JP2015154212A - ネットワークシステム、そのパラメータ決定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定ノード60は、所定ノード60と他の各ノードとの間のデータ伝送に係わる時間である伝送遅延時間を測定して記憶する遅延時間実測部61を有する。遅延時間取得部51は、この伝送遅延時間の実測値を所定ノード60から取得する。データ量設定部52は、データ伝送に係わるデータ量を任意に設定させる。通信サイクル算出部53は、上記伝送遅延時間と上記データ量とに基づいて、ネットワークパラメータとしての通信サイクルを求める。
【選択図】図7
Description
これは、上記のようにHUB等の中継装置を1段以上介して各ノード間で通信を行うネットワークシステムに関して、その通信パラメータを設定する方法である。
図示の設定画面では、ユーザは、通信サイクルとコモンメモリデータ量とを入力・設定することができる。
また、通信サイクルは、ユーザが例えば図8(b)に示す対応表を利用して判断出来るものとする。ここで、ユーザは、上記コモンメモリデータ量だけでなく、図8(b)に示す中継機器段数と総延長距離も、分かるものとする。尚、最も遠いノード間の中継機器の台数と距離が、中継機器段数と総延長距離である。そして、これらコモンメモリデータ量、中継機器段数、総延長距離に基づいて、図8(b)に示す対応表を利用して、通信サイクルを決定する。
特許文献2の従来技術は、プログラマブル・コントローラ(PLC)、システム監視装置(MMI)、エンジニアリング装置(EWS)の各産業用機器をエレメントとして表現して該EWSを用いて前記PLCおよびMMIを結線で結合できるシステム構成の自動設定装置である。そして、前記産業用機器毎に論理的な接続の定義を与え、該定義通りに実施するに際し通信パラメータを前記各産業用機器毎にそれぞれ設定する機能を有するシステム構成の自動設定装置において、結線に使用する母線にネットワーク機器の定義を与えることにより該母線に接続される全ての産業用機器の通信パラメータを自動的に設定できるようにした。
本発明の課題は、1以上の中継装置を有するネットワークシステムに関して、中継装置等による遅延時間に係わる所定の実測値に基づき、適切な通信パラメータを自動的に決定できるパラメータ決定装置等を提供することである。
所定の前記ノードは、該所定ノードと他の各ノードとの間のデータ伝送に係わる時間である伝送遅延時間を測定して記憶する遅延時間実測手段を有する。
・前記所定ノードから前記伝送遅延時間の実測値を取得する遅延時間取得手段;
・前記データ伝送に係わるデータ量を任意に設定させるデータ量設定手段;
・前記伝送遅延時間と前記データ量とに基づいて、前記ネットワークシステムの通信サイクルを求める通信サイクル算出手段。
図1は、本実施形態におけるネットワーク伝送システムの概略構成の一例を示す図である。図1は、1以上の中継装置を有するネットワークシステムの一例である。
設定ツール1は、マスタノード11に接続される。接続方式は特に限定しない。
帯域分割伝送方式は、通信サイクル毎にデータ交換を行う。
図示の例では、通信サイクルは、TC(タイムクリア)帯域、TS(タイムスロット)帯域、MSG(メッセージ)帯域の3つの帯域から成る。尚、先願(WO2013/121568)では、TC帯域とTS帯域であったが、本例では更にMSG帯域が加わるが、この例に限らない。MSG帯域が無くても構わない。
MSG帯域は、任意の局間で1対1でメッセージを送受信する帯域である。これは、例えば図2に示すように、マスタ局がスレーブ局に対して制御データを送信し、これに応じてスレーブ局がマスタ局に対してメッセージデータを送信する。但し、この例に限らない。
ここで、図2の図上下側には、各帯域におけるデータ・パケットの送受信のイメージを示す。図示のように、ノード間のパケット送受信には遅延が生じる。つまり、例えば、マスタノードが任意のパケットを送信完了してからスレーブノードがこのパケットを受信完了するまでに図示の遅延時間が生じている。この遅延時間は、基本的には主にHUB等の各中継装置で生じた中継処理時間(応答時間)の合計値であるが、更にネットワークケーブル上の電気信号の伝送時間等も多少は加わる。
