JP2016178463A - 伝送システムおよび伝送局 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の伝送局に及ぶ異常が発生した場合にも、通信データの伝送に関する情報を用いて、真の異常箇所を診断することができる伝送システムおよび伝送局を提供する。【解決手段】実施形態の伝送システムは、一の伝送路を介して接続された複数の伝送局を備え、当該複数の伝送局のうち所定の伝送局が所定の伝送周期で送信する同期フレームに続いて、各伝送局が、順番に送信権を得て、他の伝送局にフレームを送信する伝送システムであり、伝送局は、取得部と、第1記憶部と、を備える。取得部は、通信フレームの送信または受信に同期して、通信フレームの送信または受信に関する第1情報を取得する。第1記憶部は、第1情報と当該第1情報の取得日時を示す第2情報とを記憶する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、伝送システムおよび伝送局に関する。
情報処理系を中心としたLAN(Local Area Network)応用の進展は著しく、中でも、イーサネット(登録商標)若しくはIEEE802.3方式のイーサネット(以下、両者をまとめてイーサネットと言う)を中心とするネットワークの進展は著しく、情報処理系はもとより、監視制御系に至るまで浸透している。さらに、イーサネットを中心とするネットワークの進展は、伝送スピードや通信処理機能の性能向上および大量標準製品による低価格化によって、堅調となっている。
10Mbpsのバス型の伝送路を持つイーサネット、およびハブとリピータとスイッチングハブとを組み合わせたスター型の伝送路を持つイーサネットは、現状、10Mbps、100Mbps、1Gbpsの伝送速度を有する製品を組み合わせて利用することが可能となっている。
現状は、将来ともに応用が期待されているイーサネットであるが、伝送局間での通信フレームの伝送制御方法としてCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access / Collision Detection)方式を用いていることから、その基本原理により、如何に伝送速度が高速化しても、通信フレームを確実に伝送路上に送出するまでに待つ時間を正確に予測することができない。
具体的には、CSMA/CD方式では、各伝送局が伝送路上のキャリアを監視し、一定時間、通信フレームが伝送路上に送出されておらず、伝送路上に空きがあった場合には、通信フレームの送出を開始する。一方、CSMA/CD方式では、伝送路上に空きが無い場合には、伝送路上に空きができるまで、通信フレームの送出を遅らせる。さらに、CSMA/CD方式では、一の伝送局において通信フレームの送出を開始しても、同時に通信フレームの送出を開始した他の伝送局との衝突の発生を検知した場合には、一方の伝送局における通信フレームの送出を中断して、所定時間遅れて、通信フレームの送出を再開する。
したがって、CSMA/CD方式では、各伝送局の伝送路の使用率が高くなると、必然的に伝送局間で衝突が頻繁に発生し、さらには、いつまでも通信フレームを送出することができない状態が発生する。すなわち、CSMA/CD方式では、通信フレームの送出までの待ち時間が確率的であり、必要な時間以内に伝送局間で情報交換を行うことで、物の動きやプロセスを制御するような、所謂、リアルタイム性が要求される制御用途には、その適用が制限される。
CSMA/CD方式が応用されている監視制御系においても、高速な伝送能力を有しているにも関わらず、伝送局間での情報交換におけるトラフィックの総量や伝送システム内の伝送局数を抑えて伝送局間での衝突の発生を無視できる十分に余裕を持ったシステム設計としたり、運用状態による更なる調整を行ったりすることで、その対応を行っている。
そこで、一定時間以内に確実に伝送局間で情報交換が可能となるリアルタイム性を実現するために、IEEE802.4方式に代表されるトークンパッシング方式における明示的なトークンのやりとりを省いた非明示的な方法で、あたかもトークンパッシング方式を実現した伝送システムが提案されている。
この伝送システムの伝送局(以下、データ伝送局と言う)では、イーサネット伝送制御LSIを利用するが、イーサネットが規定するフレームフォーマットに、イーサネット伝送制御用の特別な信号パターンを付加し、特定の伝送局が送出する同期フレームをトークンパスの開始タイミングとして、同期フレームに続いて各伝送局が順番に通信フレームを送出する。これにより、CSMA/CD方式の欠点である伝送局間での衝突の発生を抑えた、所謂、インプリシット(暗黙論理)・トークンパス方式を実現している。
しかしながら、この伝送システムでは、イーサネットを構成するLSIやコネクタやケーブルやソフトウェア資源等を活用することが可能となっているが、伝送路上を伝搬される信号列は、イーサネットが規定するフレームフォーマットとは異なる。そのため、イーサネット規格により構成された伝送システムにおいて、リピータやハブやスイッチングハブ等のイーサネット機器やイーサネット規格の伝送局(以下、イーサネット伝送局と言う)に、データ伝送局を混在させても、インプリシット・トークンパス方式を実施したり、データ伝送局とイーサネット伝送局間での情報交換を行ったりすることはできない。すなわち、データ伝送局を有する伝送システムは、あくまでも、専用の独立した伝送システムとならざるを得なかった。
そこで、複数の伝送局間を伝送路により接続し、各伝送局がイーサネット規格に従った通信フレームの送受信を行う伝送システムにおいて、伝送局の一部を、インプリシット・トークンパスの開始タイミングを周期的に発信する同期伝送局として、インプリシット・トークンパス方式を実現可能とする技術がある。この技術によれば、イーサネット機器で構成された伝送路にデータ伝送局を接続することができ、データ伝送局とイーサネット伝送局との間での情報交換はもとより、予め設定された時間内での通信フレームの伝送が可能となるリアルタイム性を有した伝送システムを提供できる。
特公平4−39819号公報 特開2000−92089号公報
ところで、上記の技術においては、伝送路上にあるリピータ、ハブ、スイッチングハブ、LANコントローラ等に異常が発生した場合に、複数の伝送局において通信フレームの伝送の異常を検知するケースがあり、真の異常箇所の診断に時間を要する。これを解決する方法として、SNMP(Simple Network Management Protocol)によって伝送システム内の各種機器の異常を監視する方法がある。
しかしながら、この方法では、伝送システム内の各伝送局にSNMPエージェントを配置する必要があり、かつインプリシット・トークンパス方式による伝送処理が考慮されていないため、一定時間内での確実な伝送処理に影響する。さらに、SNMPエージェントは、インプリシット・トークンパス方式における通信フレームの伝送のタイミングとは異なるタイミングで伝送局内の情報収集を行うため、複数の伝送局に及ぶ異常が発生した場合に、真の異常箇所を診断することができない。
