JP2016177081A - 画像投影装置及び画像投影システム - Google Patents

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Abstract

【課題】投影面までの光路を極めて単純にし、構造を簡素化する。【解決手段】レーザ光を前方の投影面に向けて射出する光源20と、光源と投影面との間に配置される第1ポリゴンミラー30及び第2ポリゴンミラー40とを備える。第1ポリゴンミラーは、光源の光軸Gに垂直な方向に沿って配置される回転軸32と、回転軸の周りに光源から射出されるレーザ光を反射させる側面30aとを備え、第2ポリゴンミラーは、第1ポリゴンミラーの回転軸に垂直であって、光源の光軸を含む仮想平面G1−G1上に配置される回転軸42と、回転軸の周りに第1ポリゴンミラーから反射されるレーザ光を前方の投影面に向けて反射させる側面40aとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、投影面に画像を投影する画像投影装置及び画像投影システムに関する。
プロジェクタなどの画像投影装置においては、光源からのレーザビームを走査してスクリーンの投影面に画像を形成する。特許文献1に記載のマルチビーム走査装置では、光源から射出した光ビームを、直交に配置された2つのポリゴンミラーを用いて走査し、スクリーンの投影面に画像を投影している。
特開2004−219480号公報
特許文献1の記載のマルチビーム走査装置では、光源から射出される光ビームの光軸がスクリーンの投影面に対してほぼ平行になるように配置する。このため、この光源からのレーザ光を、複数のミラーやレンズからなる光学系によって、スクリーンの投影面に対して垂直になるように走査することによって画像を投影している。この構成では、光源からの光ビームの光路をスクリーンに向かう方向に変えるための複数のレンズやミラーを含む光学系が、2つのポリゴンミラーとは別に必要になるため、装置構成が複雑化する。しかも光源から投影面までの光路も複雑で長くなるので、光ビームの光強度も低下してしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、構造を簡素化でき、投影面までの光路も単純にすることができる画像投影装置等を提供することを目的としている。
本発明の画像投影装置は、レーザ光を前方の投影面に向けて射出する光源と、前記光源と前記投影面との間に配置される第1ポリゴンミラー及び第2ポリゴンミラーとを備え、前記第1ポリゴンミラーは、前記光源の光軸に垂直な方向に沿って配置される回転軸と、前記回転軸の周りに前記光源から射出されるレーザ光を反射させる側面とを備え、前記第2ポリゴンミラーは、前記第1ポリゴンミラーの回転軸に垂直であって、前記光源の光軸を含む仮想平面上に配置される回転軸と、前記回転軸の周りに前記第1ポリゴンミラーから反射されるレーザ光を前方の前記投影面に向けて反射させる側面とを備えることを特徴としている。
本発明の画像投影装置によれば、光源は前方の投影面に向けてレーザ光を出射するように配置され、第1ポリゴンミラーの側面で反射した光源からのレーザ光が、光源の光軸を含む仮想平面上に回転軸を配置した第2ポリゴンミラーの側面で反射されて前方の投影面に向かうように、第1ポリゴンミラーと第2のポリゴンミラーが光源と投影面との間に配置される。これによれば、光源から前方の投影面に向けて射出したレーザ光を、第1ポリゴンミラーと第2ポリゴンミラーで走査しつつ、そのまま前方の投影面に向けて照射させることができるので、光源からのレーザ光の光路を投影面に向かう方向に変える必要がない。これにより、光路変更用の複数のレンズやミラーを減らすことができるので、構造を簡素化でき、投影面までの光路も単純にすることができる。
本発明の画像投影装置は、前記第2ポリゴンミラーの側面が前記投影面に向けて傾斜するように、前記第2ポリゴンミラーの回転軸は、前記光源の光軸に対して鋭角に傾斜させることが好ましい。第2ポリゴンミラーの回転軸の傾斜角度を調整することにより、レーザ光が投影面に入射する角度を調整できる。
本発明の画像投影装置は、前記第2ポリゴンミラーをその回転軸周りに回転させることによって投影面の主走査方向にレーザ光を走査し、前記第1ポリゴンミラーをその回転軸周りに回転させることによって前記投影面の副走査方向に前記レーザ光を走査することができる。
この場合に、前記第2ポリゴンミラーの回転速度を、前記第1ポリゴンミラーの回転速度より速くすることで、副走査方向に対する主走査方向の走査線数を調整できる。
