JP2016175431A - 車両 - Google Patents

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裕之 服部
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Abstract

【課題】車室空間への影響を抑制し、衝突時における衝撃等からハーネスを保護することができる車両を提供する。
【解決手段】電気デバイスDを収納する電気デバイス収容体Pと、その上方に配置される後部座席12と、左右一対の骨格部材18間に固定されるフロアパネルFと、を備え、電気デバイス収容体PがフロアパネルF上に配置された車両Vであって、フロアパネルFは、上方に立ち上がるように形成されたキックアップ部16aと、該キックアップ部16aの後方に凹設された収容凹部Hと、を有する。電気デバイス収容体Pは、収容凹部Hに配置され、且つ、骨格部材18を跨ぐ前側補強部R1及び後側補強部R2に締結される。前側補強部R1は、キックアップ部16aの上部に位置し、前側補強部R1の下方には、キックアップ部16aと収容凹部Hとによって空隙部S4が形成され、該空隙部S4には、DC線11が配索される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気デバイスが搭載された車両に関する。
HEV(Hybrid Electrical Vehicle:ハイブリッド電気自動車)及びEV(Electrical Vehicle:電気自動車)等の車両は、モータを駆動するためのバッテリや高圧系機器などの電気デバイスを搭載しており、この種の電気デバイスが収納された電気デバイス収納部を搭載した車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両では、バッテリを収容する第1筺体部と補機を収容する第2筺体部とから電気デバイス収納部を構成し、第1筺体をフロアパネル下に固定するとともに第2筺体をフロアトンネル内に固定することが記載されている。また、バッテリから延びるハーネスは第1筺体内及び第2筺体内を通って補機に接続されている。しかしながら、特許文献1に記載の車両では、バッテリに接続されるハーネスが電気デバイス収納部の内側面に沿って配索されており、衝突時における衝撃等からバッテリ及びハーネスを保護するためには電気デバイス収納部のケース強度を高める必要があるので、重量の増加や製造コストが嵩む要因となる。
これに対し、特許文献2には、バッテリを収容する電気デバイス収納部をフロアパネル上、且つ後部座席の下方に配置することが記載されている。また、バッテリに接続されるハーネスは電気デバイス収納部の下面側からフロアパネルを貫通して引き出されている。
特開2014−37174号公報 特開2011−5889号公報
特許文献2に記載される車両では、バッテリがフロアパネル上に配置されることからフロアパネルによってバッテリに作用する衝撃は緩和される。バッテリに接続されるハーネスがフロアパネルを貫通して引き出されているので、衝突時における衝撃等からハーネスを保護するという点において改善の余地があった。また、バッテリに接続されるハーネスが電気デバイス収納部の下面側からフロアパネルを貫通して引き出されているので、電気デバイス収納部の位置を下げることができず、車室空間が制限される点で改善の余地があった。
本発明の目的は、車室空間への影響を抑制し、衝突時における衝撃等からハーネスを保護することができる車両を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電気デバイス(例えば、後述の実施形態での電気デバイスD)と、
該電気デバイスを収納する電気デバイス収納部(例えば、後述の実施形態での電気デバイス収容体P)と、
該電気デバイス収納部の上方に配置される後部座席(例えば、後述の実施形態での後部座席12)と、
左右一対の骨格部材(例えば、後述の実施形態での骨格部材18)間に固定されるフロアパネル(例えば、後述の実施形態でのフロアパネルF)と、を備え、
前記電気デバイス収納部が前記フロアパネル上に配置された車両(例えば、後述の実施形態での車両V)であって、
前記フロアパネルは、
上方に立ち上がるように形成されたキックアップ部(例えば、後述の実施形態でのキックアップ部16a)と、
該キックアップ部の後方に凹設された収容凹部(例えば、後述の実施形態での収容凹部H)と、を有し、
