JP2007286941A - 電子機器、電子機器制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池電源で動作可能な構成を有する光ディスクドライブ等の外部記憶装置を備えた電子機器において、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込みが電池切れで中断されてしまう虞を低減させる。
【解決手段】 選択している画像ファイルの総データ容量を算出し(ステップS1)、現時点での電池パック20の電池残量で光ディスク302へのデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出し(ステップS2)、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えている場合には(ステップS3でYes)、全ての画像ファイルの書き込みが完了する前に電池パック20が電池切れとなる可能性がある旨をユーザに通知する(ステップS4)。総データ容量が書き込み可能データ容量を超えていない場合には(ステップS3でNo)、画像ファイルの書き込みを開始する(ステップS7)。
【選択図】図8

Description

本発明は、外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置とを備えた電子機器に関する。
電池電源からの電力供給で動作可能な電子機器における光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への書き込み制御に関する従来技術の一例としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置において、電池残量に応じて、データ転送用メモリ(キャッシュメモリ)に残っているデータを転送した後にデータを転送用メモリへのデータ書き込みを禁止したり、記憶媒体の書き込み途中のデータに対して強制的にクローズ処理を実行したりするものが公知である(例えば、特許文献1を参照)。これによって、光ディスク等の記憶媒体に対する書き込みデータのクローズ処理がなされないまま電池残量の低下によりファイル書き込みが中断されることによる記憶媒体のデータ破壊や記憶媒体のファイルシステムが消失してその記憶媒体から一切データが読み出せなくなってしまうといった事態が生ずる虞を低減させることができる。
特開2001−312335号公報
しかしながら、上記従来技術においては、データ破壊やファイルシステムの消失といったことを防止することができるものの、結局のところ予定した全てのファイル保存を完了することは実現できない。そのため、所望の複数のデジタルファイルを選択して光ディスク等への保存操作を行ったが、途中で電池切れによって光ディスク等への書き込みが中断されてしまうのでは、そうならないように、ユーザは常に電池残量を気にしながら光ディスク等へのファイル書き込み操作を行わなければならないことになる。また、電子ファイルのデータが途中で分断されて強制的にクローズ処理された場合には、その電子ファイルについて、結局のところ光ディスク等への書き込みを再度最初からやり直さなければならないため無駄な時間と電池電力消費が生ずることにもなる。すなわち、上記従来技術においては、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込み制御において、データ破壊やファイルシステムの消失といった最悪の事態は免れ得るものの、ユーザにとっての利便性という観点から課題があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、電池電源で動作可能な構成を有する光ディスクドライブ等の外部記憶装置を備えた電子機器において、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込みが電池切れで中断されてしまう虞を低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置と、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御を実行する制御装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器であって、前記制御装置は、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下の場合には、前記外部記憶装置における当該記憶媒体に対する書き込み速度及び当該記憶媒体へ書き込む対象として前記ユーザインタフェース手段でユーザが選択している電子ファイルの総データ容量から予想書き込み時間を推測し、前記電池の電力残量で当該記憶媒体への書き込みを当該書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を推測し、前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する、ことを特徴とした電子機器である。
ここで、外部記憶装置(external storage unit)とは、コンピュータの主記憶装置(メインメモリ)以外の記憶装置を意味し、電力を供給しなくても記憶したデータが消えない不揮発性の記憶媒体に対するデータ記憶装置を全て含むものであり、例えば、ハードディスクドライブやCD−RWドライブ等のデータ記憶装置を意味し、「外部」とは、外付けという意味ではなく、外付け及び電子機器に内蔵された前記のデータ記憶装置を全て含むものである。
また、記憶媒体(media)とは、デジタル画像ファイル等のデジタルデータを記憶しておくためのものであり、前記外部記憶装置において、磁気的又は光学的に記憶を行うものの他、それ以外の記憶方式によるものも全て含むものである。
前述したように、電子機器が電池の電力のみで動作している間は、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまう可能性が生ずる。この場合、本発明の第1の態様に記載の電子機器の制御装置は、ユーザが任意に選択した電子ファイルを外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、以下のような記憶媒体への書き込み制御を実行する。
まず、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下であることが大前提となる。当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下である場合には、外部記憶装置における当該記憶媒体に対する書き込み速度及び当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザインタフェース手段でユーザが選択している電子ファイルの総データ容量から予想書き込み時間を推測する。すなわち、ユーザが選択している電子ファイルを全て当該記憶媒体へ書き込むのに要すると予想される外部記憶装置の動作時間を推定する。また、その時点における電池の電力残量で当該記憶媒体への書き込みを当該書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を推測する。すなわち、その時点における電池電力残量で、当該書き込み速度による外部記憶装置のファイルの書き込み動作をどれくらいの時間行うことが可能かを推測する。
そして、その予想書き込み時間と書き込み動作可能時間とを対比する。予想書き込み時間が書き込み動作可能時間より長い場合には、その時点の電池電力残量では、ユーザが選択している電子ファイルを全て当該記憶媒体へ書き込むのに要する外部記憶装置の動作時間だけ外部記憶装置を動作させることができないと判断することができる。したがって、この場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に電池が電池切れとなる可能性がある旨をユーザインタフェース手段でユーザに通知する。それによって、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまう可能性を事前に知ることができる。したがって、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、当該記憶媒体への書き込み対象として選択している電子ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になる。
