JP2016176976A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定部材を大きくすることなく幅広・高面圧なニップを得ることができ、装置の小型化が実現可能であるとともに、加熱回転体の位置をシフトさせて分離性能を向上させた場合にも、ニップ部において均一かつ十分な圧力を得ることができる定着装置を提供する。【解決手段】加熱回転体78と、加熱回転体78の外周面との接触部を有する固定部材74と、定着ベルト77と、定着ベルト77を介して固定部材74と加圧接触してニップ部を形成し、定着ベルト77を従動回転させる加圧回転体72と、を備え、加熱回転体78の回転中心と加圧回転体72の回転中心とを結ぶ直線が、ニップ部における記録媒体Pの搬送方向と直交しないように配置され、加熱回転体78の固定部材74との対向面の中央位置における面法線Nbと、加圧回転体72の固定部材74との対向面の中央位置における面法線Naとが、固定部材74が設けられた領域において交差する定着装置。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機、レーザープリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置で現像し、そのトナー像を記録媒体(用紙、被定着材、記録材ともいう)上に転写し、定着装置によって定着して画像形成を行っている。
この定着装置としては様々な方式のものが提案されており、例えば、ローラ定着方式の定着装置やベルト定着方式の定着装置が知られている。
ローラ定着方式の定着装置は、例えば、加熱ローラと、加圧ローラからなり、それぞれ金属パイプの表層にゴム層を設け、内側にハロゲンヒータを備えている。このようなローラ定着方式の定着装置では、ゴム層が熱抵抗となるため、表面を一定温度に制御すると、金属パイプとゴム層の界面温度が高くなり、ゴムの耐熱温度を超えてしまう。そのため、ゴム層は薄くする必要がある(0.5〜2mm程度)。しかしながら、薄いゴム層の定着ローラと加圧ローラから得られるニップ幅は小さく、幅広いニップが必要な高速機には、ローラ定着方式では対応することができなかった。
ベルト定着方式の定着装置は、例えば、加熱ローラと、定着部材と、加熱ローラ及び定着部材によって張られた定着ベルトと、定着ベルトを介して定着部材に加圧接触する加圧ローラから構成される。定着部材を固定部材とすることにより、省スペースで幅広いニップ幅を得ることが容易となる(例えば、特許文献1及び2参照)。
近年、画像形成装置はカラー化、高画質化、高速化が進んでいる。カラー画像を高画質で定着するためには、記録紙がニップと接触している時間(以下、ニップ時間)は、40〜60msec必要であり、ニップ部での圧力が7N/cm以上必要である。特に、50PPM(A4サイズ)以上の高速機では、記録紙の搬送速度が速いため、上記ニップ時間を確保するために、ニップ幅は10mm以上と広く必要で、かつ7N/cm以上の面圧を必要とする。また、高速機で利用の多いコート紙(樹脂コートされた紙)は、ニップ通過中に水蒸気によるトナー画像乱れが生じやすいため、さらなる高面圧(12N/cm以上)を必要とする。
また、高画質化のためには、ニップ部出口では記録紙が自然分離する必要があり、ニップ部の形状や、ニップ出口部のローラ曲率、ガイド部材を工夫している。なお、分離爪などをローラに当接させて記録紙を強制分離する方法もあるが、ローラの磨耗傷が画像に転写されてしまい、画像を劣化させてしまうおそれがある。
これに対し、特許文献1に記載の定着装置は、ニップ部の圧力を固定部材だけではなく加熱回転体も利用して受けることで、固定部材の変形(たわみ)を防ぎ、幅広、高面圧なニップを得ることを可能とするとともに、固定部材形状によってニップ部出口の定着ベルト曲率半径を小さくすることで、記録紙の自然分離を可能としている。ローラ定着方式による定着装置と比較して、定着ローラのゴム層を厚くすることができ、幅広いニップを得ることができる。
しかしながら、例えば、50ppm以上の高速機では幅広いニップ幅を得るためにローラ径が直径50mm以上であることが必要となる。このような大径ローラは曲率が小さい(曲がり具合が緩い)ので、ニップ出口部での用紙はローラに巻きついてしまう(自然分離できない)。そのため、特許文献1に記載の定着装置においては、ニップ出口部のベルト表面に接触する分離爪による強制分離が必要であるが、ベルト表面に接触した分離爪による磨耗傷が画像に転写される不具合が生じてしまうという問題がある。
例えば、図7(A)に示すような定着装置においては、固定部材の形状によってニップ部出口の定着ベルト曲率半径を小さくすることができ、用紙の自然分離を可能としている。これに対し、図7(B)のように、加熱ローラの位置を用紙搬送方向の上流側にシフトすると、ニップ部出口部での定着ベルトの走行方向がニップ面に対して角度がつく方向になるため(θ1<θ2)、用紙の分離能力を向上させることができる。
