JP2016176901A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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Hiroyuki Shimizu
博之 清水
山崎 孝
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Abstract

【課題】 温度や湿度を変更することができるか否かを作業者が容易に把握することができるとともに、例えば、過剰な温度や湿度の変更が不可なときに、作業者の直接的な前記変更を制限することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】 電子部品搬送装置は、電子部品を検査する複数の温度湿度モードを表示し、設定することが可能な設定表示部を有し、複数の温度湿度モードのうちの第1の温度湿度モードから第1の温度湿度モードとは異なる第2の温度湿度モードに変更する場合、第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示と、第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示とのいずれかを表示できることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関するものである。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的特性を検査する電子部品検査装置が知られている。この電子部品検査装置は、一般的に、ICデバイスを検査する検査部と、検査部までICデバイスを搬送するための搬送部、および、ICデバイスを配置する配置部を有する電子部品搬送装置とを有している。また、このような電子部品搬送装置では、例えば、ICデバイスを所定温度に冷却または加熱しながらICデバイスを検査することがある。
このような電子部品検査装置の一例として、例えば、特許文献1には、ICデバイスの電気的特性を検査する検査部を備えたICハンドラーが開示されている。また、例えば、特許文献2には、ウエハに付加価値を与える基板処理装置が開示されている。
特開2009−97899号公報 特開2010−27791号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2のような従来の電子部品検査装置(装置)では、装置内の状態が、温度や湿度を変更しても装置やICデバイスに過剰な負荷がかからない状態であるのか否かを把握することについて開示されていない。そのため、装置内の状態が、温度や湿度を変更することができる状況であるのか否かを作業者は把握することが難しかった。その結果、装置の状態が、温度や湿度の変更が可能ではないときに、作業者が誤って温度や湿度を変更してしまい、装置やICデバイスへの不要な負荷が生じてしまうという可能性があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の電子部品搬送装置は、電子部品を検査する複数の温度湿度モードを表示し、設定することが可能な設定表示部を有し、
前記複数の温度湿度モードのうちの第1の温度湿度モードから前記第1の温度湿度モードとは異なる第2の温度湿度モードに変更する場合、前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示と、前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示とのいずれかを表示できることを特徴とする。
これにより、第1の温度湿度モードから第2の温度湿度モードに変更するとき、作業者は、設定表示部の表示を確認することで、第2の温度湿度モードに変更することが可能であるか否かをより容易に把握することができる。また、温度や湿度を変更不可なときには、変更したい第2の温度湿度モードへの直接的な変更が制限される。そのため、作業者が誤って温度や湿度を変更することにより、装置(電子部品搬送装置)や電子部品に過剰な負荷がかかることを抑制することができる。
[適用例2]
本発明の電子部品搬送装置では、前記複数の温度湿度モードは、高温モード、常温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードを有することが好ましい。
これにより、低温モードを選択することで電子部品を低温環境下で検査することが可能である。また、常温モードや常温制御モードを選択することで電子部品を常温環境下で検査することが可能である。また、高温モードを選択することで電子部品を高温環境下で検査することが可能である。このように、電子部品を低温環境下、常温環境下および高温環境下のうち所望の環境下で検査することが可能である。また、必要に応じて、除湿モードを選択することで、例えば電子部品に結露等が生じることを抑制することができる。
[適用例3]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかであり、
前記第2の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかである場合、
前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示をすることが好ましい。
これにより、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードから、それとは異なる高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードへの直接的な変更を制限することができる。そして、この制限されていることを作業者は設定表示部にて確認することができるため、前記変更が制限されていることをより容易に把握することができる。
[適用例4]
本発明の電子部品搬送装置では、前記第1の温度湿度モードが、前記常温モードであり、
前記第2の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかである場合、
