とする。
Figure 2016185907
上記式(1)中、ハロゲン原子または置換基としてのハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素の各元素が挙げられる。置換基としてのハロゲン原子の数は1または2以上であってよく、2以上の場合、各ハロゲン原子は同一でも相異なってもよい。また、ハロゲン原子の置換位置はいずれの位置でもよい。
上記式(1)中、Aで表されるC〜Cハロアルキル基としては、2−フルオロエチル基、1−クロロエチル基、2−クロロエチル基、1−ブロモエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、1,2−ジクロロエチル基、2,2−ジクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、2−ブロモ−2−クロロエチル基、2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエチル基、1−クロロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−クロロプロピル基、2−ブロモプロピル基、3−ブロモプロピル基、2−ブロモ−1−メチルエチル基、3−ヨードプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−メチルエチル基、2,3−ジクロロプロピル基、2,3−ジブロモプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3,3,3−トリクロロプロピル基、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、3,3−ジクロロ−3−フルオロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、1−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,3−ジクロロ−1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロピル基、2−クロロブチル基、3−クロロブチル基、4−クロロブチル基、2−クロロ−1,1−ジメチルエチル基、4−ブロモブチル基、3−ブロモ−2−メチルプロピル基、2−ブロモ−1,1−ジメチルエチル基、2,2−ジクロロ−1,1−ジメチルエチル基、2−クロロ−1−クロロメチル−2−メチルエチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、2,3,4−トリクロロブチル基、2,2,2−トリクロロ−1,1−ジメチルエチル基、4−クロロ−4,4−ジフルオロブチル基、4,4−ジクロロ−4−フルオロブチル基、4−ブロモ−4,4−ジフルオロブチル基、2,4−ジブロモ−4,4−ジフルオロブチル基、3,4−ジクロロ−3,4,4−トリフルオロブチル基、3,3−ジクロロ−4,4,4−トリフルオロブチル基、4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブチル基、4−ブロモ−3−クロロ−3,4,4−トリフルオロブチル基、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチル基、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基、4−クロロ−1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブチル基等が挙げられ、より好適には2,2,2−トリフルオロエチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Aで表されるC〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基としては、シクロプロピルメチル基、1−シクロプロピルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、1−シクロプロピルプロピル基、2−シクロプロピルプロピル基、3−シクロプロピルプロピル基、1−シクロプロピルブチル基、2−シクロプロピルブチル基、3−シクロプロピルブチル基、4−シクロプロピルブチル基、シクロブチルメチル基、1−シクロブチルエチル基、2−シクロブチルエチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基が挙げられ、より好適にはシクロプロピルメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、nは0〜2のいずれかの整数を示す。nが0の場合、酸素原子(O)は硫黄原子(S)に付加しておらず、nが1の場合は、酸素原子(O)は硫黄原子(S)に1つ付加し、スルフィニル基(S=O)を形成する。また、nが2の場合は、酸素原子(O)は硫黄原子(S)に2つ付加し、スルホニル基(O=S=O)を形成する。
上記式(1)中、XおよびXで表されるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基部分としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基等が挙げられ、より好適にはメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、XおよびXで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基のC〜Cアルコキシ基部分としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ、より好適にはメトキシ基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基部分としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基等が挙げられ、より好適にはメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基のC〜Cアルコキシ基部分としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ、より好適にはメトキシ基またはエトキシ基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルチオ基のC〜Cアルキルチオ基部分としては、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基が挙げられ、より好適にはメチルチオ基またはエチルチオ基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルフィニル基のC〜Cアルキルスルフィニル基部分としては、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、n−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニル基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィニル基、sec−ブチルスルフィニル基、tert−ブチルスルフィニル基が挙げられ、より好適にはメチルスルフィニル基またはエチルスルフィニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基のC〜Cアルキルスルホニル基部分としては、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、sec−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基が挙げられ、より好適にはメチルスルホニル基またはエチルスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Yで表されるC〜Cアルキルカルボニル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、i−ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基等が挙げられ、より好適にはアセチル基が挙げられる。前記Cで示すアルキルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Yで表されるC〜Cアルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはメトキシカルボニル基またはエトキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルコキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Yで表されるC〜Cアルコキシイミノメチル基としては、メトキシイミノメチル基、エトキシイミノメチル基、n−プロポキシイミノメチル基、i−プロポキシイミノメチル基、n−ブトキシイミノメチル基、tert−ブトキシイミノメチル基等が挙げられ、より好適にはメトキシイミノメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、mは1〜4のいずれかの整数を示す。mが1の場合は、フェニル基を構成する6つの炭素原子(C)のいずれか1つにYが付加する。また、mが2から4の場合は、前記炭素原子(C)のいずれか2つ、3つまたは4つにYが付加する。
上記式(1)中、R1aおよびR2aで表されるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基部分としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基等が挙げられ、より好適にはメチル基またはエチル基が挙げられる。
上記式(1)中、R1aおよびR2aで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基のC〜Cアルコキシ基部分としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ、より好適にはメトキシ基が挙げられる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは各々1つの酸素原子または硫黄原子と結合して(=O)または(=S)と表すことができる。また同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは同時に結合してC〜Cアルコキシイミノ基も表すことができ、メトキシイミノ基等が挙げられる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは互いに結合し、2から5のアルキレン基で3員環、4員環、5員環および6員環を形成することができる。
上記式(1)中、R1bおよびR2bで表されるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基部分としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基等が挙げられ、より好適にはメチル基またはエチル基が挙げられる。
上記式(1)中、R1bおよびR2bで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基のC〜Cアルコキシ基部分としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、i−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ、より好適にはメトキシ基が挙げられる。
上記式(1)中、pは0または1のいずれかの整数を示す。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基のC〜Cアルケニル基部分としては、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基等が挙げられ、より好適には2−プロペニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基のC〜Cアルキニル基部分としては、エチニル基、1−プロピニル基、プロパルギル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−メチル−3−ペンチニル基、1−ヘキシニル基、1,1−ジメチル−2−ブチニル基等が挙げられ、より好適にはプロパルギル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるC〜Cシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるC〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基としては、シクロプロピルメチル基、1−シクロプロピルエチル基、2−シクロプロピルエチル基、1−シクロプロピルプロピル基、2−シクロプロピルプロピル基、3−シクロプロピルプロピル基、1−シクロプロピルブチル基、2−シクロプロピルブチル基、3−シクロプロピルブチル基、4−シクロプロピルブチル基、シクロブチルメチル基、1−シクロブチルエチル基、2−シクロブチルエチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘプチルメチル基、シクロオクチルメチル基が挙げられ、より好適にはシクロプロピルメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基のC〜Cアルキルカルボニル基部分としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、i−ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基等が挙げられ、より好適にはアセチル基が挙げられる。前記Cで示すアルキルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルカルボニル基のC〜Cアルケニルカルボニル基部分としては、アクリロイル基、メタクリロイル基等が挙げられ、より好適にはアクリロイル基が挙げられる。前記Cで示すアルケニルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルカルボニル基のC〜Cアルキニルカルボニル基部分としては、プロピオリル基、メチルプロピオリル基等が挙げられ、より好適にはプロピオリル基が挙げられる。