図7(A)に示すような特許文献1及び2の定着装置では、加圧ローラと、定着ベルトを介した固定部材との接触面Saに対する法線(垂直方向ライン)Naと、加熱ローラと固定部材との接触面Sbに対する法線(垂直方向ライン)Nbとが同一直線状となるように配置されている。この構成において、用紙の分離能力を向上させるために図7(B)に示すように加熱ローラの位置を用紙搬送方向の上流側にシフトすると、法線NaとNbとが平行状態となる。
法線NaとNbとが平行状態となると、加圧ローラから固定部材にかかる力(Na方向)及び加熱ローラから固定部材にかかる力(Nb方向)によって、図中Mで示す回転方向の力が生じ、ニップ部領域で圧力に偏差が発生する。具体的には、加熱ローラの位置を用紙搬送方向の上流側にシフトした場合、ニップ部入口側の圧力が高く、ニップ部出口側の圧力が低くなってしまう。
このような状態では、ニップ部内で必要な圧力を確保できる範囲が小さくなってしまうため、用紙上に十分にトナー像を定着させることができなくなるという問題がある。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、固定部材を大きくすることなく幅広・高面圧なニップを得ることができ、装置の小型化が実現可能であるとともに、加熱回転体の位置をシフトさせて分離性能を向上させた場合にも、ニップ部において均一かつ十分な圧力を得ることができる定着装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、熱源により加熱されるとともに回転する加熱回転体と、前記加熱回転体の外周面の一部と摺動接触する接触部を有する固定部材と、前記加熱回転体及び前記固定部材に架け渡される定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記固定部材と加圧接触して記録媒体が搬送されるニップ部を形成し、駆動回転することにより前記定着ベルトを従動回転させる加圧回転体と、を前記ニップ部形成のための加圧方向にこの順番で備え、前記ニップ部の圧力は、前記定着ベルト及び前記固定部材を介し、前記加熱回転体と前記加圧回転体との間の加圧により付与される定着装置において、前記加熱回転体の回転中心と前記加圧回転体の回転中心とを結ぶ直線が、ニップ部における前記記録媒体の搬送方向と直交しないように配置され、前記加熱回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線と、前記加圧回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線とが、前記固定部材が設けられた領域において交差することを特徴とする。
本発明によれば、固定部材を大きくすることなく幅広・高面圧なニップを得ることができ、装置の小型化が実現可能であるとともに、加熱回転体の位置をシフトさせて分離性能を向上させた場合にも、ニップ部において均一かつ十分な圧力を得ることができる定着装置を提供することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る定着装置の一例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る定着装置の一例を示す側面図である。 本実施形態に係る定着装置の一例を示す側面図である。 加熱ローラおよび加圧ローラの回転機構部の模式図である。 熱源として誘導加熱手段を用いた定着装置の一例を示す概略構成図である。 定着装置の構成を示す概略構成図とニップ部領域の圧力分布を模式的に示した図であって、(A)は従来の定着装置の例、(B)は加熱ローラ位置をシフトさせた例、(C)は本実施形態にかかる定着装置の例をそれぞれ示す。 固定部材の支点部を示す斜視図である。
以下、本発明に係る定着装置及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(画像形成装置)
図1に、本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の一実施形態であるカラー複写機の全体概略構成を示す。図中符号100は、カラー複写機本体である。
カラー複写機本体100の中央には、無端ベルト状の中間転写体10を備えられている。中間転写体10は、駆動ローラ14、第1の従動ローラ15及び第2の従動ローラ16に掛け回され、時計まわりに回転搬送可能に設けられている。
中間転写体10は図1に示す態様に限定されず、例えば、片寄りを調整するためのローラ等、他のローラを含む4つ以上のローラに掛け回されてもよい。また、水平ではなく、斜めに傾斜して張り渡されてもよい。
