JP2016185780A - 液化ガス収容タンク、および、船舶 - Google Patents

液化ガス収容タンク、および、船舶 Download PDF

Info

Publication number
JP2016185780A
JP2016185780A JP2015067246A JP2015067246A JP2016185780A JP 2016185780 A JP2016185780 A JP 2016185780A JP 2015067246 A JP2015067246 A JP 2015067246A JP 2015067246 A JP2015067246 A JP 2015067246A JP 2016185780 A JP2016185780 A JP 2016185780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas phase
liquefied gas
tank body
space
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015067246A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6299037B2 (ja
Inventor
康平 西郷
Kohei Saigo
康平 西郷
智 宮崎
Satoshi Miyazaki
智 宮崎
友朗 尾▲崎▼
Tomoaki Ozaki
友朗 尾▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2015067246A priority Critical patent/JP6299037B2/ja
Priority to KR1020150141575A priority patent/KR101766044B1/ko
Priority to PH12015000369A priority patent/PH12015000369B1/en
Priority to CN201510713161.XA priority patent/CN106005271B/zh
Publication of JP2016185780A publication Critical patent/JP2016185780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6299037B2 publication Critical patent/JP6299037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)

Abstract

【課題】IGC Codeに規定された要件を、液化ガスの積み付け率を低下させることなしに満たすことができ、輸送効率の低下を抑制することが可能な液化ガス収容タンク、および、船舶を提供する。【解決手段】内部に液化ガスを収容する収容空間10を有したタンク本体7と、タンク本体7から上方に向かって突出し、内部に収容空間10に連通する凸空間21を有するトランクトップ8と、凸空間21のうち、液化ガスの気相が存在する上部気相領域と、収容空間10のうち、凸空間21の気相から独立した気相が発生し得る独立気相発生領域と、を連通させる連通部9と、を備える。【選択図】図2