前記Cで示すアルキニルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルカルボニル基のC〜Cシクロアルキルカルボニル基部分としては、シクロプロパンカルボニル基、1−メチルシクロプロパンカルボニル基、2−メチルシクロプロパンカルボニル基、2,2−ジメチルシクロプロパンカルボニル基、シクロブタンカルボニル基、シクロペンタンカルボニル基、シクロヘキサンカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロパンカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルカルボニル基のC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルカルボニル基部分としては、シクロプロパンアセチル基、シクロプロパンプロピオニル基、2−シクロプロパンアセチル基、1−メチルシクロプロパンアセチル基、2−メチルシクロプロパンアセチル基、2,2−ジメチルシクロプロパンアセチル基、シクロブタンアセチル基、シクロペンタンアセチル基、シクロヘキサンアセチル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロパンアセチル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルアルキルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基のC〜Cアルコキシカルボニル基部分としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、n−ペントキシカルボニル基、ネオペントキシカルボニル基、2−ペントキシカルボニル基、3−ペントキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはtert−ブトキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルコキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルオキシカルボニル基のC〜Cアルケニルオキシカルボニル基部分としては、ビニルオキシカルボニル基、1−プロペニルオキシカルボニル基、2−プロペニルオキシカルボニル基、1−ブテニルオキシカルボニル基、2−ブテニルオキシカルボニル基、3−ブテニルオキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはビニルオキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルケニルオキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルオキシカルボニル基のC〜Cアルキニルオキシカルボニル基部分としては、エチニルオキシカルボニル基、1−プロピニルオキシカルボニル基、プロパルギルオキシカルボニル基、1−ブチニルオキシカルボニル基、2−ブチニルオキシカルボニル基、3−ブチニルオキシカルボニル基、1−メチル−2−プロピニルオキシカルボニル基、2−メチル−3−ブチニルオキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはプロパルギルオキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルキニルオキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルオキシカルボニル基のC〜Cシクロアルキルオキシカルボニル基部分としては、シクロプロピルオキシカルボニル基、1−メチルシクロプロピルオキシカルボニル基、2−メチルシクロプロピルオキシカルボニル基、2,2−ジメチルシクロプロピルオキシカルボニル基、シクロブチルオキシカルボニル基、シクロペンチルオキシカルボニル基、シクロヘキシルオキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピルオキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルオキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルオキシカルボニル基のC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルオキシカルボニル基部分としては、シクロプロピルメチルオキシカルボニル基、1−メチルシクロプロピルメチルオキシカルボニル基、2−メチルシクロプロピルメチルオキシカルボニル基、2,2−ジメチルシクロプロピルメチルオキシカルボニル基、シクロブチルメチルオキシカルボニル基、シクロペンチルオキシメチルカルボニル基、シクロヘキシルメチルオキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピルメチルオキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルアルキルオキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノカルボニル基のC〜Cアルキルアミノカルボニル基部分としては、メチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、n−プロピルアミノカルボニル基、i−プロピルアミノカルボニル基、n−ブチルアミノカルボニル基、i−ブチルアミノカルボニル基、sec−ブチルアミノカルボニル基、tert−ブチルアミノカルボニル基、n−ペンチルアミノカルボニル基等が挙げられ、より好適にはメチルアミノカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルキルアミノカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノカルボニル基のジC〜Cアルキルアミノカルボニル基部分としては、ジメチルアミノカルボニル基、メチルエチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基、ジn−プロピルアミノカルボニル基、メチルn−プロピルアミノカルボニル基、エチルn−プロピルアミノカルボニル基、ジi−プロピルアミノカルボニル基、ジn−ブチルアミノカルボニル基、ジi−ブチルアミノカルボニル基、ジsec−ブチルアミノカルボニル基、ジtert−ブチルアミノカルボニル基等が挙げられ、より好適にはジメチルアミノカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すジアルキルアミノカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルアミノカルボニル基のC〜Cシクロアルキルアミノカルボニル基部分としては、シクロプロピルアミノカルボニル基、1−メチルシクロプロピルアミノカルボニル基、2−メチルシクロプロピルアミノカルボニル基、2,2−ジメチルシクロプロピルアミノカルボニル基、シクロブチルアミノカルボニル基、シクロペンチルアミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピルアミノカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルアミノカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルアミノカルボニル基のC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルアミノカルボニル基部分としては、シクロプロピルメチルアミノカルボニル基、1−メチルシクロプロピルメチルアミノカルボニル基、2−メチルシクロプロピルメチルアミノカルボニル基、2,2−ジメチルシクロプロピルメチルアミノカルボニル基、シクロブチルメチルアミノカルボニル基、シクロペンチルアミノメチルカルボニル基、シクロヘキシルメチルアミノカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピルメチルアミノカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すシクロアルキルアルキルアミノカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基のC〜Cアルキルスルホニル基部分としては、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、n−プロパンスルホニル基、i−プロパンスルホニル基、n−ブタンスルホニル基、i−ブタンスルホニル基、sec−ブタンスルホニル基、tert−ブタンスルホニル基、n−ペンタンスルホニル基等が挙げられ、より好適にはメタンスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルスルホニル基のC〜Cシクロアルキルスルホニル基部分としては、シクロプロパンスルホニル基、1−メチルシクロプロパンスルホニル基、2−メチルシクロプロパンスルホニル基、2,2−ジメチルプロパンスルホニル基、シクロブタンカルボニル基、シクロペンタンカルボニル基、シクロヘキサンカルボニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロパンスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基のC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基部分としては、シクロプロピルメチルスルホニル基、1−メチルシクロプロピルメチルスルホニル基、2−メチルシクロプロピルメチルスルホニル基、2,2−ジメチルシクロプロピルメチルスルホニル基、シクロブチルメチルスルホニル基、シクロペンチルスルホニル基、シクロヘキシルメチルスルホニル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピルメチルスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノスルホニル基のC〜Cアルキルアミノスルホニル基部分としては、メチルアミノスルホニル基、エチルアミノスルホニル基、n−プロピルアミノスルホニル基、i−プロピルアミノスルホニル基、n−ブチルアミノスルホニル基、i−ブチルアミノスルホニル基、sec−ブチルアミノスルホニル基、tert−ブチルアミノスルホニル基、n−ペンチルアミノスルホニル基等が挙げられ、より好適にはメチルアミノスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノスルホニル基のジC〜Cアルキルアミノスルホニル基部分としては、ジメチルアミノスルホニル基、メチルエチルアミノスルホニル基、ジエチルアミノスルホニル基、ジn−プロピルアミノスルホニル基、メチルn−プロピルアミノスルホニル基、エチルn−プロピルアミノスルホニル基、ジi−プロピルアミノスルホニル基、ジn−ブチルアミノスルホニル基、ジi−ブチルアミノスルホニル基、ジsec−ブチルアミノスルホニル基、ジtert−ブチルアミノスルホニル基等が挙げられ、より好適にはジメチルアミノスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいアリール基のアリール基部分としては、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基等が挙げられ、より好適にはフェニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基のアリールカルボニル基部分としては、ベンゾイル基、1−ナフトイル基、2−ナフトイル基等が挙げられ、より好適にはベンゾイル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいアリールオキシカルボニル基のアリールオキシカルボニル基部分としては、フェノキシカルボニル基、1−ナフチルオキシカルボニル基、2−ナフチルオキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはフェノキシカルボニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいアリールアミノカルボニル基のアリールアミノカルボニル基部分としては、フェニルアミノカルボニル基、1−ナフチルアミノカルボニル基、2−ナフチルアミノカルボニル基等が挙げられ、より好適にはフェニルアミノカルボニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表される置換されてもよいアリールスルホニル基のアリールスルホニル基部分としては、ベンゼンスルホニル基、1−ナフタレンスルホニル基、2−ナフタレンスルホニル基等が挙げられ、より好適にはベンゼンスルホニル基が挙げられる。置換基であるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、C〜Cアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基等が挙げられ、より好適には塩素原子またはメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基部分としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、ネオペンチル基、2−ペンチル基、3−ペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、i−ヘキシル基、2−ヘキシル基、3−ヘキシル基等が挙げられ、より好適にはメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基のC〜Cアルケニル基部分としては、ビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基等が挙げられ、より好適には2−プロペニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基のC〜Cアルキニル基部分としては、エチニル基、1−プロピニル基、プロパルギル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−メチル−3−ペンチニル基、1−ヘキシニル基、1,1−ジメチル−2−ブチニル基等が挙げられ、より好適にはプロパルギル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるC〜Cシクロアルキル基としては、シクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられ、より好適にはシクロプロピル基が挙げられる。
上記式(1)中、Z2で表されるC〜CアルコキシC〜Cアルキル基としては、メトキシメチル基、エトキシメチル基、n−プロポキシメチル基、メトキシエチル基等が挙げられ、より好適にはメトキシメチル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基のC〜Cアルキルカルボニル基部分としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、i−ブチリル基、バレリル基、ピバロイル基等が挙げられ、より好適にはアセチル基が挙げられる。前記Cで示すアルキルカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基のC〜Cアルコキシカルボニル基部分としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、n−ペントキシカルボニル基、ネオペントキシカルボニル基、2−ペントキシカルボニル基、3−ペントキシカルボニル基等が挙げられ、より好適にはtert−ブトキシカルボニル基が挙げられる。前記Cで示すアルコキシカルボニル基の炭素原子の数は、カルボニル基の炭素原子を除いた炭素原子の数である。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基のC〜Cアルキルスルホニル基部分としては、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、n−プロパンスルホニル基、i−プロパンスルホニル基、n−ブタンスルホニル基、i−ブタンスルホニル基、sec−ブタンスルホニル基、tert−ブタンスルホニル基、n−ペンタンスルホニル基等が挙げられ、より好適にはメタンスルホニル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表されるハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基のアリールカルボニル基部分としては、ベンゾイル基、1−ナフトイル基、2−ナフトイル基等が挙げられ、より好適にはベンゾイル基が挙げられる。
上記式(1)中、Zで表される置換されてもよいアリールスルホニル基のアリールスルホニル基部分としては、ベンゼンスルホニル基、1−ナフタレンスルホニル基、2−ナフタレンスルホニル基等が挙げられ、より好適にはベンゼンスルホニル基が挙げられる。置換基であるハロゲン原子は上記と同じ定義を示し、C〜Cアルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基等が挙げられ、より好適には塩素原子またはメチル基が挙げられる。
次に、式(1)で表されるN−置換アニリン化合物の代表例を表1〜表2に記載するがこれらの化合物に限定されるものではない。また、これらの化合物には光学異性体およびE体、Z体を含む化合物が含まれる。化合物番号は以後の記載において参照される。
なお、表中の次の表記は下記の通りそれぞれ該当する基を表す。
「Me」はメチル基、「Et」はエチル基、「Pr」はプロピル基、「n−Pr」はノルマルプロピル基、「i−Pr」はイソプロピル基、「Bu」はブチル基、「n−Bu」はノルマルブチル基、「Pen」はペンチル基、「n−Pen」はノルマルペンチル基、「Hex」はヘキシル基、「n−Hex」はノルマルヘキシル基、「Hep」はヘプチル基、「s−Bu」はセカンダリーブチル基、「i−Bu」はイソブチル基、「t−Bu」はターシャリーブチル基、「c−Pr」はシクロプロピル基、「c−Bu」はシクロブチル基、「c−Pen」はシクロペンチル基、「neo−Pen」はネオペンチル基、「c−Hex」はシクロヘキシル基、「c−Hep」はシクロヘプチル基、「Ph」はフェニル基、「Bn」はベンジル基、「Ac」はアセチル基、「Bz」はベンゾイル基を表す。また「H」は水素原子を表す。「TLC上」および「TLC下」は異性体を示す。
表1はpが0である式(1)の具体例を表し、表2はpが1である式(1)の具体例を表す。
Figure 2016185907
Figure 2016185907
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Figure 2016185907
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Figure 2016185907
