JP2016178421A - 映像表示装置及び映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置及び映像表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016178421A
JP2016178421A JP2015056190A JP2015056190A JP2016178421A JP 2016178421 A JP2016178421 A JP 2016178421A JP 2015056190 A JP2015056190 A JP 2015056190A JP 2015056190 A JP2015056190 A JP 2015056190A JP 2016178421 A JP2016178421 A JP 2016178421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
display
screen
layout
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015056190A
Other languages
English (en)
Inventor
湯川 純
Jun Yugawa
純 湯川
徳山 悟
Satoru Tokuyama
悟 徳山
健介 上田
Kensuke Ueda
健介 上田
智子 三木
Tomoko Miki
智子 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015056190A priority Critical patent/JP2016178421A/ja
Publication of JP2016178421A publication Critical patent/JP2016178421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画面の状態ごとに、放送番組の制作者が指定する表示レイアウトで映像を表示することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供する。
【解決手段】映像表示装置1は、画面41内における複数のレイアウト情報と複数の表示情報とを含むコンテンツ信号が入力されるコンテンツ入力部10と、コンテンツ信号から複数のレイアウト情報及び複数の表示情報を抽出する抽出部20と、画面41の画面状態情報を取得する状態情報取得部50と、画面状態情報に応じて、抽出された複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択するレイアウト決定部61と、選択されたレイアウト情報によって示される複数の表示領域に応じて、抽出された複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する合成部30とを備え、表示部40は、画面41に合成映像データに基づく合成映像を表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツ信号に含まれるレイアウト情報に応じて画面の表示レイアウトを切り替える映像表示装置及び映像表示方法に関するものである。
映像表示装置としてのデジタルテレビは、画面内の複数の表示領域に映像及び文字情報をそれぞれ表示することができる(例えば、非特許文献1参照)。また、映像表示装置としての携帯情報端末は、画面内の一部の表示領域にテレビ放送の映像を、残りの表示領域に文字情報などを表示することができる。また、携帯情報端末は、画面内の複数の表示領域の配置(表示レイアウト)を示す複数のレイアウト情報を予め記憶し、画面の状態(姿勢)が縦長表示状態であるか又は横長表示状態であるかに応じて、表示レイアウトを切り替えて表示を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
一般社団法人 電波産業会、標準規格ARIB STD−B60 1.0版、「デジタル放送におけるMMTによるメディアトランスポート方式」、2014年7月発行、p.49−54
特開2008−17373号公報
しかしながら、上記従来の映像表示装置は、予め記憶しているレイアウト情報に基づいて表示レイアウトを切り替えているので、放送番組の制作者が指定するレイアウト情報に従う表示レイアウトで映像を提供することができない。例えば、放送番組の制作者は、番組ごとに字幕表示の領域を大きくしたり又は小さくしたりすることはできず、また、放送番組の制作者が意図した表示領域に字幕等のデータ放送を配置することができなかった。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、画面の状態ごとに、放送番組の制作者が指定する表示レイアウトで映像を表示することができる映像表示装置及び映像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る映像表示装置は、画面を有する表示部と、前記画面内における複数の表示領域の配置を示す複数のレイアウト情報と前記複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報とを含むコンテンツ信号が入力されるコンテンツ入力部と、前記コンテンツ信号から前記複数のレイアウト情報及び前記複数の表示情報を抽出する抽出部と、前記画面の状態を示す画面状態情報を取得する状態情報取得部と、前記状態情報取得部によって取得された前記画面状態情報に応じて、前記抽出部で抽出された前記複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択するレイアウト決定部と、前記レイアウト決定部によって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域に応じて、前記抽出部で抽出された前記複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する合成部と、を備え、前記表示部は、前記画面に前記合成映像データに基づく合成映像を表示することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る映像表示方法は、画面を有する表示部を備える映像表示装置が実行する映像表示方法であって、前記画面内における複数の表示領域の配置を示す複数のレイアウト情報と前記複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報とを含むコンテンツ信号を受け取るコンテンツ入力ステップと、前記コンテンツ信号から前記複数のレイアウト情報及び前記複数の表示情報を抽出する抽出ステップと、前記画面の状態を示す画面状態情報を取得する状態情報取得ステップと、前記状態情報取得ステップによって取得された前記画面状態情報に応じて、前記抽出ステップで抽出された前記複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択するレイアウト決定ステップと、前記レイアウト決定ステップによって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域に応じて、前記抽出ステップで抽出された前記複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する合成ステップと、前記画面に前記合成映像データに基づく合成映像を表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る映像表示装置は、表示部の画面の状態に応じて、受信されたコンテンツ信号に含まれる複数のレイアウト情報の内の1つを選択し、選択されたレイアウト情報によって示される複数の表示領域に応じて、複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って合成映像データを生成し、合成映像データに基づく合成映像を画面に表示する。このように、本発明によれば、画面の状態ごとに、放送番組の制作者が指定する表示レイアウトで映像を表示することができる。