第2の従動ローラ16の近傍には、画像転写後に中間転写体10上に残留するトナーを除去するベルトクリーニング装置を設けることができる。
また、駆動ローラ14と第2の従動ローラ16との間に張り渡した中間転写体10上には、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの4つの単色作像手段18が搬送方向に沿って配置されたタンデム作像装置20が設けられている。
タンデム作像装置20の上部には、露光装置21が設けられている。
一方、中間転写体10の張り渡し領域の下方には、ローラを用いた2次転写装置22が設けられている。2次転写装置22は、第1の従動ローラ15に押し当てて中間転写体10上の画像を記録媒体Pに転写する。
2次転写装置22の横には、2つのローラ23間に、無端ベルトである搬送ベルト24が掛け渡されている。搬送ベルト24の横には、記録媒体(以下、「用紙」ともいう)P上の転写画像を定着するための本発明の定着装置25が設けられている。
2次転写装置22には、画像転写後の記録媒体Pを搬送する媒体搬送機能も設けられている。もちろん、2次転写装置22として、非接触のチャージャを配置してもよい。ただし、非接触のチャージャを配置した場合は、媒体搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
2次転写装置22、搬送ベルト24、及び定着装置25の下方には、記録媒体Pを収納する媒体収納カセット28を備える。記録媒体Pとしては、用紙の他に、OHPフィルム等が挙げられる。
このカラー複写機を用いてコピーをとるときは、スキャナ200の原稿台30上に原稿Gをセットし、原稿押えで押さえる。スタートスイッチを押すと、スキャナ200が駆動され原稿内容が読み取られる。具体的には、ハロゲンランプ等の光源31で原稿Gが照射され、その反射光がミラー32で反射され、レンズ33を透して集光されてCCD34に入力され、画像が電気信号に変換される。
また、スタートスイッチを押すと、同時に駆動モータで駆動ローラ14が回転駆動され、従動ローラ15、16が従動回転し、中間転写体10が回転搬送される。同時に、4つの単色作像手段18において像担持体40が回転し、各像担持体40上にブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの単色画像がそれぞれ形成される。そして、中間転写体10の搬送とともに各単色画像が順次重ねられ、1次転写して中間転写体10上に合成カラー画像が形成される。
また、スタートスイッチを押すと給紙コロ35が回転し、媒体収納カセット28から記録媒体Pが繰り出される。記録媒体Pは、給紙路36に搬送された後、レジストローラ37に突き当たって止まる。
そして、中間転写体10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ37が回転し、中間転写体10と2次転写装置22との間に記録媒体Pが送り込まれ、2次転写装置22で中間転写体10上の合成カラー画像が一括して2次転写され、記録媒体P上にカラー画像が形成される。
画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト24で搬送され、定着装置25へと送り込まれる。定着装置25で熱と圧力とが加えられ、転写画像が定着された記録媒体Pは、排紙トレイ38上にスタックされる。
画像転写後の中間転写体10は、ベルトクリーニング装置により残留トナーが除去され、タンデム作像装置20による再度の画像形成に備えられる。
タンデム作像装置20の各単色作像手段18は、ドラム状の像担持体40のまわりに、帯電装置41、現像装置42、1次転写装置43、クリーニング装置44、除電装置などを備えている。
単色作像手段18を構成する装置の全部または一部でプロセスカートリッジを構成し、該プロセスカートリッジを複写機本体100に対して一括して着脱自在とすることによりメンテナンス性を向上させることができる。
単色作像手段18を構成する帯電装置41としては、例えば、帯電ローラを用いることができる。帯電装置41は、像担持体40に接触して電圧を印加することにより像担持体40の帯電を行う。
現像装置42は、例えば、磁性キャリアと非磁性トナーとからなる二成分現像剤を使用する。
図1の例では、1次転写装置43はローラ状の部材が中間転写体10を挟んで像担持体40に押し当てられているが、この態様に限定されず、例えば、ブラシや非接触のチャージャであってもよい。
クリーニング装置44は、像担持体40に接触するクリーニングブレードやクリーニングブラシなどのクリーニング部材を備え、像担持体40上の残留トナーを除去する。
