JP2016177684A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】予期せぬ電源の切断による不具合の発生を抑制すること。
【解決手段】データの格納時に、データを読み出す際に参照されるデータの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式を用いた記録装置であって、記録装置に対する電源が切断されたか否かを判定する判定部と、電源が切断されたとき、残留電荷を用いて情報を書き込む処理を実行する書込部とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録装置及び記録方法に関する。
従来から、機器の状態をログ情報として記録する記録装置が知られている。この記録装置では、データを格納する際にデータの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式が用いられており、記録装置からデータを読み出す際には、読み出し対象のデータの格納領域を示す情報が参照され、データが読み出される。
このような記録装置では、データの格納領域を示す情報が書き込まれる前に予期せぬ電源の切断が発生すると、データが読み込めなくなることがある。そこで、従来では、予備電源を備えるメモリを別途有し、予備電源を備えるメモリにデータの格納領域を示す情報を記録する技術が知られている。
しかしながら、予備電源を備えるメモリ等を有していない記録装置においては、従来のデータ記録方式によりデータを保存しているものの、予期せぬ電源の切断に対する対策が取られていない。このため、上述の記録装置において、予期せぬ電源の切断が発生すると、データの格納領域を示す情報が書き込まれないまま記録の処理が終了し、データが読み込めなくなるという不具合が発生するおそれがある。
開示の技術では、予期せぬ電源の切断による不具合の発生を抑制することを目的とする。
開示の技術は、データの格納時に、前記データを読み出す際に参照される前記データの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式を用いた記録装置であって、前記記録装置に対する電源が切断されたか否かを判定する判定部と、前記電源が切断されたとき、残留電荷を用いて前記情報を書き込む処理を実行する書込部とを有する。
予期せぬ電源の切断による不具合の発生を抑制することができる。
データ記録方式の一例を説明する図である。 本実施形態に係る記録装置のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係る記録装置の機能構成を説明する図である。 画像形成装置のログ情報のファイルを例示する図である。 優先順位の設定を例示する図である。 交流電源の電圧波形、ゼロクロス信号及び直流電源の電圧波形の関係を示す図である。 本実施形態に係る記録装置の動作を説明するフローチャートである。 図7のファイル検索ステップの一例を説明するフローチャートである。
以下、本実施形態の記録装置について説明する。本実施形態の記録装置は、例えばプリンタ機能、スキャナ機能等を搭載した画像形成装置等の機器に組み込まれることで、機器に関する情報を記録する。以下の説明では、機器に関する情報を機器の動作履歴情報(以下「ログ情報」という。)として説明するが、本実施形態の記録装置に記録される情報は、ログ情報でなくてもよい。
まず、本実施形態に係る記録装置で用いられるデータ記録方式について、図1を参照しながら説明する。図1は、データ記録方式の一例を説明する図である。
記録装置は、外部記憶装置等にログ情報を記録する際、メモリ上のデータ記録領域において、どの格納領域にデータを格納するかを指定する(以下「ファイルオープン処理」という。)。
続いて、記録装置は、メモリ上で指定された格納領域にデータを格納する(以下「データの書き込み処理」という。)。
続いて、記録装置は、データが格納された格納領域を示す情報をメモリ上のヘッダ領域に書き込む(以下「ファイルクローズ処理」という。)。これにより、格納領域に格納されたデータは、一つのファイルとして記録される。なお、データが格納された格納領域を示す情報は、データを読み出す際に参照される。
図1では、メモリ上の3つの格納領域D1、D2、D3にデータが格納され、これらの格納領域D1、D2、D3を示す情報がメモリ上のヘッダ領域Hに書き込まれる。本実施形態では、ヘッダ領域Hに格納領域D1、D2、D3を示す情報が格納されると、格納領域D1、D2、D3に格納されたそれぞれのデータが一つのファイルとして記録される。
本実施形態の記録装置では、電源が切断されたときに、記録装置や、記録装置を搭載した機器に残留する電荷を用いて、データの格納領域を示す情報の書き込み処理を実行する。すなわち、本実施形態の記録装置は、電源が切断されたときの残留電荷を用いてファイルクローズ処理を実行する。このため、本実施形態によれば、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが存在する場合であっても、予備電源等を設けずにファイルクローズ処理を実行することができる。
結果として、本実施形態では、予備電源や予備電源を備えるメモリ等を用いずに、簡易な構成で、予期せぬ電源の切断により、データが読み込めなくなるという不具合の発生を抑制することができる。