実施形態の伝送システムは、一の伝送路を介して接続された複数の伝送局を備え、当該複数の伝送局のうち所定の伝送局が所定の伝送周期で送信する同期フレームに続いて、各伝送局が、順番に送信権を得て、他の伝送局にフレームを送信する伝送システムであり、伝送局は、取得部と、第1記憶部と、を備える。取得部は、通信フレームの送信または受信に同期して、通信フレームの送信または受信に関する第1情報を取得する。第1記憶部は、第1情報と当該第1情報の取得日時を示す第2情報とを記憶する。
図1は、第1の実施形態にかかる伝送システムの構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送される同期フレーム、スキャンフレームおよび完了フレームのデータ形式の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送される同期フレームが含む伝送局ライブ情報のデータ構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送されるスキャンフレームが含むスキャンデータの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態にかかる伝送システムの伝送局で取得されるRAS情報の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける通信フレームの送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図8は、SNMPエージェントを有する伝送システムにおける管理情報の取得処理を説明するための図である。 図9は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける伝送情報の取得処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図10は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおいて通信フレームの送信または受信の異常を検出する処理を説明するための図である。 図11は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおいて遅延検出回数を用いた通信フレームの送信または受信の異常の検出処理を説明するための図である。 図12は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける実行回数を用いた通信フレームの送信または受信の異常の検出処理を説明するための図である。 図13は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局に対して送信するRAS情報のデータ構成の一例を示す図である。 図14は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局に対してRAS情報を送信する処理の一例のシーケンス図である。 図15は、第1の実施形態にかかる伝送システムが有する管理局の機能構成の一例を示すブロック図である。 図16は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局による通信フレームの送信または受信の異常の発生条件を特定する処理の一例を説明するための図である。 図17は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局によるRAS情報の記憶方法の一例を説明するための図である。 図18は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける伝送情報の取得処理の他の例を説明するための図である。 図19は、第2の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局の機能構成の一例を示すブロック図である。 図20は、第2の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局によるRAS情報の送信処理の一例を説明するための図である。
以下、添付の図面を用いて、本実施形態にかかる伝送システムおよび伝送局について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる伝送システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態にかかる伝送システムは、複数の伝送局t1,t2,...,tn(以下、複数の伝送局t1,t2,...,tnを区別する必要がない場合には、伝送局tと記載する)と、当該伝送局tにより制御されるバルブ3,モータ4,ランプ5,スイッチ6等の制御・監視対象と、伝送局t間を接続するハブH1,H2,H3(以下、ハブH1,H2,H3を区別する必要がない場合には、ハブHと記載する)と、各伝送局tの状態の検出や各伝送局tに対する各種設定や各伝送局において実行されるソフトウェアの記憶等を行う管理局T(第1装置の一例)と、を有している。
本実施形態では、伝送局t1,t6,t7,t8は、モータ4を制御・監視対象としている。また、伝送局t2,t3,は、バルブ3を制御・監視対象としている。また、伝送局t4は、ランプ5を制御・監視対象としている。また、伝送局t5,tnは、スイッチ6を制御・監視対象としている。
本実施形態では、複数の伝送局tは、ハブHを介してイーサネット規格の伝送路で接続され、伝送局t間において通信フレームをやりとりして各種情報を共有する。また、伝送局tと管理局Tとは、伝送局t間での通信フレームのやりとりに用いる伝送路とは物理的に異なる伝送路やVLAN(Virtual Local Area Network)等でQoS(Quality of Service)制御された伝送路でも接続されている。すなわち、伝送局tと管理局Tは、伝送局t間での通信フレームのやりとりに用いるリアルタイム性を伴う制御系の伝送路と、当該制御系の伝送路とは異なる非リアルタイム性の情報系の伝送路とによって接続されている。
また、本実施形態では、伝送システムは、複数の伝送局tのうち予め設定された一部の伝送局tを、所謂インプリシット・トークンパスの開始タイミングを同期させる同期フレームSYNを所定の伝送周期で送信する同期伝送局t(所定の伝送局の一例)とする。ここで、インプリシット・トークンパス方式は、同期伝送局tが送信する同期フレームSYNに続いて、各伝送局tが、順番に送信権(トークン)を得て、スキャンフレームSCNや当該スキャンフレームSCNの送信完了を示す完了フレームCMP等の通信フレームを送信する方式である。本実施形態では、同期フレームSYNは、インプリシット・トークンパス方式によって通信フレームを互いにやりとりする伝送局tを示す情報を含む。
本実施形態では、伝送システムは、各伝送局tを識別可能とするID情報の一例であるIPアドレス(Internet Protocol Address)やMACアドレス(Media Access Control Address)等を用いて、当該伝送システムの管理者等によって入力されたID情報が示す伝送局tを同期伝送局tとして決定しても良いし、昇順または降順に並べた伝送局tのID情報のうち先頭のID情報に対応する伝送局tを同期伝送局tとして決定しても良い。そして、同期伝送局tおよび当該同期伝送局t以外の伝送局tである非同期伝送局tは、同期伝送局tから送信される同期フレームSYNに続いて、順番に送信権を得て、通信フレームを他の伝送局tに送信する。