前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示をすることが好ましい。
これにより、常温モードから、例えば、低温モード、常温制御モード、高温モード、除湿モードに直接的に変更することが可能であることを作業者はより容易に把握することができる。なお、常温モードから、例えば、低温モード、常温制御モード、高温モード、除湿モードのいずれかへの変更をしても装置や電子部品に過剰な負荷がかかり難い。
[適用例5]
本発明の電子部品搬送装置では、前記常温モードから、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかに変更する場合、前記高温モード、前記常温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードがこの順で並んで表示されることが好ましい。
これにより、作業者は、常温モードから高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードへの変更を直接的に行えることをより容易に把握することができる。
[適用例6]
本発明の電子部品搬送装置では、前記高温モードおよび前記常温モードは、それぞれ、波長域が、610〜750nmの色で表示され、
前記常温制御モードは、波長域が、480〜490nmの色で表示され、
前記低温モードは、波長域が、435〜480nmの色で表示され、
前記除湿モードは、波長域が、580〜595nmの色で表示されることが好ましい。
これにより、作業者は、常温モード、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードをより容易に判別することができる。そのため、作業者による常温モード、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードの選択間違えがより低減される。
[適用例7]
本発明の電子部品搬送装置では、前記高温モードの波長域が610〜750nmの色で表示されている部分は、前記常温モードの波長域が610〜750nmの色で表示されている部分よりも面積が大きいことが好ましい。
これにより、作業者は、常温モードと高温モードとをより容易に判別することができる。そのため、作業者による常温モードと高温モードとの選択間違えがより低減される。
[適用例8]
本発明の電子部品検査装置は、電子部品を検査する複数の温度湿度モードを表示し、設定することが可能な設定表示部と、
前記電子部品を検査する検査部とを備え、
前記複数の温度湿度モードのうちの第1の温度湿度モードから前記第1の温度湿度モードとは異なる第2の温度湿度モードに変更する場合、前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示と、前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示とのいずれかを表示できることを特徴とする。
これにより、第1の温度湿度モードから第2の温度湿度モードに変更するとき、設定表示部の表示を確認することで、作業者は第2の温度湿度モードに変更することが可能であるか否かをより容易に把握することができる。また、温度や湿度を変更不可なときには、変更したい第2の温度湿度モードへの直接的な変更が制限される。そのため、作業者が誤って温度や湿度を変更することにより、装置(電子部品検査装置)や電子部品に過剰な負荷がかかることを抑制することができる。
本発明の好適な実施形態に係る電子部品検査装置を示す概略斜視図である。 図1に示す検査装置(電子部品検査装置)の概略平面図である。 図1に示す検査装置の一部を示すブロック図である。 図1に示すモニターに表示されるウインドウを示す図である。 図4に示すウインドウにサブウインドウが表示された状態を示す図である。 図4に示すウインドウの状態表示部に低温表示が表示された状態を示す図である。 図6に示すウインドウにサブウインドウが表示された状態を示す図である。 図4に示すウインドウの状態表示部に高温表示が表示された状態を示す図である。 第1の温度湿度モードから第2の温度湿度モードへの変更が可能か否かを示す表である。
以下、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置について添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る電子部品検査装置を示す概略斜視図である。図2は、図1に示す検査装置(電子部品検査装置)の概略平面図である。図3は、図1に示す検査装置の一部を示すブロック図である。図4は、図1に示すモニターに表示されるウインドウを示す図である。図5は、図4に示すウインドウにサブウインドウが表示された状態を示す図である。図6は、図4に示すウインドウの状態表示部に低温表示が表示された状態を示す図である。図7は、図6に示すウインドウにサブウインドウが表示された状態を示す図である。図8は、図4に示すウインドウの状態表示部に高温表示が表示された状態を示す図である。図9は、第1の温度湿度モードから第2の温度湿度モードへの変更が可能か否かを示す表である。
なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向」とも言う。また、X軸、Y軸およびZ軸の各軸の矢印の方向をプラス側、矢印と反対の方向をマイナス側と言う。また、電子部品の搬送方向の上流側を単に「上流側」とも言い、下流側を単に「下流側」とも言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば5°未満程度)傾いた状態も含む。
図1に示す検査装置(電子部品検査装置)1は、例えば、BGA(Ball grid array)パッケージやLGA(Land grid array)パッケージ等のICデバイス、LCD(Liquid Crystal Display)、CIS(CMOS Image Sensor)等の電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)するための装置である。なお、以下では、説明の便宜上、検査を行う前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。
