JP2016183003A - 媒体搬送装置 - Google Patents

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徹司 武石
Tetsuji Takeishi
徹司 武石
正行 ▲徳▼永
正行 ▲徳▼永
Masayuki Tokunaga
翔太 平松
Shota Hiramatsu
翔太 平松
宏樹 千野
Hiroki Chino
宏樹 千野
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Abstract

【課題】部品点数の増加を抑制して媒体の重送を検知することができる媒体搬送装置を提供する。【解決手段】用紙16を搬送する搬送部と、搬送部により搬送される用紙16の表面16a側から2次元の第1画像データを経時的に取得する表面センサー50と、搬送部により搬送される用紙16の裏面16b側から2次元の第2画像データを経時的に取得する裏面センサー51と、第1画像データと第2画像データとに基づいて用紙16の重送を検知する検知部とを備え、検知部は、第1画像データ及び第2画像データの何れか一方の画像データに用紙16の端部が含まれる場合に用紙16の重送を検知する。【選択図】図3

Description

本発明は、用紙などの媒体を搬送する媒体搬送装置に関する。
従来から、積層された状態で配置されたシート(媒体)を1枚ずつ分離して搬送するシート搬送装置(媒体搬送装置)が知られている(例えば特許文献1)。
このシート搬送装置は、シートの速度を検出するために該シートの表面側と裏面側にそれぞれ設けられた2つの速度センサーに加え、シートの厚みを検出する厚みセンサーを備えている。そして、シート搬送装置では、この3つのセンサーの検出結果に基づいて、シートが重送されているか否かを検知していた。なお、シートが重送されている状態とは、複数枚のシートが少なくとも一部同士を重ならせたまま搬送される状態をさす。
特開2004−284778号公報
さて、シート搬送装置が1枚のシートを搬送している場合には、2つの速度センサーは同じシートの表面側の速度と裏面側の速度をそれぞれ検出する。そのため、2つの速度センサーが検出した速度は同じになる。さらに、複数枚のシートが重送されている場合でも、これらのシートが同じ速度で搬送されている場合には、2つの速度センサーが検出した速度は同じになる。そのため、シート搬送装置においてシートの重送を検知するためには、厚みセンサーを用いて搬送されるシートの厚みを検出する必要があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数の増加を抑制して媒体の重送を検知することができる媒体搬送装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する媒体搬送装置は、媒体を搬送する搬送部と、該搬送部により搬送される前記媒体の表面側から2次元の第1画像データを経時的に取得する第1センサーと、前記搬送部により搬送される前記媒体の裏面側から2次元の第2画像データを経時的に取得する第2センサーと、前記第1画像データと前記第2画像データとに基づいて前記媒体の重送を検知する検知部とを備え、前記検知部は、前記第1画像データ及び前記第2画像データの何れか一方の画像データに前記媒体の端部が含まれる場合に前記媒体の重送を検知する。
この構成によれば、媒体の表面側と裏面側からそれぞれ画像データを取得し、何れか一方の画像データにしか端部が含まれない場合に、媒体の重送を検知することができる。すなわち、媒体が1枚ずつ搬送されている場合では、第1センサーと第2センサーは、同じ媒体の画像を読み取るため、第1画像データと第2画像データの双方の画像データに媒体の端部が含まれる。しかし、媒体が重送されている場合には、一方のセンサーが媒体の端部を検出しても、他方のセンサーは先に搬送されている媒体に遮られて一方のセンサー側に位置する媒体の端部を検出できない。すなわち、一方のセンサーが取得した画像データには媒体の端部が含まれるのに対し、他方のセンサーが取得した画像データには媒体の端部が含まれない。そのため、画像データに媒体の端部が含まれているか否かを検出することにより、2つのセンサーで重送を検知することができる。したがって、部品点数の増加を抑制して媒体の重送を検知することができる。
上記媒体搬送装置は、前記第1画像データに基づいて前記媒体の表面側の第1速度を取得し、且つ前記第2画像データに基づいて前記媒体の裏面側の第2速度を取得する搬送速度取得部をさらに備え、前記検知部は、前記第1速度と前記第2速度が異なる場合に前記媒体の重送を検知するのが好ましい。
重なった状態で搬送される複数枚の媒体は、端部の位置が揃っている場合があり、その場合には、第1画像データと第2画像データの双方の画像データに媒体の端部が含まれることになり、重送を検知することができない。その点、この構成によれば、媒体の表面側の第1速度と媒体の裏面側の第2速度を取得することにより、例えば端部の位置が揃った媒体が、第1センサーと第2センサーを通過した後に分離した場合でも、速度差に基づき重送されていると判断することができる。
上記媒体搬送装置において、前記第1センサーは、前記媒体における第1位置の表面側の画像を前記第1画像データとして取得し、前記第2センサーは、前記媒体における第2位置の裏面側の画像を前記第2画像データとして取得し、前記第1センサーと前記第2センサーは、前記第1センサーと前記第1位置とを結ぶ第1直線と、前記第2センサーと前記第2位置とを結ぶ第2直線とが異なるように設けられるのが好ましい。
例えば第1センサーと第2センサーが媒体に向かって光を照射する発光部を備えている場合、一方から照射された光が他方のセンサーに影響を与えることがある。その点、この構成によれば、第1センサーと第2センサーは、第1センサーと第1位置を結ぶ第1直線と、第2センサーと第2位置とを結ぶ第2直線とが異なるように設けられている。すなわち、例えば第1センサーと第2センサーが発光部を備えている場合でも、互いのセンサーが光を照射する向きが異なるため、第1センサーと第2センサーとが影響し合う虞を低減することができる。
上記媒体搬送装置において、前記第1センサーは、前記媒体における第1位置の表面側の画像を前記第1画像データとして取得し、前記第2センサーは、前記媒体における第2位置の裏面側の画像を前記第2画像データとして取得し、前記媒体が搬送される搬送領域に沿う方向であって且つ前記媒体の搬送方向と交差する幅方向における前記第1位置と前記第2位置の間隔は、前記搬送部が搬送する前記媒体のうち前記幅方向の大きさが最も小さい媒体の前記幅方向における一端と他端の間隔よりも狭いのが好ましい。
この構成によれば、第1位置と第2位置の間隔が、最も小さい媒体の幅である一端と他端の間隔よりも狭いため、搬送部によって搬送される媒体の大きさが変化した場合でも、第1センサーと第2センサーは媒体の画像データを取得することができる。したがって、媒体の大きさに関わらずに、媒体の重送を検知することができる。