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Figure 2016185907
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Figure 2016185907
Figure 2016185907
Figure 2016185907
前記式(1)で表される本発明に係る化合物は、以下に示す製造方法に従って製造することができるが、これらの方法に限定されるものではない。
〔反応工程1〕
Figure 2016185907
(上記式中、A、X、X、Y、R1a、R2a、R1b、R2b、Z、Z、m、pは請求項1と同じ意味を示し、nは1または2を示す。)
本発明に係る式(1b)で表される化合物は、例えば、上記式(1a)で表される化合物と酸化剤を、必要に応じて触媒の存在下で、反応させることにより製造することができる。
本反応に用いられる酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過ヨウ素酸ナトリウム、オキソン(OXONE)(登録商標、イー・アイ・デュポン社製;ペルオキソ硫酸水素カリウム含有物)、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、ジ亜塩素酸tert−ブチル、次亜塩素酸ナトリウム、酸素などである。好ましくはm−クロロ過安息香酸、過酸化水素などである。
本反応に用いられる触媒は、例えば、酸化モリブデン、ホウ酸、トリス(アセチルアセトン)鉄などである。好ましくは酸化モリブデンなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、スルホランなどの非プロトン性極性溶媒;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;酢酸、水、またはこれらの混合溶媒などである。好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、水などである。
〔反応工程2〕
Figure 2016185907
(上記式中、Lはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ基、ハロアルキルスルホニルオキシ基、アリールスルホニルオキシ基などの脱離基を示し、A、X、X、Y、R1a、R2a、R1b、R2b、Z、Z、m、pは前記と同じ意味を示し、nは0から2のいずれかの整数を示す。)
本発明に係る式(1)で表される化合物は、例えば、上記式(2)で表される化合物と上記式(3)で表される化合物を塩基の存在下、必要に応じて触媒の存在下で、反応させることにより製造することができる。
上記式(3)で表される原料は場合によっては公知であり、市販品を使用することができる。または入手可能な試薬から実験化学講座、Organic Synthesesなどに記載の公知の方法に準じて容易に製造することもできる。
本反応に用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化リチウム、ナトリウムアミド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなどの塩基が挙げられる。好ましくは炭酸カリウム、トリエチルアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどである。
本反応に用いられる触媒としては、例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたはテトラブチルアンモニウムクロリドなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホランなどの非プロトン性極性溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、水またはこれらの混合溶媒などである。好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド、ジクロロメタン、または水および有機溶媒の混合物などである。
〔反応工程3〕
Figure 2016185907
(上記式中、A、X、X、Y、R1a、R2a、R1b、R2b、Z、Z、n、m、pは前記と同じ意味を示す。)
本発明に係る式(1)で表される化合物は、例えば、Bulletin of the Chemical Society of Japan、1967年、P.936、Bulletin of the Chemical Society of Japan、1967年、P.2380などに記載の方法に準じて、上記式(2)で表される化合物と上記式(4)で表される化合物を光延反応させることにより製造することができる。
上記式(4)で表される原料は場合によっては公知であり、市販品を使用することができる。または入手可能な試薬から実験化学講座、Organic Synthesesなどに記載の公知の方法に準じて容易に製造することもできる。
本反応に用いられるリン化合物としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリn−ブチルホスフィン、トリtert−ブチルホスフィン、フェノキシジフェニルホスフィンなどが挙げられる。好ましくはトリフェニルホスフィン、フェノキシジフェニルホスフィンなどである。
本反応に用いられるアゾジカルボン酸エステルとしては、例えば、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピルなどが挙げられる。好ましくはアゾジカルボン酸ジエチルなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類またはこれらの混合溶媒などである。好ましくはテトラヒドロフランなどである。
〔反応工程4〕
Figure 2016185907
(上記式中、Xはハロゲン原子を示し、A、X、Y、R1a、R2a、R1b、R2b、Z、Z、n、m、pは前記と同じ意味を示す。)
本発明に係る式(1d)で表される化合物は、例えば、上記式(1c)で表される化合物とハロゲン化剤を、必要に応じて触媒の存在下で、反応させることにより製造することができる。
本反応に用いられるハロゲン化剤としては、例えば、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、N−ヨードスクシンイミド、塩化スルフリル、塩化チオニルなどが挙げられる。好ましくは塩素、臭素、ヨウ素、塩化スルフリルなどである。
本反応に用いられる触媒としては、例えば、塩化アルミニウム、フェニルスルフィドなどが挙げられる。好ましくは塩化アルミニウムなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、酢酸、またはこれらの混合溶媒などである。好ましくはジクロロメタンなどである。
〔反応工程5〕
Figure 2016185907
(上記式中、PGはアルキルカルボニル基、ハロアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、アルコキシカルボニル基などの保護基を示し、X、X、Lは前記と同じ意味を示す。)
上記式(5)で表される出発原料は公知化合物であり、市販品を使用することができる。
上記式(7)で表される製造中間体は、上記反応工程5−1のように、上記式(5)で表される化合物と、上記式(6)で表される化合物を、塩基の存在下、反応させることにより製造することができる。
上記反応工程5−1に用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウム、ナトリウムアミド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなどである。好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミンなどである。
上記反応工程5−1に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、水またはこれらの混合溶媒などである。好ましくはジクロロメタン、または水および有機溶媒の混合物などである。
上記式(8)で表される製造中間体は、上記反応工程5−2のように、上記反応工程5−1により得られた上記式(7)で表される化合物と、クロロスルホン酸を反応させることにより製造することができる。また、上記式(8)で表される製造中間体は、上記式(7)で表される化合物と、発煙硫酸を反応させた後、塩基の存在下、五酸化二りんと反応させることにより製造することができる。
上記反応工程5−2に用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウム、ナトリウムアミド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなどである。好ましくは炭酸カリウムなどである。
上記式(9)で表される製造中間体は、上記反応工程5−3のように、上記反応工程5−2により得られた上記式(8)で表される化合物と、金属および酸、水素化リチウムアルミニウムもしくは赤りん、ヨウ素および酸を用いて還元させることにより製造することができる。
上記反応工程5−3に用いられる金属としては、例えば、亜鉛、すず、鉄、ニッケルなどである。好ましくは亜鉛、すずなどである。
上記反応工程5−3に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、酢酸などである。好ましくは塩酸、酢酸などである。
上記式(10)で表される製造中間体は、上記反応工程5−4のように、上記反応工程5−3により得られた上記式(9)で表される化合物と、酸または塩基を用いて加水分解させることにより製造することができる。
上記反応工程5−4に用いられる酸としては、例えば、塩酸、硫酸、酢酸などである。好ましくは塩酸、酢酸などである。
上記反応工程5−4に用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジンなどである。好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどである。
〔反応工程6〕
Figure 2016185907
(上記式中、A、L、X、Xは前記と同じ意味を示す。)
上記式(12)で表される化合物は、例えば、上記反応工程5により得られた上記式(10)で表される製造中間体と、上記式(11)で表される化合物を、塩基の存在下およびロンガリット(Rongalite、BASF社製;ヒドロキシメタンスルフィン酸ナトリウム二水和物)の存在下または非存在下で、反応させることにより製造することができる。また、必要に応じて触媒の存在下で、反応させることにより製造することもできる。
上記式(11)で表される原料は場合によっては公知であり、市販品を使用することができる。または入手可能な試薬から実験化学講座、Organic Synthesesなどに記載の公知の方法に準じて容易に製造することもできる。
本反応に用いられる塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウム、ナトリウムアミド、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどである。好ましくは炭酸カリウムなどである。
本反応に用いられる触媒としては、例えば、テトラブチルアンモニウムブロミドまたはテトラブチルアンモニウムクロリドなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホランなどの非プロトン性極性溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類、水またはこれらの混合溶媒などである。好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド、または水および有機溶媒の混合物などである。
〔反応工程7〕
Figure 2016185907
(上記式中、A、X、Xは前記と同じ意味を示し、nは1または2を示す。)
上記式(13)で表される化合物は、例えば、上記式(12)で表される化合物と酸化剤を、必要に応じて触媒の存在下で、反応させることにより製造することができる。
本反応に用いられる酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過ヨウ素酸ナトリウム、オキソン(OXONE)(登録商標、イー・アイ・デュポン社製;ペルオキソ硫酸水素カリウム含有物)、N−クロロスクシンイミド、N−ブロモスクシンイミド、ジ亜塩素酸tert−ブチル、次亜塩素酸ナトリウム、酸素などである。好ましくはm−クロロ過安息香酸、過酸化水素などである。
本反応に用いられる触媒は、例えば、酸化モリブデン、ホウ酸、トリス(アセチルアセトン)鉄などである。好ましくは酸化モリブデンなどである。
本反応に用いられる溶媒は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素類;アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、スルホランなどの非プロトン性極性溶媒;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘプタンなどの脂肪族炭化水素類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;酢酸、水、またはこれらの混合溶媒などである。好ましくは、ジクロロメタン、クロロホルム、水、メタノール、エタノールなどである。
上記反応工程1から反応工程7のいずれの反応においても、反応終了後に抽出、乾燥、濃縮、および精製などの有機合成における通常の操作を行うことにより、目的とする化合物を得ることができる。
また、目的とする化合物の構造は、NMRスペクトルなど、公知の分析手段により同定することができる。
なお、本発明に係るN−置換アニリン化合物は、上記製造方法に限定されることはなく、任意の有機合成手法により製造することができる。
また、本発明化合物は、広範囲の昆虫類、ダニ類、甲殻類、軟体動物及び線虫類に対して、優れた防除活性を発揮しうる。具体例としては以下のものが挙げられる。
例えば、昆虫類としては、シミ目のヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)、マダラシミ(Thermobia domestica)など、
ゴキブリ目のワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ヤマトゴキブリ(Periplaneta japonica)、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、ヒメチャバネゴキブリ(Blattella lituricollis)など、
シロアリ目のアメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)など、
バッタ目のクサキリ(Ruspolia lineosa)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)、ケラ(Gryllotalpa orientalis)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)など、
チャタテムシ目のコチャタテ(Trogium pulsatorium)、ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophila)、ウスグロチャタテ(Liposcelis corrodens)など、
ハジラミ目のニワトリナガハジラミ(Lipeurus caponis)、ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)、ウシハジラミ(Damalinia bovis)、ウマハジラミ(Damalinia caprae)など、
シラミ目のウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)、コロモジラミ(Pediculus humanus capitis)、アタマジラミ(Pediculus humanus humanus)、ケジラミ(Pthirus pubis)など、
アザミウマ目のヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、ダイズアザミウマ(Mycterothrips glycines)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、イネクダアザミ ウマ(Haplothrips aculeatus)、カキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)など、