これにより、本発明の第1の態様に記載の電子機器によれば、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、当該記憶媒体への書き込み対象として選択している電子ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になるので、電池電源で動作可能な構成を有する光ディスクドライブ等の外部記憶装置を備えた電子機器において、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込みが電池切れで中断されてしまう虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様において、前記制御装置は、前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止する、ことを特徴とした電子機器である。
このように、全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に電池が電池切れとなる可能性がある場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止することによって、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止することができる。
本発明の第3の態様は、前述した第2の態様において、前記制御装置は、前記電池の電力のみで電子機器が動作している間の当該記憶媒体に対するデータ書き込みの際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量より大きい場合又は前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長い場合には、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの中から優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に対象から除外し、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下でかつ前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間以下となった時点で、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの書き込み実行操作を許可する、ことを特徴とした電子機器である。
まず、全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に電池が電池切れとなる可能性がある場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止する。そして、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの中から優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に対象から除外していく。すなわち、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下でかつ予想書き込み時間が書き込み動作可能時間以下となるように、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルから優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に除外していく。
そして、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下でかつ予想書き込み時間が書き込み動作可能時間以下となった時点で、電子ファイルの書き込み実行操作を許可する。すなわち、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルから優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に除外し、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまう可能性がほとんどなくなった時点で、その時点における当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの書き込み実行操作を許可する。それによって、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止することができる。また、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、電子機器の制御装置が当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの総データ容量を自動的に調整するので、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止しつつ、より利便性の高い電子機器を実現することができる。
本発明の第4の態様は、外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置と、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御を実行する制御装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器であって、前記制御装置は、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際には、前記電池情報取得手段が取得した情報から推測した前記電池の電力残量でデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出し、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する、ことを特徴とした電子機器である。
前述したように、電子機器が電池の電力のみで動作している間は、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまう可能性が生ずる。この場合、本発明の第4の態様に記載の電子機器の制御装置は、ユーザが任意に選択した電子ファイルを外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、以下のような記憶媒体への書き込み制御を実行する。
まず、電池情報取得手段が取得した情報から推測した電池の電力残量でデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出する。つづいて、この書き込み可能データ容量と当該記憶媒体の空き領域容量とを対比し、いずれか小さい方のデータ容量と当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量とを対比する。当該記憶媒体の空き領域容量が書き込み可能データ容量より小さい場合には、電池切れが生ずる可能性がないからである。そして、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点の電池電力残量では、ユーザが選択している電子ファイルの全データのデータ書き込みを完遂することができないと判断することができる。
したがって、この場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に電池が電池切れとなる可能性がある旨をユーザインタフェース手段でユーザに通知する。それによって、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまう可能性を事前に知ることができる。したがって、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、当該記憶媒体への書き込み対象として選択している電子ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になる。