Description

この発明は、液化ガス収容タンク、および、船舶に関する。
極低温の液体等を運搬する船舶にあっては、船幅方向の縦断面が多角形状をなす箱型のカーゴタンクや、球形タンク等の収容タンクを船体に設置したものが知られている。このような収容タンクは、その上部に荷役を行うためのトランクトップと称される構造を有している場合が多い。このトランクトップには、収容タンク内の圧力が所定圧力よりも上昇した場合に、タンク保護のために圧力を逃がす圧力逃し弁等、様々な配管や装置類が設置されている。
上述した収容タンクは、輸送効率を上げるために、貨物である液化ガスの積み付け率を可能な限り高くすることが望まれる。例えば、98%程度の積み付け率で一か月の航行をした場合、温度上昇などにより貨物が膨張して荷揚げ時には、99.5%程度の積み付け率になってしまう場合がある。この際、上述したトランクトップの内部には、僅かな気相が確保され、圧力逃し弁の端部が液相に浸からないようになっている。
収容タンク内のガスを外部に排出する技術として、特許文献1には、揮発性のガスを発生する貨物を荷揚げした後のタンク内のガスを捕集して炭化水素ガスを回収する回収装置が記載されている。この特許文献1の回収装置では、回収されない不活性ガス等をタンク内に戻す管路を有している。
特開昭59−164286号公報
ところで、上述した液化ガスを運搬する収容タンクにおいては、International Code For The Construction And Equipment Of Ships Carrying Liquefied Gases In Bulk(以下、IGC Codeと称する)によってカーゴタンクの構造に制限が設けられている。つまり、上述した収容タンクは、IGC Codeにより規定された構造の範囲内で、総容積が可能な限り大きくとれるように設計されている。上述した圧力逃し弁が液相に浸からないようにすることも、このIGC Codeで規定されている。
しかしながら、上述したIGC Codeにおいて2016年7月1日以降に起工の新造船から次の規則が適用される。この規則は、「98%を超える貨物積み付け率で運行される液化ガス運搬船は、(a)の状態においてそのカーゴタンク内に独立したガスポケットが存在してはならない」というものである。(a)の状態とは以下の通りである。
1.5% Lpp trim (bow and stern) かつ 15 degree list・・・(a)
ここで、「Lpp」とは、カーゴタンクを搭載した船舶の船首尾垂線間の長さである。
しかし、上述した収容タンクにおいては、貨物積み付け率が98%を超え、液化ガス運搬船が(a)の条件で傾いたときに、収容タンク本体の肩部にガスポケットが独立して形成される可能性がある。そのため、IGC Codeの規定を確実に満たそうとすると、液化ガスの積み付け率を98%以下に抑える必要がある。一方で、このように液化ガスの積み付け率を低く抑えてしまうと、一度の航行で運べる液化ガスの量が低下してしまい輸送効率が悪化してしまう。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、IGC Codeに規定された要件を、液化ガスの積み付け率を低下させることなしに満たすことができ、輸送効率の低下を抑制することが可能な液化ガス収容タンク、および、船舶を提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、液化ガス収容タンクは、内部に液化ガスを収容する収容空間を有したタンク本体と、前記タンク本体から上方に向かって突出し、内部に前記収容空間に連通する凸空間を有するトランクトップと、前記凸空間のうち、前記液化ガスの気相が存在する上部気相領域と、前記収容空間のうち、前記凸空間の気相から独立した気相が発生し得る独立気相発生領域と、を連通させる連通部と、を備える。
このように構成することで、連通部により、トランクトップの凸空間に存在する上部気相領域と、タンク本体の収容空間の独立気相発生領域とを連通させることができる。そのため、タンク本体の収容空間に発生し得る気相が独立することを抑制することができる。その結果、IGC Codeに規定された要件を、液化ガスの積み付け率を低下させることなしに満たすことができ、輸送効率の低下を抑制することができる。
この発明の第二態様によれば、液化ガス収容タンクは、第一態様において、前記タンク本体の内部が所定圧力を上回ったときに、前記凸空間の気相を前記タンク本体の外部に放出可能な逃がし弁を備えていてもよい。
このように構成することで、トランクトップの凸空間において逃がし弁が液相に浸からないように凸空間の気相が確保される。そのため、タンク本体の収容空間に気相が生じたとしても、連通部によって凸空間の気相と収容空間の気相とが連通されて、逃がし弁が動作すれば収容空間の気相をタンク本体の外部に逃がすことができる。
この発明の第三態様によれば、液化ガス収容タンクは、第一又は第二態様における前記連通部は、前記タンク本体よりも外側で前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させるようにしてもよい。
このように構成することで、既設タンクと同じ形状のタンクに対して連通部を容易に追加することができるため、設計が複雑化することを抑制できる。
この発明の第四態様によれば、液化ガス収容タンクは、第三態様における前記連通部が、溝状の空間を形成する溝形成部を有し、前記溝形成部を介して前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させるようにしてもよい。
このように構成することで、連通部が溝状に形成されることで連通部の設置スペースを最小限にすることができる。そのため、連通部を設ける分だけタンク容量が低下することを抑制できる。
この発明の第五態様によれば、液化ガス収容タンクは、第三態様における前記連通部が、管状の外部配管を備え、前記外部配管を介して前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させるようにしてもよい。
このように構成することで、部品のコストを抑制するとともに、容易に施工することができる。
この発明の第六態様によれば、液化ガス収容タンクは、第五態様における前記連通部が前記タンク本体に対する前記トランクトップの相対位置の変位を吸収する変位吸収部を備えていてもよい。
このように構成することで、揺れや傾き等によってタンク本体とトランクトップとの相対位置が変位した場合であっても、この変位を変位吸収部で吸収できるため、連通部が接続されるタンク本体やトランクトップからその連結部に作用する応力が増大することを抑制できる。
この発明の第七態様によれば、液化ガス収容タンクは、第一から第六態様の何れか一つの態様における前記連通部が、管状の内部配管を備え、前記内部配管を介して前記タンク本体の内側で前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させるようにしてもよい。
このように構成することで、タンク本体の外部に連通部を設置するスペースが必要なくなる。そのため、タンク本体を設置した後に外部に連通部を形成する場合と比較して、連通部の施工性を向上できる。
この発明の第八態様によれば、船舶は、第一から第七態様の何れか一つの液化ガス収容タンクを備える。