本発明の実施の形態に係る映像表示装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本実施の形態に係る映像表示装置の構成を詳細に示すブロック図である。 (a)及び(b)は、本実施の形態に係る映像表示装置の画面の縦長表示状態及び横長表示状態の例をそれぞれ示す正面図である。 (a)及び(b)は、本実施の形態に係る映像表示装置の画面の縦長表示状態及び横長表示状態の他の例をそれぞれ示す正面図である。 本実施の形態に係る映像表示装置に入力される映像情報コンテンツの構成例を示す図である。 横長表示状態の画面に適用される表示レイアウトのレイアウト情報の一例を示す図である。 映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報のデータ構造を表形式で示す図である。 図6に示されるレイアウト情報のデータ構造の具体例を表形式で示す図である。 縦長表示状態の画面に適用される表示レイアウトのレイアウト情報の一例を示す図である。 図9に示されるレイアウト情報のデータ構造の具体例を表形式で示す図である。 2つの画面を有する表示部に適用される表示レイアウトのレイアウト情報の一例を示す図である。 図11に示されるレイアウト情報のデータ構造の具体例を表形式で示す図である。 本実施の形態に係る映像表示装置の表示処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る映像情報コンテンツの映像情報の回転に関する情報のデータ構成の一例を表形式で示す図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る映像表示装置1の構成を概略的に示すブロック図である。映像表示装置1は、本実施の形態に係る映像表示方法を実施することができる装置である。映像表示装置1は、例えば、デジタルテレビ、携帯電話及びスマートフォン等のような携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、及びタブレット型情報端末等である。図1に示されるように、本実施の形態に係る映像表示装置1は、コンテンツ信号が入力されるコンテンツ入力部10と、コンテンツ信号から各種の情報(データ)を分離するコンテンツ分離部としての抽出部20と、複数の表示情報(例えば、映像情報及び文字情報等)に加工処理及び合成処理を施して合成映像データを生成する合成部30と、画面41を有する表示部40とを備える。また、映像表示装置1は、画面41の状態(例えば、姿勢)を示す画面状態情報を取得(例えば、検出)する状態情報取得部50と、画面41の表示レイアウトを決定するレイアウト決定部61を有する制御部60とを備える。また、映像表示装置1は、ユーザによって情報及び指示等が入力される操作入力部70を備えてもよい。
コンテンツ入力部10には、コンテンツ信号C1が入力される。コンテンツ信号C1は、例えば、デジタル放送信号である。コンテンツ信号C1が映像情報を含む場合には、コンテンツ信号C1は、映像情報コンテンツとも言う。コンテンツ信号C1は、画面41内における複数の表示領域の配置(すなわち、表示レイアウト)を示す複数のレイアウト情報と、複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報とを含む。表示情報は、放送番組の映像情報と、データ放送に基づく画像情報及び文字情報とを含むことができる。すなわち、表示情報は、映像情報、画像情報、及び文字情報の内の少なくとも1つを含む。また、コンテンツ信号C1は、音声情報を含んでもよい。
抽出部20は、コンテンツ入力部10に入力されたコンテンツ信号C1からレイアウト情報及び表示情報を抽出する。
状態情報取得部50は、画面41の状態を示す画面状態情報を取得する。画面状態情報は、例えば、画面41が映像表示装置1の本体の支持部41aに回転可能に支持されている場合には、表示部40の画面41の回転位置(角度)に基づく情報である。また、画面状態情報は、重力方向に対する画面41の姿勢を示す情報であってもよい。この場合には、画面状態情報としては、例えば、画面41の長手方向を重力方向に向ける縦長表示状態、又は、画面41の短手方向を重力方向に向ける横長表示状態がある。
合成部30は、レイアウト決定部61によって選択されたレイアウト情報に基づく表示レイアウトによって区画される複数の表示領域に応じて、抽出部20で抽出された複数の表示情報(例えば、映像情報、画像情報、及び文字情報等)に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する。加工処理は、レイアウト決定部61によって選択されたレイアウト情報に基づく表示レイアウトによって区画される複数の表示領域のサイズに応じて、抽出部20で抽出された複数の表示情報の各々のサイズを変える処理を含むことができる。表示情報のサイズを変える処理は、複数の表示情報の各々の拡大処理又は縮小処理である。また、加工処理は、レイアウト決定部61によって選択されたレイアウト情報に基づく表示レイアウトによって区画される複数の表示領域の形状に応じて、抽出部20で抽出された複数の表示情報の各々を回転させたり、あるいは、縦書きの文字情報を横書きの文字情報に切り替えたりする処理を含むことができる。合成処理は、レイアウト決定部61によって選択されたレイアウト情報に基づく表示レイアウトよって区画される複数の表示領域の配置に応じて、加工処理を受けた複数の表示情報を配置する処理を含む。
表示部40は、画面41に合成映像データに基づく合成映像を表示する。画面41は、例えば、長方形の液晶表示パネルである。画面状態情報は、例えば、画面41が縦長表示状態又は横長表示状態のいずれであるかを示す情報である。
映像表示装置1は、表示部40の画面41内における複数の表示領域の配置を示す複数のレイアウト情報と複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報(例えば、映像情報、画像情報、及び文字情報等)とを含むコンテンツ信号C1を受け取り、コンテンツ信号C1から複数のレイアウト情報及び複数の表示情報を抽出する。映像表示装置1のレイアウト決定部61は、画面41の状態を示す画面状態情報を取得し、取得された画面状態情報に応じて、抽出された複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択する。さらに、映像表示装置1は、選択されたレイアウト情報によって示される複数の表示領域に応じて、抽出された複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する。表示部40は、画面41に合成映像データに基づく合成映像を表示する。
このように、映像表示装置1は、画面41の状態に応じて、受信されたコンテンツ信号C1に含まれる複数のレイアウト情報の内の1つを選択し、選択されたレイアウト情報に基づく表示レイアウトによって区画される複数の表示領域に応じて、複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って合成映像データを生成し、画面41に合成映像データに基づく合成映像を表示する。このように、本実施の形態によれば、画面41の状態ごとに、放送番組の制作者(提供者)が指定する表示レイアウトでユーザが視聴する画面41に映像を表示することができる。
