JP2016177158A - 熱収縮性ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】ラベラーの汚れを回避しつつ、ラベル端縁部のカールの発生や、ラベルのせり上がりやずれの発生を防止し、外観の優れたラベル装着容器を得ることを目的とする。【解決手段】両端縁部同士を重ね合わせて筒状とし、これを熱により容器の胴部外周方向に収縮させ、この容器に固定する樹脂フィルム製の熱収縮性のラベルにおいて、ラベル11の一方の端縁部13aに沿って、ヒートシール剤を塗工して第1シール剤塗工部14aが形成され、シール剤塗工部14aの近傍に、又は一部が重なるように粘着剤又は接着剤からなる仮止め剤を塗工した仮止め剤塗工部15が形成され、ラベルの他方の端縁部13bにヒートシール剤、粘着剤又は接着剤を塗工して第2シール剤塗工部14bが形成され、これを容器胴部に接合し、仮止め剤塗工部は、このラベルの他方の端縁部近傍の外表面上に接合される熱収縮性ラベルを用いる。【選択図】図1

Description

この発明は、熱収縮により容器に装着させる熱収縮性ラベルに関する。
飲料、調味料、ジャムなどのボトル容器や瓶などには、内容を表示するラベルを取り付けることが行われている。現在は、一軸延伸した熱収縮性フィルムからなるラベルを、延伸方向の所定サイズに切断して、切断された端縁部同士を重ねて接着して筒状にしてボトルに被せたり(特許文献1等)、ホットメルト接着剤で一方の端縁部を容器に貼って巻き付けて他方の端縁部を接着したり(特許文献2等)した後、スチーム及び熱風を当てるシュリンクトンネルで熱収縮させてシュリンクにより、容器に密着させることが行われている。
特開2009−96527号公報 特開2008−145498号公報
ところで、前記のラベルは、このラベルの端縁部にラベラーでホットメルト接着剤等の接着剤を塗工した後、筒状にしたり、容器に巻き付けたりするが、作業上の観点から、ラベルの端縁部のギリギリの部分には、接着剤の塗工は行い難い。この部分に接着剤を塗工しようとすると、接着剤のはみ出しが生じ、これによりラベラーの汚れが生じるおそれがあるからである。
しかし、ラベルの端縁部のギリギリの部分に接着剤が塗工されていないと、この部分が外側へカールし、消費者が装着したラベルを手にしたときに引っ掛かりを感じてしまうことがあり、また、外観的にも劣ることがあった。
また、ラベルの一方の端縁部にホットメルト接着剤等の接着剤を塗工した後、他方の端縁部に接合した後、熱収縮させてラベルを容器に密着させる際、この接合が不十分の場合、熱収縮時にずれが生じてしまうことがあった。
さらに、容器の形状によっては、容器とラベルとの接合が不十分の場合、熱収縮時にラベルのせり上がりが生じてしまうことがあった。
そこでこの発明は、ラベラーの汚れを回避しつつ、ラベル端縁部のカールの発生や、ラベルのせり上がりやずれの発生を防止し、外観の優れたラベル装着容器を得ることを目的とする。
この発明は、両端縁部同士を重ね合わせて筒状とし、これを熱により容器の胴部外周方向に収縮させ、この容器に固定する樹脂フィルム製の熱収縮性のラベルにおいて、前記ラベルの一方の端に沿って、ヒートシール剤を塗工して第1シール剤塗工部を形成し、前記第1シール剤塗工部の近傍に、又は一部が重なるように粘着剤又は接着剤からなる仮止め剤を塗工して仮止め剤塗工部を形成し、前記ラベルの他方の端に沿って、ヒートシール剤を塗工して第2シール剤塗工部を形成し、前記第2シール剤塗工部は、容器胴部に接合され、かつ、前記仮止め剤塗工部は、このラベルの他方の端縁部近傍の外表面上に接合される熱収縮性ラベル
を用いることにより、上記課題を解決したのである。
そして、この熱収縮性ラベルは、フィルム原反に一定間隔を開けて、そのフィルム原反の端面に平行に、ヒートシール剤を塗工してシール剤塗工帯を形成し、前記シール剤塗工帯を前記フィルム原反の端面と平行に切断することにより、両端に沿ってシール剤塗工部が形成されたラベルを得、前記両端縁部のうち、一方の端縁部のシール剤塗工部の近傍に、又は一部が重なるように仮止め剤を塗工して仮止め剤塗工部を形成することにより製造することができる。
この発明によると、ヒートシール剤の塗工は印刷と同時に印刷機を用いておこなうため、ラベラーの汚れが回避される。さらに、ラベルをボトルに装着する際にラベルの端部がカールするのを防止でき、見た目も平らで手で触っても抵抗がなくなり、外観の優れたラベル装着容器となる。
