JP2016178174A - リアクトル - Google Patents

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辰雄 平林
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Abstract

【課題】部品点数が少なく、生産性に優れると共に、内側コア部が有するギャップで発生する振動を抑制できながら、内側コア部と外側コア部との接合部の強度を確保できるリアクトルを提供する。【解決手段】巻回部を有するコイルと、巻回部の内側に配置される内側コア部及び巻回部の外側に配置される外側コア部を有する磁性コアとを備えるリアクトルであって、内側コア部は、複数のコア片と、コア片間に設けられたギャップと、複数のコア片を一体化する第1モールド樹脂とを有し、ギャップが第1モールド樹脂で形成されており、更に、内側コア部と外側コア部とを一体化する第2モールド樹脂を備え、第1モールド樹脂は、第2モールド樹脂より高弾性率を有し、第2モールド樹脂は、第1モールド樹脂より高靭性を有するリアクトル。【選択図】図3

Description

本発明は、ハイブリッド自動車などの車両に搭載される車載用DC−DCコンバータや電力変換装置の構成部品などに利用されるリアクトルに関する。
電圧の昇圧動作や降圧動作を行う回路の部品の一つに、リアクトルがある。例えば特許文献1〜3には、コイルと、コイルが配置される磁性コアとを備えるリアクトルに関する技術が開示されている。
特許文献1には、コイルと、コイルの内部に配置される内側コア部及びコイルから露出される外側コア部を有する環状の磁性コアとを備え、コイルと磁性コアとの組合体を樹脂モールドしたリアクトルが開示されている。内側コア部は、分割コア(コア片)とギャップ板とを交互に積層した積層体である。このような内側コア部は、例えば、コア片とギャップ板とを接着剤で接合して一体化される。
特許文献2には、セラミック製のギャップ板を用い、接着剤によらずギャップ板を配置する技術が記載されている。特許文献2に記載のリアクトルでは、磁性コアは、一対のU型コアにより構成され、U型コアの端面とU型コアの端面との間にギャップが形成されている。特許文献2では、ギャップ板を配した状態でコイルを第1の樹脂によりモールドして、コイルとギャップ板とを一体化したコイルアッシィを作製する。そして、コイルアッシィに対して各U型コアを組み付け、ギャップ板を両U型コアの端面間に挟んだ状態で第2の樹脂によりモールドして、コイルアッシィ(コイル)と一対のU型コアとを一体化する。
一方、特許文献3には、ギャップにモールド樹脂を充填し、ギャップをモールド樹脂で形成する技術が記載されている。特許文献3に記載のリアクトルでは、磁性コアは、一対のU字型コアと2個のI字型コアで構成され、U字型コアの端面とI字型コアの端面との間にギャップが形成されている。特許文献3では、U字型コアのそれぞれついて、一次インサート成形により、U字型コアを覆うようにU字型の樹脂成形部を成形し、樹脂成形部の端部には、I字型コアを位置決めするガイド部を形成する。ガイド部は筒状に形成され、ガイド部の端面には切欠が形成されている。樹脂成形部のガイド部の内部にI字型コアを収納し、樹脂成形部の端部(ガイド部)にコイルを配置して、I字型コアを挟んで一対の樹脂成形部(U字型コア)を対向させて組み合わせる。これによって、ガイド部の周囲にコイルが巻回されることになり、ガイド部の端面に形成された切欠によって樹脂成形部(ガイド部)の内外に連通する貫通孔が形成される。また、ガイド部の内部において、I字型コアは位置決めされ、U字型コアの端面とI字型コアの端面との間にギャップが形成される。そして、この半完成品に対して、二次インサート成形により、コイルの周囲を覆うコイルカバーを成形する。二次インサート成形において、貫通孔を通じて、樹脂成形部(ガイド部)の内部のギャップに樹脂が充填され、U字型コアとI字型コアとを接合する。
特開2013−135191号公報 特開2011−210812号公報 特開2013−211371号公報