図2は、第1の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態では、伝送局tは、周回タイマ201と、送信制御部202と、フレーム送信処理部203と、フレーム受信処理部204と、CMP処理部205と、同期データ処理部206と、伝送局更新処理部207と、スキャンデータ処理部208と、共有メモリ209と、上位処理部210と、管理情報取得処理部211と、遅延タイマ212と、時刻同期処理部213と、を有している。
共有メモリ209は、伝送局ライブ情報I1、スキャンデータI2、RAS情報I3等、複数の伝送局tが共有する共有データを記憶する。ここで、伝送局ライブ情報I1は、インプリシット・トークンパス方式によって通信フレームをやりとりする伝送局tを示す情報である。スキャンデータI2は、制御・監視対象等の用途に応じて伝送局tが利用可能な情報である。RAS情報I3は、伝送局t間での通信フレームの伝送に関する伝送情報(第1情報の一例)および当該伝送情報の取得日時を示す日時情報(第2情報の一例)を含む。
上位処理部210は、共有メモリ209に記憶された共有データを、上位機器としての管理局Tとやりとりする。LANコントローラ/カーネル214は、伝送局tが送信した通信フレームの数の合計(以下、送信フレーム数と言う)、伝送局tが受信した通信フレームの数の合計(以下、受信フレーム数と言う)、伝送局tが送受信した通信フレームのパケット数やエラーカウント数など、伝送局tにより送受信された通信フレームに関する管理情報を取得する。
時刻同期処理部213は、伝送局t内で計時する現在時刻を、管理局Tで計時されるマスター時刻と同期させる。周回タイマ201は、所定の伝送周期で同期フレームSYNの送信を指示する同期信号送信イベントを生成する。同期伝送局tの送信制御部202は、周回タイマ201によって同期信号送信イベントが生成される毎に、フレーム送信処理部203を制御して、同期フレームSYNを送信する。ただし、非同期伝送局の送信制御部202は、同期フレームSYNの送信を行わない。
また、送信制御部202は、フレーム送信処理部203を制御して、同期伝送局tによる同期フレームSYNの送信に続いて、予め設定された順番で送信権を得て、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMP等の通信フレームを他の伝送局tに送信する。本実施形態では、送信制御部202は、同期伝送局tによって同期フレームが送信されると、若しくは後述するCMP処理部205から完了フレームCMPが受信されたことが通知されると(すなわち、いずれかの伝送局tによる通信フレームの送信が完了する度に)、共有メモリ209に記憶された伝送局ライブ情報I1を参照して、自伝送局tが送信権を得たか否かを判断するものとする。そして、送信制御部202は、自伝送局tが送信権を得たと判断した場合、通信フレームを送信する。一方、送信制御部202は、自伝送局tが送信権を得ていないと判断した場合、通信フレームの送信を行わず、他の伝送局tに送信権を移譲する。
フレーム送信処理部203は、送信制御部202により制御され、同期フレームSYN、スキャンフレームSCN、および完了フレームCMP等の通信フレームを送信する。フレーム受信処理部204は、同期フレームSYN、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMP等の通信フレームを受信する。
また、フレーム受信処理部204は、後述する遅延タイマ212により計測された遅延時間が所定の遅延許容時間を超えた場合に、通信フレームの受信が完了したと見做して、CMP処理部205を介して、完了フレームCMPを受信したことを送信制御部202に通知する。ここで、所定の遅延許容時間は、予め設定された時間であり、一つの通信フレームの受信にかけることが許容される時間の上限である。したがって、送信制御部202は、通信フレームの受信が完了していなくても、遅延時間が所定の遅延許容時間を超えかつ自己の伝送局tが送信権を得たと判断した場合には、自発的に、通信フレームを送信する。これにより、伝送路上で通信フレームの喪失や破損等が発生しても、通信フレームの伝送が継続されるので、通信フレームの伝送シーケンスが停止することを防止できる。
CMP処理部205は、フレーム受信処理部204により完了フレームCMPを受信する毎に、完了フレームCMPを受信したことを送信制御部202に通知する。同期データ処理部206は、フレーム受信処理部204によって同期フレームSYNを受信する度に、後述する伝送局更新処理部207に対して、伝送局ライブ情報I1の更新を指示する。伝送局更新処理部207は、同期データ処理部206から伝送局ライブ情報I1の更新が指示される毎に、最後に受信した同期フレームSYNが含む伝送局ライブ情報I1に従って、共有メモリ209に記憶される伝送局ライブ情報I1を更新する。
スキャンデータ処理部208は、フレーム受信処理部204により受信したスキャンフレームSCNが含むスキャンデータI2を、供給メモリ209に保存する。遅延タイマ212(計測部の一例)は、フレーム受信処理部204によって最後に完了フレームCMPを受信してから、次の完了フレームCMPを受信することなく経過した時間(言い換えると、通信フレームを受信する間隔)である遅延時間(第1時間の一例)を計測する。
管理情報取得処理部211(取得部の一例)は、通信フレームの送信または受信に同期して、フレーム送信処理部203、フレーム受信処理部204およびLANコントローラ/カーネル214等から、伝送局tによる通信フレームの送信および受信に関する伝送情報を取得する。そして、管理情報取得処理部211は、取得した伝送情報および当該伝送情報の取得日時を示す日時情報を含むRAS情報I3を共有メモリ209(第1記憶部の一例)に保存する。また、管理情報取得処理部211は、遅延タイマ212により計測された遅延時間が所定の遅延許容時間を超えた場合も、通信フレームを受信したと見做して、伝送情報を取得する。
これにより、SNMPエージェントを設けることなく、伝送情報が取得されるので、SNMPエージェントによる異常の監視によって通信フレームの伝送に影響を与えることを防止できる。また、通信フレームの伝送のタイミングと同期して伝送情報が取得されるので、複数の伝送局tに及ぶ異常が発生した場合にも、RAS情報I3を用いて、真の異常箇所を診断することができる。
図3は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送される同期フレーム、スキャンフレームおよび完了フレームのデータ形式の一例を示す図である。図3に示すように、本実施形態では、同期フレームSYN、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMPは、IPフレームのフォーマットに従ったデータ形式となっているが、これに限定するものではなく、例えば、IPヘッダおよびTCP/UDPヘッダを除いたイーサネットフレームのデータ形式であっても良い。