本発明の画像投影装置は、前記第2ポリゴンミラーの回転軸を回転させるモータを備え、このモータに速度変換歯車機構を介して前記第1ポリゴンミラーの回転軸を連結してもよい。これによれば、1つのモータで第1ポリゴンミラーと第2ポリゴンミラーの両方を別々の速度で回転させることができる。
本発明の画像投影装置は、前記レーザ光が装置外で反射されて戻ってくる反射光を受光する受光センサを備え、前記受光センサによって受光した前記反射光の光強度に基づいて前記光源の光出力を調整するようにしてもよい。例えば画像投影装置外に射出されるレーザ光が投影面で反射されて戻ってきた光の強度は、画像投影装置から投影面での距離が近いほど大きくなる。このため、その反射光の光強度に基づいて光源の光出力を調整することで、画像投影装置から投影面での距離に応じて光源の光出力を調整することが可能となる。
本発明の画像投影システムは、上記画像投影装置を、前記投影面に対向して複数並べて配置して構成される。また上記画像投影装置は、複数の前記投影面に対向してそれぞれ対向するように複数配置してもよく、曲面で構成される前記投影面に角度を変えて複数配置してもよい。上記画像投影装置は、上述したように、構造を簡素化できるので、装置自体を非常にコンパクトに構成できる。このため、車内などの狭いスペースにも複数の画像投影装置を投影面に応じて配置させることが可能な画像投影システムを提供できる。
本発明の画像投影装置は、光源から前方の投影面に向けて射出したレーザ光を、光源と投影面との間に配置された第1ポリゴンミラーと第2ポリゴンミラーで走査しつつ、そのまま前方の投影面に向けて照射させることができるので、光源からのレーザ光の光路を投影面に向かう方向に変える必要がない。これにより、光路変更用の複数のレンズやミラーを減らすことができるので、構造を簡素化でき、投影面までの光路も単純にすることができる。
本発明の実施の形態に係る画像投影装置の全体構成を示す斜視図である。 図1に示す光走査装置の上面図である。 図1に示す光走査装置の側面図である。 本発明の実施の形態に係る画像投影装置を用いた画像投影システムの構成例を示す斜視図である。 変形例に係る画像投影システムの構成を示す斜視図である。 他の変形例に係る画像投影システムの構成を示す斜視図である。
本発明の画像投影装置は、文字、記号、図形、模様、あるいはこれらの組み合わせによる画像(静止画及び動画)を所定のスクリーンの投影面上に映し出す装置である。スクリーンは、画像投影装置から射出されるレーザ光としての光ビームを途中で遮蔽することが可能なものであればどのようなものでもよく、特定の幕や壁面などである。あるいは、車載用のヘッドアップディスプレイに搭載されて、車両のウインドシールドに光ビームで形成される画像が投影されるものであってもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像投影装置の構成を示す斜視図である。ここでのX方向は、図1では省略しているスクリーンの投影面上における主走査方向(左右方向)であり、Y方向は副走査方向(上下方向)である。Z方向はX−Y平面に垂直な方向である。図1に示す画像投影装置1は、キューブ状のケース2と、このケース2内に収容された光走査装置10とを備えている。ケース2の前面(Z方向の正側の面)2aには、光走査装置10からの光ビームLを装置外に射出させる開口部4が形成されている。なお、図1に示すケース2は透明であっても不透明であってもよく、ケース2の形状も図1に示すものに限られるものではない。
光走査装置10は、光ビームLを射出する光源20と、光源20から射出される光ビームLを反射する第1ポリゴンミラー30と、この第1ポリゴンミラー30からの光ビームLを反射させる第2ポリゴンミラー40とを備える。光源20から射出される光ビームLの光軸Gは、Z方向に向いており、光ビームLは第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40の順に反射されて走査され、開口部4から射出され、図示省略しているスクリーンの投影面に照射される。
本実施の形態における第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40は1つのモータ50によって駆動できるように構成されている。具体的には、第1ポリゴンミラー30の回転軸32はモータ50の回転軸52と同軸で直結されており、第2ポリゴンミラー40は動力伝達機構60を介してモータ50の回転軸52に連結されている。第1ポリゴンミラー30の回転軸32とモータ50の回転軸52は共通の回転軸で構成してもよく、または、モータ50に設けられた減速機構の出力軸である回転軸52と第1ポリゴンミラー30の回転軸32とが直結されていてもよい。