上述した伝送遅延時間は、理論的には後に説明するようにして決まるものであるが、上述したように先願(WO2013/121568)において実測できるので、これを利用すればよい。尚、先願(WO2013/121568)では往復分が実測されるので、本手法で用いる伝送遅延時間(片道分)は、当該実測値の半分と見做せばよい。
図3に示す設定・表示画面は、ユーザが所望のコモンメモリデータ量を設定する設定領域と、この設定内容や上記最大伝送遅延時間(実測値)等に基づいて求められた通信サイクル時間(周期Tの値)等が表示される結果表示領域とから成る。
結果表示領域における図示の「通信サイクル」の欄には、上記求められた通信サイクル時間(周期Tの値)等が表示される。
設定ツール1は、マスタノード11から上記伝送遅延時間(実測値)を取得して、その中から上記最大伝送遅延時間を求める処理を行う(ステップS11)。
そして、ステップS11で求めた最大伝送遅延時間とステップS12で設定されたコモンメモリデータ量とに基づいて、上記TC帯域、TS帯域、MSG帯域それぞれの時間を求める(ステップS13)。
TC帯域の時間長さは、例えば、「最大伝送遅延時間×3」により求める。但し、これは、マージンを含むものであり、×3の代わりに×2としても構わない。×2とすることは、上記の通り往復分(実測値そのもの)を求めることを意味する。よって、×3とすることは「往復分+一定のマージン」を求めることを意味する。
{(データ送信時間α+データ処理時間β)×フレーム数}+最大伝送遅延時間 ・・・(1)式
{(データ送信時間α+データ処理時間β)×フレーム数}+最大伝送遅延時間×局数 ・・・(1)’式
(但し、フレーム数=コモンメモリデータ量÷パケットデータサイズ)
ここで、データ送信時間α、データ処理時間β、パケットデータサイズの値は、予め登録されている。パケットデータサイズは、例えば、同期化フレームは114byte、TS帯域に送受信するフレームは1024byte(0.5kW)等と決まっている。よって、この例の場合、上記算出式においては、フレーム数=コモンメモリデータ量÷0.5kWとなる。
図5には、HUBを介したパケット送受信動作の簡単な例を示す。
そして、局1のデータ送信処理に関して、上記データ送信時間α、データ処理時間βの一例を示している。ここでは、α=9.6μs(マイクロセカンド)、β=30μsであるものとしている。
(データ送信時間α+データ処理時間β)×パケット数
=(データ送信時間α+データ処理時間β)×4
=(9.6+30)×4 = 158.4(μs)
となる。
従って、図示の例では、局1が最初のパケットを送信開始してから局2が最後のパケットを受信完了するまでに掛かる時間は、158.4(μs)+29.6(μs)=188(μs)となる。これを本処理では上記(1)式等に示すように、29.6(μs)の代わりに上記最大伝送遅延時間(実測値)を加算することで算出することになる。
すなわち、まず、TC帯域において、局2は、同期化フレームを受信完了した時点(つまり、局1が同期化フレームを送信開始してから「α’+γ’+α’」経過した時点)で、直ちに当該同期化フレームに対する応答フレームを送信元(局1)に返信する。これより、伝送遅延時間(実測値)は、「α’+γ’+α’」に相当する時間となるはずである。尚、α’、γ’は、後に図6で説明するように、同期化フレームに関するデータ送信時間α’、中継機器遅延時間γ’を意味する。
上記のことから、「α’+γ’+α’」が“α+γ”(=29.6μs)と同一となるとは限らない。しかしながら、以下に述べるように、同一にはならなくても特に問題はない。尚、αとα’、γとγ’とが多少異なっても、中継段数に応じた遅延時間が関係する点では同じであるので、29.6μsにはならなくても、少なくとも大きく異なる値とはならないはずである。
TS帯域の長さ={39.6(μs)×8}+最大伝送遅延時間×2
となることになる。よって、最大伝送遅延時間≒29.6(μs)である場合には、計算結果は上記376(μs)に近い値となる。一方で、最大伝送遅延時間≒29.6(μs)ではなくても、最大伝送遅延時間が例えば35(μs)や40(μs)等である場合には、後述するようにマージンを採ることで、最終的な結果は同じとなる。つまり、この例では、最大伝送遅延時間が29.6(μs)であっても35(μs)であっても40(μs)であっても、最終的な結果は何れも400(μs)となる。
しかしながら、パケット同士が衝突する可能性を無くしたいのであれば、全ての局に対して、上記ノード5と同じ時間を割り当てる必要がある。これに応じたものが上記(1)’式である。
