JP2016175498A - ハイブリッド車両及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、オートクルーズモードでは排気ガス浄化装置の機能回復のための燃料消費量を削減すると共に登坂時の燃料消費量を削減して燃費を向上するハイブリッド車両及びその制御方法を提供する。
【解決手段】プロペラシャフト25をモータージェネレーター33の回転軸32に接続する減速機構30を備え、制御装置80を、急登坂路L3を予測し、急登坂路L3の開始地点に到達する前に、バッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Chよりも低い状態で、かつ排気ガス浄化装置75の浄化状態が第2状態よりも低い状態のときには、発電回復を選択して実施し、その開始地点に到達するまでにバッテリー35の充電状態Ceを高充電状態Chにする制御を行う構成にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両及びその制御方法に関し、より詳細には、従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、オートクルーズモードでは排気ガス浄化装置の機能回復のための燃料消費量を削減すると共に登坂時の燃料消費量を削減して燃費を向上するハイブリッド車両及びその制御方法に関する。
近年、燃費向上及び環境対策などの観点から、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両(以下「HEV」という。)が注目されている。このHEVにおいては、車両の加速時や発進時には、モータージェネレーターによる駆動力のアシストが行われる一方で、慣性走行時や制動時にはモータージェネレーターによる回生発電が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
このような、いわゆるパラレル型のHEVでは、モータージェネレーターは、通常はエンジンの回転動力を変速するトランスミッションのエンジン側から車両の駆動系に接続される。そのため、HEVの高速走行中(例えば、50〜90km/h)に慣性走行状態になった時は、トランスミッションは高速段に変速されているので、モータージェネレーターにおける回生制動トルクが小さくなって発電の高効率点から外れてしまうため、回生発電の効率を向上することが困難であるという問題があった。
また、モータージェネレーターを配置するために既存の車両のパワートレインコンポーネントのレイアウトの大幅な変更等が必要となるため、既存の車両をHEV化して転用することが容易ではないという問題もあった。
このような問題を解決するために、発明者は、車両のプロペラシャフトとモータージェネレーターの回転軸とを、モータージェネレーターの回転軸を入力軸とし、かつプロペラシャフトを出力軸とする減速機構を介して接続することを考案した。
また、発明者は、その新たに考案したHEVの燃費を向上するために、詳しくはHEV化したバスやトラックなどの大型車両の燃費を向上するために、オートクルーズモードにおける排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する際の燃料消費量と、登坂時の燃料消費量とに着目した。
しかしながら、排気ガス浄化装置の浄化機能が低下した場合には、駆動力に寄与しない燃料を消費して排気ガス浄化装置の温度を高温(例えば、600℃)まで上昇してその低下した浄化機能を回復する必要があり、この排気ガス浄化装置の浄化機能を回復するための燃料消費量により燃費が悪化するという問題があった。
また、オートクルーズモードにおける登坂時には、車速を目標速度に維持するためにトランスミッションのギア段のダウンシフトに伴うエンジン回転数の増加によって、燃料消費量が増加して燃費が悪化するという問題があった。
特開2002−238105号公報
本発明の目的は、従来よりも高速走行時における回生効率を向上しつつ、オートクルーズモードでは排気ガス浄化装置の機能回復のための燃料消費量を削減すると共に登坂時の燃料消費量を削減して燃費を向上することができるハイブリッド車両及びその制御方法を提供することである。
