JP2016179513A - 研磨パッドの調整方法 - Google Patents

研磨パッドの調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016179513A
JP2016179513A JP2015059944A JP2015059944A JP2016179513A JP 2016179513 A JP2016179513 A JP 2016179513A JP 2015059944 A JP2015059944 A JP 2015059944A JP 2015059944 A JP2015059944 A JP 2015059944A JP 2016179513 A JP2016179513 A JP 2016179513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
polishing
polishing pad
working surface
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015059944A
Other languages
English (en)
Inventor
渡辺 真也
Shinya Watanabe
真也 渡辺
宏平 浅井
Kohei Asai
宏平 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2015059944A priority Critical patent/JP2016179513A/ja
Publication of JP2016179513A publication Critical patent/JP2016179513A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】被加工物を均一な厚みに研磨できるように研磨パッドを調整する研磨パッドの調整方法を提供する。【解決手段】研磨パッド(44)の調整方法であって、研摩パッドの作用面(44a)を所定の形状に加工する初期化ステップと、被加工物(11)の被作用面(11b)に研磨パッドの作用面を作用させて被加工物を研磨する研磨ステップと、研磨ステップで研磨された被加工物の凹凸を径方向に沿って測定する測定ステップと、被加工物を均一な厚みに研磨できるよう研磨パッドの作用面の形状を調整する調整ステップと、を備え、調整ステップでは、被加工物の凸領域(A1)に対応する作用面の領域(A3)が、被加工物の凹領域(A2)に対応する作用面の領域(A4)より突出する形状に作用面を調整する。【選択図】図7

Description

本発明は、板状の被加工物を研磨する研磨装置で使用される研磨パッドの調整方法に関する。
小型軽量なデバイスチップを低コストに製造するため、直径が300mm以上の大口径のウェーハを50μm以下の厚みにまで薄くすることがある。例えば、砥石が固定された円盤状の研削ホイールを回転させてウェーハの被加工面に接触させることで、ウェーハを研削して薄化できる。
ところで、上述した研削によってウェーハを薄化すると、被加工面にマイクロクラックが発生してデバイスチップの抗折強度が低下してしまう。そこで、ウェーハを研削した後には、被加工面を研磨パッドで研磨してマイクロクラックを除去している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−55971号公報
デバイスチップの厚みを均一化するために、ウェーハの研磨には、通常、均一な厚みの研磨パッドが使用される。ところが、研磨パッドの厚み以外にも、例えば、ウェーハを保持するチャックテーブルの高さや傾き、研削後のウェーハの厚み等、ウェーハの研磨に影響する要因は多く存在する。
そのため、均一な厚みの研磨パッドを使用しても、デバイスチップの厚みを均一化できないことがあった。本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被加工物を均一な厚みに研磨できるように研磨パッドを調整する研磨パッドの調整方法を提供することである。
本発明によれば、板状の被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を覆う研磨パッドで被加工物を研磨する研磨手段と、該研磨パッドの被加工物に作用する作用面をドレッシングするドレッシングボードを備えたドレッシング手段と、を備える研磨装置で使用される研磨パッドの調整方法であって、該ドレッシングボードを該研磨パッドの作用面に接触させて該研磨パッドをドレッシングし、該研摩パッドの該作用面を所定の形状に加工する初期化ステップと、該チャックテーブルの該保持面で被加工物を保持し、該チャックテーブルと該研磨パッドとをそれぞれ回転させつつ被加工物の被作用面に該研磨パッドの該作用面を作用させて被加工物を研磨する研磨ステップと、該研磨ステップで研磨された被加工物の厚みを径方向に複数の点で計測し、被加工物の凹凸を該径方向に沿って測定する測定ステップと、該測定ステップを実施した後、該ドレッシングボードで該研磨パッドをドレッシングして、被加工物を均一な厚みに研磨できるよう該研磨パッドの該作用面の形状を調整する調整ステップと、を備え、該調整ステップでは、被加工物の凸領域に対応する該作用面の領域が、被加工物の凹領域に対応する該作用面の領域より突出する形状に該作用面を調整することを特徴とする研磨パッドの調整方法が提供される。