*TC帯域の時間長さ={(データ送信時間α’+中継機器遅延時間γ’)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+データ送信時間α’}×3
*TS帯域の時間長さ={(データ送信時間α+データ処理時間β)×フレーム数}+{(データ送信時間α+中継機器遅延時間γ)×中継機器台数+伝送距離遅延時間}
*MSG帯域の時間長さ={(制御データ送信時間α1+中継機器遅延時間γ1)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+制御データ送信時間α1}+{(メッセージデータ送信時間α2+中継機器遅延時間γ2)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+メッセージデータ送信時間α2}
ここで、上記データ送信時間α、データ処理時間β、中継機器遅延時間γについては、既に図5で説明した通りである。上記データ送信時間α’、中継機器遅延時間γ’は、同期化フレームに係わるデータ送信時間α、中継機器遅延時間γに相当すると見做してよい。パケットサイズが異なる場合がある為、ここでは区別して示しているだけである。これは、上記α1、γ1やα2、γ2についても同様である。また、伝送距離遅延時間は、ノード間の距離(伝送ケーブルの長さ)に応じた遅延時間である。尚、伝送距離遅延時間は無くても構わない。
そして、上述した一実施例では、上記TS帯域の時間長さの定義式における{(データ送信時間α+中継機器遅延時間γ)×中継機器台数+伝送距離遅延時間}の代わりに、上記最大の伝送遅延時間(実測値)を用いている。これによって上記(1)式や(1)’が得られることになる。勿論、α、γとα’、γ’とは異なるので、正確さには欠けるが、上記のように基本的にはマージンを採ることになるので、特に問題にはならない。
ここでは、以下に、(A)(短距離、データ大)、(B)(長距離、データ小)の各条件での算出例を示す。
・TCフレームのサイズ:114byte
・TSフレームのサイズ:1170byte(0.5kw)
・MSGフレームのサイズ:114byte(制御データ)、1170byte(メッセージデータ)
これより、上記データ送信時間α’、αは、下記の通りとなるものとする。
α=1/(1000Mbps/8byte)×1170byte=9.36μs
尚、ここでは、α1はα’と同じく0.912μsとなり、α2はαと同じく9.36μsとなるものとする。
中継機器遅延時間に関しては、ここでは一律、20μs/台であるものとする。つまり、上記γ=γ’=γ1=γ2=20μs/台であるものとする。
以上の基本的条件に基づき、以下、上記(A)、(B)の各ケースにおける算出例を示す。尚、上記の通り、算出結果に対してマージンを採るが、ここではマージンの採り方として50μs刻みとするものとする。つまり、50μs→100μs→150μs→200μs→250μs→300μs→・・・1050μs→1100μs→等とする。そして、算出値より大きく且つ算出値に最も近い値を採用する。例えば算出値が312μsであったならば350μsが採用される。
このケースに応じた具体値は、ここでは以下の通りであるものとする。
・ノード間距離=0.2km
・中継機器台数;1台
・コモンメモリデータ量:128KW
上記条件より、まず、TS帯域に関する上記算出式における上記“フレーム数”は、
フレーム数=コモンメモリデータ量÷TSフレームサイズ
=128÷0.5=256
となる。
以上の具体値により、上記(A)ケースでは、TC帯域、TS帯域、MSG帯域の時間長さは、例えば、下記のように算出・決定される。
={((0.912μs+20μs)×1(台)+1μs+0.912μs}×3
=(0.912+20+1+0.912)×3
≒68.5μs
となる。
・TS帯域の時間長さ(最小時間)
={(データ送信時間α+データ処理時間β)×フレーム数}+{(データ送信時間α+中継機器遅延時間γ)×中継機器台数+伝送距離遅延時間}
={(9.36μs+30μs)×256}+{(9.36μs+20μs)×1(台)+1μs)}
≒10106μs
となる。
・MSG帯域の時間長さ(最小時間)