これにより、本発明の第4の態様に記載の電子機器によれば、ユーザは、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、当該記憶媒体への書き込み対象として選択している電子ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になるので、電池電源で動作可能な構成を有する光ディスクドライブ等の外部記憶装置を備えた電子機器において、光ディスクやハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込みが電池切れで中断されてしまう虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第5の態様は、前述した第4の態様において、前記制御装置は、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止する、ことを特徴とした電子機器である。
本発明の第5の態様に記載の電子機器によれば、前述した第4の態様に記載の電子機器において、前述した第2の態様に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様は、前述した第5の態様において、前記制御装置は、前記電池の電力のみで電子機器が動作している間の当該記憶媒体に対するデータ書き込みの際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの中から優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に対象から除外し、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量以下となった時点で、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの書き込み実行操作を許可する、ことを特徴とした電子機器である。
本発明の第6の態様に記載の電子機器によれば、前述した第5の態様に記載の電子機器において、前述した第3の態様に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第7の態様は、前述した第4の態様〜第6の態様のいずれかにおいて、前記制御装置は、当該記憶媒体の全容量、当該記憶媒体の使用領域容量及び当該記憶媒体の空き領域容量並びに当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量を前記ユーザインタフェース手段の表示画面に表示するとともに、前記電池の電力のみで電子機器が動作している間は、当該記憶媒体の空き領域容量に占める前記書き込み可能データ容量の割合も前記ユーザインタフェース手段の表示画面に表示する、ことを特徴とした電子機器である。
このように、当該記憶媒体の全容量、使用領域容量及び空き領域容量並びに当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量をユーザインタフェース手段の表示画面に表示することによって、ユーザは、当該記憶媒体の使用状況や当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き容量を超えているか否かを一目瞭然に把握することができる。また、電池の電力のみで電子機器が動作している間は、当該記憶媒体の空き領域容量に占める書き込み可能データ容量の割合をユーザインタフェース手段の表示画面に表示することによって、その時点での電池残量で書き込みを実行可能なデータ容量と当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量とを直感的に対比しながら、途中で電池切れによって外部記憶装置における記憶媒体への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、当該記憶媒体への書き込み対象として選択している電子ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になる。
本発明の第8の態様は、外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器において、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御をコンピュータに実行させるための電子機器制御プログラムであって、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下の場合には、前記外部記憶装置における当該記憶媒体に対する書き込み速度及び当該記憶媒体へ書き込む対象として前記ユーザインタフェース手段でユーザが選択している電子ファイルの総データ容量から予想書き込み時間を推測する手順と、前記電池の電力残量で当該記憶媒体への書き込みを当該書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を推測する手順と、前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する手順とを有している、ことを特徴とした電子機器制御プログラムである。
本発明の第8の態様に記載の電子機器制御プログラムによれば、この電子機器制御プログラムを実行可能なコンピュータを備えた任意の電子機器に、前述した第1の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
本発明の第9の態様は、外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器において、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御をコンピュータに実行させるための電子機器制御プログラムであって、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際には、前記電池の出力電圧に基づいて推定した前記の電力残量でデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出する手順と、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する手順とを有している、ことを特徴とした電子機器制御プログラムである。
本発明の第9の態様に記載の電子機器制御プログラムによれば、この電子機器制御プログラムを実行可能なコンピュータを備えた任意の電子機器に、前述した第4の態様に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「電子機器」の一例としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェット式記録装置の要部平面図であり、図2はその側面図である。図3は、本発明に係るインクジェット式記録装置の概略のブロック図である。
インクジェット式記録装置50には、「被記録材」としての記録紙Pへの記録を実行可能な「記録実行手段」を構成する手段として、記録紙Pに対して主走査方向Xへ移動可能にキャリッジガイド軸51に軸支されたキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、「被記録材」としての記録紙Pの記録面にドットを形成して記録を行うための記録ヘッド62と主走査方向Xの記録紙Pの端部を検出するためのPWセンサ34とが搭載されている。キャリッジ61は、「キャリッジ用モータ」としてのCRモータ63(図3)の回転駆動力が、無端ベルトによるベルト伝達機構(図示せず)によって伝達されて主走査方向Xに往復動する。このキャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させることで、記録紙Pに対して記録ヘッド62を主走査方向Xに走査させることができる。記録ヘッド62のヘッド面と対向する位置には、記録紙Pを摺接支持しつつ記録紙Pの記録面と記録ヘッド62のヘッド面との間隔を所定間隔に規定するプラテン52が設けられている。
キャリッジ61の主走査方向Xへの往復動領域の一端側の外側には、公知のキャッピング装置59が設けられている。記録を実行しない待機状態においては、キャリッジ61がキャッピング装置59の上まで移動して停止し、キャッピング装置59に配設されているキャップCPによって記録ヘッド62のヘッド面が封止される。このキャリッジ61の停止位置は、ホームポジションHPとして規定される。
