JP2016176996A - 画像投影装置 - Google Patents

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俊佑 梅村
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Abstract

【課題】1次回折光以外の次数の回折光による像及び0次光による像がゴーストとして現れにくい画像投影装置を提供する。【解決手段】レーザ光を出射する光源と、光源から入射したレーザ光を、ホログラムデータに基づいて変調して出射する光変調器と、光変調器からの出射光に対してフーリエ変換を行うフーリエ変換レンズと、光変調器による1次回折光による像の結像位置に配置されたスクリーンと、スクリーンに結像した画像に基づいて投影画像を生成する投影光学系とを備え、光変調器から出射される0次光は、フーリエ変換レンズの後側焦点位置に集光し、1次回折光による像の結像位置は、ホログラムデータに基づいて変調により、フーリエ変換レンズの光軸上において、フーリエ変換レンズの後側焦点位置より後側の位置に設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を変調した光を用いた画像投影装置に関する。
特許文献1は、レーザ光源から出射されたレーザ光の位相を変調するホログラムを有し、このホログラムによって位相変調されたレーザ光を出力する、位相変調型の空間光変調器と、この空間光変調器からの出射光を集光する集光光学系とを備えた光制御装置を開示している。この光制御装置においては、空間光変調器から出力される所定次数の回折光が集光光学系により集光される位置を位置Aとし、空間光変調器から出力される他の次数の回折光が集光光学系により集光される位置を位置Bとし、空間光変調器から出力される0次光が集光光学系により集光される位置を位置Cとしたときに、位置Aと位置Cとの間の距離より位置Aと位置Bとの間の距離を長くし、0次光の強度より上記他の次数の回折光の強度を大きくし、所定次数の回折光の強度を調整している。さらに、この光制御装置においては、上記他の次数の回折光の集光位置が加工対象物の加工領域に配置されないように遮蔽部材によって遮蔽している。
特開2010−020098号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光制御装置においては、所定次数の回折光、他の次数の回折光、及び0次光で集光位置を異ならせてはいるものの、いずれも同一の加工対象物上に集光させているため、それぞれの光による結像画像が、加工対象物の観察者によって同時に視認可能な状態となっている。このため、上記他の次数の回折光及び0次光がゴーストとして認識されるという問題がある。これに対して、遮蔽部材によって上記他の次数の回折光と0次光のみを完全に視認不可能とするには、加工対象物上で互いに近接している光に合わせて遮蔽部材の形状を極めて正確に設計する必要がある。
そこで本発明は、1次回折光による像が結像される面において、1次回折光以外の次数の回折光による像及び0次光による像がゴーストとして現れにくい画像投影装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の画像投影装置は、レーザ光を出射する光源と、光源から入射したレーザ光を、ホログラムデータに基づいて変調して出射する光変調器と、光変調器からの出射光に対してフーリエ変換を行うフーリエ変換レンズと、光変調器による1次回折光による像の結像位置に配置されたスクリーンと、スクリーンに結像した画像に基づいて投影画像を生成する投影光学系とを備え、光変調器から出射される0次光は、フーリエ変換レンズの後側焦点位置に集光し、上記1次回折光による像の結像位置は、上記ホログラムデータに基づいた変調により、フーリエ変換レンズの光軸上において、フーリエ変換レンズの後側焦点位置より後側の位置に設定されていることを特徴としている。
1次回折光による像の結像位置をフーリエ変換レンズの焦点位置からずらしているため、光変調器で変調されない0次光は、1次回折光による像の結像位置に配置されたスクリーン上で結像しない。これにより、0次光による像がスクリーン上にゴーストとして現れにくい画像投影装置を実現することができる。
本発明の画像投影装置において、ホログラムデータは、光変調器において、1次回折光を生じさせるための第1ホログラムデータと、空間光変調器から出射される1次回折光を、フーリエ変換レンズを介してスクリーン上に集光させるための第2ホログラムデータとを重畳させたものであることが好ましい。
