JP2016184516A - 導通遮断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電体の切断に伴い切断端間で発生したアークを、より簡単な構成で減衰させる。
【解決手段】導通遮断装置Cは、ガス発生器からのガスによって切断部材50を消弧室32側へ移動させて導電体20の被切断部22を切断し、その被切断部22に、互いに離間した状態の一対の切断端23,24を生じさせ、電気機器間の導通を遮断する。この導通遮断装置Cにおいて、主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質により構成されるアーク減衰材60が用いられる。このアーク減衰材60は、切断部材50による被切断部22の切断前には、消弧室32の内壁面であって、同被切断部22の切断後に両切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部を対象とし、同対象に接触した状態で配設される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気回路を構成する機器間の導通を、導電体の切断を通じて遮断する導通遮断装置に関する。
電気回路には、その電気回路を構成する機器の異常時や、同電気回路が搭載されたシステムの異常時に作動することによって機器間の導通を遮断する導通遮断装置が設けられる。その一態様として、導電体、ガス発生器及び切断部材を備えた導通遮断装置が、例えば特許文献1に記載されている。導電体は、電気回路を構成する機器間に介在される。ガス発生器は、導電体から離れた箇所に配設され、ガスを発生する。切断部材は、導電体及びガス発生器の間に配設され、ガス発生器からのガスにより移動させられて導電体を切断する。この切断により、導電体には互いに離間した状態の一対の切断端が生じ、導電体が両切断端間で分断された状態となり、機器間の導通が遮断される。
ところで、導通遮断装置が作動して、通電状態の導電体が切断されると、切断により生じた一対の切断端間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる現象が生ずる場合がある。
上記アークは、切断端間の距離が短いほど発生しやすい。一方で、導電体として一般的に使用される銅やアルミニウムは延性に富んでいる。そのため、ガスにより切断部材を高速で移動させて導電体を切断しようとすると、導電体は多く伸び、その分、切断端間の距離が短くなって、上記アークを発生しやすい。アークが発生すると、両切断端間が電気的に接続された状態となり、導電体は物理的に切断されているにも拘わらず、通電した状態を維持する(導通が遮断されない)おそれがある。そのほか、アークは導電体や周辺の樹脂製の部材を溶融させるおそれがある。
これに対し、上記特許文献1に記載された導通遮断装置では、さらに、切断部材による導電体の切断が行なわれるとともに、切断により導電体に生ずる一対の切断端間で発生するアークを減衰させる消弧室が設けられている。消弧室は、電気絶縁性を有する材料により形成されている。消弧室であって、導電体の切断時に両切断端の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間を少なくとも含む領域には凹凸部が設けられている。
そのため、通電状態の導電体が切断部材により切断された場合、アークが一方の切断端から他方の切断端に向け、凹凸部の壁面に沿って移動する。アークが凹凸部の壁面に沿う分、アークが移動する経路の長さは、凹凸部の設けられていない場合よりも長くなり、アークが減衰される。従って、アークが導通遮断装置に及ぼす影響は、アークを減衰させるための対策が講じられていないものよりも小さくなる。
上記特許文献1には、アークを減衰させるための構造として、上記凹凸部のほかにも種々の構造が記載されているが、いずれの構造も、消弧室及び切断部材の少なくとも一方に対し加工を行なうことによって形成されている。
特開2014−49300号公報
上記のように、特許文献1に記載された導通遮断装置によれば、通電状態の導電体の切断に伴い切断端間でアークが発生しても、そのアークを減衰させることができる。しかし、その効果を得るには、消弧室及び切断部材の少なくとも一方に対し、アークを減衰させるための構造を付加する加工等が必要となる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、導電体の切断に伴い切断端間で発生したアークを、より簡単な構成で減衰させることのできる導通遮断装置を提供することにある。