図3(a)に示すように、同期フレームSYNは、同期フレームSYNの宛先アドレス(MACアドレス)を表す送信先アドレスデータDAと、同期フレームSYNの送信元アドレス(MACアドレス)を表す送信元アドレスデータSA、同期フレームSYNのタイプを表すタイプデータTYPE、IPパケットを構成するIPヘッダ、TCPパケットまたはUDPパケットを構成するTCPヘッダまたはUDPヘッダを含むTCP/UDPヘッダ、伝送局ライブ情報I1、およびFCS(Frame Check Sequence)を含む。
図3(b)に示すように、スキャンフレームSCNは、スキャンフレームSCNの宛先アドレス(MACアドレス)を表す送信先アドレスデータDA、スキャンフレームSCNの送信元アドレス(MACアドレス)を表す送信元アドレスデータSA、スキャンフレームSCNのタイプを表すタイプデータTYPE、IPパケットを構成するIPヘッダ、TCPパケットまたはUDPパケットを構成するTCPヘッダまたはUDPヘッダを含むTCP/UDPヘッダ、スキャンデータI2、およびFCSを含む。
また、図3(c)に示すように、完了フレームCMPは、完了フレームCMPの宛先アドレス(MACアドレス)を表す送信先アドレスデータDA、完了フレームCMPの送信元アドレス(MACアドレス)を表す送信元アドレスデータSA、完了フレームCMPのタイプを表すタイプデータTYPE、IPパケットを構成するIPヘッダ、TCPパケットまたはUDPパケットを構成するTCPヘッダまたはUDPヘッダを含むTCP/UDPヘッダ、スキャンフレームSCNの送信完了を示すCMP情報、およびFCSを含む。伝送局tは、完了フレームCMPの受信後、伝送局ライブ情報I1に基づいて、他の伝送局tに対して送信権を移譲する。
図4は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送される同期フレームが含む伝送局ライブ情報のデータ構成の一例を示す図である。伝送局ライブ情報I1は、ネットワークに参加している伝送局t(言い換えると、インプリシット・トークンパス方式によってスキャンフレームSCNを互いにやりとりする伝送局t)を識別可能とする情報である。本実施形態では、伝送局ライブ情報I1は、ネットワークに参加している伝送局tをビットマップ形式で表す。また、図4に示すように、本実施形態では、同期フレームSYNは、通信フレームをやりとりするネットワークに参加可能な伝送局tの数の上限である最大構成数分の伝送局ライブ情報I1を含む。これにより、同期フレームSYNを受信した伝送局tは、ネットワークに参加している他の伝送局tを識別することができる。
図5は、第1の実施形態にかかる伝送システムで伝送されるスキャンフレームが含むスキャンデータの一例を示す図である。本実施形態では、スキャンフレームSCNは、伝送システム内の各伝送局tに記憶されたスキャンデータI2を含む。本実施形態では、伝送局tは、伝送システム内の全ての伝送局tに記憶されたスキャンデータI2を含むスキャンフレームSCNを送信しているが、これに限定するものではなく、例えば、各伝送局tに記憶されたスキャンデータI2を分割し、一部の伝送局tに記憶されたスキャンデータI2を含むスキャンフレームSCNを送信しても良い。
図6は、第1の実施形態にかかる伝送システムの伝送局で取得されるRAS情報の一例を示す図である。図6に示すように、本実施形態では、RAS情報I3が含む伝送情報は、伝送システムにおける通信フレームの送信に関する情報である送信情報と、各伝送局tにおける通信フレームの受信に関する情報である受信情報と、を含む。ここで、送信情報は、伝送システム内において通信フレームの送信が行われた時刻である送信時刻、送信された通信データの種別であるフレーム種別、通信フレームの送信元、通信フレームの送信先、および送信された通信フレームに関する管理情報を含む。本実施形態では、送信情報は、送信時刻、フレーム種別、送信元、送信先、および管理情報を含んでいるが、送信時刻、フレーム種別、送信元、送信先、および管理情報のうち一部の情報を含んでいても良い。
受信情報は、伝送局tにおいて通信フレームの受信が行われた時刻である受信時刻、受信した通信フレームの種別であるフレーム種別、通信フレームの送信元、通信フレームの送信先、および受信した通信フレームに関する管理情報を含む。本実施形態では、受信情報は、受信時刻、フレーム種別、送信元、送信先、および管理情報を含んでいるが、受信時刻、フレーム種別、送信元、送信先、および管理情報のうち一部の情報を含んでいても良い。
次に、図7を用いて、本実施形態にかかる伝送システムにおける通信フレームの送信処理について説明する。図7は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける通信フレームの送信処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本実施形態では、同期伝送局tである伝送局t1が、一番目に送信権を得る伝送局tであるものとする。
伝送局t1の周回タイマ201は、所定の伝送周期で同期信号送信イベントを生成する(ステップS701)。伝送局t1の送信制御部202は、同期信号送信イベントに応じて、同期フレームSYNを他の伝送局t2,t3(非同期伝送局)に送信する(ステップS702)。さらに、伝送局t1の送信制御部202は、同期フレームSYNの送信に続いて、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMPを他の伝送局t2,t3に送信する(ステップS703、ステップS704)。伝送局t1の送信制御部202から完了フレームCMPが送信された後、各伝送局t1,t2,t3のフレーム受信処理部204は、遅延タイマ212に対して遅延時間の計測の開始を指示する(ステップS705)。また、完了フレームCMPが送信されると、通信フレームの送信権は、次の順番の非同期伝送局t(例えば、伝送局t2)へ移譲される。
伝送局t1に続いて送信権を得た伝送局t2の送信制御部202は、フレーム受信処理部204が伝送局t1から送信された完了フレームCMPを受信すると、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMPを他の伝送局t1,t3に送信する(ステップS706、ステップS707)。伝送局t2の送信制御部201から完了フレームCMPが送信された後、各伝送局t1,t2,t3のフレーム受信処理部204は、遅延タイマ212により計測された遅延時間をリセットし、再度、遅延タイマ212に対して遅延時間の計測の開始を指示する(ステップS708)。また、伝送局t2から完了フレームCMPが送信されると、通信フレームの送信権は、次の順番の伝送局t3へ移譲される。