図1および図2に示すように、検査装置1は、ICデバイス90を搬送する電子部品搬送装置10と、検査部16と、表示装置40および操作装置50を有する設定表示部60とを備えている。なお、本実施形態では、検査部16、および、後述する制御装置30が有する検査制御部312を除く構成によって電子部品搬送装置10が構成されている。
また、図1および図2に示すように、検査装置1は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域(電子部品供給領域)A2と、検査部16が設けられている検査領域(検査部配置領域)A3と、デバイス回収領域(電子部品回収領域)A4と、トレイ除去領域A5とに分けられている。この検査装置1において、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで各領域を順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。
また、検査装置1は、常温環境下、低温環境下および高温環境下で検査を行うことができるよう構成されている。
以下、検査装置1について領域A1〜A5ごとに説明する。
〈トレイ供給領域A1〉
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される領域である。トレイ供給領域A1では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
〈デバイス供給領域A2〉
デバイス供給領域A2は、トレイ供給領域A1からのトレイ200上の複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2とを跨ぐように、トレイ200を搬送するトレイ搬送機構(搬送部)11A、11Bが設けられている。
デバイス供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート)12と、供給ロボット(デバイス搬送ヘッド)13と、供給空トレイ搬送機構15とが設けられている。
温度調整部12は、ICデバイス90を配置し、配置されたICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整(制御)する装置である。図2に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12に搬送され、載置される。なお、図示しないが、温度調整部12には、温度調整部12におけるICデバイス90の温度を検出する温度検出部が設けられている。
図2に示す供給ロボット13は、ICデバイス90の搬送を行う搬送部であり、デバイス供給領域A2内でX方向、Y方向およびZ方向に移動可能に支持されている。この供給ロボット13は、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担っている。なお、供給ロボット13は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有している。各把持部は、吸着ノズルを備えており、ICデバイス90を吸着することで把持することができる。また、供給ロボット13は、ICデバイス90を加熱または冷却することができるように構成されている。
供給空トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をX方向に搬送する搬送部(搬送機構)である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによってデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
〈検査領域A3〉
検査領域A3は、ICデバイス90が検査される領域である。この検査領域A3には、デバイス供給部14と、検査部16と、測定ロボット(デバイス搬送ヘッド)17と、デバイス回収部18とが設けられている。
デバイス供給部14は、温度調整(温度制御)されたICデバイス90を検査部16近傍まで搬送する搬送部である。このデバイス供給部14は、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、温度調整部12上のICデバイス90は、いずれかのデバイス供給部14に搬送され、載置される。なお、この搬送は、供給ロボット13によって行われる。また、デバイス供給部14は、ICデバイス90を加熱または冷却することができるように構成されている。また、図示はしないが、デバイス供給部14には、デバイス供給部14におけるICデバイス90の温度を検出する温度検出部が設けられている。
検査部16は、ICデバイス90の電気的特性を検査・試験するユニットであり、ICデバイス90を検査する場合にそのICデバイス90を保持する保持部である。検査部16には、ICデバイス90を保持した状態で当該ICデバイス90の端子と電気的に接続される複数のプローブピンが設けられている。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが電気的に接続され(接触し)、プローブピンを介してICデバイス90の検査が行われる。また、検査部16は、ICデバイス90を加熱または冷却することができるように構成されている。また、図示はしないが、検査部16には、検査部16におけるICデバイス90の温度を検出する温度検出部が設けられている。
測定ロボット17は、ICデバイス90の搬送を行う搬送部であり、検査領域A3内で移動可能に支持されている。この測定ロボット17は、デバイス供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14上のICデバイス90を検査部16上に搬送し、載置することができる。また、ICデバイス90を検査する場合に、測定ロボット17は、ICデバイス90を検査部16に向けて押圧し、これにより、ICデバイス90を検査部16に当接させる。これによって、前述したように、ICデバイス90の端子と検査部16のプローブピンとが電気的に接続される。なお、測定ロボット17は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有している。各把持部は、吸着ノズルを備えており、ICデバイス90を吸着することで把持することができる。また、測定ロボット17はICデバイス90を加熱または冷却することができるように構成されている。また、図示はしないが、測定ロボット17には、測定ロボット17におけるICデバイス90の温度を検出する温度検出部が設けられている。
