JP2016174867A - 液体噴射装置用ノズルユニット、液体噴射装置用アクチュエーターユニット、液体噴射装置用ハンドピース - Google Patents
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Abstract
【課題】液体室を備える液体室側ダイヤフラムと、アクチュエーターユニットが備える駆動側ダイヤフラムの接触形状を好適にした液体噴射装置用ノズルユニットを提供する。【解決手段】液体噴射装置用ノズルユニットと液体噴射装置用アクチュエーターユニットとが分離した状態において、液体室側ダイヤフラム260が液体室240の外側に凸の形状をしていることと、駆動側ダイヤフラムが圧電素子360と反対側に凸の形状をしていることとの少なくとも一方が満たされる。【選択図】図11
Description
本発明は、液体の噴射に関する。
噴射管から液体を噴射するアプリケーター(ハンドピース)において、先端部(ノズルユニット)と本体部(アクチュエーターユニット)とを着脱可能にする構成が知られている(特許文献1)。本体部および先端部はそれぞれ、ダイヤフラムを備える。2つのダイヤフラムは、本体部および先端部が組み付けられた状態で互いに接触する。本体部のダイヤフラムは、圧電素子の伸縮に応じて変形する。先端部のダイヤフラムは、液体室の一部を区画する。この構成によって、先端部と本体部とを別体として構成しつつ、装着した状態では圧電素子の伸縮による液体室の容積変動を実現している。
上記先行技術の場合、2つのダイヤフラムの関係について詳細に検討されていない。本願発明は、上記先行技術を踏まえ、2つのダイヤフラムの関係を好適にすることを解決課題とする。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、以下の形態として実現できる。
(1)本発明の一形態によれば、圧電素子の伸縮に伴って変形する駆動側ダイヤフラムを備える液体噴射装置用アクチュエーターユニットに対して装着される液体噴射装置用ノズルユニットが提供される。この液体噴射装置用ノズルユニットは;前記液体噴射装置用アクチュエーターユニットに装着された場合に、前記駆動側ダイヤフラムと接触する液体室側ダイヤフラムと;前記液体室側ダイヤフラムによって一部が区画され、室内容積が変動可能な液体室と;前記液体室から液体を噴射するための噴射管とを備え;前記液体室側ダイヤフラムは、湾曲している。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムの湾曲形状を利用して、種々の形状の駆動側ダイヤフラムと好適に接触させることができる。
(2)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凸の形状をしていてもよい。この形態によれば、液体噴射装置用アクチュエーターユニットに対して液体噴射装置用ノズルユニットが装着された状態(以下「装着状態」ともいう)において、液体室側ダイヤフラムが駆動側ダイヤフラムに対して押しつけられ易くなる。この結果、液体室側ダイヤフラムは、圧電素子の伸縮に伴って生じる変形において、圧電素子の収縮時の追従性が良好になり易い。
(3)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凹の形状をしていてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムが、駆動側ダイヤフラムに押されて裏返ることが抑制される。液体室側ダイヤフラムは、液体室の外側に凹の形状をしているので、液体室の外側から押されても、裏返ることがない。
(4)上記形態において、前記駆動側ダイヤフラムは、前記圧電素子と反対側に凸の形状をしていてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムを駆動側ダイヤフラムに対し、好適に接触させることができる。駆動側ダイヤフラムは、圧電素子と反対側に凸の形状をしているので、装着状態において、液体室側ダイヤフラムに対して押しつけられ易くなる。この結果、液体室側ダイヤフラムは、圧電素子の伸縮に伴って生じる変形において、圧電素子の収縮時の追従性が良好になり易い。
(5)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、金属製でもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムを所望の湾曲形状に加工し易くなる。
(6)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、前記駆動側ダイヤフラムよりも薄くてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムが変形し易いので、圧電素子による伸縮によって、液体室の体積が効率良く変動する。
(7)他の形態として、液体室側ダイヤフラムによって一部が区画され、室内容積が変動可能な液体室と、前記液体室から液体を噴射するための噴射管とを備える液体噴射装置用ノズルユニットに対して装着される液体噴射装置用アクチュエーターユニットが提供される。この液体噴射装置用アクチュエーターユニットは;前記液体噴射装置用ノズルユニットに装着された場合に、前記液体室側ダイヤフラムと接触する駆動側ダイヤフラムと;前記駆動側ダイヤフラムを変形させる圧電素子とを備え;前記駆動側ダイヤフラムは、前記圧電素子と反対側に凸の形状をしている。この形態によれば、駆動側ダイヤフラムは、圧電素子と反対側に凸の形状をしているので、装着状態において、液体室側ダイヤフラムに対して押しつけられ易くなる。この結果、液体室側ダイヤフラムは、圧電素子の伸縮に伴って生じる変形において、圧電素子の収縮時の追従性が良好になり易い。