次に、本実施形態に係る記録装置10のハードウェア構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、本実施形態に係る記録装置10のハードウェア構成を示す図である。
記録装置10は、それぞれバスBで相互に接続された演算処理装置11、メモリ装置12、入出力装置13及びインタフェース装置14を有する。
演算処理装置11は、メモリ装置12に格納された制御プログラムを実行し、記録装置10全体の処理動作の制御を行う。
メモリ装置12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)等を有する。ROMは、制御プログラム等を格納する。RAMは、ROMに格納されている制御プログラム等を実行する際のワークエリアとして機能する。NVRAMは、不揮発性であり、更新が必要な制御パラメータ等を格納する。NVRAMに格納されたパラメータは、演算処理装置11によってRAMに展開される。
入出力装置13は、各種の信号の入力と出力を行うためのものである。例えば入出力装置13は、電源から記録装置10に供給される電力のゼロクロス信号等の電源監視信号の入出力を仲介する。また、入出力装置13は、ユーザによる各種のデータの入力が可能な入力部と、各種のデータの表示を行う表示部とを有し、ユーザ操作により各種のデータが記録装置10に入力されると共に、各種のデータが表示されてもよい。
インタフェース装置14は、演算処理装置11と外部記憶装置15との間の信号の入出力を仲介する。外部記憶装置15は、機器のログ情報を記録する装置であり、例えばハードディスク等の磁気ディスク、CD−R(Compact Disk Recordable)等の光学ディスク、メモリーカード等のフラッシュメモリ記憶装置が挙げられる。また、インタフェース装置14は、モデム、LAN(Local Area Network)カード等を含んでいてもよい。
次に、本実施形態の記録装置10の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、本実施形態の記録装置10の機能構成を説明する図である。図3に示す本実施形態の記録装置10の有する各部は、演算処理装置11が制御プログラムを読み出して実行することで実現される。
図3では、記録装置10が画像形成装置31に接続(搭載)されており、画像形成装置31のログ情報41を記録する場合を示している。
記録装置10は、電源切断判定部21と、ログ処理部22とを有する。
電源切断判定部21は、判定部の一例であり、記録装置10に入力される電源(以下「入力電源」という。)が切断されているか否かを判定する。具体的には、例えば電源から入力されるゼロクロス信号等の電源状態監視用信号を監視することにより、入力電源が切断されているか否かを判定する。判定方法については後述する。
ログ処理部22は、書込部の一例であり、ログ収集部221と、ログ保存部222とを有する。
ログ収集部221は、画像形成装置31等の機器のログ情報41を収集する。
ログ保存部222は、ログ収集部221により収集されたログ情報41を外部記憶装置15に記録する。また、ログ保存部222は、ログ情報41が複数存在する場合、優先順位設定テーブルの情報に基づいて、ファイルクローズ処理を実行する順序を決定する。本実施形態では、優先順位設定テーブルとして、4つの優先順位設定テーブル51、52、53、54を有する場合について説明するが、優先順位設定テーブルの数、種類についてはこれに限定されるものではない。優先順位設定テーブルについては後述する。
次に、ログ情報41のファイルの一例について、図4を参照しながら説明する。図4は、画像形成装置31のログ情報41のファイルを例示する図である。
ログ情報41は、画像形成装置31の動作履歴情報であり、例えばシステムログ(Log_S)、通信ログ(Log_A)、機内状態変化ログ(Log_B)、プリンタ動作ログ(Log_C)、スキャナ動作ログ(Log_D)、調整ログ(Log_E)を有する。これらのログ情報41は、例えば画像形成装置31の動作中に何らかの障害が発生したときに障害解析を実施する場合に用いられる。
システムログは、システムの動作履歴情報が記録されているログである。システムの動作履歴情報としては、例えば画像形成装置31のシステムデータの変更等の情報が挙げられる。
通信ログは、通信履歴情報が記録されているログである。通信履歴情報としては、通信の内容、通信の成功可否等の情報が挙げられる。
機内状態変化ログは、画像形成装置31の機内状態変化の履歴が記録されているログである。画像形成装置31の機内状態変化の履歴としては、例えばドアの開閉状態の情報、紙詰まりの有無の情報等の機内に設置されたセンサ情報が挙げられる。
プリンタ動作ログは、プリンタの動作履歴情報が記録されているログである。プリンタの動作履歴情報としては、例えば印刷枚数等の印刷情報が挙げられる。
スキャナ動作ログは、スキャナの動作履歴情報が記録されているログである。スキャナの動作履歴情報としては、例えば読取枚数等の読取情報が挙げられる。
調整ログは、画像形成装置31の調整履歴情報が記録されているログである。画像形成装置31の調整履歴情報としては、例えば印刷の濃度調整、ズレ調整等の自動補正情報が挙げられる。
次に、優先順位設定テーブルについて、図5を参照しながら説明する。図5は、優先順位の設定を例示する図である。
優先順位設定テーブルとしては、種々のテーブルを設けることができる。本実施形態の優先順位設定テーブル51、52、53及び54では、ログ情報41が有する各種のログと、優先順位とが対応付けられている。