動力伝達機構60は、入力歯車62と、中間歯車64と、出力歯車66を備えた加速歯車機構である。入力歯車62の回転軸52と、中間歯車64の回転軸65と、出力歯車66の回転軸67はそれぞれX方向に沿って平行に配置されている。
入力歯車62は、モータ50の回転軸52に固定されており、出力歯車66は、第2ポリゴンミラー40の回転軸42に動力を伝達可能である。出力歯車66の回転軸67と、第2ポリゴンミラー40の回転軸42は直交し、直交する2軸間の運動を伝達するかさ歯車によって連結されている。出力歯車66の回転軸67にかさ歯車68が固定されており、このかさ歯車68は、第2ポリゴンミラー40の回転軸42に固定されたかさ歯車44と噛み合っている。かさ歯車68とかさ歯車44はピッチ円の直径が同じである。中間歯車64は、入力歯車62と出力歯車66とに噛み合っている。
本実施の形態に係る画像投影装置1は、モータ50を制御する制御部(図示省略)を備える。制御部は、モータ50を回転させることで、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40の両方を別々の回転速度で回転駆動させることができる。これによれば、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40を別々のモータで回転させる場合に比較して、モータの数を減らすことができ、装置全体を小型化できる。また、本実施の形態では、入力歯車62のピッチ円の直径を、出力歯車66のピッチ円の直径よりも大きいギア比とすることで、第2ポリゴンミラー40の回転速度が第1ポリゴンミラー30よりも速くなるよう増速される。第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40の回転速度比は、これらの入力歯車62と出力歯車66のギア比を変えることで調整可能である。
図2は、光走査装置10の構成を説明するための上面図であり、図3は側面図である。図2と図3に示すように、本実施の形態における光走査装置10では、光源20とスクリーンSの投影面Snとの間であって、光源20の光ビームLの光軸Gの方向である前方に、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40の両方を配置させている。本実施の形態における第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40はそれぞれの回転軸32、42が交差(直交)するように、互いに対向して配置されている。
光源20の光ビームLは、これら第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40との間に向けて、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40に順番に反射するように射出される。光源20から射出された光ビームLは、第1ポリゴンミラー30において多角面で配置された側面(反射側面)30aのうちの1面で反射されて、その反射光が下方(Y方向)に配置された第2ポリゴンミラー40において多角面で配置された側面(反射側面)40aのうちの1面で反射される。第2ポリゴンミラー40で反射された光ビームLは、ケース2の前面に形成された開口部4から装置外の前方へ射出され、スクリーンSの投影面Snに照射される。
上記構成では、光源20から前方の投影面Snに向けて射出した光ビームLを、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40で走査させながら、そのまま前方の投影面Snに向けて射出させることができる。これにより、光源20からの光ビームLを投影面Snに向けるためのレンズやミラーなどを減らすことができ、装置構成を簡素化でき、投影面までの光路も単純にすることができる。よって、装置自体を極めてコンパクトに構成できる。しかも、光源20から投影面Snまでの光路を短くすることができるので、光強度の低下も抑えることができる。
光源20は、発光部材が赤(R)、緑(G)および青(B)の3色からなる光ビーム(レーザビーム)Lを射出する光源20a,20a,20aで構成されている。なお、光源20が、いずれか1色のみの光ビームLを射出する構成であってもよいし、いずれか2色の光ビームLを射出する構成であってもよい。ただし、前記3色の光ビームを射出する構成にするとフルカラーの静止画や動画を投影面Snに投影することが可能である。