前記電気デバイス収納部は、前記収容凹部に配置され、且つ、前記骨格部材を跨ぐ前側補強部(例えば、後述の実施形態での前側補強部R1)及び後側補強部(例えば、後述の実施形態での後側補強部R2)に締結され、
前記前側補強部は、前記キックアップ部の上部に位置し、
前記前側補強部の下方には、前記キックアップ部と前記収容凹部とによって空隙部(例えば、後述の実施形態での空隙部S4)が形成され、
該空隙部には、ハーネス(例えば、後述の実施形態でのDC線11)が配索された。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の車両であって、
前記ハーネスは前記電気デバイスから延設される高圧線である。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の車両であって、
前記ハーネスは、前記空隙部の左右方向の一方側(例えば、後述の実施形態での右側)に配索されて、前記フロアパネルの略中央部で車両前方に向けて延設され、
前記空隙部の左右方向の他方側(例えば、後述の実施形態での左側)には、燃料配管(例えば、後述の実施形態での燃料配管22)が配索される。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両であって、
前記前側補強部及び前記後側補強部は、閉断面を有する。
請求項1に記載の発明によれば、上方の前側補強部と、前方のキックアップ部と、後方の収容凹部とにより形成された空隙部にハーネスを配索することで、衝突時における衝撃等からハーネスを保護できる。また、空隙部によって、車両へのハーネスの配索が容易となり、組付け性も向上できる。また、収容凹部の下方にハーネスを配索する必要がないため車室空間への影響を抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、ハーネスは電気デバイスから延設される高圧線なので、電気デバイス収納部が配置される収容凹部の近傍に位置する空隙部を利用して高圧線を容易に配索することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上方の前側補強部と、前方のキックアップ部と、後方の収容凹部とにより形成された空隙部にハーネス及び燃料配管を配索することで、衝突時における衝撃等からハーネス及び燃料配管を保護できる。
請求項4に記載の発明によれば、閉断面を有する前側補強部及び後側補強部によって電気デバイス収納部を強固に保持できる。また、ハーネスが配索される空隙部の耐衝撃性能も向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る車両に搭載された電気デバイス収容体及びその周辺を示す斜視図である。 電気デバイス収容体の搭載前を示す斜視図である。 図1のX−X断面図である。 図1のY−Y断面の左側(燃料配管配索側)を示す要部断面図である。 図1のY−Y断面の右側(DC線貫通部側)を示す要部断面図である。 DC線及び燃料配管の配索状態を示す車両の要部底面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1〜図3に示すように、本実施形態の車両Vは、例えばハイブリッド車であり、電気デバイスDを収容する電気デバイス収容体Pが搭載されている。電気デバイス収容体Pは、フロアパネルFに凹設される収容凹部Hに配置され、フロアパネルFに締結される。
[電気デバイス収容体]
まず、電気デバイス収容体Pについて図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図5に示す電気デバイス収容体Pは、ケース3と、ケース3の開口を覆う蓋4と、を備え、内部にバッテリ1及びDC/DCコンバータ2等の電気デバイスD、及びバッテリ1を冷却する冷却用部品Cを収容する。冷却用部品Cには、吸気グリル5、内部吸気ダクト6、内部排気ダクト7、冷却ファン8等が含まれる。
ケース3は、上方が開口した横長の略直方体状を有する樹脂製の部材であり、上方に開口するケース本体31と、このケース本体31の開口縁部から外側に延びる環状のフランジ部32と、を有している。
ケース本体31には、車幅方向に長い四角形状の底部31aを囲うように前壁部31b、後壁部31c、左側壁部31d及び右側壁部31eが立設されている。ケース本体31には、車幅方向(左右方向)の中央に跨って左側にバッテリ1がオフセットして配置され、右側にDC/DCコンバータ2が配置されている。ケース本体31の底部31aには、左側端部(左側壁部31dとの接続部)に段状凹部31fが車両前後方向に延びるように設けられている。