カメムシ目のフタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ヒメトビウンカ(Laodelphax striatella)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、アオバハゴロモ(Geisha distinctissima)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifoliae)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、マメアブラムシ(Aphis craccivora)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、リンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、ナシアブラムシ(Schizaphis piricola)、コミカンアブラムシ(Toxoptera aurantii)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricida)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、シルバ−リ−フコナジラミ(Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、オオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビ−ロウムシ(Ceroplastes rubens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、アカホシカメムシ(Creontiades coloripes)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、ツヤアオカメムシ(Glaucias subpunctatus)、アカスジカメムシ(Graphosoma rubrolineatum)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、チャバネアオカメムシ(Plautia crossota stali)、カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、アカヒメヘリカメムシ(Rhopalus maculatus)、トコジラミ(Cimex lectularis)など、
コウチュウ目のアオドウガネ(Anomala albopilosa)、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、ハナムグリ(Eucetonia pilifera)、コアオハナムグリ(Gametis jucunda)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、マメコガネ(Popillia japonica)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes ogurae fuscicollis)、カバイロコメツキ(Ectinus sericeus sericeus)、マルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi fortnumi)、ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、コクヌスト(Tenebroides mauritanicus)、ヒメヒラタケシキスイ(Epuraea domina)、インゲンテントウ(Epilachna varivestis)、ニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vigintioctopunctata)、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus endai)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、アズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)、ウエスタンコ−ンル−トワ−ム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコ−ンル−トワ−ム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ジアブロチカ(Diabrotica spp.)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、イネゾウムシ(Echinocnemus bipunctatus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophrus venatus vestitus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)など、
ノミ目のニワトリノミ(Ceratophyllus gallinae)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、ニワトリフトノミ(Echidnophaga gallinacea)、ヒトノミ(Pulex irritans)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)など、
ハエ目のダイズサヤタマバエ(Asphondylia yushimai)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、アカイエカ(Culex pipines pallens)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、アシグロハモグリバエ(Liriomyza huidobrensis)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、タマネギバエ(Delia antiqua)、タネバエ(Delia platura)、イエバエ(Musca domestica)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)など、
チョウ目のチャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、チャハマキ(Homona magnanima)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、トビハマキ(Pandemis heparana)、イガ(Tinea translucens)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella malinella)、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、コナガ(Plutella xylostella)、ブドウスカシバ(Nokona regalis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)、イモキバガ(Helcystogramma triannulellum)、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、モモシンクイガ(Carposina sasakii)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、モモノゴマダラメイガ(Conogethes punctiferalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ヨ−ロピアンコ−ンボ−ラ−(Ostrinia nubilalis)、シロイチモジマダラメイガ(Etiella zinckenella)、アゲハ(Papilio xuthus)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)、イチモンジセセリ(Parnara guttata guttata)、ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)、チャドクガ(Arna pseudoconspersa)、マイマイガ(Lymantria dispar)、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、ヘリオチス(Heliothis spp.)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、アワヨトウ(Mythimna separata)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)など、
ハチ目のチュウレンジハバチ(Arge pagana)、カブラハバチ(Athalia rosae ruficornis)、クリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)、キイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)、クロヤマアリ(Formica japonica)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、ファイヤ−アント(Solenopsis invicta)などが挙げられる。
ダニ類としては、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)、トリサシダニ(Ornithonyssus sylvialum)、オオヤマダニ(Amblyomma spp.)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、アミメマダニ(Dermacentor spp.)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemophysalis campanulata)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、ハクサイダニ(Penthaleus erythrocephalus)、ムギダニ(Penthaleus major)、シクラメンホコリダニ(Phytonemus pallidus)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)、スジブトホコリダニ(Tarsonemus bilobatus)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)、イネハダニ(Oligonychus shinkajii)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、クワオオハダニ(Panonychus mori)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ニセナミハダニ(Tetranychus cinnabarinus)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、チュ−リップサビダニ(Aceria tulipae)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、シトラスラストマイト(Phyllocoptruta oleivora)、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)、ニワトリヒゼンダニ(Knemidokoptes spp.)、ヒツジキュウセンダニ(Psoroptes ovis)、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)などが挙げられる。
甲殻類としては、オビヤスデ目のヤケヤスデ(Oxidus gracilis)など、
等脚目オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)など、
十脚目のアメリカザリガニ(Procambarus clarkii)など、
トビムシ目のキボシマルトビムシ(Bourletiella hortensis)などが挙げられる。
軟体動物としては、原始紐舌目のスクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)など、
有肺目のアフリカマイマイ(Achatina fulica)、ナメクジ(Meghimatium bilineatum)、チャコウラナメクジ(Lehmannina valentiana)、ウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)などが挙げられる。
線虫類としては、ティレンクス目のイチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、ネグサレセンチュウ(Pratylenchus yamagutii)、ニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avenae)、イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)などが挙げられる。
その他、動物内部寄生生物として、回虫類等、ぎょう虫類等、フィラリア類等、肝臓ジストマ、肺臓ジストマ、横川吸虫、日本住血吸虫、有鉤条虫、無鉤条虫、エキノコックス、広節裂頭条虫などが挙げられる。
本発明化合物は農園芸用有害生物防除剤の有効成分として用いることができる。また製剤化においては、農薬製剤ガイド(編集:日本農薬学会施用法研究会、発行:社団法人日本植物防疫協会、1997年)に記載される適当な担体、補助剤、界面活性剤、結合剤および安定剤などを配合してもよい。
本発明化合物を含む農園芸用有害生物防除剤は、農園芸用有害生物防除剤の剤型として一般に使用されている任意の剤型に製剤化することができる。例えば、粉剤、粗粉剤、DL(ドリフトレス型)粉剤、フロ−ダスト剤、微粒剤、細粒剤、粒剤、水和剤、顆粒水和剤、液剤、ゾル剤(フロアブル剤)、乳剤および油剤など通常用いられる剤型に製剤化することができるが、これらに限定されるものではない。
本発明化合物の含有量は、製剤の剤型および使用方法により、適宜選択することができる。一般に好ましい含有量は、製剤全体量に対して0.0001〜90重量%の範囲である。
本発明化合物を、農園芸用有害生物防除剤として使用する場合には必要に応じて製剤時または散布時に、殺菌剤(殺かび剤、殺細菌剤、抗ウィルス剤、植物抵抗性誘導剤)、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、鳥類忌避剤、生長調製剤、肥料、土壌改良剤等から選ばれる1種以上の任意成分と混合製剤とし、あるいは散布時にタンクミックスで混用施用してもよい。
上記任意成分のうち、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤および殺線虫剤の代表例を以下に示すが、これらのみに限定されるものではない。
〔殺菌剤〕
(1)銅剤
塩基性塩化銅(copper oxychloride)、塩基性硫黄銅(copper sulfate)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、硫酸銅(copper sulfate)、オキシン銅(oxine−copper)、ノニルフェノ−ルスルホン銅(copper nonylphenol sulfonate)、DBEDCなど。
(2)無機殺菌剤
硫黄(sulfer)、石灰硫黄合剤(calcium polysulfide)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogen carbonate)、炭酸水素カリウム(potassium hydrogen carbonate)、金属銀(silver)など。
(3)有機硫黄殺菌剤
ジラム(ziram)、マンネブ(maneb)、マンコゼブ(mancozeb)、アンバム(ambam)、ポリカ−バメ−ト(polycarbamate)、プロピネブ(propineb)、チウラム(thiuram)、チアジアジン(thiadiazin)、ジネブ(zineb)など。
(4)有機リン系殺菌剤
IBP、EDDP、トルクロホスメチル(tolclofos−methyl)、ピラゾホス(pyrazophos)、ホセチル(fosetyl−alminium)など。
(5)ベンゾイミダゾ−ル系殺菌剤
カルベンダジム(carbendazim)、チアベンダゾ−ル(thiabendazole)、チオファネ−トメチル(thiophanate−methyl)、ベノミル(benomyl)など。
(6)ジカルボキシイミド系殺菌剤
イプロジオン(iprodione)、プロシミドン(procymidone)、ビンクロゾリン(vinclozolin)など。