本発明において、該測定ステップでは、該研磨装置に配設された測定器を用いることが好ましい。
本発明に係る研磨パッドの調整方法では、被加工物を研磨する研磨ステップを実施した後に、被加工物の凹凸を径方向に沿って測定する測定ステップを実施し、この測定ステップの測定結果に基づいて、研磨パッドの作用面の形状を調整する調整ステップを実施するので、被加工物を均一な厚みに研磨できるように研磨パッドを調整できる。
研磨装置の構造を模式的に示す斜視図である。 開口の内部の様子を模式的に示す斜視図である。 ドレッシングボード保持ユニットの構造を模式的に示す斜視図である。 被加工物を模式的に示す斜視図である。 図5(A)は、初期化ステップを模式的に示す一部断面側面図であり、図5(B)は、初期化ステップ後の研磨パッドの形状を模式的に示す一部断面側面図である。 図6(A)は、研磨ステップを模式的に示す一部断面側面図であり、図6(B)は、測定ステップを模式的に示す一部断面側面図である。 図7(A)は、調整ステップを模式的に示す一部断面側面図であり、図7(B)は、調整ステップ後の研磨パッドの形状を模式的に示す一部断面側面図である。 変形例に係る研磨パッドを模式的に示す一部断面側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係る研磨パッドの調整方法は、初期化ステップ(図5(A)及び図5(B)参照)、研磨ステップ(図6(A)参照)、測定ステップ(図6(B)参照)、及び調整ステップ(図7(A)及び図7(B)参照)を含む。
初期化ステップでは、研磨パッドの被加工物に作用する作用面にドレッシングボードを接触させて、研摩パッドの作用面を所定の形状に加工する。研磨ステップでは、被加工物と研磨パッドとをそれぞれ回転させつつ、被加工物の被作用面に研磨パッドの作用面を作用させて被加工物を研磨する。
測定ステップでは、研磨後の被加工物の凹凸を径方向に沿って測定する。調整ステップでは、研磨パッドの作用面にドレッシングボードを接触させて、被加工物を均一な厚みに研磨できるよう研磨パッドの作用面の形状を調整する。なお、この調整ステップでは、被加工物の凸領域に対応する領域が被加工物の凹領域に対応する領域より突出するように作用面の形状を調整する。以下、本実施形態に係る研磨パッドの調整方法について詳述する。
まず、本実施形態に係る研磨パッドの調整方法を使用する研磨装置について説明する。図1は、研磨装置の構造を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、研磨装置2は、各構造が搭載される直方体状の基台4を備えている。基台4の後端には、支持壁6が鉛直に立てられている。
基台4の上面には、X軸方向(前後方向)に長い矩形状の開口4aが形成されている。図2は、開口4aの内部の様子を模式的に示す斜視図である。図2に示すように、開口4aの内部には、X軸移動機構8が設置されている。
X軸移動機構8は、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール10を備えており、X軸ガイドレール10には、X軸移動テーブル12がスライド可能に取り付けられている。X軸移動テーブル12の下面側には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレール10に平行なX軸ボールネジ14が螺合されている。
X軸ボールネジ14の一端部には、X軸パルスモータ16が連結されている。X軸パルスモータ16でX軸ボールネジ14を回転させることにより、X軸移動テーブル12はX軸ガイドレール10に沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル12上には、支持テーブル18が設けられている。支持テーブル18の上面には、板状の被加工物11(図4等参照)を保持するチャックテーブル20が配置されている。
チャックテーブル20は、モータ等の回転駆動源(不図示)と連結されており、Z軸方向(鉛直方向)に対して概ね平行な回転軸の周りに回転する。また、チャックテーブル20は、上述したX軸移動機構8によって、X軸移動テーブル12や支持テーブル18等と共にX軸方向に移動する。
チャックテーブル20の上面は、被加工物11を保持する保持面20aとなっている。この保持面20aは、チャックテーブル20の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)と接続されている。チャックテーブル20に載せられた被加工物11は、保持面20aに作用する吸引源の負圧で吸引、保持される。