(8)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、湾曲していてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムの湾曲形状を利用して、凸形状の駆動側ダイヤフラムと好適に接触させることができる。
(9)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凸の形状をしていてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムは、液体室の外側に凸の形状をしているので、装着状態において、駆動側ダイヤフラムに対して押しつけられ易くなる。この結果、液体室側ダイヤフラムは、圧電素子の伸縮に伴って生じる変形において、圧電素子の収縮時の追従性が良好になり易い。
(10)上記形態において、前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凹の形状をしていてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムが、駆動側ダイヤフラムに押されて裏返ることが抑制される。液体室側ダイヤフラムは、液体室の外側に凹の形状をしているので、液体室の外側から駆動側ダイヤフラムによって押されても、裏返ることがない。
(11)上記形態において、前記駆動側ダイヤフラムは、金属製でもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムを、滑らかな形状に変形させることができる。駆動側ダイヤフラムが金属製なので、圧電素子の伸縮による駆動側ダイヤフラムの変形が、局所的に大きくならず、全体的にたわむように生じるからである。この結果、駆動側ダイヤフラムに押されて変形する液体室側ダイヤフラムは、滑らかな形状に変形する。
(12)上記形態において、前記駆動側ダイヤフラムは、前記液体室側ダイヤフラムよりも厚くてもよい。この形態によれば、液体室側ダイヤフラムを、滑らかに変形させることができる。駆動側ダイヤフラムが厚いので、圧電素子の伸縮による駆動側ダイヤフラムの変形が、局所的に大きくならず、全体的にたわむように生じるからである。この結果、駆動側ダイヤフラムに押されて変形する液体室側ダイヤフラムは、滑らかな形状に変形する。
(13)上記形態において、前記圧電素子は、プリロードされていてもよい。この形態によれば、圧電素子による伸縮が適切に実現される。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現できる。例えば、上記の液体噴射装置用アクチュエーターユニット及び液体噴射装置用ノズルユニットを組み合わせた液体噴射装置用ハンドピースとして実現できる。さらに、液体噴射装置用ハンドピースと液体供給装置とを含む液体噴射装置として実現できる。
初めに、図1〜図10を用いて、液体噴射装置20の概略を説明することで、液体の噴射機構および吸引機構について説明する。
図1は、液体噴射装置20の構成を概略的に示す。液体噴射装置20は、医療機関において利用される医療機器であり、患部に対して液体を噴射することによって、患部を切除する機能を有する。
液体噴射装置20は、制御部30と、アクチュエーター用ケーブル31と、ポンプ用ケーブル32、フットスイッチ35と、吸引装置40と、吸引チューブ41と、液体供給装置50と、ハンドピース100(操作部)とを備える。
液体供給装置50は、給水バッグ51と、スパイク針52と、第1〜第5コネクター53a〜53eと、第1〜第4給水チューブ54a〜54dと、ポンプチューブ55と、閉塞検出機構56と、フィルター57とを備える。ハンドピース100は、ノズルユニット200と、アクチュエーターユニット300とを備える。ノズルユニット200は、噴射管205と、吸引管400とを備える。
給水バッグ51は、透明な合成樹脂製であり、内部に液体(具体的には生理食塩水)が充填されている。なお、本願では、水以外の液体が充填されていても、給水バッグ51と呼ぶ。スパイク針52は、第1コネクター53aを介して、第1給水チューブ54aに接続されている。給水バッグ51にスパイク針52が刺されると、給水バッグ51に充填された液体が第1給水チューブ54aに供給可能な状態になる。
第1給水チューブ54aは、第2コネクター53bを介して、ポンプチューブ55に接続されている。ポンプチューブ55は、第3コネクター53cを介して、第2給水チューブ54bに接続されている。チューブポンプ60は、ポンプチューブ55を、ステーターとローターとで挟み込んでいる。チューブポンプ60は、内蔵するモーターの回転によって、複数のローラーを回転させることで、ポンプチューブ55を扱(しご)く。このように扱かれることによって、ポンプチューブ55内の液体は、第1給水チューブ54a側から、第2給水チューブ54b側に送り出される。
閉塞検出機構56は、第2給水チューブ54b内の圧力を測定することで、第1〜第4給水チューブ54a〜54d内の閉塞を検出する。
第2給水チューブ54bは、第4コネクター53dを介して、第3給水チューブ54cに接続されている。第3給水チューブ54cにはフィルター57が接続されている。フィルター57は、液体に含まれる異物を捕集する。
第3給水チューブ54cは、第5コネクター53eを介して、第4給水チューブ54dに接続されている。第4給水チューブ54dは、ハンドピース100に接続されている。第4給水チューブ54dを通じてハンドピース100に供給された液体は、アクチュエーターユニット300の駆動によって、噴射管205の先端に設けられたノズル207から間欠的に噴射される。このように液体が間欠的に噴射されることによって、少ない流量で切除能力が確保できる。