このように構成することで、航行中の傾きや揺れ等によってタンク本体内に気相が形成される場合であっても、気相が独立して形成されることを抑制できるため、液化ガスの積み付け率を低下させずに、輸送効率の低下を抑制できる。
上記液化ガス収容タンクによれば、IGC Codeに規定された要件を、液化ガスの積み付け率を低下させることなしに満たすことができ、輸送効率の低下を抑制することができる。
この発明の第一実施形態における船舶の概略構成を示す図である。 この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクの斜視図である。 この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクの上面図である。 この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクの前面図である。 一般的な船舶におけるカーゴタンク内に形成される独立したガスポケットの説明図である。 この発明の第一実施形態の変形例における図4に相当する前面図である。 この発明の第二実施形態におけるカーゴタンクのトランクトップ近傍の拡大図である。 この発明の第二実施形態の変形例における外部配管の斜視図である。 この発明の第三実施形態における図7に相当する拡大図である。
(第一実施形態)
次に、この発明の第一実施形態に係る船舶を図面に基づき説明する。
図1は、この発明の第一実施形態における船舶の概略構成を示す図である。
この実施形態の船舶1は、LPG(liquefied petroleum gas)を運搬するLPG運搬船である。この船舶1は、より多くのLPGを運搬するために、LPGを冷却液化させて体積を小さくした状態でカーゴタンク3(液化ガス収容タンク)に貯蔵することが可能となっている。このカーゴタンク3には、その外表面に防熱材が取り付けられている。
図1に示すように、船舶1の船体2には、その内部に、複数のカーゴホールド4が形成されている。これらカーゴホールド4は、カーゴタンク3を収容する空間である。これらカーゴホールド4は、船首尾方向に一列に並んで複数設けられている。船首尾方向で隣り合うカーゴホールド4同士は、仕切り壁6によって船首尾方向に区画されている。この実施形態におけるカーゴホールド4は、船体2の上甲板5よりも下方に形成されている。この図1においては、船体2の船首尾方向を矢印で示しており、それぞれ船首側を「F」、船尾側を「A」としている。
図2は、この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクの斜視図である。図3は、この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクの上面図である。図4は、この発明の第一実施形態におけるカーゴタンクが傾いた状態の前面図である。
図2から図4に示すように、この実施形態におけるカーゴタンク3は、タンク本体7と、トランクトップ8と、連通部9と、を備えている。
タンク本体7は、その内部に液化ガスを収容する収容空間10を有している。このタンク本体7は、船幅方向の縦断面が多角形状の箱型に形成されたいわゆる方形タンクである。タンク本体7は、上壁11と、底壁12と、左側壁13と、右側壁14と、前壁15と、後壁16と、を備えている。この実施形態におけるタンク本体7は、船首尾方向から見たタンク本体7の四隅を面取りするように四つの傾斜壁17〜20を更に有している。タンク本体7は、これら上壁11と、底壁12と、左側壁13と、右側壁14と、前壁15と、後壁16と、傾斜壁17〜22とによって収容空間10を形成している。
ここで、図1、図2においては、カーゴタンク3の船幅方向の寸法が一定の場合を例示した。しかし、カーゴタンク3は、図1、図2に示す形状に限られない。船舶1は、船体2の船幅方向の寸法が、船首側と船尾側とで変化している。さらに、カーゴタンク3は、カーゴホールド4内で可能な限り大きな容積を確保する必要がある。そのため、複数のカーゴタンク3のうち、特に船首側と船尾側とに配置されるカーゴタンク3は、船体2の舷側の形状に沿うように左側壁13や右側壁14が傾斜したり湾曲したりして形成される。
トランクトップ8は、タンク本体7から上方に向かって突出するように形成されている。この実施形態におけるトランクトップ8は、タンク本体7の上壁11から突出している。このトランクトップ8は、その内部にタンク本体7の収容空間10に連通する凸空間21を有している。この実施形態におけるトランクトップ8は、中空の直方体状に形成されている。つまり、トランクトップの内部には、直方体状の凸空間21が形成されている。このトランクトップ8は、その上端部8aが例えば、船体2の上甲板5よりも上方に突出するように配置される。カーゴタンク3に収容される液化ガスGは、このトランクトップ8を介して荷役されるようになっている。
トランクトップ8には、更に逃がし弁23(図4参照)が配置されている。この逃がし弁23は、タンク本体7の内部圧力が所定圧力を上回ったときに開弁することで、カーゴタンク3を保護している。逃がし弁23が開弁することで、凸空間21の気相がタンク本体7の外部に放出される。この気相の放出により、タンク本体7の内部圧力が低下する。ここで、カーゴタンク3に収容される液化ガスGの積み付け率は、逃がし弁23が液相Lに浸からない積み付け率(例えば、98%程度)とされる。言い換えれば、トランクトップ8の凸空間21の上部には、常時、一定の気相Vが存在することとなる。
図5は、一般的な船舶におけるカーゴタンク内に形成される独立したガスポケットの説明図である。
図5に示すように、トランクトップ8を有するカーゴタンク3を、貨物積み付け率が98%を超えている場合に、International Code For The Construction And Equipment Of Ships Carrying Liquefied Gases In Bulk(以下、IGC Codeと称する)に規定された以下の(a)要件で傾斜させる。
1.5% Lpp trim (bow and stern) かつ 15 degree list・・・(a)
ここで、「Lpp」とは、カーゴタンク3を搭載した船舶1の船首尾垂線間の長さである。
すると、例えば、船舶1が航行しているときの揺れ、傾き、温度上昇などの様々な要因によって、カーゴタンク3の収容空間10内に、独立したガスポケット(気相)Pが生じてしまう可能性がある。ここで、「独立した」とは、ガスポケットPが、他の雰囲気と気体を通じて連通していない状態を意味する。「他の雰囲気」とは、トランクトップ8の凸空間21の気相Vや、カーゴタンク3の外部などを意味する。
IGC Codeでは、液化ガスGの積み付け率が98%を超えている場合に、上述の独立したガスポケットPが生じることを禁じている。
図2から図4に示すように、連通部9は、凸空間21のうち、液化ガスGの気相Vが存在する上部気相領域と、収容空間10のうち、凸空間21の気相Vから独立したガスポケットPが発生し得る独立気相発生領域と、を連通させる。ここで、「独立したガスポケットPが発生し得る独立気相発生領域」とは、連通部9が無い場合に独立したガスポケットPが形成されてしまう可能性のある領域を意味している。つまり、ガスポケットPが形成されていない状態でも、その領域は「独立気相発生領域」である。「上部気相領域」は、船体2が傾く向き(左又は右)に応じてその形状を変化させるものの、常時、気相が存在している。船幅方向で左側に配される連通部9は、船体2が右側に傾斜したときの上部気相領域と左側の独立気相発生領域とを連通する。同様に、船幅方向で右側に配される連通部9は、船体2が左側に傾斜したときの上部気相領域と右側の独立気相発生領域とを連通する。