また、支持テーブル18の上面においてチャックテーブル20と近接する位置には、ドレッシングボード31を保持するドレッシングボード保持ユニット(ドレッシング手段)22が配置されている。ドレシングボード保持ユニット22等の詳細については後述する。
図1に示すように、支持テーブル18の前後には、蛇腹状の防塵防滴カバー24が取り付けられており、X軸移動機構8は、この防塵防滴カバー24で覆われている。開口4aの前方には、研磨条件等を入力するための操作パネル25が設置されている。
支持壁6の前面には、Z軸移動機構26が設けられている。Z軸移動機構26は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール27を備えており、Z軸ガイドレール27には、Z軸移動プレート28がスライド可能に取り付けられている。
Z軸移動プレート28の後面側(裏面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール27に平行なZ軸ボールネジ29が螺合されている。Z軸ボールネジ29の一端部には、Z軸パルスモータ30が連結されている。Z軸パルスモータ30でZ軸ボールネジ29を回転させることにより、Z軸移動プレート28はZ軸ガイドレール27に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動プレート28の前面(表面)には、前方に突出した支持構造34が設けられており、支持構造34には、被加工物11を研磨する研磨ユニット(研磨手段)36が支持されている。研磨ユニット36は、支持構造34に固定されたスピンドルハウジング38を含む。
スピンドルハウジング38には、スピンドル40が回転可能に収容されている。スピンドルハウジング38から突出するスピンドル40の下端部には、円盤状のマウント42が設けられている。マウント42の下面には、マウント42に対応する円盤状の研磨パッド44が固定されている。なお、直径が300mm程度の被加工物11を研磨する場合には、直径が450mm程度の研磨パッド44を用いると良い。
スピンドル40の上端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。研磨パッド44は、この回転駆動源から伝達される回転力によって、Z軸方向に対して概ね平行な回転軸の周りに回転する。チャックテーブル20と研磨パッド44とをそれぞれ回転させつつ、研磨ユニット36を下降させ、研磨パッド44を被加工物11に接触させることで、被加工物11を研磨できる。
図3は、ドレッシングボード保持ユニット22の構造を模式的に示す斜視図である。図3に示すように、ドレッシングボード保持ユニット22は、昇降機構46を備えている。昇降機構46は、Z軸方向に平行な4本のガイドロッド48を含む。
ガイドロッド48は、昇降板50を上下に貫通する貫通穴50aに通されており、昇降板50の移動(昇降)をガイドする。昇降板50の中央部には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、ガイドロッド48に平行なボールネジ52が螺合されている。
ボールネジ52の下端部には、パルスモータ54が連結されている。パルスモータ54でボールネジ52を回転させることにより、昇降板50は、ガイドロッド48に沿ってZ軸方向に移動する。
昇降板50の上面には、2個の水平度調整ユニット56が配置されている。各水平度調整ユニット56は、ボールネジと、ボールネジの下端部に連結されたパルスモータとを含む。ボールネジの上端部には、支持板58のナット部(不図示)が螺合されている。各水平度調整ユニット56のパルスモータでボールネジを回転させることにより、支持板58の水平度を調整できる。
支持板58の上面には、ドレッシングボード31が固定される。ドレッシングボード31は、平板状の基材33と、基材33の上面に設けられた砥石材35とを含む。基材33は、例えば、ステンレス等の金属板であり、電鋳等の方法で砥石材35が形成される。砥石材35の形状は、代表的には円形である。ただし、砥石材35の形状に制限はない。
ドレッシングボード31の基材33には、3個の貫通穴33aが形成されており、支持板58の上面には、貫通穴33aに対応する3個の螺子穴58aが設けられている。貫通穴33aを通じて支持板58の螺子穴58aに螺子60を締め込むことで、ドレッシングボード31を支持板58に固定できる。なお、貫通穴33aの上端部には深めの座ぐりが形成されており、螺子60の頭部が上方に突き出ないようになっている。
このように構成された研磨装置2は、例えば、研削によって薄化された板状の被加工物11を研磨する際に用いられる。図4は、被加工物11を模式的に示す斜視図である。被加工物11は、例えば、円盤状の半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ、セラミック基板、樹脂基板等であり、その表面11a側は、中央のデバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とに分けられている。