上記媒体搬送装置は、前記搬送部により搬送されて印刷領域に位置する前記媒体に印刷を行う印刷部をさらに備え、前記搬送部と前記印刷部は、前記検知部が重送を検知し且つ前記媒体の片面に印刷を行う場合に、重送された前記媒体のうち前記印刷部側に位置する媒体に対して印刷を行い、該媒体とは異なる媒体には印刷を行わずに前記印刷領域を通過させ、前記検知部が重送を検知し且つ前記媒体の両面に印刷を行う場合に、重送された前記媒体には印刷を行わずに前記印刷領域を通過させるのが好ましい。
この構成によれば、媒体が重送された際に、片面に印刷を行う場合には媒体に印刷を行い、両面に印刷を行う場合には印刷を行わずに通過させる。したがって、重送された媒体には印刷を行わずに通過させる場合に比べて印刷を効率よく行うことができる。
上記媒体搬送装置は、前記搬送部により搬送されて読取領域に位置する前記媒体の画像を読み取る読取部をさらに備えるのが好ましい。
この構成によれば、検知部によって媒体の重送が検知されるため、媒体が重送されているか否かに応じて読取部に行わせる画像の読み取り動作を変更することができる。
記録装置の第1実施形態の斜視図。 プリンター部の正面模式図。 用紙カセットから印刷部まで第1供給経路を示す正面模式図。 印刷部と下流センサー対の平面模式図。 プリンター部のブロック図。 用紙を給紙する際のフローチャート。 重送検知処理のフローチャート。 先端が第1位置に位置する用紙と上流センサー対の模式図。 図8に示す状態における第1画像データの模式図。 図8に示す状態における第2画像データの模式図。 先端が第1位置を通過した用紙と上流センサー対の模式図。 図11に示す状態における第1画像データの模式図。 図11に示す状態における第2画像データの模式図。 重送されている用紙と上流センサー対の模式図。 図14に示す状態における第1画像データの模式図。 図14に示す状態における第2画像データの模式図。 記録装置の第2実施形態におけるスキャナー部の正面模式図。 センサー対を示す側面模式図。 記録装置のブロック図。
(第1実施形態)
以下、媒体搬送装置を備える記録装置の第1実施形態を、図面に従って説明する。
図1に示すように、記録装置11は、媒体搬送装置の一例であるプリンター部12と、プリンター部12上に配置されたスキャナー部13とを備え、全体として鉛直方向Zに長い略直方体状をなしている。また、プリンター部12上におけるスキャナー部13の隣には、記録装置11の各種の操作を行うための操作部14が設けられている。
図2に示すように、プリンター部12は、図2に一点鎖線で示す搬送経路15に沿って媒体の一例である用紙16を搬送する搬送部17を備える。さらに、搬送経路15沿いには、用紙16を重力方向側から支持する支持台18と、搬送経路15を挟んで支持台18に対向する印刷部19とが定置されている。そして、以下の説明では、搬送経路15において支持台18と印刷部19との間の領域を印刷領域Aという。
印刷部19は、用紙16の幅方向Xに亘ってインクを同時に噴射可能な所謂ラインヘッドである。なお、幅方向Xとは、用紙16が搬送される搬送領域に沿う方向であって且つ用紙16の搬送方向Yと交差(例えば直交)する方向である。そして、印刷部19は、搬送部17により搬送されて印刷領域Aに位置する用紙16に向かってインクを噴射することにより印刷を行う。なお、搬送領域とは、搬送経路15に沿う面状の領域であって、搬送部17により搬送される用紙16が通過する領域である。
また、搬送経路15は、印刷領域Aよりも搬送方向Yの上流側の第1供給経路21及び第2供給経路22と、印刷領域Aよりも搬送方向Yの下流側の第3供給経路23、分岐経路24、及び排出経路25とにより構成されている。
第1供給経路21は、重力方向側となる底部に挿抜可能に備えられた用紙カセット27と、印刷領域Aとを結ぶ経路である。そして、第1供給経路21には、用紙カセット27に積層状態で配置された用紙16のうち、最上位の用紙16を送り出すピックアップローラー28と、ピックアップローラー28により送り出された用紙16を1枚ずつ分離する分離ローラー29とが設けられている。さらに、分離ローラー29よりも搬送方向Yの下流側には、第1供給ローラー対31が設けられている。
第2供給経路22は、プリンター部12の一側面に備えられたカバー12aを開けることによって露出する挿入口12bと、印刷領域Aとを結ぶ経路である。そして、第2供給経路22には、挿入口12bから挿入された用紙16を挟持して搬送する第2供給ローラー対32が設けられている。さらに、第1供給経路21と第2供給経路22と第3供給経路23とが合流した位置には、第3供給ローラー対33と第4供給ローラー対34とが設けられていると共に、第3供給経路23には、第5供給ローラー対35が設けられている。
第3供給経路23は、印刷部19を囲うように設けられた経路であって、一旦印刷領域Aを通過した用紙16を、再び印刷領域Aよりも上流側へ戻すための経路である。すなわち、印刷領域Aよりも下流側には、分岐機構36が設けられていると共に、排出経路25から分岐した分岐経路24には、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐ローラー対37が設けられている。
排出経路25は、印刷済みの用紙16が排出される排出口38と、印刷領域Aとを結ぶ経路である。なお、排出口38から排出された用紙16は載置台39に載置される。そして、排出経路25には、少なくとも1つ(本実施形態では6個)の第1排出ローラー対41〜第6排出ローラー対46が設けられている。さらに、第3供給経路23にも第7排出ローラー対47、及び第8排出ローラー対48が設けられている。
そして、本実施形態では、ピックアップローラー28、分離ローラー29、第1供給ローラー対31〜第5供給ローラー対35、分岐機構36、分岐ローラー対37、第1排出ローラー対41〜第8排出ローラー対48により搬送部17が構成されている。
図3に示すように、第1供給経路21において、第3供給ローラー対33よりも搬送方向Yの上流側と下流側のそれぞれの位置には、第1センサーの一例である表面センサー50と第2センサーの一例である裏面センサー51との組み合わせによるセンサー対が1組ずつ設けられている。
すなわち、ピックアップローラー28と第3供給ローラー対33との間の表面センサー50と裏面センサー51とにより上流センサー対52が構成されている。さらに、第3供給ローラー対33と第4供給ローラー対34との間の表面センサー50と裏面センサー51とにより下流センサー対53が構成されている。
これらの、上流センサー対52と下流センサー対53は、印刷部19よりも搬送方向Yの上流側に設けられ、第1供給経路21において印刷領域Aよりも用紙カセット27側に位置する用紙16を検出する。そして、本実施形態の上流センサー対52と下流センサー対53は、第1供給経路21において設けられる位置が異なるものの、上流センサー対52及び下流センサー対53の各々における表面センサー50と裏面センサー51の構成と配置は略同じである。そのため、以下では下流センサー対53を例にして説明すると共に、同一の符号を付すことにより上流センサー対52の説明を省略する。なお、表面センサー50と裏面センサー51は、イメージセンサーである。