上記課題を解決する導通遮断装置は、電気回路を構成する機器間に介在され、かつ一部に被切断部を有する導電体と、前記被切断部の厚み方向の一方に形成された消弧室と、前記厚み方向であって、前記被切断部を挟んで前記消弧室の反対側に配設されたガス発生器と、前記被切断部及び前記ガス発生器の間に配設され、同ガス発生器で発生されたガスにより前記消弧室に向けて移動させられて、同被切断部を同消弧室で切断する切断部材とを備え、前記切断により、前記被切断部には、互いに離間した状態の一対の切断端を生じさせ、前記機器間の導通を遮断するようにした導通遮断装置であって、主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質からなるアーク減衰材が用いられ、前記アーク減衰材は、前記切断部材による前記被切断部の切断前には、前記消弧室の内壁面及び前記切断部材の外壁面の少なくとも一方であって、同被切断部の切断後に両切断端の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部を対象とし、同対象に接触した状態で配設されている。
上記の構成によれば、ガス発生器からのガスの発生前には、切断部材は、導電体の被切断部とガス発生器との間に位置し、消弧室から離れている。そのため、被切断部は切断されず、電気回路を構成する機器間が導電体を介して導通された状態となる。
このときには、消弧室の内壁面及び切断部材の外壁面の少なくとも一方であって、切断部材による被切断部の切断後に両切断端の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部が対象とされ、主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質により構成されたアーク減衰材は、上記対象に接触した状態で配設されている。
これに対し、導電体に通電された状態でガス発生器からガスが発生されると、切断部材がそのガスにより消弧室に向けて移動させられる。消弧室において被切断部が切断部材によって切断される。この切断に伴い、被切断部には、互いに離間した状態の一対の切断端が生ずる。導電体は、両切断端間で分断された状態となり、機器間の導通が遮断される。
このとき、一対の切断端間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる現象が生ずる場合がある。
しかし、上記切断部材の移動に伴い、アーク減衰材が消弧室及び切断部材の両者の形状に沿って変形する。アーク減衰材は、上記のように変形することで、消弧室と切断部材との間であって、両切断端によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置する。このアーク減衰材は、消弧室と切断部材との間の隙間の少なくとも一部を占めることで、この隙間を小さくし、両切断端間でアークが流れるのを妨げるように作用する。
また、上記アーク減衰材は、アークの発生に伴い生ずる熱により分解されて気化する。この気化は、アークの熱を吸収することにより行なわれる。そのため、この熱吸収によりアークの温度が下がり、アークが減衰される。
アーク減衰材によってアークが減衰されることから、消弧室及び切断部材の少なくとも一方に対し、アークを減衰させるための構造を加工しなくてもすむ。
このように、消弧室及び切断部材を加工することなく、アーク減衰材を追加するといった簡単な構成でありながら、導電体の切断に伴い切断端間で発生したアークが減衰される。
上記導通遮断装置において、前記消弧室の内壁面の少なくとも一部が前記対象とされ、前記アーク減衰材は、前記対象に対し塗布により付着されており、前記切断部材による前記被切断部の切断前は、自身の粘着力により、前記対象に付着された状態を維持するものであることが好ましい。
上記の構成によれば、消弧室の内壁面のうち上記対象とされた箇所に付着されたアーク減衰材は、切断部材による被切断部の切断前には、自身の粘着力により、その付着された状態を維持しようとする。そのため、アーク減衰材は、切断部材の移動に伴い、消弧室及び切断部材の両者の形状に沿って変形することで、消弧室と切断部材との間であって、両切断端によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置する。
上記導通遮断装置において、前記切断部材の外壁面の少なくとも一部が前記対象とされ、前記アーク減衰材は、前記対象に対し塗布により付着されており、前記切断部材による前記被切断部の切断前は、自身の粘着力により、前記対象に付着された状態を維持するものであることが好ましい。
上記の構成によれば、切断部材の外壁面のうち上記対象とされた箇所に付着されたアーク減衰材は、切断部材による被切断部の切断前には、自身の粘着力により、その付着された状態を維持しようとする。そのため、アーク減衰材は、切断部材の移動に伴い、消弧室及び切断部材の両者の形状に沿って変形することで、消弧室と切断部材との間であって、両切断端によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置する。