近年、ハイブリッド自動車などの車両の需要拡大に伴い、車載用コンバータに利用されるリアクトルの低コスト化が強く求められている。そこで、低コスト化の観点から、部品点数が少なく、生産性に優れるリアクトルが望まれる。
コア片間にギャップを有する磁性コアを備えるリアクトルの場合、コイルに通電して励磁した際に、ギャップでは隣り合うコア片同士の電磁吸引力による振動が発生する。この振動は、騒音の原因にもなるので、抑制することが望まれる。また、内側コア部と外側コア部とを樹脂モールドして一体化した磁性コアでは、車両走行時の振動や衝撃によって、内側コア部と外側コア部との接合部に応力が作用することがあるため、接合部の接合強度(破壊強度)が高いことが望まれる。
上述した従来技術では、ギャップをモールド樹脂で形成したり、コア同士をモールド樹脂によって一体化することが検討されている。しかしながら、モールド樹脂の形成箇所に応じて、物性の異なるモールド樹脂を使い分けることは開示されておらず、モールド樹脂としてどのような物性の樹脂を使用するのかについて開示されていない。そのため、コイルを励磁した際にギャップで発生する振動の抑制と、内側コア部と外側コア部との接合部における強度の確保とを両立することが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、部品点数が少なく、生産性に優れると共に、内側コア部が有するギャップで発生する振動を抑制できながら、内側コア部と外側コア部との接合部の強度を確保できるリアクトルを提供することにある。
本発明の一態様に係るリアクトルは、巻回部を有するコイルと、前記巻回部の内側に配置される内側コア部及び前記巻回部の外側に配置される外側コア部を有する磁性コアとを備える。前記内側コア部は、複数のコア片と、前記コア片間に設けられたギャップと、前記複数のコア片を一体化する第1モールド樹脂とを有し、前記ギャップが前記第1モールド樹脂で形成されている。更に、リアクトルは、前記内側コア部と前記外側コア部とを一体化する第2モールド樹脂を備える。そして、前記第1モールド樹脂は、前記第2モールド樹脂より高弾性率を有し、前記第2モールド樹脂は、前記第1モールド樹脂より高靭性を有する。
上記リアクトルは、部品点数が少なく、生産性に優れると共に、内側コア部が有するギャップで発生する振動を抑制できながら、内側コア部と外側コア部との接合部の強度を確保できる。
実施形態1のリアクトルの概略斜視図である。 実施形態1のリアクトルの概略分解斜視図である。 実施形態1のリアクトルの概略平面断面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るリアクトルは、巻回部を有するコイルと、前記巻回部の内側に配置される内側コア部及び前記巻回部の外側に配置される外側コア部を有する磁性コアとを備える。前記内側コア部は、複数のコア片と、前記コア片間に設けられたギャップと、前記複数のコア片を一体化する第1モールド樹脂とを有し、前記ギャップが前記第1モールド樹脂で形成されている。更に、リアクトルは、前記内側コア部と前記外側コア部とを一体化する第2モールド樹脂を備える。そして、前記第1モールド樹脂は、前記第2モールド樹脂より高弾性率を有し、前記第2モールド樹脂は、前記第1モールド樹脂より高靭性を有する。
上記リアクトルによれば、内側コア部が第1モールド樹脂を有し、複数のコア片が第1モールド樹脂により一体化され、ギャップが第1モールド樹脂で形成されていることで、ギャップ板が不要となり、部品点数を少なくできる。また、内側コア部において複数のコア片を一体化する第1モールド樹脂を有すると共に、内側コア部と外側コア部とを一体化する第2モールド樹脂を備えることで、コア片同士や内側コア部と外側コア部とを接合するための接着剤を不要にできる。そのため、接着工程を省略でき、生産性に優れる。
また、高弾性率(高剛性)の第1モールド樹脂でギャップが形成されていることで、ギャップが硬く変形し難いため、コイルを励磁した際の電磁吸引力によるコア片の動きが規制され、ギャップで発生する振動を抑制できる。一方、高靭性の第2モールド樹脂が内側コア部と外側コア部とを一体化し、第2モールド樹脂により内側コア部と外側コア部との接合がなされている。つまり、内側コア部と外側コア部との接合部が第2モールド樹脂で形成されている。第2モールド樹脂が高靭性を有することで、内側コア部と外側コア部との接合部に振動や衝撃に起因する応力が作用しても、接合部で破断し難く、接合部が破壊され難い。よって、振動や衝撃に対する接合部の接合強度(破壊強度)が高く、接合部の強度を確保できる。