上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンにクラッチを介して接続されたトランスミッション及び駆動輪を駆動するデファレンシャルを連結するプロペラシャフトと、該ディーゼルエンジン及びバッテリーに電気的に接続されたモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、該ディーゼルエンジンの排気通路に配置された排気ガス浄化装置と、地図情報を取得する地図情報取得装置と、車重を取得する車重取得装置と、車速を取得する車速取得装置と、該排気ガス浄化装置の浄化状態を取得する浄化状態取得装置と、制御装置とを備えたハイブリッド車両において、前記プロペラシャフトと前記モータージェネレーターの回転軸とを、該モータージェネレーターの回転軸を入力軸とし、かつ該プロペラシャフトを出力軸として接続する減速機構を備え、前記制御装置を、前記車速を予め設定された目標速度範囲に維持するオートクルーズモードが設定された場合に、前記浄化状態が予め設定された第1状態よりも浄化機能の低い状態のときには、前記ディーゼルエンジンの駆動中に駆動力に寄与しない燃料の噴射により排気ガスの温度を予め設定された回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する強制回復と、該ディーゼルエンジンの駆動中に前記減速機構を介して前記モータージェネレーターで回生発電して前記バッテリーを充電すると共に該モータージェネレーターの回生発電により前記ディーゼルエンジンの負荷を増加させることに伴って排気ガスの温度を前記回復温度まで上昇させて、前記排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する発電回復とを、前記バッテリーの充電状態に基づいて選択する制御を行うことに加えて、少なくとも一部の区間で前記ディーゼルエンジンから前記クラッチ及び前記トランスミッションを経由して前記プロペラシャフトに伝達された駆動力、並びに前記モータージェネレーターから前記減速機構を経由して前記プロペラシャフトに伝達された駆動力の両方で走行するアシスト走行をさせたと仮定した場合に、前記車速を前記目標速度範囲に設定された目標速度以上、又は該目標速度範囲の下限速度以上に維持可能な急登坂路を前記地図情報及び前記車重に基づいて予測する制御を行い、さらに、予測した前記急登坂路の開始地点に到達する前に、前記バッテリーの充電状態が半充電状態以上、満充電状態以下に設定された高充電状態よりも低い状態で、かつ前記浄化状態が前記第1状態よりも浄化機能が高い状態に設定された第2状態よりも低い状態のときには、前記発電回復を選択して、該開始地点に到達するまでに該バッテリーの充電状態を該高充電状態にする制御を行うことを特徴とするものである。
また、上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両の制御方法は、オートクルーズモードが設定された場合には、車速を予め設定された目標速度範囲に維持するオートクルーズモードが設定された場合に、ディーゼルエンジンの排気通路に配置された排気ガス浄化装置の浄化状態が予め設定された第1状態よりも浄化機能の低い状態のときには、該ディーゼルエンジンの駆動中に駆動力に寄与しない燃料の噴射により排気ガスの温度を予め設定された回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する強制回復と、該ディーゼルエンジンの駆動中に減速機構を介してモータージェネレーターで回生発電してバッテリーを充電すると共に該モータージェネレーターの回生発電により該ディーゼルエンジンの負荷を増加させることに伴って排気ガスの温度を該回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する発電回復とを、該バッテリーの充電状態に基づいて選択するハイブリッド車両の制御方法であって、少なくとも一部の区間で前記ディーゼルエンジンからクラッチ及びトランスミッションを経由してプロペラシャフトに伝達された駆動力、並びに前記モータージェネレーターから前記減速機構を経由して該プロペラシャフトに伝達された駆動力の両方で走行するアシスト走行をさせたと仮定した場合に、前記車速を前記目標速度範囲に設定された目標速度以上、又は該目標速度範囲の下限速度以上に維持可能な急登坂路を地図情報及び車重に基づいて予測し、予測した前記急登坂路の開始地点に到達する前に、前記バッテリーの充電状態が半充電状態以上、満充電状態以下に設定された高充電状態よりも低い状態で、かつ前記浄化状態が前記第1状態よりも浄化機能が高い状態に設定された第2状態よりも低い状態のときには、前記発電回復を選択して、該開始地点に到達するまでに該バッテリーの充電状態を該高充電状態にすることを特徴とする方法である。
本発明のハイブリッド車両及びその制御方法によれば、モータージェネレーターの回転軸とプロペラシャフトとを減速機構を介して接続することで、従来よりも高速走行時における回生効率を向上することができる。