これにより、1次回折光を、フーリエ変換レンズの焦点位置とは異なる位置に配置したスクリーン上に集光させることができるため、フーリエ変換レンズの焦点位置に集光する0次光との間で集光位置をずらすことができ、これによりスクリーン上に0次光によるゴーストを現れにくくすることができる。
本発明の画像投影装置において、フーリエ変換レンズは、空間光変調器から出射される0次光を後側焦点位置に集光させ、後側焦点位置に、光変調器から出射される0次光を遮光する遮光部材が配置されていることが好ましい。
これにより、スクリーンよりも手前に配置した遮光部材によって0次光を遮ることができるため、スクリーン上に0次光によるゴーストが現れることを防ぐことができる。
本発明の画像投影装置において、第2ホログラムデータはフレネルレンズ状パターンに対応し、フレネルレンズ状パターンは、同心円状の複数の領域に分割され、かつ、複数の領域の径方向の幅が、同心円の中心から遠ざかるほど狭くなるパターンであることが好ましい。
本発明の画像投影装置において、スクリーンの投射面は1次回折光による像に対応する面積を有することが好ましい。
ここで、投射面は、1次回折光による像が結ばれる面である。
これにより、光変調器によって生成される、1次回折光以外の多次の回折光がスクリーン上で結像することを防ぐことができ、これにより、スクリーン上に1次回折光による鮮明な中間像を生成させることが可能となる。
本発明の画像投影装置において、光変調器はLCOSであることが好ましい。
本発明の画像投影装置において、スクリーンは、入射光を拡散光として出射する光拡散素子であることが好ましい。
本発明によると、1次回折光による像が結像される面において、1次回折光以外の次数の回折光による像及び0次光による像がゴーストとして現れにくい画像投影装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像投影装置の主要部材の構成を示す図である。 図1に示す画像投影装置の機能ブロック図である 第2ホログラムデータ用のパターンの例を示す図である。 1次回折光でホログラムを生成する機能を説明する説明図である。 図4に示す構成において、FTレンズの焦点位置で結像したテストパターン画像を示す図である。 図1に示す画像投影装置において、スクリーンに結像したテストパターン画像を示す図である。 図1に示す画像投影装置において、FTレンズの焦点位置で結像したテストパターン画像を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像投影装置について図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る画像投影装置10の主要部材の構成を示す図である。図2は、図1に示す画像投影装置10の機能ブロック図である。
図1に示すように、画像投影装置10は、レーザ光源20と、コリメートレンズ22と、光変調器としてのLCOS30と、FTレンズ32と、遮光部材40と、スクリーン41と、投影光学系としての投影ミラー50とを備える。画像投影装置10は、図2に示すように、さらに、レーザドライバ21と、LCOSドライバ31と、制御部60と、メモリ61と、画像データ処理部62とを備える。
レーザ光源20は、可視領域の波長のレーザ光を出射する光源であって、レーザドライバ21から供給される電流量に応じた強度の光I1を出射する。レーザドライバ21から供給される電流量は制御部60によって制御される。レーザ光源20から射出されたレーザ光I1はコリメートレンズ22によって平行光束I2に変換されて、この平行光束I2がLCOS30に入射する。
LCOS30は、透過型LCOS(Liquid Crystal On Silicon)であって、液晶層とアルミニウムなどの電極層とを有するパネルである。LCOS30は、液晶層に電界を与える電極が規則的に並んで複数のピクセルが構成されている。LCOS30においては、位相変調素子として、それぞれの電極に与えられる電界強度の変化により、液晶層内の結晶の層の厚さ方向への倒れ角度が変化し、透過するレーザ光はピクセル毎に位相が変調させられる。このようなピクセル毎の位相の変化は、LCOSドライバ31によって制御され、LCOSドライバ31は、制御部60からの指示信号にしたがって、LCOS30のピクセル毎に位相を制御し、これにより所定の位相変調光I3が生成される。この位相変調光I3には、1次回折光のほか、2次回折光、3次回折光、その他の多次回折光が含まれる。制御部60は、画像データ処理部62から出力されるホログラムデータ(後述)に基づいて上記指示信号を生成する。なお、透過型LCOSに代えて反射型LCOSを用いることもできる。