また、ラベルの一方の端縁部に前記ヒートシール剤塗工部と共に仮止め剤塗工部を設けて、これらをラベルの他方の端部近傍の外周面に接合させるので、ラベルのずれが生じるのを防止できる。
さらに、容器と相対するヒートシール剤、粘着剤又は接着剤の塗工部を設けて、ラベルの熱収縮時にこのヒートシール剤塗工部を容器に接合させるので、ラベルのせり上がりが生じるのを防止できる。特に、このラベルに端縁部のヒートシール剤塗工部以外に、ヒートシール剤塗工部を設けると、ラベルのせり上がりを防止する効果をより向上させることができる。
(a)この発明にかかる熱収縮性ラベルの例を示す正面図、(b)(a)の側面図、(c)この発明にかかる熱収縮性ラベルの他の例を示す正面図、(d)(c)の側面図、(e)この発明にかかる熱収縮性ラベルの他の例を示す正面図 図1に示す熱収縮性ラベルを製造する工程で使用される原反の例を示す正面図 (a)図1に示す熱収縮性ラベルをマンドレルを用いて筒状にする際の模式図、(b)(a)の部分拡大図 (a)筒状にした図1に示す熱収縮性ラベルをボトルに被せる状態を示す模式図、(b)ラベルを熱収縮させた状態を示す模式図 (a)図1に示す熱収縮性ラベルをボトルに貼り付け、胴部に巻き付ける状態を示す模式図、(b)ラベルを熱収縮させた状態を示す模式図
この発明は、両端縁部同士を重ね合わせて円筒状等の筒状とし、これを熱により容器の胴部外周方向に収縮させ、この容器に固定する樹脂フィルム製の熱収縮性ラベルについての発明である。なお、本明細書において、「熱収縮性ラベル」を単に「ラベル」と称する場合がある。
この発明にかかる熱収縮性ラベルは、図1(a)(b)に示すような、方形状の樹脂フィルム12からなるラベル11であり、両端縁部同士が重ね合わせて筒状として使用される。
このラベル11には、図1(a)(b)に示すように、このラベル11の両端13a、13bに沿って、シール剤塗工部14が樹脂フィルム12の一方の面に形成される。このシール剤塗工部14のうち、前記ラベル11の一方の端13aに沿って、この端縁部に形成されるシール剤塗工部14は、ヒートシール剤によるシール剤塗工部(以下、「第1シール剤塗工部」と称する場合がある。)14aであり、また、このシール剤塗工部14のうち、前記ラベル11の他方の端13bに沿って、この端縁部に形成されるシール剤塗工部14は、ヒートシール剤によるシール剤塗工部(以下、「第2シール剤塗工部」と称する場合がある。)14bである。
このとき、前記ヒートシール剤塗工部14のうち、一方の端13aと第1シール剤塗工部14aとの距離はゼロである。また、前記ヒートシール剤塗工部14のうち、他方の端13bと第2シール剤塗工部14bとの距離はゼロである。特に、一方の端13aと第1シール剤塗工部14aとの間の距離をゼロとすることにより、その箇所でカールが生じるのを防止することができる。
さらに、このラベル11の一方の端13a側の端縁部近傍に、仮止め剤を塗工して仮止め剤塗工部15が形成される。この仮止め剤塗工部15は、第1シール剤塗工部14aの近傍に、又は一部が第1シール剤塗工部14aに重なるように形成される。第1シール剤塗工部14aの近傍に仮止め剤塗工部15を形成するとは、図1(a)(b)に示すように、第1シール剤塗工部14aに隣接して仮止め剤塗工部15を形成する場合や、図示しないが、第1シール剤塗工部14aと少し間隔を開けて仮止め剤塗工部15を形成する場合があげられる。また、第1シール剤塗工部14aに一部が重なるように仮止め剤塗工部15を形成する場合としては、図1(c)(d)に示す場合があげられる。
この仮止め剤塗工部15は、図1(a)〜(d)に示すように、樹脂フィルム12の面のうち、ヒートシール剤塗工部14が塗工された面と同じ面に形成される。
そして、前記仮止め剤塗工部15は、ラベル11を直接、筒状とするか、容器に巻き付けて筒状とする際に、例えば図3に示すように、このラベル11の他方の端13b側の端縁部近傍に仮止めする。
なお、仮止め剤塗工部15は、図3に示すように、ラベル11をマンドレル23に巻きつけ、第1シール剤塗工部14aを加熱等により接合するまでの間、又は図5(a)(b)に示すように、ラベル11を容器17の胴部に巻き付け、第1シール剤塗工部14aを加熱等により接合するまでの間、ラベルをチューブ状に保持をする程度に塗工されていればよい。このため、この仮止め剤塗工部15は、図1等に示すように、主収縮方向と直角の方向(ラベル幅)に帯状に仮止め剤を塗工して形成してもよく、また、図示しないが、ラベル幅の一部分、ないしは数か所にスポット状に仮止め剤を塗工して形成してもよい。