デバイス回収部18は、検査部16での検査が終了したICデバイス90をデバイス回収領域A4まで搬送する搬送部である。このデバイス回収部18は、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間をX方向に沿って移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、検査部16上のICデバイス90は、いずれかのデバイス回収部18に搬送され、載置される。なお、この搬送は、測定ロボット17によって行われる。また、図示はしないが、デバイス回収部18には、デバイス回収部18におけるICデバイス90の温度を検出する温度検出部が設けられていても良い。
〈デバイス回収領域A4〉
デバイス回収領域A4は、検査が終了したICデバイス90が回収される領域である。このデバイス回収領域A4には、回収用トレイ19と、回収ロボット(デバイス搬送ヘッド)20と、回収空トレイ搬送機構(トレイ搬送機構)21とが設けられている。また、デバイス回収領域A4には、3つの空のトレイ200も用意されている。
回収用トレイ19は、ICデバイス90が載置される載置部であり、デバイス回収領域A4内に固定され、図2に示す構成では、X方向に並んで3つ配置されている。また、空のトレイ200も、ICデバイス90が載置される載置部であり、X方向に並んで3つ配置されている。そして、デバイス回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、これらの回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに回収されて、分類されることとなる。
回収ロボット20は、ICデバイス90の搬送を行う搬送部であり、デバイス回収領域A4内でX方向、Y方向およびZ方向に移動可能に支持されている。この回収ロボット20は、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、回収ロボット20は、ICデバイス90を把持する複数の把持部(図示せず)を有している。各把持部は、吸着ノズルを備えており、ICデバイス90を吸着することで把持することができる。
回収空トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をX方向に搬送させる搬送部(搬送機構)である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
〈トレイ除去領域A5〉
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される領域である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。なお、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5とを跨ぐように、トレイ200を1枚ずつ搬送するトレイ搬送機構(搬送部)22A、22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、検査済みのICデバイス90が載置されたトレイ200をデバイス回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送する。トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をトレイ除去領域A5からデバイス回収領域A4に搬送する。
以上説明したような各領域A1〜A5は、互いに、図示しない壁部やシャッター等により仕切られている。そして、デバイス供給領域A2は、壁部やシャッター等で画成された第1室(Input)R1となっており、検査領域A3は、壁部やシャッター等で画成された第2室(Index)R2となっており、デバイス回収領域A4は、壁部やシャッター等で画成された第3室(Output)R3となっている。このような第1室(室)R1、第2室(室)R2および第3室(室)R3は、それぞれ、気密性や断熱性を確保することができるように構成されている。これにより、第1室R1、第2室R2および第3室R3は、それぞれ、湿度や温度を可能な限り維持することができる。
また、図2および図3に示すように、第1室R1には、第1室R1内の温度を検出する温度センサー(温度計)241と、第1室R1内の湿度(相対湿度)を検出する湿度センサー(湿度計)251と、第1室R1内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサー(酸素濃度計)261とが設けられている。また、第2室R2には、第2室R2内の温度を検出する温度センサー(温度計)242と、第2室R2内の湿度(相対湿度)を検出する湿度センサー(湿度計)252とが設けられている。また、第3室R3には、第3室R3内の酸素濃度を検出する酸素濃度センサー(酸素濃度計)263が設けられている。
また、図3に示すように、検査装置1は、加熱機構27と、冷却機構28と、ドライエアー供給機構(除湿機構)29とを有している。なお、図3では、加熱機構27と、冷却機構28と、ドライエアー供給機構29とを複数有する場合であっても代表して1つを図示している。加熱機構27は、例えばヒーター等を有し、温度調整部12、供給ロボット13、デバイス供給部14、検査部16および測定ロボット17を加熱する。冷却機構28は、例えば、冷却対象物の近傍に配置された管体内に冷媒(例えば、低温の気体)を流して冷却する装置、ペルチェ素子等を有し、温度調整部12、供給ロボット13、デバイス供給部14、検査部16および測定ロボット17を冷却する。ドライエアー供給機構29は、第1室R1および第2室R2に湿度の低い空気、窒素等の気体(以下、ドライエアーとも言う)を供給できるよう構成されている。そのため、必要に応じて、ドライエアーを供給することにより、ICデバイス90の結露、結氷(着氷、霜)を防止することができる。なお、本実施形態では、ドライエアー供給機構29は、第1室R1内および第2室R2内にドライエアーを供給するよう構成されているが、第3室R3内にもドライエアーを供給するよう構成されていても構わない。