LCOS30で生成された位相変調光I3は、FTレンズ32に入射する。このFTレンズ32は、例えば両凸正レンズであって、フーリエ変換レンズとして入射光をフーリエ変換するとともに、入射光を集光する。
ここで、LCOS30からは、回折効果を受けていない0次光も出射されており、この0次光もFTレンズ32によって集光される。FTレンズ32は、その後側焦点位置Fp(投影ミラー50側の焦点位置)に0次光が集光するように、位置、形状、及び焦点位置Fpが設定されている。
FTレンズ32の後側焦点位置Fpには、遮光部材40が配置され、その入射面40aに0次光が集光する。遮光部材40は、FTレンズ32から出射した0次光がスクリーン41側へ進行することを遮り、かつ、FTレンズ32からスクリーン41へ集光される1次回折光をできるだけ遮らないような大きさ及び材料で構成する。
LCOS30から出射された回折光は、イメージ光I4として、スクリーン41上に集光される。スクリーン41は、投射面41aへ入射した光を所定の角度で拡散させて出射させる光拡散素子としてのディフューザである。スクリーン41の投射面41aは、1次回折光による1次像(中間像)に対応する入射面積を有し、この入射面積は、1次回折光以外の多次回折光、すなわち2次回折光、3次回折光、・・・その他の多次回折光が投射面41aの外側を進行して、投射面41aに入射しないような大きさに設定されている。ここで、投射面41aの平面方向外側に遮蔽壁を設け、1次回折光以外の多次回折光の進行を遮るようにすると、スクリーン41に入射しなかった多次回折光が投影光学系に入射するなどして1次回折光による投影画像に影響を与えることがなくなるため好ましい。また、スクリーン41はディフューザに代えて微小な凸レンズを並べたマイクロレンズアレイを用いることもできる。
スクリーン41から出射された発散光I5は投影ミラー50に入射する。投影ミラー50の反射面は凹面鏡(拡大鏡)であって、入射した発散光I5は投影ミラー50で拡大・反射される。投影ミラー50からの反射光I6は、車両のウインドシールドWの表示領域に投影される。この表示領域は半反射面として機能するため、入射したイメージ光I6は、運転者に向けて反射されるとともに、ウインドシールドWの前方位置Pにイメージ光I6に対応する虚像が形成される。ウインドシールドWの前方の虚像を目視することで、運転者の目Eには、ステアリングホイールの上方且つ前方の所定位置に各種の情報が表示されているように見える。なお、投影光学系は、装置のサイズや構成、収差等を考慮した上で、複数枚の投影ミラーで構成しても良い。
<ホログラムデータ>
制御部60からLCOSドライバ31へ供給される指示信号は、第1ホログラムデータと第2ホログラムデータとを重畳したホログラムデータに対応する信号である。第1ホログラムデータと第2ホログラムデータの重畳は、メモリ61に記憶された画像データに基づいて、画像データ処理部62によって行われ、制御部60へ出力される。
第1ホログラムデータは、LCOS30による1次回折光によって中間像を結像させるために、LCOS30の各ピクセルにおいて液晶層内の結晶の層の倒れ角度を変化させるパターンデータである。第1ホログラムデータにしたがって駆動されたLCOS30にレーザ光源20からレーザ光を入射させると、1次回折光、及び、その他の次数の回折光が生じ、集光された1次回折光によって所定の集光位置に所定の中間像が形成される。
一方、第2ホログラムデータは、レーザ光源20からLCOS30を通して出射され、かつ、FTレンズ32によって集光される回折光を、FTレンズ32の光軸32c上において、FTレンズ32の後側焦点位置Fpよりも後側の結像位置Ipに集光させるためのパターンデータである。第2ホログラムデータに基づいてLCOS30を駆動することによって、実質的には負の焦点距離を有する仮想レンズを、回折光の光路上に配置したのと同様の効果を実現できる。第2ホログラムデータに対応する仮想レンズのパターンは、例えば、フレネルレンズ状パターンであり、このパターンは、同心円状の複数の領域に分割され、かつ、前記複数の領域の径方向の幅が、前記同心円の中心から遠ざかるほど狭くなるパターンである。図3は、第2ホログラムデータ用のパターンの例を示す図であって、上側のパターンHpgは、カラーの中間像を生成するためのRGB3色のパターンのうちの緑色用のパターンであり、下側のパターンHprは赤色用のパターンである。図3に示すように、緑色と赤色という波長の違いによって、パターンにおける径方向の幅が異なっている。すなわち、波長の長い方が径方法の幅が短くなっている。