上記導通遮断装置において、前記アーク減衰材には、前記主成分を構成する物質よりも熱伝導性の高いフィラーが混入されていることが好ましい。
上記の構成によれば、アークの発生に伴い生ずる熱の一部は、フィラーを介して、消弧室及び切断部材に放出(放熱)される。この放熱により、アークの温度が下がり、フィラーの混入されていないアーク減衰材が用いられた場合よりもアークが効率よく減衰される。
上記導通遮断装置によれば、導電体の切断に伴い切断端間で発生したアークを、より簡単な構成で減衰させることができる。
第1実施形態における導通遮断装置の内部構造を示す断面図。 図1の導通遮断装置が適用される電気回路の概略構成を示す略図。 図1におけるX部を拡大して示す部分断面図。 図3における導電体の被切断部が切断された状態を示す部分断面図。 第2実施形態における導通遮断装置を示す図であり、導電体の被切断部が切断される前の状態を示す部分断面図。
(第1実施形態)
以下、導通遮断装置を具体化した第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図2は、導通遮断装置Cが適用される電気回路11を示している。電気回路11は、これを構成する機器として蓄電池12及び電気機器13を備えている。この電気回路11では、蓄電池12からの電力供給によって電気機器13が作動させられる。電気機器13は、蓄電池12から入力される電力を昇圧したうえで出力するコンバータ14と、同コンバータ14から入力される直流電力をモータ駆動に適した交流電力に変換して出力するインバータ15と、インバータ15から出力される交流電力によって駆動されるモータ16とによって構成されている。
上記電気回路11は車両10に搭載されている。この車両10に対し衝突による衝撃が加わった場合には、電気機器13が適正に作動しなくなったり、上記電気回路11からの漏電を招いたりするおそれがある。そのため、車両10には、その衝突に際して、電気回路11を構成する機器間、例えば、蓄電池12と電気機器13との間の導通を遮断する導通遮断装置Cが設けられている。車両10には、その衝突の有無を検出する衝突センサ17と、マイクロコンピュータを中心に構成され、かつ衝突センサ17からの信号が入力される電子制御ユニット18とが取付けられている。そして、電子制御ユニット18は、衝突センサ17の出力信号をもとに車両10の衝突を検知すると、導通遮断装置Cを作動させる。この作動により、蓄電池12から電気機器13への電力供給が遮断される。
図1に示すように、導通遮断装置Cは、導電体20、ケース30、火薬式のガス発生器45及び切断部材50を備えている。次に、導通遮断装置Cを構成する各部材について説明する。
<導電体20>
導電体20は、蓄電池12及びコンバータ14の間を導通させる導通経路を構成するものであり、バスバーとも呼ばれる。導電体20は、電気伝導率の高い金属材料によって長尺板状に形成されている。こうした金属材料としては、銅が代表的であるが、その他の材料、例えば真鍮、アルミニウム等が用いられてもよい。導電体20の両端部は、外部接続部20a,20bを構成している。これらの外部接続部20a,20bは、蓄電池12及びコンバータ14に接続される箇所である。すなわち、各外部接続部20a,20bには、貫通孔21があけられている。そして、上記貫通孔21を利用してねじ等によって、外部接続部20a,20bのうちの一方が、蓄電池12に導通する端子に接続されるとともに、他方が、コンバータ14に導通する端子に接続される。このようにして、導電体20が外部接続部20a,20bにおいて、電気回路11の上記端子にそれぞれ接続されることにより、蓄電池12及びコンバータ14の間が導電体20を通じて導通される。
導電体20は、両外部接続部20a,20bのほかに、それらの間に被切断部22を有している。被切断部22は、両外部接続部20a,20b間において、それらの並設方向(図1の左右方向)へ延びている。なお、被切断部22の延びる方向、すなわち、両外部接続部20a,20bの並設方向を、被切断部22の長さ方向という場合がある。また、被切断部22の厚み方向というときには、切断前の被切断部22の厚み方向を指すものとする。
<ケース30>
ケース30は、電気絶縁性を有し、かつ強度の高い材料、例えば樹脂材料によって形成されており、その内部には、上記導電体20を配置するための配置部31が形成されている。導電体20は、外部接続部20a,20bをケース30の外部に露出させた状態で、上記配置部31に配設されている。ケース30内において、被切断部22の厚み方向の一方(図1では上方)には消弧室32が形成されている。上記厚み方向であって、被切断部22を挟んで消弧室32の反対側(図1の下側)には可動室41が形成されている。