(2)上記リアクトルの一形態として、上記第1モールド樹脂の曲げ弾性率が12GPa以上であることが挙げられる。
第1モールド樹脂の曲げ弾性率が上記範囲を満たすことで、ギャップでの振動抑制効果が高く、ギャップで発生する振動をより抑制できる。一般に、樹脂は、弾性(剛性)が高いほど靭性(伸び)や強度(引張や曲げ強度)が低くなり、逆に、靭性や強度が高いほど弾性が低くなる傾向がある。第1モールド樹脂の曲げ弾性率は12GPa以上30GPa以下が好ましく、更に15GPa以上25GPa以下が好ましい。
(3)上記リアクトルの一形態として、上記第2モールド樹脂の引張破断伸びが1.5%以上であることが挙げられる。
第2モールド樹脂の引張破断伸びが上記範囲を満たすことで、内側コア部と外側コア部との接合部の接合強度(破壊強度)をより高め、接合部の強度を十分に確保できる。更に、例えば、第2モールド樹脂にリアクトルを設置対象に固定するための取付部(例、ボルトが挿通される貫通孔を有するボルト締結部)を形成する場合、ボルト締結部の強度も十分に確保できる。第2モールド樹脂の引張破断伸びが小さいと、靭性が不足して接合部の接合強度やボルト締結部の強度が低くなり、引張破断伸びが大き過ぎると、曲げ強さの低下を招くことになるため、接合部の接合強度やボルト締結部の強度が低くなる。第2モールド樹脂の引張破断伸びは1.5%以上3.0%以下が好ましく、更に2.0%以上2.5%以下が好ましい。
(4)上記リアクトルの一形態として、上記第2モールド樹脂の曲げ強さが200MPa以上であることが挙げられる。
第2モールド樹脂の曲げ強さが上記範囲を満たすことで、振動や衝撃に起因する曲げ応力に対する接合部の強度を向上できる。第2モールド樹脂の曲げ強さは200MPa以上が好ましく、更に220MPa以上が好ましい。
(5)上記リアクトルの一形態として、上記第1モールド樹脂がエポキシ樹脂及びポリフェニレンスルフィド樹脂から選択される1種の樹脂であり、上記第2モールド樹脂がポリフェニレンスルフィド樹脂及びポリアミド樹脂から選択される1種の樹脂であることが挙げられる。
第1モールド樹脂がエポキシ樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂であることで、高弾性率を有することができ、好適である。第2モールド樹脂がポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリアミド樹脂であることで、高靭性を有することができ、好適である。上記樹脂は、樹脂成分、その他添加剤の種類や含有量など組成によって、同じ樹脂であっても弾性や靭性などの物性を変えることができる。エポキシ樹脂は、金属との密着性に優れることから、第1モールド樹脂としてエポキシ樹脂を用いることで、ギャップとなる第1モールド樹脂によってコア片同士を強固に接合できる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係るリアクトルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
<リアクトルの構成>
図1〜図3を参照して、実施形態1のリアクトル1を説明する。実施形態1のリアクトル1は、図1〜図3に示すように、巻回部2cを有するコイル2と、巻回部2cの内側に配置される内側コア部31及び巻回部2cの外側に配置される外側コア部32を有する磁性コア3とを備える。内側コア部31は、図2、図3に示すように、複数のコア片31mと、コア片31m間に設けられギャップ31gと、複数のコア片31mを一体化する第1モールド樹脂31pとを有する。更に、リアクトル1は、図1,図3に示すように、内側コア部31と外側コア部32とを一体化する第2モールド樹脂32pを備える。そして、リアクトル1の特徴の1つは、内側コア部31に有するギャップ31gが高弾性率の第1モールド樹脂31pで形成されている点である。また、別の特徴の1つは、内側コア部31と外側コア部32とが高靭性の第2モールド樹脂32pによりモールドされ一体化されている点である。以下、リアクトルの構成について詳しく説明する。