噴射管205及び吸引管400は、噴射管205を内管、吸引管400を外管とする二重管を構成する。吸引チューブ41は、ノズルユニット200に接続されている。吸引装置40は、吸引チューブ41を通じて、吸引管400内を吸引する。この吸引によって、吸引管400の先端付近の液体や切除片などが吸引される。
制御部30は、チューブポンプ60と、アクチュエーターユニット300とを制御する。具体的には、制御部30は、フットスイッチ35が踏まれている間、アクチュエーター用ケーブル31と、ポンプ用ケーブル32とを介して駆動信号を送信する。アクチュエーター用ケーブル31を介して送信された駆動信号は、アクチュエーターユニット300を駆動させる。ポンプ用ケーブル32を介して送信された駆動信号は、チューブポンプ60を駆動させる。よって、ユーザーがフットスイッチ35を踏んでいる間は液体が間欠的に噴射され、ユーザーがフットスイッチ35を踏んでいない間は液体の噴射が停止する。
図2及び図3は、ハンドピース100の斜視図である。図2は、アクチュエーターユニット300がノズルユニット200に装着された状態(以下「装着状態」という)を示す。図3は、アクチュエーターユニット300とノズルユニット200とが分離された状態(以下「分離状態」という)を示す。
アクチュエーターユニット300は、ノズルユニット200に対して着脱できるように構成されている。アクチュエーターユニット300がノズルユニット200に対して装着されて、アクチュエーターユニット300とノズルユニット200とが一体となることで、ハンドピース100として機能する。
ノズルユニット200は、内部に液体が流れるので、手術毎に交換される。さらに、液体供給装置50に含まれる構成要素のうち、内部に液体が流れるもの(給水バッグ51、第1〜第4給水チューブ54a〜54d、ポンプチューブ55等)は、手術毎に交換される。アクチュエーターユニット300は、液体に触れないので、滅菌処理や洗浄処理を施すことにより複数回の手術で使用できる。
ノズルユニット200は、先述した噴射管205と吸引管400とに加え、ハンドピースケース210と、ジョイント部250と、吸引力調整機構500とを備える。ハンドピースケース210は、ユーザーに把持されるグリップとしての機能と、流路を内部に保持する機能とを有する。この流路とは、先述したように、噴射される液体および吸引される液体が流れる流路のことである。
吸引力調整機構500は、ハンドピース100に設けられており、孔522を備える。孔522の開口面積が変化すると、吸引管400による吸引力が変化する(図5と共に詳述)。ジョイント部250は、ノズルユニット200に対してアクチュエーターユニット300を着脱するための部位である。
アクチュエーターユニット300は、連結部310と駆動部350とを備える。連結部310は、アクチュエーター用ケーブル31と駆動部350とを、機械的および電気的に連結している。駆動部350は、液体を間欠的に噴射するための駆動力を発生する。
図4は、ノズルユニット200を示す斜視図である。図4は、吸引管400がハンドピースケース210から取り外された状態を示す。ハンドピース100は、吸引管400が取り外された状態で使用されてもよい。吸引管400が取り外された状態では、吸引管400を用いた吸引はできないものの、噴射管205からの液体の噴射はできる。
吸引管400は、凸部410を備える。凸部410は、吸引管400をハンドピースケース210に装着するための部位である。
ハンドピースケース210には、図1と共に説明したように、第4給水チューブ54dが接続されている。なお、図2及び図3は、視線の関係で、第4給水チューブ54dを示していない。
図5は、ハンドピース100を示す断面図である。第4給水チューブ54dは、ハンドピースケース210内部でU字状に屈曲し、入口流路241に接続されている。入口流路241は、液体室240(図8、図9参照)を介して、噴射管205に通じている。
入口流路241の流路径は、噴射管205の流路径よりも小さい。このため、液体室240内の圧力が変動しても(後述)、液体室240内の液体が入口流路241に逆流することが抑制される。
ハンドピースケース210は、先端に凹部211を備える。吸引管400の装着は、凸部410が凹部211に嵌合することで実現される。装着された吸引管400は、吸引流路部230に通じている。吸引流路部230は、吸引力調整機構500を介して、吸引チューブ41に接続されている。
ユーザーは、孔522を利用して、吸引管400による吸引力の調整ができる。具体的には、孔522が開放されている面積を小さくすれば、孔522から流入する空気の流量も小さくなるので、吸引管400を介して吸引される流体(空気や液体等)の流量が大きくなる。つまり、吸引管400による吸引力が大きくなる。逆に、孔522が開放されている面積を大きくすれば、孔522から流入する空気の流量も大きくなるので、吸引管400による吸引力が小さくなる。通常、ユーザーは、孔522の開放面積の調整を、親指によって孔522を塞ぐ面積を調整することによって実現する。孔522が全く覆われていない状態では、吸引管400による吸引力が微小になるように、又は吸引力が全く作用しないように、孔522の形状が設計されている。本実施形態においては、吸引管400の流路面積が孔522の開口面積より大きいものの、吸引管400の長さを孔522の長さよりも長くすることで吸引管400の流路抵抗を孔522の流路抵抗よりも大きくしている。こうすることで孔522が全く覆われていない場合に、吸引管400による吸引力を微小とすることができる。