前記仮止め剤としては、有機溶剤型、水性型(エマルジョン型を含む)、ホットメルト型、液状硬化型(UV、EB硬化型、熱硬化性樹脂接着剤)の粘着剤や接着剤のいずれでも使用することができ、この中で、UV、EB硬化型は硬化装置が必要であり、また有機溶剤型は臭気の問題から、水性型、ホットメルト型、熱硬化性樹脂接着剤が好ましく、さらに熱硬化性樹脂接着剤は反応系であり取扱いの観点から水性型、ホットメルト型が好ましい。
前記のホットメルト型の粘着剤や接着剤としては、公知ものを使用することができ、主成分である熱可塑性樹脂としては、ブロック共重合体系を含むスチレン系、メタクリル系、アクリル系、オレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、EVA系のいずれでも、または混合したものでも使用することができる。
前記の水性型の粘着剤、接着剤としては公知のものを使用することができ、主樹脂としてはセルロース系、メタクリル系、アクリル系、PVP系、PVA系、酢酸ビニル系のいずれでも、または混合したものを使用することができる。
前記の通り、前記ラベルの一方の端縁部には、この仮止め剤塗工部15と前記第1シール剤塗工部14aの両方を設けるが、これが仮止め剤塗工部15のみの場合、接合の程度によっては、シュリンクトンネルでラベルを収縮させボトルに装着させる際に、ラベルのずれが生じる場合や、破袋する場合がある。さらに、第1シール剤塗工部14aがないため、ラベル端部がカールする。また、仮止め剤塗工部15が無い場合、ラベルをマンドレル、ないしはボトルに巻きつけた後、ヒートシールをするまでにラベルを円筒状に保持することができず、高速接着ができない。しかし、これら2つを用いて接合すると、一方の接合が不十分であっても、他方の接合で接合状態を維持することができ、全体として、十分な接合状態を得ることができ、熱収縮時においてラベルのずれ、破袋が生じるのを防止できる。また、高速接着が可能で、さらにラベル端部のカールを防止できる。
前記ラベル11の一方の端13a側の端縁部に形成される第1シール剤塗工部14aは、ラベル11を筒状とした際に、このラベル11の他方の端13b側の端縁部近傍に対向する。そして、前記ラベル11を加熱収縮して容器に密着させる際の加熱によって、この第1シール剤塗工部14aは、対向するラベル11の他方の端13b側の端縁部近傍に接合される。
また、前記ラベル11の他方の端13b側の端縁部に形成される第2シール剤塗工部14bは、容器胴部と相対する。そして、前記ラベル11を加熱収縮させて容器に密着させる際の加熱によって、この第2シール剤塗工部14bは、前記容器胴部に接合され、前記ラベル11を加熱収縮の際に、容器の形状によってはせり上がる場合があるのを防止することができる。
前記第1シール剤塗工部14aと少し間隔を開けて仮止め剤塗工部15を形成する場合において、開ける間隔は、2mm以下がよく、1mm以下が好ましい。2mmより大きいとボトル装着時に第1シール剤塗工部14aと仮止め剤塗工部15の間に空気がたまり、美粧性を損ねるという問題点を生じる場合がある。一方、この間隔は、なくてもよいので、この間隔の下限は0mmとなる。
また、一部が第1シール剤塗工部14aと重なるように仮止め剤塗工部15を形成する場合、第1シール剤塗工部14aの仮止め剤塗工部15が重なっていない部分の幅をX(mm)としたとき、Xは、0.3mm以上がよく、0.5mm以上がより好ましい。0.3mmより短いと、ラベルにずれが生じる。一方、Xの上限は20mmがよく、15mmがより好ましい。20mmより長くてもよいが、美粧性の観点からみて、20mmあれば十分である。
また、第2シール剤塗工部14bの周方向の幅をY(mm)としたとき、Yは、0.3mm以上がよく、0.5mm以上がより好ましい。0.3mmより短いと、熱収縮時に、ラベル11がせり上がるのを十分に防止しにくくなるおそれがある。一方、Yの上限は20mmがよく、15mmがより好ましい。20mmより長くてもよいが、せり上がり防止の観点からみて、15mmあれば十分である。
さらに、X+Y(図2のWに相当)は、0.6mm以上がよく、1.0mm以上が好ましい。0.6mmより短いと、ラベル端部の美粧性とラベルのせり上がり防止を十分に両立できないおそれがあり、またラベラーで高速でラベルをカットする際に、カット位置のばらつきによりヒートシール剤塗工部(図2の22)をカットすることができない場合がある。一方、X+Yの上限は40mmがよく、28mmが好ましい。40mmより長くてもよいが、美粧性とラベルのせり上がり防止の観点からみて、40mmあれば十分である。