次に、制御装置30と、表示装置40および操作装置50を有する設定表示部60とについて説明する。
〈制御装置30〉
図3に示すように、制御装置30は、検査装置1の各部を制御する機能を有し、駆動制御部311および検査制御部312を有する制御部31と、記憶部32とを有している。
駆動制御部311は、各部(トレイ搬送機構11A、11B、温度調整部12、供給ロボット13、供給空トレイ搬送機構15、デバイス供給部14、検査部16、測定ロボット17、デバイス回収部18、回収ロボット20、回収空トレイ搬送機構21およびトレイ搬送機構22A、22B)の駆動等を制御する。検査制御部312は、例えば、記憶部32内に記憶されたプログラム(ソフトウェア)に基づいて、検査部16に配置されたICデバイス90の検査等を行うことも可能である。
また、制御部31は、各部の駆動や検査結果等を表示装置40に表示する機能や、操作装置50からの入力に従って処理を行う機能等をも有している。
記憶部32は、制御部31が各種処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶する。
なお、前述した温度センサー241、242、湿度センサー251、252、酸素濃度センサー261、263、加熱機構27、冷却機構28およびドライエアー供給機構29は、それぞれ制御装置30と接続している。
〈設定表示部60〉
前述したように、設定表示部60は、表示装置40および操作装置50を有する。
表示装置40は、各部の駆動や検査結果等を表示するモニター41を有する。モニター41は、例えば、液晶表示パネルや有機EL等の表示パネル等で構成することができる。作業者は、このモニター41を介して、検査装置1の各種処理や条件等を設定したり、確認したりすることができる。なお、表示装置40は、図1に示すように、検査装置1の図中上方に配置されている。
操作装置50は、マウス51等の入力デバイスであり、作業者による操作に応じた操作信号を制御部31に出力する。したがって、作業者は、マウス51を用いて、制御部31に対して各種処理等の指示を行うことができる。なお、マウス51(操作装置50)は、図1に示すように、検査装置1の図中右側で、表示装置40に近い位置に配置されている。また、本実施形態では、操作装置50としてマウス51を用いているが、操作装置50はこれに限定されず、例えばキーボード、トラックボール、タッチパネル等の入力デバイス等であってもよい。
以上、検査装置1の構成について簡単に説明した。
このような検査装置1は、加熱機構27、冷却機構28およびドライエアー供給機構29を制御することによって、複数(本実施形態では5つ)の温度湿度モード(モード)の設定を行うことができる。温度湿度モードとは、ICデバイス90を搬送したり検査したりする際の、検査装置1内の温度および湿度のうちの少なく1つを設定するモードである。例えば、温度湿度モードは、加熱機構27、冷却機構28およびドライエアー供給機構29を制御することによって、検査装置1内の各部のうち任意の部分における温度および湿度のうちの少なくとも1つを設定(変更)するモードであるといえる。そして、本実施形態では、複数の温度湿度モードとして、高温モード、低温モード、常温モード、常温制御モードおよび除湿モードの設定を行うことができる。
低温モードは、冷却機構28によって、温度調整部12、供給ロボット13、デバイス供給部14、検査部16および測定ロボット17(以下、これらをまとめて「被制御部」ともいう)を冷却するモードである。これにより、被制御部の冷却に応じて、被制御部が配置されている第1室R1および第2室R2の温度を下降させることができる。そのため、この低温モードを設定することにより、検査装置1を低温環境下でのICデバイス90の検査が可能な状態にすることができる。なお、低温環境下で検査をする場合には、被制御部は、例えば、−60〜25℃程度に冷却制御される。
高温モードは、加熱機構27によって、被制御部を加熱するモードである。この高温モードを設定することにより、被制御部の加熱に応じて、第1室R1および第2室R2の温度を上昇させることができる。この高温モードを設定することにより、検査装置1を高温環境下でのICデバイス90の検査が可能な状態にすることができる。なお、高温環境下で検査をする場合には、被制御部は、例えば、30〜130℃程度に加熱制御される。
常温モードは、加熱機構27および冷却機構28によって、被制御部を加熱または冷却する制御を行わずに、検査装置1を常温環境下でのICデバイス90の検査が可能な状態にするモードである。
常温制御モードは、冷却機構28によって、被制御部を冷却することにより、検査装置1を常温環境下でのICデバイス90の検査が可能な状態にするモードである。なお、常温環境下で検査をする場合には、被制御部は、例えば、25〜35℃程度に制御される。
除湿モードは、ドライエアー供給機構29によって、第1室R1および第2室R2内の湿度を低下させるモードである。この除湿モードは、例えば、低温モードを設定して低温環境下で検査を行う前に、第1室R1および第2室R2内のICデバイス90に結露が生じないように、第1室R1および第2室R2内の湿度を低下させるのに用いられる。
このように、複数の温度湿度モードのうち所望のモードを選択し、その選択に応じて被制御部の温度を制御(調整)することで、常温環境下、低温環境下および高温環境下でのICデバイス90の検査をすることができる。なお、この制御では、被制御部にそれぞれ設けられた温度検出部(図示せず)にてICデバイス90の温度を検出し、制御部31によって、検出された温度に応じてフィードバック制御を行う。これにより、ICデバイス90は、搬送されている間、温度が設定温度付近に維持される。