図5に示すように、ハンドピースケース210に対して長手方向が定義される。長手方向とは、図5に示した断面内に含まれる方向であって、所定の姿勢の際の水平方向である。所定の姿勢とは、ユーザーが手の平を上に向けてから、その手でハンドピース100を握った際の姿勢である。本実施形態における長手方向は、吸引流路部230の流路方向と一致する。吸引流路部230の流路方向とは、吸引流路部230が吸引力調整機構500と接触している部位における吸引流路部230内の流れの方向である。
図6及び図7は、ジョイント部250及びアクチュエーターユニット300付近を拡大して示す断面図である。図6は、装着状態を示す。図7は、分離状態を示す。
駆動部350は、ハウジング351と、固定部材353と、圧電素子360と、可動板361とを備える。ハウジング351は、円筒状の部材である。可動板361は、ピストン362と、駆動側ダイヤフラム364とを含む。
圧電素子360は、積層型圧電素子である。圧電素子360は、伸縮する方向がハウジング351の長手方向に沿うように、ハウジング351内に配置されている。本実施形態における圧電素子360は、ほぼ正四角柱形状であり、3.5mm四方で、高さが18mmである。
固定部材353は、ハウジング351の一端に固定されている。圧電素子360は、固定部材353に接着剤によって固定されている。
駆動側ダイヤフラム364の素材は、金属であり、具体的にはステンレス鋼であり、さらに具体的にはSUS304又はSUS316Lである。駆動側ダイヤフラム364は、圧電素子360のプリロード(後述)を実施するために厚めに形成される(例えば300μm)。また、圧電素子360が金属製で、且つ厚めに形成されているので、ピストン362に押された際に、滑らかに湾曲する。このため、装着状態において、液体室側ダイヤフラム260も滑らかに変形させることができる。
駆動側ダイヤフラム364は、ハウジング351の他端を覆うように配置され、ハウジング351に溶接によって固定されている。
ピストン362は、圧電素子360の一端に接着剤によって固定されていると共に、駆動側ダイヤフラム364に接触するように配置されている。ピストン362は、異なる径の円柱が、同心円として積層したような形状をしている。小さい径の方が、駆動側ダイヤフラム364と接触している。このため、駆動側ダイヤフラム364は、端の方が押されず、溶接箇所には大きな力が作用しないようになっている。ピストン362及び駆動側ダイヤフラム364は、接着剤等によって固定されてはおらず、接触しているのみである。
ハウジング351の外周には、雄ネジ部351aが設けられている。分離状態から装着状態への移行は、雄ネジ部351aを、ジョイント部250に設けられた雌ネジ部253に締め付けることで実現される。
連結部310は、第1ケース311と、第2ケース312と、第3ケース313と、保持部材314と、金属板315と、第1ネジ316と、第2ネジ317と、第3ネジ318とを備える。なお金属板315は中継基板315と言い換えることもできる。
第1ケース311は、第1ネジ316によって、固定部材353に固定されている。第2ケース312は、第2ネジ317と第3ネジ318とによって、第1ケース311に固定されている。2枚の金属板315は、第1ケース311内に挿入(収容)されている。
保持部材314は、アクチュエーター用ケーブル31の端部付近に加締められることによって固定されている。第3ケース313は、第2ケース312と保持部材314とを連結するための部材である。第3ケース313は、保持部材314の外径が膨らんだ部位を引っ掛けた状態で、第2ケース312に固定されている。
アクチュエーター用ケーブル31は、上記のように固定された状態で、2枚の金属板315と導通するように接続される。金属板315は、圧電素子360の正極、負極それぞれに、配線(図示しない)によって接続される。
圧電素子360は、アクチュエーター用ケーブル31、金属板315及び上記の配線を介して入力される駆動信号に応じて伸縮する。圧電素子360が伸縮すると、ピストン362が圧電素子360の長手方向に振動する。ピストン362が振動すると、駆動側ダイヤフラム364は、この振動に追従して変形する。
圧電素子360は、伸縮を適切に実施するために、プリロードされた状態で組み付けられている。プリロードされた状態とは、圧電素子360が駆動側ダイヤフラム364に向けて押しつけられ、圧電素子360が伸縮方向に圧縮された状態のことである。プリロードの荷重は、圧電素子360の最大発生力の10〜50%であり、具体的には40〜200Nである。このため、圧電素子360に駆動信号が入力されていない状態においても、駆動側ダイヤフラム364は、ピストン362を介して、圧電素子360から力を受ける。駆動側ダイヤフラム364が金属製で、液体室側ダイヤフラム260よりも厚く形成されているのは、プリロードを保持するためである。
上記のように駆動側ダイヤフラム364が変形しているため、駆動側ダイヤフラム364は、ピストン362と接着されていなくても、圧電素子360の収縮に追従して変形できる。
図8及び図9は、液体室240付近を拡大して示す断面図である。図8は、装着状態を示す。図9は、分離状態を示す。
ジョイント部250の内部には、液体室240が設けられている。液体室240は、窪み244に、液体室側ダイヤフラム260が覆い被さることで形成される。窪み244は、ジョイント部250において、薄く円形状に窪んだ部位である。液体室側ダイヤフラム260は、圧電素子360の伸縮に応じて変形しやすいように、駆動側ダイヤフラム364よりも薄く形成される(例えば50〜100μm)。液体室側ダイヤフラム260は、直径が13〜15mmであり、ジョイント部250に溶接によって固定されている。溶接位置は、図9に示される溶接Y1として示されている。液体室側ダイヤフラム260の素材は、金属であり、具体的にはステンレス鋼であり、さらに具体的にはSUS304又はSUS316Lである。