消弧室32は、切断部材50により被切断部22の切断が行なわれるとともに、切断により被切断部22に生ずる一対の切断端23,24(図4参照)間で発生するアークを減衰させるための部屋である。消弧室32の奥行き(図1の紙面に直交する方向の寸法)は、被切断部22の幅(図1の紙面に直交する方向の寸法)よりも僅かに大きく設定されており、切断された被切断部22が同消弧室32内に入り込むことが可能となっている。
図3に示すように、消弧室32は、切断前の被切断部22に面して開口する方形の開口部33を有している。この開口部33において、被切断部22の長さ方向における一方(図3の左方)の辺は、切断エッジ部34を構成している。
消弧室32は、複数の内壁面を有している。複数の内壁面は、第1内壁面35、第2内壁面36、第3内壁面37及び一対の第4内壁面38(一方のみ図示)からなる。第1内壁面35は、切断エッジ部34を含んだ状態で、切断前の被切断部22に対し直交又はそれに近い状態で交差する方向へ延びている。第2内壁面36は、第1内壁面35に対し、被切断部22の長さ方向へ離間した箇所に位置している。第2内壁面36は、開口部33から遠ざかるほど(図3の上側ほど)、第1内壁面35との間隔が狭まるように、同第1内壁面35に対し傾斜している。第3内壁面37は、開口部33から最も遠ざかった箇所に位置し、切断前の被切断部22に対し平行又はそれに近い状態となっている。一対の第4内壁面38は、被切断部22の幅方向に相対向している。
図1に示すように、可動室41は、被切断部22の厚み方向に沿って延びる略円筒状をなしている。可動室41の内壁面の複数箇所には、上記厚み方向に沿って延びるガイド溝42が形成されている。
<ガス発生器45>
ガス発生器45は、導通遮断装置Cの駆動源として用いられている。ガス発生器45は、その一部を可動室41に露出させた状態でケース30内に配設されている。ガス発生器45は電子制御ユニット18に接続されており、ガスG(図4参照)の発生に際して、同電子制御ユニット18から作動信号が入力される。ガス発生器45は、電子制御ユニット18からの作動信号の入力に伴って内蔵の火薬を着火及び燃焼させてガスGを発生させる。
なお、火薬式のガス発生器45を用いて駆動される装置には、一般に、駆動源として他の方式(電磁式等)のものが用いられる装置と比較して、迅速な駆動が可能であり、低廉で、しかも動作信頼性が高い特徴がある。
<切断部材50>
切断部材50は、被切断部22の厚み方向に沿って延びる略円柱状の本体部51と、本体部51から消弧室32側へ突出し、かつ上記切断エッジ部34と協働して被切断部22を切断する刃部52とを備えている。切断部材50は、可動室41内であって被切断部22とガス発生器45との間に配設されている。本体部51の外壁面の複数箇所には、被切断部22の厚み方向に沿って延びるガイド突部53が設けられている。本体部51は、ガイド突部53において、可動室41のガイド溝42に対し、被切断部22の厚み方向へ移動可能に係合されている。
図3に示すように、刃部52は複数の外壁面を有している。複数の外壁面は、第1外壁面55、第2外壁面56、第3外壁面57及び一対の第4外壁面58(一方のみ図示)を有している。第1外壁面55は、切断エッジ部34から、同切断エッジ部34と協働して被切断部22を切断(剪断)するのに適した、僅かな距離D、例えば、0.5mm前後だけ離れた箇所で、切断前の被切断部22に対し直交又はそれに近い状態で交差する方向へ延びている。第2外壁面56は、第1外壁面55に対し、被切断部22の長さ方向へ離間した箇所に位置している。第2外壁面56は、消弧室32の上記第2内壁面36に対応して傾斜、すなわち、本体部51から遠ざかるほど(図3の上側ほど)、上記第1外壁面55との間隔が狭まるように、同第1外壁面55に対し傾斜している。第3外壁面57は、刃部52において本体部51から最も遠ざかった箇所に位置し、切断前の被切断部22に対し平行又はそれに近い状態となっている。一対の第4外壁面58は、被切断部22の幅方向に相対向している。
なお、上記切断部材50は、上記ケース30等と同様、電気絶縁性を有し、かつ強度の高い材料、例えば樹脂材料を用いて形成されている。
<アーク減衰材60>
さらに、第1実施形態では、消弧室32の内壁面のうち、次の条件を満たす箇所を対象とし、アーク減衰材60が、切断部材50による被切断部22の切断前には、この対象に接触した状態で配設されている。