図2は、本実施の形態に係る映像表示装置1の構成を詳細に示すブロック図である。図2に示されるように、コンテンツ入力部10は、例えば、映像情報コンテンツを含むデジタル放送信号(コンテンツ信号C1)を受信するチューナ11と、他の映像情報コンテンツ(コンテンツ信号C2)を外部機器から受け取る外部入力部13と、チューナ11又は外部入力部13に入力された映像情報コンテンツのスクランブルを解除するデスクランブラ12とを備える。
図2に示されるように、抽出部20は、例えば、入力された映像情報コンテンツから、各種情報として映像情報、音声情報、画像情報、文字情報、及びレイアウト情報を分離(抽出)するデマルチプレクサ21と、デマルチプレクサ21で分離された映像情報をデコードして、表示部40で表示可能な映像情報(映像データ)を生成する映像情報デコーダ22と、デマルチプレクサ21で分離された画像情報、文字情報、及びレイアウト情報に基づいて、表示可能な画像情報(画像データ)及び文字情報(文字データ)、並びに、CPU62で処理可能なレイアウト情報を生成するデータ放送処理部23と、デマルチプレクサ21で分離された音声情報をデコードして再生可能な音声情報(音声データ)を生成する音声情報デコーダ25とを備える。また、抽出部20は、画面41に表示されるメニュー表示等のような図形情報を生成するグラフィックス生成部24を備えてもよい。
制御部60は、例えば、映像表示装置1全体の制御を行うCPU(Central Processing Unit)62と、CPU62が実行するプログラム及びデータを記憶するRAM(Random Access Memory)64と、プログラム及びデータを保持するROM(Read Only Memory)等の不揮発メモリ63とを備える。なお、コンテンツ入力部10の処理の一部、抽出部20の処理、及び合成部30の処理などを、プログラムを実行するCPU62によって、行うことも可能である。
操作入力部70は、例えば、映像表示装置1に対してユーザ操作を入力するための操作ボタン71と、リモコン73から発せられるユーザ操作情報としての信号(例えば、光パルス信号、無線信号等)が入力されるリモコン受信部72とを備える。操作入力部70は、ユーザが情報又は指示を入力することができる構成であれば限定されず、タッチパネル、キーボード、マウス等のような各種入力部を用いることができる。
合成部30は、例えば、映像情報デコーダ22で生成された映像データに変倍処理(拡大、縮小、等倍)を行い、データ放送処理部23で生成された文字データ及び画像データに変倍処理(拡大、縮小、等倍)を行い、グラフィックス生成部24で生成されたグラフィックスデータに変倍処理(拡大、縮小、等倍)を行い、変倍された映像データ、画像データ、文字データ、及びグラフィックスデータを合成する処理を行うことによって、合成映像データを生成する。また、合成部30は、文字データ及びグラフィックスデータ等に左又は右90度回転処理を施してもよい。表示部40は、合成部30によって生成された合成映像データに基づく映像を画面41に表示する。合成部30は、外部入力部13から入力された外部映像データを、合成映像データに含めることもできる。
音声情報デコーダ25の出力は、そのままデジタル音声信号として出力される。また、音声情報デコーダ25の出力は、アナログ変換部80でアナログ信号に変換され、このアナログ信号に基づく音がスピーカ81から出力される。
図3(a)及び(b)は、本実施の形態に係る映像表示装置1の表示部40の画面41の縦長表示状態及び横長表示状態の例をそれぞれ示す正面図である。図3(a)に示される縦長表示状態の画面41を、支持部41aを中心にして装置本体に対し90度回転させることによって、図3(b)に示される横長表示状態の画面41に切り替えることができる。このような構造の場合には、状態情報取得部50は、例えば、画面41の回転角度を検出し、回転角度が0度のときに縦長表示状態であると検出し、回転角度が90度のときに横長表示状態であると検出することができる。
図4(a)及び(b)は、本実施の形態に係る映像表示装置1の表示部40の画面41の縦長表示状態及び横長表示状態の他の例をそれぞれ示す正面図である。図4(a)に示される縦長表示状態の画面41を、重力方向を基準に90度回転させることによって、図4(b)に示される横長表示状態の画面41に切り替えることができる。このような構造の場合には、状態情報取得部50は、例えば、重力方向を検出することができる重力センサを内蔵しており、重力方向に対する画面41の姿勢を検出し、この検出結果に基づいて画面41が縦長表示状態であるか横長表示状態であるかを判定することができる。
図5は、本実施の形態に係る映像表示装置1が受信するコンテンツ信号C1としての映像情報コンテンツ200の構成例を示す図である。図5に示されるように、映像情報コンテンツ200は、複数のレイアウト情報として、例えば、レイアウト情報(X)250、レイアウト情報(Y)251、及びレイアウト情報(Z)252を含む。また、映像情報コンテンツ200は、複数の表示情報として、例えば、放送番組の映像情報(A)210、映像情報(B)211、及び映像情報(C)212を含むことができる。また、映像情報コンテンツ200は、複数の表示情報として、例えば、データ放送の画像情報(G)220、画像情報(H)221、及び画像情報(J)222を含むことができる。また、映像情報コンテンツ200は、複数の表示情報として、例えば、データ放送の文字情報(K)230、文字情報(L)231、及び文字情報(M)232を含むことができる。また、映像情報コンテンツ200は、例えば、音声情報(D)240、音声情報(E)241、及び音声情報(F)242を含むことができる。図5は、映像情報コンテンツ200の一例を示しているが、映像情報コンテンツ200の構成は、図5の例に限定されない。
また、図5は、映像情報コンテンツ200に複数の映像情報、複数の画像情報、複数の文字情報、複数の音声情報、及び複数のレイアウト情報が含まれている場合を例示しているが、映像情報コンテンツは、これらの情報が混合されて一連のデータ列として構成されたものであってもよい。映像情報コンテンツ200は、例えば、MMT−TLV(MPEG Media Transport−Type Length Value)型式により、レイアウト情報と、映像情報、画像情報、及び文字情報のいずれか1つ以上とを、一連のトランスポート型式のデータ列に変換することによって構成されてもよい。この方式は、既知の技術であり、例えば、非特許文献1に説明されている。映像情報コンテンツ200に含まれる映像情報、画像情報、文字情報、音声情報、及びレイアウト情報は、それぞれの固有の識別子を参照することにより、分離して取り出すことが可能である。
図6は、本実施の形態に係る映像表示装置1によって受信されるコンテンツ信号C1としての映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報の一例を示す図である。図6は、図5のレイアウト情報(X)250として、画面41が横長表示状態である場合のレイアウト情報が記述されている場合を示す。したがって、図6は、画面41の表示レイアウトに対応する表示領域を示している。レイアウト情報には、図5の映像情報(A)210、映像情報(B)211、映像情報(C)212、画像情報(G)220、及び文字情報(K)230を表示する表示領域についての情報が記述されており、図6は、これを具体的に図示している。領域300は、レイアウト情報(X)250による表示レイアウト全体を示す。映像情報(A)210は表示領域301に、映像情報(B)211は表示領域302に、映像情報(C)212は表示領域303に、画像情報(G)220は表示領域306に、文字情報(K)230は表示領域304に、それぞれ表示される。なお、情報310は、レイアウト情報(X)250で再生される音声情報(D)240を示すものであり、画面41上の表示領域を示すものではない。