(コイル)
コイル2は、図1、図2に示すように、巻線2wを巻回してなる一対の巻回部2c,2cと、両巻回部2cを繋ぐ連結部2rとを有する。巻回部2cは巻線2wを螺旋状に巻回して筒状に形成され、両巻回部2cは互いに軸が平行するように横並び(並列)に配置されている。この例では、巻線2wは、平角線の導体(銅など)と、導体の外周に絶縁被覆(ポリアミドイミドなど)とを有する被覆平角線(いわゆるエナメル線)である。また、コイル2は、1本の連続する巻線2wで形成され、巻回部2cが四角筒状に形成されたエッジワイズコイルである。
巻線端部2eは、巻回部2cから適宜な方向に引き出され、その先端の絶縁被覆が剥されて、導体に端子金具(図示せず)が接続される。コイル2は、端子金具を介して電源などの外部装置(図示せず)に電気的に接続される。
(磁性コア)
磁性コア3は、図1〜図3に示すように、コイル2(巻回部2c)の内側に配置される一対の内側コア部31,31と、コイル2(巻回部2c)の外側に配置される一対の外側コア部32,32とを有する。各内側コア部31はそれぞれ、横並びに配置された各巻回部2cの内側に位置し、コイル2が配置される部分である。内側コア部31は、その軸方向の端部の一部が巻回部2cから突出していてもよい。各外側コア部32は、両巻回部2cの外側に位置し、コイル2が実質的に配置されない(即ち、巻回部2cから突出(露出)する)部分である。磁性コア3は、横並びに配置された両内側コア部31を両端から挟むように各外側コア部32が配置され、各内側コア部31の両端面が外側コア部32の内端面32eにそれぞれ対向して接続されることによって環状に形成されている。磁性コア3には、コイル2に通電して励磁した際に磁束が流れ、閉磁路が形成される。
(内側コア部)
内側コア部31はそれぞれ、図2,図3に示すように、複数のコア片31mを有し、各コア片31m間にギャップ31gが設けられた状態で第1モールド樹脂31pによりモールドされ、複数のコア片31mが一体化されると共に、ギャップ31gが第1モールド樹脂31pで形成されている。つまり、内側コア部31は、複数のコア片31mを有し、かつ、各コア片31m間に第1モールド樹脂31pで形成されたギャップ31gを有している。また、内側コア部31(コア片31m)の周囲に第1モールド樹脂31pが形成されている。この場合、内側コア部31の周面が全体に亘って第1モールド樹脂31pで覆われていてもよいし、コア片31mの周面の一部が露出していてもよい。一方、内側コア部31の端面が第1モールド樹脂31pで覆われていてもよいし、内側コア部31の端部に位置するコア片31mの端面が露出していてもよい。この例では、内側コア部31の全面(周面及び端面)が第1モールド樹脂31pで覆われている。内側コア部31の端面に第1モールド樹脂31pが形成されている場合、図3に示すように、端部に位置するコア片31mの端面と外側コア部32の内端面32eとの間に第1モールド樹脂31pが介在されることになり、この部分の第1モールド樹脂31pもギャップとして機能する。
内側コア部31の形状は、巻回部2cの形状に対応した形状である。この例では、内側コア部31は四角柱状体であり、コア片31mは四角柱状片である。また、内側コア部31は、複数のコア片31mが各コア片31m間にギャップ31gが設けられた状態で配置されている。この例では、コア片31mの個数が3個である。コア片31mの個数やギャップ31gの長さ(コア片31m間の距離)は、所望の磁気特性が得られるように適宜設定すればよい。
コア片31mは、軟磁性材料を含有する材料で形成されている。コア片31mとしては、例えば、鉄又は鉄合金(Fe−Si合金、Fe−Ni合金など)といった軟磁性粉末や更に絶縁被覆を有する被覆軟磁性粉末などを圧縮成形した圧粉成形体、軟磁性粉末と樹脂とを含む複合材料などが挙げられる。この例では、コア片31mは、圧粉成形体である。
(第1モールド樹脂)