光源20a,20a,20aは、赤(R)、緑(G)および青(B)の3色がそれぞれ平行に射出されるように同一平面上(例えば水平面上)に並べて配置されている。光ビームLは、コリメート光(平行光)である。このような光ビームLを射出する光源20aとしては、例えば面発光型の半導体レーザダイオード(VCSEL)が用いられる。ただし、光源20aはこれに限られず、LED(発光ダイオード)で構成してもよい。光源20a,20a,20aから射出された光ビームLは、コリメータレンズなどを通して平行度を高めるようにしてもよい。特に、光源20a,20a,20aをLEDで構成する場合にはコリメータレンズを設けることで、LEDから射出された自然光を平行な光とすることができる。光源20の光出力は、図示省略した制御部によって調整できるようになっている。
図3に示すように、第1ポリゴンミラー30は、光源20の光軸Gに垂直な方向に沿って配置される回転軸32を備える。第1ポリゴンミラー30は、回転軸32の軸線Pを中心に、X方向から見て時計回りに回転する。第1ポリゴンミラー30は、回転軸32周りに、多角面を構成する12個の側面30aを備える。各側面30aはレーザ光を反射させる反射面を構成する。12個の側面30aは回転するので、光源20の光軸と交わる位置にある側面30aで光源20の光ビームLが反射される。図3に示すように、第1ポリゴンミラー30の側面30aで反射された光ビームLは、第2ポリゴンミラー40の側面40aで反射されてスクリーンSの投影面Snに照射される。
第1ポリゴンミラー30が時計回りに回転すると、第1ポリゴンミラー30の側面30aで反射された光ビームLは、その側面30aの角度に応じて、図3の実線から点線で示すようにスクリーンSの投影面SnのY方向の正側(投影面Snの上から下)に走査される。具体的には、第1ポリゴンミラー30の1つの側面30aから反射された光ビームLが太線で示す角度で反射したときから、さらに第1ポリゴンミラー30が時計回りに回転すると、第1ポリゴンミラー30の同じ側面30aに対する光ビームLの反射角は徐々に大きくなり、点線で示す角度で反射する。
このように、第1ポリゴンミラー30が回転することにより、第1ポリゴンミラー30の1つの側面30aから反射された光ビームLが、図3の太線で示す光ビームLから点線で示す光ビームLのように走査されるので、スクリーンSの投影面SnのY方向の正側(投影面Snの上から下)に走査される。第1ポリゴンミラー30がさらに回転して、光源20からの光ビームLが反射する側面30aが切り替わると、再びスクリーンSの投影面Snの上方に光ビームLが走査される。このように、第1ポリゴンミラー30を回転させることによって、光ビームLをスクリーンSの投影面Snに対してY方向(副走査方向)に走査することができる。第1ポリゴンミラー30の1つの側面30aで、光ビームLを1フィールド分、走査させることができる。本実施の形態における第1ポリゴンミラー30は12個の側面30aを有するから、1回転させると、光ビームLを12フィールド分、走査させることができる。
図2に示すように、第2ポリゴンミラー40は、第1ポリゴンミラー30の回転軸32に垂直であって、光源20の光軸Gを含む仮想平面G1−G1上に配置される回転軸42を備える。第2ポリゴンミラー40は、回転軸42の軸線Qを中心に、光源20側から見て時計回りに回転する。図3に示すように、第2ポリゴンミラー40の側面40aがスクリーンSの投影面Snに向けて傾斜するように、第2ポリゴンミラー40の回転軸42の軸線Qは、光源20の光軸Gに対して、Y方向の正側(ここでは下方)に所定の角度θで傾斜している。角度θは鋭角(0度<θ<90度)である。この第2ポリゴンミラーの回転軸42の軸線Qの傾斜角度θを調整することにより、光ビームLが投影面Snに入射する角度θ′を調整できる。したがって、これによれば投影面Snに照射される光ビームLのY方向の位置や範囲も調整できる。
第2ポリゴンミラー40は、回転軸42周りに、多角面を構成する12個の側面40aを備える。各側面40aはレーザ光を反射させる反射面を構成する。12個の側面40aが回転するときに、いずれかの側面40aで光源20の光ビームLが反射する。図2に示すように、第1ポリゴンミラー30の側面30aで反射された光ビームLは、第2ポリゴンミラー40の側面40aで反射されてスクリーンSの投影面Snに照射される。
第2ポリゴンミラー40が時計回りに回転すると、第2ポリゴンミラー40の側面40aで反射された光ビームLが、その側面40aの角度に応じて、図2の実線から点線で示すように、スクリーンSの投影面SnのX方向の正側(投影面Snの左から右)に走査される。第2ポリゴンミラー40の1つの側面40aで光ビームLが太線で示すように反射されたときから、第2ポリゴンミラー40が時計回りに回転すると、第2ポリゴンミラー40の同じ側面40aの傾きが変わり、光ビームLが点線で示すように反射する。