図3,図4に示すように、用紙16の幅方向X及び搬送方向Yの双方と交差する方向(この場合は鉛直方向Z)において、第1供給経路21よりも印刷部19が位置する側に設けられた表面センサー50は、搬送部17により搬送される用紙16の表面16a側から2次元の第1画像データ(図9参照)54を経時的に取得する。すなわち、表面センサー50は、用紙16における第1位置P1の表面16a側の画像を第1画像データ54として取得する。
また、用紙16の幅方向X及び搬送方向Yの双方と交差する方向(この場合は鉛直方向Z)において、第1供給経路21よりも支持台18が位置する側に設けられた裏面センサー51は、搬送部17により搬送される用紙16の裏面16b側から2次元の第2画像データ(図10参照)55を経時的に取得する。すなわち、裏面センサー51は、用紙16における第2位置P2の裏面16b側の画像を第2画像データ55として取得する。
なお、第1位置P1と第2位置P2は、用紙16の搬送領域において、搬送方向Yにおいて略同じ位置であって、且つ幅方向Xに位置をずらして設定されている位置である。そして、用紙16が搬送されても第1位置P1と第2位置P2は移動せず、第1位置P1と第2位置P2に位置する用紙16の部分が変化する。
図4に示すように、表面センサー50と裏面センサー51は、第1位置P1と第2位置P2の場合と同様に、搬送方向Yにおいて略同じ位置であって、幅方向Xに位置をずらして設けられている。さらに、表面センサー50と裏面センサー51は、幅方向Xにおける第1位置P1と第2位置P2の間隔X1が、搬送部17が搬送する用紙16のうち幅方向Xの大きさが最も小さい(図4では2点鎖線で示す)用紙の幅よりも狭くなるように設けられている。すなわち、表面センサー50と裏面センサー51は、間隔X1が最小サイズの用紙の幅方向Xにおける一端と他端の間隔X2よりも狭くなるように設けられている。
そのため、表面センサー50と裏面センサー51は、表面センサー50と第1位置P1とを結ぶ第1直線L1と、裏面センサー51と第2位置P2とを結ぶ第2直線L2とが異なるように設けられている。なお、本実施形態の第1直線L1と第2直線L2は、図4では紙面に垂直であって、且つ互いに平行な直線である。
次に、記録装置11の電気的構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態の表面センサー50と裏面センサー51は、同じセンサーである。そのため、以下では1つの表面センサー50を例にして説明すると共に、同一の符号を付すことにより裏面センサー51の説明を省略する。
表面センサー50は、用紙16に向かって光を照射する例えば発光ダイオードやレーザーダイオードなどの発光部57と、用紙16で反射した光を受光する受光部58とを備える。なお、受光部58は、複数のセル(図示略)に分かれている。そして、表面センサー50は、各セルが受光した受光量に基づいて2次元の画像データを生成する画像生成部59と、複数の画像データを比較して用紙16の搬送速度を取得する搬送速度取得部60とを備えている。
すなわち、表面センサー50は、画像生成部59が第1画像データ54を生成し、この第1画像データ54に基づいて搬送速度取得部60が用紙16の表面16a側の第1速度を取得する。具体的には、画像生成部59は、第1タイミングで第1位置P1を検出して先の第1画像データ54を生成すると共に、第1タイミングから所定時間だけ遅れた第2タイミングで第1位置P1を検出して後の第1画像データ54を生成する。さらに、搬送速度取得部60は、先の第1画像データ54と後の第2画像データ55の変位量と、第1タイミングと第2タイミングの時間差である所定時間から第1速度を取得する。そして、表面センサー50は、これらの処理を連続して行って第1画像データ54と第1速度を出力する。
また、裏面センサー51は、画像生成部59が第2画像データ55を生成し、この第2画像データ55に基づいて搬送速度取得部60が用紙16の裏面16b側の第2速度を取得する。すなわち、裏面センサー51も表面センサー50と同様の処理を行い、第2画像データ55と第2速度を出力する。
そして、記録装置11は、表面センサー50と裏面センサー51から出力された画像データと速度、及び操作部14から入力された情報に基づいて搬送部17と印刷部19とを制御する制御部61を備えている。
制御部61は、上流センサー対52と下流センサー対53からそれぞれ出力された第1画像データ54、第2画像データ55、第1速度、第2速度に基づいて用紙16の重送を検知する検知部62を備えている。なお、検知部62は、第1画像データ54及び第2画像データ55の何れか一方の画像データに用紙16の端部が含まれる場合と、第1速度と第2速度が異なる場合に用紙16の重送を検知する。さらに、制御部61は、タイマー63を備えている。
次に、図6に示すフローチャートを参照し、制御部61が重送を検知する方法について説明する。なお、このフローチャートは、印刷が開始されるタイミングで実行され、用紙16の給紙が必要となる度に繰り返し実行される。
図6に示すように、ステップS101において、制御部61は、タイマー63に時間の計測を開始させる。さらに、ステップS102において、制御部61は、搬送部17を駆動して用紙カセット27から用紙16を給紙する。すなわち、制御部61は、ピックアップローラー28を駆動して用紙カセット27から用紙16を送り出すと共に、分離ローラー29を駆動して用紙16を分離することにより、用紙カセット27から印刷領域Aへ用紙16を1枚ずつ給紙する。続くステップS103において、制御部61は、図7に示す重送検知ルーチンを実行して上流センサー対52が配置された位置における用紙16の重送を検知する。
図7に示すように、ステップS201において、制御部61は、上流センサー対52の表面センサー50から第1速度を取得する。さらに、ステップS202において、制御部61は、上流センサー対52の裏面センサー51から第2速度を取得する。
ステップS203において、制御部61は、第1速度が0よりも大きいか否かを判断する。さらに、制御部61は、ステップS204において、第2速度が0よりも大きいか否かを判断し、ステップS205において、第1閾値時間が経過したか否かを判断する。なお、第1閾値時間とは、タイマー63が時間の計測を開始してから用紙16の先端(以下「紙端」とも言う。)が上流センサー対52まで搬送されるのに要する時間である。
さて、用紙16が上流センサー対52まで搬送されていない場合には、第1速度と第2速度は0となる(ステップS203,ステップS204:NO)。そのため、第1閾値時間が経過しても第1速度と第2速度が0の場合には(ステップS205:YES)、ステップS206において、制御部61は、紙有無フラグを0に設定して重送検知ルーチンを終了する。
また、第1速度と第2速度が0でも第1閾値時間が経過していない場合には(ステップS205:NO)、ステップS207において、制御部61は、紙有無フラグを1に設定する。そして、用紙16が上流センサー対52まで搬送されて第1速度と第2速度の少なくとも一方が0よりも大きい場合には(ステップS203,ステップS204:YES)、ステップS207において、制御部61は、紙有無フラグを1に設定する。