図5に示すように、ケース3の右側のフランジ部32は、左側に比べて長くなっており(以下、この右側のフランジ部32を延長フランジ部32aと呼ぶ。)、この延長フランジ部32aには、上下に貫通するように貫通孔32bが形成されている。貫通孔32bは、DC/DCコンバータ2に接続されるDC線11を電気デバイス収容体Pの外部に引き出すための孔である。DC/DCコンバータ2に接続されるDC線11は、高圧線であり、ケース3の貫通孔32b及びフロアパネルFのDC線貫通部Tを介してフロアパネルFの下側に引き出され、フロアパネルFの下面に沿って配索される。
蓋4は、ケース本体31の開口を塞ぐ部材であり、その上面で後部座席12の座部前側(尻部よりも前側)を支持している。蓋4には、ケース本体31の開口にほぼ対応して略長方形に形成された天井部43と、天井部43の外周縁から一体に垂下する略四角枠状の縦壁44と、縦壁44の下端縁部から全周に亘って外側に延びるフランジ部45と、が形成されている。なお、厳密に言うと、天井部43は、ケース3の延長フランジ部32aを覆うように、ケース本体31よりも右側に広くなっている。
天井部43には、左側に保守に際して使用される電源遮断器13を取付けるための取付け孔43aが形成されている。また、縦壁44のうち前方を向く面には、左側に吸気グリル5を取付けるための吸気孔44aが形成されている。さらに、図示は省略するが、縦壁44のうち右方を向く面には、排気ダクト9を接続する排気孔が形成されている。
図3に示すように、蓋4のフランジ部45は、環状のシール部材51を介してケース3のフランジ部32に重ね合わされることでシールされる。重ね合わされた両フランジ部32、45は、両フランジ部32、45を上方から挿通する複数のボルトBにより、該両フランジ部32、45とフロアパネルFとの間に介装されるカラー部材53を介して、フロアパネルFの下側に予め溶着されたナットNに螺合される。
冷却用部品Cは、車室14内の空気を電気デバイス収容体Pの内部に吸入し、該吸入した空気でバッテリ1を冷却し、冷却後の空気を荷室15に放出する冷却流路を構成している。吸気グリル5は、蓋4の縦壁44に形成された吸気孔44aに取付けられ、後部座席12の前面下方から車室14の空気を電気デバイス収容体Pの内部に取り入れる。吸気グリル5に連通する内部吸気ダクト6は、バッテリ1の前方に配置され、冷却ファン8に連通する内部排気ダクト7はバッテリ1の後方に配置されている。即ち、内部吸気ダクト6と内部排気ダクト7は、ケース3内の前後両側に振り分けて配設されており、内部吸気ダクト6と内部排気ダクト7との間に冷却対象であるバッテリ1が配置される。
冷却ファン8は、ケース3の右端で、且つ、DC/DCコンバータ2よりも外側、即ち、ケース本体31の右側壁部31eとDC/DCコンバータ2との間に配置されている。冷却ファン8は、剛体であるモータで構成された駆動部8aと、駆動部8aによって回転駆動される樹脂製のブレード8bと、駆動部8a及びブレード8bを収容する樹脂製のケース8cと、を備え、ケース3に縦置き状態で配置されている。なお、縦置きとは、回転軸Oが車幅方向を向くように配置されることを意味している。冷却ファン8は、例えばシロッコファンであり、その中心部に駆動部8aが設けられ、駆動部8aの外周側に円筒形状のブレード8bが配置されている。
内部排気ダクト7は、バッテリ1の後方からDC/DCコンバータ2の後方を通って、冷却ファン8に接続される。冷却ファン8は、排気ダクト9を介して荷室15に連通している。冷却ファン8が駆動すると、車室14の空気が吸気グリル5を介して電気デバイス収容体P内に吸入される。吸気グリル5から吸入された空気は、内部吸気ダクト6から内部排気ダクト7にバッテリ1を通過しながら流れることにより、バッテリ1を冷却する。内部排気ダクト7に流れ込んだ冷却後の空気は、冷却ファン8に吸い込まれ、排気ダクト9を介して荷室15に放出される。
[フロアパネル]
つぎに、フロアパネルFについて図1〜図6を参照して説明する。
図1〜図3に示すように、フロアパネルFは、車室14の床部を構成するフロントフロアパネル16と、荷室15の床部等を構成するリヤフロアパネル17とが後部座席12の下方で接続されており、その車幅方向両端部は、前後方向に沿って延びる左右一対の骨格部材18に連結されている。
フロントフロアパネル16の後端部には、上方に立ち上がるキックアップ部16aが形成されている。また、フロントフロアパネル16の車幅方向中央部には、前後方向に沿ってセンタートンネル16bが形成されている。センタートンネル16bは、フロントフロアパネル16が上方に凸となるように屈曲しており、下方に台形状のトンネル空間S1が形成される。トンネル空間S1には、排気管10等が配置される。