除電装置は、例えばランプであり、光を照射して像担持体40の表面電位を初期化する。
像担持体40の回転とともに、帯電装置41で像担持体40の表面を一様に帯電する。次いで、スキャナ200の読取り内容に応じ、露光装置21においてレーザやLED等による書込み光Lをポリゴンミラー47で反射し、さらにミラー48で反射し、像担持体40に照射して像担持体40上に静電潜像を形成する。
その後、現像装置42によりトナーを付着させて静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写装置43で中間転写体10上に転写する。画像転写後の像担持体40の表面は、クリーニング装置44で残留トナーを除去して清掃し、除電装置で除電して再度の画像形成に備える。
(定着装置)
〔第1の実施形態〕
本実施形態の定着装置は、熱源により加熱されるとともに回転する加熱回転体と、前記加熱回転体の外周面の一部と摺動接触する接触部を有する固定部材と、前記加熱回転体及び前記固定部材に架け渡される定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記固定部材と加圧接触して記録媒体が搬送されるニップ部を形成し、駆動回転することにより前記定着ベルトを従動回転させる加圧回転体と、を前記ニップ部形成のための加圧方向にこの順番で備え、前記ニップ部の圧力は、前記定着ベルト及び前記固定部材を介し、前記加熱回転体と前記加圧回転体との間の加圧により付与される定着装置において、前記加熱回転体の回転中心と前記加圧回転体の回転中心とを結ぶ直線が、ニップ部における前記記録媒体の搬送方向と直交しないように配置され、前記加熱回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線と、前記加圧回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線とが、前記固定部材が設けられた領域において交差する。
なお、本明細書において「周方向」とは、加熱回転体の回転方向をいい、「軸方向」とは、加熱回転体の回転軸方向をいう。
図2及び図3に、本実施形態に係る定着装置の概略構成図を示す。図2は断面図であり、図3は図2に示す定着位置の右側面図である。なお、図2に示す定着装置は、用紙上のトナー画像を定着する定着動作時の状態を示している。以下、図2に示す状態を「加圧状態」ともいう。
定着装置25は、フレーム81に回転可能に支持された加熱回転体(以下、「加熱ローラ」という)78と、加熱ローラ78の外周部と摺動接触し、図中の上下方向のみに移動(回動)可能に支持された固定部材74と、加熱ローラ78と固定部材74との外側に楕円状に掛け回された可撓性を有する定着ベルト77と、加圧回転体(以下、「加圧ローラ」という)72とにより構成されており、定着ベルト77を介して固定部材74に対して加圧ローラ72を押し当ててニップ部(以下、「定着ニップ部」という)が形成される。定着ニップ部とは、定着ベルト77と加圧ローラ72との接触している部分をいう。
加熱ローラ78の位置は、用紙搬送方向の上流側にシフトしている。この場合のシフトとは、加熱ローラ78の回転中心と加圧ローラ72の回転中心とを結ぶ直線が、ニップ部における記録媒体の搬送方向と直交しないように配置されていることを意味する。
すなわち、加熱ローラ78の回転中心と加圧ローラ72の回転中心とを結ぶ直線が、記録媒体の搬送方向(図では水平方向)に対して、直交する配置となる加熱ローラ78の配置に対し、傾斜する(角度を有する)ように配置されている。言い換えると、固定部材74のニップ部の中心に対して、加熱ローラ78の回転中心が、記録媒体の搬送方向の上流側にオフセットしている。
このような配置とすることにより、定着ニップ部出口部での定着ベルトの走行方向がニップ面に対して角度がつく方向になり、用紙の分離能力が向上する。
固定部材74は、加熱ローラ78の外周面の一部と摺動接触する接触部74a、74bを有する。
固定部材74の接触部74a、74bは、加熱ローラ78の周方向における定着ニップ部を挟んだ両側に設けられる。そして、加熱ローラ78の固定部材74との対向面Sbは、接触部74a、74bにより区画される外周面である。
加圧ローラ72の固定部材74との対向面Saは、固定部材74との摺動接触面であり、定着ニップ部に相当する領域である。
なお、接触面Sa及びSbは、均一な平面形状でない場合は、平面形状に近似させて考えることができるものとする。
図2に示すように、本実施形態の定着装置において、加熱ローラ78の固定部材74との対向面Sbの中央位置における面法線Nbと、加圧ローラ72の固定部材74との対向面Saの中央位置における面法線Naとが、固定部材74が設けられた領域において交差する。