図7は、本実施の形態に係る映像表示装置1が受信する映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造の一例を表形式で示す図である。図7の記載方式は、MMT−TLVによるトランスポート型式のデータ列の記載方式を示している。この記載方式は、例えば、非特許文献1の「表7−12」に説明されている。図5に示されるレイアウト情報(X)250に基づく表示レイアウトは、図7に示される識別子の記述により記載されることができる。
図7において、識別子401「table_id」は、レイアウト情報を示す種別情報である。
識別子402「version」は、レイアウト情報のバージョンを示す番号である。
識別子403「length」は、レイアウト情報全体のデータ列の長さを示す。
識別子404「number_of_loop」は、レイアウト及びデバイス数であり、このテーブルで設定するレイアウトとデバイスの組み合わせの総数を示す。すなわち、識別子404は、以降に記載するレイアウト番号及びデバイスIDごとの構造体のループ回数である。
識別子405「for(…)」は、構造体のループ構造を示す。
識別子406「layout_number」は、レイアウト番号を示す。‘0’は、デフォルトのレイアウト設定である。1つのレイアウトが複数のデバイスから構成されることも可能である。識別子406は、例えば、図5のレイアウト情報(X)250であるか、レイアウト情報(Y)251であるか、レイアウト情報(Z)252であるか、を示す。
識別子407「device_id」は、デバイスIDであり、クライアント端末の番号を示す。‘0’はメインデバイスである。識別子407は、画面41の種別を示す番号であり、画面41が複数で構成する場合には、識別子407に異なる番号を入れる。
識別子408「ratio_width_height」は、画面の横縦比を示す。表示部40の画面41全体の横と縦の比を表わす数字を入れる。例えば、横が1920ドットで縦が1080ドットの画面41を対象とする場合には、これらの比の簡単な整数比16:9に変換し、前の8ビットに“16(10進数)”を、後の8ビットに“9(10進数)”を設定した“0x1009(16進数)”とする。
識別子409「number_of_region」は、画面41に配置される矩形領域の個数である。
識別子410「for(j=0;j<number_of_region;j++){」は、構造体のループ構造を示す。
識別子411「region_number」は、領域番号を示す。‘0’はデフォルトの領域番号である。同一レイアウトの異なるデバイスには、異なる領域番号が割り当てられる。識別子411は、レイアウト情報(X)250内の矩形領域の種別を示す番号である。
識別子412「left_top_pos_x」は、左上水平位置を示し、表示領域の左上の水平位置を、水平方向の全画素数に対する割合で示す。全画面表示の左側を‘0’、全画面表示の右側を‘100’とする。
識別子413「left_top_pos_y」は、左上垂直位置を示し、表示領域の左上の垂直位置を、垂直方向の全画素数に対する割合で示す。全画面表示の上側を‘0’、全画面表示の下側を‘100’とする。
識別子414「right_down_pos_x」は、右下水平位置を示し、表示領域の右下の水平位置を、水平方向の全画素数に対する割合で示す。
識別子415「right_down_pos_y」は、右下垂直位置を示し、表示領域の右下の垂直位置を、垂直方向の全画素数に対する割合で示す。
識別子416「org_left_top_pos_x」は、元の表示情報全体から切り出す矩形領域の左上の水平位置を、
識別子417「org_left_top_pos_y」は、元の表示情報全体から切り出す矩形領域の左上の垂直位置を、
識別子418「org_right_down_pos_x」は、元の表示情報全体から切り出す矩形領域の右下の水平位置を、
識別子419「org_right_down_pos_y」は、元の表示情報全体から切り出す矩形領域の右下の垂直位置を、それぞれの全画素数に対する割合で示す。
識別子420「layer_order」は、レイヤー順序を示し、表示領域の奥行き方向の相対位置を示す。‘0’は、最後列に提示する表示領域を示し、数字が大きくなるほど、より前面側の表示とする。
識別子421「contents_id」は、表示領域に表示すべき映像情報、画像情報、文字情報、及び音声情報のいずれかを示すコンテンツ番号とする。ただし、識別子421のコンテンツ番号として音声情報を示す番号を記載した場合には、識別子412から419に記載する数値は、意味を持たないため全て0としたときと同様とする。
「descriptor」は、記述子領域を示し、レイアウトの詳細な情報を示す記述子のための領域である。
また、映像情報、画像情報、文字情報、及び音声情報のいずれかの付属情報として、レイアウト情報の種別を示す識別子406及びレイアウト情報(X)250内の矩形領域の種別を示す識別子411が指定された場合には、識別子421のコンテンツ番号記載に依らず、映像情報、画像情報、文字情報を表示、又は音声情報を出力するよう構成することもできる。
識別子422は、レイアウトのその他の詳細な情報を示す記述子のための領域である。例えば、画面41が複数で構成する場合の画面41の位置関係の詳細等を記載する。
なお、図7において、「uimsbf」は、ビット列表記法を示し、「unsigned integer most significant bit first(符号無し整数、最上位ビットが先頭)」の略である。
図8は、本実施の形態に係る映像表示装置1が受信する映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造に、図6に示される表示レイアウトを適用した場合を、表形式で示す図である。図8においては、図7に示される映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造の一例を示す表のうちの、表示領域に係る識別子のみを表記し、他の部分の記載を省略する。図7の識別子404の構造体のループ個数(number_of_loop)は、「1」である。図7の識別子406のレイアウト情報の種別を示す番号(layout_number)は、レイアウト情報(X)250を示す「250」である。図7の識別子407は、画面41の識別番号(device_id)は、標準的な「0」とする。識別子408の画面全体の横と縦の比(ratio_width_height)は、横対縦が16:9を示す“0x1009(16進数)”とする。識別子409の配置する矩形領域の個数(number_of_region)は、音声情報のレイアウト情報を含めた「6」である。
図6の表示領域301は、region_number「1」として11個の識別子で記述される。識別子411の矩形領域の種別を示す番号は「1」とする。識別子412及び識別子413は、全表示領域の左上を示す「0」及び「0」、識別子414及び識別子415は、全表示領域の水平方向80%、垂直方向80%を示す「80」及び「80」とする。識別子416、識別子417、識別子418、及び識別子419は、元のデータの全てを表示するとしてそれぞれ、「0」、「0」、「100」、及び「100」とする。識別子420の領域間の相対位置を示す数値は、標準的な「0」とする。識別子421のコンテンツ番号は、図5の映像情報(A)210を示す「210」とする。