その条件とは、「被切断部22の切断後に、一対の切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部である」ことである。
第1実施形態では、第1内壁面35、第3内壁面37及び両第4内壁面38が、該当する内壁面とされている。
アーク減衰材60としては、主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質により構成されているものが用いられている。該当する物質としては、例えば以下のような軟質の物質が挙げられる。
・主成分が、鉱物系、植物系、合成油系、フッ素系等の基油と、増ちょう剤とからなるグリース。グリースは、油よりも粘度が高く流動性が低いため、常温では半固体又は半流動性を呈する。植物系の基油としては、例えば、ひまし油が挙げられる。合成油系の基油としては、例えば、オレフィン系、シリコーン系、ポリグリコール系の油が挙げられる。フッ素系の基油としては、例えば、パーフルオロアルキルポリエーテル系の油が挙げられる。この場合、PTFE(フッ化炭素樹脂)の粒子が基油に混合されてもよい。
・主成分が、オレフィン系、シリコーン系、フッ素系、アクリル系の材料からなるゲル。ゲルは、高分子化合物のコロイド粒子が凝集し、流動性を失って固化したもの、又は高分子化合物が架橋したものである。
上記アーク減衰材60は、消弧室32の内壁面のうち、上記条件を満たす箇所、第1実施形態では、上記領域の全部とその近傍部分とに塗布されることで、自身の粘着力によりその箇所に付着されている。
次に、上記のように構成された第1実施形態の導通遮断装置Cの作用について説明する。
車両10の衝突が衝突センサ17によって検知されないときには、電子制御ユニット18からガス発生器45に対し作動信号が出力されず、同ガス発生器45からガスGが発生されない。図1及び図3に示すように、切断部材50は、導電体20の被切断部22とガス発生器45との間に位置し、消弧室32から後退している。そのため、被切断部22は切断されず、蓄電池12及びコンバータ14の間は導電体20を介して導通された状態となる。
このときには、グリース又はゲルからなるアーク減衰材60は、自身の粘着力により、消弧室32の内壁面(第1内壁面35、第3内壁面37及び両第4内壁面38)に対し付着した状態を維持しようとする。
これに対し、導電体20に通電されているときに、車両10の衝突が衝突センサ17によって検知されると、電子制御ユニット18からガス発生器45に作動信号が出力される。図4に示すように、この作動信号に応じ、ガス発生器45が作動してガスGを発生する。切断部材50が、消弧室32側へ向かうガスGの圧力を受ける。このとき、切断部材50は、ガイド突部53が可動室41のガイド溝42内を移動することによって、消弧室32側へ案内される。
切断部材50は、消弧室32へ向けて高速で移動する。この移動に伴い、刃部52が被切断部22に当たり、同被切断部22が消弧室32側へ押圧される。
ここで、仮に、第2内壁面36が切断前の被切断部22に直交する方向へ延びていて、同被切断部22の長さ方向に対向する2つの辺がともに切断エッジ部34とされ、刃部52の第2外壁面56が切断前の被切断部22に対し直交し、刃部52が両切断エッジ部34に接近した箇所を移動すると、被切断部22が2箇所で切断される。ただし、この場合には、刃部52が1箇所で被切断部22を切断する場合に比べ、切断部材50を2倍の荷重で消弧室32側へ移動させなければならず、大きな荷重が必要となる。
この点、第1実施形態では、第2内壁面36が開口部33から遠ざかるほど、第1内壁面35との間隔が狭まるように、同第1内壁面35に対し傾斜している。また、第2外壁面56が、本体部51から遠ざかるほど、第1外壁面55との間隔が狭まるように、同第1外壁面55に対し傾斜している。
そのため、上記のように切断部材50によって消弧室32側へ押圧された被切断部22では、切断エッジ部34の近傍部分に応力が集中して加わる。被切断部22が、切断エッジ部34と刃部52の第1外壁面55との間で切断される。この切断により、被切断部22には、互いに離間した一対の切断端23,24が生ずる。切断後も切断部材50の移動が続くことで、刃部52が消弧室32の内奥部へ入り込む。
一方の切断端23は、上記切断部材50によって押圧されないため、切断エッジ部34の近くに位置する。これに対し、被切断部22のうち他方の切断端24を含む部分は、切断部材50によって押圧され、消弧室32内に入り込む。被切断部22の上記部分は、切断部材50の押圧により、刃部52の傾斜した第2外壁面56と、消弧室32の傾斜した第2内壁面36とに沿って鈍角に折り曲げられる。これらの折り曲げに要する荷重は、切断に要する荷重よりも小さい。従って、切断部材50を消弧室32側へ移動させるために必要な荷重は小さくてすむ。
