JP2016179856A - 衛生用紙ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生用紙ロールと衛生用紙包装体の両方を同時に保持でき、衛生用紙の取り出し性を良好に維持できる衛生用紙ホルダーを提供する。【解決手段】衛生用紙ホルダー100は、シートP1を包装した衛生用紙包装体Pを保持する包装体保持部HPと、衛生用紙ロールRを保持軸70を挿し込んで回転可能に保持するロール保持部HRとを備える。包装体保持部は包装フィルムP2の取出口P3が設けられる面を立てた状態で同面の位置を規制して保持するとともに同取出口を露出させ、ロール保持部は保持軸を案内する傾斜した一対のスライドガイド(41,51)と、衛生用紙ロールから衛生用紙を取出し可能にする取出部(開口部21)とを有する。保持軸及び衛生用紙ロールの自重に従ってスライドガイドが保持軸を低位ほど前面位置に近づくように案内することにより、包装体保持部に保持された衛生用紙包装体の底面P5を衛生用紙ロールの外周面によって押圧する。【選択図】図3

Description

本発明は、衛生用紙を取出可能に保持する衛生用紙ホルダーに関する。
良く知られるように衛生用紙ロールや、衛生用紙包装体が提供されて利用されている。ここで、衛生用紙包装体とは、取出口を設けるための切込線が形成された包装フィルムで積層状に折り畳まれたシートを包装したものを指す。
衛生用紙ロールの場合、ロールの中空部に挿し込まれる保持軸と、上下に回動可能にヒンジ固定された上蓋カバー等とを有する衛生用紙ホルダー(トイレットペーパーロールホルダーなど)が一般的に利用されている。上蓋カバー等により衛生用紙ロールの外周面が適度に押圧されることによって、衛生用紙の巻出し時やカット時に回転に対する適度な制動圧が発生し、使い勝手がよくされている。その他に特許文献1,2に記載されるように箱状のホルダーが利用され得る。
衛生用紙包装体の場合、包装フィルムに設けられたミシン目など切込線に沿って取出口が開口形成された後、取出口を通してシートが摘み上げられて利用される。ホルダーとしては、特許文献1,2にも記載されるように箱状のホルダーが利用され得る。
ところで、衛生用紙包装体の場合は、消費によりシート枚数が少なくなると取出口が大きく広がり、シートが取出口に引っかからなくなり、最後はシートを取り出しにくくなるという取り出し性維持の問題がある。
また、衛生用紙ロールの場合、上述した回転に対する制動圧が適度に働いていないと、取り出し性が悪化するという問題がある。
特許文献1,2に記載の収納容器にあっては、収納容器に設けられ取出口の方向に衛生用紙を押さえつけるための弾性部材等を収納容器内に備えているため、衛生用紙包装体を収納した場合も衛生用紙ロールを収納した場合もその取り出し性の維持が図られる。
特許第5600190号公報 特許第5352172号公報
しかし、特許文献1,2に提案されている収納容器によれば、衛生用紙ロールと衛生用紙包装体の両方を同時に保持できないという問題がある。
また、衛生用紙の取り出し性を維持するために弾性部材を設置しているために、部品が増えて複雑化するという問題、デッドスペースが増えて大型化するという問題がある。
本発明は以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、衛生用紙ロールと衛生用紙包装体の両方を同時に保持でき、衛生用紙の取り出し性を良好に維持できる衛生用紙ホルダーを提供することを課題とする。
以上の課題を解決するための請求項1記載の発明は、取出口を設けるための切込線が形成された包装フィルムで積層状に折り畳まれたシートを包装した衛生用紙包装体を保持する包装体保持部と、
衛生用紙ロールをその中空部に保持軸を挿し込んで回転可能に保持するロール保持部と、を備え、
前記包装体保持部は、前記包装フィルムの前記取出口が設けられる面を立てた状態で同面の位置を規制して保持するとともに前記取出口を露出させ、