デバイス領域は、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)13でさらに複数の領域に区画されており、各領域にはIC、LED等のデバイス15が形成されている。被加工物11の表面11a側には、被加工物11と概ね同形の保護部材21が貼着されている。研磨装置2は、この被加工物11の裏面(被作用面)11b側を研磨する。
次に、上述した研磨装置2で使用される研磨パッドの調整方法について説明する。本実施形態に係る研磨パッドの調整方法では、まず、研摩パッド44を任意の形状に加工する初期化ステップを実施する。図5(A)は、初期化ステップを模式的に示す一部断面側面図である。
図5(A)に示すように、研磨パッド44の下面は、研磨の際に被加工物11の裏面11bに作用する作用面44aとなる。そのため、この作用面44aを任意の形状に加工することで、被加工物11を均一な厚みに研磨し易くなる。なお、研磨パッド44の作用面44aには、研磨中の被加工物11の温度を測定等するための開口44bが形成されている。
初期化ステップでは、研磨パッド44を回転させつつ研磨ユニット36を下降させ、作用面44aにドレッシングボード31の砥石材35を接触させる。また、支持テーブル18と共にドレッシングボード保持ユニット22をX軸方向に移動させ、必要に応じて研磨ユニット36をZ軸方向に移動させる。これにより、研摩パッド44の作用面44aを任意の形状に加工できる。
本実施形態に係る初期化ステップでは、作用面44aを平坦に加工する。ただし、加工後の作用面44aの形状等は、任意に設定、変更できる。作用面44aを傾斜させても良い。図5(B)は、初期化ステップ後の研磨パッド44の形状を模式的に示す一部断面側面図である。
初期化ステップの後には、被加工物11を研磨する研磨ステップを実施する。図6(A)は、研磨ステップを模式的に示す一部断面側面図である。この研磨ステップでは、被加工物11(チャックテーブル20)と研磨パッド44とをそれぞれ回転させつつ、研磨ユニット36を下降させ、研磨パッド44の作用面44aを被加工物11の裏面11bに接触させる。
これにより、被加工物11の裏面11b側を研磨できる。なお、チャックテーブル20の保持面20aの形状は、図6(A)に示すように、僅かに傾斜した側面を持つ円錐状(円錐台状)になっており、被加工物11は、この保持面20aの形状に応じて変形する。そのため、被加工物11は、主に、保持面20aの直径を中心点Oで2等分した一方側の半径領域で研磨される。
研磨ステップの後には、研磨後の被加工物11の凹凸を径方向に沿って測定する測定ステップを実施する。図6(B)は、測定ステップを模式的に示す一部断面側面図である。上述のように、被加工物11は、主に、保持面20aの直径を中心点Oで2等分した一方側の半径領域で研磨されるので、被加工物11には、例えば、同心円状の凹凸が形成されることがある。
よって、この測定ステップにおいて、被加工物11の凹凸を径方向に沿って測定する。測定ステップは、例えば、図6(B)に示す厚み測定器62で実施される。厚み測定器62は、研磨装置2の内部又は外部に設けられており、上面が平坦なテーブル64を備えている。テーブル64の上方には、接触式のハイトゲージ66が配置されている。
裏面11bが上方に露出するように被加工物11をテーブル64に載せ、ハイトゲージ66を被加工物11の径方向に走査することで、被加工物11の厚みを複数の点で計測して、凸領域A1及び凹領域A2を含む被加工物11のプロファイルを取得できる。
なお、上述のように、被加工物11の凹凸は同心円状に形成されることが多いので、ハイトゲージ66の走査は、被加工物11の半径に対応する領域で行えば足りる。もちろん、被加工物11の直径に対応する領域を走査しても良い。
測定ステップの後には、測定ステップで得られた被加工物11のプロファイルに基づいて研磨パッド44の作用面44aの形状を調整する調整ステップを実施する。図7(A)は、調整ステップを模式的に示す一部断面側面図である。
この調整ステップは、初期化ステップと同様の手順で実施される。具体的には、研磨パッド44を回転させつつ研磨ユニット36を下降させ、作用面44aにドレッシングボード31の砥石材35を接触させる。また、支持テーブル18と共にドレッシングボード保持ユニット22をX軸方向に移動させ、被加工物11のプロファイルに応じて研磨ユニット36をZ軸方向に移動させる。これにより、研摩パッド44の作用面44aを調整できる。
図7(B)は、調整ステップ後の研磨パッド44の形状を模式的に示す一部断面側面図である。図7(B)に示すように、本実施形態では、被加工物11の凸領域A1に対応する作用面44aの領域A3が、被加工物11の凹領域A2に対応する作用面44aの領域A4より突出した形状となるように作用面44を調整する。
これにより、研磨の進行速度を被加工物11の凸領域A1において高め、凹領域A2において低めることができる。この調整ステップの後には、再び研磨ステップを実施すれば良い。上述のように研磨パッド44の作用面44aを調整することで、後の研磨ステップにおいて被加工物11を均一な厚みに研磨できる。