リヤフロアパネル17の前側には、収容凹部Hが凹設されており、ここに電気デバイス収容体Pが収容される。収容凹部Hは、前壁部17a、後壁部17b、左側壁部17c、右側壁部17d及び底部17eで囲まれた空間であり、図4に示すように、左側壁部17cと、この左側壁部17cに隣接する骨格部材18との間には空間S2が設けられ、図5に示すように、右側壁部17dと、この右側壁部17dに隣接する骨格部材18との間には、空間S3が設けられる。これらの空間S2、S3(以下、緩衝空間S2、S3と呼ぶ。)は、側突時の衝撃を吸収する緩衝領域として作用する。また、底部17eには、ケース本体31の底部31aに形成された段状凹部31fに対応する段状凹部17gが形成されるとともに、排気管10が通る凹部17fが車両前後方向に延びるように設けられている。
図3に示すように、収容凹部Hの前側及び後側には、左右の骨格部材18を跨ぐ前側補強部R1及び後側補強部R2が設けられており、ここに電気デバイス収容体Pが環状のシール部材52によってシールされた状態で締結される。本実施形態の前側補強部R1は、フロントフロアパネル16のキックアップ部16aの上側部分と、リヤフロアパネル17の前端部分17hと、収容凹部Hの前壁部17aの上側部分と、該前壁部17aとキックアップ部16aの高さ方向中間部同士を連結する前側連結部材19とにより閉断面を構成している。また、本実施形態の後側補強部R2は、収容凹部Hの後壁部17bの上側部分と、該後壁部17bの上端から後方に延在するリヤフロア部分17iと、後壁部17bから離間したリヤフロア部分17iと後壁部17bの高さ方向中間部とを連結する後側連結部材20とにより閉断面を構成している。
前側補強部R1の下方には、上方が前側補強部R1、前方がキックアップ部16a、後方が収容凹部Hの前壁部17aで囲まれた空隙部S4が形成されている。図6に示すように、空隙部S4は、車幅方向に延在しており、その車幅方向両端部は、収容凹部Hの側方に確保された緩衝空間S2、S3に連通し、その車幅方向中間部は、センタートンネル16bのトンネル空間S1に連通している。なお、センタートンネル16bのトンネル空間S1は、カバー21によって上下に仕切られており、排気管10は、カバー21の下側に配置されている。
[DC線、燃料配管及びブレーキ配管の配索]
つぎに、DC線11、燃料配管22及びブレーキ配管23の配索について図3〜図6を参照して説明する。
DC線11は、電気デバイス収容体Pの内部から前述したケース3の貫通孔32b及びフロアパネルFのDC線貫通部Tを介してフロアパネルFの下側に引き出される。その引き出し位置は、収容凹部Hと右側の骨格部材18との間に確保された緩衝空間S3であり、ここからフロアパネルFの下面側に沿って車両Vの前部まで配索され、エンジンルームに設けられた車両Vの駆動源であるモータ(図示せず)にインバータ(図示せず)を介して接続される。
より具体的に説明すると、図6に示すように、電気デバイス収容体Pから緩衝空間S3に引き出されたDC線11は、収容凹部Hを形成する右側壁部17dに沿うように緩衝空間S3を通り、左側に屈曲した後、前壁部17aに沿うように空隙部S4を通って車幅方向中央部まで配索される。DC線11は、上方が前側補強部R1、前方がキックアップ部16a、後方が収容凹部Hの前壁部17aで囲まれた空隙部S4に配索されることで衝突時における衝撃等から保護される。
空隙部S4の右側領域を車幅方向中央部まで配索されたDC線11は、さらに、センタートンネル16bに沿ってトンネル空間S1を通って車両Vの前部まで配索される。なお、前述したようにセンタートンネル16bのトンネル空間S1は、カバー21によって上下に仕切られており、DC線11は、カバー21の上側空間に配索されることにより、排気管10と分離される。
また、フロアパネルFの下側には、DC線11に加えて、燃料配管22及びブレーキ配管23が配索されている。燃料配管22は、電気デバイス収容体Pの後方に配置される燃料タンク24からフロアパネルFの下面に沿って車両Vの前部まで配索され、車両Vの駆動源であるエンジン(図示せず)に接続される。ブレーキ配管23は、車両Vの後部に設けられる左右一対の後輪ブレーキ(図示せず)と、車両Vの前部に設けられる油圧ポンプ(図示せず)等のブレーキ作動機構を繋ぐ油圧配管であり、燃料配管22と同様に、フロアパネルFの下面に沿って車両Vの前部まで配索される。