続くステップS208において、制御部61は、上流センサー対52の表面センサー50から第1画像データ54を取得する。さらに、ステップS209において、制御部61は、上流センサー対52の裏面センサー51から第2画像データ55を取得する。
ステップS210において、制御部61は、第1画像データ54と第2画像データ55に基づいて表面センサー50と裏面センサー51が紙端を検出したか否かを判断する。そして、第1画像データ54と第2画像データ55のうち少なくとも一方の画像データに紙端が含まれている場合には、表面センサー50と裏面センサー51のうち少なくとも一方のセンサーが紙端を検出したと判断する(ステップS210:YES)。
ステップS211において、制御部61は、表面センサー50と裏面センサー51が検出した紙端が一致するか否かを判断する。そして、表面センサー50と裏面センサー51とが共に紙端を検出してこの紙端が一致する場合には(ステップS211:YES)、ステップS212において、制御部61は、重送フラグを0に設定して重送検知ルーチンを終了する。また、表面センサー50と裏面センサー51のうち、一方のセンサーのみが紙端を検出した場合は紙端が一致せず(ステップS211:NO)、ステップS213において、制御部61は、重送フラグを1に設定して重送検知ルーチンを終了する。
さらに、ステップS210において、表面センサー50と裏面センサー51が共に紙端を検出していない場合には(ステップS210:NO)、ステップS214において、制御部は、第1速度と第2速度を比較する。そして、ステップS201で取得した第1速度とステップS202で取得した第2速度が略等しい場合には(ステップS214:YES)、ステップS212において、制御部61は、重送フラグを0に設定して重送検知ルーチンを終了する。また、第1速度と第2速度が異なる場合は(ステップS214:NO)、制御部61は、ステップS213において、制御部61は、重送フラグを1に設定して重送検知ルーチンを終了する。
図6に示すように、ステップS103の重送検知ルーチンが終了すると、続くステップS104において、制御部61は、紙有無フラグが1であるか否かを判断する。この、紙有無フラグが1の場合には(ステップS104:YES)、ステップS105において、制御部61は、重送フラグが0であるか否かを判断する。この重送フラグが0である場合には(ステップS105:YES)、ステップS106において、制御部61は、傾き補正開始時間が経過したか否かを判断する。なお、傾き補正開始時間とは、タイマー63が時間の計測を開始してから紙端が第3供給ローラー対33まで搬送されるのに要する時間であって、第1閾値時間よりも長い時間である。
そして、傾き補正開始時間が経過していない場合には(ステップS106:NO)、制御部61は、処理をステップS103に移行し、傾き補正開始時間が経過するまで重送検知ルーチンを繰り返し実行する。そして、傾き補正時間が経過すると(ステップS106:YES)、ステップS107において、制御部61は、用紙16の傾き補正を実行する。
続くステップS108において、制御部61は、ステップS103と同様に重送検知ルーチンを実行して上流センサー対52が配置された位置における用紙16の重送を検知する。そして、ステップS109において、制御部61は、ステップS108で設定した重送フラグが0であるか否かを検出する。この重送フラグが0である場合には(ステップS109:YES)、ステップS110において、制御部61は、第2閾値時間が経過したか否かを判断する。なお、第2閾値時間とは、タイマー63が時間の計測を開始してから紙端が下流センサー対53まで搬送されるのに要する時間であって、傾き補正開始時間よりも長い時間である。
そして、第2閾値時間が経過していない場合には(ステップS110:NO)、制御部61は、処理をステップS108に移行し、第2閾値時間が経過するまで重送検知ルーチンを繰り返し実行する。そして、第2閾値時間が経過すると(ステップS110:YES)、制御部61は、その処理をステップS111に移行する。
ステップS111において、制御部61は、図7に示す重送検知ルーチンを実行して下流センサー対53が配置された位置における用紙16の重送を検知する。すなわち、制御部61は、ステップS103と同様に重送検知ルーチンを実行し、下流センサー対53から取得した第1速度、第2速度、第1画像データ54、第2画像データに基づいて紙有無フラグと重送フラグを設定する。
そして、ステップS112において、制御部61は、ステップS111で設定した紙有無フラグが1であるか否かを判断する。そして、紙有無フラグが1である場合には(ステップS112:YES)、ステップS113において、制御部61は、ステップS111で設定した重送フラグが0であるか否かを判断する。
この重送フラグが0である場合には(ステップS113:YES)、ステップS114において、制御部61は、ステップS103と同様に重送検知ルーチンを実行して上流センサー対52が配置された位置における用紙16の重送を検知する。そして、ステップS115において、制御部61は、ステップS114で設定した重送フラグが0であるか否かを検出する。この重送フラグが0である場合には(ステップS115:YES)、ステップS116において、制御部61は、印刷開始時間が経過したか否かを判断する。なお、印刷開始時間とは、タイマー63が計測を開始してから用紙16の印刷を行う部分が印刷領域Aまで搬送されるのに要する時間であって、第2閾値時間よりも長い時間である。
そして、印刷開始時間が経過していない場合には、(ステップS116:NO)、制御部61は、処理をステップS111に移行する。すなわち、制御部61は、印刷開始時間が経過するまでの間、上流センサー対52と下流センサー対53にそれぞれ用紙16の重送を検知させる。
そして、印刷開始時間が経過すると(ステップS116:YES)、ステップS117において、制御部61は、印刷部19の駆動を制御し、印刷領域Aを通過する用紙16に対してインクを噴射させて印刷を行う。
また、ステップS104,ステップS112において、紙有無フラグが0であった場合には(ステップS104,ステップS112:NO)、ステップS118において、制御部61は、搬送部17の駆動を停止し、用紙16の搬送を停止させる。すなわち、用紙カセット27に用紙16がセットされていない、もしくは用紙16が第1供給経路21の途中で詰まっている虞があるため、制御部61はユーザーにエラーを報知すると共に、原因が解決されるまで印刷を待機させる。
さらに、ステップS105,ステップS109,ステップS113,ステップS115において、重送フラグが1であった場合には(ステップS105,ステップS109,ステップS113,ステップS115:NO)、制御部61は、処理をステップS119に移行する。ステップS119において、実行する印刷が用紙16の片面に印刷する片面印刷である場合には(ステップS119:YES)、ステップS117において、制御部61は、印刷部19の駆動を制御して用紙16に印刷を行う。