第1モールド樹脂31pは、図2,図3に示すように、内側コア部31を構成する複数のコア片31mを一体化すると共に、各コア片31m間に設けられたギャップ31gを形成する。第1モールド樹脂31pは、後述する第2モールド樹脂32pより高い弾性率(曲げ弾性率)を有する。高弾性率の第1モールド樹脂31pでギャップ31gが形成されることから、ギャップ31gが硬く変形し難い。そのため、コイル2に通電して励磁した際に電磁吸引力によるコア片31mの動きが規制され、ギャップ31gで発生する振動及びそれに起因する騒音を抑制できる。
第1モールド樹脂31pの曲げ弾性率は、12GPa以上であることが好ましい。より好ましくは、12GPa以上30GPa以下、更に15GPa以上25GPa以下である。第1モールド樹脂31pの曲げ弾性率が12GPa以上であることで、ギャップ31gが十分に硬く、高い振動抑制効果が得られることから、ギャップ31gで発生する振動を効果的に抑制できる。第1モールド樹脂31pの曲げ弾性率が30GPa以下であることで、ある程度の靭性を有するため、ギャップ31gが硬くなり過ぎることによる強度低下を抑制して、振動や衝撃に対するギャップ31gの強度を確保できる。曲げ弾性率は、ISO 178に準じて測定した値である。
第1モールド樹脂31pとしては、例えば、エポキシ樹脂及びポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂から選択される1種の樹脂が挙げられ、好適に用いることができる。中でも、第1モールド樹脂31pとしてエポキシ樹脂を用いた場合、コア片31mとの密着に優れるため、第1モールド樹脂31pで形成されたギャップ31gによってコア片31m同士を強固に接合できる。例えば、内側コア部31の引張せん断強度が10MPa以上を達成できる。また、第1モールド樹脂31pには、内側コア部31からの放熱性を高める観点から、窒化珪素、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化硼素、及び炭化珪素から選択される少なくとも1種のセラミックスのフィラーを含有してもよい。
(外側コア部)
外側コア部32,32は、図2,図3に示すように、内側コア部31の両端部に接合され、内側コア部31,31と共に環状の磁性コア3を形成する。この例では、外側コア部32は、ブロック状の1つのコア片で構成されている。外側コア部32の形状は、特に限定されない。この例では、外側コア部32は、平面視で(上面から見て)ドーム状をなし、内端面32eが平坦面になっている。また、外側コア部32を構成するコア片は、軟磁性材料を含有する材料で形成されており、上述した圧粉成形体や複合材料などが利用できる。この例では、外側コア部32は、圧粉成形体である。
内側コア部31と外側コア部32とは、図1,図3に示すように、第2モールド樹脂32pにより一体化されている。内側コア部31と外側コア部32とを接合するため、内側コア部31と外側コア部32との少なくとも接続箇所の周囲に第2モールド樹脂32pが形成されている。
(第2モールド樹脂)
第2モールド樹脂32pは、図1,図3に示すように、内側コア部31と外側コア部32とを一体化する。つまり、リアクトル1では、第2モールド樹脂32pにより内側コア部31と外側コア部32との接合がなされており、内側コア部31と外側コア部32との接合部が第2モールド樹脂32pで形成されている。第2モールド樹脂32pは、上述した第1モールド樹脂31pより高い靭性(引張破断伸び)を有する。高靭性の第2モールド樹脂32pで内側コア部31と外側コア部32とが一体化されることから、内側コア部31と外側コア部32との接合部に振動や衝撃に起因する応力が作用しても、接合部で破断し難く、接合部が破壊され難い。また、高靭性の第2モールド樹脂32pにボルト締結部が形成されている場合、ボルト締結部に振動や衝撃に起因する応力が作用しても、ボルト締結部が破断し難く、ボルト締結部が破壊され難い。よって、振動や衝撃に対する接合部の接合強度(破壊強度)やボルト締結部の破壊強度が高く、接合部やボルト締結部の強度を確保できる。