ここで、伝送局t2から伝送局t1,t3へ送信された通信フレーム(完了フレームCMP)が伝送路上で喪失,破損等して、伝送局t1,t3に届かなかった場合、伝送局t1,t3の遅延タイマ212により計測される遅延時間は、所定の遅延許容時間を超える。この場合、伝送局t1,t3の遅延タイマ212は、フレーム受信処理部204に対して遅延の検出を通知する(ステップS709)。伝送局t1,t3のフレーム受信処理部204は、遅延タイマ212から遅延の検出が通知されると、完了フレームCMPを受信したと見做して、送信制御部202に対して、完了フレームCMPを受信したことを通知する(ステップS710)。
そして、伝送局t2に続いて送信権を得た伝送局t3の送信制御部202は、自発的に、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMPを他の伝送局t1,t2に送信する(ステップS711、ステップS712)。すなわち、送信制御部202は、遅延時間が所定の遅延許容時間を超えかつ自己の伝送局tが送信権を得た場合、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMP等の通信フレームの送信を行う。これにより、伝送路上において通信フレームの喪失,破損等が発生した場合に、伝送局t間における通信フレームの伝送シーケンスが停止することを回避することができる。
次に、図8を用いて、伝送システムにSNMPエージェントを設けた場合の管理情報の取得処理について説明する。図8は、SNMPエージェントを有する伝送システムにおける管理情報の取得処理を説明するための図である。図8に示すように、SNMPエージェントは、インプリシット・トークンパス方式による通信フレームの送信処理が行われる周期と非同期の周期(以下、管理情報取得周期と言う)で、管理情報の取得を行う。そのため、SNMPエージェントを設けた伝送システムにおいては、データの消失や誤り発生等によって通信フレームの伝送に異常が発生した場合、通信フレームの送信の周期内において当該通信フレームの送信処理の診断を行うことができない。さらに、伝送システムがハブやリピータを介したトポロジーを有している場合、異常が発生したタイミング、装置、ポートの特定が困難である。
そこで、本実施形態では、管理情報取得処理部211は、通信フレームの送信または受信に同期して(言い換えると、通信フレームを送信または受信する毎に)、伝送情報を取得し、取得した伝送情報および当該伝送情報の取得日時を示す日時情報を含むRAS情報I3を共有メモリ209に保存する。また、管理情報取得処理部211は、遅延時間が所定の遅延許容時間を超えて、通信フレームを受信することができなかった場合、通信フレームを受信したと見做して、伝送情報を取得する。SNMPエージェントを設けることなく、伝送情報が取得されるので、SNMPエージェントによる異常の監視によって通信フレームの伝送に影響を与えることを防止できる。また、通信フレームの伝送のタイミングと同期して伝送情報が取得されるので、複数の伝送局tに及ぶ異常が発生した場合にも、RAS情報I3を用いて、真の異常箇所を診断することができる。
図9は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける伝送情報の取得処理の流れの一例を示すシーケンス図である。以下の説明では、図7に示す通信フレームの送信処理と同様の箇所については、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、伝送システム内の各伝送局tの管理情報取得処理部211は、伝送システム内の伝送局tから同期フレームSYN、スキャンフレームSCN、完了フレームCMP等の通信フレームの送信または受信に同期して、伝送情報を取得する(ステップS801、ステップS802、ステップS803)。そして、管理情報取得処理部211は、取得した伝送情報および日時情報を含むRAS情報I3を共有メモリ209(第1記憶部の一例)に保存する。
ここで、伝送局t2の送信制御部202によって送信された完了フレームCMPが、伝送路上での喪失・破損等によって、伝送局t1,t3に完了フレームCMPが届かなかった場合を仮定する(ステップS707)。この場合、伝送局t2の送信制御部202は、完了フレームCMPの送信を正常に行っている。そのため、伝送局t2の管理情報取得処理部211は、スキャンフレームSCNを送信した際に取得した伝送情報とは異なる伝送情報を取得する(ステップS803)。そして、伝送局t2の管理情報取得処理部211は、スキャンフレームSCNを送信した際に取得した伝送情報と今回取得した伝送情報との差分を求め、差分が無いことを確認すると、完了フレームCMPが正常に送信されたと判定する。
一方、伝送局t1,t3のフレーム受信処理部204は、伝送局t2から送信された完了フレームCMPを受信していないため、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、正常なタイミングで(すなわち、完了フレームCMPを受信した際に)、伝送情報の取得を行うことができない。また、完了フレームCMPを受信していないため、共有メモリ209に記憶される最新のRAS情報I3が含む伝送情報は、前回、伝送局t2からスキャンフレームSCNを受信した際に取得された未更新のRAS情報I3が含む伝送情報である。
その後、伝送局t1,t3の遅延タイマ212は、計測した遅延時間が所定の遅延許容時間を超えると、完了フレームCMPの受信の遅延を検出する(ステップS709)。遅延タイマ212によって完了フレームCMPの受信の遅延が検出されると、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、完了フレームCMPを受信したと見做して、伝送情報の取得を行う(ステップS804)。
次いで、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、前回取得した伝送情報と、今回取得した伝送情報との差分を求める。ここで、伝送局t1,t3においては、完了フレームCMPの受信が実際には行われていないため、今回取得される伝送情報は、前回取得した伝送情報と同一である。よって、前回取得した伝送情報と、今回取得した伝送情報とには差分が無いため、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、通信フレームの受信に異常が有ることを検出する。
その後、伝送局t1のフレーム受信処理部204は、遅延タイマ212によって完了フレームCMPの受信の遅延が検出されると、伝送局t1の送信制御部202に対して遅延の検出の通知を行わず、当該送信制御部202による通信フレームの送信を禁止することによって、送信権を次の順番の伝送局t3に移譲する。一方、伝送局t3のフレーム受信処理部204は、遅延タイマ212によって完了フレームCMPの受信の遅延が検出されると、伝送局t3の送信制御部202に対して遅延の検出を通知する。そして、伝送局t3の送信制御部202は、自発的に、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMPを他の伝送局t1,t2に送信する(ステップS711、ステップS712)。