また、インクジェット式記録装置50には、記録紙Pへの記録を実行可能な「記録実行手段」を構成する「被記録材搬送手段」として、記録紙Pを副走査方向Yに搬送する搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、「被記録材搬送用モータ」としてのPFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する。搬送従動ローラ54は、複数設けられており、従動回転可能に軸支された状態で搬送駆動ローラ53に押圧付勢されている。搬送従動ローラ54の押圧付勢力で高摩擦抵抗被膜が施された搬送駆動ローラ53の外周面に押しつけられた記録紙Pは、その摩擦抵抗によって搬送駆動ローラ53の外周面に密着する。その状態で搬送駆動ローラ53を搬送方向へ回転させることによって、記録紙Pは、搬送従動ローラ54が従動回転しつつ副走査方向Yに搬送され、それによって、記録ヘッド62を記録紙Pに対して副走査方向Yに走査させることができる。
給紙トレイ57の近傍には、給紙トレイ57に積重されている記録紙Pの最上位の記録紙Pを「被記録材搬送手段」へ自動給送する「自動給送手段」としてのASF(オート・シート・フィーダ)が設けられている。ASFは、給紙トレイ57に設けられた給紙ローラ57b及び図示してない分離パッドを有する公知の自動給紙機構である。給紙ローラ57bは、給紙トレイ57の一方側に配置されている。記録紙ガイド57aは、記録紙Pの幅に合わせて幅方向に摺動可能に給紙トレイ57に設けられている。そして、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転する給紙ローラ57bの回転駆動力によって、給紙トレイ57に置かれた記録紙Pが給紙される。その際に、分離パッドの摩擦抵抗によって、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく最上位の記録紙Pのみが正確に分離されて一枚ずつ自動給紙されるように構成されている。給紙ローラ57bと搬送駆動ローラ53との間には、搬送される記録紙Pの先端及び後端を検出する公知の紙検出器33が配設されている。
一方、記録紙Pを副走査方向Yへ搬送可能な「被記録材搬送手段」及び記録実行後の記録紙Pを排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56とが設けられている。排紙駆動ローラ55は、PFモータ58(図3)の回転駆動力が歯車伝達されて回転し、記録実行後の記録紙Pは、排紙駆動ローラ55の回転によって副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖った歯付きローラになっている。複数の排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に付勢され、記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に記録紙Pに接して記録紙Pの排紙に伴い従動回転する。
そして、給紙ローラ57b、搬送駆動ローラ53及び排紙駆動ローラ55を回転駆動するPFモータ58(図3)及びキャリッジ61を主走査方向Xに駆動するCRモータ63(図3)は、記録制御部100により駆動制御される。また、記録ヘッド62も同様に、記録制御部100により駆動制御されて記録紙Pの表面にインクを噴射する。記録制御部100は、キャリッジ61を主走査方向Xへ往復動させながら記録ヘッド62から記録紙Pへインクを噴射してドットを形成する動作と、記録紙Pを副走査方向Yへ所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返しながら記録紙Pへの記録制御を実行する。
引き続き図1〜図3を参照しながら記録制御部100について説明する。
記録制御部100は、ROM101、RAM102、ASIC(特定用途向け集積回路)103、MPU104、「不揮発性記憶媒体」としての不揮発性メモリ105、「被記録材搬送用モータ駆動回路」としてのPFモータドライバ106、「キャリッジ用モータ駆動回路」としてのCRモータドライバ107及びヘッドドライバ108を備えている。MPU104には、ASIC103を介して、ロータリエンコーダ31、リニアエンコーダ32、紙検出器33、PWセンサ34及びインクジェット式記録装置50の電源をON/OFFするための電源スイッチ35の出力信号が入力される。
公知のロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ53の回転量を検出するべくPFモータ58の回転周期に連動した周期のパルス信号を出力するように配設されている。ロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ53の回転に連動して回転するロータリスケール311と、ロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ312とを有している(図2)。搬送駆動ローラ53の回転に伴い変化するロータリスケールセンサ312の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
公知のリニアエンコーダ32は、キャリッジ61の移動量を検出するべくCRモータ63の回転周期に連動した周期のパルス信号を出力するように配設されている。リニアエンコーダ32は、キャリッジ61の近傍に主走査方向Xと略平行に配置されたリニアスケール321と、リニアスケール321に等間隔に形成されているスリットを検出するキャリッジ61に搭載されたリニアスケールセンサ322とを有している(図2)。キャリッジ61の主走査方向Xの移動量に応じたパルス数でパルス周期が移動速度に伴い変化するリニアスケールセンサ322の出力信号は、ASIC103を介してMPU104へ出力される。
記録制御部100のシステムバスには、ROM101、RAM102、ASIC103、MPU104及び不揮発性メモリ105が接続されている。MPU104は、インクジェット式記録装置50の記録制御を実行するための演算処理やその他必要な演算処理を行う。ROM101には、MPU104によるインクジェット式記録装置50の制御に必要な記録制御プログラム(ファームウェア)等が格納されており、記録制御プログラムの処理に必要な各種データ等は不揮発性メモリ105に記憶されている。RAM102は、MPU104の作業領域や記録データ等の格納領域として用いられる。
ASIC103は、DCモータであるPFモータ58の速度制御を行う制御回路及びCRモータ63の速度制御を行う制御回路並びに記録ヘッド62の駆動制御を行う制御回路(図示せず)を有している。MPU104から送られてくる制御命令、ロータリエンコーダ31の出力信号及びリニアエンコーダ32の出力信号に基づいて、PFモータ58及びCRモータ63の速度制御を行う為の各種演算を行い、その演算結果に基づくモータ制御信号をPFモータドライバ106及びCRモータドライバ107へ送出する。また、MPU104から送出される記録データ等に基づいて、記録ヘッド62の制御信号を演算生成してヘッドドライバ108へ送出して記録ヘッド62を駆動制御する。
さらに、ASIC103は、インクジェット式記録装置50の本体に設けられたUSBコネクタ(図示せず)を介して接続されるデジタルカメラ303とのUSBインタフェースを実現して、デジタルカメラ303等からデジタル画像ファイルを入力可能な「ファイル入力装置」としての機能を実現するUSBIF111を有している。
また、インクジェット式記録装置50は、外部からデジタル画像ファイルを入力可能な「ファイル入力装置」としてメモリカード301のデータを読み込み可能なメモリカードスロット36と、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)等の「記憶媒体」としての光ディスク302に対するデジタル画像ファイル等のデータの読み書きを実行可能な構成を有する「外部記憶装置」としてのCD/DVDドライブ37とを備えている。メモリカードスロット36及びCD/DVDドライブ37の制御及びデータ入出力は、ASIC103を介してMPU104により実行される。尚、「ファイル入力装置」は、特にUSBIF111やメモリカードスロット36に限定されるものではなく、例えば、インターネット等のネットワーク経由でファイルを入力可能な手段をインクジェット式記録装置50に設けても良い。