図8に示すように、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364は、装着状態において接触する。このため、先述したように駆動側ダイヤフラム364が変形すると、液体室側ダイヤフラム260も同様に変形する。
駆動側ダイヤフラム364が変形すると、液体室240の容積が変動する。この変動によって、液体室240内に満たされた液体の圧力が変動する。液体室240内の圧力が低下した際には、入口流路241から液体が液体室240に流入する。液体室240内の圧力が上昇した際には、液体が液体室240から噴射管205に流出する。噴射管205に流出した液体は、噴射管205の先端から噴射される。液体室240内の圧力が上昇するのは間欠的なので、噴射管205からの液体の噴射は間欠的に実施される。
上記のように、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364は、一体となって変形する。つまり、液体室側ダイヤフラム260及び可動板361は、一体となって変形する。図8に示された符号460は、このように一体となって変形する液体室側ダイヤフラム260と可動板361とを合わせた合成ダイヤフラム460を示す。合成ダイヤフラム460は、装着状態において、1つのダイヤフラムと捉えることができる。
図10は、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364の溶接について説明するための図である。ハウジング351には、図10に示すように面取り351bが設けられている。面取り351bは、液体室側ダイヤフラム260を固定する溶接Y1とハウジング351とが干渉しないように設けられている。
図10に示すように、ハウジング351の先端は、駆動側ダイヤフラム364の先端よりも寸法Cだけ引っ込んでいる。この結果、装着状態において、液体室側ダイヤフラム260とハウジング351との間にクリアランスが発生する。駆動側ダイヤフラム364を固定する溶接Y2の溶接痕が、このクリアランスに位置するように、溶接を実施することで、溶接Y2と液体室側ダイヤフラム260との干渉が回避されている。
図10に示された符号255は、他の形態において設けられる逃がし部255を示す。本実施形態では、図8,図9等に示すように、逃がし部255は設けられていない。逃がし部255は、ジョイント部250の内周において、壁が内部に向かってえぐれた部位である。逃がし部255を設けることによって、雌ネジ部253の加工が容易になる。
以下、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364の詳細の形状について説明する。
図11、図12、図13は、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364付近の断面の一部を示す。図11は、分離状態を示す。図12、図13は、装着状態を示す。図11、図12、図13は、液体室側ダイヤフラム260と区別するために、駆動側ダイヤフラム364を破線で示す。
なお、図5〜図10においては、図示を簡単にするために、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364を、平らな形状として図示した。実際の液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364は、図11、図12、図13に示すように、湾曲している。但し、図11、図12、図13は、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364の曲がり具合を強調して示している。
図11に示すように、駆動側ダイヤフラム364は、分離状態において凸形状をしている。凸形状とは、外側に膨らんだ形状をしていることである。駆動側ダイヤフラム364についての外側とは、圧電素子360と反対側への向きである。つまり、圧電素子360から駆動側ダイヤフラム364への向きである。駆動側ダイヤフラム364が分離状態において凸形状をしているのは、先述したように圧電素子360がプリロードされた状態で組み付けられているからである。
駆動側ダイヤフラム364は、分離状態において、滑らかな凸形状をしている。これは、ピストン362との接触部位のみに作用するプリロードによる圧力が、駆動側ダイヤフラム364の剛性によって周囲に分散するからである。駆動側ダイヤフラム364の剛性が確保されているのは、駆動側ダイヤフラム364が金属製であり、且つ、厚めに形成されているからである。
図11に示すように、液体室側ダイヤフラム260は、分離状態において凸形状をしている。液体室側ダイヤフラム260についての外側とは、液体室240の外側への向きである。つまり、液体室240から液体室側ダイヤフラム260への向きである。液体室側ダイヤフラム260が凸形状をしているのは、凸形状になるように成形されているからである。この成形は、液体室側ダイヤフラム260が金属製であることを利用し、プレス加工によって実施される。このプレス加工は、ジョイント部250への溶接前に実施される。
図12は、装着状態において、液体室240の容積が最大になった状態(以下「最大状態」という)を示す。圧電素子360に電圧が印加されていない場合、液体室240の容積は最大になる。図13は、装着状態において、液体室240の容積が最小になった状態(以下「最小状態」という)を示す。
分離状態から装着状態に移行する際、液体室側ダイヤフラム260及び駆動側ダイヤフラム364は接触する。この接触の際、駆動側ダイヤフラム364は、圧電素子360によって支持されているので殆ど変形しない。よって、駆動側ダイヤフラム364は、分離状態(図11)と最大状態(図12)とで、ほぼ同じ形状である。