このように、第2ポリゴンミラー40が回転することにより、第2ポリゴンミラー40の1つの側面40aから反射された光ビームLが、図2の太線で示す光ビームLから点線で示す光ビームLのように走査されるので、スクリーンSの投影面SnのX方向の正側(投影面Snの右から左)に走査される。第2ポリゴンミラー40がさらに回転して、第1ポリゴンミラー30からの光ビームLが反射する側面40aが切り替わると、再びスクリーンSの投影面Snの上方に光ビームLが走査される。このように、第2ポリゴンミラー40を回転させることによって、光ビームLをスクリーンSの投影面Snに対してX方向に走査させることができる。第2ポリゴンミラー40の1つの側面40aで、光ビームLをX方向に1ライン分走査できる、本実施の形態における第2ポリゴンミラー40は12個の側面40aを有するから、1回転させると、光ビームLをX方向に12ライン分走査できる。
例えば第1ポリゴンミラー30の回転速度に対して、12倍の回転速度で第2ポリゴンミラー40を回転させると、光ビームLが第1ポリゴンミラー30の1つの側面30aで反射されている期間に、第2ポリゴンミラー40が1回転することになる。これによれば、1フィールドが主走査方向に12ラインの走査線からなる画像を投影させることができる。第1ポリゴンミラー30の回転速度に対する第2ポリゴンミラー40の回転速度を速くするほど、1フィールドあたりの主走査方向の走査線のライン数を増やすことができるので、より高精細の画像を投影させることができる。
上記のように、第1ポリゴンミラー30と第2ポリゴンミラー40を回転させることで、光ビームLがスクリーンSの投影面Snを1フィールド分を走査するが、この間に、制御部によって光源20a,20a,20aの点灯と非点灯を制御することにより、透明面Snにフルカラーの画像を投影することが可能になる。
なお、本実施の形態における画像投影装置1においては、画像投影装置1から射出された光ビームLの一部の光が反射されて、画像投影装置1内に戻ってくる光を検知する受光センサを設けてもよい。図1ないし図3では、このような受光センサ22を光源20上に設けた例を示している。
このような受光センサ22の使い方を以下に説明する。例えば画像投影装置1から射出される光ビームLがスクリーンSの投影面Snから反射されて戻ってきた光の強度は、画像投影装置1からスクリーンSの投影面Snまでの距離が近いほど大きくなる。このため、受光センサ22で画像投影装置1に戻る光の強度を検出することで、画像投影装置1からスクリーンSの投影面Snまでの距離の算出することができる。そこで、受光センサ22で受光した光の強度に応じて光源20の光出力を調整するようにしてもよい。例えば受光センサ22で受光した光の強度が小さいときには、スクリーンSの投影面Snまでの距離が遠いので、光源20の光出力が大きくなるように調整すればよい。これに対して受光センサ22で受光した光の強度が大きいときには、スクリーンSの投影面Snまでの距離が近いので、光源20の光出力が小さくなるように調整することもできる。これによれば、スクリーンSの投影面Snと画像投影装置1との距離に応じて、光源20の光出力が自動的に調整することができる。
また、受光センサ22を次のように用いてもよい。画像投影装置1とスクリーンSの投影面Snとの間に物体や人体が入って光ビームLが遮られた場合には、受光センサ22で受光する光の光強度が変化する。そこで、受光センサ22で受光する光の光強度変化に応じて光源20の光出力を減少させるようにしてもよい。これによれば、例えば画像投影装置1とスクリーンSの投影面Snとの間に、人の頭や手が入ったときに、光源20の光出力を減少させることができる。なお、受光センサ22は、図示省略した制御部に接続されている。制御部は、受光センサ22が受光する光強度に応じて、光源20の光出力を調整する。
次に、本実施の形態に係る画像投影装置1を応用した画像投影システムについて説明する。上述したように、本実施の形態に係る画像投影装置1は、装置自体を非常にコンパクトに構成できるので、画像投影装置1を複数配置させることで様々な応用が可能である。図4は、複数の画像投影装置1をスクリーンSの投影面Snに対向して並べて配置した画像投影システムの構成例を示す斜視図である。図4に示すように、複数の画像投影装置1をスクリーンSの投影面Snに対向して並べることで、投影面Snに同じ画像を複数重ねて投影することができる。1つの画像投影装置1では光強度が弱い場合に有効である。また、このように配置することで、画像投影装置1が壊れた場合でも、他の画像投影装置1で画像投影を継続することができる。例えば自動車のウインドシールドをスクリーンSとしたときに、運転に必要な同じ画像を投影する複数の画像投影装置1を配置することができる。これによれば、運転中に画像投影装置1の1つが壊れても、他の画像投影装置1で画像投影を継続できるので、運転環境の安全性を高めることができる。