(7)カルボキサミド系殺菌剤
オキシカルボキシン(carboxin)、カルボキシン(carboxin)、メプロニル(mepronil)、フルトラニル(flutolanil)、ボスカリド(boscalid)、フルオピラム(fluopyram)、フラメトピル(furametpyr)、チフルザミド(thifluzamide)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ビキサフェン(bixafen)、ペンフルフェン(penflufen)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad),イソピラザム(pyrazam)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、セダキサン(sedaxane)など。
(8)フェニルアマイド系殺菌剤
メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシルM(metalaxyl−M)、オキサジキシル(oxadixyl)、フララキシル(furalaxyl)、オフラ−ス(ofurace)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM(benalaxyl−M)など。
(9)カルボン酸アミド系殺菌剤
ジメトモルフ(dimethomorph)、フルモルフ(flumorph)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、ベンチアバリカルブイソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、マンジプロパミド(mandipropamid)、バリフェナレ−ト(valifenalate)など。
(10)SBI剤
トリフルミゾ−ル(triflumizole)、プロクロラズ(prochloraz)、オキスポコナゾ−ルフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、トリアジメホン(triadimefon)、ビテルタノ−ル(bitertanol)、ミクロブタニル(myclobutanil)、フェンブコナゾ−ル(fenbuconazole)、ヘキサコナゾ−ル(hexaconazole)、テブコナゾ−ル(tebuconazole)、プロピコナゾ−ル(propiconazole)、プロチオコナゾ−ル(prothioconazole)、ジフェノコナゾ−ル(difenoconazole)、イプコナゾ−ル(ipconazole)、イミベンコナゾ−ル(imibenconazole)、シプロコナゾ−ル(cyproconazole)、テトラコナゾ−ル(tetraconazole)、シメコナゾ−ル(simeconazole)、メトコナゾ−ル(metconazole)、エポキシコナゾ−ル(epoxiconazole)、フルシラゾ−ル(flusilazole)、イマザリル(imazalil)、フェナリモル(fenarimol)、トリホリン(triforine)、トリアジメノ−ル(triadimenol)、フルトリアホ−ル(flutriafol)、ピリフェノックス(pyrifenox)、トリデモルフ(tridemorph)、ドデモルフ(dodemorph)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンプロピジン(fenpropidin)、スピロキサミン(spiroxamine)、ピルイソキサゾ−ル(pyrisoxazole)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)など。
(11)ストロビルリン系殺菌剤
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、クレソキシムメチル(kresoxim−methyl)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、メトミノスロトビン(metominostrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、エネストロブリン(enestroburin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)など。
(12)アニリノピリミジン系殺菌剤
シプロジニル(cyprodinil)、メパニピリム(mepanipyrim)、ピリメタニル(pyrimethanil)など。
(13)フェニルピロ−ル系殺菌剤
フルジオキソニル(fludioxonil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)など。
(14)抗生物質殺菌剤
カスガマイシン(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxin)、バリダマイシン(validamycin)、ストレプトマイシン(streptomycin)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ブラストサイジンS(blasticidin−S)など。
(15)その他の殺菌剤
DKF−1001(コ−ド番号)、MIF−1002(コ−ド番号)、NF−171(コ−ド番号)、S−2200(コ−ド番号)、SB−4303(コ−ド番号)、アシベンゾラルSメチル(acibenzolar−S−methyl)、アミスルブロム(amisulbrom)、アメトクトラジン(ametoctradin)、イソチアニル(isotianil)、イソフェタミド(isofetamid)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イミノクタジンアルベシル酸塩(iminoctadine tris(albesilate))、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine triacetate)、エクロメゾ−ル(echlomezol)、エタボキサム(ethaboxam)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、カプタホ−ル(captafol)、カルプロパミド(carpropamid)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノメチオナ−ト(chinomethionat)、キャプタン(captan)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエトフェンカルブ(diethofencaeb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロメジン(diclomezine)、ジチアノン(dithianon)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シモキサニル(cymoxanil)、シルチオファム(silthiofam)、ゾキサミド(zoxamide)、ダゾメット(dazomet)、チアジニル(tiadinil)、テクロフタラム(teclofthalam)、テブフロキン(tebufloquin)、ドジン(dodine)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリシクラゾ−ル(tricyclazole)、トルプロカルブ(tolprocarb)、トルミファニド(tolnifanide)、ヒドロキシイソキサゾ−ル(hydroxyisoxazole)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピロキロン(pyroquilon)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フサライド(phthalide)、ブピリメ−ト(bupirimate)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナミドン(fenamidone)、フルアジナム(fluazinam)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、プロキナジド(proquinazid)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、プロベナゾ−ル(probenazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ホルペット(folpet)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メトラフェノン(metrafenone)、ラミナリン(laminarin)、BAF−1120(コード番号)、MIF−1002(コード番号)、SYJ−264(コード番号)、NNF−0721(コード番号)など。
〔殺虫剤〕
(1)有機リン系殺虫剤
アセフェ−ト(acephate)、アジンホス−メチル(azinphos−methyl)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス−メチル(chlorpyrifos−methyl)、シアノホス(cyanophos)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジメトエ−ト(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンチオン(fenthion)、イソフェンホス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メチダチオン(methidathion)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton−methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion−methyl)、フェントエ−ト(phenthoate)、ホレ−ト(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos−methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロパホス(propaphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、テブピリミホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トリクロルホン(trichlorfon)、バミドチオン(vamidothion)など。
(2)カ−バメ−ト系殺虫剤
アルジカルブ(aldicarb)、アラニカルブ(alanycarb)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカルブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)、トリアザメ−ト(triazamate)、XMC、キシリカルブ(xylylcarb)など。
(3)ピレスロイド系殺虫剤
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベ−タ−シフルトリン(beta−cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda−cyhalothrin)、ガンマ−シハロトリン(gamma−cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ−シペルメトリン(alpha−cypermethrin)、ゼ−タ−シペルメトリン(theta−cypermethrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エスフェンバレレ−ト(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレ−ト(fenvalerate)、フルシトリネ−ト(flucythrinate)、フルバリネ−ト(fluvalinate)、タウ−フルバリネ−ト(tau−fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、メトフルトリン(metofluthrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin[(1R)−trans−isomer])、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、トラロメトリン(tralomethrin)など。
(4)ネライストキシン系殺虫剤
ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)など。
(5)ネオニコチノイド系殺虫剤
アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)など。
(6)ジアミド系殺虫剤
クロラントラニリプロ−ル(chlorantraniliprole)、シアントラニリプロ−ル(cyantraniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)など。
(7)フェニルピラゾ−ル系殺虫剤
アセトプロ−ル(acetoprole)、エチプロ−ル(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、フルフィプロ−ル(flufiprole)、ピラフルプロ−ル(pyrafluprole)、ピリプロ−ル(pyriprole)など。
(8)マクロライド系殺虫剤
アバメクチン(abamectin)、アベルメクチン(avermectin)、エマメクチンベンゾエ−ト(emamectin benzoate)、レピメクチン(lepimectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)など。
(9)ベンゾイルウレア系殺虫剤
ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルアズロン(fluazuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)など。
(10)ジアシルヒドラジン系殺虫剤
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)など。
(11)その他の殺虫剤有効成分
アフィドピロペン(afidopyropen)、アザジラクチン(azadiractin)、ブプロフェジン(buprofezin)、キノメチオネ−ト(chinomethionat)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、シロマジン(cyromazine)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジコホル(dicofol)、ジエノクロル(dienochlor)、エンドスルファン(endosulfan)、フロメトキン(flometquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルフェネリム(flufenerim)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ハイドロプレン(hydroprene)、インドキサカルブ(indoxacarb)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor、ピメトロジン(pymetrozine)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ロテノン(rotenone)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トリフルメゾピリン(triflumezopyrim)、AKD−1193(コード番号)、MIE−1209(コード番号)、NA−89(コード番号)、NC−515(コード番号)、ME5382(コード番号)、ZDI−2501(コード番号)、オレイン酸ナトリウム、ケイソウ土、脂肪酸グリセリド、デンプン(starch)、なたね油、粘着剤(polybutene)、プロピレングリコ−ルモノ脂肪酸エステル、マシン油(petroleum oil)、硫酸ニコチン(nicotine−sulfate)、燐酸第二鉄など。
(12)殺ダニ剤