図4は、本発明に係るインクジェット式記録装置50の電源系統を示した回路図である。
電源ラインVccは、インクジェット式記録装置50の外部電源としての外付けのACアダプタ10及び着脱可能にインクジェット式記録装置50に内蔵される「電池」としてのリチウムイオン電池パック20(以下、電池パック20という。)から電力供給される。ACアダプタ10は、交流電力(AC100V等)を直流電力(DC20V)にAC−DC変換する。ACアダプタ10が出力する直流電力は、ダイオードD1を介して電源ラインVccへ供給される。電池パック20は、複数のリチウムイオン電池を内蔵しており、フル充電された状態で約16.8Vの直流電力を出力する。電池パック20が出力する直流電力は、ダイオードD2を介して電源ラインVccへ供給される。
電源ラインVccには、ACアダプタ10からの電力供給と電池パック20からの電力供給とが、ダイオードD1及びダイオードD2でダイオードORされて電力供給される。電源ラインVccへ供給される電力は、PFモータ58、CRモータ63及びCD/DVDドライブ37等の駆動系へ電力供給されるとともに、DC−DCコンバータ30で制御電圧(3.3V)に変換されて記録制御部100等へ供給される。電源ラインVccには、電源スイッチ35が配設されており、電源スイッチ35の接点で電源ラインVccを直接接続/切断することで電子機器の電源ON/OFFを行うように構成されている。
充電回路21は、ACアダプタ10からダイオードD3を介して供給されるDC20Vの電力を利用して、電池パック20への充電を実行する。
電池パック20の電力残量を推測可能な情報を取得可能な「電池情報取得手段」としてのA/D変換回路22は、電池パック20の出力電圧を所定の分圧比で分圧した後、デジタル信号の電圧値に変換して記録制御部100へ出力する。当該実施例においては、A/D変換回路22は、0〜17Vの電圧差を3.3Vに分圧した後、10bitの分解能でデジタル信号に変換する。したがって、約16.618mV単位で電池パック20の出力電圧を検出することができる。
電源検出回路23は、ACアダプタ10からの電力供給の有無及び電池パック20の着脱状態から電池パック20からの電力供給の有無をそれぞれ検出して、記録制御部100へそれぞれの検出状態(電源検出信号)を出力する。電池パック20の着脱状態は、電池パック20が装着されるとGNDに短絡されるショート端子Sの短絡状態から検出する。記録制御部100は、電源検出回路23から出力される電源検出信号に基づいて、ACアダプタ10から電力が供給されている状態で、かつ装着されている電池パック20の出力電圧が一定の電圧以下に低下した時点で、充電回路21の起動制御を実行する。また、記録制御部100は、ACアダプタ10から電力が供給されていない状態で、かつ装着されている電池パック20の出力電圧が一定の電圧以下に低下した場合には、電源スイッチ接点信号から電源スイッチ35による電子機器の電源OFF操作を検出した場合と同様に、所定のバックアップ制御した後に電子機器の電源をOFFする。
図5は、記録制御部100の要部の機能ブロック図である。
「制御装置」としての記録制御部100は、機能ブロックとして、システム制御部151、記録実行手段制御部152、ファイルシステム153、静止画・動画制御部154、UI制御部155、情報記憶部156及び電源種別判断部157を有している。
記録実行手段制御部152は、上述した「記録実行手段」による記録紙Pへの記録制御を実行する。ファイルシステム153は、メモリカードスロット36及びCD/DVDドライブ37を介してのファイル入出力制御を実行する。静止画・動画制御部154は、圧縮されたデジタル静止画ファイルやデジタル動画ファイルの復号(デコード)を実行する。復号されたデジタル画像又はデジタル動画は、液晶ディスプレイ381で再生表示することができる。UI(ユーザインタフェース)制御部155は、インクジェット式記録装置50本体に設けられた「表示手段」としての液晶ディスプレイ381及び「操作入力手段」としての操作パネル382を有するユーザインタフェース手段38の操作入力制御及び画面表示制御を実行する。
情報記憶部156は、ユーザインタフェース手段38におけるユーザの操作内容を必要に応じて記憶保持する機能を有している。例えば、デジタル画像ファイルの一覧からユーザが任意に選択したデジタル画像ファイルのファイル名や選択順序等である。電源種別判断部157は、電源検出回路23におけるACアダプタ10からの電力供給及び電池パック20からの電力供給の検出状態(電源検出信号)から、供給されている電力の電源がACアダプタ10なのか電池パック20なのかを判断する。また、電源種別判断部157は、A/D変換回路22の出力信号に基づいて、電池パック20の電力残量等を推測する。
システム制御部151は、USBIF111を介して入力可能な状態にあるデジタルカメラ303に保存されているデジタル画像ファイル又はメモリカードスロット36を介して入力可能な状態にあるメモリカード301に保存されたファイルのうち、ユーザがユーザインタフェース手段38を操作して任意に選択した複数のデジタル画像ファイルについて、その任意に選択したデジタル画像ファイルの画像を記録紙Pへ記録する記録制御を実行する。また、システム制御部151は、その任意に選択したデジタル画像ファイルをCD/DVDドライブ37で光ディスク302へ保存するファイル保存制御を実行する。
図6は、本発明に係るユーザインタフェース手段38を模式的に図示した平面図である。
液晶ディスプレイ381の近傍に電源スイッチ35とともに配設された操作パネル382は、液晶ディスプレイ381の画面上でカーソル等を上下左右へ移動させたり、印刷(記録)枚数を増減させたりする操作を行うための上ボタンU、下ボタンD、左ボタンL及び右ボタンRを有している。また、操作パネル382は、図示の如く「設定」ボタンや「戻る」ボタン、「OK」ボタンを有している。ユーザは、これらのボタンを操作しながら、液晶ディスプレイ381の画面上で任意の画像Gを選択して図示の如くチェックマークを付加することで、記録紙Pへ記録を実行する画像Gを任意に選択したり、光ディスク302へ保存するデジタル画像ファイルを任意に選択したりすることができる。
さらに、操作パネル382は、印刷ボタン11及び保存ボタン12を有している。印刷ボタン11は、ユーザが任意に選択したデジタル画像ファイルの画像を記録紙Pへ記録する記録制御を実行する操作を行うための操作ボタンである。保存ボタン12は、ユーザが任意に選択したデジタル画像ファイルをCD/DVDドライブ37で光ディスク302へ保存するファイル保存制御を実行する操作を行うための操作ボタンである。
記録制御部100は、CD/DVDドライブ37で光ディスク302へ保存するデジタル画像ファイルをユーザが任意に選択する際に、ディスク容量バーB1及び選択画像容量バーB2を液晶ディスプレイ381に表示する。
図7は、液晶ディスプレイ381に表示されるディスク容量バーB1及び選択画像容量バーB2の説明図である。
ディスク容量バーB1には、図示の如く、その光ディスク302の全容量、全容量に対する使用領域容量及び空き領域容量並びに超過領域が、各容量に比例した長さで棒グラフ状に表示される。選択画像容量バーB2には、図示の如く、その光ディスク302へ書き込む対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量が、その容量に比例した長さで棒グラフ状に表示される。このディスク容量バーB1及び選択画像容量バーB2の表示から、ユーザは、その光ディスク302の使用状況やその光ディスク302へ書き込む対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量がその光ディスク302の空き容量を超えているか否かを一目瞭然に把握することができる。尚、例えば、光ディスク302の全容量に対する使用領域容量を青色、空き領域容量を白色、超過領域を赤色で表示する等、異なる色で表示すれば、より見易く把握が容易になるので好ましい。