図8に固定部材74の長手方向端部における部分拡大図を示す。図8は一方の端部を示しているが、他端部も同様の形状である。
固定部材74は、加熱ローラの外周面と摺動接触する接触部74a、74bとともに、回転支点となる支点部74cを備えている。
固定部材74は支点部74cを中心として回動可能に支持されている。すなわち、固定部材74は、対向面Sa及びSbに対して略垂直の方向に回動(揺動)することができる。
図2に示すように、本実施形態の定着装置において、加熱ローラ78の固定部材74との対向面Sbの接線Tbと、加圧ローラ72の固定部材74との対向面Saの接線Taとが、固定部材74の支点部74cが配置された領域において交差する。
なお、接触面Sa及びSbの接線とは、接触面Sa及びSbを平面形状に近似させたときの面の延長線として考えることができるものとする。
加熱ローラ78、固定部材74及び加圧ローラ72を上述の構成とすることにより、固定部材を大きくすることなく幅広・高面圧なニップを得ることができ、装置の小型化が実現可能であるとともに、ニップ部において均一かつ十分な圧力を得ることができる。
定着ベルト77は、固定部材74に対して加圧ローラ72によって密着し、また、定着ベルト77には円形に戻ろうとする力(張力)が生じるため、加熱ローラ78に密着する。
加圧ローラ72は、定着ニップ部(対向面Sa)の垂直方向(法線Na方向)上向きの加圧力が与えられる。この加圧力は、定着ベルト77、固定部材74及び加熱ローラ78に伝わり、その結果、定着ニップ部、固定部材74と定着ベルト77との接触部、固定部材74と加熱ローラ78との接触部に圧力が生じる。
固定部材74は、上述のように法線Na方向と法線Nb方向へ揺動できるように構成されているため、定着ベルト77を介した加圧ローラ72との間、及び加熱ローラ78との間には均一な圧力を生じる。
また、固定部材74には法線Na方向及び法線Nb方向に加圧力が生じるが、法線Na方向と法線Nb方向との交点は固定部材74の領域に位置しているため、固定部材74には図7(B)に示すような回転力(図中Mで示す力)が発生することがなく、図7(C)に示すように圧力は均一となる。
定着ベルト77の定着ニップ部の出口側には、定着ベルト77から用紙Pを分離補助する分離板83が、先端部が定着ベルト77と接触しないように設置されている。
分離板83は、用紙搬送方向下流側に回転支点を有し、分離板先端近傍の位置決め部(軸方向で見て、用紙幅より外側にある)を定着ベルト77にバネ部材等で付勢し、定着ベルト77との間を微小なギャップとなるようにしている。これにより、定着ニップ部の出口側で自然分離した用紙Pは、分離板83によってガイドされ、定着ベルト77に巻きつくことが防止される。
加熱ローラ78は、内部に熱源84を備えている。熱源は、例えば、ハロゲンヒータ、赤外線ヒータ等であり、誘導加熱手段、熱抵抗等を用いても良い。
サーモパイル85aは、加熱ローラ78に掛け回された定着ベルト77の掛け回し終わり後の位置での表面温度を検知する。なお、サーモパイル85aは定着ベルト77に非接触で配置され、図3に示すように、軸方向における用紙幅内に設けられる。
また、サーミスタ85bは、加熱ローラ78に掛け回された定着ベルト77の表面温度を検知する。なお、サーミスタ85bは定着ベルト77に接触させて配置され、図3に示すように、軸方向における用紙幅の外側に設けられる。
そして、定着ベルト停止中はサーミスタ85bの検知温度に基づき、定着ベルト走行中はサーモパイル85aの検知温度に基づき、コントローラにより、熱源84をオンオフ制御し、加熱ローラ78を所定温度に保持する。
加圧ローラ72も同様に、内部にハロゲンヒータ等の熱源86を備え、周面にサーミスタ87が押し当てられている。そして、サーミスタ87の検知温度に基づきコントローラで熱源86をオンオフ制御し、加圧ローラ72も同じく所定温度に保持する。
定着装置25の入口側には入口ガイド88が設けられ、用紙Pを定着ニップ部へと導くようにしている。
定着ベルト77の表面に接触している部材は、サーミスタ85b、分離板83の突き当て部であるが、いずれも用紙幅より外側に配置しているので、用紙幅内の定着ベルト77に磨耗傷を生じさせることなく、磨耗傷が用紙Pのトナー画像に転写されることによる画像劣化が生じることはない。
本実施形態では、加圧ローラ72として、鋼等の金属パイプに厚さ2mmのシリコーンゴム層を設け、直径が50mm、両端のジャーナル部60を直径20mmに絞ったものを用いている。
両端のジャーナル部60には、ベアリング61を設け、フレーム81に回転可能に設けた加圧レバー82とスプリング62によって、ベアリング61を加熱ローラ78方向に加圧している(加圧機構部)。
そして、駆動手段からの駆動が加圧ローラ端部に設けたギヤ63に入力され、反時計まわりに回転する。