同様に、図6の表示領域302、303、304、及び306として、図8のregion_number「2」、「3」、「4」、「5」として示す数値を設定する。また、図8のregion_number「6」として示される図6の音声情報(D)240を示す領域310は、画面41に関する識別子は「0」を設定し、識別子421のコンテンツ番号として図5の音声情報(D)240を示す「240」を設定する。
図9は、本実施の形態に係る映像表示装置1によって受信されるコンテンツ信号C1としての映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報の他の例を示す図である。図9は、画面41が縦長表示状態である場合に適用されるレイアウト情報の一例を示す。図9は、図5のレイアウト情報(Y)251に、画面41が縦方向に長くなるように設定される場合のレイアウト情報の構成である。図9の例では、図5の映像情報(A)210が記述され、映像情報(B)211が記述され、映像情報(C)212が記述され、画像情報(G)220が記述され、region_number「7」として画像情報(H)221が記述され、文字情報(K)230が記述され、及び文字情報(L)231が記述されている。領域500は、レイアウト情報(Y)251全体の表示領域を示す。映像情報(A)210は表示領域501に、映像情報(B)211は表示領域502に、映像情報(C)212は表示領域503に、画像情報(G)220は表示領域506に、画像情報(H)221は表示領域507に、文字情報(K)230は表示領域504に、文字情報(L)231は表示領域505に、それぞれ表示される。なお、region_number「8」として記述されている領域510は、レイアウト情報(Y)251で再生する音声として音声情報(D)240を用いることを示すもので、画面表示の領域を示すものではない。
図10は、本実施の形態に係る映像表示装置1が受信する映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造に、図9に示される表示レイアウトを適用した場合を、表形式で示す図である。図10においては、図7に示される映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造の一例を示す表のうちの、表示領域に係る識別子のみを表記し、他の部分の記載を省略する。図8に示されるレイアウト情報(X)250では、識別子408の画面41全体の横と縦の比は、横対縦が16:9を示す“0x1009(16進数)”であったが、図10のレイアウト情報(Y)251では、識別子408は、横対縦が9:16を示す“0x0910(16進数)”が設定される。また、各表示領域の位置が図9に示される数値に変更され、さらに、画像情報(H)及び文字情報(L)に関するレイアウト情報が追加されている。図10では、region_number「1」として図5の映像情報(A)210が記述され、region_number「2」として映像情報(B)211が記述され、region_number「3」として映像情報(C)212が記述され、region_number「6」として画像情報(G)220が記述され、region_number「7」として画像情報(H)221が記述され、region_number「4」として文字情報(K)230が記述され、及びregion_number「5」として文字情報(L)231が記述されている。なお、region_number「8」として記述されている領域510は、レイアウト情報(Y)251で再生する音声として音声情報(D)240を用いることを示すもので、画面表示の領域を示すものではない。
図11は、縦長表示状態の2つの画面に適用される表示レイアウトのレイアウト情報の一例を示す図である。図5のレイアウト情報(Z)252には、複数の画面41が2つ設置されるレイアウト情報の構成である。図5の映像情報(A)210、文字情報(K)230の表示する表示領域についての情報が記載しており、図11では、これを具体的に図示している。領域600は、レイアウト情報(Z)252の1つ目の画面41の表示領域を示し、領域601は、レイアウト情報(Z)252の2つ目の画面41の表示領域を示す。画面41としての領域600は、左側に、領域601は、右側に設置するための構成とする。領域600の上部側には、映像情報(A)210の左側半分を表示する表示領域603を、領域600の下部側には、文字情報(K)230の左側半分を表示する表示領域605を配置する。同様に、領域601の上部側には、映像情報(A)210の右側半分を表示する表示領域604を、領域601の下部側には、文字情報(K)230の右側半分を表示する表示領域606を配置する。なお、領域610は、レイアウト情報(Z)252の領域600で再生する音声として音声情報(D)240を、領域601で再生する音声として音声情報(E)241を用いることを示すもので、画面41表示の領域を示すものではない。
図10は、本実施の形態に係る映像表示装置1が受信する映像情報コンテンツ200のレイアウト情報のデータ構造に、図11に示される表示レイアウトを適用した場合を、表形式で示す図である。図10においては、図7に示される映像情報コンテンツのレイアウト情報のデータ構造の一例を示す表のうちの、表示領域に係る識別子のみを表記し、他の部分の記載を省略する。
図12において、図7の識別子404であるnumber_of_loopとして、画面41が2つあり各々にレイアウト番号が1つずつあることを示す「2」を設定する。また、図7の識別子408として、図10に示されるレイアウト情報(Y)251と同様に、縦方向に長い画面41を設置した場合の横縦比(ratio_width_height)として横対縦が9:16を示す“0x0910(16進数)”を設定する。2つの画面41の相対位置関係を示す情報として、例えば、識別子422にこれを示す情報として横並を示す「0」を設定する。
以上のようにして、映像情報コンテンツ200のレイアウト情報として、図6に示される横長表示状態、図9に示される縦長表示状態、図11に示される2画面の縦長表示状態等、様々な配置を指定することができ、その具体的な設定方法としては、それぞれ図8、図10、図12のデータ構造を一例として実現できることを説明した。
次に、映像表示装置1が、以上のようなレイアウト情報を含む映像情報コンテンツ200を受信して、映像情報コンテンツ200に含まれるレイアウト情報に従い、表示部40の画面41に表示を行うまでの処理を説明する。図13は、本実施の形態に係る映像表示装置1のレイアウト情報に基づく表示処理を示すフローチャートである。以下、図1及び図13に従って表示処理を説明する。
映像表示装置1の制御部60は、ステップS1において処理を開始した後、ステップS2において表示部40の画面41に関する情報及び画面41の設置に関する情報等の画面状態情報を状態情報取得部50から取得する。画面状態情報は、例えば、画面41の表示可能な幅及び高さ(例えば、横及び縦のドット数)を含む。また、画面状態情報は、画面41の個数を含むことができる。画面41の設置に関する情報とは、例えば、縦長表示状態であるか、あるいは、横長表示状態であるかを示す情報である。また、状態情報取得部50は、縦長表示状態として、画面41の回転角度が0度の場合と180度(上下逆向き)の場合とを区別した情報を提供してもよい。また、状態情報取得部50は、横長表示状態として、基準位置から画面41を右に90度回転させた状態、あるいは、画面41を左に90度回転させた状態のいずれであるかを区別した情報を提供してもよい。