={(制御データ送信時間α1+中継機器遅延時間γ1)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+制御データ送信時間α1}+{(メッセージデータ送信時間α2+中継機器遅延時間γ2)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+メッセージデータ送信時間α2}
={((0.912μs+20μs)×1(台)+1μs+0.912μs}+{(9.36μs+20μs)×1(台)+1μs+9.36μs)}
=22.824+39.72
≒62.5μs
そして、上記マージンを採ることで62.5μs⇒100μsとする。
通信サイクル=TC帯域+TS帯域+MSG帯域
=100+10500+100=10700μs=10.7ms
従って、最小の通信サイクルは11msとなり、スループットは186.18Mbps:
上記(A)のケースでは、従来であれば通信サイクルはデータ量の制約により、13msとなる。よって、従来のスループットは157.53Mbps:
よって、従来より効率のよい伝送が可能となる。
このケースに応じた具体値は、ここでは以下の通りであるものとする。
・ノード間距離=9.2km
・中継機器台数;10台
・コモンメモリデータ量:8KW
上記条件より、まず、TS帯域に関する上記算出式における上記“フレーム数”は、
フレーム数=コモンメモリデータ量÷TSフレームサイズ
=8÷0.5=16
となる。
以上の具体値により、上記(B)ケースでは、TC帯域、TS帯域、MSG帯域の時間長さは、例えば、下記のように算出・決定される。
={(データ送信時間α’+中継機器遅延時間γ’)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+データ送信時間α’}×3
={((0.912μs+20μs)×10(台)+46μs+0.912μs}×3
=(209.12+46+0.912)×3
≒768.096μs
となる。
・TS帯域の時間長さ(最小時間)
={(データ送信時間α+データ処理時間β)×フレーム数}+{(データ送信時間α+中継機器遅延時間γ)×中継機器台数+伝送距離遅延時間}
={(9.36μs+30μs)×16}+{(9.36μs+20μs)×10(台)+46μs)}
=969.36μs
となる。
・MSG帯域の時間長さ(最小時間)
={(制御データ送信時間α1+中継機器遅延時間γ1)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+制御データ送信時間α1}+{(メッセージデータ送信時間α2+中継機器遅延時間γ2)×中継機器台数+伝送距離遅延時間+メッセージデータ送信時間α2}
={((0.912μs+20μs)×10(台)+46μs+0.912μs}+{(9.36μs+20μs)×10(台)+46μs+9.36μs)}
=604.992μs
そして、上記マージンを採ることで604.992μs⇒650μsとする。
=800+1000+650=2450μs=2.45ms
従って、最小通信サイクルは3msとなり、スループットは42.66Mbps:
従来の場合、上記(B)のケースでは、通信サイクルは、距離や中継機器段数の制約により、14msとなる。従来のスループット:9.45Mbps:
このように、従来のスループットより効率の良い伝送が可能となる。
尚、上記“最小時間”とは、最低限必要な時間を意味する。
図示のパラメータ決定装置50(1)は、遅延時間取得部51、データ量設定部52、通信サイクル算出部53、記憶部54等の各種機能部を有する。
ここで、図示の所定ノード60は、所定ノード60と他の各ノードとの間のデータ伝送に係わる時間である伝送遅延時間を測定して記憶する遅延時間実測部61を有する。所定ノード60は、例えば上記マスタノード11等である。尚、上記の通り先願では往復伝送遅延時間を測定するのであるが、上述したように伝送遅延時間はその半分であることから、マスタノード11は伝送遅延時間を測定するものと見做しても構わないと考えられる。
データ量設定部52は、データ伝送に係わるデータ量を任意に設定させる。当該設定させるデータ量は、例えば“コモンメモリに係わるデータ量”であり、これは例えばTS帯域において伝送される全パケットのデータ量の総計である。このデータ量の設定は、開発者/ユーザ等が任意に行うものである。
ここで、例えば、通信サイクルには、同期化フレーム送信に係わる帯域であるTC帯域、コモンメモリデータ送信に係わる帯域であるTS帯域が含まれる。そして、通信サイクル算出部53は、例えば、少なくとも該TC帯域の時間長さとTS帯域の時間長さとを求めることで通信サイクルを求める。