前記ロール保持部は、前記保持軸の前記中空部から延出する両端部をそれぞれ支持して案内する傾斜した一対のスライドガイドと、前記衛生用紙ロールから巻出して衛生用紙を取出し可能にする取出部とを有し、
前記保持軸及び前記衛生用紙ロールの自重に従って前記スライドガイドが前記保持軸を低位ほど前記取出口が設けられる面が規制される位置に近づくように案内することにより、前記包装体保持部に保持された前記衛生用紙包装体に対し、前記包装フィルムの表面であって前記取出口が設けられる面の反対面を前記衛生用紙ロールの外周面によって押圧するようにされた衛生用紙ホルダーである。
請求項1記載の発明によれば、包装体保持部及びロール保持部を備えるので、衛生用紙ロールと衛生用紙包装体の両方を同時に保持でき、保持軸及び衛生用紙ロールの自重により、包装体保持部に保持された衛生用紙包装体に対し、包装フィルムの表面であって取出口が設けられる面の反対面を衛生用紙ロールの外周面によって押圧するので、消費によりシート枚数が少なくなっても衛生用紙包装体からのシートの取り出し性を良好に維持できるとともに、上記押圧の反作用により衛生用紙の巻出し時やカット時に衛生用紙ロールの回転に対する制動圧が適度に働いて衛生用紙ロールから巻出してカットして衛生用紙を取り出す際の取り出し性を良好に維持することができる。
請求項2記載の発明は、天面板部材、底面板部材、前面板部材、左右一対の側面板部材、背面板部材を有した箱体を備え、
前記前面板部材が前記包装フィルムの前記取出口が設けられる面の位置を規制するとともに前記底面板部材が前記衛生用紙包装体を下支えして保持し、
前記前面板部材に前記取出口を露出させる開口部が形成され、
前記左右一対の側面板部材に前記スライドガイドが設けられ、
前記取出部が前記箱体の天面又は底面に設けられた請求項1に記載の衛生用紙ホルダーである。
請求項2記載の発明によれば、衛生用紙包装体及び衛生用紙ロールを箱体に収容できるので、防汚効果、美観向上の効果が得られる。
本発明によれば、衛生用紙ロールと衛生用紙包装体の両方を同時に保持でき、衛生用紙の取り出し性を良好に維持できる。
本発明の第1実施形態に係る衛生用紙ホルダーの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図(a)及び上面図(b)である。 本発明の第1実施形態に係る衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図(a1) (a2)及び上面図(b1) (b2)であり、図(a2) (b2)は、図(a1) (b1)に対し衛生用紙包装体内のシートが減った状態を示す。 本発明の第2実施形態に係る衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図である。 本発明の第2実施形態に係る衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図(a)(b)であり、図(b)は、図(a)に対し衛生用紙包装体内のシートが減った状態を示す。 その他の実施形態に係る一例の衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図(a)、及び他の一例の衛生用紙ホルダーの中央断面左方視図(b)である。
以下に本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
なお、以下の説明では、衛生用紙ホルダー100の開口部31側を前後方向の前側(使用者側)とするとともにその反対側を後側とし、衛生用紙ホルダー100の天面板部材10側を上下方向の上側、底面板部材20側を下側とし、上下方向及び前後方向の双方に直交する方向を左右方向とする。
〔第1実施形態〕
まず、本発明の第1実施形態の衛生用紙ホルダーにつき説明する。