図2においては、貨物積み付け率が98%を超えた状態で、上述した(a)の条件における液化ガスGの気相と液相との境界面を網掛けで示している。上述した(a)の条件において生じる独立気相発生領域は、カーゴタンク3の形状や、液化ガスGの積み付け率等に応じて変化する。この独立気相発生領域は、カーゴタンク3の形状を決定するとともに、液化ガスGの積み付け率の目標値を決定することで、例えば、シミュレーション等により求めることができる。
この実施形態における連通部9は、タンク本体7の収容空間10よりも外側でトランクトップ8の上部気相領域と、タンク本体7の独立気相発生領域とを連通させる。さらに、この実施形態における連通部9は、溝状の空間を形成する溝形成部24を有している。連通部9は、2つの溝形成部24を有している。これら溝形成部24が形成する溝状の空間を介してトランクトップ8の上部気相領域と、タンク本体7の独立気相発生領域とが連通可能となっている。
この実施形態における溝形成部24は、それぞれトランクトップ8の側面8bから船幅方向外側に向かって延びている。これら溝形成部24は、タンク本体7側が収容空間10に向かって開口されており、タンク本体7の内側から見て溝状に形成される。この溝形成部24は、上述した(a)の条件で船舶1を傾斜させたときに、その内部の気相を通じてトランクトップ8の気相Vと、タンク本体7のガスポケットPとを連通することが可能となっている。ここで、溝形成部24の溝幅は、その内部に気相が形成可能な寸法を最低限有していればよい。さらに、溝形成部24が船幅方向に延びる長さは、トランクトップ8から、独立気相発生領域に到達可能な長さを最低限有していればよい。さらに、溝形成部24の高さは、(a)の条件で船舶を傾斜させたときの液面の上端部よりも高くなればよい。
上述した溝形成部24は、船幅方向に延びる場合について説明した。しかし、溝形成部24は、船幅方向に延びるものに限られない。例えば、溝形成部24を、船首尾方向や、船首尾方向と船幅方向との中間の方向等、カーゴタンク3の形状に応じて適宜選択すれば良い。さらに、上述した実施形態においては、2つの溝形成部24を備える場合について説明した。しかし、3つ以上の溝形成部24を設けても良い。例えば、図3に二点鎖線で示すように、トランクトップ8を中心として放射状に溝形成部24を配置しても良い。図3におけるに点鎖線で示した溝形成部24は、溝形成部24の延びる方向のみを示す一例である。独立気相発生領域の位置は、カーゴタンク3の形状に応じて変化するため、これら溝形成部24が延びる長さは、独立気相発生領域の位置に応じて最適な位置に設定される。
ここで、収容空間10のうち、ガスポケットPの存在する確率が最も高いのは、タンク本体7の上壁11と傾斜壁17,18とにより形成される上側の角部7aの位置である。そのため、溝形成部24は、トランクトップ8から角部7aまで形成することが最も確実である。しかし、この場合、トランクトップ8からの距離が長くなる。そのため、溝形成部24をより長く形成する必要がありコストや施工性の点で不利となる。そこで、この実施形態においては、独立気相発生領域をシミュレーション等により求めて、角部7aよりもトランクトップ8側で、溝形成部24を独立気相発生領域に接続するようにしている。
さらに、この実施形態におけるトランクトップ8は、船首尾方向、および、船幅方向における上壁11の中央部に配置されている場合を一例に説明した。しかし、トランクトップ8の船首尾方向、および、船幅方向における配置は、中央部に限られない。例えば、この中央部よりも船首側、船尾側にトランクトップ8が配置される場合もある。この場合は、トランクトップ8と独立気相発生領域との配置関係を考慮して溝形成部24を設ければ良い。
したがって、上述した第一実施形態によれば、連通部9により、トランクトップ8の凸空間21に存在する上部気相領域と、タンク本体7の収容空間10の独立気相発生領域とを連通させることができる。そのため、タンク本体7の収容空間10に発生し得るガスポケットPが独立することを抑制することができる。その結果、IGC Codeに規定された要件を、液化ガスGの積み付け率を低下させることなしに満たすことができ、輸送効率の低下を抑制することができる。
さらに、トランクトップ8の凸空間21において逃がし弁23が液相Lに浸からないように凸空間21に気相Vが確保される。そのため、タンク本体7の収容空間10にガスポケットPが生じたとしても、連通部9によって凸空間21の気相Vと収容空間10のガスポケットPとが連通されるため、逃がし弁23が動作すれば収容空間10のガスポケットPの気体をタンク本体7の外部に逃がすことができる。
さらに、連通部9がタンク本体7の外部に設けられることで、既設カーゴタンクと同じ形状のカーゴタンク3に対して連通部9を容易に追加することができる。そのため、カーゴタンク3の設計が複雑化することを抑制できる。
さらに、連通部9が溝状に形成される溝形成部24からなることで、連通部9の設置スペースを最小限にすることができる。そのため、連通部9を設けることにより、カーゴタンク3のタンク容量が低下することを抑制できる。
(第一実施形態の変形例)
図6は、この発明の第一実施形態の変形例における図4に相当する前面図である。
上述した第一実施形態においては、連通部9を構成する溝形成部24を直方体状に形成する場合について説明した。しかし、溝形成部24の形状は直方体状に限られない。例えば、図6に示すように溝形成部24を船首尾方向から見て三角形状に形成するようにしても良い。このように船首尾方向から見て三角形状に溝形成部24を形成する場合も、上述した第一実施形態の溝形成部24と同様に、凸空間21の気相Vと、収容空間10のガスポケットPとを気相を通じて連通させることができる。上述した第一実施形態のように溝形成部24を直方体形状で形成した場合は、工作の容易性の点で有利となる。
(第二実施形態)
次に、この発明の第二実施形態を図面に基づき説明する。この第二実施形態は、上述した第一実施形態と、連通部9の形状が異なるだけである。そのため、この第二実施形態の説明においては、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図7は、この発明の第二実施形態におけるカーゴタンクのトランクトップ近傍の拡大図である。
図7に示すように、この第二実施形態のカーゴタンク203は、タンク本体7と、トランクトップ8と、連通部209と、を備えている。
連通部209は、上述した第一実施形態の連通部9と同様に、凸空間21のうち、液化ガスGの気相Vが存在する上部気相領域と、収容空間10のうち、凸空間21の気相Vから独立したガスポケットPが発生し得る独立気相発生領域と、を連通させる。
この実施形態における連通部209は、タンク本体7の収容空間10よりも外側でトランクトップ8の上部気相領域と、タンク本体7の独立気相発生領域とを連通させる点で、第一実施形態の連通部9と同じである。
この実施形態における連通部209は、管状の外部配管224を備えている。ここで、図7においては、図示都合上、複数の外部配管224のうち1つの外部配管224だけを例示し、それ以外の外部配管224の図示を省略している(図9も同様)。連通部9は、これら外部配管224を介して、凸空間21の気相Vが存在する上部気相領域と、収容空間10のガスポケットPが発生し得る独立気相発生領域とを連通させている。