図6に示すように、燃料配管22及びブレーキ配管23は、ケース本体31の底部31aに形成された段状凹部31fに対応するフロアパネルFの段状凹部17gの下方を通り、右側に屈曲した後、収容凹部Hの前壁部17aに沿うように空隙部S4を通って車幅方向中央部まで配索される。燃料配管22及びブレーキ配管23は、DC線11と同様に、上方が前側補強部R1、前方がキックアップ部16a、後方が収容凹部Hの前壁部17aで囲まれた空隙部S4に配索されることで衝突時における衝撃等から保護される。
空隙部S4の左側領域を車幅方向中央部まで配索された燃料配管22及びブレーキ配管23は、センタートンネル16bに沿って排気管10を挟んでDC線11とは反対側のトンネル空間S1を通って沿って車両Vの前部まで配索される。なお、燃料配管22及びブレーキ配管23は、DC線11と同様にカバー21の上側空間に配索されることにより、排気管10と分離される。
以上説明したように、本実施形態に係る車両Vによれば、上方の前側補強部R1と、前方のキックアップ部16aと、後方の収容凹部Hとにより形成された空隙部S4にDC線11を配索するので、DC線11を衝突時における衝撃等から保護できる。また、空隙部S4は、車両VへのDC線11の配索を容易にするので、組付け性も向上できる。また、収容凹部Hの下方にDC線11を配索する必要がないため車室空間への影響を抑制できる。さらに、後部座席12における尻部(ヒップポイント)を避けた前側下方に電気デバイス収容体Pを配置することで、後部座席12の車室空間への影響を抑制できる。
また、空隙部S4には、DC線11だけでなく、燃料配管22及びブレーキ配管23も配索されるので、DC線11、燃料配管22及びブレーキ配管23を衝突時における衝撃等から保護できる。
また。前側補強部R1及び後側補強部R2は、閉断面を有するので、電気デバイス収容体Pを強固に保持できるだけでなく、DC線11等が配索される空隙部S4の耐衝撃性能も向上させることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態及び変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、前記実施形態では、フロアパネルFの一部を利用して前側補強部R1及び後側補強部R2を構成しているが、フロアパネルFの一部を利用せずに別部材で前側補強部R1及び後側補強部R2を構成してもよい。
また、前記実施形態では、空隙部S4にハーネスとしてDC線11を配索しているが、三相線等のハーネスを空隙部S4に配索してもよい。
D 電気デバイス
F フロアパネル
H 収容凹部
P 電気デバイス収容体(電気デバイス収納部)
R1 前側補強部
R2 後側補強部
S4 空隙部
V 車両
11 DC線(ハーネス)
12 後部座席
16a キックアップ部
18 骨格部材
22 燃料配管

Claims (4)

  1. 電気デバイスと、
    該電気デバイスを収納する電気デバイス収納部と、
    該電気デバイス収納部の上方に配置される後部座席と、
    左右一対の骨格部材間に固定されるフロアパネルと、を備え、
    前記電気デバイス収納部が前記フロアパネル上に配置された車両であって、
    前記フロアパネルは、
    上方に立ち上がるように形成されたキックアップ部と、
    該キックアップ部の後方に凹設された収容凹部と、を有し、
    前記電気デバイス収納部は、前記収容凹部に配置され、且つ、左右一対の前記骨格部材を跨ぐ前側補強部及び後側補強部に締結され、
    前記前側補強部は、前記キックアップ部の上部に位置し、
    前記前側補強部の下方には、前記キックアップ部と前記収容凹部とによって空隙部が形成され、
    該空隙部には、ハーネスが配索された、車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記ハーネスは前記電気デバイスから延設される高圧線である、車両。
  3. 請求項1又は2に記載の車両であって、
    前記ハーネスは、前記空隙部の左右方向の一方側に配索されて、前記フロアパネルの略中央部で車両前方に向けて延設され、
    前記空隙部の左右方向の他方側には、燃料配管が配索される、車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記前側補強部及び前記後側補強部は、閉断面を有する、車両。
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