次に、ステップS3において、コンテンツ入力部10にコンテンツ信号C1としての映像情報コンテンツが入力される。コンテンツ入力部10には、例えば、アンテナで受信されたデジタル放送信号の映像情報コンテンツ又は外部機器から送出された映像情報コンテンツが入力される。また、映像表示装置1に設けた記憶部に記憶された映像情報コンテンツをコンテンツ入力部10に与えてもよい。
次に、ステップS4において、制御部60は、抽出部20から映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報を取得する。映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報は、抽出部20によって一定の識別子を参照することにより、抽出することができる。ステップS5において、制御部60は、映像情報コンテンツに含まれる未取得のレイアウト情報がある場合には、映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報の全てを取得するまで、ステップS4において、レイアウト情報を取得するための処理を繰り返す。ステップS5において、制御部60が、映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報の全てを取得すると、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部60のレイアウト決定部61は、ステップS4において取得された複数のレイアウト情報の中から、ステップS2において取得された画面状態情報に従い、映像表示装置1の画面41に最適なレイアウト情報を選択する。制御部60のレイアウト決定部61は、表示部40の画面41が縦長表示状態であり、レイアウト情報の中で縦長の表示領域を対象としたものが存在すれば、これを選択する。制御部60のレイアウト決定部61は、縦長の表示領域を対象とした複数のレイアウト情報がある場合には、映像情報コンテンツが予め指定するレイアウト情報における優先度に応じて、複数のレイアウト情報の内の1つを選択するよう構成してもよい。また、制御部60のレイアウト決定部61は、複数のレイアウト情報の内の、画面41の表示可能な幅及び高さに最も近似するレイアウト情報を選択してもよいし、また、レイアウト決定部61は、複数のレイアウト情報の内の、ユーザからの操作により指定するレイアウト情報を選択してもよい。レイアウト決定部61は、取得したレイアウト情報の中に、縦長画面表示を対象としたものが存在しなければ、表示領域が最も近似する横長の画面41を対象としたレイアウト情報を選択してもよいし、又は、映像情報コンテンツが予め指定する標準のレイアウト情報を選択してもよい。ステップS4においてレイアウト情報を1つも取得できなかった場合には、映像表示装置1が予め備える基本のレイアウト情報を選択するよう構成してもよい。映像表示装置1が予め備える基本のレイアウト情報としては、例えば、標準の映像情報を表示領域全体に表示するなど、映像情報コンテンツの種類に依らず表示可能な構成とする。
次に、ステップS7において、ステップS6で選択されたレイアウト情報によって示される表示レイアウトで区分される表示領域の各々に表示される表示情報(例えば、映像情報、文字情報、画像情報等)及び音声情報を、映像情報コンテンツから取得する。映像情報コンテンツに含まれる表示情報(映像情報、文字情報、画像情報等)及び音声情報は、抽出部20において抽出される。これらの処理を、レイアウト情報によって示される表示レイアウトで区分される表示領域の各々について行い、表示情報(映像情報、文字情報、画像情報等)及び音声情報を割り当てる。制御部60は、ステップS8において全ての情報を取得したと判定すると、処理は次のステップS9に進む。なお、映像情報及び音声情報は、一般には、映像情報コンテンツの中に継続的に含まれており、映像情報及び音声情報を全て取得せずに、情報を取得しながら同時に表示及び音声再生を行うよう構成する場合がある。ただし、図13のフローチャートは、説明の簡略化のために、情報を取得しながら、同時に表示及び音声再生を行う処理を示していない。
次に、ステップS9において、表示部41は、画面40に各表示領域に、取得した表示情報(映像情報、文字情報、画像情報等)に基づく表示を行い、スピーカ81から取得した音声情報に基づく音を出力するか又は音声信号を出力する。
次に、ステップS10において、制御部60は、合成部30を制御して、合成部30に、選択されたレイアウト情報に記載される領域指定に従って、ステップS9において変換した表示情報(映像情報、画像情報、文字情報)を、拡大又は縮小又は回転などの加工処理を行わせ、選択されたレイアウト情報に記載される表示領域に表示されるよう位置を調整して合成処理を行い、合成映像データを生成する。選択されたレイアウト情報の内容によっては、例えば、図11の説明のように、拡大又は縮小する際に元の映像情報又は元の画像情報の一部の表示領域のみを拡大又は縮小する場合もある。また、図11の説明のように、画面41が複数で構成される場合には、ステップS10の処理を2つの画面のそれぞれについて行い、それぞれの画面ごとの合成映像データを生成する。
ステップS10において、例えば、図9に示されるように、画面41を縦長に回転して設置する場合には、図9の表示領域501に対して映像情報(A)210を拡大又は縮小のみを行い表示すると、表示領域501に映像情報(A)210が90度回転して表示されてしまう。これを防ぐために、制御部60は、合成部30を制御して、映像情報(A)210を拡大又は縮小した後、90度右又は左に回転させてから合成する処理を行わせる。具体的には、合成部30は、以下のような処理を行う。
映像情報(A)210が、映像情報を作成したときと同じ状態の映像を映像情報コンテンツ200に格納する場合には、映像情報(A)210の付加情報(回転していない旨の情報)を映像情報コンテンツ200に格納する。同様に、映像情報コンテンツ200を映像情報を作成したときの位置から回転させてから映像情報コンテンツ200に格納する場合には、映像情報(A)210の付加情報(回転させた旨の情報)を映像情報コンテンツ200に格納する。
図14は、映像情報の回転に関する付加情報の例を表形式で示す図である。映像情報の回転に関する付加情報として、回転しない場合が「0」、反時計回りに90度回転した場合が「1」、反時計回りに180度回転した場合が「2」、反時計回りに270度回転した場合が「3」とする。このような付加情報の特定は、例えば、非特許文献1の「7.4.3.19章」における、映像コンポーネント記述子という識別子によって行うことができる。図14に示される映像情報の回転に関する付加情報を、識別子に格納するよう構成すれば、個々の映像情報の回転に関する情報を映像情報コンテンツ200に格納することが可能になる。
次に、ステップS10において、制御部60は、付加情報を示す識別子により、該当の映像情報の回転に関する付加情報を取得し、合成部30に、映像情報を拡大又は縮小し、所望の回転処理を実行させた後に、合成処理を行って合成映像データを生成させる。
次に、ステップS11において、表示部40は、ステップS10における合成処理によって生成された合成映像データに基づく映像を画面41に表示する。表示部40が、複数の画面41を有する場合には、表示部40は、それぞれの合成映像データを複数の画面のうちの該当する画面に表示する。また、再生する音声データがある場合には、例えば、図1のスピーカ81で音声を再生する。
なお、ステップS11において、表示部40が、合成映像データに基づく映像を画面41に表示した後、表示更新を繰り返す場合には、再度、ステップS3の映像情報コンテンツの入力を実行する。