この実施形態における外部配管224は、上述した(a)の条件の傾きのときに、液相Lの液面と平行で、かつ、最短距離で上部気相領域と独立気相発生領域とを繋ぐように直線状に形成されている。外部配管224の口径は、気相VとガスポケットPとの間で気体が移動できる程度の口径を最低限有していればよい。
ここで、上述した外部配管224を液面と平行に設置する場合について説明したが、外部配管224の設置角度は、上述した設置角度に限られない。さらに、外部配管224は、直線状に限られない。例えば、外部配管224は、曲線状に形成されていても良い。
さらに、外部配管224は、上述した溝形成部24と同様に、船幅方向に延びるものに限られない。例えば、外部配管224を、船首尾方向や、船首尾方向と船幅方向との中間の方向等、カーゴタンク3の形状に応じて適宜選択すれば良い。さらに、上述した第二実施形態においては、2つの外部配管224を備える場合について説明した。しかし、2つ以上の外部配管224を設けても良い。上述した溝形成部24と同様に、トランクトップ8を中心として放射状に外部配管224を配置しても良い。独立気相発生領域の位置は、カーゴタンク3の形状に応じて変化するため、これら外部配管224が延びる長さは、独立気相発生領域の位置に応じて最適な位置に設定される。
したがって、上述した第二実施形態によれば、管状の外部配管224によって連通部209を構成できるため、部品のコストを抑制するとともに、容易に施工することが可能となる。
(第二実施形態の変形例)
図8は、この発明の第二実施形態の変形例における外部配管の斜視図である。
図8に示すように、この第二実施形態の変形例における連通部209の外部配管224は、変位吸収部30を備えている。この変位吸収部30は、タンク本体7に対するトランクトップ8の相対変位を吸収する。
より具体的には、外部配管224は、トランクトップ接続管31と、タンク本体接続管32との間に、これらトランクトップ接続管31と、タンク本体接続管32とを連通させる変位吸収部30を有している。
トランクトップ接続管31は、トランクトップ8の側面8bから船幅方向に延びている。トランクトップ接続管31の端部(図示せず)は、上述した凸空間21の気相V中で開口している。そのため、トランクトップ接続管31は、タンク本体7の上壁11から離間して配置される。
タンク本体接続管32は、タンク本体7の上壁11に沿って船幅方向に延びている。このタンク本体接続管32の端部は、屈曲形成されて下方に延び、上述したタンク本体7の独立気相発生領域の収容空間10に開口されている。このタンク本体接続管32は、上述したトランクトップ接続管31と、上下方向でオフセットして配置されている。
変位吸収部30は、トランクトップ接続管31とタンク本体接続管32とを連通させている。変位吸収部30は、水平部33と、垂直部34とを有している。水平部33は、トランクトップ接続管31と船首尾方向で交差するように延びている。さらに、垂直部34は、水平部33、および、タンク本体接続管32の両方に上下方向で交差するように延びている。
したがって、上述した第二実施形態の変形例によれば、水平部33がトランクトップ接続管31に対して上下方向、および、船幅方向に撓み易く、垂直部34がタンク本体接続管32に対して船首尾方向、および、船幅方向に撓み易くなる。これら撓みによって、トランクトップ8と、タンク本体7との船首尾方向、船幅方向、および、上下方向の相対変位を吸収することができる。その結果、トランクトップ8とタンク本体7との間に、直線的に外部配管224を設ける場合よりも、タンク本体7やトランクトップに対して上記相対変位による応力が作用することを抑制できる。
(第三実施形態)
次に、この発明の第三実施形態を図面に基づき説明する。この第三実施形態は、上述した第二実施形態と、配管の配置が異なる。そのため、第二実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複する説明を省略する。
図9は、この発明の第三実施形態における図7に相当する拡大図である。
図9に示すように、この第三実施形態における連通部209は、内部配管324を有している。この内部配管324は、凸空間21の気相Vが存在する上部気相領域と、収容空間10のうちガスポケットPが存在する独立気相発生領域とを連通可能となっている。
内部配管324は、管状に形成されている。この内部配管324は、その全てがカーゴタンク303の内部に配されている。内部配管324は、トランクトップ8の側面8b、および、タンク本体7の上壁11に沿うとともに、側面8bと上壁11とにより形成される隅部36に対応してL字状に折れ曲がるように形成されている。この内部配管324は、カーゴタンク3の内面から内方に向かって突出する複数の小骨37に固定されている。このように小骨37に固定されることで内部配管324は、カーゴタンク3の内面3aから離間されている。内部配管324は、上述した(a)の条件で傾斜している場合に、その第一端部324aが気相V内に開口する。さらに内部配管324は、上述した(a)の条件で傾斜し、且つ、独立気相発生領域にガスポケットPが形成されているときには、その第二端部324bがガスポケットP内に開口する。つまり、この内部配管324によって、気相VとガスポケットPとを連通することが可能となっている。
したがって、上述した第三実施形態によれば、タンク本体7の外部に連通部9を設置するスペースが必要なくなる。そのため、タンク本体7を設置した後に外部に連通部9を形成する場合と比較して、連通部9の施工性を向上できる。
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、カーゴタンク3,203,303と船体2との間に隙間を有する、いわゆる独立したカーゴタンク3,203,303を備える場合を一例に説明した。しかし、カーゴタンク3,203,303の形状は、上述したカーゴタンク3,203,303の形状に限られない。上方に向かってトランクトップ8が突出する形状であれば、例えば、船体2にカーゴタンク3,203,303のタンク本体7が一体に形成されていてもよい。さらに、カーゴタンク3,203,303のタンク本体7は、積み付け率98%以上で且つ上述した(a)の条件のときに傾斜独立気相発生領域を有し得る形状であればよく、例えば、球形であっても良い。さらに、タンク本体7の形状としては、球形の変形型である、円環面、円筒面、および、円錐面のうち少なくとも一つと、球面とを組み合わせた形状のタンク本体7であってもよい。
さらに、上述した実施形態の船舶1は、LPG運搬船の場合を一例にして説明した。しかし、船舶1がカーゴタンク3,203,303に貯蔵して運搬するものはLPGに限られない。LNG(Liquefied Natural Gas)等であっても良い。
1 船舶
2 船体
3,203,303 カーゴタンク(液化ガス収容タンク)
3a 内面
4 カーゴホールド
5 上甲板
6 仕切り壁
7 タンク本体
7a 角部
8 トランクトップ
8a 上端部
8b 側面
9 連通部
10 収容空間
11 上壁
12 底壁
13 左側壁
14 右側壁
15 前壁
16 後壁
17 傾斜壁
18 傾斜壁
19 傾斜壁
20 傾斜壁
21 凸空間
23 逃がし弁
24 溝形成部
30 変位吸収部
31 トランクトップ接続管
32 タンク本体接続管
33 水平部
34 垂直部
36 隅部
37 小骨
209 連通部
224 外部配管
324 内部配管