前記仮止め剤塗工部15の周方向の幅をZ(mm)としたとき、Zは、0.1mm以上がよく、0.2mm以上が好ましい。0.1mmより短いと、接着力が小さすぎ、十分に且つ安定的に仮止めをすることができなく、高速でラベラーを運転した場合、ラベルの端部が風などで持ちあがり剥がれてしまう場合があるという問題を生じる場合がある。一方、Zの上限は20mmがよく、17mmが好ましい。20mmより長くても仮止め剤塗工部の効果はあまりかわらないので、20mmで十分である。
前記ラベル11の一方の端13aから仮止め剤塗工部15までの距離(以下、「耳の長さ」と称する場合がある。)は、0.3mm以上がよく、0.5mm以上が好ましい。0.3mmより短いと、この部分にヒートシール剤を塗工した効果を十分に発揮することができなくなるおそれがあり、また、仮止め剤をラベラーでラベルに塗工する際に接着剤のはみ出しが生じ、ラベラーを汚すおそれがある。一方、耳の長さの上限は10mmがよく、8mmが好ましい。10mmより長くてもよいが、この部分が余りの状態になるので、効率的観点から10mmあれば十分である。
前記第1シール剤塗工部14a及び第2シール剤塗工部14bの着量は、0.2g/m以上がよく、0.5g/m以上が好ましい。0.2g/mより少ないと、ヒートシールの効果を十分に発揮できないおそれがある。一方、塗工量の上限は、特に限定はないが、5g/mより多くしても、ヒートシールの効果に相違は生じず、5g/mで十分である。
前記仮止め剤塗工部15の着量は、0.5g/m以上がよく、0.7g/m以上が好ましい。0.5g/mより少ないと、接着力が小さすぎ、十分にかつ安定的に仮止めをすることができなく、高速でラベラーを稼働した場合、マンドレルに巻きつけた際、またはボトルに巻きつけた際に、ヒートシール剤塗工部14aを加熱等によりヒートシールをするまでの間にラベルを円筒状に保持をすることができず、剥がれてしまう場合がある。
一方、塗工量の上限は、60g/mがよく、59g/mが好ましい。60g/mより多いと、コスト的に不利になる。また、仮止め剤にホットメルトを使用する場合、塗工時のホットメルトの熱量が大きくなるため、ラベルにしわが入り、美粧性が損なわれるほか、最悪きれいに貼り合わせることができなくなり、ラベルの熱収縮時にラベルが破袋してしまう場合がある。
さらにまた、図1(e)に示すように、樹脂フィルム12の面のうち、ヒートシール剤塗工部14が塗工された面と同じ面であって、前記ラベル11の前記両端縁部に形成されたヒートシール剤塗工部14及び仮止め剤塗工部15以外の部分に、第3シール剤塗工部16を形成してもよい。この第3シール剤塗工部16は、ボトルにこの発明に係る熱収縮性ラベルを被せて熱収縮させ、ボトルに密着させる際に、容器の形状によってはせり上がる場合があるのを防止することができる。
この第3シール剤塗工部16は、必ずしも帯状に設ける必要はなく、前記の効果が発現すれば、帯状であっても、方形や円形(楕円形を含む)等のスポット状であってもよい。
この第3シール剤塗工部16を設ける場合、前記ラベル11に、1箇所以上設けるのが好ましく、2箇所以上設けるのが好ましい。また、設ける箇所の上限は15箇所がよく、10箇所が好ましい。15箇所より多いと、ラベラー適性に問題が生じる場合がある。
この第3シール剤塗工部16の周方向と直角方向の長さは、0.1mm以上がよく、0.5mm以上が好ましい。0.1mmより短いと、せり上がり防止効果を十分に発揮できない場合がある。一方、周方向と直角方向の長さの上限は、50mmがよく、40mmが好ましい。50mmより長くてもせり上がり防止効果に変化がなく、コスト的に不利になる場合がある。
前記樹脂フィルムとしては、少なくとも一軸延伸した熱収縮性フィルムであれば使用でき、二軸延伸フィルムも使用できる。具体例としては、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリエステル系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、発泡ポリ乳酸系フィルム、又はこれらの樹脂の混合物からなるフィルム、及びこれらのフィルムの二層以上の積層フィルム等が挙げられる。この中でも特に、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系フィルムや、ポリスチレン系フィルム、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系フィルム、及びそれらの積層体が、取扱いの観点から望ましい。