また、電池パック20からの供給電力のみでインクジェット式記録装置50が動作している場合には、電池パック20の電池残量に基づいて、その光ディスク302の空き領域容量に占める電池パック20の電池残量で書き込みを実行可能なデータ容量の割合がディスク容量バーB1に表示される。それによって、ユーザは、その時点での電池パック20の電池残量で書き込みを実行可能なデータ容量とその光ディスク302へ書き込む対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量とを直感的に対比することができる。そして、ユーザは、その光ディスク302へ書き込む対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量が、その時点での電池パック20の電池残量で書き込みを実行可能なデータ容量を超えている場合には、途中で電池パック20の電池切れによってCD/DVDドライブ37における光ディスク302への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、その光ディスク302への書き込み対象として選択しているデジタル画像ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になる。
つづいて、電池パック20からの供給電力のみでインクジェット式記録装置50が動作している場合における記録制御部100のファイル書き込み制御手順について説明する。
図8は、電池パック20からの供給電力のみでインクジェット式記録装置50が動作している場合における記録制御部100のファイル書き込み制御手順の第1実施例を示したフローチャートである。
まず、ユーザがユーザインタフェース手段38を介してCD/DVDドライブ37の光ディスク302へ書き込む対象として選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量を算出する(ステップS1)。つづいて、A/D変換回路22の出力信号に基づいて、現時点での電池パック20の電力残量を推測し、推測した現時点での電池パック20の電池残量で光ディスク302へのデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出する(ステップS2)。つづいて、その算出したデジタル画像ファイルの総データ容量と書き込み可能データ容量(又はその光ディスク302の空き容量のいずれか小さい方)とを比較し、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えているか否かを判定する(ステップS3)。
総データ容量が書き込み可能データ容量を超えている場合には(ステップS3でYes)、その時点においてその光ディスク302への書き込み対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの書き込みを実行すると全てのデジタル画像ファイルの書き込みが完了する前に電池パック20が電池切れとなる可能性がある旨を液晶ディスプレイ381に表示してユーザに通知する(ステップS4)。より具体的には、例えば「ディスクに保存する画像ファイル数を少なくして下さい。」といったメッセージを液晶ディスプレイ381に表示する。そして、ユーザインタフェース手段38におけるユーザ操作(ステップS5)に応じて、液晶ディスプレイ381に表示している画像選択表示(画像ごとのチェックマーク表示等)及び選択画像容量バーB2の表示を変更し(ステップS6)、ステップS1へ戻る。尚、この時点においては、保存ボタン12を押下してもその光ディスク302へのデジタル画像ファイルの書き込みが実行されないように、保存実行操作を禁止するのが好ましい。それによって、途中で電池パック20の電池切れによってCD/DVDドライブ37における光ディスク302への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止することができる。
つづいて、再度、光ディスク302へ書き込む対象として選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量を算出し(ステップS1)、書き込み可能データ容量を算出し(ステップS2)、その算出したデジタル画像ファイルの総データ容量と書き込み可能データ容量(又はその光ディスク302の空き容量のいずれか小さい方)とを比較し、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えているか否かを判定する(ステップS3)。そして、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えていない場合には(ステップS3でNo)、その時点においてその光ディスク302への書き込み対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの書き込みを開始する(ステップS7)。
このように、光ディスク302への書き込み対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの書き込みを実行すると全てのデジタル画像ファイルの書き込みが完了する前に電池パック20が電池切れとなる可能性がある場合には、光ディスク302へのファイル書き込みを開始する前に、ユーザインタフェース手段38を介してその旨がユーザに通知されるので、そのことをユーザが事前に認識することができる。したがって、ユーザは、途中で電池パック20の電池切れによってCD/DVDドライブ37における光ディスク302への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止すべく、その光ディスク302への書き込み対象として選択しているデジタル画像ファイルを任意に削減したり変更したりといった対処を事前に行うことが可能になる。
このようにして、電池パック20等の電池電源で動作可能な構成を有するCD/DVDドライブ37等の外部記憶装置を備えたインクジェット式記録装置50等の電子機器において、光ディスク302やハードディスク等の記憶媒体への電子ファイルの書き込みが電池切れで中断されてしまう虞を低減させることができる。
図9は、電池パック20からの供給電力のみでインクジェット式記録装置50が動作している場合における記録制御部100のファイル書き込み制御手順の第2実施例を示したフローチャートである。
まず、ユーザがユーザインタフェース手段38を介してCD/DVDドライブ37の光ディスク302へ書き込む対象としてデジタル画像ファイルを選択する操作過程における操作内容等に基づいて、ランキングリストを作成する(ステップS11)。このランキングリストは、例えば、ユーザが複数のデジタル画像ファイルの一覧から所望のデジタル画像ファイルを選択する操作過程において、画像の選択順番、画像ごとのアクセス時間やアクセス頻度、記録紙Pへの記録やスライドショー対象としての選択履歴等、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に基づいて、ユーザが選択した各デジタル画像ファイルのユーザの関心度等を数値化してランキング化したものである。すなわち、このランキングリストは、ユーザが光ディスク302への保存対象として選択している複数のデジタル画像ファイルをそのユーザにとって重要度の高い順番に並べたリストである。より具体的には、例えば、これらの諸条件を条件ごとに重み付けしてポイント化し、そのポイントの合計値が多い順に並べてリスト化すれば良い。また、ランキングリスト作成の条件は、ユーザが任意に選択、優先度や重み付け等を設定できるようにしても良い。さらに、ユーザが任意に予めランキングリストを作成できるようにしても良い。
つづいて、光ディスク302へ書き込む対象として選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量を算出し(ステップS12)、書き込み可能データ容量を算出し(ステップS13)、その算出したデジタル画像ファイルの総データ容量と書き込み可能データ容量(又はその光ディスク302の空き容量のいずれか小さい方)とを比較し、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えているか否かを判定する(ステップS14)。総データ容量が書き込み可能データ容量を超えている場合には(ステップS14でYes)、保存ボタン12を押下してもその光ディスク302へのデジタル画像ファイルの書き込みが実行されないように、保存実行操作を禁止する。そして、前記のランキングリストを参照して、その光ディスク302への書き込み対象として選択されているデジタル画像ファイルの中から優先順位の最も低い、すなわちランキング最下位のデジタル画像ファイルを選択対象から除外してランキングリストから消去し、液晶ディスプレイ381に表示されている画像選択状態及び選択画像容量バーB2の表示を変更し(ステップS15)、ステップS12へ戻る。