また、少なくとも一部の区間でアシスト走行をさせたと仮定した場合に車速を目標速度以上又は下限速度以上に維持可能な、すなわちエンジン走行をさせたときにトランスミッションをダウンシフトしなければ車速を目標速度以上又は下限速度以上に維持できない急登坂路を予測し、その開始地点に到達する前に、バッテリーの充電状態が高充電状態よりも低く、かつ排気ガス浄化装置の浄化状態が第2状態よりも低い状態の場合には、発電回復により、排気ガス浄化装置の浄化機能を回復すると共にバッテリーを充電してバッテリーの充電状態を高充電状態にするようにしたので、強制回復の機会を抑制して排気ガス浄化装置の浄化機能を回復するために駆動力に寄与しない燃料消費量を削減できることに加えて、急登坂路でのアシスト走行の機会を増加することができる。
これにより、オートクルーズモードでは排気ガス浄化装置の機能回復のための燃料消費量を削減でき、さらに、オートクルーズモードの急登坂路の走行時には、アシスト走行を積極的に選択できるようになり、ディーゼルエンジンの出力の増加を抑制したり、トランスミッションをダウンシフトさせずに走行させたり、あるいは一つ上のギア段で走行させたりして、ディーゼルエンジンのエンジン回転数を低回転側にして燃料消費量を削減することができるので、より燃費を向上することができる。
本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の構成図である。 図1の車載ネットワークや制御信号線を示す構成図である。 本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明するフロー図である。 平坦路及び急登坂路をオートクルーズモードで走行した場合の、車速、エンジントルク、モータージェネレータートルク、排気ガス浄化装置の浄化状態、バッテリーの充電状態、及び標高との関係を示した説明図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施形態からなるハイブリッド車両を示す。なお、図2の一点鎖線は、車載ネットワークや制御信号線を示している。
このハイブリッド車両(以下「HEV」という。)は、バスやトラックなどの大型車両であり、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33を有するハイブリッドシステムを備えている。また、このHEVは、ディーゼルエンジン10の排気通路73に配置された排気ガス浄化装置75を備えている。さらに、このHEVは、制御装置80に運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合に、オートクルーズモードを実行するように構成されている。
まず、HEVのハイブリッドシステムについて説明する。ディーゼルエンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では6個)の気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、クランクシャフト13が回転駆動される。このクランクシャフト13の回転動力は、流体継手14及び湿式多板クラッチ15(以下、クラッチ15という。)を通じてトランスミッション20に伝達される。なお、流体継手14及び湿式多板クラッチ15の代わりに、乾式クラッチを用いる場合もある。
トランスミッション20には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMTが用いられている。このトランスミッション20は、入力された回転動力を複数段に変速可能な主変速機構21と、その主変速機構21から伝達された回転動力を低速段と高速段の2段に変速可能な副変速機構22とから構成されている。
トランスミッション20で変速された回転動力は、アウトプットシャフト23に連結するプロペラシャフト25を通じてデファレンシャル26に伝達され、ダブルタイヤからなる一対の駆動輪27にそれぞれ駆動力として分配される。
モータージェネレーター33は、インバーター34を通じてバッテリー35に電気的に接続されている。
これらのディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33は、制御装置80により制御される。具体的には、ディーゼルエンジン10は、回転数センサ86で検出されたエンジン回転数Neやアクセル開度センサ92で検出したアクセルペダルの踏み込み量に基づいて気筒12への燃料の噴射量や噴射タイミングが調節される。また、モータージェネレーター33は、バッテリー35の充電状態(SOC)などに応じてインバーター34の周波数やバッテリー35及びモータージェネレーター33の間の電流値が調節され、HEVの発進時や加速時には、モータージェネレーター33により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター33による回生発電を行って、余剰の運動エネルギーを電力に変換してバッテリー35に充電する。