以上のように、本実施形態に係る研磨パッドの調整方法では、被加工物11を研磨する研磨ステップを実施した後に、被加工物11の凹凸を径方向に沿って測定する測定ステップを実施し、この測定ステップの測定結果に基づいて、研磨パッド44の作用面44aの形状を調整する調整ステップを実施するので、被加工物11を均一な厚みに研磨できるように研磨パッド44を調整できる。
なお、本発明は上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、ドライポリッシュ(乾式研磨)に使用される研磨パッド44を調整する方法について説明しているが、本発明に係る研磨パッドの調整方法は、スラリー等の研磨液を用いるCMP等に使用される研磨パッドを調整する場合にも適用できる。
図8は、変形例に係る研磨パッドを模式的に示す一部断面側面図である。図8に示すように研磨パッド68の作用面68aには、スラリー等の研磨液を供給するための供給穴68bが形成されている。この研磨パッド68も、上記実施形態と同様の調整方法で調整できる。
また、上記実施形態では、接触式のハイトゲージ66を含む厚み測定器62を用いて測定ステップを実施しているが、測定ステップは、非接触式のレーザー変位計や背圧センサ等を含む厚み測定器を用いて実施することもできる。
なお、厚み測定器を研磨装置の内部に設ける場合には、研磨ステップ後の測定ステップや測定ステップ後の研磨ステップ(再研磨ステップ)を効率良く簡単に実施して被加工物を平坦化できるというメリットがある。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 研磨装置
4 基台
4a 開口
6 支持壁
8 X軸移動機構
10 X軸ガイドレール
12 X軸移動テーブル
14 X軸ボールネジ
16 X軸パルスモータ
18 支持テーブル
20 チャックテーブル
20a 保持面
22 ドレッシングボード保持ユニット(ドレッシング手段)
24 防塵防滴カバー
25 操作パネル
26 Z軸移動機構
27 Z軸ガイドレール
28 Z軸移動プレート
29 Z軸ボールネジ
30 Z軸パルスモータ
34 支持構造
36 研磨ユニット(研磨手段)
38 スピンドルハウジング
40 スピンドル
42 マウント
44 研磨パッド
44a 作用面
44b 開口
46 昇降機構
48 ガイドロッド
50 昇降板
50a 貫通穴
52 ボールネジ
54 パルスモータ
56 水平度調整ユニット
58 支持板
58a 螺子穴
60 螺子
62 厚み測定器
64 テーブル
66 ハイトゲージ
68 研磨パッド
68a 作用面
68b 供給穴
11 被加工物
11a 表面
11b 裏面(被作用面)
13 分割予定ライン(ストリート)
15 デバイス
21 保護部材
31 ドレッシングボード
33 基材
33a 貫通穴
35 砥石材
A1 凸領域
A2 凹領域
A3,A4 領域
O 中心点

Claims (2)

  1. 板状の被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を覆う研磨パッドで被加工物を研磨する研磨手段と、該研磨パッドの被加工物に作用する作用面をドレッシングするドレッシングボードを備えたドレッシング手段と、を備える研磨装置で使用される研磨パッドの調整方法であって、
    該ドレッシングボードを該研磨パッドの作用面に接触させて該研磨パッドをドレッシングし、該研摩パッドの該作用面を所定の形状に加工する初期化ステップと、
    該チャックテーブルの該保持面で被加工物を保持し、該チャックテーブルと該研磨パッドとをそれぞれ回転させつつ被加工物の被作用面に該研磨パッドの該作用面を作用させて被加工物を研磨する研磨ステップと、
    該研磨ステップで研磨された被加工物の厚みを径方向に複数の点で計測し、被加工物の凹凸を該径方向に沿って測定する測定ステップと、
    該測定ステップを実施した後、該ドレッシングボードで該研磨パッドをドレッシングして、被加工物を均一な厚みに研磨できるよう該研磨パッドの該作用面の形状を調整する調整ステップと、を備え、
    該調整ステップでは、被加工物の凸領域に対応する該作用面の領域が、被加工物の凹領域に対応する該作用面の領域より突出する形状に該作用面を調整することを特徴とする研磨パッドの調整方法。
  2. 該測定ステップでは、該研磨装置に配設された測定器を用いることを特徴とする請求項1記載の研磨パッドの調整方法。
JP2015059944A 2015-03-23 2015-03-23 研磨パッドの調整方法 Pending JP2016179513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059944A JP2016179513A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 研磨パッドの調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015059944A JP2016179513A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 研磨パッドの調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016179513A true JP2016179513A (ja) 2016-10-13