アセキノシル(acequinocyl)、アミドフルメト(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、ビフェナゼ−ト(bifenazate)、ブロモプロピレ−ト(bromopropylate)、クロフェンテジン(clofentezine)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シヘキサチン(cyhexatin)、エトキサゾ−ル(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェンピロキシメ−ト(fenpyroximate)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、プロパルギット(propargite)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリダベン(pyridaben)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テトラジホン(tetradifon)など。
(13)殺線虫剤
アルドキシカルブ(aldoxycarb)、カズサホス(cadusafos)、カ−バムナトリウム塩(carbam sodium)、1,3−ジクロロプロペン(1,3−dichloropropene)、DCIP、フルエンスルホン(fluensulfone)、ホスチアゼ−ト(fosthiazate)、イミシアホス(imicyafos)、塩酸レバミゾ−ル(levamisol hydrochloride)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メチルイソチオシアネ−ト(methyl isothiocyanate)、酒石酸モランテル(morantel tartrate)、ネマデクチン(nemadectin)など。
(14)その他
核多角体ウィルス(nuclear polyhedrosis virus,NPV)、顆粒病ウィルス(granulosis virus,GV)、細胞質多角体病ウィルス(cytoplasmic polyhedrosis virus,CPV)、昆虫ポックスウィルス(entomopoxvirus,EPV)などのウィルス剤、バチルス・チュ−リンゲンシス菌由来の生芽胞および産生結晶毒素、並びにそれらの混合剤、スタイナ−ネマ・カ−ポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、パスツ−リア・ペネ−トランス(Pasteuria penetrans)等の殺虫・殺線虫剤として利用される微生物農薬、昆虫フェロモン剤、昆虫誘引剤など。
以下、N−置換アニリン化合物の合成例、製剤例および試験例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はそれらに何ら限定されるものではない。
〔合成例1〕
N−[4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]アセトアミド(2−6)の合成
4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]アニリン(300mg、0.835mmol)のジクロロメタン溶液(5ml)にトリエチルアミン(127mg、0.918mmol)およびアセチルクロリド(72.1mg、0.918mmol)を0℃で添加し、室温で1時間攪拌した。反応混合物に希塩酸水溶液を注ぎ、クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2)により精製して、白色結晶の標記化合物(収量273mg、収率81%)を得た。
〔合成例2〕
tert−ブチル N−[4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−63)およびtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−65)の合成
4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]アニリン(1.00g、2.78mmol)のアセトニトリル溶液(10ml)にトリエチルアミン(845mg、8.35mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(34.0mg、0.278mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(1.09g、5.01mmol)を0℃で添加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、黄色油状のtert−ブチル N−[4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(収量642mg、収率50%)およびtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(収量100mg、収率6%)を得た。
〔合成例3〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−71)の合成
2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノール(400mg、1.67mmol)のテトラヒドロフラン溶液(5ml)にtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]カーバメート(684mg、1.83mmol)、トリフェニルホスフィン(524mg、2.00mmol)、アゾジカルボン酸ジエチル (2.2Mトルエン溶液、0.91ml、2.00mmol)を0℃で添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、黄色油状の標記化合物(収量690mg、収率70%)を得た。
〔合成例4〕
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−69)の合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(550mg、0.923mmol)のアセトニトリル溶液(5ml)に臭化ビスマス(III)(41.4mg、92.3μmol)を添加し、50℃で2時間攪拌した。さらに臭化ビスマス(III)(41.4mg、92.3μmol)を添加し、50℃で2時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:トルエン)により精製して、無色油状の標記化合物(収量227mg、収率50%)を得た。
〔合成例5〕
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−70)の合成
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(120mg、0.242mmol)のジクロロメタン溶液(3ml)に70%3−クロロ過安息香酸(53.7mg、0.218mmol)を0℃で添加し、同温で1時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/3)により精製して、無色油状の標記化合物(収量110mg、収率89%)を得た。
〔合成例6〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]メチル]フェニル]カーバメート(1−25)の合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]カーバメートの代わりにtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−(2−ヒドロキシメチル)フェニル]カーバメートを用いて合成例3と同様の反応および処理を行うことにより、黄色結晶の標記化合物(収率74%)を得た。
〔合成例7〕
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]メチル]フェニル]カーバメート(1−23)の合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメートの代わりにtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]メチル]フェニル]カーバメートを用いて合成例4と同様の反応および処理を行うことにより、黄色油状の標記化合物(収率59%)を得た。
〔合成例8〕
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)フェノキシ]メチル]フェニル]カーバメート(1−24)の合成
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメートの代わりにtert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]メチル]フェニル]カーバメートを用いて合成例5と同様の反応および処理を行うことにより、白色結晶の標記化合物(収率97%)を得た。
〔合成例9〕
tert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(シクロプロピルメチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−442)およびtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(シクロプロピルメチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(2−444)の合成
4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]アニリンの代わりに4−[2−[2−クロロ−5−(シクロプロピルメチルチオ)4−メチルフェノキシ]エチル]アニリンを用いて合成例2と同様の反応および処理を行うことにより、黄色油状のtert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(シクロプロピルメチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(収率52%)および黄色油状のtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(シクロプロピルメチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメート(収率5%)を得た。
〔合成例10〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメート(2−305)の合成
2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノール(3.70g、15.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(50ml)に炭酸カリウム(2.40g、18.0mmol)および[2−[4−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]3,5−ジフルオロフェニル]−2,2−ジフルオロエチル]トリフルオロメタンスルホネート(7.90g、15.0mmol)を0℃で添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、白色結晶の標記化合物(収量8.80g、収率93%)を得た。
〔合成例11〕
tert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメート(2−302)の合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメートの代わりにtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメートを用いて合成例4と同様の反応および処理を行うことにより、白色結晶の標記化合物(収率44%)を得た。
〔合成例12〕
tert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメート(2−303)の合成
tert−ブチル N−[2,6−ジフルオロ−4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]フェニル]カーバメートの代わりにtert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメートを用いて合成例5と同様の反応および処理を行うことにより、白色結晶の標記化合物(収率81%)を得た。
〔合成例13〕
tert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]−N−メチル−カーバメート(2−307)の合成
tert−ブチル N−[4−[2−[2−クロロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]−1,1−ジフルオロエチル]2,6−ジフルオロフェニル]カーバメート(200mg、0.365mmol)のテトラヒドロフラン溶液(3ml)に60%水素化ナトリウム(16.1mg、0.402mmol)を添加し、室温で5分間撹拌した。さらにヨウ化メチル(155mg、1.09mmol)を添加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、無色油状の標記化合物(収量90.0mg、収率44%)を得た。
前記合成例ならびに前記合成例に準じて製造した本発明に係る化合物の1HNMRスペクトル(CDCl) σ(ppm)値および融点(℃)等を、表3に示す。HNMRスペクトルは、JNM−ECS400スペクトロメーター(日本電子株式会社製)により測定したものである。
Figure 2016185907
Figure 2016185907
Figure 2016185907
以下、参考例1〜参考例15は、上記合成例1〜合成例13の出発物質を市販品から合成する合成例を示すものであるが、それらに何ら限定されるものではない。
〔参考例1〕
2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)チオ]フェノールの合成
2−フルオロ−4−メチル−5−スルファニルフェノール(3.00g、19.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(30ml)に炭酸カリウム(2.88g、20.8mmol)、ロンガリット(0.900g、7.62mmol)、および2,2,2−トリフルオロ−1−ヨードエタン(4.18g、19.9mmol)を0℃で添加し、室温で4時間攪拌した。反応混合物に1N塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/3)で精製して、黄色油状の標記化合物(収量3.96g、収率87%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.16(1H,d,J=8.7Hz),6.94(1H,d,J=11.0Hz),5.13(1H,br.s),3.31(2H,q,J=9.8Hz),2.37(3H,s).
〔参考例2〕
2−フルオロ−4−メチル−5−スルファニルフェノールの合成
2−フルオロ−4−メチルフェノール(24.96g、197.9mmol)(シグマアルドリッチ社製)およびトリエチルアミン(26.03g、257.3mmol)のジクロロメタン溶液(500ml)にクロロギ酸エチル(23.62g、217.7mmol)を0℃で添加し、同温で2時間攪拌した。反応混合物を1N塩酸水溶液に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮し、無色油状物(収量39.22g、収率100%)を得た。得られた油状物をクロロスルホン酸(117.00g、1000mmol)に0℃で添加し、室温で18時間反応させた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、褐色油状物(収量46.49g、収率78%)を得た。得られた油状物の酢酸溶液(130ml)に赤リン(16.99g、548.4mmol)およびヨウ素(1.99g、7.84mmol)を室温で添加し、2時間加熱還流した。反応混合物に氷水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮して、褐色油状物(収量30.13g、収率71%)を得た。得られた油状物を10%水酸化カリウム水溶液(4l)に添加し、3時間加熱還流した。反応混合物に濃塩酸を加えpH7に調製し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥して、減圧濃縮し褐色油状の標記化合物(収量16.46g、収率94%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:6.94(1H,d,J=8.7Hz),6.88(1H,d,J=11.4Hz),4.95(1H,br.s),3.20(1H,br.s),2.23(3H,s).