また、上記(1)式や(1)’式で用いる伝送遅延時間は、上記所定ノード60から取得した各伝送遅延時間のなかで最大のもの(最大伝送遅延時間)を用いる。
11 ノード装置(マスタノード)
12,13,14,15 ノード装置(スレーブノード)
16,17 HUB(ハブ)
18,19 メディアコンバータ
20,21,22,23,24 ネットワークケーブル
50 パラメータ決定装置
51 遅延時間取得部
52 データ量設定部
53 通信サイクル算出部
54 記憶部
60 所定ノード
61 遅延時間実測部
Claims (9)
- 複数のノードと1台以上の中継装置を有するネットワークシステムのネットワークパラメータを求めるパラメータ決定装置であって、
任意のノード間のデータ伝送に係わる時間である伝送遅延時間の実測値を取得する遅延時間取得手段と、
前記データ伝送に係わるデータ量を任意に設定させるデータ量設定手段と、
前記伝送遅延時間と前記データ量とに基づいて、前記ネットワークパラメータとしての通信サイクルを求める通信サイクル算出手段と、
を有することを特徴とするパラメータ決定装置。 - 前記データ量は、コモンメモリに係わるデータ量であり、
前記通信サイクルには、同期化フレーム送信に係わる帯域であるTC帯域、コモンメモリデータ送信に係わる帯域であるTS帯域が含まれ、
前記通信サイクル算出手段は、少なくとも該TC帯域の時間長さとTS帯域の時間長さとを求めることで前記通信サイクルを求めることを特徴とする請求項1記載のパラメータ決定装置。 - 予め前記TS帯域用のパケットのデータサイズと、該パケット1つ当たりのデータ送信に係る処理時間とが、予め記憶された記憶手段を更に有し、
前記通信サイクル算出手段は、前記コモンメモリに係わるデータ量を前記データサイズで除することで前記TS帯域において送信されるパケット数を求め、前記記憶された処理時間に該パケット数を乗じ、該乗算結果に前記伝送遅延時間を加算することで、前記TS帯域の長さを求めることを特徴とする請求項2記載のパラメータ決定装置。 - 予め前記TS帯域用のパケットのデータサイズと、該パケット1つ当たりのデータ送信に係る処理時間とが、予め記憶された記憶手段を更に有し、
前記通信サイクル算出手段は、前記コモンメモリに係わるデータ量を前記データサイズで除することで前記TS帯域において送信されるパケット数を求め、前記記憶された処理時間に該パケット数を乗じ、該乗算結果に“前記伝送遅延時間×ノード数”を加算することで、前記TS帯域の長さを求めることを特徴とする請求項2記載のパラメータ決定装置。 - 前記通信サイクル算出手段は、前記求めたTS帯域の長さに対してマージンを採ることで最終的なTS帯域の長さを決定することを特徴とする請求項3または4記載のパラメータ決定装置。
- 前記通信サイクルを求める際に用いる前記伝送遅延時間は、各ノード間の伝送遅延時間のなかで最大値を用いることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載のパラメータ決定装置。
- 前記通信サイクル算出手段は、前記伝送遅延時間に対して所定値を乗算することで、あるいは該乗算結果に対してマージンを採ることで、前記TC帯域の時間長さを求めることを特徴とする請求項2〜6の何れかに記載のパラメータ決定装置。
- 前記伝送遅延時間は、所定のノードが任意の他のノードに対して前記同期化フレームを送信することで実測されることを特徴とする請求項2〜7の何れかに記載のパラメータ決定装置。
- 複数のノードと1台以上の中継装置とパラメータ決定装置を有するネットワークシステムであって、
所定の前記ノードは、該所定ノードと他の各ノードとの間のデータ伝送に係わる時間である伝送遅延時間を測定して記憶する遅延時間実測手段を有し、
前記パラメータ決定装置は、
前記所定ノードから前記伝送遅延時間の実測値を取得する遅延時間取得手段と、
前記データ伝送に係わるデータ量を任意に設定させるデータ量設定手段と、
前記伝送遅延時間と前記データ量とに基づいて、前記ネットワークシステムの通信サイクルを求める通信サイクル算出手段と、
を有することを特徴とするネットワークシステム。
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