この樹脂フィルムは、容器の外周に対していわゆるシュリンクをするために必要なだけの収縮を、上記主収縮方向に起こしうるものであることが必要である。具体的には、90℃における主収縮方向の熱収縮率が5〜85%であるものが好ましく、30〜60%がより好ましい。
また、前記主収縮方向に直角方向の収縮率は、ボトルへの装着後の仕上がりの観点から、12%以下から−12%以上がよく、10%以下から−10%以上がより好ましい。印刷はボトル装着後(収縮後)の状態をイメージし、デザインを収縮前の原反に印刷しており、12%以下から−12%以上の範囲外の場合では、印刷時の柄のデザインが複雑になると言う問題点を生じる場合がある。なお、シュリンクフィルムは加熱により、主収縮方向に直角方向へ延びる場合がある。収縮率が0%未満というのは延びる場合である。
この樹脂フィルム12の厚みは、30μm以下がよく、26μm以下がコスト上及び地球環境上好ましい。一方、樹脂フィルム12の厚みの下限は特に限定されないが、取扱いの観点から、6μm以上、好ましくは10μm以上であればよい。
前記第1シール剤塗工部14a、第2シール剤塗工部14b、第3シール剤塗工部16に使用されるヒートシール剤としては、公知のものを使用することができ、溶剤系、水性エマルジョン系、水性ディスパージョン系、水溶性系のいずれでも使用ができ、ラベルの対象商品の意匠にあったデザインを印刷する際に合わせて、前記ヒートシール剤を塗工し、ヒートシール剤塗工部22を形成する。ヒートシール剤の主成分である熱可塑性樹脂は、ランダム共重合体、ブロック共重合体系どちらでも構わなく、またスチレン系、メタクリル系、アクリル系、オレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、EVA系、酢酸ビニル系、塩化酢酸ビニル系のいずれでも、または混合したものでも使用することができる。
前記の仮止め剤塗工部15は、帯状に限定されるものではなく、方形や円形(楕円形を含む)等のスポット状であってもよい。
前記容器17の形状は、対象となる容器は略円筒形や略角柱形、及びそれらに凹凸を設けたものなど、シュリンク時の収縮変形を規定できるものであれば特に限定されない。特に胴部に凹凸等を設けた容器や、胴部から口部に向かって径が小さくなっていく傾斜部(ボトル肩部)にラベルがかかる容器等の特殊形状の容器は、ラベルのせり上がりが大きくなる場合があるので、本願発明のラベルの使用がより好ましい。
また、容器の材質は、ガラス、合成樹脂、金属缶等、特に限定されない。合成樹脂の種類としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等があげられる。
次に、この発明に係る熱収縮性ラベル、マンドレルに巻きつけてからボトルに被せ、熱によりボトルに装着する場合の熱収縮性ラベルについての製造方法について説明する。
まず、図2に示すようなフィルム原反21に、対象となる商品の意匠に沿ったデザインを印刷するとともに、一定間隔を開けて、そのフィルム原反21の端面と平行に、ヒートシール剤を塗工してシール剤塗工帯22を形成する。
このとき、必要に応じて、第3シール剤塗工部16を形成する。
次に、図2の破線で示されているように、形成されたこのシール剤塗工帯22を、具体的には、このシール剤塗工帯22の帯の中の部分を、前記フィルム原反の端面と平行に切断する。これにより、切り離された両方の切断部の端縁にヒートシール剤が塗工された状態となり、両端に沿って第1シール剤塗工部14a及び第2シール剤塗工部14bがそれぞれ形成されたラベル11を得ることができる。
そして、前記両端縁部のうち、第1シール剤塗工部14aの近傍に、又は一部が重なるように仮止め剤を塗工して、仮止め剤塗工部15を形成する。これによって、この発明に係る熱収縮性ラベル11を製造することができる。
前記フィルム原反21は、長さ方向に主に収縮するので、得られる熱収縮性ラベル11は、ラベルの端13aと13bとの方向が主収縮方向となる。
このラベル11の収縮率は、使用する前記樹脂フィルム12の収縮率と同様である。
前記したフィルム原反21に形成されたシール剤塗工帯22の幅(W)は、前記の(X+Y)に相当するので、(W)の条件は、前記した(X+Y)の条件と同様である。
次に、この発明に係る熱収縮性ラベルを容器に装着する方法について説明する。
前記ラベル11を容器に装着する方法としては、ラベル11をマンドレルに巻きつけ筒状にしてから容器に被せて装着する方法や、前記ラベルを容器の胴部外周面に直接巻きつけて筒状とし、装着する方法等があげられる。