第2モールド樹脂32pの引張破断伸びは、1.5%以上であることが好ましい。より好ましくは、1.5%以上3.0%以下、更に2.0%以上2.5%以下である。第2モールド樹脂32pの引張破断伸びが1.5%以上であることで、内側コア部31と外側コア部32との接合部の接合強度(破壊強度)やボルト締結部の破壊強度をより高め、接合部の強度やボルト締結部の強度を十分に確保できる。第2モールド樹脂32pの引張破断伸びが3.0%以下であることで、曲げ強さを確保でき、振動や衝撃に起因する曲げ応力に対する接合部の強度低下やボルト締結部の強度低下を抑制できる。引張破断伸びは、ISO 527に準じて測定した値である。
更に、第2モールド樹脂32pの曲げ強さは200MPa以上であることが好ましく、220MPa以上がより好ましい。第2モールド樹脂32pの曲げ強さが200MPa以上であることで、振動や衝撃に起因する曲げ応力に対する接合部やボルト締結部の強度を向上できる。曲げ強さは、ISO 178に準じて測定した値である。
第2モールド樹脂32pとしては、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)樹脂及びポリアミド(PA)樹脂から選択される1種の樹脂が挙げられ、好適に用いることができる。PA樹脂としては、例えばPA9T、PA6、PA66などが挙げられる。また、第2モールド樹脂32pには、外側コア部32やコイル2からの放熱性を高める観点から、上述したセラミックスのフィラーを含有してもよい。
第2モールド樹脂32pは、内側コア部31と外側コア部32とを一体化(接合)できればよい。第2モールド樹脂32pのモールド領域は特に問わないが、少なくとも内側コア部31と外側コア部32との接合部が第2モールド樹脂32pで覆われていることが好ましい。この例では、図1,図3に示すように、内側コア部31にコイル2が配置された状態で外側コア部32が組み付けられて、コイル2と磁性コア3との組合体10とされ、この組合体10が第2モールド樹脂32pでモールドされている。この場合、組合体10の全体が第2モールド樹脂32pで覆われていてもよいし、外側コア部32の一部や、コイル2の少なくとも一部が露出していてもよい。例えば、外側コア部32やコイル2における、リアクトル1が取り付けられる放熱板やケースなどの設置対象(図示せず)に対向する設置対象側の面(ここでは下面)を露出させることが挙げられる。この例では、組合体10の全体が第2モールド樹脂32pで覆われており、コイル2(巻回部2c)のターン間にも第2モールド樹脂32pが充填されている。第2モールド樹脂32pの厚さは、内側コア部31と外側コア部32との接合強度を確保できるように適宜設定すればよい。この例では、第2モールド樹脂32pの厚さが、後述する取付部33の形成箇所を除き、略均一である。
〈取付部〉
リアクトル1では、図1,図3に示すように、設置対象(図示せず)に固定するための取付部(ボルト締結部)33が第2モールド樹脂32pに形成されている。取付部33は、各外側コア部32の両側面にあたる位置にそれぞれ設けられており、計4個ある。取付部33には、金属製のカラー35が埋設されており、カラー35の貫通孔にボルトなどの締結部材(図示せず)を挿通し、リアクトル1を設置対象に固定できる。
(その他)
その他の構成として、リアクトル1は、放熱板(図示せず)やリアクトルの物理量を測定するセンサ(図示せず)を備えてもよい。
〈放熱板〉
放熱板は、例えば、組合体10(特に、コイル2)の設置対象側の面(ここでは下面)に配置することが挙げられる。放熱板としては、熱伝導性に優れる板材、具体的には、アルミニウムやアルミニウム合金、マグネシウムやマグネシウム合金、銅や銅合金、銀や銀合金、鉄やオーステナイト系ステンレス鋼などの金属板や、窒化珪素、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化硼素、炭化珪素、ムライトなどのセラミックス板が好適に利用できる。
例えば、放熱板は、コイル2と磁性コア3との組合体10を第2モールド樹脂32pでモールドする際に、コイル2の下面に配置して、組合体10と一緒にモールドすることが挙げられる。この場合、放熱板が第2モールド樹脂32pにより一体化される。或いは、放熱板は、組合体10を第2モールド樹脂32pでモールドした後、組合体10の設置対象側の面に接着剤で貼り付けたり、ボルトで固定してもよい。
〈センサ〉