図10は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおいて通信フレームの送信または受信の異常を検出する処理を説明するための図である。例えば、伝送局t1,t2,t3の管理情報取得処理部211は、フレーム送信処理部203によって通信フレームが送信された際、前回取得した伝送情報が含む送信フレーム数(前回値)と、今回取得した伝送情報が含む送信フレーム数(最新値)との差分を求める。そして、管理情報取得処理部211は、図10(a)に示すように、前回取得した伝送情報が含む送信フレーム数と、今回取得した伝送情報が含む送信フレーム数との差分が「1」より大きい場合、通信フレームの送信が正常に行われたと判定する。
また、伝送局t1,t2,t3の管理情報取得処理部211は、フレーム受信処理部204によって通信フレームを受信した際、前回取得した伝送情報が含む受信フレーム数(前回値)と、今回取得した伝送情報が含む受信フレーム数(最新値)との差分を求める。そして、伝送局t2の管理情報取得処理部211は、図10(b)に示すように、前回取得した伝送情報が含む受信フレーム数と、今回取得した伝送情報が含む受信フレーム数との差分が「1」より大きい場合、通信フレームの受信が正常に行われたと判定する。一方、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、図10(b)に示すように、前回取得した伝送情報が含む受信フレーム数と、今回取得した伝送情報が含む受信フレーム数との差分が無い場合、通信フレームの受信に異常が発生したと判定する。
本実施形態では、管理情報取得処理部211は、伝送情報を用いて、通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出しているが、これに限定するものではない。例えば、管理情報取得処理部211は、遅延タイマ212により計測された遅延時間が所定の遅延許容時間を超えた回数(すなわち、通信フレームの受信の遅延を検出した遅延検出回数)を計数し、当該遅延検出回数が所定数を超えた場合に、通信フレームの送信または受信に異常が発生したと判定しても良い。これにより、伝送情報に依存することなく通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出することができる。
図11は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおいて遅延検出回数を用いた通信フレームの送信または受信の異常の検出処理を説明するための図である。例えば、伝送局t2の管理情報取得処理部211は、図11に示すように、遅延検出回数が所定数:「0」である場合、通信フレームの送信または受信に異常は発生していないと判定する。一方、伝送局t1,t3の管理情報取得処理部211は、図11に示すように、遅延検出回数が所定数:「0」を超えている場合、通信フレームの送信または受信に異常が発生したと判定する。
また、本実施形態では、管理情報取得処理部211は、所定数の伝送周期内で伝送情報を取得した回数である実行回数が、所定数の伝送周期内で伝送システム内の伝送局tが通信データを送信する回数の合計である正解値と異なる場合に、通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出する。これにより、伝送情報の内容に依存することなく通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出することができる。
図12は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける実行回数を用いた通信フレームの送信または受信の異常の検出処理を説明するための図である。ここでは、伝送システムが、8つの伝送局tを有し、各伝送局tが1つの伝送周期内で1回ずつ通信フレームを送信するものとする。ただし、同期伝送局である伝送局t1は、同期フレームSYNを送信するため、他の伝送局tよりも実行回数が1回多くなる。
伝送局t1の管理情報取得処理部211は、図12に示すように、1つの伝送周期内で伝送情報を取得した実行回数(9回)が、同期伝送局の正解値(9回)と等しいため、通信フレームの送信または受信に異常が発生していないと判定する。また、伝送局tnの管理情報取得処理部211は、図12に示すように、1つの伝送周期内で伝送情報を取得した実行回数(8回)が、非同期伝送局の正解値(8回)と等しいため、通信フレームの送信または受信に異常が発生していないと判定する。一方、伝送局t2の管理情報取得処理部211は、図12に示すように、1つの伝送周期内で伝送情報を取得した実行回数(7回)が、非同期伝送局の正解値(8回)と異なるため、通信フレームの送信または受信に異常が発生したと判定する。
次に、図13および図14を用いて、伝送システムが有する管理局Tに対して、伝送局tからRAS情報I3を送信して、管理局Tと伝送局tとがRAS情報I3を共有する処理について説明する。図13は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局に対して送信するRAS情報のデータ構成の一例を示す図である。図14は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局に対してRAS情報を送信する処理の一例のシーケンス図である。
図14に示すように、本実施形態では、少なくとも1つの伝送局t(例えば、伝送局t1)の上位処理部210(通信部の一例)は、伝送周期内における、各伝送局tによる同期フレームSYN、スキャンフレームSCNおよび完了フレームCMP等の通信フレームの送信完了後の余剰時間ETに、共有メモリ209に保存されたRAS情報I3を管理局Tに送信する。本実施形態では、上位処理部210は、図13に示すように、イーサネットフレームのデータ形式の通信フレームでありかつRAS情報I3を含むRASフレーム(第1通信フレームの一例)を、管理局Tに送信する。
RASフレームは、図13に示すように、RASフレームの宛先アドレス(MACアドレス)を表す送信先アドレスデータDA、RASフレームの送信元アドレス(MACアドレス)を表す送信元アドレスデータSA、RASフレームのタイプを表すタイプデータTYPE、IPパケットを構成するIPヘッダ、TCPパケットまたはUDPパケットを構成するTCPヘッダまたはUDPヘッダを含むTCP/UDPヘッダ、RAS情報I3、およびFCSを含む。
次に、図15を用いて、本実施形態にかかる伝送システムが有する管理局Tの機能構成について説明する。図15は、第1の実施形態にかかる伝送システムが有する管理局の機能構成の一例を示すブロック図である。
図15に示すように、本実施形態では、管理局Tは、送信制御部150と、フレーム送信処理部151と、受信制御部152と、フレーム受信処理部153と、時刻同期処理部154と、共有メモリ155と、情報処理部156と、GUI(Graphical User Interface)処理部157と、を有している。
時刻同期処理部154は、伝送局tにおいて計時する時刻の基準となる時刻(マスター時刻)を計時する。送信制御部150は、フレーム送信処理部151を制御して、伝送局tに対して通信フレームを送信する。フレーム送信処理部151は、送信制御部150により制御され、伝送局tに対して通信フレームを送信する。受信制御部152は、フレーム受信処理部153を制御して、伝送局tから通信フレーム(例えば、RASフレームなど)を受信する。フレーム受信処理部153は、受信制御部152により制御され、伝送局tから通信フレームを受信する。