Claims (8)

  1. 内部に液化ガスを収容する収容空間を有したタンク本体と、
    前記タンク本体から上方に向かって突出し、内部に前記収容空間に連通する凸空間を有するトランクトップと、
    前記凸空間のうち、前記液化ガスの気相が存在する上部気相領域と、前記収容空間のうち、前記凸空間の気相から独立した気相が発生し得る独立気相発生領域と、を連通させる連通部と、
    を備える液化ガス収容タンク。
  2. 前記タンク本体の内部が所定圧力を上回ったときに、前記凸空間の気相を前記タンク本体の外部に放出可能な逃がし弁を備える請求項1に記載の液化ガス収容タンク。
  3. 前記連通部は、
    前記タンク本体よりも外側で前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させる請求項1又は2に記載の液化ガス収容タンク。
  4. 前記連通部は、
    溝状の空間を形成する溝形成部を有し、
    前記溝形成部を介して前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させる請求項3に記載の液化ガス収容タンク。
  5. 前記連通部は、
    管状の外部配管を備え、前記外部配管を介して、前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させる請求項3に記載の液化ガス収容タンク。
  6. 前記外部配管は、前記タンク本体に対する前記トランクトップの相対位置の変位を吸収する変位吸収部を備える請求項5に記載の液化ガス収容タンク。
  7. 前記連通部は、
    管状の内部配管を備え、前記内部配管を介して前記タンク本体の内側で前記上部気相領域と前記独立気相発生領域とを連通させる請求項1から6の何れか一項に記載の液化ガス収容タンク。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の液化ガス収容タンクを備える船舶。
JP2015067246A 2015-03-27 2015-03-27 液化ガス収容タンク、および、船舶 Active JP6299037B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067246A JP6299037B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 液化ガス収容タンク、および、船舶
KR1020150141575A KR101766044B1 (ko) 2015-03-27 2015-10-08 액화 가스 수용 탱크, 및 선박
PH12015000369A PH12015000369B1 (en) 2015-03-27 2015-10-27 Liquefied gas storage tank and vessel
CN201510713161.XA CN106005271B (zh) 2015-03-27 2015-10-28 液化气体收容罐及船舶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015067246A JP6299037B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 液化ガス収容タンク、および、船舶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016185780A true JP2016185780A (ja) 2016-10-27
JP6299037B2 JP6299037B2 (ja) 2018-03-28