〔参考例3〕
4−[2−[2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノキシ]エチル]アニリンの合成
2−フルオロ−4−メチル−5−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェノール(6.70g、27.9mmol)のテトラヒドロフラン溶液(30ml)に2−(4−アミノフェニル)エタノール(東京化成工業株式会社製)(4.20g、30.6mmol)、トリフェニルホスフィン(8.80g、33.5mmol)、アゾジカルボン酸ジエチル (2.2Mトルエン溶液、15ml、33.0mmol)を0℃で添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/3)により精製して、黄色油状の標記化合物(収量6.70g、収率67%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.10(1H,d,J=8.7Hz),7.07(2H,d,J=8.2Hz),6.95(1H,d,J=11.9Hz),6.66(2H,d,J=8.7Hz),4.14(2H,t,J=7.3Hz),3.26(2H,q,J=9.6Hz),3.00(2H,t,J=7.3Hz),2.39(3H,s).
〔参考例4〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]カーバメートの合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2,6−ジフルオロ−4−ビニルフェニル)カーバメート(3.58g、10.1mmol)のテトラヒドロフラン溶液(20ml)にジメチルスルフィドボラン(d=0.850、1.4ml、15.1mmol)を0℃で添加し、室温で12時間反応させた。水(6.0ml)、2N水酸化ナトリウム水溶液(30ml)および30%過酸化水素水(3ml)を添加し、同温で6時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/2)により精製して、赤色結晶の標記化合物(収量1.36g、収率36%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:6.83(2H,d,J=8.2Hz),3.86(2H,t,J=6.0Hz)、2.86(2H,t,J=6.0Hz),1.43(18H,s).
〔参考例5〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2,6−ジフルオロ−4−ビニルフェニル)カーバメートの合成
メチルトリフェニルホスホニウムブロミド(4.85g、17.5mmol)のテトラヒドロフラン溶液(40ml)に60%水素化ナトリウム(700mg、17.5mmol)を0℃で添加し、同温で30分撹拌した。さらにtert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2,6−ジフルオロ−4−ホルミルフェニル)カーバメート(4.17g、11.7mmol)を0℃で添加し、室温で1時間反応させた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、無色油状の標記化合物(収量3.58g、収率86%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:6.96(2H,d,J=8.2Hz),6.61(1H,dd,J=17.4、11.0Hz)、5.77(1H,d,J=17.4Hz)、5.38(1H,d,J=11.0Hz),1.42(18H,s).
〔参考例6〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[2,6−ジフルオロ−4−(ヒドロキシメチル)フェニル]カーバメートの合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2,6−ジフルオロ−4−ホルミルフェニル)カーバメート(962mg、2.69mmol)のテトラヒドロフラン溶液(30ml)に水素化ホウ素ナトリウム(81.5mg、2.15mmol)を0℃で添加し、同温で1時間撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、黄色結晶の標記化合物(収量862mg、収率89%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:6.96(2H,d,J=8.2Hz),4.71(2H,s)、1.42(18H,s).
〔参考例7〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−(2,6−ジフルオロ−4−ホルミルフェニル)カーバメートの合成
4−アミノ−3,5−ジフルオロベンズアルデヒド(1.68g、10.7mmol)のアセトニトリル溶液(20ml)にトリエチルアミン(3.25g、32.1mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(131mg、1.07mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(5.13g、23.5mmol)を0℃で添加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、黄色結晶の標記化合物(収量962mg、収率25%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:9.94(1H,s)、7.48(2H,d,J=7.3Hz),1.43(18H,s).
〔参考例8〕
4−アミノ−3,5−ジフルオロベンズアルデヒドの合成
2,6−ジフルオロアニリン(東京化成工業株式会社製)(5.00g、39.0mmol)のDMSO溶液(300ml)に塩化銅(II)(10.0g、77.0mmol)および濃塩酸(15ml)を添加し、90℃で10時間攪拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウムを注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、白色結晶の標記化合物(収量1.68g、収率28%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:9.73(1H,s)、7.39(2H,d,J=8.4Hz),4.33(2H,br.s).
〔参考例9〕
4−[2−[2−クロロ−5−(シクロプロピルメチルチオ)4−メチルフェノキシ]エチル]アニリンの合成
2−クロロ−5−(シクロプロピルメチルチオ)−4−メチルフェノール(1.00g、4.40mmol)のテトラヒドロフラン溶液(10ml)に2−(4−アミノフェニル)エタノール(東京化成工業株式会社製)(660mg、4.80mmol)、トリフェニルホスフィン(1.40g、5.20mmol)、アゾジカルボン酸ジエチル (2.2Mトルエン溶液、2.36ml、5.20mmol)を0℃で添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/3)により精製して、黄色油状の標記化合物(収量931mg、収率61%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.15(1H,s)、7.10(2H,d,J=8.7Hz),6.84(1H,s)、6.66(2H,d,J=8.2Hz),4.12(2H,t,J=7.3Hz),3.03(2H,t,J=7.3Hz),2.75(2H,d,J=6.9Hz),2.29(3H,s)、1.02−0.97(1H,m)、0.59−0.54(2H,m)、0.25−0.21(2H,m).
〔参考例10〕
2−クロロ−5−(シクロプロピルメチルチオ)−4−メチルフェノールの合成
2−クロロ−4−メチル−5−スルファニルフェノール(24.8g、142mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液(140ml)に炭酸カリウム(23.6g、171mmol)、ロンガリット(6.57g、42.6mmol)、およびシクロプロピルメチルブロミド(20.1g、149mmol)を0℃で添加し、室温で2時間攪拌した。反応混合物に1N塩酸水溶液を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/4)で精製して、褐色油状の標記化合物(収量21.5g、収率66%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.26(1H,s)、6.92(1H,s)、5.42(1H,s)、2.81(2H,d,J=7.2Hz),2.26(3H,s)、1.12−1.02(1H,m)、0.63−0.58(2H,m)、0.29−0.25(2H,m).
〔参考例11〕
[2−[4−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]3,5−ジフルオロフェニル]−2,2−ジフルオロエチル]トリフルオロメタンスルホネートの合成
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)−2,6−ジフルオロフェニル]カーバメート(2.30g、5.60mmol)およびトリエチルアミン(680mg、6.70mmol)のジクロロメタン溶液(40ml)にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(1.70g、6.20mmol)を0℃で添加し、同温で1時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、クロロホルムで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、褐色油状の標記化合物(収量2.60g、収率85%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.13(2H,d,J=6.9Hz),4.69(2H,t,J=11.2Hz)、1.42(18H,s).
〔参考例12〕
tert−ブチル N−tert−ブトキシカルボニル−N−[4−(1,1−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)−2,6−ジフルオロフェニル]カーバメートの合成
エチル 2−[4−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−3,5−ジフルオロフェニル]−2,2−ジフルオロアセテート(12.3g、27.2mmol)のテトラヒドロフラン溶液(60ml)に水素化ホウ素ナトリウム(618mg、16.3mmol)を0℃で添加し、室温で2時間撹拌した。反応混合物を希塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、白色結晶の標記化合物(収量7.90g、収率71%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.12(2H,d,J=7.8Hz),3.98−3.81(2H,m)、1.42(18H,s).
〔参考例13〕
エチル 2−[4−[ビス(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−3,5−ジフルオロフェニル]−2,2−ジフルオロアセテートの合成
エチル 2−(4−アミノ−3,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジフルオロアセテート(1.00g、3.98mmol)のアセトニトリル溶液(20ml)にトリエチルアミン(12.1g、11.9mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(48.6mg、0.398mmol)および二炭酸ジ−tert−ブチル(1.91g、8.76mmol)を0℃で添加し、室温で15時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、赤色油状の標記化合物(収量1.06g、収率59%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.20(2H,d,J=7.3Hz),4.30(2H,q,J=7.2Hz),1.41(18H,s)、1.28(3H,t,J=7.1Hz).
〔参考例14〕
エチル 2−(4−アミノ−3,5−ジフルオロフェニル)−2,2−ジフルオロアセテートの合成
2,6−ジフルオロアニリン(東京化成工業株式会社製)(15.0g、116mmol)、ブロモジフルオロ酢酸エチル(東京化成工業株式会社製)(70.7g、349mmol)およびフェロセン(2.16g、11.6mmol)のDMSO溶液(500ml)に過酸化水素水(25ml)を室温でゆっくり添加し、同温で3時間攪拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン=1/5)により精製して、褐色油状の標記化合物(収量25.7g、収率88%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.26−7.05(2H,m)、4.30(2H,q,J=7.2Hz)、3.98(2H,br.s)、1.32(3H,t,J=7.1Hz).
参考例15
2−クロロ−4−メチル−5−スルファニルフェノールの合成
2−フルオロ−4−メチルフェノールの代わりに2−クロロ−4−メチルフェノール(東京化成工業株式会社製)を用いて参考例2と同様の反応および処理を行うことにより、白色結晶の標記化合物(収率100%)を得た。
HNMRスペクトル(CDCl) σ:7.09(1H,s)、6.95(1H,s)、5.33(1H,br.s)、3.29(1H,br.s)、2.22(3H,s).