そして、プロペラシャフト25とモータージェネレーター33の回転軸32とは、減速機構30を介して接続されている。この減速機構30は、モータージェネレーター33の回転軸32を入力軸とし、かつプロペラシャフト25を出力軸としている。つまり、減速機構30においては、モータージェネレーター33の回転数Nmに対するプロペラシャフト25の回転数Npの割合である減速比(Nm/Np)が1.0より大となる。なお、この減速比は、固定又は可変のいずれに設定されていてもよい。
この減速機構30を設けることで、高速走行中の慣性走行時において、トランスミッション20のギア段にかかわらず、モータージェネレーター33の回生制動トルクを減速機構30により大きくすることができるため、回生効率を向上することができる。
また、車両のプロペラシャフト25に減速機構30を新たに取り付けるだけであり、パワートレインコンポーネントのレイアウトの変更が非常に小さくて済むため、既存の車両からの転用を従来よりも容易に行うことができる。
続いてHEVの排気ガス浄化装置75について説明する。ディーゼルエンジン10の運
転中には、排気バルブ70から気筒12内における燃料の燃焼により生じた排気ガス71がエグゾーストマニホールド72を経由して排気通路73へ排気されて、ターボチャージャのタービン74を駆動させている。その後に、タービン74の下流に配置された排気ガス浄化装置75で浄化されて大気へと放出されている。この排気ガス浄化装置75としては、酸化触媒76、捕集装置77、及び還元触媒(SCR触媒)のいずれか又はいくつかの組み合わせを例示できるが、この実施形態では、排気ガス71中の粒子状物質(以下、PMという)を捕集する捕集装置77を少なくとも含むものとする。
この排気ガス浄化装置75においては排気ガス71の浄化に伴ってその浄化機能が低下していく。そこで、排気ガス浄化装置75の機能の回復処理として、定期的に、あるいは、浄化状態取得装置で取得した排気ガス浄化装置75の浄化状態が予め設定された第1状態よりも低くなったときに、バッテリー35の充電状態(SOC)に応じて強制回復(強制再生)と発電回復(発電再生)とを選択的に実施している。排気ガス浄化装置75の浄化状態が第1状態よりも低くなったときとは、捕集装置77のPMの堆積量が閾値以上になったときであり、具体的には、捕集装置77の前後に配置された浄化状態取得装置としての圧力差センサ88が検出した圧力差ΔPが予め設定された第1圧力判定値Pc以上になったときである。
強制回復は、ディーゼルエンジン10の駆動中に、気筒12の燃料の噴射でポスト噴射したり、排気通路73に直接に未然燃料を供給してその未然燃料を酸化触媒76で酸化したりする、つまりディーゼルエンジン10の駆動力に寄与しない燃料を消費することで、一時的に排気ガス71の温度を予め設定された回復温度Tdまで上昇させ、その高温の排気ガス71により、排気ガス浄化装置75の浄化機能を回復する、具体的には、捕集装置77に堆積したPMを燃焼除去するものである。
発電回復は、ディーゼルエンジン10の駆動中に減速機構30を介してモータージェネレーター33を回生発電してバッテリー35を充電すると共にその回生発電によりディーゼルエンジン10の負荷を増加させることに伴って排気ガス71の温度を回復温度Tdまで上昇させ、排気ガス浄化装置75の浄化機能を回復するものである。
回復温度Tdは、捕集装置77に堆積したPMを燃焼除去可能な温度に設定されており、例えば、550℃以上に設定されている。
続いてオートクルーズモードについて説明する。このオートクルーズモードは、特に高速道路を走行する際に使用されており、制御装置80に記憶されたプログラムが、運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合にHEVを自動走行させて予定通りに運行させるモードである。
具体的には、オートクルーズ作動スイッチ81が投入された場合に、制御装置80が、エンジン走行、アシスト走行、モータ走行、及び惰性走行を、地図情報取得装置82で取得された地図情報及び車重推定装置83で推定された車重Mに基づいて適時選択して、車輪速センサ84で取得された車速Vを予め設定された目標速度範囲に維持してHEVを自動走行させるモードである。
なお、オートクルーズモード中には、アクセル開度センサ92でアクセルペダルの踏み込みが検出されるとディーゼルエンジン10からの駆動力により加速させることもできる。また、ブレーキペダル開度センサ93でブレーキペダルの踏み込みが検出される、図示しないクラッチペダルの踏み込みが検出される、あるいは、オートクルーズ作動スイッチ81の投入が解除されると、オートクルーズモードは解除される。