センサとしては、例えば、温度、電流値、電圧値、加速度などを測定する各種センサが挙げられる。温度センサの場合、例えば、コイル2の巻回部2c間に配置することが挙げられる。
例えば、センサは、コイル2と磁性コア3との組合体10を第2モールド樹脂32pでモールドする際に、組合体10の所定の位置(温度センサの場合、巻回部2c間)に配置して、組合体10と一緒にモールドすることが挙げられる。この場合、組合体10とセンサとが第2モールド樹脂32pにより一体化される。
<リアクトルの製造方法>
上述したリアクトル1の製造方法の一例を、図1〜図3を参照しながら説明する。リアクトル1は、例えば、1次モールド工程、組合体の組立工程、2次モールド工程を備える製造方法によって製造できる。各工程の概略を以下に説明する。
(1次モールド工程)
1次モールド工程は、複数のコア片31mを第1モールド樹脂31pによりモールドして、内側コア部31を作製する工程である(図2参照)。具体的には、複数のコア片31mを所定の間隔をあけて配置し、各コア片31m間に隙間が設けられた状態で第1モールド樹脂31pによりモールドして、複数のコア片31mを一体化すると共に、上記隙間に第1モールド樹脂31pを充填してギャップ31gを形成する。この例では、内側コア部31の全面を第1モールド樹脂31pで覆うようにする。
(組合体の組立工程)
組合体の組立工程は、コイル2と磁性コア3との組合体10を組み立てる工程である(図2,図3参照)。具体的には、コイル2の巻回部2cの内側に内側コア部31をそれぞれ挿入し、内側コア部31にコイル2を配置した状態で、外側コア部32を内側コア部31の両端にそれぞれ配置する。この例では、図3に示すように、内側コア部31の端面と外側コア部32の内端面32eとが接するように配置する。
(2次モールド工程)
2次モールド工程は、内側コア部31と外側コア部32とを第2モールド樹脂32pによりモールドする工程である(図1,3参照)。具体的には、組合体10を第2モールド樹脂32pによりモールドして、内側コア部31と外側コア部32とを一体化する。この例では、組合体10の全体を第2モールド樹脂32pで覆うようにする。また、組合体10と共にカラー35を配置し、カラー35を一緒にモールドすることにより、カラー35が埋設された取付部33を一体に形成する。
1次モールド工程及び2次モールド工程において、モールド方法としては、射出成形や注型成形など適宜な方法を採用できる。
<作用効果>
実施形態1のリアクトル1によれば、ギャップ31gが第1モールド樹脂31gで形成されていることで、ギャップ板が不要となり、部品点数を少なくできる。また、内側コア部31において複数のコア片31mを一体化する第1モールド樹脂31pを有すると共に、内側コア部31と外側コア部32とを一体化する第2モールド樹脂32pを備える。よって、コア片31m同士や内側コア部31と外側コア部32とを接合するための接着剤を不要にできるため、接着工程を省略でき、生産性に優れる。
ギャップ31gが高弾性率の第1モールド樹脂31pで形成されていることで、ギャップ31gが硬く変形し難いため、ギャップ31gで発生する振動及びそれに起因する騒音を抑制できる。内側コア部31と外側コア部32とが高靭性の第2モールド樹脂32pで一体化されていることで、内側コア部31と外側コア部32との接合強度(破壊強度)が高く、振動や衝撃に対する接合部の強度を確保できる。また、高靭性の第2モールド樹脂32pに取付部(ボルト締結部)33が形成されていることで、ボルト締結部の破壊強度が高く、ボルト締結部の強度も確保できる。
内側コア部31の周面全体が第1モールド樹脂31pで覆われていることから、コア片31mの外周面とコイル2(巻回部2c)の内周面との間に第1モールド樹脂31pが介在することになり、コア片31mと巻回部2cとの電気的絶縁を確保できる。更に、コア片31mを外部環境から保護したり、機械的に保護できる。組合体10の全体が第2モールド樹脂32pで覆われていることで、コイル2や磁性コア3(外側コア部32)を外部環境から保護したり、機械的、電気的に保護できる。
[評価試験]
上述したリアクトル1と同じ構成の試験体を作製し、コイルに通電した際の振動と、内側コア部と外側コア部との接合部の破壊荷重を評価した。