図1〜図3に示すように本実施形態の衛生用紙ホルダー100は、天面板部材10、底面板部材20、前面板部材30、左右一対の側面板部材40,50、背面板部材60を有した直方体状の箱体を本体とする。
ここで、衛生用紙は、例えば、キッチンペーパー、キッチンタオル、ペーパータオル、ティシュー等の紙製品が適用可能である。
また、衛生用紙ロールRは、例えば、一定幅に形成された長尺のシートR1が円筒状のロール芯にロール状に巻回されて構成されている。長尺のシートR1は、所定の間隔毎に幅方向に延在する破断用のミシン目が形成されていても良い。また、衛生用紙ロールRの寸法は、例えば、巻径(ロール径)がφ100〜130[mm]で、幅(左右方向の長さ)が200〜300[mm]で、ロール芯径がφ35〜45[mm]であるが、一例であってこれに限られるものではない。
また、衛生用紙包装体Pは、例えば、複数枚のシートP1が交互に重ねて積層されたものが包装フィルムP3により包装されて構成されている。包装フィルムP3の一面には、例えば、所定方向に延在する直線状のミシン目が設けられ、このミシン目が切り開かれることで当該包装フィルムP3の内側から取り出されるシートP1の取出口が形成される。また、衛生用紙包装体Pの寸法は、例えば、高さ(前後方向の長さ)が30〜110[mm]で、幅(左右方向の長さ)が200〜300[mm]で、奥行(上下方向の長さ)が60〜130[mm]であるが、一例であってこれに限られるものではない。
また、衛生用紙は、特に限定されず1プライ、または2プライ以上の複数プライのものとすることができる。衛生用紙には、適宜のエンボスが施されていてもよい。
また、本発明に係る衛生用紙は、例えば、JIS P 8124(1998年)に基づく1プライ当たりの米坪が10〜70[g/m]とする。また、紙厚は、試験片をJIS P 8111(1998年)の条件下で十分に調湿した後、同条件下でダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)「PEACOCK H型」(尾崎製作所製)を用いて測定し、150〜500[μm]とする。乾燥引張紙力はJIS P 8113に基づき、乾燥引張紙力(縦)が800〜3,000[cN]、乾燥引張紙力(横)が400〜2,000[cN]である。湿潤引張紙力はJIS P 8135に基づき、湿潤引張紙力(縦)が200〜1,500[cN]、湿潤引張紙力(横)が100〜1,000[cN]であり、伸び率(引張破断伸)が10〜40[%]のものである。なお、各引張紙力及び伸び率における試料は、25[mm]幅での測定値である。
衛生用紙ホルダー100は、例えば、外形が扁平な直方体状に形成されている。また、衛生用紙ホルダー100の寸法は、例えば、左右方向の長さが210〜310[mm]で、前後方向の長さが110〜150[mm]で、上下方向の長さが170〜270[mm]であるが、一例であってこれに限られるものではなく、衛生用紙ロールR及び衛生用紙包装体Pを収納可能であれば足りる。
天面板部材10は、衛生用紙ホルダー100の上端開口を覆う蓋体でありヒンジ11,11を介して背面板部材60の上端に連結され開閉可能にされている。天面板部材10を他の部材に連結せず、単に嵌め込み式等の蓋としてもよい。
底面板部材20は、衛生用紙ホルダー100の底面を覆う。但し、底面板部材20に取出部となる開口部21が形成されている。すなわち、開口部21は、衛生用紙ロールRから巻出して衛生用紙R1を取出し可能にする取出部となる。
前面板部材30は、衛生用紙ホルダー100の前面を覆う。但し、前面板部材30に取出口P3を露出させる開口部31が形成されている。ここで、取出口P3とは、衛生用紙包装体Pに設けられる取出口P3である。図3に示すように衛生用紙包装体Pは、取出口P3を設けるための切込線が形成された包装フィルムP2で積層状に折り畳まれたシートP1を包装したものである。包装フィルムP2に取出口P3が開けられた後、衛生用紙包装体Pは包装体保持部HPに設置される。衛生用紙包装体Pが包装体保持部HPに設置されるとき、包装体保持部HPは、包装フィルムP2の取出口P3が設けられる面P4を立てた状態で同面の位置を前面板部材30によって規制して保持するとともに、取出口P3を開口部31によって前面に露出させる。