前記したラベル11をマンドレルに巻きつけ筒状にしてから容器に被せて装着する方法の具体例としては、図3(a)(b)に示すように、まず、ラベル11の第2シール剤塗工部14bがマンドレル23と相対するように配し、このラベル11をマンドレル23に巻き付ける。そして仮止め剤塗工部15を、前記マンドレル23に巻き付けた当該熱収縮性ラベル11の他方の端縁部近傍の外周面上に重ね合わせる。
次いで、この仮止め剤塗工部15が配されたラベル11の部分のヒートシール剤塗工部14a近傍を加熱して接合してもよい。この際、第1シール剤塗工部14aは、接合されても、接合されなくてもよいが接合するとより美粧性向上の効果がある。これによって、筒状ラベル11aが得られる。
このときのヒートシール温度が、50℃以上がよく、60℃以上でヒートシールが可能なヒートシール剤が好ましい。50℃より低いと、ラベルがロール状態の際にヒートシール剤塗工部がブロッキングし好ましくない。一方、ヒートシール温度の上限は、135℃がよく、130℃が好ましい。135℃より高いと、基材の樹脂フィルムが縮れ、逆に美粧性が悪化するおそれがある。この範囲内のヒートシール剤を使用することで、シュリンクトンネルの熱で、耳部が貼り付き、美粧性が向上する。さらに、重ね合わせ部をヒートシールなどで熱を加えることで、耳部を積極的に貼り付けることでさらに美粧性が向上し、より好ましい。
このようにして得られた筒状ラベル11aを、図4(a)に示すように、容器17に被せる。そして、シュリンクトンネル等を用いて、水蒸気等により全体を加熱して熱収縮を行うことにより、第2シール剤塗工部14bを容器17の胴部に接合させると共に、図4(b)に示すように、筒状ラベル11aを収縮させる。これにより、ラベルのせり上がりが抑制されて、筒状ラベル11aは熱収縮によって容器17に密着したラベル11bとなり、ラベルが容器17の胴部に密着したラベル付き容器が得られる。
このシュリンクの条件は、特に限定されるものではなく、ラベル11の材料に適した従来と同様の条件で行ってよい。
なお、ヒートシールの際に、第1シール剤塗工部14aがラベル11の外周面に接合されていない場合は、この熱収縮によって、第1シール剤塗工部14aは、同時にラベル11の外周面に接合される。
次に、前記ラベルを容器の胴部外周面に直接巻きつけて装着する方法の具体例を示す。
前記と同様の方法で、図1(a)に示すような両端に第1シール剤塗工部14a、第2シール剤塗工部14bが形成されたラベル11を得る。必要に応じて図1(e)に示すように第3シール剤塗工部16を形成する。第2シール剤塗工部14bは常温では粘着性がないため、図5(a)に示すように、第2シール剤塗工部14b上または近傍に第2仮止め剤塗工部15bを形成する。第2仮止め剤塗工部15bは帯状に形成しても良いし、スポット状に形成しても良い。特に図5のように場所により胴径が異なる容器の場合、最大胴径に位置する箇所にスポット状に形成すれば良い。スポット状に形成する場合、2箇所以上形成するのが望ましい。第2仮止め剤塗工部15bを形成する方法は特に限定はないが、ラベラーを用いて形成することが望ましい。
次に、図5(a)に示すように、ラベル11の第2シール剤塗工部14bおよび第2仮止め剤塗工部15bを容器17の胴部と向き合わせ、容器17の最大径の部分に第2仮止め剤塗工部15bの相対部分を接合する。
次いで、このラベル11を容器17の胴部外周面に巻き付ける。そして、仮止め剤塗工部15を、容器17の胴部外周面に巻き付けたラベル11の他方の端縁部近傍の外周面上に重ね合わせる。
続いて、シュリンクトンネル等を用いて、水蒸気等により全体を加熱して熱収縮を行うことにより、図5(b)に示すように、ラベル11を収縮させる。このとき、第1シール剤塗工部14aが接着される。また、第2シール剤塗工部14bが容器17胴部に接着される。これにより、ラベル11は熱収縮によって容器17に密着したラベル11bとなり、ラベルが容器17の胴部に密着したラベル付き容器が得られる。
このシュリンクの条件は、前記の通り、特に限定されるものではなく、ラベル11の材料に適した従来と同様の条件で行ってよい。
この方法で得られたラベル付き容器は、ラベルに印刷層を設けることができ、飲料等、種々の用途に使用が可能である。
この発明を実施した実施例を具体的に挙げて説明する。まず、使用した原材料及び評価方法を以下に示す。
<原材料>
[樹脂フィルム]
・原反A…東洋紡(株)製:縦軸収縮PET SC−807、厚み=18μm