Family

ID=57132406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015059944A Pending JP2016179513A (ja) 2015-03-23 2015-03-23 研磨パッドの調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016179513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107139067A (zh) * 2017-07-14 2017-09-08 青岛嘉星晶电科技股份有限公司 一种控制蓝宝石晶片抛光ttv/ltv的方法及装置
CN109848855A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 台湾积体电路制造股份有限公司 调节研磨垫的方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11170155A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Hitachi Ltd 研磨装置
JP2004047876A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Tokyo Seimitsu Co Ltd 研磨装置及び研磨方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11170155A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Hitachi Ltd 研磨装置
JP2004047876A (ja) * 2002-07-15 2004-02-12 Tokyo Seimitsu Co Ltd 研磨装置及び研磨方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107139067A (zh) * 2017-07-14 2017-09-08 青岛嘉星晶电科技股份有限公司 一种控制蓝宝石晶片抛光ttv/ltv的方法及装置
CN109848855A (zh) * 2017-11-30 2019-06-07 台湾积体电路制造股份有限公司 调节研磨垫的方法
CN109848855B (zh) * 2017-11-30 2021-04-20 台湾积体电路制造股份有限公司 调节研磨垫的方法
US11389928B2 (en) 2017-11-30 2022-07-19 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Method for conditioning polishing pad

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6300654B2 (ja) 研削方法
KR20180097136A (ko) 기판의 연마 장치 및 연마 방법
JP2018083266A (ja) 研削装置及び粗さ測定方法
KR20170028833A (ko) 연삭 휠 및 피가공물의 연삭 방법
JP2013141725A (ja) 研削装置
TW202007479A (zh) 研削裝置的原點位置設定機構以及原點位置設定方法
CN105436999B (zh) 被加工物的磨削方法
TWI574778B (zh) 硏磨拋光機
JP2016132071A (ja) 研削装置
KR102243872B1 (ko) 피가공물의 연삭 방법
JP5943766B2 (ja) 研削装置
KR102554989B1 (ko) 연삭 방법
JP6594124B2 (ja) ウェーハ研磨装置
JP2016179513A (ja) 研磨パッドの調整方法
JP2017164823A (ja) 研削装置
JP2017047504A (ja) 加工装置
JP6300653B2 (ja) 研削方法
JP5348531B2 (ja) 研磨装置
JP5654365B2 (ja) 研削装置
KR102151282B1 (ko) 연삭 장치
JP2022181245A (ja) 研削評価方法
JP5850758B2 (ja) 研削方法
JP6487790B2 (ja) 加工装置
US20240025001A1 (en) Workpiece grinding method
JP2018008339A (ja) 研磨装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190416