また、底面板部材20が衛生用紙包装体Pを下支えして保持し、左右一対の側面板部材40,50が衛生用紙包装体Pの左右側面を規制し、これにより取出口P3が開口部31に配置される。底面板部材20のうち開口部21より前方の部分が衛生用紙包装体Pを下支えする。衛生用紙ホルダー100の底面に衛生用紙包装体Pを下支えする部材が確保されれば、同底面はその残部すべてを開放してもよい。
開口部21、31の寸法は、左右方向の長さが例えば、190〜290[mm]である。開口部21の左右方向の長さと、開口部31の左右方向の長さとが等しい必要はない。開口部21の左右方向の長さは、シートR1の左右方向の長さを超える必要がある。シートR1を円滑に取り出すためである。開口部31の左右方向の長さは、シートP1の左右方向の長さを超える必要はなく、取出口P3の全部を露出させる必要もない。開口部31は少なくともシートP1の左右方向の中央部において取出口P3を前面に露出させ、取出口P3及び開口部31を通してシートP1を取り出せれば足りる。このとき、取出口P3が衛生用紙包装体Pの左右方向の一端から逆端までに亘って形成されていても、取出口P3の左右両端部は開口部31を介して露出していなくてもよい。
また、開口部21の前後方向の長さが例えば10〜20[mm]、開口部31の上下方向の長さが例えば10〜20[mm]である。開口部21の前後方向の長さと、開口部31の上下方向の長さとが等しい必要はない。
以上の寸法は一例であってこれに限定されるものではない。
左右一対の側面板部材40,50は、衛生用紙ホルダー100の左側面を覆う左側面板部材40と、衛生用紙ホルダー100の右側面を覆う右側面板部材50とからなる。
左側面板部材40の内面にはスライドガイド溝41が形成されている。右側面板部材50の内面にはスライドガイド溝51が形成されている。スライドガイド溝41とスライドガイド溝51とは、保持軸70の中空部RCから延出する両端部をそれぞれ支持して案内する傾斜した一対のスライドガイドを構成する。図3に示すようにロール保持部HRは、衛生用紙ロールRをその中空部RCに保持軸70を挿し込んで回転可能に保持する構成を有し、スライドガイド溝41,51が保持軸70を案内する。
中空部RCに挿通した保持軸70が底面板部材20及び前面板部材30に平行にされ、その両端がスライドガイド溝41,51に係合して保持軸70が左右一対の側面板部材40,50間に架設されることで、衛生用紙ロールRが衛生用紙ホルダー100に保持される。
また、保持軸70の寸法は、例えば、径がφ20〜30[mm]であるが、一例であってこれに限られるものではない。保持軸70の外径は、ロール芯の内径、すなわち、中空部RCの直径を超えないことが好ましい。衛生用紙ロールRを回転させるためである。
背面板部材60は、衛生用紙ホルダー100の背面を覆う。衛生用紙ホルダー100は壁などに固定されて使用される。その際、背面板部材60は壁面に合わされる。例えば、衛生用紙ホルダー100がトイレの壁面に固定され、衛生用紙ロールRがトイレットペーパーロールとされ、衛生用紙包装体Pがタオルペーパーとされて使用される。背面板部材60に固定用のネジを通す孔を設けてもよい。
スライドガイド溝41,51は互いに対称形状である。スライドガイド溝41,51はその上端が側面板部材40,50の上端に開放されている。保持軸70をスライドガイド溝41,51に入れるためである。