目標速度範囲は、目標速度vaを基準とした上限速度vbと下限速度vcとの間の範囲のことである。これら目標速度va、上限速度vb、及び下限速度vcは、運転手が任意の値にそれぞれ設定でき、例えば、目標速度vaは70km/h以上、90km/h以下に設定され、上限速度vbは目標速度vaに対して0km/以上、+10km/h以下の速度に設定され、下限速度vcは目標速度vaに対して−10km/h以上、0km/h以下の速度に設定される。
地図情報取得装置82としては、制御装置80にそれぞれ接続された、衛星測位システム(GPS)と通信してHEVの現在位置を取得する手段と、三次元道路データが記憶されたサーバーと通信して走行路の勾配θ及び走行距離sを含む三次元道路データを取得する手段と、HEVがこれから走行する走行路の勾配θ及び走行距離sを抽出する手段とからなり、例えば、HEVの前方の1km以上、5km以下の走行路を、走行距離sを500mごとに区切り、その走行距離sごとの勾配θを取得する装置や、勾配θごとに区切りその勾配θごとの走行距離sを取得する装置を例示できる。
また、この地図情報取得装置82としては、少なくとも走行路の勾配θ及び走行距離sが取得できる機能を有するものであればその具体的構成は特に限定されるものではなく、例えば、ドライブレコーダーに記憶された三次元道路データから走行路の勾配θ及び走行距離sを取得するものも例示できる。また、勾配θにおいては、車輪速センサ84や加速度センサ(Gセンサ)85との取得した値に基づいて算出してもよい。
車重推定装置83としては、制御装置80に記憶されて、制御装置80により発進加速時のモータ走行が行われたときに車重Mを推定するプログラム、具体的には、駆動輪27に伝達される駆動力Fmが走行抵抗Rに等しくなるとして、発進加速時のモータ走行におけるインバーター34で取得したモータージェネレーター33の出力トルクTmと、モータージェネレーター33の回転数を取得するモータ用回転センサ36で取得した車両加速度(以下、加速度)aとに基づいて、車重Mを推定するプログラムを例示できる。
この車重推定装置83としては、HEVの車重Mが推定できる機能を有するものであればその具体的構成は特に限定されるものではないが、モータ走行による発進加速時の出力トルクTmと加速度aとに基づいて車重Mを推定する構成にすると、車速Vが低速度(30km/h以下の速度)でも車重Mを推定でき、かつ、走行抵抗Rのうちの転がり抵抗Rr、空気抵抗Rd、及び登坂抵抗Rsのそれぞれを無効にして、変数を減らすことができるので、より高精度且つ単純に車重Mを推定できる。なお、モータ走行による発進加速時は、HEVの後退時も含む。
このオートクルーズモードにおけるHEVの走行は、エンジン走行、アシスト走行、モータ走行、及び惰性走行からなり、エンジン走行は、ディーゼルエンジン10からクラッチ15及びトランスミッション20を経由してプロペラシャフト25に伝達された駆動力FeでHEVを走行させ、アシスト走行は、ディーゼルエンジン10からの駆動力Fe及びモータージェネレーター33から減速機構30を経由してプロペラシャフト25に伝達された駆動力Fmの両方でHEVを走行させ、モータ走行は、クラッチ15を切断状態にしてモータージェネレーター33からの駆動力FmでHEVを走行させ、惰性走行は、ディーゼルエンジン10及びモータージェネレーター33の駆動力をプロペラシャフト25に伝達しない状態でHEVを走行させる。
このようなHEVにおいて、制御装置80が、少なくとも一部の区間でアシスト走行をさせたと仮定した場合に、車速Vを目標速度va以上、又は下限速度vc以上に維持可能な急登坂路L3を地図情報及び車重Mに基づいて予測する制御を行うように構成される。さらに、制御装置80が、予測した急登坂路L3の開始地点に到達する前に、バッテリー
35の充電状態(SOC)Ceが半充電状態(50%)以上、満充電状態(100%)以下に設定された高充電状態Chよりも低い状態で、かつ排気ガス浄化装置75の浄化状態が第1状態よりも浄化機能が高い状態に設定された第2状態よりも低い状態のときには、発電回復を選択して、開始地点に到達するまでにバッテリー35の充電状態Ceを高充電状態Chにする制御を行うように構成される。
急登坂路L3は、勾配θ3が急な上り坂であり、車体に加わる重力加速度による後進方向の力を含む走行抵抗により、ディーゼルエンジン10の駆動力のみではトランスミッション20のギア段をダウンシフトしなければ車速Vを目標速度範囲に維持できない、つまり、少なくとも一部の区間でアシスト走行をさせた場合に、車速Vを目標速度va以上、又は下限速度vc以上に維持可能な登坂路である。このような急登坂路L3としては、例えば、HEVの車重Mが25tの場合には、勾配θ3が3%以上で、走行距離s3が500m以上になる登坂路を例示できる。