優先順位設定テーブル51は、ファイルサイズに応じた各種のログの優先順位を示しており、ファイルサイズの大きいファイルから順にファイルを検索させるための設定(以下「ファイルサイズの降順設定」ともいう。)である。優先順位設定テーブル51における優先順位は、例えば図5(a)に示すように、Log_B、Log_C、Log_D、Log_E、Log_Aの順となっている。
優先順位設定テーブル52は、ユーザ設定に応じた各種のログの優先順位を示しており、ユーザによって決められた順にファイルを検索させるための設定である。優先順位設定テーブル52における優先順位は、ユーザが自由に設定できる。優先順位設定テーブル52における優先順位は、例えば図5(b)に示すように、Log_A、Log_E、Log_B、Log_C、Log_Dの順となっている。
優先順位設定テーブル53は、機器の動作状態に応じた各種のログの優先順位を示しており、画像形成装置31の動作状態に基づく順にファイルを検索させるための設定である。
画像形成装置31の動作状態は、例えば図5(c)に示すように、スリープ中、プリンタ動作中、スキャナ動作中、調整中等がある。優先順位設定テーブル53では、画像形成装置31の動作状態がスリープ中である場合、優先順位の設定は、Log_A、Log_B、Log_C、Log_D、Log_Eの順となっている。また、画像形成装置31の動作状態がプリンタ動作中である場合、優先順位の設定は、Log_C、Log_A、Log_B、Log_E、Log_Dの順となっている。また、画像形成装置31の動作状態がスキャナ動作中である場合、優先順位の設定は、Log_D、Log_A、Log_B、Log_E、Log_Cの順となっている。また、画像形成装置31の動作状態が調整中である場合、優先順位の設定は、Log_E、Log_A、Log_B、Log_C、Log_Dの順となっている。
優先順位設定テーブル54は、デフォルト設定に応じた各種のログの優先順位を示す。デフォルト設定は、記録装置10に予め設定されている初期設定である。優先順位設定テーブル54における優先順位は、例えば図5(d)に示すように、Log_A、Log_B、Log_C、Log_D、Log_Eの順となっている。
また、いずれの優先順位の設定においても、無条件に最優先で処理するファイルとしてLog_Sが記録されている。
次に、電源切断判定部21により、入力電源の信号がOFF状態になっているか否かを判定する方法の一例として、ゼロクロス信号を監視することにより、入力電源が切断されているか否かを判定する方法について、図6を参照しながら説明する。図6は、交流電源の電圧波形61、ゼロクロス信号62及び直流電源の電圧波形63の関係を示す図である。
図6に示すように、交流電源から電力が供給されている通常の通電時には、ゼロクロス信号62が交流電源の周波数に応じてHighレベルの状態とLowレベルの状態とを繰り返す。これに対して、交流電源が切断され、交流電源の電圧波形61の値が0になると、ゼロクロス信号62がLowレベルの状態を維持する。
電源切断判定部21は、ゼロクロス信号62の状態(Highレベル、Lowレベル)を検知することにより、ファイルクローズ処理を実行するか否かを判定する。具体的には、電源切断判定部21は、ゼロクロス信号62がLowレベルの状態となった後に所定時間Tが経過した場合、電源が切断されたと判定して、画像形成装置31に残留する電荷(直流電源)を用いてファイルクローズ処理を実行する。なお、電源切断判定部21によるファイルクローズ処理は、直流電源の電圧が所定電圧以下となったときに停止する。
なお、電源切断判定部21により入力電源が切断されているか否かを判定する方法は、上記ゼロクロス信号を用いる方法に限定されるものではない。例えば、交流電源を分圧して信号として読み取れるようにしたもので電源切断を判定しても良い。さらに、直流電圧低下をアナログで検知して判断しても良い。また、機器によっては安全対策として、ドア開時等にリレーを介して一部交流電源を切断する仕組みを有するものがある。その場合、ゼロクロス信号もOFFしてしまう場合があるため、ドア開閉情報やリレーのON/OFF信号等の他の情報も考慮して電源切断を判定してもよい。 次に、記録装置10の動作について、図7を参照しながら説明する。以下では、記録装置10の動作の一例として、記録装置10を用いて画像形成装置31のログ情報を記録する場合について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態に係る記録装置10の動作を説明するフローチャートである。
記録装置10は、電源切断判定部21により、入力電源の信号がOFF状態になっているか否かを判定する(ステップS101)。
ステップS101において、入力電源の信号がOFF状態になっていないと判定された場合、ステップS101を繰り返す。ステップS101において、入力電源の信号がOFF状態になっていると判定された場合、記録装置10は、電源切断判定部21により、入力電源の信号がOFF状態となっている時間を計測する(ステップS102)。