スライドガイド溝41,51は、略円弧状のスロープを構成しており、その上端から下端へ変遷するに従って前面板部材30に近づくように配向されている。すなわち、保持軸70及び衛生用紙ロールRの自重に従ってスライドガイド溝41,51が保持軸70を低位ほど取出口P3が設けられる面P4が規制される位置(前面板部材30の内面位置)に近づくように案内する。これにより、図3に示すように包装体保持部HPに保持された衛生用紙包装体Pに対し、包装フィルムP2の表面であって取出口P3が設けられる面P4の反対面(底面P5)を衛生用紙ロールRの外周面によって押圧するようにされている。
したがって、図3(a1)(b1)に示すように、保持軸70及び衛生用紙ロールRの自重に起因した力で衛生用紙ロールRの外周面が衛生用紙包装体Pの底面P5を押圧し、シートP1の消費により包装フィルムP2内に残るシートP1の残量が減少していっても、(それと並行して衛生用紙R1の消費が有っても無くても)図3(a2)(b2)に示すように、保持軸70がスライドガイド溝41,51に沿って前方に移動し、これに伴って保持軸70に保持された衛生用紙ロールRが前方に移動することによって、衛生用紙ロールRの外周面が衛生用紙包装体Pの底面P5を押圧し、包装フィルムP2内に残るシートP1を前面板部材30の内面位置に寄せることができる。
以上のような衛生用紙ホルダー100によれば、包装体保持部HP及びロール保持部HRを備えるので、衛生用紙ロールRと衛生用紙包装体Pの両方を同時に保持できる。
さらに衛生用紙ホルダー100によれば、保持軸70及び衛生用紙ロールRの自重により、包装体保持部HPに保持された衛生用紙包装体Pに対し、包装フィルムP2の表面であって取出口P3が設けられる面P4の反対面の底面P5を衛生用紙ロールRの外周面によって押圧するので、消費によりシートP1の枚数が少なくなっても衛生用紙包装体PからのシートP1の取り出し性を良好に維持できるとともに、上記押圧の反作用により衛生用紙の巻出し時やカット時に衛生用紙ロールRの回転に対する制動圧が適度に働いて衛生用紙ロールRから巻出してカットして衛生用紙R1を取り出す際の取り出し性を良好に維持することができる。
また、衛生用紙ホルダー100によれば、衛生用紙包装体P及び衛生用紙ロールRを箱体に収容できるので、衛生用紙包装体P及び衛生用紙ロールRを汚れや水分から守る防汚効果、衛生用紙包装体P及び衛生用紙ロールRを露出させずに箱体外面を清潔に保ったり装飾したりすることによる美観向上の効果が得られる。
衛生用紙包装体Pと衛生用紙ロールRとの間に仕切りがなく、包装体保持部HPとロール保持部HRとは衛生用紙ホルダー100内の空間を共用するので、衛生用紙ホルダー100は小型省スペースに構成される。
仕切りがなく、包装体保持部HPとロール保持部HRとが衛生用紙ホルダー100内の空間を共用するから、未使用時寸法で、比較的厚い衛生用紙包装体Pを設置する場合は衛生用紙ロールRが後退し、比較的薄い衛生用紙包装体Pを設置する場合は衛生用紙ロールRが前進して設置されるとともに、比較的大径の衛生用紙ロールRを設置できる。
スライドガイド(スライドガイド溝41,51)の案内軌道は、円弧状以外の自由な曲線に設計できるし、曲線に限らず、直線状であってもよい。
スライドガイドの案内軌道上における傾斜角、保持軸70の重量、保持軸70とスライドガイドとの摩擦係数、これらを設計することで、衛生用紙ロールRと衛生用紙包装体Pとの適度な押圧力を達成できる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態の衛生用紙ホルダーにつき説明する。
図4及び図5に示すように本実施形態の衛生用紙ホルダー101は、上記第1実施形態の構成に対し、保持軸70の逆戻し防止弁81,82をスライドガイド溝41,51に設けたものであり、その他の構成は上記第1実施形態と同じである。
図4に示すように、複数の防止弁81は、スライドガイド溝41の上側面に基端が取り付けられ、先端はスライドガイド溝41に沿ってスライドガイド溝41の下端方向に向けられる。
他の複数の防止弁82は、スライドガイド溝41の下側面に基端が取り付けられ、先端はスライドガイド溝41に沿ってスライドガイド溝41の下端方向に向けられる。