このように構成された加圧ローラ72が回転することにより、定着ニップ部の定着ベルト77が従動回転する。
加熱ローラ78としては、例えば、熱伝導率のよい、厚さ0.5mm〜3mmのアルミニウム製のパイプ(中空パイプ形状)であって、直径50mmのものを用いる。
加圧ローラ72の表面は、定着ベルト77との接触や、固定部材74との摺動接触による摩耗を防止するため、アルマイト処理やフッ素樹脂処理等が施されている。また、内面には耐熱黒塗装が施され、熱源84からの熱を吸収しやすくしている。
また、加熱ローラ78の両端部は、フレーム81にベアリング64を介して回転可能に固定支持されている。このように構成された加熱ローラ78は、定着ベルト77の回転によって従動回転しながら、定着ベルト77を加熱する。なお、加熱ローラ78は、加圧ローラ72からの圧接力を受けても、ほとんど撓むことのない剛性を有している。
固定部材74の上面は加熱ローラ78と摺動接触し、下面は定着ベルト77と摺動接触している。図中の左右方向の寸法は、加熱ローラ78の外径より小さく、かつ定着ニップ部より広い幅としている。また、固定部材74は、定着ベルト77が加熱ローラ78と固定部材74の両方に緩く張られるような形状としている。
固定部材74の材質としては、耐熱性や摺動性に良好で、加熱ローラ78からの熱移動が少ない耐熱樹脂を使用することが好ましい。例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド),PAI(ポリアミドイミド),PI(ポリイミド)等を用いることができる。
固定部材74の摺動面は、フッ素樹脂のコーティングや、フッ素樹脂シートを介在させることにより、摺動抵抗を低減することが好ましい。
加熱ローラ78との摺動面において、接触部74a及び74bの荷重が大きく、固定部材74が摩耗するような場合には、図7(C)に示すように、上面を加熱ローラ78の外周面に沿った曲面形状として荷重を分散させることも可能である。
定着ベルト77との摺動面は平面で形成され、フラット形状の定着ニップを形成している。フラットな定着ニップ形状は、用紙Pの搬送性が良好でシワなどの用紙搬送不良が生じにくい。
なお、定着ニップの形状はこれに限られるものではなく、例えば、定着ベルト77との対向面は、加圧ローラ72の外形面と同方向の緩い曲面で形成されていても良い。このような固定部材側に凸形状のニップ形状では、用紙Pは加圧ローラ側に沿って排出されるため、用紙Pが定着ベルト77に巻きつきにくくなる。
定着ベルト77との対向面の左右にある定着ベルト進入部(入口部)74cおよび/または出口部74dは、加熱ローラ外形面と同方向の小さいR形状としている。定着ベルト77は、この2箇所のR部分と接触するように張られている。直径50mmローラ対による定着ニップでは、出口部の曲率が小さく(R=25mm)、用紙が自然分離しにくい欠点があるが、本構成では出口部の曲率が大きく(R=8mm)設定されており、用紙が自然分離しやすい特徴がある。
図7(A)に示す従来の定着装置と比較して明らかなように、本実施形態の定着装置(図7(C))では、加熱ローラ78を用紙進入側(用紙搬送方向上流側)にオフセットしているため、ニップ部出口部での定着ベルトの走行方向がニップ面に対して角度がつく方向になり(θ1<θ2)、用紙の分離能力が向上する。
定着ベルト77は、例えば、耐熱性の高い、厚さが0.05〜0.2mmのポリイミド樹脂の表層と裏層に離型層をコーティングした、直径58mmのベルトである。ここで、表離型層は、例えば、シリコーンゴム、フッ素樹脂、シリコーンゴムとフッ素樹脂の2層構造、シリコーンゴムとフッ素樹脂の混合体などの材質から構成され、用紙上のトナーの凹凸に追従するために弾性を持たせている。また、裏離型層は、固定部材74との摺動抵抗を低減させるために、フッ素樹脂処理が施されている。さらに、フッ素グリスなどの潤滑材を塗布することも好ましい。なお、定着ベルト77の基材としては、樹脂に限らず、例えば、ステンレス、ニッケル、銅などの金属を用いたり、ゴム等を用いたりすることも好ましい。
以上のように構成した定着ベルト77は、大径の加熱ローラ78に巻きついて加熱され、定着ニップ部で用紙を加熱加圧することで、用紙P上のトナー画像を定着させる。
上述のように、本実施形態の定着装置は、ニップ部の圧力を固定部材74だけではなく加熱ローラ78も利用して受けているので、固定部材74のサイズを大きくすることなく(強度を高めることなく)、幅広かつ高面圧なニップを得ることができ、高速かつ高画質画像の対応が可能となる。
また、固定部材74が小さく、加熱ローラ78と接触しているため、定着ベルト77の周長を短くすることができ、装置を小型化できる。
さらに、固定部材74の形状によって、ニップ出口の定着ベルト曲率を大きくすることができ、分離性能に優れ、自然分離が可能である。