以上の特性を有する第1ホログラムデータと第2ホログラムデータを重畳したホログラムデータに基づいて制御部60を生成した指示信号にしたがって駆動されたLCOS30に対して、コリメートレンズ22から平行光のレーザ光を入射させると、FTレンズ32の後側焦点位置Fpとは異なる結像位置Ipに配置したスクリーン41上に、第1ホログラムデータに対応した位相変調を施された1次回折光が入射し、中間像が形成される。一方、LCOS30の回折光を受けずに出射した0次光は、FTレンズ32の後側焦点位置Fp上に配置された遮光部材40上に集光する。
<スクリーン>
図4は、第2ホログラムデータを用いずにLCOS30を駆動し、遮光部材40を配置せずに、LCOS30から出射した0次光及び回折光を、かぎりなく広い面積を有すると仮定したスクリーンに集光させた場合の像を模式的に示す図である。図4に示す例では、FTレンズ32の後側焦点位置Fpにスクリーンの投射面が配置されており、この投射面上に0次光及び回折光が集光する。
図4に示すスクリーンには、1次回折光、多次回折光、及び0次光の像がそれぞれ投影される。より具体的には、LCOS30で位相変調されずに回折を受けていない0次光D0が焦点位置Fpに集光されるとともに、焦点位置Fpと重複する領域に、LCOS30で位相変調されて回折効果を受けた1次回折光D1による1次像H1が現れる。1次像H1内においては、LCOS30の複数のピクセルの位相変調(空間位相変調)の制御によって、1次回折光D1が結像しており、ホログラム画像70が生成される。図4に示すように、ホログラム画像70は、1次像H1内に現れるが、ホログラム画像70は、0次光D0が集光する焦点位置Fpを含むことなく、焦点位置Fpから離れた場所に投影される。また、1次像H1の周囲には、2次回折光D2による2次像H2が投影され、さらに外側の領域に3次回折光D3,4次回折光D4,・・・・と多次回折光Dnによる像が現れる。
これに対して、本実施形態においては、第2ホログラムデータを第1ホログラムデータに重畳することにより、回折光による像の結像位置IpをFTレンズ32の後側焦点位置Fpよりも後側に配置し、結像位置Ipと焦点位置FpをFTレンズ32の光軸32c上において前後にずらしている。さらに、焦点位置Fpに0次光の進行を遮る遮光部材40を配置している。これらにより、LCOS30から出射した0次光は遮光部材40に遮られてスクリーン41には至らず、図4に示すような0次光D0による像はスクリーン41には結像されない。
また、上述のように、スクリーン41の投射面41aの面積を、1次回折光による1次像(中間像)に対応する面積とすることにより、図4に示す1次像H1のみがスクリーン41に結像するため、多次回折光による多次回折光Dnによる像はスクリーン41上には結像されない。
したがって、スクリーン41上には、1次回折光による中間像(ホログラム画像)のみが現れ、ゴースト像としての、0次光や多次回折光による像が現れることを防ぐことができる。
<テストパターンによる効果確認>
次に、図5〜図7を参照しつつ、テストパターンを用いて行った、本実施形態の構成による効果確認について説明する。図5〜図7は、テストパターンを異なる条件で撮影した写真である。テストパターンは、黒枠内に白十字を描いた画像である。図5は、図4に示す例のように、第2ホログラムデータを用いずにLCOS30を駆動し、遮光部材40を配置しない場合において、FTレンズ32の焦点位置Fpで撮影した画像を示している。図6は、本実施形態において、スクリーン41において結ばれた画像であり、図7は、本実施形態において、FTレンズ32の焦点位置Fpにおける画像である。
図5に示す画像では、左下の1次回折光による像と、右上のゴースト光による像がともにはっきりと見えている。これに対して、図6では、左下の1次回折光による像ははっきりとしているが、右上にはゴースト光による白十字の像は現れておらず、焦点位置Fpと結像位置Ipをずらし、かつ、焦点位置Fpの位置に遮光部材40を設けた効果が確認できる。また、図7では、左下の1次回折光による白十字の像がぼけているのに対して、右上の0次光による白十字の像はシャープに現れており、0次光が焦点位置Fpにおいて結像されていることが分かる。
以上述べたように、本実施形態の画像投影装置10によれば、以下の効果を奏する。