そして、上記他方の切断端24は、刃部52の第3外壁面57の近くに位置する。表現を変えると、切断端24は、消弧室32の第3内壁面37と、消弧室32内に入り込んだ刃部52の第3外壁面57との間の隙間に位置する。
ここで、銅からなる導電体20は延性に富んでいる。被切断部22が切断時に伸びると、切断端23,24間の距離が短くなってアークが発生しやすい。
この点、第1実施形態では、導電体20は、切断エッジ部34と、これに対し僅かな距離Dだけ離れた箇所を移動する刃部52(第1外壁面55)とによって切断される。そのため、切断エッジ部34がなく、かつ切断部材50の押圧のみにより被切断部22が切断される場合に比べ、被切断部22の伸び量が少ない。従って、両切断端23,24の間隔が大きくなる。
被切断部22は、両切断端23,24間で分断された状態となり、蓄電池12及びコンバータ14の間の導通が遮断される。このとき、切断により生じた両切断端23,24間で電位差が生じることによりアークが発生する、すなわち、両切断端23,24間に存在する気体の絶縁が破壊されて電流が流れる場合がある。この際、アークは、切断端23から切断端24に向け、又はその逆に切断端24から切断端23に向け、電気絶縁性を有する材料によって形成された消弧室32の内壁面(第1内壁面35、第3内壁面37及び両第4内壁面38)に沿って移動しようとする。
ところが、第1実施形態では、アーク減衰材60は、上記切断部材50の移動に伴い、消弧室32及び刃部52の両者の形状に沿って変形することで、消弧室32と刃部52との間であって、両切断端23,24によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置する。これは、アーク減衰材60が、自身の粘着力により、消弧室32の内壁面(第1内壁面35、第3内壁面37及び両第4内壁面38)に対し、付着された状態を維持すること、及び軟質物質からなり形状追従性を有していることから成し得る。
このアーク減衰材60は、消弧室32と刃部52との間の隙間を、同アーク減衰材60が設けられない場合よりも小さくし、両切断端23,24間でアークが流れるのを妨げるように作用する。
また、アークは5000K以上の熱を伴って発生するところ、アーク減衰材60がこの熱に晒され、短時間で分解されて気化する。この気化は、アークの熱を吸収することにより行なわれる。そのため、この熱吸収によりアークの温度が下がり、アークが減衰される。
その結果、アークが導通遮断装置Cに及ぼす影響が小さくなる。例えば、両切断端23,24間がアークにより電気的に接続された状態が発生しにくくなる。導電体20が物理的に切断されているにも拘わらず、通電した状態に維持される(導通が遮断されない)現象が起こりにくくなる。また、高温のアークに晒されることが原因で、導電体20や周辺の樹脂製の部材が軟化したり溶融したりする現象が抑制される。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質により構成されたアーク減衰材60を用いる。消弧室32の内壁面のうち、切断部材50による被切断部22の切断後に両切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部を対象とし、切断部材50による被切断部22の切断前には、アーク減衰材60をこの対象に接触させた状態で配設している(図3、図4)。
そのため、アーク減衰材60により、消弧室32と切断部材50の刃部52との隙間を小さくし、両切断端23,24間でアークが流れるのを減衰させることができる。また、アークの発生に伴い生ずる熱により、アーク減衰材60を分解及び気化させて、アークの熱を吸収し、アークを減衰させることができる。
その結果、従来の導通遮断装置とは異なり、消弧室32及び切断部材50のいずれに対しても、アークを減衰させるための構造を加工しなくてもすむ。
このように、消弧室32及び切断部材50を加工することなく、アーク減衰材60を追加するといった簡単な構成でありながら、導電体20の切断に伴い切断端23,24間で発生したアークを減衰させることができる。
(2)消弧室32の内壁面の少なくとも一部を上記対象とし、ここにアーク減衰材60を塗布し付着させる。そして、切断部材50による被切断部22の切断前には、アーク減衰材60を、自身の粘着力により、上記対象に付着された状態に維持させるようにしている(図3)。
そのため、アーク減衰材60を、切断部材50の移動に伴い、消弧室32及び切断部材50の両者の形状に沿って変形させることで、消弧室32と切断部材50との間であって、両切断端23,24によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置させることができる。