共有メモリ155(第2記憶部の一例)は、フレーム受信処理部153により伝送局tから受信したRASフレームに含まれるRAS情報I3や伝送局tに設定した設定情報I4などの各種情報を記憶する。GUI処理部157は、共有メモリ155に記憶された各種情報の表示指示等の各種指示を行うためのユーザインタフェースを、図示しない表示部に表示させる。情報処理部156は、共有メモリ155に記憶された設定情報I4やRAS情報I3に対する各種処理を実行する。
次に、図16を用いて、本実施形態にかかる伝送システムの管理局Tによる通信フレームの送信または受信の異常の発生条件を特定する処理について説明する。図16は、第1の実施形態にかかる伝送システムの管理局による通信フレームの送信または受信の異常の発生条件を特定する処理の一例を説明するための図である。
本実施形態では、情報処理部156(処理部の一例)は、図16(a)に示すように、共有メモリ155に記憶された複数のRAS情報I3が含む伝送情報を、当該各RAS情報I3が含む日時情報に従って、時系列に配列する。そして、情報処理部156は、伝送情報の配列結果に基づいて、通信フレームの送信または受信の異常の発生条件を特定する。これにより、通信フレームの送信時または受信時、通信フレームの伝送が行われていない状態等、いずれの条件において通信フレームの伝送の異常が発生したかを特定することができる。
また、情報処理部156は、図16(a)および図16(b)に示すように、伝送情報の配列結果に基づいて、ある伝送局t(例えば、伝送局t1)による通信フレームの送信時刻と、その他の伝送局t(例えば、伝送局t2〜tn)による当該通信フレームの受信時刻との時間差(すなわち、当該通信フレームの伝送に要する時間)を求める。そして、情報処理部156は、求めた時間差に基づいて、伝送局t間を伝送される通信フレームが経由する機器(例えば、ハブやリピータなど)や複数の伝送局tの接続形態(トポロジー)を特定する。これにより、伝送システム内におけるネットワーク構成の施工ミス、通信フレームが経由する機器および複数の伝送局tの接続形態による通信フレームの送信または受信の異常の検出精度の劣化を把握することができる。
また、情報処理部156は、図17に示すように、伝送局t毎に、伝送周期の所定のサイクル数分、伝送局tから取得したRAS情報I3をリングバッファ形式で共有メモリ155に保存する。若しくは、情報処理部156は、伝送局t毎に、伝送システム内の伝送局tの数分、伝送局tから取得したRAS情報I3をリングバッファ形式で共有メモリ155に保存する。これにより、共有メモリ155に保存されているRAS情報I3を常に最新の状態に維持することができ、かつ共有メモリ155に保存されるRAS情報I3の情報量を削減することができる。
このように第1の実施形態にかかる伝送システムによれば、SNMPエージェントを設けることなく、伝送情報が取得されるので、SNMPエージェントによる異常の監視によって通信フレームの伝送に影響を与えることを防止できる。また、通信フレームの伝送のタイミングと同期して伝送情報が取得されるので、複数の伝送局tに及ぶ異常が発生した場合にも、RAS情報I3を用いて、真の異常箇所を診断することができる。
本実施形態では、各伝送局tの管理情報取得処理部211は、通信フレームを送信した場合および通信フレームを受信した場合のいずれにおいても、伝送情報の取得を行っているが、これに限定するものではなく、通信フレームを送信した場合および通信フレームを受信した場合のいずれか一方のみ、若しくは伝送周期内において通信フレームの送受信が完了した後の余剰時間ETにおいてのみ、伝送情報の取得を行っても良い。図18は、第1の実施形態にかかる伝送システムにおける伝送情報の取得処理の他の例を説明するための図である。図18に示すように、各伝送局tの管理情報取得処理部211は、通信フレームを送信した場合のみ、伝送情報を取得する。これにより、伝送情報の取得による処理のオーバヘッドや取得される伝送情報の情報量の削減を図ることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態は、伝送周期内において通信フレームの送受信が完了した後の余剰時間に応じて、1つの伝送局または複数の伝送局からRAS情報を管理局に送信する例である。以下の説明では、第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略する。
図19は、第2の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局の機能構成の一例を示すブロック図である。図20は、第2の実施形態にかかる伝送システムが有する伝送局によるRAS情報の送信処理の一例を説明するための図である。図19に示すように、本実施形態では、伝送局tは、第1の実施形態にかかる伝送局tの機能構成に加えて、余剰時間算出処理部190を有する。余剰時間算出処理部190は、伝送周期内において通信フレームの送受信が完了した後の余剰時間ETを算出する。言い換えると、余剰時間算出処理部190は、複数の伝送局tのうち最後に送信権を得る伝送局tが完了フレームCMPを送信してから、同期伝送局が同期フレームSYNを送信するまでの時間を余剰時間ETとして算出する。
上位処理部210は、算出された余剰時間ETを、管理局Tに対する通信フレームの送信に要する通信時間で除算する。そして、上位処理部210は、余剰時間ETを通信時間で除算した値が1以上である場合に、共有メモリ209に保存されたRAS情報I3を含むRASフレームを管理局Tに送信する。これにより、インプリシット・トークンパス方式による通信フレームの送受信に影響を与えることなく、管理局Tに対してRAS情報I3を送信することができる。
また、上位処理部210は、算出された余剰時間ETが、管理局Tに対する通信フレームの送信に要する通信時間より短い場合、図20に示すように、伝送局Tが通信フレームの送受信に用いる伝送路(制御系の伝送路)とは異なる伝送路(情報系の伝送路)を用いて、共有メモリ209に保存されたRAS情報I3を含むRASフレームを管理局Tに送信する。これにより、余剰時間ETが通信時間より短い場合でも、制御系の伝送路を用いたインプリシット・トークンパス方式による通信フレームの送受信に影響を与えることなく、管理局Tに対してRAS情報I3を送信することができる。
このように、第2の実施形態の伝送システムによれば、インプリシット・トークンパス方式による通信フレームの送受信に影響を与えることなく、管理局Tに対してRAS情報I3を送信することができる。
以上説明したとおり、第1,2の実施形態によれば、複数の伝送局tに及ぶ異常が発生した場合にも、RAS情報I3を用いて、真の異常箇所を診断することができる。