Family

ID=57082622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015067246A Active JP6299037B2 (ja) 2015-03-27 2015-03-27 液化ガス収容タンク、および、船舶

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6299037B2 (ja)
KR (1) KR101766044B1 (ja)
CN (1) CN106005271B (ja)
PH (1) PH12015000369B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039132A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 三井E&S造船株式会社 液化ガス貯蔵タンク構造、浮体構造物、貯蔵タンクの内部圧力の逃がし方法
CN113212664A (zh) * 2021-06-09 2021-08-06 江南造船(集团)有限责任公司 一种c型液罐的气室连通结构及液化气船
WO2021194250A1 (ko) * 2020-03-26 2021-09-30 삼성중공업 주식회사 액화가스 저장탱크 시스템, 그 설계 및 제조 방법
WO2021200962A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 川崎重工業株式会社 船舶
JP7494314B2 (ja) 2020-03-26 2024-06-03 サムスン ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド 液化ガス貯蔵タンクシステム、その設計及び製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106764401A (zh) * 2017-02-24 2017-05-31 江苏宏博机械制造有限公司 一种轻质量高强度耐压型高压罐

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649699U (ja) * 1979-09-25 1981-05-01
JPS59164286A (ja) * 1983-03-10 1984-09-17 Tounen Tanker Kk 船舶のカ−ゴタンク内ガス回収装置
JPH03124100U (ja) * 1990-03-29 1991-12-17
JPH08310482A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Hitachi Zosen Corp 輸送船のガス貯留タンクの置換ガス供給部構造
JP2007537907A (ja) * 2003-07-17 2007-12-27 サウジ アラビアン オイル カンパニー 海洋船舶のためのガス拡張トランク
JP2009101905A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Tsuneishi Holdings Corp 空気抜き管
JP2009119903A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Universal Shipbuilding Corp 燃料タンクの空気抜き装置および船舶
WO2009107743A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 三菱重工業株式会社 液化ガス再液化装置、これを備えた液化ガス貯蔵設備および液化ガス運搬船、並びに液化ガス再液化方法
EP2410231A2 (en) * 2002-03-19 2012-01-25 Air Products and Chemicals, Inc. Product delivery system for stationary or portable bulk containers