(3)アーク減衰材60をグリース又はゲルによって構成している(図3)。
そのため、切断部材50による被切断部22の切断前には、アーク減衰材60を、自身の粘着力により、消弧室32の内壁面に付着させ続けることができる。従って、アーク減衰材60を消弧室32の内壁面に付着させ続けるための手段を別途設けなくてもすむ。
また、切断部材50の移動に伴い、アーク減衰材60を、消弧室32及び切断部材50の刃部52の両者の形状に沿って変形させることが容易である。
(第2実施形態)
次に、導通遮断装置を具体化した第2実施形態について、図5を参照して説明する。
第2実施形態では、主成分がグリース又はゲルからなるアーク減衰材60の塗布される対象が、切断部材50における刃部52の外壁面である点で、消弧室32の内壁面である第1実施形態と異なっている。より詳しくは、アーク減衰材60は、切断部材50の外壁面のうち、同切断部材50による被切断部22の切断後に両切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部に塗布されることで、付着されている。第2実施形態では、第1外壁面55、第3外壁面57及び両第4外壁面58(図3参照)が、該当する外壁面とされている。
上記以外の構成は第1実施形態と同様である。そのため、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
上記構成の第2実施形態では、グリース又はゲルからなるアーク減衰材60は、切断部材50による被切断部22の切断が行なわれる前には、自身の粘着力により、刃部52の外壁面(第1外壁面55、第3外壁面57及び両第4外壁面58)に付着された状態を維持しようとする。そのため、アーク減衰材60は、切断部材50の移動に伴い、消弧室32及び刃部52の両者の形状に沿って変形することで、消弧室32と切断部材50との間であって、両切断端23,24によって挟まれた領域の少なくとも一部に位置する。
従って、第2実施形態によると、アーク減衰材60が塗布される対象が第1実施形態と異なるものの、上記(1)〜(3)と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<消弧室32について>
・消弧室32の開口部33は、方形(四角形)以外の多角形状をなすものであってもよい。また、開口部33の二辺以上が切断エッジ部とされてもよい。
<アーク減衰材60について>
・アーク減衰材60として、上記第1及び第2実施形態で説明したものを主成分とし、これに他の物質が加えられたものが用いられてもよい。例えば、上記主成分を構成する物質よりも熱伝導性(率)の高いフィラーが混入されているものがアーク減衰材60として用いられてもよい。
上記フィラーとしては、例えば、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム等の酸化物系の化合物からなるもの、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等の窒化物系の化合物からなるものが適しているが、そのほかにも、タルク、マイカ等の鉱物からなるものが用いられてもよい。
このようにすると、アークの発生に伴い両切断端23,24間に生ずる熱の一部は、フィラーを介して、消弧室32及び切断部材50に放出(放熱)される。この際の放熱の度合いは、フィラーの熱伝導率が高いほど大きい。そして、上記放熱により、アークの温度が下がり、フィラーの混入されていないアーク減衰材60が用いられた場合よりもアークが効率よく減衰される。
また、上記フィラーは、アーク減衰材60の主成分を構成する物質よりも硬質であって、同物質よりも耐熱性が高い。そのため、フィラーの混入されたアーク減衰材60がアークによって分解及び気化される時間は、同フィラーが混入されない場合よりも長くなる。そのため、上記のアークを減衰する効果を持続させる効果も期待できる。
・消弧室32の内壁面及び切断部材50の外壁面の両方であって、切断部材50による被切断部22の切断後に両切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部が、アーク減衰材60の配設の対象とされてもよい。そして、切断部材50による被切断部22の切断前に、消弧室32の内壁面及び切断部材50の外壁面の上記対象となる箇所に、アーク減衰材60が塗布により配設されてもよい。
・第1実施形態において、アーク減衰材60は、第1内壁面35、第3内壁面37及び両第4内壁面38に加え第2内壁面36に塗布されてもよい。すなわち、消弧室32の全ての内壁面を対象とし、ここにアーク減衰材60が塗布されてもよい。また、消弧室32内にアーク減衰材60が充填されてもよい。