また、実行する印刷が用紙16の両面に印刷する両面印刷である場合には(ステップS119:NO)、ステップS120において、制御部61は、搬送部17の駆動を制御し、印刷領域Aを通過させる。なお、このとき制御部61は、印刷部19からインクを噴射させない。したがって、印刷が行われていない用紙16が排出口38から排紙される。
次に、用紙カセット27から用紙16を給紙して印刷を行う場合の作用について説明する。
図2に示すように、用紙16に片面印刷を行う場合には、制御部61は、搬送部17を制御し、用紙カセット27にセットされた用紙16を第1供給経路21、排出経路25の順に搬送する。さらに、制御部61は、印刷部19を制御し、用紙16が印刷領域Aを通過するタイミングでインクを噴射させて印刷を行う。
また、用紙16に両面印刷を行う場合には、制御部61は、搬送部17を制御し、用紙カセット27にセットされた用紙16を第1供給経路21、分岐経路24、第3供給経路23、排出経路25の順に搬送する。そして、制御部は、印刷部19を制御し、用紙16が第1供給経路21から分岐経路24に搬送される際に印刷領域Aを通過するタイミングでインクを噴射させて用紙16の表面16aに印刷を行う。そして、用紙16は分岐経路24及び第3供給経路23を搬送されることにより、先にインクが付着した表面16aとは反対の裏面16bが印刷部19側に位置する。そのため、制御部61は、印刷部19を制御し、用紙16が第3供給経路23から排出経路25に搬送される際に印刷領域Aを通過するタイミングでインクを噴射させて用紙16の裏面16bに印刷を行う。
次に、搬送される用紙16の重送を検出する場合の作用について説明する。
図8に示すように、用紙カセット27から用紙16が給紙されて第1閾値時間が経過し、上流センサー対52まで用紙16が搬送されると、表面センサー50と裏面センサー51は用紙16を検出する。
図9,図10に示すように、表面センサー50と裏面センサー51は、略同じ解像度の2次元の第1画像データ54と第2画像データ55を経時的に生成する。なお、図9と図10では、第1画像データ54と第2画像データ55を3×3の9ピクセルのデータとして模式的に図示しているが、実際の画素数はさらに多くてもよく、幅方向Xと搬送方向Yの画素の数がそれぞれ異なっていてもよい。
さて、表面センサー50と裏面センサー51の画像生成部59は、受光部58が受光した受光量を2値化処理し、受光部58が受光した受光量が閾値よりも小さい場合は黒、受光量が閾値よりも大きい場合は白とし、白黒の画像データを生成する。そのため、表面センサー50と裏面センサー51は、検出する位置である第1位置P1と第2位置P2に用紙16が位置している場合には、用紙16で反射した光を受光部58が受光して白い画像データを生成する。一方、表面センサー50と裏面センサー51は、第1位置P1と第2位置P2に用紙16が位置していない場合には、黒い画像データを生成する。
したがって、図9,図10に示すように、用紙16が上流センサー対52まで搬送されると、搬送方向Yの下流側が黒、上流側が白となり、用紙16の先端が上流センサー対52が設けられた位置まで搬送されたことを検出することができる。なお、このとき図9に示す表面センサー50が生成した第1画像データ54と、図10に示す裏面センサー51が生成した第2画像データ55には、双方に紙端が含まれている。そのため、制御部61は、用紙16が重送されていないと判断し、用紙16の搬送を継続する。
図11〜図13に示すように、同じ用紙16の紙端とは異なる部分を表面センサー50と裏面センサー51とが検出する場合には、第1画像データ54と第2画像データ55には、双方に紙端が含まれていない。この場合、制御部は、表面センサー50と裏面センサー51において第1画像データ54と第2画像データ55に基づいて取得された第1速度と第2速度を取得する。
なお、図12と図13では、第1画像データ54と第2画像データ55を白で示しているが、実際の表面センサー50と裏面センサー51は、例えば用紙16の表面16aと裏面16bの凹凸を検出して画像データを生成する。そのため、実際の第1画像データ54と第2画像データ55は、用紙16の紙端とは関係なく白黒が入り混じったデータとなる。そして、表面センサー50と裏面センサー51は、経時的に取得した画像データをセンサーごとに比較することにより、用紙16の搬送速度を取得する。そして、制御部61は、表面センサー50から取得した第1速度と、裏面センサー51から取得した第2速度が略同じ場合には、用紙16が重送されていないと判断し、用紙16の搬送を継続する。
図14〜図16に示すように、用紙16が重送されると、一方の画像データにのみ紙端が含まれる。すなわち、表面16a側の用紙16に連れられるように搬送された裏面16b側の用紙16の先端は、表面16a側の用紙16に遮られている。そのため、図15に示すように、第1画像データ54には、紙端が含まれていない。
一方、用紙16の裏面16b側には、裏面16b側に位置する用紙16の先端部分に影ができる。そのため、図16に示すように、第2画像データ55には、幅方向Xに延びる影が含まれ、検知部62はこの影がある場合に第2画像データ55に紙端が含まれていると判断する。そして、検知部62は、第1画像データ54と第2画像データ55とのうち一方の第2画像データ55に紙端が含まれている場合に用紙16の重送を検知する。
そして、検知部62が用紙16の重送を検知し、且つ用紙16の片面に印刷を行う場合には、制御部61は、搬送部17と印刷部19とを制御し、重送された用紙16のうち印刷部19側に位置する用紙16に対して印刷を行う。さらに、制御部61は、表面16a側に位置する用紙16とは異なる用紙16には印刷を行わずに印刷領域Aを通過させる。そして、制御部61は、続けて搬送された次の用紙16に、次のページの印刷を行う。
また、検知部62が用紙16の重送を検知し、且つ用紙16の両面に印刷を行う場合には、制御部61は、搬送部17と印刷部19とを制御し、重送された用紙16には印刷を行わずに印刷領域Aを通過させる。そして、制御部61は、次に搬送された用紙16が重送でない場合には、印刷しないで排紙した先の用紙16に行うはずだったページの印刷を行う。
また、複数枚の用紙16が先端の位置を合わせた状態で同じ速度で搬送されて上流センサー対52を通過すると、第1画像データ54と第2画像データ55には双方に紙端が含まれ、さらに第1速度と第2速度も略同じになるため、重送を検出することができない。そのため、制御部61は、搬送部17に通常の搬送を行わせる。
さて、用紙16が第3供給ローラー対33まで搬送されると、制御部61は用紙16の傾き補正を行う。具体的には、制御部61は、第1供給ローラー対31を駆動して用紙16を搬送すると共に、回転が停止した第3供給ローラー対33に用紙16の先端を突き当てる。すると、用紙16は、搬送方向Yに対する傾きが補正(スキュー取り)される。そして、用紙16の傾きが補正されると、制御部61は第3供給ローラー対33を駆動し、用紙16を印刷領域A側へ搬送する。
なお、重送された用紙16は、傾きが補正されるのに伴って分離することがある。そして、分離した用紙16に速度差が生じると、上流センサー対52が検出する第1速度と第2速度に差が生じるため、検知部62は用紙16の重送を検知する。しかし、分離した用紙16同士が同じ速度で搬送された場合には、上流センサー対52が検出する第1速度と第2速度が同じ速度になるため、検知部62は用紙16の重送を検出することができない。