なお、前記低温環境下における低温とは、例えば寒冷地における冬季の気温であり、氷点下を下回る温度である。また、前記高温環境下における高温とは、例えば、熱帯地域の夏季の気温であったり、車のエンジンルーム内の高温時の温度であったりする。また、ICデバイス90(電子部品)に求められる高温環境あるいは低温環境における信頼性として、例えば、−40℃〜125℃で動作することが求められる場合がある。それゆえ、検査装置1における設定可能温度としては、−45〜155℃、さらには、−45〜175℃としている。なお、前記常温環境下における常温とは、例えば電子部品製造工場などにおける工場内の室温である。あるいは、通常の生活環境において不快にならない範囲での平均的な気温である場合もある。
また、本実施形態の検査装置1では、前述した複数の温度湿度モードの設定や変更を設定表示部60にて行うことができる。以下、この点について説明する。
検査装置1が起動されたとき、制御部31は、モニター41上に図4に示すようなウインドウ(画面)WDを表示する。このウインドウWD内の上方右側には、複数の温度湿度モードを設定するために用いられる表示部(温度湿度制御表示部)7が設けられている。
表示部7は、アイコン71と、設定された温度を示す温度表示部72とを有している。なお、アイコン71の左側には、複数の温度湿度モードを設定するために用いられる表示部7であることを作業者が認識しやすいように、「Temperature」と示されている。
アイコン71は、複数の温度湿度モードの表示や、選択された温度湿度モードの設定を制御部31に指示するために用いられる。この指示は、作業者がマウス51を用いて、モニター41上に表示されるマウスポインタ(図示せず)によって選択する操作(クリック操作)により行われる。なお、アイコン71は、クリックされるとボタンにもなる。後述するアイコン731〜735、741、742についても同様である。
また、アイコン71には、現状設定されている温度湿度モードを示す画像(表示)が表示されており、図4では、常温モードであることを示す常温画像Aが表示されている。常温画像Aは、図4に示すように、温度計の球部を模した形状をなしている。なお、後述する温度湿度モードを示す各画像(低温画像C、高温画像H、常温制御画像CA、除湿画像D)も同様である。また、常温画像Aの一部は、波長域が610〜750nmの範囲内の色、すなわち赤色で表示されている。
なお、本実施形態では、アイコン71と温度表示部72とは左右に並んで配置されているが、例えば、上下に並んで配置されていてもよい。
〈温度湿度モードの変更〉
以下、このような表示部7による複数の温度湿度モードの変更について説明する。以下では、例えば、常温モード(第1の温度湿度モード)から冷却モード(第2の温度湿度モード)に変更したい場合と、冷却モード(第1の温度湿度モード)から高温モード(第2の温度湿度モード)に変更したい場合とについて説明する。
1.常温モード(第1の温度湿度モード)から冷却モード(第2の温度湿度モード)に変更したい場合
まず、作業者によって、図4示す常温画像Aが表示されたアイコン71が選択されると、制御部31は、図5に示すようなサブウインドウ(無制限表示)SW1を表示する。なお、サブウインドウSW1は、アイコン71の直下に表示される。
サブウインドウSW1には、5つのアイコン731、732、733、734、735が上からこの順に並んで表示されている。
アイコン731には、高温モードであることを示す高温画像Hが示されている。アイコン731の右横には、高温画像Hが高温モードであることを作業者が認識しやすいように、「Hot」が表示されている。なお、高温画像Hが示されているアイコン731が選択された場合には、制御部31は高温モードの設定をする。
アイコン732には、常温モードであることを示す常温画像Aが示されている。アイコン732の右横には、常温画像Aが常温モードであることを作業者が認識しやすいように、「Ambient」が表示されている。また、図5では、常温画像Aが示されているアイコン732は、グレーアウトになっており、これにより、作業者は、現状設定されているモードが常温モードであることを認識することができる。
アイコン733には、常温制御モードであることを示す常温制御画像CAが示されている。アイコン733の右横には、常温制御画像CAが常温制御モードであることを作業者が認識しやすいように、「Control Ambient」が表示されている。なお、この常温制御画像CAが示されているアイコン733が選択された場合には、制御部31は常温制御モードの設定をする。
アイコン734には、低温モードであることを示す低温画像Cが示されている。アイコン734の右横には、低温画像Cが低温モードであることを作業者が認識しやすいように、「Cold」が表示されている。なお、この低温画像Cが示されているアイコン734が選択された場合には、制御部31は低温モードの設定をする。
アイコン735には、除湿モードであることを示す除湿画像Dが示されている。アイコン735の右横には、除湿画像Dが除湿モードであることを作業者が認識しやすいように、「Dehumidification」が表示されている。なお、この除湿画像Dが示されているアイコン735が選択されると、制御部31は除湿モードの設定をする。
このようなサブウインドウSW1のアイコン731〜735のうち、作業者が、低温画像Cが示されたアイコン734を選択すると、図6に示すように、アイコン71に低温画像Cが示される。
このようにして、常温モードから冷却モードに変更することができる。この変更は、前述したように、アイコン71を選択する操作と、アイコン734を選択する操作とによって行われる。すなわち、前記変更は、2回のクリック操作で行うことができ、容易である。また、前述したように、サブウインドウSW1がアイコン71の直下に表示されるため、作業者は、上記の2回の操作をより迅速に行うことができる。
また、作業者は、サブウインドウSW1に表示されたアイコン731〜735の表示を見ることで、常温モードから冷却モードに変更することが可能であることをより容易に把握することができる。すなわち、作業者は、検査装置1が、温度や湿度を変更しても検査装置1やICデバイスに過剰な負荷がかからない状態であって、前記変更が制限なく行える状態であることをより容易に把握することができる。特に、サブウインドウSW1では、アイコン731、732、733、734、735が上からこの順で並んで表示されるため、作業者は前記変更が制限なく行えることを特に容易に把握することができる