高充電状態Chは、バッテリー35の充電状態が満放電を0%、満充電を100%とした場合には、50%以上、好ましくは60%以上の状態であり、低充電状態Clは、50%未満、好ましくは40%以下の状態である。なお、バッテリー35の充電状態Ceは、バッテリー35の種類により適正な運用範囲が定められており、例えば、高充電状態Ch及び低充電状態Clは、その運用範囲の上限値及び下限値に設定されてもよい。
排気ガス浄化装置75の浄化状態が第2状態よりも低い状態は、第1状態よりも浄化機能が高い状態、具体的には、圧力差センサ88で取得した圧力差ΔPが第1圧力判定値Pcよりも低い値に設定された第2圧力判定値Pd以下の状態である。すなわち、捕集装置77のPMの堆積量が第1状態よりも少ない状態である。
このHEVのオートクルーズモードにおける制御方法を、図3に示すフローチャートに基づいて制御装置80の機能として以下に説明する。なお、この制御方法は、HEVの走行中において運転者によってオートクルーズ作動スイッチ81が投入されて、急登坂路L3の手前の平坦路L0(勾配θ0、距離s0)をオートクルーズモードで走行中に行われるものとする。また、以下では、平坦路L0及び急登坂路L3では、車速Vを目標速度vaに維持する設定とした。
まず、ステップS10では、勾配θ3及び走行距離s3を含む地図情報並びに車重Mに基づいてHEVよりも前方の走行路に急登坂路L3があるか否かを予測する。このステップS10で急登坂路L3がないと予測するとステップS20へ進み、急登坂路L3があると予測するとステップS60へ進む。
次いで、ステップS20では、圧力差センサ88の取得した圧力差ΔPが第1圧力判定値Pc以上か否かを判定する。このステップS20で圧力差ΔPが第1圧力判定値Pc未満の場合には、スタートへ戻り、第1圧力判定値Pc以上の場合にはステップS30へ進む。
次いで、ステップS30では、バッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Cl以下か否かを判定する。このステップS30で充電状態Ceが低充電状態Cl以下の場合には、ステップS40へ進み、ステップS40では発電回復を選択して実施してからスタートへ戻る。一方、ステップS40で充電状態Ceが低充電状態Cl超の場合には、ステップS50へ進み、ステップS50では強制回復を選択して実施してからスタートへ戻る。
一方、ステップS60では、圧力差センサ88の取得した圧力差ΔPが第2圧力判定値Pd以上か否かを判定する。このステップS60で圧力差ΔPが第2圧力判定値Pd未満
の場合には、スタートへ戻り、第2圧力判定値Pd以上の場合にはステップS70へ進む。
次いで、ステップS70では、バッテリー35の充電状態Ceが高充電状態Ch以上か否かを判定する。このステップS70で充電状態Ceが高充電状態Ch以上の場合には、スタートへ戻り、高充電状態Ch未満の場合には、ステップS80へ進み、ステップS80では、発電回復を選択して実施してからスタートへ戻る。
そして、急登坂路L3では、制御装置80が、バッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Clになるまでは、アシスト走行を選択してHEVを登坂させる。
図4は、オートクルーズモードにおける車速V、ディーゼルエンジン10の出力トルクTe、モータージェネレーター33の出力トルクTm、圧力差ΔP、バッテリー35の充電状態Ce、及び標高Hの関係の一例を示している。
一点鎖線で示す本発明の制御を行わない場合には、急登坂路L3の中途の位置のC地点で強制回復が実施されて、駆動力Feに寄与しない燃料が噴射される。そして、急登坂路L3の中途の位置のD地点でバッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Clになり、それ以降のアシスト走行が行えずに、トランスミッション20のギア段をダウンシフトするため、ディーゼルエンジン10のエンジン回転数Neが低回転側になり、車速Vが目標速度vaを下回ってしまう。
一方、本発明のHEVは、A地点でステップS10〜ステップS70が行われ、A地点からB地点までの間にステップS80が行われる。つまり、A地点からB地点までは、発電回復により、減速機構30を介してモータージェネレーター33を回生発電してバッテリー35を充電すると共にその回生発電によりディーゼルエンジン10の負荷を増加させることに伴って排気ガス71の温度を回復温度Tdまで上昇させ、排気ガス浄化装置75の浄化機能を回復している。
そして、B地点からアシスト走行が開始されて、ディーゼルエンジン10の駆動力及びモータージェネレーター33の回転駆動による駆動力の両方で走行することで、トランスミッション20をダウンシフトさせずに登坂している。