そして、分離した用紙16が下流センサー対53まで搬送されると、先に搬送された用紙16が通過するタイミングでは第1画像データ54と第2画像データ55の双方に紙端が含まれる。しかし、後に続く用紙16の先端が通過するタイミングでは第1画像データ54と第2画像データ55のうち一方の画像データに紙端が含まれるため、検知部62は用紙16の重送を検知する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)用紙16の表面16a側と裏面16b側からそれぞれ画像データを取得し、何れか一方の画像データにしか端部が含まれない場合に、用紙16の重送を検知することができる。すなわち、用紙16が1枚ずつ搬送されている場合では、表面センサー50と裏面センサー51は、同じ用紙16の画像を読み取るため、第1画像データ54と第2画像データ55の双方の画像データに用紙16の端部が含まれる。しかし、用紙16が重送されている場合には、一方のセンサーが用紙16の端部を検出しても、他方のセンサーは先に搬送されている用紙16に遮られて一方のセンサー側に位置する用紙16の端部を検出できない。すなわち、一方のセンサーが取得した画像データには用紙16の端部が含まれるのに対し、他方のセンサーが取得した画像データには用紙16の端部が含まれない。そのため、画像データに用紙16の端部が含まれているか否かを検出することにより、2つのセンサーで重送を検知することができる。したがって、部品点数の増加を抑制して用紙16の重送を検知することができる。
(2)重なった状態で搬送される複数枚の用紙16は、端部の位置が揃っている場合があり、その場合には、第1画像データ54と第2画像データ55の双方の画像データに用紙16の端部が含まれることになり、重送を検知することができない。その点、用紙16の表面16a側の第1速度と用紙16の裏面16b側の第2速度を取得することにより、例えば端部の位置が揃った用紙16が、表面センサー50と裏面センサー51を通過した後に分離した場合でも、速度差に基づき重送されていると判断することができる。
(3)例えば表面センサー50と裏面センサー51が用紙16に向かって光を照射する発光部57を備えている場合、一方から照射された光が他方のセンサーに影響を与えることがある。その点、表面センサー50と裏面センサー51は、表面センサー50と第1位置P1を結ぶ第1直線L1と、裏面センサー51と第2位置P2とを結ぶ第2直線L2とが異なるように設けられている。すなわち、例えば表面センサー50と裏面センサー51が発光部57を備えている場合でも、互いのセンサーが光を照射する向きが異なるため、表面センサー50と裏面センサー51とが影響し合う虞を低減することができる。
(4)第1位置P1と第2位置P2の間隔X1が最も小さい用紙の幅である一端と他端の間隔X2よりも狭い。そのため、搬送部17によって搬送される用紙16の大きさが変化した場合でも、表面センサー50と裏面センサー51は用紙16の画像データを取得することができる。したがって、用紙16の大きさに関わらずに、用紙16の重送を検知することができる。
(5)用紙16が重送された際に、片面に印刷を行う場合には用紙16に印刷を行い、両面に印刷を行う場合には印刷を行わずに通過させる。したがって、重送された用紙16には印刷を行わずに通過させる場合に比べて印刷を効率よく行うことができる。
(6)第1位置P1と第2位置P2が搬送方向Yにおいて略同じ位置に設けられているため、表面センサー50と裏面センサー51が略同じタイミングで取得した画像データを比較することで用紙16の重送を検知することができる。
(第2実施形態)
次に、媒体搬送装置の第2実施形態について図を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態は、用紙16の画像を読み取るスキャナー部13が媒体搬送装置の一例として機能する点で第1実施形態の場合とは異なっている。そして、その他の点では第1実施形態とほぼ同じであるため、同一の構成については同一符号を付すことによって重複した説明は省略する。
図17に示すように、スキャナー部13は、媒体の一例としての用紙16を積層状態で配置可能な給紙トレイ65と、給紙トレイ65に配置された用紙16を搬送経路66に沿って搬送する搬送部67とを備える。さらに、搬送経路66において、搬送方向Yの下流側には、用紙16が排紙される排紙トレイ68が設けられている。すなわち、搬送経路66とは、給紙トレイ65と排紙トレイ68とを結ぶ経路である。
搬送経路66には、給紙トレイ65に積層状態で配置された用紙16のうち、最上位の用紙16を送り出す紙送りローラー70と、紙送りローラー70により送り出された用紙16を搬送する第1搬送ローラー対71〜第5搬送ローラー対75が設けられている。そして、本実施形態では、紙送りローラー70、第1搬送ローラー対71〜第5搬送ローラー対75により搬送部67が構成されている。
そして、搬送経路66の途中位置となる第3搬送ローラー対73と第4搬送ローラー対74の間には、搬送される用紙16の画像を読み取るための読取領域Bが設定されている。すなわち、スキャナー部13は、搬送部67により搬送されて読取領域Bに位置する用紙16の画像をガラス部材78越しに読み取る読取部79を備える。なお、読取部79は、用紙16の画像を幅方向Xに亘ってスキャン可能に設けられている。なお、幅方向Xとは、用紙16が搬送される搬送領域に沿って用紙16の搬送方向Yと交差(例えば直交)する方向である。なお、搬送領域とは、搬送経路66に沿う面状の領域であって、搬送部67により搬送される用紙16が通過する領域である。
搬送経路66において、第2搬送ローラー対72と第3搬送ローラー対73の間には、第1センサーの一例としての表面センサー50と、第2センサーの一例としての裏面センサー51とが設けられている。そして、表面センサー50と裏面センサー51とによりセンサー対80が構成されている。
なお、表面センサー50と裏面センサー51は、第1実施形態と同様のイメージセンサーである。そのため、搬送経路66よりも読取部79が位置する側に設けられた表面センサー50は、搬送部67により搬送される用紙16の表面16a側から2次元の第1画像データ54を経時的に取得する。また、搬送経路66を挟んで表面センサー50とは反対側に設けられた裏面センサー51は、搬送部17により搬送される用紙16の裏面16b側から2次元の第2画像データ55を経時的に取得する。
図18に示すように、表面センサー50と裏面センサー51は、搬送方向Yにおいて略同じ位置であって、幅方向Xに位置をずらして設けられている。さらに、表面センサー50と裏面センサー51は、幅方向Xにおける第1位置P1と第2位置P2の間隔X1が、搬送部67が搬送する用紙16のうち幅方向Xの大きさが最も小さい(図18では2点鎖線で示す)用紙の幅よりも狭くなるように設けられている。すなわち、表面センサー50と裏面センサー51は、間隔X1が最小サイズの用紙の幅方向Xにおける一端と他端の間隔X2よりも狭くなるように設けられている。