つづいて、再度、光ディスク302へ書き込む対象として選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量を算出し(ステップS12)、書き込み可能データ容量を算出し(ステップS13)、その算出したデジタル画像ファイルの総データ容量と書き込み可能データ容量(又はその光ディスク302の空き容量のいずれか小さい方)とを比較し、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えているか否かを判定する(ステップS14)。そして、総データ容量が書き込み可能データ容量を超えていない場合には(ステップS14でNo)、その時点において光ディスク302への書き込み対象として選択されているデジタル画像ファイルの書き込み実行操作を許可し、その時点において選択されているデジタル画像ファイルを光ディスク302への書き込みを実行するか否かをユーザに問い合わせる。具体的には、例えば、ユーザに対して、液晶ディスプレイ381に「現在の選択画像で良いですか?」といったメッセージを表示し、「YES」又は「NO」を選択して操作入力するように促す(ステップS16)。
ユーザの操作入力が「YES」であるか否かを判定し(ステップS17)、「YES」だった場合には(ステップS17でYes)、その時点において選択されているデジタル画像ファイルの書き込みを開始する(ステップS18)。一方、「YES」でなかった場合には(ステップS17でNo)、手動選抜モードへ移行して当該手順を終了する(ステップS19)この手動選抜モードとは、総データ容量が書き込み可能データ容量(又はその光ディスク302の空き容量のいずれか小さい方)以下となるように、ユーザが液晶ディスプレイ381の画像一覧表示を観ながら手動で選択画像を取捨選択する操作が可能なモードである。例えば、ステップS17でNoの場合には、画像選択状態を光ディスク302へ書き込む対象として最初にユーザが選択した内容に戻した後、或いは全ての画像選択を一旦クリアしてユーザに再度画像選択を行わせた後、図8に図示したファイル書き込み制御手順の第1実施例におけるフローチャートのステップS1へ移行することで実現することができる。
このように、予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、記録制御部100がその光ディスク302への書き込み対象として選択されているデジタル画像ファイルの総データ容量を自動的に調整するので、途中で電池パック20の電池切れによってCD/DVDドライブ37における光ディスク302への書き込みが中断されてしまうことを未然に防止しつつ、より高い利便性を実現することができる。
図10は、電池パック20からの供給電力のみでインクジェット式記録装置50が動作している場合における記録制御部100のファイル書き込み制御手順の第3実施例を示したフローチャートである。
ユーザがユーザインタフェース手段38を介してCD/DVDドライブ37の光ディスク302へ書き込む対象として選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量がその光ディスク302の空き容量以下である状態において、まず、ユーザが選択しているデジタル画像ファイルの総データ容量及びCD/DVDドライブ37における光ディスク302に対する書き込み速度の設定から、光ディスク302に対する予想書き込み時間を算出する(ステップS21)。すなわち、ユーザが選択しているデジタル画像ファイルを全てその光ディスク302へ書き込むのに要すると予想されるCD/DVDドライブ37の動作時間を算出する。つづいて、A/D変換回路22の出力信号に基づいて、現時点での電池パック20の電力残量を推測し、推測した現時点での電池パック20の電池残量で光ディスク302へのデータ書き込みをその書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を算出する(ステップS22)。すなわち、その時点の電池パック20の電力残量で、その書き込み速度によるCD/DVDドライブ37のデジタル画像ファイルの書き込み動作をどれくらいの時間行うことが可能かを算出する。
つづいて、その算出したデジタル画像ファイルの予想書き込み時間と書き込み動作可能時間とを比較し、予想書き込み時間が書き込み動作可能時間を超えているか否かを判定する(ステップS23)。予想書き込み時間が書き込み動作可能時間を超えている場合には(ステップS23でYes)、その時点においてその光ディスク302への書き込み対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの書き込みを実行すると全てのデジタル画像ファイルの書き込みが完了する前に電池パック20が電池切れとなる可能性がある旨を液晶ディスプレイ381に表示してユーザに通知する(ステップS24)。一方、予想書き込み時間が書き込み動作可能時間を超えていない場合には(ステップS23でNo)、その時点においてその光ディスク302への書き込み対象としてユーザが選択しているデジタル画像ファイルの書き込みを開始する(ステップS27)。尚、ステップS24〜S27は、図8に図示したフローチャートのステップS4〜S7と同様なので、以下説明は省略する。
このように、ユーザが選択しているデジタル画像ファイルを全てその光ディスク302へ書き込むのに要すると予想されるCD/DVDドライブ37の動作時間と、その時点の電池パック20の電力残量でその書き込み速度によるCD/DVDドライブ37のファイルの書き込み動作を行うことが可能な時間とを対比するようにしても良い。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の平面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の概略の側面図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の概略のブロック図である。 本発明に係るインクジェット式記録装置の電源回路図である。 記録制御部の要部の機能ブロック図である。 本発明に係るユーザインタフェース手段を模式的に示した平面図である。 ディスク容量バー及び選択画像容量バーの説明図である。 ファイル書き込み制御の第1実施例を示したフローチャートである。 ファイル書き込み制御の第2実施例を示したフローチャートである。 ファイル書き込み制御の第3実施例を示したフローチャートである。
符号の説明
10 ACアダプタ、11 印刷ボタン、12 保存ボタン、20リチウムイオン電池パック、21 充電回路、22 A/D変換回路、23 電源検出回路、30 DC−DCコンバータ、36 メモリカードスロット、37 CD/DVDドライブ、38 ユーザインタフェース手段、50 インクジェット式記録装置、51 キャリッジガイド軸、52 プラテン、53 搬送駆動ローラ、54 搬送従動ローラ、55 排紙駆動ローラ、56 排紙従動ローラ、61 キャリッジ、62 記録ヘッド、100 記録制御部、101 ROM、102 RAM、103 ASIC、104 MPU、105 不揮発性メモリ、302 光ディスク、P 記録紙、X 主走査方向、Y 副走査方向

Claims (9)

  1. 外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置と、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御を実行する制御装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器であって、
    前記制御装置は、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下の場合には、