続いて記録装置10は、電源切断判定部21により、入力電源の信号がOFF状態になった後、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、所定時間が経過することなく、入力電源の信号がON状態になったと判定された場合、ステップS101へ戻る。ステップS103において、所定時間が経過したと判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、ファイルクローズ処理が実行されていないファイル(ファイルオープン中のファイル)が存在するか否かを判定する(ステップS104)。
ステップS104において、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが存在すると判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが複数存在するか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが複数存在すると判定された場合、ログ保存部222は、ファイル検索を行う(ステップS106)。そして、ログ保存部222は、検索されたファイルに対してファイルクローズ処理を実行(ステップS107)した後、ステップS104へ戻る。
ステップS105において、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが複数存在しないと判定された場合、ログ保存部222は、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルに対してファイルクローズ処理を実行(ステップS107)した後、ステップS104へ戻る。なお、ファイル検索については後述する。
ステップS104において、ファイルクローズ処理が実行されていないファイルが存在しないと判定された場合、ログ保存部222は、保存されていないログ情報が存在するか否かを判定する(ステップS108)。
ステップS108において、保存されていないログ情報が存在しないと判定された場合、ステップS112へ進む。
ステップS108において、保存されていないログ情報が存在すると判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、新たにファイルオープン処理を実行する(ステップS109)。続いて、記録装置10は、ログ保存部222により、保存されていないログ情報の書き込み処理を行う(ステップS110)。ログ情報の書き込み処理が完了すると、記録装置10は、ログ保存部222により、ファイルクローズ処理を実行(ステップS111)した後、ステップS108へ戻る。これにより、保存されていないログ情報を保存することができる。
ステップS112では、記録装置10は、電源切断判定部21により、入力電源の信号がON状態になっているか否かを判定する。
ステップS112において、入力電源の信号がON状態になっていないと判定された場合、ステップS112を繰り返す。ステップS112において、入力電源の信号がON状態になっていると判定された場合、記録装置10は、ログ処理部22により、ログ情報の記録を再開(ステップS113)した後、ステップS101へ戻る。
なお、前述したステップS102からステップS111までのステップは、残留電荷を用いて演算処理装置11によって実行される。
残留電荷は、例えば、交流を直流に変換する変換回路に含まれる直流の脈動を平滑化するコンデンサ等の画像形成装置31内や記録装置10内に蓄積された電荷である。
次に、ファイル検索について、図8を参照しながら説明する。図8は、図7のファイル検索ステップの一例を説明するフローチャートである。
まず、記録装置10は、ログ保存部222により、無条件に最優先で処理するファイルが存在するか否かを検索する(ステップS201)。記録装置10は、ログ保存部222により、ステップS201における検索の結果、該当するファイルが存在するか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において、該当するファイルが存在すると判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、該当するファイルを選択した後、ファイル検索を終了する。ステップS202において、該当するファイルが存在しないと判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位の設定がファイルサイズの大きい順であるか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、優先順位の設定がファイルサイズの大きい順であると判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位設定テーブル51の情報を参照し、ファイルサイズが大きい順でファイルを検索する(ステップS204)。そして、検索した結果、ファイルサイズが最も大きいファイルを選択してファイル検索を終了する。ステップS203において、優先順位の設定がファイルサイズの大きい順ではないと判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位の設定がユーザ設定であるか否かを判定する(ステップS205)。
ステップS205において、優先順位の設定がユーザ設定である判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位設定テーブル52の情報を参照し、ユーザ設定の順でファイルを検索する(ステップS206)。そして、検索した結果、優先順位の最も高いファイルを選択してファイル検索を終了する。ステップS205において、優先順位の設定がユーザ設定ではないと判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位の設定が機器の動作状態に応じた設定であるか否かを判定する(ステップS207)。