そのため、表面センサー50と裏面センサー51は、表面センサー50と第1位置P1とを結ぶ第1直線L1と、裏面センサー51と第2位置P2とを結ぶ第2直線L2とが異なるように設けられている。なお、第1直線L1と第2直線L2は、図18では紙面に垂直であって、且つ互いに平行な直線である。
次に、記録装置11の電気的構成について説明する。
図19に示すように、制御部61は、センサー対80から出力された第1画像データ54、第2画像データ55、第1速度、第2速度を取得して搬送部67が搬送する用紙16の重送を検知する。さらに、制御部61は、搬送部67と読取部79の駆動を制御する。
次に、用紙16の画像をスキャンする場合の作用について説明する。
図17に示すように、給紙トレイ65に用紙16がセットされ、画像の読み取り動作が開始されると、制御部61は、搬送部67の駆動を制御して給紙トレイ65から用紙16を1枚ずつ給紙する。そして、用紙16の先端がセンサー対80が配置された位置まで搬送されると、制御部61は、第1実施形態と同様にセンサー対80の検出結果に基づいて用紙16が重送されているか否かを判断する。
すなわち、制御部61は、図7に示す重送検知ルーチンを実行し、センサー対80から取得した第1速度、第2速度、第1画像データ54、第2画像データに基づいて紙有無フラグと重送フラグを設定する。
なお、設定された紙有無フラグが0の場合には、給紙トレイ65に用紙16がセットされていない、もしくは用紙16が搬送経路66の途中で詰まっている虞があるため、制御部61は搬送部67の駆動を停止する。
そして、紙有無フラグが1であって、且つ重送フラグが0である場合には、用紙16が重送されずに正常に搬送されている。そのため、制御部61は、読取部79の駆動を制御し、読取領域Bを通過する用紙16の画像をスキャンすると共に、搬送部67の駆動を制御して用紙16を排紙トレイ68に排出する。
また、重送フラグが1である場合には、用紙16が重送されている。そのため、制御部61は、読取部79には読取領域Bを通過する用紙16の画像をスキャンさせず、重送している用紙16を排紙トレイ68に排紙するように第1搬送ローラー対71〜第5搬送ローラー対75を駆動する。このとき、制御部61は、紙送りローラー70を駆動せず、給紙トレイ65からの給紙を中止する。そして、重送された用紙16が排紙トレイ68に排紙されると、制御部61は、ユーザーにエラーを報知すると共に、再度指示が入力されるまで待機する。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態の(1)〜(6)の効果に加えて以下のような効果を得ることができる。
(7)検知部62によって用紙16の重送が検知されるため、用紙16が重送されているか否かに応じて読取部79に行わせる画像の読み取り動作を変更することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態において、上流センサー対52、下流センサー対53、センサー対80による重送の検知は、用紙16の後端がそれぞれのセンサー対を通過するまで行ってもよい。
・上記各実施形態において、表面センサー50と裏面センサー51は、搬送方向Yにおいて異なる位置に設けてもよい。すなわち、例えば表面センサー50を搬送方向Yの上流側に配置し、裏面センサー51を表面センサー50よりも搬送方向Yの下流側に配置してもよい。なお、表面センサー50と裏面センサー51を搬送方向Yにおいて異なる位置に設けると、用紙16の端部を検出するタイミングにずれが生じる。そこで、検知部62は、搬送方向Yの上流側に配置された表面センサー50が紙端を検知してから、表面センサー50から裏面センサー51まで用紙16が搬送されるのに要する時間が経過した時点で裏面センサー51が紙端を検知しない場合に、用紙16の重送を検知してもよい。
・上記各実施形態において、プリンター部12は、両面印刷を行わずに片面印刷のみ行うプリンターであってもよい。すなわち、プリンター部12は、第3供給経路23、分岐経路24を備えない構成としてもよい。
・上記各実施形態において、スキャナー部13は、搬送経路66を挟んで対向するように2つの読取部79を設け、読取領域Bを通過する用紙16の両面を読取可能としてもよい。
・上記各実施形態において、用紙16の傾き補正は、第3供給ローラー対33を正転させて用紙16の先端を挟んだ後、第3供給ローラー対33を逆転させて用紙16の先端を放すことにより、搬送方向Yに対する傾きを補正してもよい。また、スキャナー部13においても用紙16の傾きを補正してもよい。
・上記各実施形態において、プリンター部12が備える上流センサー対52と下流センサー対53は、何れか一方のセンサー対を設ける構成としてもよい。すなわち、上流センサー対52を設けることによって用紙16の重送を早期に検知し、さらに下流センサー対53を設けることによって重送の検知精度を上げることができるが、第1供給経路21に1つのセンサー対を設ければ用紙16の重送を検知することができる。また、第1供給経路21に3つ以上のセンサー対を設ける構成としてもよい。また、上記第2実施形態において、スキャナー部13の搬送経路66に複数のセンサー対80を設けてもよい。そして、センサー対を複数設ける場合には、制御部61は、用紙16がどの位置で詰まっているかを検出し、ユーザーに報知してもよい。すなわち、例えばプリンター部12において、用紙16の搬送を停止した際に上流センサー対52の紙有無フラグが0の場合には、制御部61は、用紙16の搬送不良が用紙カセット27から上流センサー対52の間で起こっていると報知してもよい。さらに、用紙16の搬送を停止した際に上流センサー対52の紙有無フラグが1、且つ下流センサー対53の紙有無フラグが0の場合には、制御部61は、用紙16の搬送不良が上流センサー対52と下流センサー対53の間で起こっていると報知してもよい。
・上記各実施形態において、第1画像データ54と第2画像データ55の何れか一方の画像データに紙端が含まれているか否かを判断する方法は、画像データを構成する画素の白と黒の割合から判断してもよい。すなわち、例えば白を0、黒を1とし、画像全体の平均を取得してもよい。また、幅方向Xに並んだ画素を列とし、1列もしくは複数列ごとに平均を取得してもよい。そして、これらの取得した値が第1画像データ54と第2画像データ55で異なる場合に、第1画像データ54と第2画像データ55の何れか一方の画像データに紙端が含まれているとしてもよい。すなわち、制御部61は、各画像データに紙端が含まれているか否かを個別に判断する必要はなく、第1画像データ54と第2画像データ55で紙端が一致するか否かを判断すればよい。
・上記各実施形態において、傾き補正開始時間を設定しなくてもよい。例えば第3供給ローラー対33まで用紙16が搬送されたことを検出するセンサーを設け、このセンサーの検出結果に基づいて用紙16の傾き補正を行ってもよい。なお、上流センサー対52を第3供給ローラー対33付近に配置して用紙16を検出させてもよい。また、用紙16の傾き補正を行わなくてもよい。