このようにして図13のフローチャートのステップS1からS11の処理に従い、画面41の設置の状態に従い、映像情報コンテンツに含まれるレイアウト情報から最適なものを選択し、選択されたレイアウト情報に従い画面41に映像を表示することができる。レイアウト情報は、表示情報(映像情報、文字情報、画像情報等)及び音声情報と同様に、映像情報コンテンツに包含することができ、表示する際に識別子により容易に取得することができ、さらに、画面41の設置に最も適したレイアウト情報に従って表示することが可能になる。このため、映像情報コンテンツの作成者は、予め横長の画面41に加えて、縦長の画面41、複数の画面等における、希望する表示レイアウトをレイアウト情報として映像情報コンテンツに包含しておくことで、これら表示部40の画面41の設置の状態に応じた最適な表示処理を行うことができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る映像表示装置1及び映像表示方法においては、表示部40の画面41の状態に応じて、受信された映像情報コンテンツに含まれる複数のレイアウト情報の内の1つを選択し、選択されたレイアウト情報によって示される複数の表示領域に応じて、複数の表示情報(映像情報、画像情報、文字情報等)に対し加工処理及び合成処理を行って合成映像データを生成し、合成映像データに基づく合成映像を画面41に表示する。このように、本実施の形態に係る映像表示装置1及び映像表示方法によれば、画面41の状態ごとに、放送番組の制作者が指定する表示レイアウトで映像を表示することができる。
また、1つの映像情報コンテンツについて、複数の表示レイアウトを適用可能であり、また、表示レイアウトごとに専用に映像情報コンテンツを保持する必要がなく、映像情報コンテンツのデータサイズを削減することができる。
1 映像表示装置、 10 コンテンツ入力部、 11 チューナ、 12 デスクランブラ、 13 外部入力部、 20 抽出部(コンテンツ分離部)、 21 デマルチプレクサ、 22 映像情報デコーダ、 23 データ放送処理部、 24 グラフィックス生成部、 25 音声情報デコーダ、 30 合成部、 40 表示部、 41 画面、 50 状態情報取得部、 60 制御部、 61 レイアウト決定部、 62 CPU、 63 不揮発メモリ、 64 RAM、 70 操作入力部、 71 操作ボタン、 72 リモコン受信部、 73 リモコン、 80 音声アナログ変換部、 81 スピーカ、 200 コンテンツ、 210〜212 映像情報、 220〜222 画像情報、 230〜232 文字情報、 240〜242 音声情報、 250〜252 レイアウト情報、 300,500,600,601 表示レイアウト、 301〜303,501〜503,603,604 映像情報の表示領域、 304,504,505,605,606 文字情報の表示領域、 306,506,507 画像情報の表示領域、 310,510,610,611 音声情報。

Claims (10)

  1. 画面を有する表示部と、
    前記画面内における複数の表示領域の配置を示す複数のレイアウト情報と前記複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報とを含むコンテンツ信号が入力されるコンテンツ入力部と、
    前記コンテンツ信号から前記複数のレイアウト情報及び前記複数の表示情報を抽出する抽出部と、
    前記画面の状態を示す画面状態情報を取得する状態情報取得部と、
    前記状態情報取得部によって取得された前記画面状態情報に応じて、前記抽出部で抽出された前記複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択するレイアウト決定部と、
    前記レイアウト決定部によって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域に応じて、前記抽出部で抽出された前記複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する合成部と、を備え、
    前記表示部は、前記画面に前記合成映像データに基づく合成映像を表示する
    ことを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記表示部を回転可能に支持する支持部をさらに備え、
    前記画面状態情報は、前記支持部に対する前記表示部の回転位置を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 前記画面状態情報は、重力方向に対する前記画面の姿勢を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. ユーザによって情報が入力される操作入力部をさらに備え、
    前記画面状態情報は、前記操作入力部で入力された情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  5. 前記画面は長方形であり、
    前記画面状態情報は、前記画面が縦長表示状態又は横長表示状態のいずれであるかを示す情報である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  6. 前記複数の表示情報は、映像コンテンツに関する映像情報、文字情報、及び図形及び写真を示す画像情報と、の内のいずれかを含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  7. 前記合成部によって実行される前記加工処理は、前記レイアウト決定部によって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域のサイズに応じて、前記抽出部で抽出された前記複数の表示情報のサイズを変える処理を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  8. 前記表示情報のサイズを変える処理は、前記複数の表示情報の各々の拡大又は縮小処理であることを特徴とする請求項7に記載の映像表示装置。
  9. 前記合成部によって実行される前記合成処理は、前記レイアウト決定部によって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域の配置に応じて、前記加工処理を受けた前記複数の表示情報を配置する処理を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  10. 画面を有する表示部を備える映像表示装置が実行する映像表示方法であって、
    前記画面内における複数の表示領域の配置を示す複数のレイアウト情報と前記複数の表示領域にそれぞれ表示される複数の表示情報とを含むコンテンツ信号を受け取るコンテンツ入力ステップと、
    前記コンテンツ信号から前記複数のレイアウト情報及び前記複数の表示情報を抽出する抽出ステップと、
    前記画面の状態を示す画面状態情報を取得する状態情報取得ステップと、
    前記状態情報取得ステップによって取得された前記画面状態情報に応じて、前記抽出ステップで抽出された前記複数のレイアウト情報の内のいずれか1つのレイアウト情報を選択するレイアウト決定ステップと、
    前記レイアウト決定ステップによって選択された前記レイアウト情報によって示される前記複数の表示領域に応じて、前記抽出ステップで抽出された前記複数の表示情報に対し加工処理及び合成処理を行って、合成映像データを生成する合成ステップと、