スライドガイド溝51に対しても同様に逆戻し防止弁81,82が設けられている。
このような衛生用紙ホルダー101によれば、図5に示すように一旦下がった位置(前方に寄った位置)から保持軸70を逆戻りしないように保持することができる。
したがって、例えば、使用者が手指を開口部31から挿入して衛生用紙包装体Pを押すことがあっても、衛生用紙包装体Pの後退が抑えられ、使用者がシートP1を摘まみ出すことができるなど、使い勝手が良くなる。
〔その他の実施形態〕
以上の実施形態にあっては、衛生用紙ロールRから巻出して衛生用紙R1を取出し可能にする取出部が、6面の板部材10,20,30,40,50,60からなる箱体の底面に設けられたが、同取出部を同箱体の天面に設けてもよい。
その場合、例えば、図6(a)に示すように天面板部材10の縁周りに生じる隙間や、図6(b)に示すように天面板部材10に形成した開口部12を同取出部とする変形形態を実施できる。もちろん、上記第2実施形態から変形してもよい。
また、以上の実施形態にあっては、天面板部材10を開閉可能とすることにより、衛生用紙包装体P及び衛生用紙ロールRの同箱体に対する出し入れが可能にされている。これに拘わらず、天面以外の部位を開閉可能とすることで、衛生用紙包装体P及び衛生用紙ロールRの同箱体に対する出し入れを可能にしてもよい。その開閉は、本体に連結状態での開閉のみならず、取り外しによる開閉でもよい。
10 天面板部材
11 ヒンジ
12 開口部
20 底面板部材
21 開口部
30 前面板部材
31 開口部
40 左側面板部材
41 スライドガイド溝
50 右側面板部材
51 スライドガイド溝
60 背面板部材
70 保持軸
81 逆戻し防止弁
82 逆戻し防止弁
100 衛生用紙ホルダー
101 衛生用紙ホルダー
HP 包装体保持部
HR ロール保持部
P 衛生用紙包装体
P1 衛生用紙包装体のシート
P2 包装フィルム
P3 衛生用紙包装体の取出口
P4 衛生用紙包装体の取出口を有する面
P5 衛生用紙包装体の底面
R 衛生用紙ロール
R1 衛生用紙ロールのシート
RC 衛生用紙ロールの中空部

Claims (2)

  1. 取出口を設けるための切込線が形成された包装フィルムで積層状に折り畳まれたシートを包装した衛生用紙包装体を保持する包装体保持部と、
    衛生用紙ロールをその中空部に保持軸を挿し込んで回転可能に保持するロール保持部と、を備え、
    前記包装体保持部は、前記包装フィルムの前記取出口が設けられる面を立てた状態で同面の位置を規制して保持するとともに前記取出口を露出させ、
    前記ロール保持部は、前記保持軸の前記中空部から延出する両端部をそれぞれ支持して案内する傾斜した一対のスライドガイドと、前記衛生用紙ロールから巻出して衛生用紙を取出し可能にする取出部とを有し、
    前記保持軸及び前記衛生用紙ロールの自重に従って前記スライドガイドが前記保持軸を低位ほど前記取出口が設けられる面が規制される位置に近づくように案内することにより、前記包装体保持部に保持された前記衛生用紙包装体に対し、前記包装フィルムの表面であって前記取出口が設けられる面の反対面を前記衛生用紙ロールの外周面によって押圧するようにされた衛生用紙ホルダー。
  2. 天面板部材、底面板部材、前面板部材、左右一対の側面板部材、背面板部材を有した箱体を備え、
    前記前面板部材が前記包装フィルムの前記取出口が設けられる面の位置を規制するとともに前記底面板部材が前記衛生用紙包装体を下支えして保持し、
    前記前面板部材に前記取出口を露出させる開口部が形成され、
    前記左右一対の側面板部材に前記スライドガイドが設けられ、
    前記取出部が前記箱体の天面又は底面に設けられた請求項1に記載の衛生用紙ホルダー。
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