・上記第2実施形態において、用紙16が重送された場合に、読取部79は、読取部79側に位置する用紙16の画像を読み取りつつ重送された用紙16を排紙してもよい。
・上記各実施形態において、プリンター部12は、片面印刷か両面印刷かに関わらず、重送された用紙16には印刷を行わずに排紙してもよい。
・上記各実施形態において、搬送部17,67が搬送する用紙16のサイズは1種類でもよい。また、搬送部17,67が搬送する用紙16のうち幅方向Xの大きさが最も小さい用紙とは、用紙カセット27及び給紙トレイ65にセット可能な最小サイズとしてもよい。すなわち、例えば、挿入口12bからユーザーによって1枚ずつ供給される用紙は重送する可能性が低いため、この用紙を除いた用紙の大きさに応じて表面センサー50と裏面センサー51を配置してもよい。
・上記各実施形態において、表面センサー50と裏面センサー51は、幅方向Xに同じ位置に設けてもよい。すなわち、第1位置P1と第2位置P2、第1直線L1と第2直線L2が一致するように表面センサー50と裏面センサー51を設けてもよい。また、表面センサー50と裏面センサー51は、第1直線L1と第2直線L2が用紙16の面に対して垂直ではなく、傾くように設けてもよい。さらに、表面センサー50と裏面センサー51は、第1直線L1と第2直線L2が平行ではなく互いに交差するように設けてもよい。
・上記各実施形態において、表面センサー50と裏面センサー51は、搬送速度取得部60を備えない構成としてもよい。すなわち、第1速度と第2速度を取得しなくてもよい。また、搬送速度取得部60を制御部61に備えてもよい。例えば、制御部61が第1画像データ54と第2画像データ55を取得し、これらの画像データに基づいて制御部61に設けられた搬送速度取得部60が第1速度と第2速度を取得してもよい。
・上記各実施形態において、搬送速度取得部60は、第1画像データと第2画像データをそれぞれ経時的に比較する際に、用紙16の幅方向Xへの変位は無視し、搬送方向Yへの変位からのみ搬送速度を取得してもよい。
・媒体は、紙、樹脂、金属、布、セラミック、ゴム、自然素材(木材や石など)や、これらの複合体としてもよい。また、媒体の厚みは、板、シート、フィルム、箔などとしてもよい。さらに、媒体の形状は、矩形や円形など任意の形状であってよい。すなわち、例えば紙と樹脂の複合体フィルム(樹脂含浸紙、樹脂コート紙など)、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、ディスク、回路基板などとしてもよい。
・媒体搬送装置は、スキャナー部13を備えないプリンターなどの印刷装置、またプリンター部12を備えないスキャナーなどの読取装置としてもよい。なお、印刷装置は、媒体に液体を付着させることにより文字や絵、写真などの画像を印刷する装置であって、シリアルプリンター、ラテラル式プリンター、ラインプリンター、ページプリンターなどとしてもよい。また、オフセット印刷装置、捺染印刷装置などとしてもよい。さらに、媒体搬送装置は、重なった状態で配置された複数枚の媒体を1枚ずつ搬送する装置であればよく、例えば用紙を折るための紙折機や、媒体を裁断するためのシュレッダーとしてもよい。また、これらの装置を複数備えた複合機としてもよい。
12…プリンター部(用紙搬送装置の一例)、13…スキャナー部(用紙搬送装置の一例)、16…用紙(媒体の一例)、16a…表面、16b…裏面、17,67…搬送部、19…印刷部、50…表面センサー(第1センサーの一例)、51…裏面センサー(第2センサーの一例)、54…第1画像データ、55…第2画像データ、60…搬送速度取得部、62…検知部、79…読取部、A…印刷領域、B…読取領域、L1…第1直線、L2…第2直線、P1…第1位置、P2…第2位置、X…幅方向、X1…間隔、X2…間隔、Y…搬送方向。

Claims (6)

  1. 媒体を搬送する搬送部と、
    該搬送部により搬送される前記媒体の表面側から2次元の第1画像データを経時的に取得する第1センサーと、
    前記搬送部により搬送される前記媒体の裏面側から2次元の第2画像データを経時的に取得する第2センサーと、
    前記第1画像データと前記第2画像データとに基づいて前記媒体の重送を検知する検知部と
    を備え、
    前記検知部は、前記第1画像データ及び前記第2画像データの何れか一方の画像データに前記媒体の端部が含まれる場合に前記媒体の重送を検知することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 前記第1画像データに基づいて前記媒体の表面側の第1速度を取得し、且つ前記第2画像データに基づいて前記媒体の裏面側の第2速度を取得する搬送速度取得部をさらに備え、
    前記検知部は、前記第1速度と前記第2速度が異なる場合に前記媒体の重送を検知することを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
  3. 前記第1センサーは、前記媒体における第1位置の表面側の画像を前記第1画像データとして取得し、
    前記第2センサーは、前記媒体における第2位置の裏面側の画像を前記第2画像データとして取得し、
    前記第1センサーと前記第2センサーは、前記第1センサーと前記第1位置とを結ぶ第1直線と、前記第2センサーと前記第2位置とを結ぶ第2直線とが異なるように設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の媒体搬送装置。
  4. 前記第1センサーは、前記媒体における第1位置の表面側の画像を前記第1画像データとして取得し、
    前記第2センサーは、前記媒体における第2位置の裏面側の画像を前記第2画像データとして取得し、
    前記媒体が搬送される搬送領域に沿う方向であって且つ前記媒体の搬送方向と交差する幅方向における前記第1位置と前記第2位置の間隔は、前記搬送部が搬送する前記媒体のうち前記幅方向の大きさが最も小さい媒体の前記幅方向における一端と他端の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  5. 前記搬送部により搬送されて印刷領域に位置する前記媒体に印刷を行う印刷部をさらに備え、
    前記搬送部と前記印刷部は、
    前記検知部が重送を検知し且つ前記媒体の片面に印刷を行う場合に、重送された前記媒体のうち前記印刷部側に位置する媒体に対して印刷を行い、該媒体とは異なる媒体には印刷を行わずに前記印刷領域を通過させ、
    前記検知部が重送を検知し且つ前記媒体の両面に印刷を行う場合に、重送された前記媒体には印刷を行わずに前記印刷領域を通過させることを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の媒体搬送装置。
  6. 前記搬送部により搬送されて読取領域に位置する前記媒体の画像を読み取る読取部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の媒体搬送装置。
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