また、高温画像Hの一部および常温画像Aの一部は、波長域が、610〜750nmの範囲内の色、すなわち赤色で表示される。常温制御画像CAの一部は、波長域が、480〜490nmの範囲内の色、すなわち水色で表示される。低温画像Cの一部は、波長域が435〜480nmの範囲内の色、すなわち、青色で表示される。除湿画像Dの一部は、波長域が、580〜595nmの範囲内の色、すなわち、黄色で表示される。また、高温画像Hの赤色で表示されている部分は、常温画像Aの赤色で表示されている部分よりも面積を大きく表示されている。これにより、作業者は、常温モード、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードをより容易に判別することができる。そのため、作業者による常温モード、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードの選択間違えがより低減される。
2.冷却モード(第1の温度湿度モード)から高温モード(第2の温度湿度モード)に変更したい場合
まず、作業者によって、図6示す低温画像Cが表示されたアイコン71が選択されると、制御部31は、図7に示すようなサブウインドウ(制限表示)SW2を表示する。
サブウインドウSW2には、2つのアイコン741、742が上からこの順に並んで表示されている。
アイコン741には、常温モードであることを示す常温画像Aが示されている。この常温画像Aが示されたアイコン741が選択されると、制御部31は常温モードの設定をする。
アイコン742には、低温モードであることを示す低温画像Cが示されている。図7では、低温画像Cが示されたアイコン742がグレーアウトになっており、これにより、作業者は、現状設定されているモードが低温モードであることを認識することができる。
このようなサブウインドウSW2に表示されたアイコン741、742の表示を見ることで、作業者は、低温モードから高温モードへの直接的な変更が制限されていることをより容易に把握することができる。具体的には、サブウインドウSW2には、前述したサブウインドウSW1とは異なり、常温制御モード、高温モードおよび除湿モードが非表示になっている。そして、冷却モードから、常温制御モード、高温モードおよび除湿モードへの直接的な変更が制限されている。
ここで、過剰な温度や湿度変化を伴う温度や湿度の変更をすると、検査装置1やICデバイス90に過剰な負荷がかかる。例えば、低温モードから、常温制御モード、高温モードおよび除湿モードのいずれかへの変更は、温度や湿度の変化が急激である。そのため、急激な温度や湿度の変化に伴い、検査装置1やICデバイス90に過剰な負荷がかかり易い。このようなことを鑑み、変更するモードの種類によっては直接的な変更を制限している。これにより、作業者が誤って温度や湿度の変更をすることによる検査装置1やICデバイス90への不要な負荷等の発生をより抑制することができる。
このように、低温モードから高温モードへの直接的な変更が制限されているため、低温モードから高温モードへ変更したい場合には、作業者は、まず、サブウインドウSW2の常温画像Aが示されたアイコン741を選択する。これにより、制御部31は、図4に示すように、アイコン71に、常温画像Aを表示し、常温モードの設定をする。
その後、常温モードでの検査装置1の状態が安定したら、作業者は、図4示す常温画像Aが表示されたアイコン71を選択する。この選択がなされると、制御部31は、図5に示すようなサブウインドウSW1を表示する。
そして、作業者は、サブウインドウSW1のうち、高温画像Hが示されたアイコン731を選択する。これにより、制御部31は、図8に示すように、アイコン71に高温画像Hを表示し、高温モードの設定をする。
このようにして、低温モードから高温モードに変更することができる。
上述したように、低温モードから高温モードに変更するような、過剰な温度や湿度変化を伴う変更の場合には、一度、低温モードから常温モードに設定してから、高温モードへの変更を行う。
以上、温度湿度モードの変更について説明した。上述したように、本実施形態の検査装置1では、検査装置1が、温度や湿度を変更しても検査装置1やICデバイス90に過剰な負荷がかからない状態である場合には、サブウインドウSW1が表示される。一方、過剰な温度や湿度変化を伴う温度や湿度の変更をすると、検査装置1やICデバイス90に過剰な負荷がかかる状態である場合には、サブウインドウSW2が表示される。このように、検査装置1では、現状設定されているモードの種類によって、変更に制限をしないサブウインドウSW1と、変更に制限をするサブウインドウSW2とのいずれかを表示する。これにより、過剰な温度や湿度変化を伴う場合には、現状設定されているモードから変更したいモードへの直接的な変更が制限される。このため、検査装置1やICデバイス90に対する過剰な負荷を抑制することができる。また、作業者は、サブウインドウSW1、SW2をそれぞれ確認することで、所望のモードへの直接的な変更が可能であるか否かをより容易に把握することができる。
また、現状設定されているモードから変更したいモードへの直接的な変更が可能であるか否かを図9の表に示す。
図9に示す表では、「第1温度湿度モード」、すなわち上から1行目に示されたモードが、現状のモード(変更前のモード)を示している。一方、「第2温度湿度モード」、すなわち左から1列目に示されたモードが、現状のモードから変更したいモードを示している。また、「○」は直接的に変更可能であることを示し、「×」は直接的に変更不可能であることを示している。