このような制御を行うようにしたので、第1圧力判定値Pcより低い値の第2圧力判定値Pdに基づいた発電回復によって、強制回復の機会を抑制して排気ガス浄化装置75の浄化機能の回復のためのディーゼルエンジン10の駆動力に寄与しない燃料消費量を削減できることに加えて、急登坂路L3を登坂する前にモータージェネレーター33の回生発電によりバッテリー35を充電して、急登坂路L3の開始地点Bまでにバッテリー35の充電状態Ceを高充電状態Chにすることによって、急登坂路L3でのアシスト走行の機会を増加できる。
これにより、オートクルーズモードでは排気ガス浄化装置75の機能回復のための燃料消費量を削減すると共に、急登坂路L3の走行時には、アシスト走行を積極的に選択できるようになり、ディーゼルエンジン10の出力の増加を抑制したり、トランスミッション20をダウンシフトさせずに走行させたり、あるいは一つ上のギア段で走行させたりして、ディーゼルエンジン10のエンジン回転数Neを低回転側にして燃料消費量を削減することができるので、より燃費を向上することができる。
上記のHEVにおいては、制御装置80が、急登坂路L3でアシスト走行をさせたと仮定した場合にバッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Cl以上になると予測したとき
にはアシスト走行を選択し、バッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Cl未満になると予測したときには、エンジン走行を選択し、そのエンジン走行中に車速Vが目標速度va未満、又は下限速度vc未満になるときに、アシスト走行を選択する制御を行う構成にしたように構成されることが望ましい。
急登坂路L3におけるエンジン走行中に車速Vが目標速度va未満、又は下限速度vc未満になるときは、例えば、トランスミッション20のギア段をダウンシフトするときを例示できる。
このような制御を行うようにすると、急登坂路L3の中途の位置でバッテリー35の充電状態Ceが低充電状態Clになることを回避しながら、急登坂路L3を登り切るまでアシスト走行により適時アシストを行うことで、車速Vを目標速度va以上、又は下限速度vc以上に維持できる。
また、上記のHEVにおいては、排気ガス浄化装置75の浄化状態を示す第1状態を捕集装置77にPMが限界まで堆積したときの堆積量の70%以上、90%以下の堆積量に設定し、第2状態を20%以上、40%以下の堆積量に設定することが望ましい。つまり、第1圧力判定値Pcを限界まで堆積したときの堆積量の70%以上、90%以下の堆積量における圧力差に設定し、第2圧力判定値Pdを限界まで堆積したときの堆積量の20%以上、40%以下の堆積量における圧力差に設定する。
このように設定することで、急登坂路L3の開始地点までの発電回復の機会を増やすことができるので、排気ガス浄化装置75の浄化機能を回復するための燃料消費量を削減すると共にバッテリー35の充電状態Ceを高い状態に維持できる。
10 ディーゼルエンジン
15 クラッチ
20 トランスミッション
25 プロペラシャフト
26 デファレンシャル
27 駆動輪
30 減速機構
32 回転軸
33 モータージェネレーター
71 排気ガス
73 排気通路
75 排気ガス浄化装置
77 捕集装置
80 制御装置
81 オートクルーズ作動スイッチ
82 地図情報取得装置
83 車重推定装置
84 車輪速センサ
88 圧力差センサ
L3 急登坂路

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンにクラッチを介して接続されたトランスミッション及び駆動輪を駆動するデファレンシャルを連結するプロペラシャフトと、該ディーゼルエンジン及びバッテリーに電気的に接続されたモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムと、該ディーゼルエンジンの排気通路に配置された排気ガス浄化装置と、地図情報を取得する地図情報取得装置と、車重を取得する車重取得装置と、車速を取得する車速取得装置と、該排気ガス浄化装置の浄化状態を取得する浄化状態取得装置と、制御装置とを備えたハイブリッド車両において、
    前記プロペラシャフトと前記モータージェネレーターの回転軸とを、該モータージェネレーターの回転軸を入力軸とし、かつ該プロペラシャフトを出力軸として接続する減速機構を備え、