なお、本実施形態の伝送局tおよび管理局Tで実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施形態の伝送局tおよび管理局Tで実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の伝送局tおよび管理局Tで実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の伝送局tおよび管理局Tで実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の伝送局tで実行されるプログラムは、上述した各部(周回タイマ201、送信制御部202、フレーム送信処理部203、フレーム受信処理部204、CMP処理部205、同期データ処理部206、伝送局更新処理部207、スキャンデータ処理部208、上位処理部210、管理情報取得処理部211、遅延タイマ212、時刻同期処理部213、LANコントローラ/カーネル214、余剰時間算出処理部190)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、周回タイマ201、送信制御部202、フレーム送信処理部203、フレーム受信処理部204、CMP処理部205、同期データ処理部206、伝送局更新処理部207、スキャンデータ処理部208、上位処理部210、管理情報取得処理部211、遅延タイマ212、時刻同期処理部213、LANコントローラ/カーネル214、余剰時間算出処理部190が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、本実施形態の管理局Tで実行されるプログラムは、上述した各部(送信制御部150、フレーム送信処理部151、受信制御部152、フレーム受信処理部153、時刻同期処理部154、情報処理部156、GUI処理部157)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、送信制御部150、フレーム送信処理部151、受信制御部152、フレーム受信処理部153、時刻同期処理部154、情報処理部156、GUI処理部157が主記憶装置上に生成されるようになっている。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
t 伝送局
T 管理局
201 周回タイマ
202,150 送信制御部
203,151 フレーム送信処理部
204,153 フレーム受信処理部
205 CMP処理部
206 同期データ処理部
207 伝送局更新処理部
208 スキャンデータ処理部
209 共有メモリ
210 上位処理部
211 管理情報取得処理部
212 遅延タイマ
213,154 時刻同期処理部
214 LANコントローラ/カーネル
190 余剰時間算出処理部
152 受信制御部
156 情報処理部
157 GUI処理部

Claims (14)

  1. 一の伝送路を介して接続された複数の伝送局を備え、当該複数の伝送局のうち所定の伝送局が所定の伝送周期で送信する同期フレームに続いて、前記各伝送局が、順番に送信権を得て、他の前記伝送局にフレームを送信する伝送システムであって、
    前記伝送局は、
    通信フレームの送信または受信に同期して、通信フレームの送信または受信に関する第1情報を取得する取得部と、
    前記第1情報と当該第1情報の取得日時を示す第2情報とを記憶する第1記憶部と、
    を備えた伝送システム。
  2. 前記伝送局は、通信フレームを受信する間隔である第1時間を計測する計測部と、をさらに備え、
    前記取得部は、前記第1時間が所定の遅延許容時間を超えた場合、通信フレームを受信したと見做して、前記第1情報を取得する請求項1に記載の伝送システム。
  3. 前記取得部は、前回取得した前記第1情報と今回取得した前記第1情報との差分を求め、差分が無かった場合、通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出する請求項1または2に記載の伝送システム。
  4. 前記取得部は、前記第1時間が前記遅延許容時間を超えた回数が所定数を超えた場合に、通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出する請求項2に記載の伝送システム。
  5. 前記取得部は、前記伝送周期内で前記第1情報を取得した回数が、前記伝送周期内で前記複数の伝送局が通信フレームを送信する回数の合計と異なる場合、通信フレームの送信または受信に異常が有ることを検出する請求項1から4のいずれか一に記載の伝送システム。
  6. 前記伝送局は、
    前記伝送周期内における前記各伝送局による通信フレームの送信完了後の余剰時間に、前記第1記憶部に記憶された前記第1情報および前記第2情報を含む第1通信フレームを、前記伝送システム内の第1装置に送信する通信部を備えた請求項1から5のいずれか一に記載の伝送システム。
  7. 前記通信部は、前記余剰時間を、前記第1通信フレームの前記第1装置への送信に要する通信時間で除算した値が1以上である場合に、前記第1通信フレームを前記第1装置に送信する請求項6に記載の伝送システム。
  8. 前記通信部は、前記余剰時間を前記通信時間で除算した値が1より小さい場合、前記伝送局間における通信フレームの送受信に用いる伝送路とは物理的に異なる伝送路を用いて、前記第1通信フレームを前記第1装置に送信する請求項7に記載の伝送システム。
  9. 前記第1装置は、
    前記伝送局から受信した前記第1通信フレームが含む前記第2情報に従って、前記第1通信フレームが含む前記第1情報を時系列に配列し、前記第1情報の配列結果に基づいて、通信フレームの送信または受信の異常の発生条件を特定する処理部を備えた請求項6から8のいずれか一に記載の伝送システム。
  10. 前記処理部は、前記第1情報の配列結果に基づいて、前記伝送局間における通信フレームの伝送に要する時間を求め、当該求めた時間を用いて、前記伝送局間を伝送される通信フレームが経由する機器および前記複数の伝送局の接続形態を特定する請求項9に記載の伝送システム。
  11. 前記第1装置は、
    前記伝送局毎に、前記伝送周期の所定サイクル数分若しくは前記伝送システム内の前記伝送局分、前記第1情報をリングバッファ形式で記憶する第2記憶部を備えた請求項6から10のいずれか一に記載の伝送システム。
  12. 前記取得部は、通信フレームを送信した場合および通信フレームを受信した場合のいずれか一方でのみ、前記第1情報を取得する請求項1から11のいずれか一に記載の伝送システム。
  13. 前記取得部は、前記余剰時間にのみ、前記第1情報を取得する請求項6に記載の伝送システム。
  14. 一の伝送路を介して接続された複数の伝送局のうち所定の伝送局が所定の伝送周期で送信する同期フレームに続いて、順番に送信権を得て、他の伝送局に通信フレームを送信する伝送局であって、
    通信フレームの送信または受信に同期して、通信フレームの送信または受信に関する第1情報を取得する取得部と、
    前記第1情報と当該第1情報の取得日時を示す第2情報とを記憶する第1記憶部と、
    を備えた伝送局。
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