(1)1次回折光による像の結像位置IpをFTレンズ32の焦点位置Fpの後方へずらしているため、LCOS30で変調されない0次光は、1次回折光による像の結像位置Ipまでは至りにくくなり、結像位置Ipに配置されたスクリーン41上で結像しない。これにより、0次光による像がスクリーン41上にゴーストとして現れにくくなる。
(2)スクリーン41よりも手前に配置した遮光部材40によって0次光を遮ることができるため、スクリーン41上に0次光が到達することを妨げることができ、これにより、スクリーン41上にゴーストが現れることを防ぐことができる。
(3)スクリーン41の投射面41aの面積を1次回折光による像に対応する面積にしているため、LCOS30によって生成される、1次回折光以外の多次の回折光がスクリーン41上で結像することを防ぐことができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係る画像投影装置は、光変調器によって入射光を変調させてホログラム画像を生成させる装置において、光変調器において回折することなく出射した0次光や、多次回折光によるゴーストの発生を抑えることができる点で有用であり、特に、高精細の投影画像が求められる車両用ヘッドアップディスプレイ装置に適している。
10 画像投影装置
20 レーザ光源
21 レーザドライバ
22 コリメートレンズ
30 LCOS(光変調器)
31 LCOSドライバ
32 FTレンズ(フーリエ変換レンズ)
40 遮光部材
41 スクリーン
50 投影ミラー(投影光学系)
60 制御部
61 メモリ
62 画像データ処理部
Fp 後側焦点位置
Ip 結像位置
Hpg、Hpr フレネルレンズ状パターン
W ウインドシールド

Claims (7)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から入射したレーザ光を、ホログラムデータに基づいて変調して出射する光変調器と、
    前記光変調器からの出射光に対してフーリエ変換を行うフーリエ変換レンズと、
    前記光変調器による1次回折光による像の結像位置に配置されたスクリーンと、
    前記スクリーンに結像した画像に基づいて投影画像を生成する投影光学系とを備え、
    前記光変調器から出射される0次光は、前記フーリエ変換レンズの後側焦点位置に集光し、
    前記1次回折光による像の結像位置は、前記ホログラムデータに基づいた変調により、前記フーリエ変換レンズの光軸上において、前記フーリエ変換レンズの後側焦点位置より後側の位置に設定されている
    ことを特徴とする画像投影装置。
  2. 前記ホログラムデータは、
    前記光変調器において、前記1次回折光を生じさせるための第1ホログラムデータと、
    前記空間光変調器から出射される前記1次回折光を、前記フーリエ変換レンズを介して前記スクリーン上に集光させるための第2ホログラムデータとを重畳させたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記フーリエ変換レンズは、前記空間光変調器から出射される0次光を前記後側焦点位置に集光させ、
    前記後側焦点位置に、前記光変調器から出射される0次光を遮光する遮光部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記第2ホログラムデータはフレネルレンズ状パターンに対応し、
    前記フレネルレンズ状パターンは、同心円状の複数の領域に分割され、かつ、前記複数の領域の径方向の幅が、前記同心円の中心から遠ざかるほど狭くなるパターンである
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像投影装置。
  5. 前記スクリーンの投射面は前記1次回折光による像に対応する面積を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  6. 前記光変調器はLCOSであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像投影装置。
  7. 前記スクリーンは、入射光を拡散光として出射する光拡散素子であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像投影装置。
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