なお、画像投影装置1の配置例は、図4に示す場合に限られるものではない。例えば図5に示すように、複数の画像投影装置1を複数のスクリーンS1〜S3の投影面Snにそれぞれ対向するように配置してもよい。例えば自動車のフロントガラスをスクリーンS1とし、側面のガラスをスクリーンS2、S3としたときに、各スクリーンS1〜S3に運転に必要な同じ画像をそれぞれ投影する3つの画像投影装置1を配置することができる。これによれば、自動車で運転中にどの位置に視線を変えても、同じ投影画像を見ることができる。
また、例えば図6に示すように、例えばドーム状のように曲面で構成されるスクリーンSの投影面Snに対して、複数の画像投影装置1を曲面に合わせて積み上げるように配置してもよい。これによれば、例えば自動車のフロントガラスのみならず、天井もスクリーンSとして用いることができる。
本発明の画像投影装置は、自動車に搭載されるヘッドアップディスプレイ、事務用や家庭用のプロジェクター、プリンタの転写ドラムへの画像形成装置などとして使用することができる。
1 画像投影装置
2 ケース
4 開口部
10 光走査装置
20(20a,20a,20a) 光源
22 受光センサ
30a 側面
32 回転軸
40a 側面
42 回転軸
44 かさ歯車
50 モータ
52 回転軸
60 動力伝達機構
62 入力歯車
64 中間歯車
65 回転軸
66 出力歯車
67 回転軸
68 かさ歯車
G 光軸
G1−G1 仮想平面
L 光ビーム
P 軸線
Q 軸線
S(S1〜S3) スクリーン
Sn 投影面

Claims (9)

  1. レーザ光を前方の投影面に向けて射出する光源と、前記光源と前記投影面との間に配置される第1ポリゴンミラー及び第2ポリゴンミラーと、を備え、
    前記第1ポリゴンミラーは、前記光源の光軸に垂直な方向に沿って配置される回転軸と、前記回転軸の周りに前記光源から射出されるレーザ光を反射させる側面と、を備え、
    前記第2ポリゴンミラーは、前記第1ポリゴンミラーの回転軸に垂直であって、前記光源の光軸を含む仮想平面上に配置される回転軸と、前記回転軸の周りに前記第1ポリゴンミラーから反射されるレーザ光を前方の前記投影面に向けて反射させる側面と、を備えることを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記第2ポリゴンミラーの側面が前記投影面に向けて傾斜するように、前記第2ポリゴンミラーの回転軸は、前記光源の光軸に対して鋭角に傾斜する請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記第2ポリゴンミラーをその回転軸周りに回転させることによって前記投影面の主走査方向に前記レーザ光を走査し、前記第1ポリゴンミラーをその回転軸周りに回転させることによって前記投影面の副走査方向に前記レーザ光を走査する請求項1または請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記第2ポリゴンミラーの回転速度を、前記第1ポリゴンミラーの回転速度より速くすることを特徴とする請求項3に記載の画像投影装置。
  5. 前記第2ポリゴンミラーの回転軸を回転させるモータを備え、このモータの回転軸に速度変換歯車機構を介して前記第1ポリゴンミラーの回転軸を連結することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像投影装置。
  6. 前記レーザ光が装置外で反射されて戻ってくる反射光を受光する受光センサを備え、前記受光センサによって受光した前記反射光の光強度に基づいて前記光源の光出力を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像投影装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかの画像投影装置を、前記投影面に対向して複数並べて配置した画像投影システム。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれかの画像投影装置を、複数の前記投影面に対向してそれぞれ対向するように複数配置した画像投影システム。
  9. 請求項1ないし請求項6のいずれかの画像投影装置を、曲面で構成される前記投影面に角度を変えて複数配置した画像投影システム。
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