第1モールド樹脂及び第2モールド樹脂として、表1に示す物性を有する樹脂を用いて、試験体No.1〜6、並びに、No.11〜13を作製した。使用した樹脂は、いずれも市販品である。樹脂の曲げ弾性率及び曲げ強さはISO 178に準じて測定し、引張破断伸びはISO 527に準じて測定した。
(コイルに通電した際の振動の評価)
試験体のリアクトルを板にボルトで固定し、25℃の雰囲気下でコイルに通電した際のリアクトルの振動をピックアップにて測定した。測定箇所は、一方の外側コア部における内端面とは反対側の端面の中央部とした。その結果を表1に示す。
(接合部の破壊荷重の評価)
内側コア部が宙吊り状態となるように試験体のリアクトルをボルトで固定し、内側コア部(コイル)の上方から荷重を加えて、内側コア部と外側コア部との接合部が破壊する荷重を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2016178174
表1に示す評価結果から、第1モールド樹脂が高い弾性(曲げ弾性率)を有し、かつ、第2モールド樹脂が高い靭性(引張破断伸び)を有する試験体は、振動が小さく、破壊荷重が大きいことが分かる。つまり、コイルを励磁した際にギャップで発生する振動を抑制できながら、内側コア部と外側コア部との接合部の接合強度(破壊強度)が高く、接合部の強度を確保できることが分かる。特に、第1モールド樹脂の曲げ弾性率が12GPa以上で、かつ、第2モールド樹脂の引張破断伸びが1.5%以上、曲げ強さが200MPa以上を満たす試験体No.1〜6は、この範囲外の試験体No.11〜13に比較して、振動をより抑制できながら、高い接合強度を有している。また、第1モールド樹脂の曲げ弾性率が高いほど、振動が小さくなっており、振動を抑制できることが分かる。一方、第2モールド樹脂の引張破断伸びが大きく、曲げ強さが高いほど、破壊荷重が大きくなっており、接合部の接合強度が高いことが分かる。
本発明のリアクトルは、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車などの車両に搭載される車載用コンバータ(代表的にはDC−DCコンバータ)や空調機のコンバータなどの種々のコンバータ、電力変換装置の構成部品に利用することができる。
1 リアクトル 10 組合体
2 コイル 2w 巻線
2c 巻回部 2r 連結部
2e 巻線端部
3 磁性コア
31 内側コア部
31m コア片 31g ギャップ
31p 第1モールド樹脂
32 外側コア部 32e 内端面
32p 第2モールド樹脂
33 取付部 35 カラー

Claims (5)

  1. 巻回部を有するコイルと、前記巻回部の内側に配置される内側コア部及び前記巻回部の外側に配置される外側コア部を有する磁性コアとを備えるリアクトルであって、
    前記内側コア部は、複数のコア片と、前記コア片間に設けられたギャップと、前記複数のコア片を一体化する第1モールド樹脂とを有し、前記ギャップが前記第1モールド樹脂で形成されており、
    更に、前記内側コア部と前記外側コア部とを一体化する第2モールド樹脂を備え、
    前記第1モールド樹脂は、前記第2モールド樹脂より高弾性率を有し、
    前記第2モールド樹脂は、前記第1モールド樹脂より高靭性を有するリアクトル。
  2. 前記第1モールド樹脂の曲げ弾性率が12GPa以上である請求項1に記載のリアクトル。
  3. 前記第2モールド樹脂の引張破断伸びが1.5%以上である請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。
  4. 前記第2モールド樹脂の曲げ強さが200MPa以上である請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のリアクトル。
  5. 前記第1モールド樹脂がエポキシ樹脂及びポリフェニレンスルフィド樹脂から選択される1種の樹脂であり、
    前記第2モールド樹脂がポリフェニレンスルフィド樹脂及びポリアミド樹脂から選択される1種の樹脂である請求項1〜4のいずれか1項に記載のリアクトル。
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