JP2016185898A - 調湿パネル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】石膏、無機充填材、シリカゲル、中空体、繊維状物質、適量の水を含み、混錬し、成形する。前記中空体は石膏100重量部に対して5〜15重量部配合する。繊維状物質としてはガラス繊維などの無機系繊維、ビニロン繊維などの合成繊維を用い、保型性を向上させる目的で無機系増粘剤、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、アクリルアミド重合体、ポリビニルアルコールなどの有機系増粘剤、天然系増粘剤を配合する。
【選択図】 なし
Description
また、特許文献2には調湿性能を有しながら、軽量にして施工効率を高めることが可能な調湿材料として、石膏100重量部に対して、炭酸カルシウムとシリカゲルの合計が3〜80重量部の割合で含有されている調湿石膏ボードが開示されている。
更に、特許文献3には焼成された半水石膏にシリカゲルと、必要により増量剤、強度補強剤等からなる混和剤を混入し、板状に成型されてなる調湿性石膏ボードが開示されている。
また、市場で流通している調湿フィラーと粘土を混合して焼成した調湿タイルは、意匠性は優れるものの、施工現場での切削加工において専用の工具が必要とされ、熟練度を要するものであった。
製造方法については流し込み法によるような従来の石膏ボード系の調湿パネルで用いていた原紙が不要である。
更に樹脂中空体を配合することにより、調湿パネルの切断が容易となる。これは、実際の施工時に現場において専用の工具を使用することなく、容易に寸法調整が可能で簡易施工できるといった利点がある。
更にまた、真空押し出し法によって得られる本発明の調湿パネルはち密な組織構造となり、機械的強度に優れたものとなる。
双腕型のニーダー機に比表面積18,800cm2/gのβ型半水石膏100重量部に対して、平均粒子径19μmのB型シリカゲル56重量部、平均粒子径5μmの炭酸カルシウム50重量部、平均粒子径45μmの発泡アクリル系樹脂中空体8重量部、平均粒子径230μmのアクリル樹脂エマルジョンを15重量部、平均繊維長6mmのガラス繊維を4重量部、水を適量、増粘剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロースを2重量部を投入して、15分間混錬した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
双腕型のニーダー機に比表面積18,800cm2/gのβ型半水石膏100重量部に対して、平均粒子径19μmのB型シリカゲル25重量部、平均粒子径230μmのアクリル樹脂エマルジョンを10重量部、平均繊維長6mmのガラス繊維を5重量部、水を適量、増粘剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロースを1重量部を投入して、15分間混錬し、型に乾燥後の厚みが6mmとなるように注型した。
双腕型のニーダー機に比表面積18,800cm2/gのβ型半水石膏100重量部に対して、平均粒子径19μmのB型シリカゲル23重量部、平均粒子径230μmのアクリル樹脂エマルジョンを8重量部、平均繊維長6mmのビニロン繊維を1重量部、水を適量、増粘剤としてヒドロキシプロピルメチルセルロースを1重量部を投入して、15分間混錬した。
次いで、実施例1と同様に製造した。
実施例1において、ガラス繊維を配合しなかった以外は同様に実施した。
(1)強度:JIS A 1408建築用ボード類の曲げ試験方法に準拠して測定した。
(2)調湿性能は23℃50%にて重量が安定するまで養生した後、23℃75%にて12時間放置した時の水蒸気吸着量、その状態から湿度を50%にしたときの水蒸気放出量を測定した。
(3)切削性:チップソーによる切削性を確認し、バリや欠けがないものを○、バリや欠けがあるものを×とした。
(4)耐衝撃性:320gの鋼球を500mmの高さから落下させ表面にヒビが生じない場合を○、生じた場合を×とした。
Claims (9)
- 石膏、無機充填材、シリカゲル、中空体、繊維状物質を含むことを特徴とする調湿性パネル。
- 前記中空体は石膏100重量部に対して3〜15重量部を含むことを特徴とする請求項1記載の調湿性パネル。
- 前記中空体は合成樹脂中空体であることを特徴とする請求項1記載の調湿性パネル。
- エンボス模様が付された請求項1記載の調湿性パネル。
- 石膏、無機充填材、シリカゲル、中空体、繊維状物質、適量の水を含み、混錬し、成形することを特徴とする調湿性パネルの製造方法。
- 前記成形は真空押し出し成形であることを特徴とする請求項5記載の調湿性パネルの製造方法。
- 前記中空体は石膏100重量部に対して3〜15重量部を含むことを特徴とする請求項5記載の調湿性パネルの製造方法。
- 前記中空体は合成樹脂中空体であることを特徴とする請求項5記載の調湿性パネルの製造方法。
- エンボス模様を付すことを特徴とする請求項1記載の調湿性パネルの製造方法。
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JP2019172599A (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-10 | 東洋除虫菊株式会社 | 天然ハーブ防虫剤包装体 |
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- 2015-09-28 JP JP2015189723A patent/JP6605898B2/ja active Active
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