ステップS207において、優先順位の設定が機器の動作状態に応じた設定であると判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位設定テーブル53の情報を参照し、機器の動作状態に応じて設定された優先順位に基づいてファイルを検索する(ステップS208)。そして、検索した結果、優先順位の最も高いファイルを選択してファイル検索を終了する。
ステップS207において、優先順位の設定が機器の動作状態に応じた設定ではないと判定された場合、記録装置10は、ログ保存部222により、優先順位設定テーブル54の情報を参照し、デフォルト設定の優先順位に基づいてファイルを検索する(ステップS209)。そして、検索した結果、優先順位の最も高いファイルを選択してファイル検索を終了する。
以上のように、本実施形態では、データの格納時に、データを読み出す際に参照されるデータの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式を用いた記録装置であって、記録装置に対する電源が切断されたか否かを判定する判定部と、電源が切断されたとき、残留電荷を用いてデータの格納領域を示す情報を書き込む処理を実行する書込部とを有する。このため、予備電源や予備電源を備えるメモリ等を用いずに、簡易な構成で、予期せぬ電源の切断によりデータが読み込めなくなるといった不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、機器の動作状態に応じて設定された優先順位に基づいて、データの格納領域を示す情報の書き込み処理を実行する。このため、データの格納領域を示す情報が複数存在する場合であっても、電源が切断されたときに動作していた機能に関連するログ情報を優先的に記録することができる。結果として、予期せぬ電源の切断により機器に障害が発生したとしても、障害解析を行う際に必要となるログ情報を優先的に記録することができる。
また、本実施形態では、容量の大きいデータが格納されている格納領域を示す情報から順に書き込み処理を実行する。このため、データの格納領域を示す情報が複数存在する場合であっても、多くのログ情報を記録することができる。
また、本実施形態では、ユーザによって設定された優先順位に基づいて、データの格納領域を示す情報の書き込み処理を実行する。このため、データの格納領域を示す情報が複数存在する場合であっても、ユーザの所望する順番でログ情報を記録することができる。
また、本実施形態では、電源が切断され、データの格納領域を示す情報の書き込み処理が完了した後、保存されていないデータが存在する場合、保存されていないデータの格納を実行する。このため、電源が切断されたとする判定が誤っていたとしても、別のファイルを用いて継続してログ情報を記録することができる。
以上、記録装置及び記録方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
11 演算処理装置
12 メモリ装置
13 入出力装置
14 インタフェース装置
15 外部記憶装置
21 電源切断判定部
22 ログ処理部
221 ログ収集部
222 ログ保存部
31 画像形成装置
41 ログ情報
51、52、53、54 優先順位設定テーブル
61 交流電源の電圧波形
62 ゼロクロス信号
63 直流電源の電圧波形
特許3310975号公報

Claims (5)

  1. データの格納時に、前記データを読み出す際に参照される前記データの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式を用いた記録装置であって、
    前記記録装置に対する電源が切断されたか否かを判定する判定部と、
    前記電源が切断されたとき、残留電荷を用いて前記情報を書き込む処理を実行する書込部と
    を有する、
    記録装置。
  2. 前記情報が複数存在する場合、前記記録装置と接続された機器の状態に応じて設定された優先順位に基づいて、前記情報を書き込む処理を実行する、
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記情報が複数存在する場合、容量の大きい前記データが格納されている格納領域を示す前記情報から順に、前記情報を書き込む処理を実行する、
    請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記情報を書き込む処理が完了した後、保存されていない前記データが存在する場合、前記保存されていない前記データを格納する処理を実行する、
    請求項1に記載の記録装置。
  5. データの格納時に、前記データを読み出す際に参照される前記データの格納領域を示す情報を書き込むデータ記録方式を用いた記録装置による記録方法であって、
    前記記録装置に対する電源が切断されたか否かを判定し、
    前記電源が切断されたとき、残留電荷を用いて前記情報を書き込む処理を実行する、
    記録方法。
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