加熱ローラ78は、回転しながら定着ベルト77と接しているため、加熱ローラ78から定着ベルト77への熱伝達効率にも優れた構成とすることができる。
〔第2の実施形態〕
本実施形態の定着装置の側面図を図4に示す。
上述の第1の実施形態では、加圧機構部が加圧ローラ72側に設けられているが、本実施形態の定着装置のように、加圧機構部を加熱ローラ78側に設けることができる。すなわち、加圧ローラ72をフレーム81に固定し、加熱ローラ78側から加圧する構成とすることができる。
また、固定部材74を固定して、加熱ローラ78側及び加圧ローラ72側の両方向から加圧する構成とすることもできる。
〔第3の実施形態〕
本実施形態の定着装置の側面図の部分拡大図を図5に示す。
加熱ローラ78は定着ベルト77によって従動回転しているため、各々の部材に速度差が生じることがなく、各々の部材の磨耗劣化を防止することができる。
しかしながら、加熱ローラ78は、固定部材74と摺動しながら回転するため、定着ベルト77による加熱ローラ駆動力よりも固定部材74との摺動抵抗が大きくなると、加熱ローラ78が回転しないという問題が生じる。加熱ローラ78が回転しないと、定着ベルト77の加熱効率が悪化するばかりでなく、定着ベルト77の回転抵抗となって定着ベルト77が回転しなくなるというおそれもある。
これを防止するために、本実施形態の定着装置は図5に示す回転機構部を備える。
回転機構部は、図5に示すように、加圧ローラ72と加熱ローラ78とをギヤ65及び66によりギヤ連結し、加熱ローラ78とギヤ65との間にワンウェイクラッチ67を設けている。
加熱ローラ78は定着ベルト77によって従動回転し、ギヤ65は加熱ローラ78より数%(1〜5%程度)遅い速度で回転している。
したがって、ワンウェイクラッチ67は、(加熱ローラ回転速度)>(加熱ローラギヤ回転速度)の状態ではフリー状態であるが、加熱ローラ回転速度がスリップなどで低下すると、(加熱ローラ回転速度)=(加熱ローラギヤ回転速度)でロックし、加熱ローラ78は数%遅い回転数で駆動回転する。
このように、本実施形態の定着装置は、定着ベルト77と加熱ローラ78との間にスリップが生じても、加熱ローラ78が駆動されることで定着ベルト77を回転させるので、定着ベルト77がスリップで回転停止するのを防止することができる。
〔第4の実施形態〕
定着ベルト77は加圧ローラ72によって従動回転している。しかしながら、定着ベルト77は固定部材74と摺動しながら回転するため、加圧ローラ72による定着ベルト駆動力よりも固定部材74との摺動抵抗が大きくなると、定着ベルト77が回転しないという問題が発生する。特に、定着ニップ部において用紙搬送中は、加圧ローラ72と定着ベルト77間に用紙Pが存在するため、加圧ローラ72による定着ベルト駆動力が低下してしまう。すなわち、定着ベルト77が回転しないと、用紙Pを搬送することができなくなってしまう。
そこで、図5に示す第3の実施形態と同様、加熱ローラ78と加圧ローラ72とをギヤ65及びギヤ66によりギヤ連結し、加熱ローラ78も回転駆動するようにすることが好ましい。
加熱ローラ78の速度は、加圧ローラ72による定着ベルト77の駆動速度と略同一(±1%)であるか、〜10%の範囲で速くなるように設定される。
定着ベルト77の内面は、上述のようにフッ素樹脂処理が施され、潤滑材が塗布されているため、加熱ローラ78との接触面でスリップしやすい状態となっている。そのため、定着ベルト77と異なる速度で加熱ローラ78を回転させても、安定してスリップして回転をするため、定着ベルト77の回転駆動状態は維持される。
搬送された用紙がニップ部を通過中は、加圧ローラ72による定着ベルト駆動力が低下してしまうが、加熱ローラ78による定着ベルト駆動力があるため、定着ベルト77が回転しないという問題を解決できる。さらに、加熱ローラ78が駆動回転しているため、上述のような定着ベルト77と加熱ローラ78とのスリップによって加熱ローラ78が回転しないという問題も生じない。
なお、定着ベルト77の速度よりも加熱ローラ78を遅く回転させることも可能であるが、加熱ローラ78が定着ベルトの回転抵抗となってしまい、ニップ出口部での定着ベルトが弛み、用紙分離性が不安定となる可能性がある。よって、加熱ローラ78は定着ベルトと等速(±1%)、または〜10%の範囲で速く回転させることが好ましい。
〔第5の実施形態〕
本実施形態の定着装置において、熱源は、加熱ローラ78の内部又は外部に設けられる誘導加熱手段とすることができる。
例えば、図6に示すように、加熱ローラ78の熱源として誘導加熱手段89を備える態様とすることができる。