・原反B…シーアイ化成(株)製:縦軸収縮OPS、厚み=25μm
[ヒートシール剤]
・ヒートシール剤a…東京インキ(株)製:SA−721W改2
・ヒートシール剤b…東洋インキ(株)製:Q201
・ヒートシール剤c…ユニチカ(株)製:SD−1200
[ホットメルト剤]
・ホットメルト剤…東洋アドレ(株)製:HM(BL−8805)、以下において、「H」と表する場合がある。
[水性接着剤]
・PVP糊…K値が30のポリビニルピロリドン粉末(日本触媒(株)製:ポリビニルピロリドンK−30)に水を加え濃度50%に調整し、90℃で1時間加熱しながら撹拌し溶解することで糊液を得た。
・PVA糊…平均重合度が350、ケン化度が88(mol/%)のPVA粉末(日本合成(株)製)に水を加えて濃度35%に調製し、80℃で1時間加熱しながら撹拌し溶解することで糊液を得た。
<評価・測定>
ラベル端部の状態、ラベルずれ、及びせり上がりについて、目視にて観察した。評価基準、採点、評価は下記表1に示すとおりである。
なお、ラベル端部の状態の評価は、3点以下が好ましく、より好ましくは2点以下である。また、ラベルずれの評価は、4点以下が好ましく、より好ましくは3点以下、最も好ましいのは2点以下がよい。5点は確実にNGである。さらに、せり上がりの評価は、4点以下が好ましく、より好ましくは3点以下、最も好ましいのは2点以下がよい。5点は確実にNGである。
Figure 2016177158
(実施例1〜11、比較例1〜4)
図2に示すように、原反A又はBの原反の重ね合わせ部側、すなわち、PETボトルと相対する側に、ヒートシール剤a〜cのいずれかを所定ピッチで塗工し、ヒートシール剤の塗工帯を形成した。次いで、この塗工帯の中央部付近で切断して、幅180mm×長さ(ピッチ)235mmのラベルを得た。
次いで、第1シール剤塗工部側のラベル端部に耳部を設けて10mm幅でホットメルト剤を塗工(塗工量=40g/m)し、図1(a)や(b)に示すような熱収縮性ラベルを得た。なお、この際ホットメルト剤はラベル幅方向全幅で帯状に塗工した。
そして、図3(a)(b)に示すように、得られた熱収縮性ラベルの両端をマンドレル上で重ね合わせ筒状にした後、耳部を含む重ね合わせ部を同マンドレル上で100℃の熱ロールで0.1secの条件でシールをし、筒状ラベルを得た。
次いで、図4(a)に示すように、略筒状のボトルに得られた筒状ラベルを被せ、シュリンクトンネルにて、95℃,10秒かけて加熱を行い、筒状ラベルを収縮させて、図4(b)に示すように、ボトルに密着させた。装着後のラベル端部の状態、ラベルずれ、ラベルせり上がりを目視で観察し、上記の採点表に沿って採点した。
原反の種類、ヒートシール剤の種類及び塗工量、耳部の長さ、第1シール剤塗工部及び第2シール剤塗工部の塗工幅等の条件、及び評価結果を表2に示す。
なお、シール剤塗工パターンIはラベルの両端部にのみヒートシール剤を塗工し、シール剤塗工パターンIIはラベルの両端からそれぞれ80mm、下端から40mmの位置に幅10mm、長さ10mmの範囲でヒートシール剤を塗工して第3シール剤塗工部を形成した。
Figure 2016177158
(実施例12〜15、比較例5,6)
仮止め用の接着剤として水性接着剤を使用し、第1シール剤塗工部側のラベル端部に耳部を設けて10mm幅で水性接着剤を塗工(塗工量=1g/m)し、図1(a)や(b)に示すような熱収縮性ラベルを得た以外、表3の条件に従って、実施例1と同様に行った。評価結果を表3に示す。
Figure 2016177158
(実施例16〜17)
ラベルの幅が170mmものを使用して、仮止め用の接着剤としてホットメルト(長さ10mmで塗工)を使用して、ホットメルト、およびヒートシール剤を下記の表に示すパターンで塗工した以外、表4の条件に従って、実施例1と同様に行った。評価結果を表4に示す。
Figure 2016177158
11 ラベル
11a 筒状ラベル
11b 熱収縮され、容器に密着したラベル
12 樹脂フィルム
13a ラベルの一方の端
13b ラベルの他方の端
14 シール剤塗工部
14a ラベルの一方の端の端縁部に設けられるシール剤塗工部(第1シール剤塗工部)
14b ラベルの他方の端の端縁部に設けられるシール剤塗工部(第2シール剤塗工部)
15 仮止め剤塗工部
15b 第2仮止め剤塗工部
16 第3シール剤塗工部
17 容器
21 フィルム原反
22 シール剤塗工帯
23 マンドレル

Claims (12)

  1. 両端縁部同士を重ね合わせて筒状とし、これを熱により容器の胴部外周方向に収縮させ、この容器に固定する樹脂フィルム製の熱収縮性のラベルにおいて、