次に、本発明化合物を農園芸用殺虫、殺ダニ剤として製剤化する方法の具体例を製剤例1〜5に示す。
〔製剤例1 粉剤〕
合成例1の化合物(2重量部)、PAP(イソプロピルリン酸エステル)(1重量部)およびクレ−(97重量部)の混合物を、均一に粉砕混合して、活性成分を2重量%含有する粉剤を得ることができる。さらに、合成例1の化合物に替えて、表1〜表2に記載の各化合物を用いること以外は、同様の方法により、それぞれの粉剤を得ることができる。
〔製剤例2 水和剤〕
合成例1の化合物(20重量部)、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(3重量部)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル(5重量部)および白土(72重量部)の混合物を均一に粉砕混合することにより、活性成分を20重量%含有する水和剤を得ることができる。さらに、合成例1の化合物に替えて、表1〜表2に記載の各化合物を用いること以外は、同様の方法により、それぞれ水和剤を得ることができる。
〔製剤例3 乳剤〕
合成例1の化合物(30重量部)、メチルナフタレン(40重量部)およびポリオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル(30重量部)混合して溶解することにより、活性成分を30重量%含有する乳剤を得ることができる。さらに、合成例1の化合物に替えて、表1〜表2に記載の各化合物を用いること以外は、同様の方法により、それぞれ乳剤を得ることができる。
〔製剤例4 フロアブル剤〕
合成例1の化合物(25重量部)、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル(1重量部)、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム(1重量部)、キサンタンガム(1重量部)および水(72重量部)の混合物を均一に混合することにより、活性成分を25重量%含有するフロアブル剤を得ることができる。さらに、合成例1の化合物に替えて、表1〜表2に記載の各化合物を用いること以外は、同様の方法により、それぞれのフロアブル剤を得ることができる。
〔製剤例5 粒剤〕
合成例1の化合物(5重量部)、ラウリル硫酸ナトリウム(1重量部)、リグニンスルホン酸カルシウム(5重量部)、ベントナイト(30重量部)およびクレ−(59重量部)の混合物に、さらに水(15重量部)を加えて混練機で混練し、造粒機で造粒後更に、流動乾燥機で乾燥して、活性成分を5重量%含有する粒剤を得ることができる。さらに、合成例1の化合物に替えて、表1〜表2に記載の各化合物を用いること以外は、同様の方法により、それぞれの粒剤を得ることができる。
上記により得られた本発明に係る有害生物防除剤を用いて防除効果の評価の具体例を試験例1〜3に示す。
試験例1 トビイロウンカに対する防除試験
プラスティック製カップで栽培したイネ芽出し苗をタ−ンテ−ブル上に乗せ、スプレ−ガンにより製剤例3に準じて調製した乳剤希釈液(500ppm)を均一に散布した。風乾後、蓋にナイロンゴ−スを張ったポリカ−ボネ−ト製プラスティック容器に入れ、トビイロウンカ4齢幼虫を10頭ずつ放虫し、25℃恒温室内(16時間照明)に静置した。放虫5日後に生存虫数を調べ、下記計算式(a)により死虫率(%)を算出した。試験は2連制で実施した。
Figure 2016185907
代表例として、前記化合物番号2−284の化合物が死虫率80%以上を示した。
〔試験例2 マメアブラムシに対する防除試験〕
プラスティック製カップで栽培したそらまめ苗に対しマメアブラムシ無翅成虫を3頭ずつ放虫した。放虫1日後にこのそらまめ苗をタ−ンテ−ブル上に乗せ、スプレ−ガンにより製剤例3に準じて調製した乳剤希釈液(500ppm)を均一に散布した。処理後、25℃恒温室内(16時間照明)に置き、処理4日後に寄生している成虫および幼虫数を調べ、下記計算式(b)により防除価(%)を算出した。試験は2連制で実施した。
Figure 2016185907
代表例として、前記化合物番号1−25、1−62、1−64、2−69、2−70、2−187の化合物が防除価80%以上を示した。
〔試験例3 ナミハダニに対する防除試験〕
プラスティック製カップで栽培したいんげん苗に対しナミハダニ雌成体を10頭ずつ放虫した。放虫1日後にこのいんげん苗をタ−ンテ−ブル上に乗せ、スプレ−ガンにより製剤例3に準じて調製した乳剤希釈液(500ppm)を均一に散布した。処理後、25℃恒温室内(16時間照明)に置き、処理8日後に寄生している生存虫数を調べ、前記計算式(b)により防除価(%)を算出した。試験は2連制で実施した。
代表例として、前記化合物番号1−23、1−24、1−25、1−62、1−64、1−65、1−66、2−6、2−15、2−32、2−41、22−64、2−65、2−69、2−70、2−71、2−85、2−98、2−168、2−174、2−180、2−187、2−191、2−217、2−228、2−284、2−286、2−287、2−289、2−290、2−291、2−302、2−303、2−305、2−307、2−359、2−360、2−362、2−388、2−444の化合物が防除価80%以上を示した。
以上の結果より、本発明に係る有害生物防除剤は、上記有害生物のいずれにおいても、有害生物防除剤として有用であることを確認した。
本発明に係るN−置換アニリン化合物は、有害生物に対して、優れた防除効果を有することから、これを有害生物防除剤として用いれば、効果的に有害生物を防除することができる。

Claims (5)

  1. 式(1):
    Figure 2016185907
    (式(1)中、AはC〜Cハロアルキル基、またはC〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基を示し、nは0から2のいずれかの整数を示す。
    およびXはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示す。ただし、XおよびXが同時に水素原子にはなり得ない。
    Yは水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルチオ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルフィニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、またはC〜Cアルコキシイミノメチル基を示し、mは1から4のいずれかの整数を示す。またmが2から4の整数を表すとき、Yは同一または相異なっていてもよい。
    1aおよびR2aはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示す。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは各々1つの酸素原子または硫黄原子と結合して(=O)または(=S)と表すことができる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは同時に結合してC〜Cアルコキシイミノ基も表すことができる。また、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは互いに結合し、2から5のアルキレン基で3員環、4員環、5員環および6員環を形成することができる。
    1bおよびR2bはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシ基を示し、pは0または1のいずれかの整数を示す。
    はハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基、ホルミル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cシクロアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルアミノスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいジC〜Cアルキルアミノスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリール基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールアミノカルボニル基、置換されてもよいアリールスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)、またはハロゲン原子で置換されてもよいベンジルスルホニル基を示す。
    は水素原子、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルケニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキニル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジル基、ハロゲン原子で置換されてもよいアリールカルボニル基、または置換されてもよいアリールスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)を示す。)
    で表されることを特徴とするN−置換アニリン化合物。
  2. 前記式(1)において、Aは2,2,2−トリフルオロエチル基、またはシクロプロピルメチル基を示し、nは0または1のいずれかの整数を示し、
    はC〜Cアルキル基を示し、
    は水素原子、ハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基を示し、
    Yは水素原子、ハロゲン原子、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基を示し、mは1または2のいずれかの整数を示し、mが2のとき、Yは同一または相異なっていてもよく、
    1aおよびR2aはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、またはハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキル基を示し、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは各々1つの酸素原子と結合して(=O)と示すことができ、
    1bおよびR2bは水素原子を示し、pは0または1のいずれかの整数を示し、
    はハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cシクロアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cシクロアルキルオキシカルボニル基、C〜Cアルキルアミノカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいフェニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンゾイル基、ハロゲン原子で置換されてもよいフェノキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンジルオキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいフェニルアミノカルボニル基、または置換されてもよいフェニルスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)を示し、
    Z2は水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ベンジル基、ハロゲン原子で置換されてもよいベンゾイル基、または置換されてもよいフェニルスルホニル基(該基はハロゲン原子、またはC〜Cアルキル基によりモノ置換またはポリ置換されてもよい。)
    である請求項1に記載のN−置換アニリン化合物。
  3. 前記式(1)において、Aは2,2,2−トリフルオロエチル基、またはシクロプロピルメチル基を示し、nは0または1のいずれかの整数を示し、
    はC〜Cアルキル基を示し、
    はハロゲン原子を示し、
    Yは水素原子、またはハロゲン原子を示し、mは1または2のいずれかの整数を示し、mが2のとき、Yは同一または相異なっていてもよく、
    1aおよびR2aはそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、または水酸基を示し、同一炭素原子上にあるR1aおよびR2aは各々1つの酸素原子と結合して(=O)と示すことができ、
    1bおよびR2bは水素原子を示し、pは0または1のいずれかの整数を示し、
    はハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cシクロアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ベンゾイル基、またはC〜Cアルキル基で置換されてもよいフェニルスルホニル基を示し、
    は水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルコキシカルボニル基、ハロゲン原子で置換されてもよいC〜Cアルキルスルホニル基、ベンゾイル基、またはC〜Cアルキル基で置換されてもよいフェニルスルホニル基
    である請求項1に記載のN−置換アニリン化合物。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のN−置換アニリン化合物を有効成分として含有することを特徴とする有害生物防除剤。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のN−置換アニリン化合物を有効成分として含有することを特徴とする殺虫剤または殺ダニ剤。
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