    前記制御装置を、前記車速を予め設定された目標速度範囲に維持するオートクルーズモードが設定された場合に、前記浄化状態が予め設定された第1状態よりも浄化機能の低い状態のときには、前記ディーゼルエンジンの駆動中に駆動力に寄与しない燃料の噴射により排気ガスの温度を予め設定された回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する強制回復と、該ディーゼルエンジンの駆動中に前記減速機構を介して前記モータージェネレーターで回生発電して前記バッテリーを充電すると共に該モータージェネレーターの回生発電により前記ディーゼルエンジンの負荷を増加させることに伴って排気ガスの温度を前記回復温度まで上昇させて、前記排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する発電回復とを、前記バッテリーの充電状態に基づいて選択する制御を行うことに加えて、
    少なくとも一部の区間で前記ディーゼルエンジンから前記クラッチ及び前記トランスミッションを経由して前記プロペラシャフトに伝達された駆動力、並びに前記モータージェネレーターから前記減速機構を経由して前記プロペラシャフトに伝達された駆動力の両方で走行するアシスト走行をさせたと仮定した場合に、前記車速を前記目標速度範囲に設定された目標速度以上、又は該目標速度範囲の下限速度以上に維持可能な急登坂路を前記地図情報及び前記車重に基づいて予測する制御を行い、
    さらに、予測した前記急登坂路の開始地点に到達する前に、前記バッテリーの充電状態が半充電状態以上、満充電状態以下に設定された高充電状態よりも低い状態で、かつ前記浄化状態が前記第1状態よりも浄化機能が高い状態に設定された第2状態よりも低い状態のときには、前記発電回復を選択して、該開始地点に到達するまでに該バッテリーの充電状態を該高充電状態にする制御を行うことを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 前記制御装置を、前記急登坂路で前記アシスト走行をさせたと仮定した場合に前記バッテリーの充電状態が満放電状態以上、半充電状態以下に設定された低充電状態以上になると予測したときには前記アシスト走行を選択し、該バッテリーの充電状態が該低充電状態未満になると予測したときには、前記ディーゼルエンジンの駆動力で走行するエンジン走行を選択し、該エンジン走行中に前記車速が前記目標速度未満、又は前記下限速度未満になるときに、前記アシスト走行を選択する制御を行う構成にした請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記排気ガス浄化装置を、排気ガス中の粒子状物質を捕集する捕集装置を含む構成にし、
    前記浄化状態取得装置を前記捕集装置の前後の圧力差から該捕集装置に堆積した粒子状物質の堆積量を取得する構成にし、
    前記第1状態を前記捕集装置に粒子状物質が限界まで堆積したときの堆積量の70%以上、90%以下の堆積量に設定し、前記第2状態を20%以上、40%以下の堆積量に設定した請求項1又は2に記載のハイブリッド車両。
  4. オートクルーズモードが設定された場合には、車速を予め設定された目標速度範囲に維持するオートクルーズモードが設定された場合に、ディーゼルエンジンの排気通路に配置された排気ガス浄化装置の浄化状態が予め設定された第1状態よりも浄化機能の低い状態のときには、該ディーゼルエンジンの駆動中に駆動力に寄与しない燃料の噴射により排気ガスの温度を予め設定された回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する強制回復と、該ディーゼルエンジンの駆動中に減速機構を介してモータージェネレーターで回生発電してバッテリーを充電すると共に該モータージェネレーターの回生発電により該ディーゼルエンジンの負荷を増加させることに伴って排気ガスの温度を該回復温度まで上昇させて、該排気ガス浄化装置の浄化機能を回復する発電回復とを、該バッテリーの充電状態に基づいて選択するハイブリッド車両の制御方法であって、
    少なくとも一部の区間で前記ディーゼルエンジンからクラッチ及びトランスミッションを経由してプロペラシャフトに伝達された駆動力、並びに前記モータージェネレーターから前記減速機構を経由して該プロペラシャフトに伝達された駆動力の両方で走行するアシスト走行をさせたと仮定した場合に、前記車速を前記目標速度範囲に設定された目標速度以上、又は該目標速度範囲の下限速度以上に維持可能な急登坂路を地図情報及び車重に基づいて予測し、
    予測した前記急登坂路の開始地点に到達する前に、前記バッテリーの充電状態が半充電状態以上、満充電状態以下に設定された高充電状態よりも低い状態で、かつ前記浄化状態が前記第1状態よりも浄化機能が高い状態に設定された第2状態よりも低い状態のときには、前記発電回復を選択して、該開始地点に到達するまでに該バッテリーの充電状態を該高充電状態にすることを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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