図9に示す表を見て解るように、例えば、高温モード(第1温度湿度モード)から、常温モード(第2温度湿度モード)への直接的な変更は、可能である。一方、高温モード(第1温度湿度モード)から、常温制御モード(第2温度湿度モード)への直接的な変更は、不可能である。この場合には、一度、高温モードから常温モードに変更した後、常温モードから常温制御モードに変更すればよい。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、前述した実施形態では、設定表示部は、操作装置と表示装置とを備えていたが、例えば、表示装置と操作装置とが一体になった構成でもよい。表示装置と操作装置とが一体になった構成としては、例えば、表示装置が有するモニターがタッチパネルになっている構成が挙げられる。
また、前述した実施形態では、第2室に酸素濃度センサーが設けられていなかったが、第2室に酸素濃度センサーが設けられていてもよい。また、前述した説明では、第3室に湿度センサーおよび温度センサーが設けられていなかったが、第3室に湿度センサーおよび温度センサーが設けられていてもよい。
また、前述した実施形態では、高温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードから、これらの他のモードへの直接的な変更が制限され、常温モードから他のモードへの変更は制限されていなかったが、例えば、常温制御モードや除湿モードから他のモードへの変更への直接的な制限はなくてもよい。
1‥‥検査装置
10‥‥電子部品搬送装置
90‥‥ICデバイス
200‥‥トレイ
11A‥‥トレイ搬送機構
11B‥‥トレイ搬送機構
12‥‥温度調整部
13‥‥供給ロボット
14‥‥デバイス供給部
15‥‥供給空トレイ搬送機構
16‥‥検査部
17‥‥測定ロボット
18‥‥デバイス回収部
19‥‥回収用トレイ
20‥‥回収ロボット
21‥‥回収空トレイ搬送機構
22A‥‥トレイ搬送機構
22B‥‥トレイ搬送機構
241、242‥‥温度センサー
251、252‥‥湿度センサー
261、263‥‥酸素濃度センサー
27‥‥加熱機構
28‥‥冷却機構
29‥‥ドライエアー供給機構
30‥‥制御装置
31‥‥制御部
32‥‥記憶部
311‥‥駆動制御部
312‥‥検査制御部
40‥‥表示装置
41‥‥モニター
50‥‥操作装置
51‥‥マウス
60‥‥設定表示部
7‥‥表示部
72‥‥温度表示部
71、731、732、733、734、735、741、742‥‥アイコン
A1‥‥トレイ供給領域(領域)
A2‥‥デバイス供給領域(領域)
A3‥‥検査領域(領域)
A4‥‥デバイス回収領域(領域)
A5‥‥トレイ除去領域(領域)
R1‥‥第1室
R2‥‥第2室
R3‥‥第3室
A‥‥常温画像
CA‥‥常温制御画像
C‥‥低温画像
D‥‥除湿画像
H‥‥高温画像
SW1‥‥サブウインドウ
SW2‥‥サブウインドウ
WD‥‥ウインドウ

Claims (8)

  1. 電子部品を検査する複数の温度湿度モードを表示し、設定することが可能な設定表示部を有し、
    前記複数の温度湿度モードのうちの第1の温度湿度モードから前記第1の温度湿度モードとは異なる第2の温度湿度モードに変更する場合、前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示と、前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示とのいずれかを表示できることを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記複数の温度湿度モードは、高温モード、常温モード、常温制御モード、低温モードおよび除湿モードを有する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記第1の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかであり、
    前記第2の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかである場合、
    前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示をする請求項2に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記第1の温度湿度モードが、前記常温モードであり、
    前記第2の温度湿度モードが、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかである場合、
    前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示をする請求項2または3に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記常温モードから、前記高温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードのいずれかに変更する場合、前記高温モード、前記常温モード、前記常温制御モード、前記低温モードおよび前記除湿モードがこの順で並んで表示される請求項4に記載の電子部品搬送装置。
  6. 前記高温モードおよび前記常温モードは、それぞれ、波長域が、610〜750nmの色で表示され、
    前記常温制御モードは、波長域が、480〜490nmの色で表示され、
    前記低温モードは、波長域が、435〜480nmの色で表示され、
    前記除湿モードは、波長域が、580〜595nmの色で表示される請求項5に記載の電子部品搬送装置。
  7. 前記高温モードの波長域が610〜750nmの色で表示されている部分は、前記常温モードの波長域が610〜750nmの色で表示されている部分よりも面積が大きい請求項6に記載の電子部品搬送装置。
  8. 電子部品を検査する複数の温度湿度モードを表示し、設定することが可能な設定表示部と、
    前記電子部品を検査する検査部とを備え、
    前記複数の温度湿度モードのうちの第1の温度湿度モードから前記第1の温度湿度モードとは異なる第2の温度湿度モードに変更する場合、前記第2の温度湿度モードに変更することが可能である表示と、前記第2の温度湿度モードに変更することが不可能である表示とのいずれかを表示できることを特徴とする電子部品検査装置。
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