図6の例では、誘導加熱手段89は定着ベルト77の外面側に非接触で配置され、定着ベルト77の層内に設けた発熱層を加熱する。なお、誘導加熱手段89を加熱ローラ内面側に配置して、加熱ローラ78を加熱して間接的に定着ベルト77を加熱するようにしても良い。
定着ベルト77の外面側に非接触の誘導加熱手段89を設けることにより、加熱ローラ78の内部に熱源を設ける必要がなくなる。そこで、加熱ローラ78の内面側にリブ68を設けることで強度を増加させ、より高面圧に対応することが可能となる。
以上説明した構成による本発明の定着装置25を備えた画像形成装置(図1)とすることにより、上述のように機能する画像形成装置を構成することができる。
10 中間転写体
14 駆動ローラ
15 第1の従動ローラ
16 第2の従動ローラ
18 単色作像手段
20 タンデム作像装置
21 露光装置
22 2次転写装置
23 ローラ
24 搬送ベルト
25 定着装置
28 媒体収納カセット
30 原稿台
31 光源
32 ミラー
33 レンズ
34 CCD
35 給紙コロ
36 給紙路
37 レジストローラ
38 排紙トレイ
40 像担持体
41 帯電装置
42 現像装置
43 1次転写装置
44 クリーニング装置
47 ポリゴンミラー
48 ミラー
60 ジャーナル部
61,64 ベアリング
62 スプリング
63,65,66 ギヤ
67 ワンウェイクラッチ
68 リブ
72 加圧ローラ(加圧回転体)
74 固定部材
74a、74b 接触部
74c 回動支点
77 定着ベルト
78 加熱ローラ(加熱回転体)
81 フレーム
82 加圧レバー
83 分離爪
84,86 熱源
85a サーモパイル
85b,87 サーミスタ
88 入口ガイド
89 誘導加熱手段
100 複写機本体
200 スキャナ
L 書込み光
G 原稿
P 記録媒体(用紙)
S 対向面
N 法線
T 接線
特許第5640405号公報 特開2012−242550号公報

Claims (8)

  1. 熱源により加熱されるとともに回転する加熱回転体と、
    前記加熱回転体の外周面の一部と摺動接触する接触部を有する固定部材と、
    前記加熱回転体及び前記固定部材に架け渡される定着ベルトと、
    前記定着ベルトを介して前記固定部材と加圧接触して記録媒体が搬送されるニップ部を形成し、駆動回転することにより前記定着ベルトを従動回転させる加圧回転体と、を前記ニップ部形成のための加圧方向にこの順番で備え、前記ニップ部の圧力は、前記定着ベルト及び前記固定部材を介し、前記加熱回転体と前記加圧回転体との間の加圧により付与される定着装置において、
    前記加熱回転体の回転中心と前記加圧回転体の回転中心とを結ぶ直線が、ニップ部における前記記録媒体の搬送方向と直交しないように配置され、
    前記加熱回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線と、前記加圧回転体の前記固定部材との対向面の中央位置における面法線とが、前記固定部材が設けられた領域において交差することを特徴とする定着装置。
  2. 前記固定部材の前記接触部は、前記加熱回転体の周方向における前記ニップ部を挟んだ両側に設けられ、
    前記加熱回転体の前記固定部材との対向面は、前記接触部により区画される外周面であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加圧回転体の前記固定部材との対向面は、前記固定部材との摺動接触面であることを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記固定部材の回転支点となる支点部を備え、前記固定部材は前記支点部を中心として回動可能に支持されてなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記加熱回転体の前記固定部材との対向面の接線と、前記加圧回転体の前記固定部材との対向面の接線とが、前記支点部が配置された領域において交差することを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記熱源は、中空パイプ形状である加熱回転体の内部に配置される赤外線ヒータであることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記熱源は、前記加熱回転体の内部又は外部に設けられる誘導加熱手段であることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の定着装置。
  8. 請求項1から7までのいずれかに記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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