最大状態から最小状態に移行する場合、圧電素子360は外側に向かって変位するので、駆動側ダイヤフラム364は最小状態(図13)においても凸形状をしている。この凸形状は、最大状態と同様に、滑らかな形状である。このように滑らかな凸形状になるのは、先述したように、駆動側ダイヤフラム364の剛性が確保されているためである。
液体室側ダイヤフラム260は、上記の接触の際、駆動側ダイヤフラム364の形状に沿うように、内側に変形する。この結果、液体室側ダイヤフラム260は、最大状態(図12)において、外側に凹形状になる。液体室側ダイヤフラム260は、最小状態(図13)になると、更に内側に変形する。最大状態と最小状態との何れの凹形状も、駆動側ダイヤフラム364の形状に沿う形状であるので、滑らかな形状である。
液体室側ダイヤフラム260は、上記のように、何れの状態においても内側への向きに力を受けるので、装着状態において常時、外側に向かって膨らもうとする反力が発生する。しかも、この反力は、液体室側ダイヤフラム260が元々は凸形状であるので、大きな力として発生する。この大きな反力によって、液体室側ダイヤフラム260は、駆動側ダイヤフラム364と接着されていなくても、最小状態から最大状態へ移行する際における駆動側ダイヤフラム364の変形に追従して変形する。
変形例1を説明する。変形例1は、実施形態の液体室側ダイヤフラム260の代わりに、液体室側ダイヤフラム260aが用いられる。図14は、分離状態における液体室側ダイヤフラム260a及び駆動側ダイヤフラム364a付近の断面の一部を示す。
図14に示すように、駆動側ダイヤフラム364aは、実施形態の駆動側ダイヤフラム364と同様に、分離状態において凸形状である。一方、液体室側ダイヤフラム260aは、実施形態の液体室側ダイヤフラム260とは異なり、分離状態において、ほぼ平らな形状をしている。
液体室側ダイヤフラム260aは、実施形態と同様に、最大状態において、駆動側ダイヤフラム364aの形状に沿うように、内側に変形する。液体室側ダイヤフラム260aは、実施形態と同様に、最小状態において、最大状態に比べて更に内側に変形する。
変形例1によれば、液体室側ダイヤフラム260aが平らであるので、液体室側ダイヤフラム260aの製造が容易になる。さらに、液体室側ダイヤフラム260aは、圧電素子360の伸縮に伴う裏返りが発生しない。裏返りとは、内側に大きく変形したまま、元の形状に戻らなくなることである。裏返りが発生すると、外側へ膨らもうとする力が小さくなる。よって、裏返った液体室側ダイヤフラム260は、圧電素子360の伸縮への追従性が悪化する。先述した実施形態では、このような事態が発生しないよう、圧電素子360の伸縮長さ等が設計され、液体室側ダイヤフラム260の追従性が確保されている。
一方、変形例1の液体室側ダイヤフラム260aは、元の形状が平らであるので、裏返りがそもそも発生しない。よって、圧電素子360の伸縮長さを長く設計する等、設計の自由度が向上する。
このように設計の自由度を向上させつつ、液体室側ダイヤフラム260aには、実施形態と同様に、装着状態において常時、外側に向かって膨らもうとする反力が発生する。よって、実施形態と同様に、駆動側ダイヤフラム364aと接着されていなくても、最小状態から最大状態へ移行する際における駆動側ダイヤフラム364aの変形に追従して変形する。上記のような反力を発生させることができるのは、駆動側ダイヤフラム364aが凸形状であり、分離状態から装着状態に移行する際に、液体室側ダイヤフラム260が内側に変形するからである。
変形例2を説明する。変形例2は、実施形態の液体室側ダイヤフラム260の代わりに、液体室側ダイヤフラム260bが用いられる。図15は、分離状態における液体室側ダイヤフラム260b及び駆動側ダイヤフラム364b付近の断面の一部を示す。
図15に示すように、液体室側ダイヤフラム260bは、実施形態の液体室側ダイヤフラム260とは異なり、分離状態において、凹形状をしている。この凹形状は、プレス加工によって成形されたものである。
駆動側ダイヤフラム364bは、実施形態の駆動側ダイヤフラム364と同様に、分離状態において凸形状である。但し、駆動側ダイヤフラム364bは、実施形態の駆動側ダイヤフラム364よりも、凸形状の突き出しが大きい。これは、最大状態において、凹形状をした液体室側ダイヤフラム260bを、駆動側ダイヤフラム364bの形状に沿うように変形させるためである。
変形例2によれば、変形例1と同様に、液体室側ダイヤフラム260bの裏返りを抑制できる。さらに、液体室側ダイヤフラム260bの場合、分離状態における突き出しが大きい駆動側ダイヤフラム364bと組み合わせても、変形が大きくなり過ぎない。つまり、大きなプリロードによって形成された駆動側ダイヤフラム364bとの相性が良い。
本発明は、本明細書の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、先述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、先述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことができる。その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。例えば、以下のものが例示される。
図16は、駆動側ダイヤフラムと液体室側ダイヤフラムとの形状の組み合わせを示すテーブルである。2つのダイヤフラムの形状を3つずつに分類すると、組み合わせは9つになる。3つの分類とは、外に凸、平ら、外に凹のことである。