・第2実施形態において、アーク減衰材60は、第1外壁面55、第3外壁面57及び両第4外壁面58に加え第2外壁面56に塗布されてもよい。
・アーク減衰材60は、切断部材50による被切断部22の切断前には、消弧室32の内壁面及び切断部材50の外壁面の少なくとも一方であって、同被切断部22の切断後に両切断端23,24の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の一部のみを対象とし、この対象に接触した状態で配設されてもよい。
<その他>
・上記各実施形態では、ケース30及び切断部材50を形成する材料として、樹脂材料を用いることができるが、そのほかにも被切断部22を切断し得る程度に強度の高い材料であって、かつ適度な電気絶縁性を有する材料であることを条件に、任意の材料を採用することができる。
また、上記各実施形態では、ケース30及び切断部材50を形成する手法としては、金型成形を用いて形成する手法、切削加工により形成する手法等、任意の手法を採用することができる。
・上記導通遮断装置Cは、蓄電池12とコンバータ14との間に設けられるものに限らず、電気回路を構成する機器間に設けられて、それら機器間の導通を遮断する装置であれば適用することができる。そうした装置としては、例えば燃料電池車両において燃料電池と車両走行用モータとの間に設けられる導通遮断装置や、据置式のシステムの電源と電気機器との間に設けられる導通遮断装置、据置式のシステムの電気機器間に設けられる導通遮断装置等を挙げることができる。
その他、前記各実施形態から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに記載する。
(A)請求項1〜4のいずれか1項に記載の導通遮断装置において、前記アーク減衰材の主成分はグリース又はゲルにより構成されている。
上記の構成によれば、主成分がグリース又はゲルからなるアーク減衰材は、切断部材による被切断部の切断が行なわれる前には、自身の粘着力により、消弧室及び切断部材のうち付着されたものに対し、その付着された状態を維持しようとする。また、上記アーク減衰材は、切断部材の移動に伴い、消弧室及び切断部材の両者の形状に沿って変形しやすい。
11…電気回路、12…蓄電池(電気回路を構成する機器)、13…電気機器(電気回路を構成する機器)、20…導電体、22…被切断部、23,24…切断端、32…消弧室、35…第1内壁面、36…第2内壁面、37…第3内壁面、38…第4内壁面、45…ガス発生器、50…切断部材、55…第1外壁面、56…第2外壁面、57…第3外壁面、58…第4外壁面、60…アーク減衰材、C…導通遮断装置、G…ガス。

Claims (4)

  1. 電気回路を構成する機器間に介在され、かつ一部に被切断部を有する導電体と、
    前記被切断部の厚み方向の一方に形成された消弧室と、
    前記厚み方向であって、前記被切断部を挟んで前記消弧室の反対側に配設されたガス発生器と、
    前記被切断部及び前記ガス発生器の間に配設され、同ガス発生器で発生されたガスにより前記消弧室に向けて移動させられて、同被切断部を同消弧室で切断する切断部材と
    を備え、前記切断により、前記被切断部には、互いに離間した状態の一対の切断端を生じさせ、前記機器間の導通を遮断するようにした導通遮断装置であって、
    主成分が電気絶縁性及び形状追従性を有する物質からなるアーク減衰材が用いられ、
    前記アーク減衰材は、前記切断部材による前記被切断部の切断前には、前記消弧室の内壁面及び前記切断部材の外壁面の少なくとも一方であって、同被切断部の切断後に両切断端の一方が接近する箇所と他方が接近する箇所との間の領域の少なくとも一部を対象とし、同対象に接触した状態で配設されている導通遮断装置。
  2. 前記消弧室の内壁面の少なくとも一部が前記対象とされ、
    前記アーク減衰材は、前記対象に対し塗布により付着されており、前記切断部材による前記被切断部の切断前は、自身の粘着力により、前記対象に付着された状態を維持するものである請求項1に記載の導通遮断装置。
  3. 前記切断部材の外壁面の少なくとも一部が前記対象とされ、
    前記アーク減衰材は、前記対象に対し塗布により付着されており、前記切断部材による前記被切断部の切断前は、自身の粘着力により、前記対象に付着された状態を維持するものである請求項1又は2に記載の導通遮断装置。
  4. 前記アーク減衰材には、前記主成分を構成する物質よりも熱伝導性の高いフィラーが混入されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の導通遮断装置。
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