    前記外部記憶装置における当該記憶媒体に対する書き込み速度及び当該記憶媒体へ書き込む対象として前記ユーザインタフェース手段でユーザが選択している電子ファイルの総データ容量から予想書き込み時間を推測し、
    前記電池の電力残量で当該記憶媒体への書き込みを当該書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を推測し、
    前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する、ことを特徴とした電子機器。
  2. 請求項1において、前記制御装置は、前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止する、ことを特徴とした電子機器。
  3. 請求項2において、前記制御装置は、前記電池の電力のみで電子機器が動作している間の当該記憶媒体に対するデータ書き込みの際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量より大きい場合又は前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長い場合には、
    予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの中から優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に対象から除外し、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下でかつ前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間以下となった時点で、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの書き込み実行操作を許可する、ことを特徴とした電子機器。
  4. 外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置と、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御を実行する制御装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器であって、
    前記制御装置は、前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際には、前記電池情報取得手段が取得した情報から推測した前記電池の電力残量でデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出し、
    当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する、ことを特徴とした電子機器。
  5. 請求項4において、前記制御装置は、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込み実行操作を禁止する、ことを特徴とした電子機器。
  6. 請求項5において、前記制御装置は、前記電池の電力のみで電子機器が動作している間の当該記憶媒体に対するデータ書き込みの際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、
    予め設定された優先順位又は優先順位決定基準に従って、当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの中から優先順位の最も低い電子ファイルを一ずつ順番に対象から除外し、当該記憶媒体へ書き込む対象として選択されている電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量以下となった時点で、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象として選択されている電子ファイルの書き込み実行操作を許可する、ことを特徴とした電子機器。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項において、前記制御装置は、当該記憶媒体の全容量、当該記憶媒体の使用領域容量及び当該記憶媒体の空き領域容量並びに当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量を前記ユーザインタフェース手段の表示画面に表示するとともに、
    前記電池の電力のみで電子機器が動作している間は、当該記憶媒体の空き領域容量に占める前記書き込み可能データ容量の割合も前記ユーザインタフェース手段の表示画面に表示する、ことを特徴とした電子機器。
  8. 外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器において、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御をコンピュータに実行させるための電子機器制御プログラムであって、
    前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際に、当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が当該記憶媒体の空き領域容量以下の場合には、
    前記外部記憶装置における当該記憶媒体に対する書き込み速度及び当該記憶媒体へ書き込む対象として前記ユーザインタフェース手段でユーザが選択している電子ファイルの総データ容量から予想書き込み時間を推測する手順と、
    前記電池の電力残量で当該記憶媒体への書き込みを当該書き込み速度で実行可能な書き込み動作可能時間を推測する手順と、
    前記予想書き込み時間が前記書き込み動作可能時間より長いときには、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する手順とを有している、ことを特徴とした電子機器制御プログラム。
  9. 外部からの電力供給の有無及び電池からの電力供給の有無を検出する電源検出回路と、前記電池の電力残量を推測可能な情報を取得可能な電池情報取得手段と、外部から電子ファイルを入力可能なファイル入力装置と、ユーザインタフェース手段と、記憶媒体に対する電子ファイルの読み込み及び書き込みが可能な外部記憶装置とを備え、外部から供給される電力又は前記電池の電力のいずれでも動作可能な構成を有する電子機器において、前記ファイル入力装置の制御、前記ユーザインタフェース手段を介してのユーザインタフェース制御並びに前記電源検出回路の出力信号及び前記電池情報取得手段が取得した前記電池の電力残量を推測可能な情報に基づく前記外部記憶装置での記憶媒体への書き込み制御をコンピュータに実行させるための電子機器制御プログラムであって、
    前記電池の電力のみで前記電子機器が動作している間に前記ファイル入力装置を介して入力可能な状態にある電子ファイルの中から選択した電子ファイルを前記外部記憶装置で記憶媒体へ書き込む際には、前記電池の出力電圧に基づいて推定した前記の電力残量でデータ書き込みを完遂可能なデータ容量を書き込み可能データ容量として算出する手順と、
    当該記憶媒体へ書き込む対象としてユーザが選択している電子ファイルの総データ容量が前記書き込み可能データ容量又は当該記憶媒体の空き領域容量のいずれか小さい方のデータ容量より大きい場合には、その時点において当該記憶媒体への書き込み対象としてユーザが選択している電子ファイルの書き込みを実行すると全ての電子ファイルの書き込みが完了する前に前記電池が電池切れとなる可能性がある旨を前記ユーザインタフェース手段でユーザに通知する手順とを有している、ことを特徴とした電子機器制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010193345A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Ricoh Co Ltd 情報記録再生装置およびデジタルカメラ
JP2016177684A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 株式会社リコー 記録装置及び記録方法

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