図16の(a)は、両方とも外に凸の組み合わせであり、図11に示した組み合わせに相当する。同様に、図16の(b)は図14に示した組み合わせ、図16の(c)は図15に示した組み合わせに相当する。
図16に示した組み合わせのうち、両方とも平らの組み合わせ(e)以外の何れかであってもよい。或いは、少なくとも何れか一方が外に凸の組み合わせ(a),(b),(c),(d),(g)の何れかであってもよい。
液体室側ダイヤフラムは、金属製でなくてもよい。例えば、シリコーン等の樹脂製でもよい。
駆動側ダイヤフラムは、金属製でなくてもよい。例えば、シリコーン等の樹脂製でもよい。
液体室側ダイヤフラムは、駆動側ダイヤフラムと同じ厚さでもよいし、駆動側ダイヤフラムよりも厚くてもよい。
駆動側ダイヤフラムは、金属製でなくてもよい。例えば、シリコーン等の樹脂製でもよい。
液体室側ダイヤフラムは、駆動側ダイヤフラムと同じ厚さでもよいし、駆動側ダイヤフラムよりも厚くてもよい。
ピストンは、円柱形状でもよい。つまり、ピストンは、単一の径による円柱として形成されてもよい。
ピストンは、無くてもよい。この場合、駆動側ダイヤフラムのみで可動板が構成されることになる。
ピストンは、無くてもよい。この場合、駆動側ダイヤフラムのみで可動板が構成されることになる。
ノズルユニットとアクチュエーターユニットとが一体に構成されていてもよい。このように一体となって構成されたものを、アクチュエーターユニットと捉えてもよいし、ハンドピースと捉えてもよい。
ノズルユニットは、滅菌処理することで、複数回使用してもよい。
噴射する液体は、純水でもよいし薬液でもよい。
液体噴射装置は、医療機器以外に利用されてもよい。
例えば、液体噴射装置は、噴射した液体によって汚れを除去する洗浄装置に利用されてもよいし、噴射した液体によって線などを描く描画装置に利用されてもよい。
噴射する液体は、純水でもよいし薬液でもよい。
液体噴射装置は、医療機器以外に利用されてもよい。
例えば、液体噴射装置は、噴射した液体によって汚れを除去する洗浄装置に利用されてもよいし、噴射した液体によって線などを描く描画装置に利用されてもよい。
実施形態においてはアクチュエーターとして圧電素子を用いる構成を採用したが、光メーザーを用いて液体を噴射する構成や、ポンプ等により液体を加圧し、液体を噴射する構成を採用してもよい。光メーザーを用いて液体を噴射する構成とは、光メーザーを液体に照射して液体中に気泡を発生させ、この気泡の発生によって引き起こされる液体の圧力上昇を利用する構成である。
実施形態においては間欠的に液体を噴射する構成を採用したが、連続的に液体を噴射する機能を備えた構成を採用してもよい。例えば、間欠的な噴射と連続的な噴射とを使い分けることができる構成でもよい。実施形態のハードウエア構成を利用して連続的な噴射を実施するために、アクチュエーターの駆動を停止または低下させた状態でチューブポンプのみを駆動させてもよい。この構成の場合、間欠的な噴射を切除のために実施し、連続的な噴射を洗浄のために実施してもよい。
或いは、連続的な噴射のみが実施できる構成でもよい。この構成の場合、連続的な噴射によって切除を実施してもよい。
或いは、連続的な噴射のみが実施できる構成でもよい。この構成の場合、連続的な噴射によって切除を実施してもよい。
20…液体噴射装置
30…制御部
31…アクチュエーター用ケーブル
32…ポンプ用ケーブル
35…フットスイッチ
40…吸引装置
41…吸引チューブ
50…液体供給装置
51…給水バッグ
52…スパイク針
53a…第1コネクター
53b…第2コネクター
53c…第3コネクター
53d…第4コネクター
53e…第5コネクター
54a…第1給水チューブ
54b…第2給水チューブ
54c…第3給水チューブ
54d…第4給水チューブ
55…ポンプチューブ
56…閉塞検出機構
57…フィルター
60…チューブポンプ
100…ハンドピース
200…ノズルユニット
205…噴射管
207…ノズル
210…ハンドピースケース
211…凹部
230…吸引流路部
240…液体室
241…入口流路
244…窪み
250…ジョイント部
253…雌ネジ部
255…逃がし部
260…液体室側ダイヤフラム
300…アクチュエーターユニット
310…連結部
311…第1ケース
312…第2ケース
313…第3ケース
314…保持部材
315…金属板
316…第1ネジ
317…第2ネジ
318…第3ネジ
350…駆動部
350a…駆動部
351…ハウジング
351a…雄ネジ部
353…固定部材
360…圧電素子
361…可動板
362…ピストン
364…駆動側ダイヤフラム
370…硬質材入り接着剤
371…接着剤
372…硬質材
400…吸引管
410…凸部
460…合成ダイヤフラム
500…吸引力調整機構
522…孔
30…制御部
31…アクチュエーター用ケーブル
32…ポンプ用ケーブル
35…フットスイッチ
40…吸引装置
41…吸引チューブ
50…液体供給装置
51…給水バッグ
52…スパイク針
53a…第1コネクター
53b…第2コネクター
53c…第3コネクター
53d…第4コネクター
53e…第5コネクター
54a…第1給水チューブ
54b…第2給水チューブ
54c…第3給水チューブ
54d…第4給水チューブ
55…ポンプチューブ
56…閉塞検出機構
57…フィルター
60…チューブポンプ
100…ハンドピース
200…ノズルユニット
205…噴射管
207…ノズル
210…ハンドピースケース
211…凹部
230…吸引流路部
240…液体室
241…入口流路
244…窪み
250…ジョイント部
253…雌ネジ部
255…逃がし部
260…液体室側ダイヤフラム
300…アクチュエーターユニット
310…連結部
311…第1ケース
312…第2ケース
313…第3ケース
314…保持部材
315…金属板
316…第1ネジ