    前記ラベルの一方の端に沿って、ヒートシール剤を塗工して第1シール剤塗工部を形成し、
    前記第1シール剤塗工部の近傍に、又は一部が重なるように粘着剤又は接着剤からなる仮止め剤を塗工して仮止め剤塗工部を形成し、
    前記ラベルの他方の端に沿って、ヒートシール剤を塗工して第2シール剤塗工部を形成し、
    前記第2シール剤塗工部は、容器胴部に接合され、かつ、
    前記仮止め剤塗工部は、このラベルの他方の端縁部近傍の外表面上に接合される熱収縮性ラベル。
  2. 前記の一方の端縁部の第1シール剤塗工部の、仮止め剤が重なっていない部分の周方向の幅をX(mm)、前記の他方の端縁部のヒートシール剤塗工部の周方向の幅をY(mm)としたとき、下記の条件を満たす請求項1に記載の熱収縮性ラベル。
    0.3≦X≦20、0.3≦Y≦20。
  3. さらに、前記ラベルの前記両端縁部以外の部分にヒートシール剤による第3シール剤塗工部を設けた請求項1又は2に記載の熱収縮性ラベル。
  4. 前記ヒートシール剤の着量は、0.2g/m以上5.0g/m以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱収縮性ラベル。
  5. 前記ラベルの基材は、少なくとも一軸延伸をした熱収縮性フィルムであり、
    このフィルムは、ポリオレフィン系フィルム、ポリエステル系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリエステル系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、発泡ポリ乳酸系フィルム、又はこれらのフィルムの二層以上の積層フィルムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱収縮性ラベル。
  6. 前記仮止め剤がホットメルト型の粘着剤又は接着剤であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱収縮性ラベル。
  7. 前記ラベルは、容器の胴部外周面に直接巻きつけて装着するラベルである、又はマンドレルに巻きつけ筒状にしてから容器に被せて装着するラベルであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の熱収縮性ラベル。
  8. フィルム原反に一定間隔を開けて、そのフィルム原反の端面に平行に、ヒートシール剤を塗工してシール剤塗工帯を形成し、
    前記シール剤塗工帯を前記フィルム原反の端面と平行に切断することにより、両端に沿ってシール剤塗工部が形成されたラベルを得、
    前記両端縁部のうち、一方の端縁部のシール剤塗工部の近傍に、又は一部が重なるように仮止め剤を塗工して仮止め剤塗工部を形成する熱収縮性ラベルの製造方法。
  9. 前記フィルム原反に形成されるシール剤塗工帯の幅は、0.6mm以上40mm以下である請求項8に記載の熱収縮性ラベルの製造方法。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱収縮性ラベル、又は請求項8若しくは9に記載の製造方法で製造される熱収縮性ラベルに形成された前記他方の端縁部のヒートシール剤を塗工したシール剤塗工部が、容器の胴部と向き合うようにして、この熱収縮性ラベルを前記容器の胴部外周面に巻き付け、
    前記熱収縮性ラベルに形成された仮止め剤塗工部を、前記容器胴部外周面に巻き付けた当該熱収縮性ラベルの外周面上に重ね合わせて接合し、
    熱収縮を行って、前記熱収縮性ラベルを前記容器の胴部に密着させるラベル付き容器の製造方法。
  11. 請求項1〜6のいずれかに記載の熱収縮性ラベル、又は請求項8若しくは9に記載の製造方法で製造される熱収縮性ラベルをマンドレルに巻き付け、
    前記熱収縮性ラベルに形成された仮止め剤塗工部を、前記マンドレルに巻き付けた当該熱収縮性ラベルの外周面上に重ね合わせて接合し、
    得られた筒状ラベルを容器に被せ、
    熱収縮を行って、前記熱収縮性ラベルを前記容器の胴部に密着させるラベル付き容器の製造方法。
  12. 前記仮止め剤がホットメルト型の粘着剤又は接着剤であることを特徴とする、請求項8〜11のいずれか1項に記載の熱収縮性ラベルの製造方法。
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