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100805022B1 (ko) * 2007-02-12 2008-02-20 대우조선해양 주식회사 Lng 운반선용 lng 저장탱크 및 이를 이용한 증발가스처리 방법
WO2012161493A2 (ko) * 2011-05-25 2012-11-29 삼성중공업 주식회사 액화물 저장탱크 및 이를 포함하는 선박
JP5715699B2 (ja) * 2011-08-13 2015-05-13 信吉 森元 Lng船

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5649699U (ja) * 1979-09-25 1981-05-01
JPS59164286A (ja) * 1983-03-10 1984-09-17 Tounen Tanker Kk 船舶のカ−ゴタンク内ガス回収装置
JPH03124100U (ja) * 1990-03-29 1991-12-17
JPH08310482A (ja) * 1995-05-18 1996-11-26 Hitachi Zosen Corp 輸送船のガス貯留タンクの置換ガス供給部構造
EP2410231A2 (en) * 2002-03-19 2012-01-25 Air Products and Chemicals, Inc. Product delivery system for stationary or portable bulk containers
JP2007537907A (ja) * 2003-07-17 2007-12-27 サウジ アラビアン オイル カンパニー 海洋船舶のためのガス拡張トランク
JP2009101905A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Tsuneishi Holdings Corp 空気抜き管
JP2009119903A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Universal Shipbuilding Corp 燃料タンクの空気抜き装置および船舶
WO2009107743A1 (ja) * 2008-02-27 2009-09-03 三菱重工業株式会社 液化ガス再液化装置、これを備えた液化ガス貯蔵設備および液化ガス運搬船、並びに液化ガス再液化方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019039132A1 (ja) * 2017-08-22 2019-02-28 三井E&S造船株式会社 液化ガス貯蔵タンク構造、浮体構造物、貯蔵タンクの内部圧力の逃がし方法
JP2019039440A (ja) * 2017-08-22 2019-03-14 三井E&S造船株式会社 液化ガス貯蔵タンク構造、浮体構造物、貯蔵タンクの内部圧力の逃がし方法
WO2021194250A1 (ko) * 2020-03-26 2021-09-30 삼성중공업 주식회사 액화가스 저장탱크 시스템, 그 설계 및 제조 방법
JP7494314B2 (ja) 2020-03-26 2024-06-03 サムスン ヘビー インダストリーズ カンパニー リミテッド 液化ガス貯蔵タンクシステム、その設計及び製造方法
WO2021200962A1 (ja) * 2020-04-01 2021-10-07 川崎重工業株式会社 船舶
CN113212664A (zh) * 2021-06-09 2021-08-06 江南造船(集团)有限责任公司 一种c型液罐的气室连通结构及液化气船

Also Published As

Publication number Publication date
PH12015000369A1 (en) 2017-05-08
CN106005271A (zh) 2016-10-12
CN106005271B (zh) 2018-05-22
KR101766044B1 (ko) 2017-08-07
JP6299037B2 (ja) 2018-03-28
KR20160115660A (ko) 2016-10-06
PH12015000369B1 (en) 2017-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6299037B2 (ja) 液化ガス収容タンク、および、船舶
JP5785118B2 (ja) 船舶、洋上浮体式設備、及び液化天然ガス貯蔵方法
KR101978332B1 (ko) Iso lng 탱크 컨테이너
KR20170130536A (ko) 선박용 액화가스 탱크 및 그것을 구비하는 액화가스 운반선
KR101670869B1 (ko) Lng 저장 탱크의 슬로싱 저감 장치
JP6471171B2 (ja) コールドボックス装置およびコールドボックスシステム
KR101185517B1 (ko) 화물 운반선 및 그 건조 방법
KR101681729B1 (ko) 컨테이너선
KR101177897B1 (ko) 선박용 액화가스 저장탱크 및 이를 구비한 선박
JP6654587B2 (ja) 車両運搬船
KR20190060224A (ko) 독립형 저장탱크를 포함하는 선박
JP5688343B2 (ja) 燃料タンク支持構造及び浮体構造物
KR20170049156A (ko) 액화천연가스의 저장탱크
KR20100003614U (ko) 슬로싱 억제수단을 갖는 액화가스 저장탱크
KR101444276B1 (ko) 액상화물 저장탱크
JP6554126B2 (ja) 自動車運搬船のガス燃料独立タンク設置構造
KR102528429B1 (ko) 액화가스 선박
AU2020407675B2 (en) Ship
KR102490934B1 (ko) 액화가스 저장탱크
KR101936909B1 (ko) 해양 구조물의 액화가스 저장탱크
JP2022111653A (ja) 船舶
KR102017911B1 (ko) 카고탱크 구조
KR101399629B1 (ko) 액상화물 저장탱크
KR101539600B1 (ko) 캡슐형 이산화탄소 저장 탱크를 보관하는 카고 홀드
KR102026492B1 (ko) 액체화물탱크를 가지는 선박 혹은 해양구조물

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6299037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350