317…第2ネジ
318…第3ネジ
350…駆動部
350a…駆動部
351…ハウジング
351a…雄ネジ部
353…固定部材
360…圧電素子
361…可動板
362…ピストン
364…駆動側ダイヤフラム
370…硬質材入り接着剤
371…接着剤
372…硬質材
400…吸引管
410…凸部
460…合成ダイヤフラム
500…吸引力調整機構
522…孔
Claims (14)
- 圧電素子の伸縮に伴って変形する駆動側ダイヤフラムを備える液体噴射装置用アクチュエーターユニットに対して装着される液体噴射装置用ノズルユニットであって、
前記液体噴射装置用アクチュエーターユニットに装着された場合に、前記駆動側ダイヤフラムと接触する液体室側ダイヤフラムと、
前記液体室側ダイヤフラムによって一部が区画され、室内容積が変動可能な液体室と、
前記液体室から液体を噴射するための噴射管とを備え、
前記液体室側ダイヤフラムは、湾曲している
液体噴射装置用ノズルユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凸の形状をしている
請求項1に記載の液体噴射装置用ノズルユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凹の形状をしている
請求項1に記載の液体噴射装置用ノズルユニット。 - 前記駆動側ダイヤフラムは、前記圧電素子と反対側に凸の形状をしている
請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の液体噴射装置用ノズルユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、金属製である
請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の液体噴射装置用ノズルユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、前記駆動側ダイヤフラムよりも薄い
請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の液体噴射装置用ノズルユニット。 - 液体室側ダイヤフラムによって一部が区画され、室内容積が変動可能な液体室と、前記液体室から液体を噴射するための噴射管とを備える液体噴射装置用ノズルユニットに対して装着される液体噴射装置用アクチュエーターユニットであって、
前記液体噴射装置用ノズルユニットに装着された場合に、前記液体室側ダイヤフラムと接触する駆動側ダイヤフラムと、
前記駆動側ダイヤフラムを変形させる圧電素子とを備え、
前記駆動側ダイヤフラムは、前記圧電素子と反対側に凸の形状をしている
液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、湾曲している
請求項7に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凸の形状をしている
請求項8に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記液体室側ダイヤフラムは、前記液体室の外側に凹の形状をしている
請求項8に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記駆動側ダイヤフラムは、金属製である
請求項7から請求項10までの何れか一項に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記駆動側ダイヤフラムは、前記液体室側ダイヤフラムよりも厚い
請求項7から請求項11までの何れか一項に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 前記圧電素子は、プリロードされている
請求項7から請求項12までの何れか一項に記載の液体噴射装置用アクチュエーターユニット。 - 液体噴射装置用ノズルユニットと、前記液体噴射装置用ノズルユニットに装着可能な液体噴射装置用アクチュエーターユニットとを備える液体噴射装置用ハンドピースであって、
前記液体噴射装置用ノズルユニットは、
液体室側ダイヤフラムによって一部が区画され、室内容積が変動可能な液体室と、
前記液体室から液体を噴射するための噴射管とを備え、
前記液体噴射装置用アクチュエーターユニットは、
前記液体噴射装置用アクチュエーターユニットに装着された場合に、前記液体室側ダイヤフラムと接触する駆動側ダイヤフラムと、
前記駆動側ダイヤフラムを変形させる圧電素子とを備え、
前記液体噴射装置用ノズルユニットと前記液体噴射装置用アクチュエーターユニットとが分離した状態において、前記液体室側ダイヤフラムが前記液体室の外側に凸の形状をしていることと、前記駆動側ダイヤフラムが前記圧電素子と反対側に凸の形状をしていることとの少なくとも一方が満たされる
液体噴射装置用ハンドピース。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015059274A JP2016174867A (ja) | 2015-03-23 | 2015-03-23 | 液体噴射装置用ノズルユニット、液体噴射装置用アクチュエーターユニット、液体噴射装置用ハンドピース |
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JP5277802B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2013-08-28 | セイコーエプソン株式会社 | 流体噴射装置および手術メス |
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