    前記画面に前記合成映像データに基づく合成映像を表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする映像表示方法。
JP2015056190A 2015-03-19 2015-03-19 映像表示装置及び映像表示方法 Pending JP2016178421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056190A JP2016178421A (ja) 2015-03-19 2015-03-19 映像表示装置及び映像表示方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015056190A JP2016178421A (ja) 2015-03-19 2015-03-19 映像表示装置及び映像表示方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016178421A true JP2016178421A (ja) 2016-10-06

Family

ID=57071391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015056190A Pending JP2016178421A (ja) 2015-03-19 2015-03-19 映像表示装置及び映像表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016178421A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017373A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Sharp Corp 携帯電話機
JP2008294591A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Sharp Corp コンテンツデータ提供装置、及び、コンテンツ表示装置
JP2013128247A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sharp Corp 表示装置、テレビジョン受信装置、表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2013243637A (ja) * 2012-04-24 2013-12-05 Sharp Corp 配信装置、再生装置、データ構造、配信方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2014072702A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Toshiba Corp 情報表示装置、情報表示方法及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008017373A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Sharp Corp 携帯電話機
JP2008294591A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 Sharp Corp コンテンツデータ提供装置、及び、コンテンツ表示装置
JP2013128247A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Sharp Corp 表示装置、テレビジョン受信装置、表示方法、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP2013243637A (ja) * 2012-04-24 2013-12-05 Sharp Corp 配信装置、再生装置、データ構造、配信方法、制御プログラム、および記録媒体
JP2014072702A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Toshiba Corp 情報表示装置、情報表示方法及びプログラム

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
一般社団法人 電波産業会: "デジタル放送におけるMMTによるメディアトランスポート方式", ARIB STD−B60, vol. 1.0版, JPN6018031558, 31 July 2014 (2014-07-31), pages 49 - 54, ISSN: 0003858438 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100699265B1 (ko) 디스플레이장치 및 그 제어방법
US20150036050A1 (en) Television control apparatus and associated method
JP2002171457A (ja) マルチ画面表示装置、データ放送受信装置、マルチ画面表示方法、記憶媒体およびプログラム
JP5345224B2 (ja) デジタル放送受信機
US20100020104A1 (en) Display processing device, display processing method, and display processing program
JP4587821B2 (ja) 映像再生装置
JP4437546B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法、およびプログラム
JP6045405B2 (ja) 映像処理装置、表示装置、テレビジョン受信機及び映像処理方法
JP2010258707A (ja) 映像表示装置、映像表示方法、プログラムおよび記録媒体
JP2009267612A (ja) 画像処理装置、及び画像処理方法
JP2010252050A (ja) 映像処理装置、映像表示装置及び映像処理方法
JP2016178421A (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
CN100414976C (zh) 字幕处理装置
JP2007312183A (ja) 映像表示装置
JP5683549B2 (ja) プログラム、表示装置及びテレビジョン受信機
JP2014021423A (ja) 遠隔表示装置
JP2009273074A (ja) 映像表示装置及び映像表示方法
JP2008154075A (ja) 映像処理装置およびその制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2009010846A (ja) デジタル放送受信装置
TWI281826B (en) Subtitle text processing device
KR20070058814A (ko) 컨텐츠 네비게이션 방법 및 이를 수행하는 영상처리장치
JP5303059B2 (ja) コンテンツ表示装置、テレビ受像機
JP5061778B2 (ja) 字幕補正表示方法
JP2010273051A (ja) 映像処理装置、映像表示装置及び映像処理方法
JP4719291B2 (ja) 入力支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180619

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180627

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190723